群馬県

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ぐんまけん
群馬県
地方 関東地方
団体コード 10000-5
ISO 3166-2:JP JP-10
面積 6,362.28km2
総人口 1,951,183
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 307人/km2
隣接都道府県
県の木 クロマツ
県の花 レンゲツツジ
県の鳥 ヤマドリ
県の魚
県の歌
県民の日
マスコット
アユ
群馬県の歌
10月28日
ぐんまちゃん
群馬県庁
所在地 371-8570
群馬県前橋市大手町1丁目1番1号
北緯36度23分26.4秒東経139度3分37.6秒
群馬県庁
外部リンク 群馬県
群馬県の位置

群馬県行政区画図

― 市 / ― 町 / ― 村

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群馬県(ぐんまけん)は、日本都道府県の一つ。関東地方の北西部に位置する。県庁所在地前橋市

栽培・養蚕繊維工業などの伝統産業に加え、畜産野菜栽培・機械工業が盛んで、県北西部は温泉保養地であるとともに、利根川上流ダム群による電力上水道供給地となっている。県南東部は都市化が進み、首都圏整備法の都市開発区域に指定され、工業地域を形成している。

Contents

概要

群馬県は日本列島内陸東部に位置し、関東地方の北西部を占める。利根川上流域であり県南東部に関東平野、県西部・北部に山地を有し、この山嶺によって日本海側会津信越地方と分けられる。海洋国家である日本において、内陸部に位置する数少ない県である。

2015年平成27年)国勢調査による群馬県の人口は197万3115人で、47都道府県中第19位。2015年(平成27年)全国都道府県市区町村別面積調による県面積は、6362.28km2で、47都道府県中、第21位である。2008年平成20年)度の県内総生産は7兆2216億円であり、世界の過半数の国の国内総生産(GDP) より大きな規模を有している[1]。日本国内で比較すると、47都道府県の中で22位である。一人当たり県民所得は268.9万円である。

名称

上代においては「毛野国」(毛の国)を形成し、これを上下に分かち「上毛野国(かみつけぬのくに)」とされ、のちに上野国となる。現在の県域はほぼ上野国と一致し、今でも異称として「上州(じょうしゅう)」「上毛(じょうもう、かみつけ)」を用いることがある。

郷土の風物・人物を詠んだ「上毛かるた」は広く県民に親しまれている。上毛かるたでは毛野国を「しのぶ毛の国二子塚」と詠んでおり、多くの古墳が築かれた古代毛野地域は、東国における有力な文化圏を形成したと考えられている。

県名は、前橋が属していた群馬郡から採用された。群馬郡は元は「くるまのこおり」と言い、藤原京木簡では「車」の一字で表記されていたが、奈良時代の初めに全国のの名を二文字の好字で表記することとなり「群馬」と書くようになった(群馬郡#歴史も参照)。群馬は「が群れる」という意味であり、貴重な馬が群れている豊かな土地であった[2][3]。この地方が古くから馬に関係あったことはよく知られている。

県民性

群馬県民の気質は、古典的な類型として、口調が荒く短気で熱しやすく冷めやすいが、正直で人情味にあふれ、義侠心が厚く陽気で楽天的であることがあげられる。内村鑑三は上州人を正直で剛毅朴訥の至誠の人と評している[4]上毛かるたに「雷と空風 義理人情」という札があり、こうした上州人気質は、からっ風に代表される激しい気象条件によって形成されたものであると説明される。近年は過疎化の進展によりこうした特質は薄らいでいるが、両毛地域の民謡である八木節音頭にみられる明るさと威勢のよさは、上州の風土と人を端的に象徴しているといえる。

からっ風に次いで、「かかあ天下」が上州名物として知られる。かかあ天下の由来としては、養蚕製糸織物といった産業による女性の経済力の高さがあったと考えられる。2014年平成26年)に、富岡市富岡製糸場など4件が「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録。2015年平成27年)には、桐生市桐生織物会館旧館など12件が「かかあ天下 ―ぐんまの絹物語―」の名で日本遺産に認定された。また、群馬県は一世帯当たりの自動車保有台数、女性の運転免許保有数が日本一多い。

マスコット

県のマスコットは、の姿をした「ぐんまちゃん」で、初代と二代目がいる。

初代ぐんまちゃんは、馬場のぼるのデザインによるもので、1983年(昭和58年)に群馬県で開催された第38回国民体育大会あかぎ国体)のマスコットキャラクターとして登場した。

二代目ぐんまちゃんは、「ゆうまちゃん」の名で、1994年(平成6年)に群馬県で開催された第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック)のマスコットキャラクターとして登場した。 2008年(平成20年)7月、東京都中央区銀座に群馬県のアンテナショップである「ぐんま総合情報センター(通称:ぐんまちゃん家)」が開設され、「ゆうまちゃん」が「ぐんまちゃん」を襲名し「二代目ぐんまちゃん」となった。

銀座5丁目にあったぐんまちゃん家は、2018年(平成30年)3月の賃貸契約の満了に伴い [5] 銀座7丁目に移転し、同年6月にリニューアルオープンした [6] [7] [8] [9] [10] [11]

魅力度

ブランド総合研究所が実施した「地域ブランド調査」では、群馬県の魅力度は47都道府県の中で40位台を推移している。都道府県別集計が始まった2009年平成21年)以来、2017年(平成29年)まで9回の調査で、最下位を含めワースト3入りを5回経験している[12]

地域ブランド調査
群馬県の順位推移
2009年(平成21年) 45位[13]
2010年(平成22年) 41位[14]
2011年(平成23年) 44位[15]
2012年(平成24年) 47位[16]
2013年(平成25年) 44位[17]
2014年(平成26年) 46位[18]
2015年(平成27年) 45位[19]
2016年(平成28年) 45位[20]
2017年(平成29年) 41位[21]

都道府県単位での評価は高くないが、市町村単位では前橋・高崎・桐生・太田の4市が以下の指標で高評価を得ている[22]

地理・地域

位置

関東の西北部に位置し、南は埼玉県、西は長野県、北は新潟県福島県、東は栃木県に囲まれた内陸県である。群馬県と福島県の県境地域は、自然環境保護のため自家用車の乗り入れが規制された尾瀬国立公園となっており、車両による往来ができない[23]

県の形が羽を広げたのように見えるため、上毛かるたでは「つる舞う形の群馬県」という札がある。そのため、群馬県人は地域をさすのに鶴の一部に見立てた表現を用いることがある。群馬県の広報番組では、県最東端の板倉町を「鶴のくちばし[24]、県東南部に位置する館林市は、市の位置を「鶴の頭の部分」であると説明している[25]

自然公園

地勢

県域東南部は関東平野となっており、県の人口の7割ほどが集中している。県内の地域ごとに拠点都市が分散していることから明確な首位都市が存在しない。県域南部は中毛西毛東毛の三地域に区分される。県中央部にあたる中毛地域は、県庁所在地前橋市や、銘仙の産地・伊勢崎市がある。県西部の西毛地域は、首都圏信越地域を結ぶ交通の要衝・高崎市がある。前橋市と高崎市周辺は両翼都市として県の中心地域となっている。 県東部の東毛地域は、織物業が盛んで織都と称される桐生市SUBARUスバル)の所在地で自動車産業を中心とする工業都市・太田市がある。

県域西部から北部にかけて関東山地三国山脈などの山地が連なり、長野県との県境にある浅間山を始め、新潟県との県境に近い谷川岳赤城山榛名山妙義山上毛三山がある。県域北部の北毛地域にあたる標高の高い山岳地帯では豪雪地帯に指定されることが多く、スキー場も多い。浅間山草津白根山は活動度が高い活火山であり、国際的な観光地草津温泉を始め伊香保温泉水上温泉四万温泉万座温泉など温泉地が豊富である。

大水上山を水源とする利根川は、吾妻川神流川渡良瀬川など県内の諸河川を集め、東流して太平洋及び東京湾に注ぐ。分水嶺を挟んだ県域である信濃川流域の野反湖阿賀野川流域の尾瀬の水は日本海へ注ぎ、関東地方日本海側河川の集水域になっているのは群馬県だけである。また、利根川流域の一つ鏑川の源流は長野県佐久市となり長野県域を源流に持つ。

気候

日本の気候区分では北毛日本海側気候吾妻郡西毛中央高地式気候中毛東毛太平洋側気候であり、標高差も大きいため他の関東地方の都県と比較して気候差が大きい。気象庁観測所の観測値に基づくと、ケッペンの気候区分では、前橋、高崎、中之条、下仁田、神流、桐生などの県下主要都市を含む中南部地域の大部分が温帯夏雨気候に類される。このほか、みなかみ町藤原において西岸海洋性気候、沼田とみなかみ町幸地、館林において温暖湿潤気候、草津と嬬恋村田代において亜寒帯湿潤気候が見られる。

南北で気候の差が大きく、前橋伊勢崎館林などを中心とした南部では熊谷など埼玉県北部と同様、赤城山秩父山地からのフェーン現象と東京都心のヒートアイランド現象によって発せられた熱風の影響で猛暑日に達することがよくあり、40度前後まで上がることもあるなど日本でも有数の酷暑地帯となる。特に前橋市や伊勢崎市では前述のヒートアイランド現象やフェーン現象が顕著に現れ、日没後も気温が下がりにくい状態が続く。館林市では2010年から3年連続で猛暑日の年間日数の国内最多を記録している。対して北部は気温が低く、上がっても30°Cを少し越える程度。特に標高1000mを超える草津などは真夏日はおろか、夏日が観測されることさえ少ないほど冷涼であるなど、県内でも地域によって極端な差がみられる。また、南部ではこの高温の影響によりが多く上州名物として全国的に知られており[26]、また雷雲が北部山岳地から太平洋に抜ける通り道となっていることから、かみなり銀座とも呼ばれる。

は南部では他地域の関東平野と同様に乾燥した晴れの日が多く雪は少ないが、風が強い(赤城おろし)。気温は晴れれば10°Cを越えることも多いが、関東地方の中では寒気の影響を受けやすいため日中でも晴れても5度前後までしか上がらないこともある。また、内陸にあるため冬日は比較的多いが、季節風が強いために、隣接する栃木県及びその東隣の茨城県に比べると朝晩の冷え込みは緩やかであり、1月の最低平均気温は前橋が-0.8°C、伊勢崎が-0.6°Cと高く、南関東のさいたま市(-1.5°C)、多摩地方の府中市(-0.9°C)、房総の佐倉(-2.0°C)よりも高く最低気温が下がりにくい。真冬日はほとんどない。ただし、前述したとおり季節風が強いため、実際の気温よりも低く感じられることが多い。北部は日本海からの雪雲の影響でが多く(みなかみ町藤原では2006年1月26日に301cmの積雪深を観測)、豪雪地帯片品村は関東地方唯一の特別豪雪地帯)に指定されている地域が多い。気温も南部と比較すると夏同様に低く、冬日はほぼ毎日、真冬日もよく観測される。また、標高が1000mを超える北東部の尾瀬周辺と西部の嬬恋村長野原町北軽井沢などは特に、冷え込みが厳しく、放射冷却により時にマイナス20度以下まで冷え込むことがあるほどであるが、みなかみ町などの北部と違って西部の高原地帯は比較的降雪量は少ない。

年間平均気温・降水量

年平均気温は南部(前橋)で14.6°C、北部(沼田)で11.6°Cであり、最も高いのは伊勢崎で15.3°C、最も低いのは嬬恋村田代で7.2°Cである。内陸にあるため、南北ともに一日の気温差が大きい。年間の降水量は南部では1,200mm前後の地点が多い。北部は1,100mm - 1,700mm程度で、南部と比べると地域差が大きい。

県内各地の平年値(出典:気象庁気象統計情報
平年値
(月単位)
北部 南部
北毛 吾妻 中毛 西毛 東毛
沼田 みなかみ町 片品 中之条 草津 嬬恋村
田代
前橋 伊勢崎 高崎市 藤岡 下仁田町
西野牧
神流 桐生市 館林
藤原 幸知 上里見町 榛名山 広沢町 黒保根町
平均
気温
°C
最暖月 24.3
(8月)
21.5
(8月)
22.8
(8月)
- 24.4
(8月)
19.5
(8月)
19.5
(8月)
26.4
(8月)
27.1
(8月)
25.5
(8月)
- - 23.9
(8月)
23.8
(8月)
26.0
(8月)
- 26.9
(8月)
最寒月 -0.3
(1月)
-2.7
(1月)
-1.3
(1月)
- 0.2
(1月)
-4.2
(1月)
-4.6
(2月)
3.5
(1月)
4.1
(1月)
2.4
(1月)
- - 1.0
(1月)
0.6
(1月)
3.2
(1月)
- 3.7
(1月)
降水量
mm
最多月 169.5
(9月)
228.4
(1月)
206.0
(8月)
175.6
(9月)
215.2
(8月)
265.2
(7月)
232.3
(9月)
220.6
(9月)
203.0
(7月)
240.1
(8月)
442.2
(8月)
196.2
(9月)
215.8
(9月)
225.6
(9月)
196.7
(9月)
246.1
(8月)
171.8
(9月)
最少月 36.7
(12月)
93.2
(4月)
93.4
(11月)
54.7
(12月)
28.3
(12月)
54.7
(12月)
42.6
(12月)
23.1
(12月)
19.7
(2月)
22.0
(12月)
30.4
(12月)
22.6
(12月)
19.4
(12月)
22.2
(12月)
27.5
(12月)
27.3
(1月)
32.4
(12月)
降水
日数
(日)
最多月 15.4
(7月)
22.5
(1月)
19.3
(1月)
15.7
(7月)
15.7
(7月)
18.5
(7月)
16.4
(7月)
14.9
(7月)
14.8
(7月)
16.9
(7月)
19.0
(7月)
14.0
(7月)
16.5
(7月)
15.3
(7月)
15.4
(7月)
17.0
(7月)
13.2
(7月)
最少月 6.4
(12月)
12.9
(5月)
12.5
(4月、5月)
8.1
(11月)
4.7
(1月、12月)
9.0
(11月)
7.3
(12月)
2.8
(12月)
3.3
(1月)
3.4
(12月)
4.9
(12月)
2.8
(12月)
3.9
(1月、12月)
3.1
(12月)
3.2
(12月)
3.7
(12月)
3.2
(12月)

地域

地域区分

ファイル:群馬県地域区分.png
群馬県の地域区分。

群馬県庁による5地域区分。2005年(平成17年)度から2014年(平成26年)度まで設置されていた5つの県民局の管轄区域に相当する。

元々は以下の4地域で構成されている。地方裁判所地方検察庁の管轄では、吾妻地区は本庁に、東毛は桐生地区と太田地区に分けられ、前橋・高崎・桐生・太田・沼田の5地域区分となる。

  • 中毛地域(前橋市、伊勢崎市、渋川市、北群馬郡、佐波郡)
  • 西毛地域(高崎市、藤岡市、富岡市、安中市、多野郡、甘楽郡)
  • 東毛地域(桐生市、太田市、館林市、みどり市、邑楽郡)
  • 北毛地域(沼田市、利根郡、吾妻郡)

以下は広域市町村圏などによる10地域区分である。高崎と安中、太田と邑楽館林は同一の広域市町村圏を構成している。税務署の管轄では、渋川地区と安中地区は高崎税務署の管内に、太田地区は館林税務署の管内に含まれ、前橋・高崎・桐生・伊勢崎・沼田・館林・藤岡・富岡・中之条の9地域区分となる。

  • 前橋地区(前橋市)
  • 伊勢崎地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 渋川地区(渋川市、北群馬郡)
  • 高崎・安中地区(高崎市、安中市)
  • 藤岡地区(藤岡市、多野郡)
  • 富岡地区(富岡市、甘楽郡)
  • 沼田地区(沼田市、利根郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 桐生地区(桐生市、みどり市)
  • 太田・館林地区(太田市、館林市、邑楽郡)

以下は昭和前期に設置されていた地方事務所による10地域区分である。

  • 勢多地区(前橋市、勢多郡)
  • 群馬地区(高崎市、群馬郡)
  • 多野地区(多野郡)
  • 北甘楽地区(北甘楽郡)
  • 碓氷地区(碓氷郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 利根地区(利根郡)
  • 佐波地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 新田山田地区(桐生市、新田郡、山田郡)
  • 邑楽地区(邑楽郡)

以下は二次医療圏・土木事務所による12地域区分である。警察署の管轄では、前橋地区は前橋・前橋東に、吾妻地区は吾妻・長野原に、館林地区は館林・大泉に分けられ、前橋・前橋東・伊勢崎・渋川・高崎・藤岡・富岡・安中・沼田・吾妻・長野原・桐生・太田・館林・大泉の15地域区分となる。

  • 前橋地区(前橋市)
  • 伊勢崎地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 渋川地区(渋川市、北群馬郡)
  • 高崎地区(高崎市)
  • 藤岡地区(藤岡市、多野郡)
  • 富岡地区(富岡市、甘楽郡)
  • 安中地区(安中市)
  • 沼田地区(沼田市、利根郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 桐生地区(桐生市、みどり市)
  • 太田地区(太田市)
  • 館林地区(館林市、邑楽郡)

以下は郡市による12地域区分である。1949年昭和24年)10月1日の北群馬郡設置以後、平成の大合併による郡市の再編まで用いられた。

  • 勢多・前橋地区
  • 佐波・伊勢崎地区
  • 北群馬・渋川地区
  • 群馬・高崎地区
  • 多野・藤岡地区
  • 甘楽・富岡地区
  • 碓氷・安中地区
  • 利根・沼田地区
  • 吾妻地区
  • 山田・桐生地区
  • 新田・太田地区
  • 邑楽・館林地区

地域区分対照表

四区分 五区分 十区分 十二区分 市郡町村
中毛 中部 前橋 前橋 前橋市
伊勢崎 伊勢崎 伊勢崎市佐波郡玉村町
渋川 渋川 渋川市北群馬郡榛東村吉岡町
西毛 西部 高崎・安中 高崎 高崎市
安中 安中市
藤岡 藤岡 藤岡市多野郡上野村神流町
富岡 富岡 富岡市甘楽郡下仁田町南牧村甘楽町
北毛 利根 沼田 沼田 沼田市利根郡片品村川場村昭和村みなかみ町
吾妻 中之条 中之条 吾妻郡中之条町長野原町嬬恋村草津町高山村東吾妻町
東毛 東部 桐生 桐生 桐生市みどり市
太田・館林 太田 太田市
館林 館林市邑楽郡板倉町明和町千代田町大泉町邑楽町

市町村

群馬県には、35の市町村がある。以下、127158を記載する。市制施行が可能な町はなし、町制施行が可能な村は榛東村の1村。「町」「村」の読み方はそれぞれすべて「まち」「むら」。

人口は2018年4月1日現在。県庁所在地の前橋市が約33万人、隣接する高崎市が約37万人であり、実質的に双子都市となっているが、行政面では別々の地域とされることがほとんどである。岡山県岡山市倉敷市埼玉県の旧浦和市と旧大宮市(現・さいたま市)の関係に似ている。

中毛地域

中毛地域は、群馬県中南部を占める地域である。3市2郡2町1村がある。西毛北毛東毛、埼玉県大里児玉の各地域と接する。前橋市・伊勢崎市・玉村町が、前橋・高崎地方拠点都市地域の一部に含まれ、前橋市が西毛の高崎市とともに地域の中心都市に指定されている。

西毛地域

西毛地域は、群馬県西南部を占める地域である。4市2郡3町2村がある。吾妻中毛、埼玉県秩父児玉、長野県東信地方と接する。高崎市・藤岡市が、前橋・高崎地方拠点都市地域の一部に含まれ、高崎市が中毛の前橋市とともに地域の中心都市に指定されている。

北毛地域

北毛地域は、群馬県北部を占める地域である。1市2郡5町5村がある。西毛中毛東毛、栃木県上都賀、福島県会津、新潟県中越、長野県北信東信地方と接する。

東毛地域

東毛地域は、群馬県東南部を占める地域である。4市1郡5町がある。中毛利根沼田、栃木県上都賀下都賀安足、埼玉県北埼玉大里の各地域と接する。全域が東毛地方拠点都市地域に含まれ、桐生市・太田市・館林市が地域の中心都市に指定されている。

都市圏

1980年
昭和55年
1990年
平成2年
1995年
平成7年
2000年
平成12年
2005年
平成17年
2010年
平成22年
前橋 都市圏
341331人
前橋 都市圏
449543人
前橋 都市圏
455681人
前橋 都市圏
458996人
前橋 都市圏
462923人
前橋 都市圏
1453528人
渋川 都市圏
77891人
高崎 都市圏
457317人
高崎 都市圏
506006人
高崎 都市圏
524792人
高崎 都市圏
532271人
高崎 都市圏
535554人
桐生 都市圏
205240人
桐生 都市圏
192286人
桐生 都市圏
189176人
桐生 都市圏
185540人
桐生 都市圏
180152人
伊勢崎 都市圏
159064人
伊勢崎 都市圏
175206人
伊勢崎 都市圏
184394人
伊勢崎 都市圏
194232人
伊勢崎 都市圏
202447人
富岡 都市圏
88256人
富岡 都市圏
86671人
富岡 都市圏
85011人
富岡 都市圏
83570人
富岡 都市圏
81151人
太田 都市圏
161945人
太田 都市圏
273994人
太田 都市圏
283861人
太田 都市圏
288046人
太田 都市圏
453513人
太田 都市圏
449748人
大泉 都市圏
63829人
足利 都市圏
165753人
足利 都市圏
167615人
足利 都市圏
165588人
足利 都市圏
163066人
館林 都市圏
96083人
館林 都市圏
102533人
館林 都市圏
103645人
館林 都市圏
106033人
館林 都市圏
106645人
館林 都市圏
105523人
沼田 都市圏
73351人
沼田 都市圏
73555人
沼田 都市圏
82213人
沼田 都市圏
86121人
沼田 都市圏
93927人
沼田 都市圏
89032人

市外局番・単位料金区域

群馬県内には、7つの市外局番と、10の単位料金区域(MA)が存在する。

市外局番 MA 番号区画
コード 番号区画名
027 前橋 185 前橋市
高崎 186 高崎市(新町を除く)、安中市
0270 伊勢崎 184 伊勢崎市佐波郡
0274 富岡 187 富岡市甘楽郡
藤岡 188 高崎市(新町)、藤岡市多野郡、埼玉県児玉郡神川町(上阿久原、下阿久原、矢納、渡瀬)
0276 太田 189 太田市(市場町、大久保町、大原町、藪塚町、山之神町、寄合町、六千石町を除く)、館林市邑楽郡、埼玉県熊谷市(妻沼小島)
0277 桐生 190 桐生市、太田市(大久保町、大原町、藪塚町、山之神町、寄合町、六千石町)、みどり市
0278 沼田 191 沼田市利根郡
0279 渋川 192 渋川市北群馬郡吾妻郡中之条町(赤岩、入山、太子、小雨、生須、日影を除く)、高山村東吾妻町
長野原 193 吾妻郡(長野原町嬬恋村草津町、中之条町(赤岩、入山、太子、小雨、生須、日影))

※太田市の市場町は足利MAに含まれる。

気象注意報・警報の細分区域

一次細分 二次細分 市郡
北部 利根・沼田地域 沼田市・利根郡
吾妻地域 吾妻郡
南部 前橋・桐生地域 前橋市・桐生市・渋川市・みどり市・北群馬郡
伊勢崎・太田地域 伊勢崎市・太田市・館林市・佐波郡・邑楽郡
高崎・藤岡地域 高崎市・藤岡市・富岡市・安中市・多野郡・甘楽郡

市町村合併

旧5市

  • 昭和の大合併(1954年(昭和29年))前から市制施行していた前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市の総称。いずれも平野部に位置する都市である。
  • 人口は高崎市の約37万人を筆頭に、前橋市約34万人、太田市約22万人、伊勢崎市約21万人、桐生市約12万人と続く。前橋市・高崎市は中核市、伊勢崎市・太田市は施行時特例市に指定されている。
  • 上毛かるたの役札「五市札」(お/か/め/き/け)になっており、団体戦の場合「五市札」を揃えると、20点が加算される。
    • 「お」 - 太田市 - 「太田金山子育呑龍(こそだてどんりゅう)」
    • 「か」 - 高崎市 - 「関東と信越つなぐ高崎市」
    • 「め」 - 伊勢崎市 - 「銘仙織出す伊勢崎市」
    • 「き」 - 桐生市 - 「桐生は日本の機どころ」
    • 「け」 - 前橋市 - 「県都前橋生糸の市」
  • 全日本実業団対抗駅伝大会では、中継所のある上記5市のほか、佐波郡玉村町、みどり市を通過する。
    • 前橋市(群馬県庁、公田中継所)
    • 高崎市(高崎中継所)
    • 佐波郡玉村町
    • 伊勢崎市(伊勢崎中継所、赤堀中継所)
    • 太田市(太田中継所)※尾島中継所は廃止されたが、通過はする。
    • 桐生市(桐生中継所)
    • みどり市(笠懸地区)

新5市

  • 1954年(昭和29年)4月1日 昭和の大合併により一斉に市制施行した沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市の総称。

昭和以前の合併

群馬県の廃止市町村一覧を参照のこと

平成の大合併

歴史

先史

旧石器時代 - 1979年昭和54年)に国の史跡に指定された岩宿遺跡を始め旧石器時代の遺跡が多い。現在では、150以上の遺跡が発見されている。そのなかの一つ、2千数百年前の下触牛伏(しもふれうしぶせ)遺跡(伊勢崎市)は大規模な集落であり、出土した石器・石材は2000点余りに上った。武井遺跡(桐生市新里町武井)からは10万点余りの槍先尖頭器を中心とする石器やこぶし大の石[27]が大量に発見されている。これらの石器の石材は近くの渡良瀬川や栃木・長野県のものがみられ、この時代には既に人や物の交流・交易が行われていたことが分かる。また食料としては、ナウマンゾウオオツノジカなどの大型哺乳動物、シカイノシシなどの動物、それにウドゼンマイヤマゴボウユリ根・クルミなどであった[28]

上毛野国(かみつけぬのくに)は古代東国の一大中心地で、4世紀前半から前方後円墳が出現した。前橋天神山古墳、朝子塚古墳(太田市)、浅間山古墳(高崎市)、太田天神山古墳など東日本最大規模の古墳が築かれた。また、太田市飯塚町にて埴輪挂甲(けいこう)の武人が出土し、国宝に指定された。6世紀の中頃に榛名山が大爆発を起こした。その時の爆発で軽石の下敷きになった村がそっくり姿を現した。黒井峯遺跡(子持村)である。そこからは大小の竪穴式住居址、倉庫や納屋、家畜小屋、水田や畑が発掘されている。これまで不明であった古墳時代の集落構造の資料を提供することとなった。

古代

ファイル:Akagiyama ono.jpg
赤城山山頂にある赤城神社

律令制の下では東山道上野国で、国司が国を治める国府の所在地は現在の前橋市元総社町付近であったと推定されているが、その遺跡は確認されていない。周辺に国分寺国分尼寺の跡がある。10世紀の郡は、碓氷(うすい)・片岡・甘楽(かんら)・多胡・緑野(みとの)・那波・群馬(くるま)・吾妻(あがつま)・利根・勢多・佐位・新田・山田(やまた)・邑楽(おうら)の14、郷は102(『和名類聚抄』)。和銅4年(711年)、多胡郡は片岡・緑野・甘楽の3郡から300戸を割いて設けられた。

延喜式神名帳に記載される名神大社としては、後に一ノ宮となった貫前神社(富岡市)[29]赤城神社(前橋市に論社3社)、伊香保神社(渋川市)があり、高崎市の辛科神社は渡来系の神社として知られている。この辺りには古くから渡来人が多かったようで、8世紀始めに甘楽、緑野、片岡各郡から6郷を割き、多胡郡が成立した。多胡郡建郡を記念する多胡碑[30]など上野三碑が古代の金石文として知られる。

中世

荘園や御厨、国衙領が成立し、それを基盤として中小武士団が勃興した。県東部の邑楽・新田・佐位郡と北部の利根・吾妻、西部の碓氷・多胡郡は郡域が荘園化し、一方で群馬郡・甘楽郡はほぼ全域が国衙領として渋川郷(保)・桃井郷・白井保・長野郷・和田郷・岡本郷などが成立した。他は混在している。このため武士団の出自に地域傾向がある。

まず県北部から東部にかけては秀郷流藤原氏(佐位・那波・林・薗田・大胡・山上氏)が入り、続いて東部の新田荘に新田氏一族(新田本家・里見・山名・得河・世良田・岩松)が入り拡大した。県南部は秩父党系(小幡・飽間・小林氏)が武蔵から入った。多胡郡は荘園として源義賢が開発し、のちに多胡氏が拠った。一方国衙領がほとんどの群馬郡・甘楽郡では、在庁宮人系と推測される諸氏(渋川・桃井・長野・和田・岡本氏など)が勃興した。

これらの武士団は、新田一族を除き中世の騒乱のなかで力を失っていった。まず治承・寿永の乱で、源義仲が多胡郡から県西部に影響力を持ち、東部では新田荘の新田義重が自立した。隣接する足利には秀郷流藤原氏の惣領・藤原姓足利氏が平家側にあった。一方秀郷流藤原氏の一族・新田氏の分家(里見・山名)や多くの武士は源頼朝に従った。その後、最終的に源頼朝の勝利に終わった結果、源義仲についた今井氏・佐位氏・那波氏・桃井氏、平家についた藤原姓足利氏が没落、新田義重も地位が低下した。頼朝についた武士団は鎌倉御家人となった。鎌倉期には和田合戦で渋川氏が没落した。在地領主が没落したのちには、新たに領主が入り、同じ名の氏族を名乗った。藤姓那波氏旧領には大江氏系の那波氏が、渋川氏・桃井氏は源姓足利氏の一族が入った。

鎌倉末期になると、新田義貞足利尊氏とともに後醍醐天皇鎌倉幕府討幕運動に参加し、建武の新政にも参画した[31]。ただし惣領家が力を失った新田氏は一族としてまとまらず、里見・山名氏は足利尊氏についている。また幕府側についた武士団(白井氏・大胡氏・山上氏)もあった。新田義貞戦死後は南朝に付いた新田本家・世良田氏が没落し、里見・山名氏はその本拠地を県外へ移し、足利について新たに新田惣領を継承した岩松氏が新田荘を中心に勢力を維持した。一方、鎌倉幕府滅亡時に白井氏・観応の擾乱で多胡氏が没落、山上氏は幕府側から擾乱時に尊氏方に移るなど、内乱で没落したり疲弊したりして独自勢力をもてなかった。一族が多い秀郷流藤原氏は惣領家(藤原姓足利氏)が滅亡してまとまれず、結果、室町時代において岩松氏以外の上州武士は国人一揆たる白旗一揆に参加していた。観応の擾乱後、岩松氏を除き上州白旗一揆に参加した上州武士は、守護として入った山内上杉家の被官化した。ただし「衆」として被官化されたのちもその形式を残しており、解体は戦国大名の登場を待つことになる。また山内上杉家家臣の長尾氏が土着し、白井長尾家と総社長尾家が成立した。

享徳の乱で関東が戦国時代に入ると、県域南部が武蔵国五十子(埼玉県本庄市)を本拠に鎌倉公方堀越公方)を補佐する山内上杉家の影響力が及び、北部は越後国守護代長尾氏の勢力下、新田郡に自立的な岩松氏(のち下克上され横瀬氏)がある形で推移した。戦国期の関東情勢は鎌倉公方が分裂し、伊豆の堀越公方に属する両上杉氏らと、下総国古河に本拠を置く古河公方が対立し複雑に推移し、山内上杉家は北関東の有力戦国大名として成長するが、相模国に台頭した新興勢力である後北条氏と対立し、後北条氏は甲斐国武田氏駿河国今川氏と三国同盟を結び天文15年(1546年)の河越夜戦において山内上杉家を駆逐し、上野にも後北条氏の勢力が及び、こうした情勢のなか上野の国衆は上杉・北条両氏に属し離合集散を繰り返した。ただし、信濃国佐久郡に近い一部の国衆は同地に進出した武田氏に属している。

越後国では守護代長尾氏による統一が進んでいたが山内上杉家は長尾氏を頼り、長尾景虎(上杉謙信)は山内上杉家の家督と関東管領職を継承し、北信濃における武田氏との抗争(川中島の戦い)と平行して上野や北関東地域において後北条氏と抗争した。

上杉・武田両氏の川中島の戦いは永禄4年(1561年)の第四次合戦を機に収束するが、武田氏は上杉氏の圧迫を受けていた自己傘下の小幡氏の旧領復帰を口実に上野進出の機会をうかがっており、上野における後北条氏の反攻と呼応して西上野侵攻を行って上杉傘下にあった有力国衆長野氏を滅ぼすなど、上野においては上杉氏と武田・後北条氏との抗争が展開された。

永禄11年(1568年)には甲相同盟が破綻して武田・後北条氏が対立関係となり、永禄12年(翌年)には上杉氏と後北条氏との間で越相同盟が締結される。さらに甲相同盟は元亀2年(1571年)に回復され、天正7年(1579年)には越後における御館の乱と関係して武田・上杉間で甲越同盟が締結され武田・後北条間は敵対関係となり、こうした複雑な外交情勢のなか上野は三者の接する係争地となった。そして豊臣秀吉による小田原征伐で後北条氏が没落すると、徳川家康の配下の武将が入ることになる。

このような山内上杉氏・後北条氏・武田氏・長尾上杉氏が争う中で、鎌倉頃からの土着武士は完全に没落し、戦国大名の家臣として新たに入った武士が近世は上州を領地としていった。

近世

江戸時代初期には東国の北の守りとして主に譜代大名が上州に配置され、前橋藩高崎藩沼田藩館林藩安中藩小幡藩伊勢崎藩吉井藩七日市藩などがあり、交代寄合旗本では岩松(新田)氏の岩松陣屋があった。また岩鼻には上野国内の幕府領を支配する代官陣屋岩鼻陣屋)が置かれた。

江戸時代から昭和初期にかけては、桐生織を中心に、当時の基幹産業である絹織物生産の中心地となった[32]。上州の女性が家庭社会において従属的な位置に甘んじることなく元気溌剌としている大きな理由は、養蚕織物業によって女性であっても多くの収入を得られたからである。

これは加齢年齢にも影響を受けない練達技巧である。いわゆる「かかあ天下(でんか)と空っ風」である。[33]「かかあ天下」は、「女性(妻)に頭が上がらない男性(夫)」とか「妻の尻に敷かれている夫」と取られがちだが、そうではなく、上州の男が自分の妻を感謝・尊敬し、自慢する意味で「ウチの母(かかあ)は天下一」という意味を持っている。

養蚕業は原始的ながら複雑な工程を経るため、群馬県(埼玉県北部上武地域を含む)では養蚕業に由来する社会行事が多く残っている。民俗学的に優れた材料の宝庫ともいえ、評価が高い。往々にして写真美術の題材になるなど、養蚕業の深奥はいまだに尽きるところがない。養蚕製糸業は当然製造工学的な技術発展をうながしており、これを背景に大正時代には日本最大の飛行機会社となった中島飛行機が設立された。

近現代

第二次世界大戦中には疎開地として多くの民衆企業を受け入れた。軍需工場が集中する高崎市街地、前橋市街地、伊勢崎市街地、桐生市街地、中島飛行機太田製作所、小泉製作所はそれ故に米軍による市街地空襲の標的となり、その内、高崎市、前橋市、伊勢崎市、太田町(現:太田市)の一部、などの市街地は甚大な被害を受けた(桐生市は確認されているのが戦闘機による機銃掃射のみでほとんど被害なし)。戦後はこれまでの平野部の農業、工業製造業も復活したが、娯楽民生に技術を転用した好例として遊技機(パチンコ機パチスロ機)の製造販売が盛んである。製造業の系譜は途切れることなく、また女性の社会参加も同様である。県民の一世帯当たりの自家乗用車保有台数は全国でも首位を争うほどである。一家に親世代子世代用の各乗用車に加え一定の労務に従事する女性のための乗用車を用意しているのが各統計に見られる多くの姿である。

政治的にも、経済的にも首都圏にありながら保守土着の性質がいまだに残り、自由民主党の勢力が強く「保守王国」と呼ばれる。また、有力議員が当選回数を重ねて首班指名を受けるという現代保守政治の手続に忠実な意識である。戦後には福田赳夫(高崎市)、中曽根康弘(高崎市)、小渕恵三中之条町)、福田康夫高崎市)と4人の総理大臣を輩出している。しかし、2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙では、自民党への逆風から5議席中3議席を民主党に奪われ、政権交代の象徴的選挙区として全国から注目を浴びた。

主要年表

古代

中世

近世

明治

大正

昭和

平成

※各市町村の人口は合併発足当時のもの。

人口

県人口は、1,973,115人(2015年平成27年)国勢調査)で、都道府県で19位(都道府県の人口一覧)である。国勢調査最大人口は、2000年(平成12年)の2,024,852人であり、都道府県で19位であった。上毛かるたには、県の人口を詠んだ「力あわせる二百万」という札がある。

2000年平成12年)の国勢調査で人口順位が上位100位内の市は、前橋(75位)・高崎(90位)の2市であった(都道府県庁所在地と政令指定都市の人口順位)。各年の国勢調査で人口順位が上位50位内に入ったことのある市は、前橋(最高位:1920年(大正9年)35位)・桐生(最高位:1935年(昭和10年)50位)の2市であった。

ファイル:Growth rate map of municipalities of Gunma prefecture, Japan.svg
群馬県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
増加
  7.5 - 9.99 %
  5.0 - 7.49 %
  2.5 - 4.99 %
  0.0 - 2.49 %
減少
  0.0 - 2.5 %
  2.5 - 5.0 %
  5.0 - 7.5 %
  7.5 - 10.0 %
  10.0 % 以上
群馬県(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

人口密度

2010年平成22年)国勢調査による群馬県の人口密度は、1平方キロメートルあたり315.6人で、47都道府県で21位、関東7都県では6位。人口密度が1平方キロメートルあたり1,500人以上の市町村は大泉町のみで、可住地人口密度が1平方キロメートルあたり1,500人以上の市町村は高崎桐生・大泉の3市町である。

群馬県及び県内主要市町 平成22年国調人口密度・可住地人口密度
県市町 総人口
(人)
総面積
(km2
人口密度
(人/km2)
可住地
面積
(km2
可住地
人口密度
(人/km2)
群馬県 2,008,068 6362.33 315.6 2,293.73 875.5
前橋市 340,291 311.64 1,091.9 236.62 1,438.1
高崎市 371,302 459.41 808.2 245.15 1,514.6
桐生市 121,704 274.57 443.3 77.39 1,572.6
伊勢崎市 207,221 139.33 1,487.3 139.05 1,490.3
太田市 216,465 175.66 1,232.3 166.45 1,300.5
沼田市 51,265 443.37 115.6 103.60 494.8
館林市 78,608 60.98 1,289.1 60.52 1,298.9
渋川市 83,330 240.42 346.6 114.70 726.5
藤岡市 67,975 180.09 377.5 76.31 890.8
富岡市 52,070 122.90 423.7 77.20 674.5
安中市 61,077 276.34 221.0 110.53 552.6
みどり市 51,899 208.23 249.2 41.22 1,259.1
吉岡町 19,801 20.50 965.9 16.76 1,181.4
中之条町 18,216 439.28 41.5 71.75 253.9
みなかみ町 21,345 780.91 27.3 167.23 127.6
玉村町 37,536 25.81 1,454.3 25.62 1,465.1
大泉町 40,257 17.93 2,245.2 17.90 2,249.0
邑楽町 27,023 31.12 868.3 30.69 880.5

人口変遷

第1回国勢調査が実施された1920年大正9年)の県人口は約105万人であり、47道府県中23位であった。人口3万人以上の市町村は前橋高崎桐生の3市町であった。2000年平成12年)国勢調査での県人口は約202万人であり、47道府県中19位。人口3万人以上の市町村は前橋・高崎・桐生・伊勢崎太田沼田館林渋川藤岡富岡安中群馬玉村大泉の15市町で、DID(人口集中地区)のある市町村は前橋・高崎・桐生・伊勢崎・太田・沼田・館林・渋川・藤岡・富岡・新町吉井・境・玉村・大間々・大泉の16市町であった。

下表には、全てのとその中心市街を構成する旧町(前橋・高崎・桐生・伊勢崎・太田・沼田・館林・渋川・藤岡・富岡・安中・大間々/みどり)、税務署の所在町(中之条)、警察署の所在町とその中心市街を構成する旧町(/吾妻/東吾妻長野原小泉/大泉)、警察署の旧所在町(大胡下仁田松井田・境)、税務署・警察署の非所在町のうち人口集中地区の設定町と旧設定町(草津・吉井・新町・玉村)、人口集中地区の非設定町のうち人口3万人以上の町とその旧町(金古/群馬)の計25市町の国勢調査人口の変遷を記載した。

群馬県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷 (大正・昭和前中期)
1920年
大正9年)
1925年
(大正14年)
1930年
昭和5年)
1935年
(昭和10年)
1940年
(昭和15年)
1947年
(昭和22年)
1950年
(昭和25年)
1955年
(昭和30年)
1960年
(昭和35年)
1965年
(昭和40年)
群馬県
1,052,610
群馬県
1,118,858
群馬県
1,186,080
群馬県
1,242,453
群馬県
1,299,027
群馬県
1,572,787
群馬県
1,601,380
群馬県
1,613,549
群馬県
1,578,476
群馬県
1,605,584
前橋市
62,325
前橋市
73,688
前橋市
84,925
前橋市
87,181
前橋市
86,997
前橋市
90,432
前橋市
97,394
前橋市
171,265
前橋市
181,937
前橋市
198,745
高崎市
36,792
高崎市
45,698
高崎市
59,928
高崎市
64,283
高崎市
71,002
高崎市
88,483
高崎市
92,964
高崎市
125,195
高崎市
142,152
高崎市
173,887
桐生町
37,674
桐生市
42,553
桐生市
52,906
桐生市
76,145
桐生市
86,086
桐生市
91,482
桐生市
95,533
桐生市
116,935
桐生市
123,010
桐生市
127,880
伊勢崎町
14,295
伊勢崎町
18,645
伊勢崎町
21,996
伊勢崎町
23,588
伊勢崎市
40,004
伊勢崎市
46,046
伊勢崎市
48,703
伊勢崎市
85,380
伊勢崎市
84,250
伊勢崎市
86,861
太田町
5,803
太田町
6,830
太田町
7,304
太田町
10,451
太田町
42,206
太田町
49,943
太田市
49,556
太田市
50,019
太田市
62,600
太田市
87,898
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
沼田町
9,768
沼田町
12,236
沼田町
13,108
沼田町
14,012
沼田町
14,302
沼田町
19,977
沼田町
20,623
沼田市
42,873
沼田市
42,919
沼田市
44,347
館林町
14,635
館林町
17,413
館林町
17,377
館林町
17,802
館林町
17,412
館林町
23,277
館林町
23,108
館林市
56,407
館林市
55,684
館林市
57,317
渋川町
9,017
渋川町
11,313
渋川町
13,202
渋川町
13,502
渋川町
15,264
渋川町
19,634
渋川町
20,763
渋川市
39,209
渋川市
39,851
渋川市
42,355
藤岡町
9,056
藤岡町
9,426
藤岡町
9,771
藤岡町
9,839
藤岡町
10,206
藤岡町
14,429
藤岡町
14,468
藤岡市
43,475
藤岡市
40,933
藤岡市
41,667
富岡町
11,074
富岡町
12,093
富岡町
12,486
富岡町
12,840
富岡町
12,659
富岡町
17,547
富岡町
17,563
富岡市
41,476
富岡市
45,039
富岡市
45,067
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
安中町
7,754
安中町
7,840
安中町
7,907
安中町
8,553
安中町
7,947
安中町
10,608
安中町
10,578
安中町
42,808
安中市
40,045
安中市
39,517
大間々町
7,141
大間々町
7,629
大間々町
7,965
大間々町
8,604
大間々町
9,228
大間々町
11,736
大間々町
12,204
大間々町
16,777
大間々町
18,012
大間々町
18,266
大胡町
6,147
大胡町
6,439
大胡町
7,034
大胡町
7,317
大胡町
7,589
大胡町
9,912
大胡町
10,352
大胡町
10,375
大胡町
10,007
大胡町
9,658
金古町
3,081
金古町
3,100
金古町
3,233
金古町
3,237
金古町
3,264
金古町
4,026
金古町
4,012
群馬町
12,069
群馬町
14,548
群馬町
15,068
新町
6,908
新町
8,754
新町
9,606
新町
9,278
新町
9,244
新町
11,478
新町
11,504
新町
12,476
新町
12,319
新町
14,426
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
吉井町
6,295
吉井町
6,357
吉井町
6,743
吉井町
6,772
吉井町
6,728
吉井町
9,464
吉井町
9,220
吉井町
20,005
吉井町
18,594
吉井町
18,007
下仁田町
4,327
下仁田町
4,789
下仁田町
5,198
下仁田町
5,617
下仁田町
5,421
下仁田町
7,425
下仁田町
6,939
下仁田町
21,794
下仁田町
20,640
下仁田町
19,148
松井田町
3,817
松井田町
4,101
松井田町
4,404
松井田町
4,381
松井田町
4,284
松井田町
6,241
松井田町
5,979
松井田町
24,136
松井田町
21,825
松井田町
21,006
中之条町
5,404
中之条町
5,806
中之条町
6,338
中之条町
6,765
中之条町
6,809
中之条町
9,106
中之条町
9,185
中之条町
23,195
中之条町
22,853
中之条町
21,591
原町
3,400
原町
3,580
原町
3,655
原町
4,224
原町
3,776
原町
5,267
原町
6,464
原町
22,423
吾妻町
21,222
吾妻町
19,457
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
長野原町
5,057
長野原町
5,887
長野原町
5,509
長野原町
5,770
長野原町
5,802
長野原町
7,789
長野原町
8,018
長野原町
8,349
長野原町
8,113
長野原町
7,747
草津町
2,720
草津町
3,511
草津町
4,143
草津町
5,650
草津町
7,538
草津町
7,393
草津町
7,178
草津町
7,776
草津町
7,933
草津町
8,867
境町
4,758
境町
5,489
境町
5,603
境町
5,776
境町
6,026
境町
7,741
境町
7,561
境町
24,696
境町
27,583
境町
27,236
玉村町
5,438
玉村町
5,441
玉村町
5,710
玉村町
5,863
玉村町
6,002
玉村町
7,548
玉村町
7,295
玉村町
10,850
玉村町
13,833
玉村町
13,200
小泉町
4,186
小泉町
4,260
小泉町
4,338
小泉町
4,473
小泉町
6,090
小泉町
9,785
小泉町
9,704
小泉町
10,293
大泉町
19,128
大泉町
21,262
群馬県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷 (昭和後期・平成)
1970年
昭和45年)
1975年
(昭和50年)
1980年
(昭和55年)
1985年
(昭和60年)
1990年
平成2年)
1995年
(平成7年)
2000年
(平成12年)
2005年
(平成17年)
2010年
(平成22年)
2015年
(平成27年)
群馬県
1,658,909
群馬県
1,756,480
群馬県
1,848,562
群馬県
1,921,259
群馬県
1,966,265
群馬県
2,003,540
群馬県
2,024,852
群馬県
2,024,135
群馬県
2,008,068
群馬県
1,973,115
前橋市
233,632
前橋市
250,241
前橋市
265,169
前橋市
277,319
前橋市
286,261
前橋市
284,788
前橋市
284,155
前橋市
318,584
前橋市
340,291
前橋市
336,154
高崎市
193,072
高崎市
211,348
高崎市
221,429
高崎市
231,766
高崎市
236,461
高崎市
238,133
高崎市
239,904
高崎市
245,100
高崎市
371,302
高崎市
370,884
桐生市
133,141
桐生市
134,239
桐生市
132,889
桐生市
131,267
桐生市
126,446
桐生市
120,377
桐生市
115,434
桐生市
128,037
桐生市
121,704
桐生市
114,714
伊勢崎市
91,277
伊勢崎市
97,841
伊勢崎市
105,729
伊勢崎市
112,459
伊勢崎市
115,938
伊勢崎市
120,236
伊勢崎市
125,751
伊勢崎市
202,447
伊勢崎市
207,221
伊勢崎市
208,814
太田市
98,257
太田市
110,723
太田市
123,115
太田市
133,670
太田市
139,801
太田市
143,057
太田市
147,906
太田市
213,299
太田市
216,465
太田市
219,807
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
沼田市
43,898
沼田市
45,255
沼田市
47,150
沼田市
47,179
沼田市
46,854
沼田市
47,204
沼田市
46,339
沼田市
53,177
沼田市
51,265
沼田市
48,676
館林市
61,130
館林市
66,410
館林市
70,245
館林市
75,141
館林市
76,221
館林市
76,857
館林市
79,371
館林市
79,454
館林市
78,608
館林市
76,667
渋川市
44,531
渋川市
47,071
渋川市
47,035
渋川市
47,814
渋川市
49,062
渋川市
49,167
渋川市
48,761
渋川市
47,961
渋川市
83,330
渋川市
78,391
藤岡市
44,311
藤岡市
49,169
藤岡市
54,022
藤岡市
57,082
藤岡市
60,981
藤岡市
62,676
藤岡市
62,951
藤岡市
62,480
藤岡市
67,975
藤岡市
65,708
富岡市
45,638
富岡市
46,821
富岡市
48,047
富岡市
48,551
富岡市
49,022
富岡市
49,271
富岡市
49,349
富岡市
49,038
富岡市
52,070
富岡市
49,746
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
安中市
40,092
安中市
41,581
安中市
43,095
安中市
44,601
安中市
45,525
安中市
47,079
安中市
47,665
安中市
46,911
安中市
61,077
安中市
58,531
大間々町
19,751
大間々町
22,109
大間々町
22,844
大間々町
23,497
大間々町
23,417
大間々町
23,234
大間々町
22,192
大間々町
21,427
みどり市
51,899
みどり市
50,906
大胡町
9,733
大胡町
10,731
大胡町
11,948
大胡町
12,917
大胡町
13,700
大胡町
15,282
大胡町
16,461
(前橋市) (前橋市) (前橋市)
群馬町
16,555
群馬町
21,244
群馬町
26,088
群馬町
28,558
群馬町
30,555
群馬町
33,707
群馬町
35,293
群馬町
36,764
(高崎市) (高崎市)
新町
14,758
新町
14,491
新町
13,877
新町
13,583
新町
13,492
新町
13,138
新町
12,562
新町
12,433
(高崎市) (高崎市)
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
吉井町
17,993
吉井町
19,484
吉井町
20,798
吉井町
22,111
吉井町
23,044
吉井町
23,978
吉井町
24,845
吉井町
24,987
(高崎市) (高崎市)
下仁田町
17,573
下仁田町
16,285
下仁田町
15,228
下仁田町
14,237
下仁田町
13,683
下仁田町
12,266
下仁田町
11,171
下仁田町
10,144
下仁田町
8,911
下仁田町
7,564
松井田町
19,878
松井田町
19,477
松井田町
19,179
松井田町
18,805
松井田町
18,801
松井田町
17,774
松井田町
17,228
松井田町
16,268
(安中市) (安中市)
中之条町
20,809
中之条町
20,439
中之条町
20,373
中之条町
20,223
中之条町
19,483
中之条町
18,947
中之条町
18,344
中之条町
17,556
中之条町
18,216
中之条町
16,850
吾妻町
17,978
吾妻町
17,348
吾妻町
17,195
吾妻町
16,910
吾妻町
16,526
吾妻町
15,874
吾妻町
15,239
吾妻町
14,515
東吾妻町
15,622
東吾妻町
14,033
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
長野原町
7,342
長野原町
7,194
長野原町
7,237
長野原町
7,063
長野原町
6,878
長野原町
7,017
長野原町
6,939
長野原町
6,563
長野原町
6,017
長野原町
5,536
草津町
8,591
草津町
9,273
草津町
9,341
草津町
8,945
草津町
8,620
草津町
8,294
草津町
7,702
草津町
7,602
草津町
7,160
草津町
6,518
境町
27,313
境町
28,120
境町
29,089
境町
29,651
境町
29,952
境町
30,742
境町
31,025
(伊勢崎市) (伊勢崎市) (伊勢崎市)
玉村町
12,992
玉村町
14,667
玉村町
17,643
玉村町
20,494
玉村町
24,423
玉村町
34,244
玉村町
37,522
玉村町
38,168
玉村町
37,536
玉村町
36,654
大泉町
25,149
大泉町
28,377
大泉町
31,282
大泉町
35,925
大泉町
39,232
大泉町
41,100
大泉町
41,403
大泉町
41,466
大泉町
40,257
大泉町
41,202
群馬県 市町村数の変遷
人口階級 1920年
(大正9年)
1940年
(昭和15年)
1960年
(昭和35年)
1980年
(昭和55年)
2000年
(平成12年)
100,000人以上 - - 3市 前橋市 181,937
高崎市 142,152
桐生市 123,010
5市 前橋市 265,169
高崎市 221,429
桐生市 132,889
太田市 123,115
伊勢崎市 105,729
5市 前橋市 284,155
高崎市 239,904
太田市 147,906
伊勢崎市 125,751
桐生市 115,434
50,000人以上 1市 前橋市 62,325 3市 前橋市 86,997
桐生市 86,086
高崎市 71,002
3市 伊勢崎市 84,250
太田市 62,600
館林市 55,684
2市 館林市 70,245
藤岡市 54,022
2市 館林市 79,371
藤岡市 62,951
40,000人以上 - 1市
1町
太田町 42,206
伊勢崎市 40,004
4市 富岡市 45,039
沼田市 42,919
藤岡市 40,933
安中市 40,045
4市 富岡市 48,047
沼田市 47,150
渋川市 47,035
安中市 43,095
4市
1町
富岡市 49,349
渋川市 48,761
安中市 47,665
沼田市 46,339
大泉町 41,403
30,000人以上 1市
1町
桐生町 37,674
高崎市 36,792
- 1市 渋川市 39,851 1町 大泉町 31,282 3町 玉村町 37,522
群馬町 35,293
境町 31,025
20,000人以上 - - 6町
境町 27,583
中之条町 22,853
松井田町 21,825
吾妻町 21,222
榛名町 20,750
下仁田町 20,640
8町 境町 29,089
群馬町 26,088
新田町 24,052
大間々町 22,844
邑楽町 21,869
榛名町 21,240
吉井町 20,798
中之条町 20,373
6町
2村
新田町 29,606
邑楽町 27,512
笠懸町 25,799
吉井町 24,845
大間々町 22,192
榛名町 22,188
富士見村 21,273
佐波東村 20,656
15,000人以上 - 2町 館林町 17,412
渋川町 15,264
6町
3村
新田町 19,599
大泉町 19,128
吉井町 18,594
板倉町 18,189
大間々町 16,012
城南村 15,905
尾島町 15,471
嬬恋村 15,214
邑楽村 15,195
5町
2村
松井田町 19,179
玉村町 17,643
吾妻町 17,195
笠懸村 16,703
板倉町 16,024
富士見村 15,887
下仁田町 15,228
9町
1村
箕郷町 18,835
中之条町 18,344
藪塚本町 18,247
松井田町 17,228
赤堀町 16,961
吉岡町 16,504
大胡町 16,461
新里村 16,111
板倉町 15,946
吾妻町 15,239
10,000人以上 3町
1村
館林町 14,635
伊勢崎町 14,295
富岡町 11,074
富士見村 10,855
3町
5村
沼田町 14,302
富岡町 12,659
富士見村 12,166
木瀬村 11,100
宝泉村 11,024
藤岡町 10,206
桂萱村 10,201
尾島町 10,113
9町
7村
甘楽町 14,847
赤城村 14,717
群馬町 14,548
玉村町 13,833
富士見村 13,741
新町 12,319
月夜野町 12,300
箕郷町 11,908
宝泉村 11,536
子持村 11,188
鬼石町 11,100
新治村 10,303
千代田村 10,192
利根村 10,078
大胡町 10,007
水上町 10,002
9町
8村
尾島町 14,779
箕郷町 13,998
甘楽町 13,937
新町 13,877
赤城村 13,710
藪塚本町 13,435
佐波東村 13,421
大胡町 11,948
子持村 11,843
吉岡町 11,501
新里村 11,499
月夜野町 10,864
赤堀町 10,830
嬬恋村 10,737
千代田村 10,680
粕川村 10,282
榛東村 10,030
7町
6村
甘楽町 14,660
尾島町 14,263
榛東村 13,334
新町 12,562
赤城村 12,555
子持村 11,961
千代田町 11,602
粕川村 11,513
明和町 11,474
月夜野町 11,245
下仁田町 11,171
嬬恋村 10,657
北橘村 10,301
10,000人未満 32町
167村
199町村 34町
149村
183町村 7町
26村
33町村 5町
21村
26町村 7町
17村
24町村
市町村数 1920年
(大正9年)
1940年
(昭和15年)
1960年
(昭和35年)
1980年
(昭和55年)
2000年
(平成12年)
2市
38町
168村
208市町村 4市
40町
154村
198市町村 11市
28町
36村
75市町村 11市
28町
31村
70市町村 11市
33町
26村
70市町村

人口集中地区

2010年(平成22年)国勢調査による群馬県内のDID(人口集中地区)は、13市町17地区あり、人口5万人以上のDIDは前橋・高崎Ⅰ・桐生・伊勢崎Ⅰ・太田の5地区であった。

群馬県 人口集中地区
県郡市町 平成2年
DID人口
県郡市町 平成12年
DID人口
県郡市町 平成22年
DID人口
10000-00群馬県 802,711802,711 10000-00群馬県 801,837801,837 10000-00群馬県 801,561801,561
10001-00市部 728,800728,800 10001-00市部 725,172725,172 10001-00市部 764,219764,219
10002-00郡部 073,91173,911 10002-00郡部 076,66576,665 10002-00郡部 037,34237,342
10201-00前橋市 208,146208,146 10201-00前橋市 204,541204,541 10201-00前橋市 200,675200,675
10202-00 - 10202-00 - 10202-00高崎市 197,744197,744
10202-00高崎市 163,239163,239 10202-00高崎市 171,141171,141 10202-01高崎市Ⅰ 185,689185,689
10203-00桐生市 095,12595,125 10203-00桐生市 088,57588,575 10203-00桐生市 078,68478,684
10204-00伊勢崎市 063,84163,841 10204-00伊勢崎市 068,65668,656 10204-00伊勢崎市 089,73689,736
10204-01伊勢崎市Ⅰ 057,02857,028 10204-01伊勢崎市Ⅰ 058,84858,848 10204-01伊勢崎市Ⅰ 064,17464,174
10204-02伊勢崎市Ⅱ 006,8136,813 10204-02伊勢崎市Ⅱ 009,8089,808 10204-02伊勢崎市Ⅱ 010,97210,972
10204-0x - 10204-0x - 10204-04伊勢崎市Ⅳ 005,3655,365
10205-00太田市 080,33480,334 10205-00太田市 082,86682,866 10205-00太田市 081,77981,779
10206-00沼田市 024,61624,616 10206-00沼田市 022,68822,688 10206-00沼田市 020,13820,138
10207-00館林市 034,71834,718 10207-00館林市 037,91337,913 10207-00館林市 038,85138,851
10208-00渋川市 020,78920,789 10208-00渋川市 017,72717,727 10208-00渋川市 015,89515,895
10209-00藤岡市 016,82716,827 10209-00藤岡市 017,23317,233 10209-00藤岡市 018,06318,063
10210-00富岡市 015,53115,531 10210-00富岡市 013,83213,832 10210-00富岡市 012,36212,362
10211-00安中市 005,6345,634 10211-00 - 10211-00 -
10361-00新町 012,91712,917 10361-00新町 012,12212,122 10202-02高崎市Ⅱ 012,05512,055
10363-00吉井町 005,6655,665 10363-00吉井町 005,5105,510 10202-0x -
10426-00草津町 005,6895,689 10426-00 - 10426-00 -
10463-00境町 007,5567,556 10463-00境町 009,6679,667 10204-03伊勢崎市Ⅲ 009,2259,225
10464-00 - 10464-00玉村町 005,4215,421 10464-00玉村町 005,4135,413
10501-00大間々町 012,51212,512 10501-00大間々町 011,69011,690 10212-00みどり市 010,29210,292
10524-00大泉町 029,57229,572 10524-00大泉町 032,25532,255 10524-00大泉町 031,92931,929
群馬県 人口集中地区数の変遷
国勢調査年 DID数 人口集中地区名
1990年平成2年) 18 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 安中 大間々 草津 - 大泉
1995年(平成7年) 18 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 安中 大間々 草津 - 大泉
2000年(平成12年) 17 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - 大間々 - 玉村 大泉
2005年(平成17年) 17 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - 大間々 - 玉村 大泉
2010年(平成22年) 17 前橋 高崎Ⅰ Ⅱ 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - みどり - 玉村 大泉
2015年(平成27年) 17 前橋 高崎Ⅰ Ⅱ 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - みどり - 玉村 大泉

主要都市

人口が10万人以上の市は前橋高崎桐生伊勢崎太田の5市で、前橋・高崎は中核市に、伊勢崎・太田は特例市となった。平成の大合併以前の市で、新設合併・編入合併を行わなかったのは、館林市のみである。

江戸時代に小藩が分立していたため、東京都市圏のある南関東と比べて大きな人口集積地域はみられない。特に伊勢崎市や太田市は周辺農地の転用住宅地が散在しているため、総人口に対するDID人口比率が50パーセントを下回っており、人口規模に見合ったような中心市街地を持たないことが特徴である。2015年平成27年)国勢調査でのDID人口比率が50パーセント以上の市町村は、前橋・高崎・桐生・館林・大泉の5市町である。

市町名 平成27年国勢調査
総人口・DID人口
市制町制施行年 大都市制度 地裁家裁地検
本庁・支部
簡裁
区検
税務署 警察署 郡役所 地方事務所
前橋市 336,154 196,540 1892年明治25年) 中核市 本庁 前橋 前橋 前橋・前橋東 東群馬南勢多 勢多
高崎市 370,884 197,792 1900年(明治33年) 中核市 高崎支部 高崎 高崎 高崎 西群馬片岡 群馬
桐生市 114,714 73,816 1921年大正10年) - 桐生支部 桐生 桐生 桐生 山田 新田山田
伊勢崎市 208,814 88,772 1940年昭和15年) 施行時特例市 - 伊勢崎 伊勢崎 伊勢崎 佐位那波 佐波
太田市 219,807 83,094 1948年(昭和23年) 施行時特例市 太田支部 太田 - 太田 新田 -
沼田市 48,676 18,551 1954年(昭和29年) - 沼田支部 沼田 沼田 沼田 利根北勢多 利根
館林市 76,667 39,149 1954年(昭和29年) - - 館林 館林 館林 邑楽 邑楽
渋川市 78,391 13,473 1954年(昭和29年) - - - - 渋川 - -
藤岡市 65,708 17,552 1954年(昭和29年) - - 藤岡 藤岡 藤岡 緑野多胡南甘楽 多野
富岡市 49,746 10,636 1954年(昭和29年) - - 群馬富岡 富岡 富岡 北甘楽 北甘楽
安中市 58,531 - 1958年(昭和33年) - - - - 安中 碓氷 碓氷
みどり市 50,906 9,757 2006年平成18年) - - - - - - -
中之条町 16,850 - 1889年明治22年) - - 中之条 中之条 - 吾妻 吾妻
長野原町 5,536 - 1889年(明治22年) - - - - 長野原 - -
東吾妻町 14,033 - 1889年(明治22年) - - - - 吾妻 - -
玉村町 36,654 5,191 1889年(明治22年) - - - - - - -
大泉町 41,202 33,181 1902年(明治35年) - - - - 大泉 - -

政治・行政

国政

衆議院小選挙区が5。参議院では、全県で1区を構成。

県政

歴代知事(公選)

財政

2004年(平成16年)度

  • 財政力指数 0.49
    • IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)10自治体中1位

2005年(平成17年)度

  • 財政力指数 0.51
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)10自治体中10位

2006年(平成18年)度

  • 財政力指数 0.54
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)16自治体中10位

2007年(平成19年)度

  • 財政力指数 0.59
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)17自治体中9位

経済・産業

群馬県内には、国税庁「法人番号公表サイト」に登録されている企業だけでも約5万5,000社存在する。「法人番号公表サイト」に登録されている県内企業のうち、企業名の冒頭に付く言葉(冒頭3音以上)で最も多かったのは、731社の「ぐんま」(片仮名・漢字表記含む)で、270社で2位の「にほん」、263社で3位の「かんとう」に大差をつけた。全体的な傾向として、所在地名や経営者名が上位となっている(2018年(平成30年)1月19日現在)。関東7都県のうち、所在地の都県名を企業名の冒頭に付ける割合は群馬県が1.3%で首位となった。背景には地名や名字など具体的な社名を好む県民性や郷土愛の高さがあると考えられる[38][39]

群馬県に本社を置く企業

LABI1高崎(ヤマダ電機本社)
ベイシアビジネスセンター

ベイシアグループのうちカインズ(カインズホーム)は埼玉県本庄市に移転

群馬県と関係の深い企業

このほかにも三国コカ・コーラ群馬工場・キリンビール高崎工場・日本たばこ産業高崎工場(いずれも高崎市)があったが、事業再編リストラクチャリングにより撤退した。

県内の主な大型商業施設

高崎高島屋
けやきウォーク前橋
スマーク伊勢崎
マーケットシティ桐生
イオンモール太田

生活・交通

警察

交通

高速道路

一般国道

主要県道・一般県道

鉄道

路線バス

空港

サイクリングロード

  • 高崎伊勢崎自転車道線 42.5km 高崎市浜尻町 - 伊勢崎市若葉町
  • 桐生足利藤岡自転車道線 38.4km 桐生市錦町 - 栃木県藤岡町
  • 玉村渋川自転車道線 35.0km 玉村町五料 - 渋川市金井
  • 桃ノ木川サイクリングロード 13.5km 前橋市下小出町 - 前橋市駒形町
  • 広瀬川サイクリングロード 4.4km 伊勢崎市宮子町 - 伊勢崎市若葉町
  • 井野川(ホタルの里)サイクリングロード 5.9km 高崎市浜尻町 - 高崎市保渡田町
  • 烏川・榛名白川サイクリングロード 4.2km 高崎市上並榎町 - 高崎市沖町
  • 早瀬川サイクリングロード 3.8km 高崎市大八木町 - 高崎市楽間町
  • 烏川・碓氷川サイクリングロード 2.6km 高崎市聖石町 - 高崎市乗附町
  • 粕川サイクリングロード 3.3km 伊勢崎市華蔵寺町 - 伊勢崎市下植木町
  • 蛇川(石田川)サイクリングロード 12.1km 太田市古戸町 - 太田市寺井町
  • 薄根川サイクリングロード 3.5km 沼田市柳町 - 沼田市薄根町
  • 烏川・神流川サイクリングロード 7.1km 高崎市新町戸崎 - 藤岡市根岸
  • 鮎川サイクリングロード 4.2km 藤岡市上大塚 - 藤岡市中
  • 高田川サイクリングロード 11.5km 富岡市黒川 - 富岡市妙義町菅原
  • 碓氷川サイクリングロード 9.8km 安中市板鼻 - 安中市中後閑
  • 胡桃沢川サイクリングロード 4.0km 中之条町中之条 - 中之条町五反田
  • 草津サイクリングロード 2.2km 草津町草津
  • 早川サイクリングロード 12.0km 太田市阿久津町 - 伊勢崎市境上渕名

医療・福祉

災害拠点病院
保育所

教育

国公立大学
専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園

マスメディア

新聞

地方紙
全国紙

テレビ局

放送対象地域は関東広域圏(東京都港区に本局を置き、関東地方全域を放送エリアとするキー局)に属する。県域放送群馬テレビ(GTV)・NHK前橋放送局のほか、NHK放送センター教育テレビ)、在京キー局5局(日本テレビテレビ朝日TBSテレビ東京フジテレビ)、放送大学前橋中継局をはじめ県内各地に中継局を設置している。

ラジオ局

県内に地元AMラジオ局は存在しない。在京AM3局(TBSラジオ文化放送ニッポン放送)の放送対象地域になっている。

FMラジオ局(県域局)
コミュニティFM

ケーブルテレビ

文化・スポーツ

方言

食文化

ひもかわ
水沢うどん
おっきりこみ
だるま弁当
鳥めし
みなかみダムカレー
郷土料理
食文化

群馬県は二毛作による小麦の栽培が発達していたため、うどん、焼きまんじゅうなど、小麦粉を使った名物料理が多い。

銘菓

焼きまんじゅう
湯の花饅頭
磯部せんべい
スバル最中
  • 焼きまんじゅう(県内各所)
    • 焼きまんじゅうジェラート(前橋市 バロン、桐生市 ミラノ)
  • 旅がらす(前橋市 旅がらす本舗清月堂)
  • 鶴サブレー(前橋市 バロン)
  • 七福神あられ(前橋市 幸煎餅)
  • ぐんまちゃんパン(前橋市 アジアパン)
  • こんにゃく大福(前橋市 丸大オヲツヤ商店)
  • ラスク(高崎市 ガトーフェスタ・ハラダ
  • 花パン(桐生市 小松屋、辰見屋、日盛堂など)
  • からっ風カリン(桐生市 青柳)
  • ノコギリ屋根サブレ(桐生市 青柳)
  • 栗まんじゅう(桐生市 藤掛屋)
  • アイスまんじゅう(桐生市 シロフジ)
  • 帯羊羹(桐生市 舟定)
  • ねりきりぐんまちゃん(桐生市 舟定)
  • スバル最中(太田市 伊勢屋
  • 六連星サブレ(太田市 伊勢屋)
  • くるみゆべし(沼田市 つるまい本舗)
  • 麦落雁(館林市 三桝家總本舗)
  • 湯の花饅頭(渋川市伊香保町 勝月堂、清芳亭など)
  • 鬼サブレ(藤岡市 虎屋本店)
  • 瓦せんべい(藤岡市 虎屋本店)
  • かいこの王国(藤岡市 丸エイ食品)
  • たまごまんじゅう(藤岡市 成田屋)
  • まゆこもり(富岡市 田島屋)
  • 磯部せんべい(安中市 大手製菓、名月堂、栄泉堂など)
  • 遠足ポテト(安中市 富士屋)
  • 生クリーム大福(安中市 丸田屋総本店)
  • 温泉饅頭(草津町 本家ちちや、富貴堂、松むら饅頭など)
  • ぐんまちゃんロールケーキ(玉村町 福嶋屋)

伝統工芸

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

名産品

スポーツ

公営競技

ファイル:Isesaki-Auto.jpg
伊勢崎オートレース場

かつては全ての公営競技場が揃った県であった。

観光

名所・旧跡

祭事・催事

温泉

草津温泉
伊香保温泉
水上温泉
四万温泉

群馬県を舞台とした作品

※発表順

映画

楽曲

漫画

小説

テレビドラマ

アニメ

ゲーム

浪曲

群馬県出身の人物

脚注

  1. 平成20年度 県民経済計算(県民所得推計結果)の概要
  2. 西垣晴次・山本隆志・丑木幸男編『群馬県の歴史』山川出版社 2003年11月
  3. 前掲県史、西垣晴次「風土と人間 -自然にはぐくまれた上州人気質」2ページ
  4. 武光誠 『県民性の日本地図』 文藝春秋 文春新書166 2001年平成13年)73-74頁 ISBN 4-16-660166-0
  5. ぐんまちゃん、“銀座追放”免れる 東京の「ぐんまちゃん家」、交渉難航し近所に移転へ 広くて格安の物件に - 産経新聞(2018年6月22日閲覧)
  6. 【2月14日】ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」移転について(ぐんま総合情報センター) - 群馬県報道提供資料(2018年2月14日更新)2018年6月22日閲覧
  7. 【5月9日】ぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)の移転オープン時期の変更について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年5月9日更新)2018年6月22日閲覧
  8. 【6月5日】ぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)オープニングセレモニーについて(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月5日更新)2018年6月22日閲覧
  9. 【6月11日】平成29年度「ぐんま総合情報センター」の実績について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月11日更新)2018年6月22日閲覧
  10. 【6月11日】移転後のぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月11日更新)2018年6月22日閲覧
  11. 新店舗のオープン日が決定しました! - ツイッター ぐんまちゃん家(公式)(5月31日)2018年6月22日閲覧
  12. 2018年(平成30年)1月1日 上毛新聞 6面
  13. 「地域ブランド調査2009」調査結果
  14. 「地域ブランド調査2010」調査結果
  15. 「地域ブランド調査2011」調査結果
  16. 「地域ブランド調査2012」調査結果
  17. 「地域ブランド調査2013」調査結果
  18. 「地域ブランド調査2014」調査結果
  19. 「地域ブランド調査2015」調査結果
  20. 「地域ブランド調査2016」調査結果
  21. 「地域ブランド調査2017」調査結果
  22. 2017年(平成29年)11月20日 上毛新聞 1面
  23. 陸続きで車両が往来できない県境は群馬・福島県境と富山・長野県境の2つのみである。前者は徒歩での越境に3時間30分程度、シャトルバスでの乗り継ぎを含めると4時間程度を要する。車両だと国道120号や国道401号などで日光市などを経由して200km以上、6〜7時間もの大迂回を強いられる。後者は尾瀬のように自然保護目的ではないがあまりにも険しい山岳地帯に阻まれているため歩道も含め直結道が一切存在せず徒歩も含めあらゆる手段を使っても往来は不可能である。
  24. 群馬県「テレビ・ぐんま一番」2017年(平成29年)1月31日更新、2月12日閲覧。
  25. 館林市「館林市の紹介」2015年(平成27年)4月1日付、2016年(平成28年)1月20日閲覧。
  26. 上毛かるた「雷(らい)と空風(からっかぜ)義理人情」
  27. 蒸し焼き料理に用いられたとみられる。
  28. 松田猛・関口功一「文化のあけぼの」 西垣晴次・山本隆志・丑木幸男編『群馬県の歴史』山川出版社 2003年11月 10 - 11ページ
  29. 上毛かるた「ゆかりは古し貫前神社」
  30. 上毛かるた「昔を語る多胡の古碑」
  31. 上毛かるた「歴史に名高い新田義貞」
  32. 上毛かるた「桐生は日本の機(はた)どころ」
  33. 『47都道府県うんちく事典』96頁出版社-PHP文庫・執筆者-八幡和郎
  34. 県総人口が初めて200万人を超えたのは1993年11月1日だが、1994年4月1日に一度割った後、翌月1日に再び200万人を超えている。
  35. 2017年(平成29年)11月1日 上毛新聞 1面 「世界の記憶」に上野三碑 5年越しの活動結実
  36. 2018年(平成30年)1月20日 上毛新聞 1面 歴史的まちづくり支援 桐生市の計画認定 政府
  37. 2018年(平成30年)1月24日 上毛新聞 17面 風致維持計画 桐生市に認定証 政府
  38. 2018年(平成30年)1月21日 上毛新聞 1面 企業名「ぐんま」最多731社
  39. 背景は県民性や郷土愛の深さ? 県内企業名冒頭「ぐんま」731社”. 上毛新聞社 (2018年1月21日). . 2018閲覧.
  40. JJサニー千葉 『千葉流 サムライへの道』 ぶんか社、2010年(日本語)。ISBN 4821142694。

関連項目

外部リンク

行政

観光

先代:
七日市県小幡県安中県
沼田県前橋県高崎県
伊勢崎県岩鼻県
行政区の変遷
1871年 - 1873年 (第1次群馬県)
次代:
熊谷県
先代:
熊谷県の一部(上野国
栃木県の一部(上野国)
行政区の変遷
1876年 - (第2次群馬県)
次代:
-----


ぐんまけん
群馬県
地方 関東地方
団体コード 10000-5
ISO 3166-2:JP JP-10
面積 6,362.28km2
総人口 1,951,183
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 307人/km2
隣接都道府県
県の木 クロマツ
県の花 レンゲツツジ
県の鳥 ヤマドリ
県の魚
県の歌
県民の日
マスコット
アユ
群馬県の歌
10月28日
ぐんまちゃん
群馬県庁
所在地 371-8570
群馬県前橋市大手町1丁目1番1号
北緯36度23分26.4秒東経139度3分37.6秒
群馬県庁
外部リンク 群馬県
群馬県の位置

群馬県行政区画図

― 市 / ― 町 / ― 村

 表示 

群馬県(ぐんまけん)は、日本都道府県の一つ。関東地方の北西部に位置する。県庁所在地前橋市

栽培・養蚕繊維工業などの伝統産業に加え、畜産野菜栽培・機械工業が盛んで、県北西部は温泉保養地であるとともに、利根川上流ダム群による電力上水道供給地となっている。県南東部は都市化が進み、首都圏整備法の都市開発区域に指定され、工業地域を形成している。

概要

群馬県は日本列島内陸東部に位置し、関東地方の北西部を占める。利根川上流域であり県南東部に関東平野、県西部・北部に山地を有し、この山嶺によって日本海側会津信越地方と分けられる。海洋国家である日本において、内陸部に位置する数少ない県である。

2015年平成27年)国勢調査による群馬県の人口は197万3115人で、47都道府県中第19位。2015年(平成27年)全国都道府県市区町村別面積調による県面積は、6362.28km2で、47都道府県中、第21位である。2008年平成20年)度の県内総生産は7兆2216億円であり、世界の過半数の国の国内総生産(GDP) より大きな規模を有している[1]。日本国内で比較すると、47都道府県の中で22位である。一人当たり県民所得は268.9万円である。

名称

上代においては「毛野国」(毛の国)を形成し、これを上下に分かち「上毛野国(かみつけぬのくに)」とされ、のちに上野国となる。現在の県域はほぼ上野国と一致し、今でも異称として「上州(じょうしゅう)」「上毛(じょうもう、かみつけ)」を用いることがある。

郷土の風物・人物を詠んだ「上毛かるた」は広く県民に親しまれている。上毛かるたでは毛野国を「しのぶ毛の国二子塚」と詠んでおり、多くの古墳が築かれた古代毛野地域は、東国における有力な文化圏を形成したと考えられている。

県名は、前橋が属していた群馬郡から採用された。群馬郡は元は「くるまのこおり」と言い、藤原京木簡では「車」の一字で表記されていたが、奈良時代の初めに全国のの名を二文字の好字で表記することとなり「群馬」と書くようになった(群馬郡#歴史も参照)。群馬は「が群れる」という意味であり、貴重な馬が群れている豊かな土地であった[2][3]。この地方が古くから馬に関係あったことはよく知られている。

県民性

群馬県民の気質は、古典的な類型として、口調が荒く短気で熱しやすく冷めやすいが、正直で人情味にあふれ、義侠心が厚く陽気で楽天的であることがあげられる。内村鑑三は上州人を正直で剛毅朴訥の至誠の人と評している[4]上毛かるたに「雷と空風 義理人情」という札があり、こうした上州人気質は、からっ風に代表される激しい気象条件によって形成されたものであると説明される。近年は過疎化の進展によりこうした特質は薄らいでいるが、両毛地域の民謡である八木節音頭にみられる明るさと威勢のよさは、上州の風土と人を端的に象徴しているといえる。

からっ風に次いで、「かかあ天下」が上州名物として知られる。かかあ天下の由来としては、養蚕製糸織物といった産業による女性の経済力の高さがあったと考えられる。2014年平成26年)に、富岡市富岡製糸場など4件が「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録。2015年平成27年)には、桐生市桐生織物会館旧館など12件が「かかあ天下 ―ぐんまの絹物語―」の名で日本遺産に認定された。また、群馬県は一世帯当たりの自動車保有台数、女性の運転免許保有数が日本一多い。

マスコット

県のマスコットは、の姿をした「ぐんまちゃん」で、初代と二代目がいる。

初代ぐんまちゃんは、馬場のぼるのデザインによるもので、1983年(昭和58年)に群馬県で開催された第38回国民体育大会あかぎ国体)のマスコットキャラクターとして登場した。

二代目ぐんまちゃんは、「ゆうまちゃん」の名で、1994年(平成6年)に群馬県で開催された第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック)のマスコットキャラクターとして登場した。 2008年(平成20年)7月、東京都中央区銀座に群馬県のアンテナショップである「ぐんま総合情報センター(通称:ぐんまちゃん家)」が開設され、「ゆうまちゃん」が「ぐんまちゃん」を襲名し「二代目ぐんまちゃん」となった。

銀座5丁目にあったぐんまちゃん家は、2018年(平成30年)3月の賃貸契約の満了に伴い [5] 銀座7丁目に移転し、同年6月にリニューアルオープンした [6] [7] [8] [9] [10] [11]

魅力度

ブランド総合研究所が実施した「地域ブランド調査」では、群馬県の魅力度は47都道府県の中で40位台を推移している。都道府県別集計が始まった2009年平成21年)以来、2017年(平成29年)まで9回の調査で、最下位を含めワースト3入りを5回経験している[12]

地域ブランド調査
群馬県の順位推移
2009年(平成21年) 45位[13]
2010年(平成22年) 41位[14]
2011年(平成23年) 44位[15]
2012年(平成24年) 47位[16]
2013年(平成25年) 44位[17]
2014年(平成26年) 46位[18]
2015年(平成27年) 45位[19]
2016年(平成28年) 45位[20]
2017年(平成29年) 41位[21]

都道府県単位での評価は高くないが、市町村単位では前橋・高崎・桐生・太田の4市が以下の指標で高評価を得ている[22]

地理・地域

位置

関東の西北部に位置し、南は埼玉県、西は長野県、北は新潟県福島県、東は栃木県に囲まれた内陸県である。群馬県と福島県の県境地域は、自然環境保護のため自家用車の乗り入れが規制された尾瀬国立公園となっており、車両による往来ができない[23]

県の形が羽を広げたのように見えるため、上毛かるたでは「つる舞う形の群馬県」という札がある。そのため、群馬県人は地域をさすのに鶴の一部に見立てた表現を用いることがある。群馬県の広報番組では、県最東端の板倉町を「鶴のくちばし[24]、県東南部に位置する館林市は、市の位置を「鶴の頭の部分」であると説明している[25]

自然公園

地勢

県域東南部は関東平野となっており、県の人口の7割ほどが集中している。県内の地域ごとに拠点都市が分散していることから明確な首位都市が存在しない。県域南部は中毛西毛東毛の三地域に区分される。県中央部にあたる中毛地域は、県庁所在地前橋市や、銘仙の産地・伊勢崎市がある。県西部の西毛地域は、首都圏信越地域を結ぶ交通の要衝・高崎市がある。前橋市と高崎市周辺は両翼都市として県の中心地域となっている。 県東部の東毛地域は、織物業が盛んで織都と称される桐生市SUBARUスバル)の所在地で自動車産業を中心とする工業都市・太田市がある。

県域西部から北部にかけて関東山地三国山脈などの山地が連なり、長野県との県境にある浅間山を始め、新潟県との県境に近い谷川岳赤城山榛名山妙義山上毛三山がある。県域北部の北毛地域にあたる標高の高い山岳地帯では豪雪地帯に指定されることが多く、スキー場も多い。浅間山草津白根山は活動度が高い活火山であり、国際的な観光地草津温泉を始め伊香保温泉水上温泉四万温泉万座温泉など温泉地が豊富である。

大水上山を水源とする利根川は、吾妻川神流川渡良瀬川など県内の諸河川を集め、東流して太平洋及び東京湾に注ぐ。分水嶺を挟んだ県域である信濃川流域の野反湖阿賀野川流域の尾瀬の水は日本海へ注ぎ、関東地方日本海側河川の集水域になっているのは群馬県だけである。また、利根川流域の一つ鏑川の源流は長野県佐久市となり長野県域を源流に持つ。

気候

日本の気候区分では北毛日本海側気候吾妻郡西毛中央高地式気候中毛東毛太平洋側気候であり、標高差も大きいため他の関東地方の都県と比較して気候差が大きい。気象庁観測所の観測値に基づくと、ケッペンの気候区分では、前橋、高崎、中之条、下仁田、神流、桐生などの県下主要都市を含む中南部地域の大部分が温帯夏雨気候に類される。このほか、みなかみ町藤原において西岸海洋性気候、沼田とみなかみ町幸地、館林において温暖湿潤気候、草津と嬬恋村田代において亜寒帯湿潤気候が見られる。

南北で気候の差が大きく、前橋伊勢崎館林などを中心とした南部では熊谷など埼玉県北部と同様、赤城山秩父山地からのフェーン現象と東京都心のヒートアイランド現象によって発せられた熱風の影響で猛暑日に達することがよくあり、40度前後まで上がることもあるなど日本でも有数の酷暑地帯となる。特に前橋市や伊勢崎市では前述のヒートアイランド現象やフェーン現象が顕著に現れ、日没後も気温が下がりにくい状態が続く。館林市では2010年から3年連続で猛暑日の年間日数の国内最多を記録している。対して北部は気温が低く、上がっても30°Cを少し越える程度。特に標高1000mを超える草津などは真夏日はおろか、夏日が観測されることさえ少ないほど冷涼であるなど、県内でも地域によって極端な差がみられる。また、南部ではこの高温の影響によりが多く上州名物として全国的に知られており[26]、また雷雲が北部山岳地から太平洋に抜ける通り道となっていることから、かみなり銀座とも呼ばれる。

は南部では他地域の関東平野と同様に乾燥した晴れの日が多く雪は少ないが、風が強い(赤城おろし)。気温は晴れれば10°Cを越えることも多いが、関東地方の中では寒気の影響を受けやすいため日中でも晴れても5度前後までしか上がらないこともある。また、内陸にあるため冬日は比較的多いが、季節風が強いために、隣接する栃木県及びその東隣の茨城県に比べると朝晩の冷え込みは緩やかであり、1月の最低平均気温は前橋が-0.8°C、伊勢崎が-0.6°Cと高く、南関東のさいたま市(-1.5°C)、多摩地方の府中市(-0.9°C)、房総の佐倉(-2.0°C)よりも高く最低気温が下がりにくい。真冬日はほとんどない。ただし、前述したとおり季節風が強いため、実際の気温よりも低く感じられることが多い。北部は日本海からの雪雲の影響でが多く(みなかみ町藤原では2006年1月26日に301cmの積雪深を観測)、豪雪地帯片品村は関東地方唯一の特別豪雪地帯)に指定されている地域が多い。気温も南部と比較すると夏同様に低く、冬日はほぼ毎日、真冬日もよく観測される。また、標高が1000mを超える北東部の尾瀬周辺と西部の嬬恋村長野原町北軽井沢などは特に、冷え込みが厳しく、放射冷却により時にマイナス20度以下まで冷え込むことがあるほどであるが、みなかみ町などの北部と違って西部の高原地帯は比較的降雪量は少ない。

年間平均気温・降水量

年平均気温は南部(前橋)で14.6°C、北部(沼田)で11.6°Cであり、最も高いのは伊勢崎で15.3°C、最も低いのは嬬恋村田代で7.2°Cである。内陸にあるため、南北ともに一日の気温差が大きい。年間の降水量は南部では1,200mm前後の地点が多い。北部は1,100mm - 1,700mm程度で、南部と比べると地域差が大きい。

県内各地の平年値(出典:気象庁気象統計情報
平年値
(月単位)
北部 南部
北毛 吾妻 中毛 西毛 東毛
沼田 みなかみ町 片品 中之条 草津 嬬恋村
田代
前橋 伊勢崎 高崎市 藤岡 下仁田町
西野牧
神流 桐生市 館林
藤原 幸知 上里見町 榛名山 広沢町 黒保根町
平均
気温
°C
最暖月 24.3
(8月)
21.5
(8月)
22.8
(8月)
- 24.4
(8月)
19.5
(8月)
19.5
(8月)
26.4
(8月)
27.1
(8月)
25.5
(8月)
- - 23.9
(8月)
23.8
(8月)
26.0
(8月)
- 26.9
(8月)
最寒月 -0.3
(1月)
-2.7
(1月)
-1.3
(1月)
- 0.2
(1月)
-4.2
(1月)
-4.6
(2月)
3.5
(1月)
4.1
(1月)
2.4
(1月)
- - 1.0
(1月)
0.6
(1月)
3.2
(1月)
- 3.7
(1月)
降水量
mm
最多月 169.5
(9月)
228.4
(1月)
206.0
(8月)
175.6
(9月)
215.2
(8月)
265.2
(7月)
232.3
(9月)
220.6
(9月)
203.0
(7月)
240.1
(8月)
442.2
(8月)
196.2
(9月)
215.8
(9月)
225.6
(9月)
196.7
(9月)
246.1
(8月)
171.8
(9月)
最少月 36.7
(12月)
93.2
(4月)
93.4
(11月)
54.7
(12月)
28.3
(12月)
54.7
(12月)
42.6
(12月)
23.1
(12月)
19.7
(2月)
22.0
(12月)
30.4
(12月)
22.6
(12月)
19.4
(12月)
22.2
(12月)
27.5
(12月)
27.3
(1月)
32.4
(12月)
降水
日数
(日)
最多月 15.4
(7月)
22.5
(1月)
19.3
(1月)
15.7
(7月)
15.7
(7月)
18.5
(7月)
16.4
(7月)
14.9
(7月)
14.8
(7月)
16.9
(7月)
19.0
(7月)
14.0
(7月)
16.5
(7月)
15.3
(7月)
15.4
(7月)
17.0
(7月)
13.2
(7月)
最少月 6.4
(12月)
12.9
(5月)
12.5
(4月、5月)
8.1
(11月)
4.7
(1月、12月)
9.0
(11月)
7.3
(12月)
2.8
(12月)
3.3
(1月)
3.4
(12月)
4.9
(12月)
2.8
(12月)
3.9
(1月、12月)
3.1
(12月)
3.2
(12月)
3.7
(12月)
3.2
(12月)

地域

地域区分

ファイル:群馬県地域区分.png
群馬県の地域区分。

群馬県庁による5地域区分。2005年(平成17年)度から2014年(平成26年)度まで設置されていた5つの県民局の管轄区域に相当する。

元々は以下の4地域で構成されている。地方裁判所地方検察庁の管轄では、吾妻地区は本庁に、東毛は桐生地区と太田地区に分けられ、前橋・高崎・桐生・太田・沼田の5地域区分となる。

  • 中毛地域(前橋市、伊勢崎市、渋川市、北群馬郡、佐波郡)
  • 西毛地域(高崎市、藤岡市、富岡市、安中市、多野郡、甘楽郡)
  • 東毛地域(桐生市、太田市、館林市、みどり市、邑楽郡)
  • 北毛地域(沼田市、利根郡、吾妻郡)

以下は広域市町村圏などによる10地域区分である。高崎と安中、太田と邑楽館林は同一の広域市町村圏を構成している。税務署の管轄では、渋川地区と安中地区は高崎税務署の管内に、太田地区は館林税務署の管内に含まれ、前橋・高崎・桐生・伊勢崎・沼田・館林・藤岡・富岡・中之条の9地域区分となる。

  • 前橋地区(前橋市)
  • 伊勢崎地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 渋川地区(渋川市、北群馬郡)
  • 高崎・安中地区(高崎市、安中市)
  • 藤岡地区(藤岡市、多野郡)
  • 富岡地区(富岡市、甘楽郡)
  • 沼田地区(沼田市、利根郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 桐生地区(桐生市、みどり市)
  • 太田・館林地区(太田市、館林市、邑楽郡)

以下は昭和前期に設置されていた地方事務所による10地域区分である。

  • 勢多地区(前橋市、勢多郡)
  • 群馬地区(高崎市、群馬郡)
  • 多野地区(多野郡)
  • 北甘楽地区(北甘楽郡)
  • 碓氷地区(碓氷郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 利根地区(利根郡)
  • 佐波地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 新田山田地区(桐生市、新田郡、山田郡)
  • 邑楽地区(邑楽郡)

以下は二次医療圏・土木事務所による12地域区分である。警察署の管轄では、前橋地区は前橋・前橋東に、吾妻地区は吾妻・長野原に、館林地区は館林・大泉に分けられ、前橋・前橋東・伊勢崎・渋川・高崎・藤岡・富岡・安中・沼田・吾妻・長野原・桐生・太田・館林・大泉の15地域区分となる。

  • 前橋地区(前橋市)
  • 伊勢崎地区(伊勢崎市、佐波郡)
  • 渋川地区(渋川市、北群馬郡)
  • 高崎地区(高崎市)
  • 藤岡地区(藤岡市、多野郡)
  • 富岡地区(富岡市、甘楽郡)
  • 安中地区(安中市)
  • 沼田地区(沼田市、利根郡)
  • 吾妻地区(吾妻郡)
  • 桐生地区(桐生市、みどり市)
  • 太田地区(太田市)
  • 館林地区(館林市、邑楽郡)

以下は郡市による12地域区分である。1949年昭和24年)10月1日の北群馬郡設置以後、平成の大合併による郡市の再編まで用いられた。

  • 勢多・前橋地区
  • 佐波・伊勢崎地区
  • 北群馬・渋川地区
  • 群馬・高崎地区
  • 多野・藤岡地区
  • 甘楽・富岡地区
  • 碓氷・安中地区
  • 利根・沼田地区
  • 吾妻地区
  • 山田・桐生地区
  • 新田・太田地区
  • 邑楽・館林地区

地域区分対照表

四区分 五区分 十区分 十二区分 市郡町村
中毛 中部 前橋 前橋 前橋市
伊勢崎 伊勢崎 伊勢崎市佐波郡玉村町
渋川 渋川 渋川市北群馬郡榛東村吉岡町
西毛 西部 高崎・安中 高崎 高崎市
安中 安中市
藤岡 藤岡 藤岡市多野郡上野村神流町
富岡 富岡 富岡市甘楽郡下仁田町南牧村甘楽町
北毛 利根 沼田 沼田 沼田市利根郡片品村川場村昭和村みなかみ町
吾妻 中之条 中之条 吾妻郡中之条町長野原町嬬恋村草津町高山村東吾妻町
東毛 東部 桐生 桐生 桐生市みどり市
太田・館林 太田 太田市
館林 館林市邑楽郡板倉町明和町千代田町大泉町邑楽町

市町村

群馬県には、35の市町村がある。以下、127158を記載する。市制施行が可能な町はなし、町制施行が可能な村は榛東村の1村。「町」「村」の読み方はそれぞれすべて「まち」「むら」。

人口は2018年4月1日現在。県庁所在地の前橋市が約33万人、隣接する高崎市が約37万人であり、実質的に双子都市となっているが、行政面では別々の地域とされることがほとんどである。岡山県岡山市倉敷市埼玉県の旧浦和市と旧大宮市(現・さいたま市)の関係に似ている。

中毛地域

中毛地域は、群馬県中南部を占める地域である。3市2郡2町1村がある。西毛北毛東毛、埼玉県大里児玉の各地域と接する。前橋市・伊勢崎市・玉村町が、前橋・高崎地方拠点都市地域の一部に含まれ、前橋市が西毛の高崎市とともに地域の中心都市に指定されている。

西毛地域

西毛地域は、群馬県西南部を占める地域である。4市2郡3町2村がある。吾妻中毛、埼玉県秩父児玉、長野県東信地方と接する。高崎市・藤岡市が、前橋・高崎地方拠点都市地域の一部に含まれ、高崎市が中毛の前橋市とともに地域の中心都市に指定されている。

北毛地域

北毛地域は、群馬県北部を占める地域である。1市2郡5町5村がある。西毛中毛東毛、栃木県上都賀、福島県会津、新潟県中越、長野県北信東信地方と接する。

東毛地域

東毛地域は、群馬県東南部を占める地域である。4市1郡5町がある。中毛利根沼田、栃木県上都賀下都賀安足、埼玉県北埼玉大里の各地域と接する。全域が東毛地方拠点都市地域に含まれ、桐生市・太田市・館林市が地域の中心都市に指定されている。

都市圏

1980年
昭和55年
1990年
平成2年
1995年
平成7年
2000年
平成12年
2005年
平成17年
2010年
平成22年
前橋 都市圏
341331人
前橋 都市圏
449543人
前橋 都市圏
455681人
前橋 都市圏
458996人
前橋 都市圏
462923人
前橋 都市圏
1453528人
渋川 都市圏
77891人
高崎 都市圏
457317人
高崎 都市圏
506006人
高崎 都市圏
524792人
高崎 都市圏
532271人
高崎 都市圏
535554人
桐生 都市圏
205240人
桐生 都市圏
192286人
桐生 都市圏
189176人
桐生 都市圏
185540人
桐生 都市圏
180152人
伊勢崎 都市圏
159064人
伊勢崎 都市圏
175206人
伊勢崎 都市圏
184394人
伊勢崎 都市圏
194232人
伊勢崎 都市圏
202447人
富岡 都市圏
88256人
富岡 都市圏
86671人
富岡 都市圏
85011人
富岡 都市圏
83570人
富岡 都市圏
81151人
太田 都市圏
161945人
太田 都市圏
273994人
太田 都市圏
283861人
太田 都市圏
288046人
太田 都市圏
453513人
太田 都市圏
449748人
大泉 都市圏
63829人
足利 都市圏
165753人
足利 都市圏
167615人
足利 都市圏
165588人
足利 都市圏
163066人
館林 都市圏
96083人
館林 都市圏
102533人
館林 都市圏
103645人
館林 都市圏
106033人
館林 都市圏
106645人
館林 都市圏
105523人
沼田 都市圏
73351人
沼田 都市圏
73555人
沼田 都市圏
82213人
沼田 都市圏
86121人
沼田 都市圏
93927人
沼田 都市圏
89032人

市外局番・単位料金区域

群馬県内には、7つの市外局番と、10の単位料金区域(MA)が存在する。

市外局番 MA 番号区画
コード 番号区画名
027 前橋 185 前橋市
高崎 186 高崎市(新町を除く)、安中市
0270 伊勢崎 184 伊勢崎市佐波郡
0274 富岡 187 富岡市甘楽郡
藤岡 188 高崎市(新町)、藤岡市多野郡、埼玉県児玉郡神川町(上阿久原、下阿久原、矢納、渡瀬)
0276 太田 189 太田市(市場町、大久保町、大原町、藪塚町、山之神町、寄合町、六千石町を除く)、館林市邑楽郡、埼玉県熊谷市(妻沼小島)
0277 桐生 190 桐生市、太田市(大久保町、大原町、藪塚町、山之神町、寄合町、六千石町)、みどり市
0278 沼田 191 沼田市利根郡
0279 渋川 192 渋川市北群馬郡吾妻郡中之条町(赤岩、入山、太子、小雨、生須、日影を除く)、高山村東吾妻町
長野原 193 吾妻郡(長野原町嬬恋村草津町、中之条町(赤岩、入山、太子、小雨、生須、日影))

※太田市の市場町は足利MAに含まれる。

気象注意報・警報の細分区域

一次細分 二次細分 市郡
北部 利根・沼田地域 沼田市・利根郡
吾妻地域 吾妻郡
南部 前橋・桐生地域 前橋市・桐生市・渋川市・みどり市・北群馬郡
伊勢崎・太田地域 伊勢崎市・太田市・館林市・佐波郡・邑楽郡
高崎・藤岡地域 高崎市・藤岡市・富岡市・安中市・多野郡・甘楽郡

市町村合併

旧5市

  • 昭和の大合併(1954年(昭和29年))前から市制施行していた前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市の総称。いずれも平野部に位置する都市である。
  • 人口は高崎市の約37万人を筆頭に、前橋市約34万人、太田市約22万人、伊勢崎市約21万人、桐生市約12万人と続く。前橋市・高崎市は中核市、伊勢崎市・太田市は施行時特例市に指定されている。
  • 上毛かるたの役札「五市札」(お/か/め/き/け)になっており、団体戦の場合「五市札」を揃えると、20点が加算される。
    • 「お」 - 太田市 - 「太田金山子育呑龍(こそだてどんりゅう)」
    • 「か」 - 高崎市 - 「関東と信越つなぐ高崎市」
    • 「め」 - 伊勢崎市 - 「銘仙織出す伊勢崎市」
    • 「き」 - 桐生市 - 「桐生は日本の機どころ」
    • 「け」 - 前橋市 - 「県都前橋生糸の市」
  • 全日本実業団対抗駅伝大会では、中継所のある上記5市のほか、佐波郡玉村町、みどり市を通過する。
    • 前橋市(群馬県庁、公田中継所)
    • 高崎市(高崎中継所)
    • 佐波郡玉村町
    • 伊勢崎市(伊勢崎中継所、赤堀中継所)
    • 太田市(太田中継所)※尾島中継所は廃止されたが、通過はする。
    • 桐生市(桐生中継所)
    • みどり市(笠懸地区)

新5市

  • 1954年(昭和29年)4月1日 昭和の大合併により一斉に市制施行した沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市の総称。

昭和以前の合併

群馬県の廃止市町村一覧を参照のこと

平成の大合併

歴史

先史

旧石器時代 - 1979年昭和54年)に国の史跡に指定された岩宿遺跡を始め旧石器時代の遺跡が多い。現在では、150以上の遺跡が発見されている。そのなかの一つ、2千数百年前の下触牛伏(しもふれうしぶせ)遺跡(伊勢崎市)は大規模な集落であり、出土した石器・石材は2000点余りに上った。武井遺跡(桐生市新里町武井)からは10万点余りの槍先尖頭器を中心とする石器やこぶし大の石[27]が大量に発見されている。これらの石器の石材は近くの渡良瀬川や栃木・長野県のものがみられ、この時代には既に人や物の交流・交易が行われていたことが分かる。また食料としては、ナウマンゾウオオツノジカなどの大型哺乳動物、シカイノシシなどの動物、それにウドゼンマイヤマゴボウユリ根・クルミなどであった[28]

上毛野国(かみつけぬのくに)は古代東国の一大中心地で、4世紀前半から前方後円墳が出現した。前橋天神山古墳、朝子塚古墳(太田市)、浅間山古墳(高崎市)、太田天神山古墳など東日本最大規模の古墳が築かれた。また、太田市飯塚町にて埴輪挂甲(けいこう)の武人が出土し、国宝に指定された。6世紀の中頃に榛名山が大爆発を起こした。その時の爆発で軽石の下敷きになった村がそっくり姿を現した。黒井峯遺跡(子持村)である。そこからは大小の竪穴式住居址、倉庫や納屋、家畜小屋、水田や畑が発掘されている。これまで不明であった古墳時代の集落構造の資料を提供することとなった。

古代

ファイル:Akagiyama ono.jpg
赤城山山頂にある赤城神社

律令制の下では東山道上野国で、国司が国を治める国府の所在地は現在の前橋市元総社町付近であったと推定されているが、その遺跡は確認されていない。周辺に国分寺国分尼寺の跡がある。10世紀の郡は、碓氷(うすい)・片岡・甘楽(かんら)・多胡・緑野(みとの)・那波・群馬(くるま)・吾妻(あがつま)・利根・勢多・佐位・新田・山田(やまた)・邑楽(おうら)の14、郷は102(『和名類聚抄』)。和銅4年(711年)、多胡郡は片岡・緑野・甘楽の3郡から300戸を割いて設けられた。

延喜式神名帳に記載される名神大社としては、後に一ノ宮となった貫前神社(富岡市)[29]赤城神社(前橋市に論社3社)、伊香保神社(渋川市)があり、高崎市の辛科神社は渡来系の神社として知られている。この辺りには古くから渡来人が多かったようで、8世紀始めに甘楽、緑野、片岡各郡から6郷を割き、多胡郡が成立した。多胡郡建郡を記念する多胡碑[30]など上野三碑が古代の金石文として知られる。

中世

荘園や御厨、国衙領が成立し、それを基盤として中小武士団が勃興した。県東部の邑楽・新田・佐位郡と北部の利根・吾妻、西部の碓氷・多胡郡は郡域が荘園化し、一方で群馬郡・甘楽郡はほぼ全域が国衙領として渋川郷(保)・桃井郷・白井保・長野郷・和田郷・岡本郷などが成立した。他は混在している。このため武士団の出自に地域傾向がある。

まず県北部から東部にかけては秀郷流藤原氏(佐位・那波・林・薗田・大胡・山上氏)が入り、続いて東部の新田荘に新田氏一族(新田本家・里見・山名・得河・世良田・岩松)が入り拡大した。県南部は秩父党系(小幡・飽間・小林氏)が武蔵から入った。多胡郡は荘園として源義賢が開発し、のちに多胡氏が拠った。一方国衙領がほとんどの群馬郡・甘楽郡では、在庁宮人系と推測される諸氏(渋川・桃井・長野・和田・岡本氏など)が勃興した。

これらの武士団は、新田一族を除き中世の騒乱のなかで力を失っていった。まず治承・寿永の乱で、源義仲が多胡郡から県西部に影響力を持ち、東部では新田荘の新田義重が自立した。隣接する足利には秀郷流藤原氏の惣領・藤原姓足利氏が平家側にあった。一方秀郷流藤原氏の一族・新田氏の分家(里見・山名)や多くの武士は源頼朝に従った。その後、最終的に源頼朝の勝利に終わった結果、源義仲についた今井氏・佐位氏・那波氏・桃井氏、平家についた藤原姓足利氏が没落、新田義重も地位が低下した。頼朝についた武士団は鎌倉御家人となった。鎌倉期には和田合戦で渋川氏が没落した。在地領主が没落したのちには、新たに領主が入り、同じ名の氏族を名乗った。藤姓那波氏旧領には大江氏系の那波氏が、渋川氏・桃井氏は源姓足利氏の一族が入った。

鎌倉末期になると、新田義貞足利尊氏とともに後醍醐天皇鎌倉幕府討幕運動に参加し、建武の新政にも参画した[31]。ただし惣領家が力を失った新田氏は一族としてまとまらず、里見・山名氏は足利尊氏についている。また幕府側についた武士団(白井氏・大胡氏・山上氏)もあった。新田義貞戦死後は南朝に付いた新田本家・世良田氏が没落し、里見・山名氏はその本拠地を県外へ移し、足利について新たに新田惣領を継承した岩松氏が新田荘を中心に勢力を維持した。一方、鎌倉幕府滅亡時に白井氏・観応の擾乱で多胡氏が没落、山上氏は幕府側から擾乱時に尊氏方に移るなど、内乱で没落したり疲弊したりして独自勢力をもてなかった。一族が多い秀郷流藤原氏は惣領家(藤原姓足利氏)が滅亡してまとまれず、結果、室町時代において岩松氏以外の上州武士は国人一揆たる白旗一揆に参加していた。観応の擾乱後、岩松氏を除き上州白旗一揆に参加した上州武士は、守護として入った山内上杉家の被官化した。ただし「衆」として被官化されたのちもその形式を残しており、解体は戦国大名の登場を待つことになる。また山内上杉家家臣の長尾氏が土着し、白井長尾家と総社長尾家が成立した。

享徳の乱で関東が戦国時代に入ると、県域南部が武蔵国五十子(埼玉県本庄市)を本拠に鎌倉公方堀越公方)を補佐する山内上杉家の影響力が及び、北部は越後国守護代長尾氏の勢力下、新田郡に自立的な岩松氏(のち下克上され横瀬氏)がある形で推移した。戦国期の関東情勢は鎌倉公方が分裂し、伊豆の堀越公方に属する両上杉氏らと、下総国古河に本拠を置く古河公方が対立し複雑に推移し、山内上杉家は北関東の有力戦国大名として成長するが、相模国に台頭した新興勢力である後北条氏と対立し、後北条氏は甲斐国武田氏駿河国今川氏と三国同盟を結び天文15年(1546年)の河越夜戦において山内上杉家を駆逐し、上野にも後北条氏の勢力が及び、こうした情勢のなか上野の国衆は上杉・北条両氏に属し離合集散を繰り返した。ただし、信濃国佐久郡に近い一部の国衆は同地に進出した武田氏に属している。

越後国では守護代長尾氏による統一が進んでいたが山内上杉家は長尾氏を頼り、長尾景虎(上杉謙信)は山内上杉家の家督と関東管領職を継承し、北信濃における武田氏との抗争(川中島の戦い)と平行して上野や北関東地域において後北条氏と抗争した。

上杉・武田両氏の川中島の戦いは永禄4年(1561年)の第四次合戦を機に収束するが、武田氏は上杉氏の圧迫を受けていた自己傘下の小幡氏の旧領復帰を口実に上野進出の機会をうかがっており、上野における後北条氏の反攻と呼応して西上野侵攻を行って上杉傘下にあった有力国衆長野氏を滅ぼすなど、上野においては上杉氏と武田・後北条氏との抗争が展開された。

永禄11年(1568年)には甲相同盟が破綻して武田・後北条氏が対立関係となり、永禄12年(翌年)には上杉氏と後北条氏との間で越相同盟が締結される。さらに甲相同盟は元亀2年(1571年)に回復され、天正7年(1579年)には越後における御館の乱と関係して武田・上杉間で甲越同盟が締結され武田・後北条間は敵対関係となり、こうした複雑な外交情勢のなか上野は三者の接する係争地となった。そして豊臣秀吉による小田原征伐で後北条氏が没落すると、徳川家康の配下の武将が入ることになる。

このような山内上杉氏・後北条氏・武田氏・長尾上杉氏が争う中で、鎌倉頃からの土着武士は完全に没落し、戦国大名の家臣として新たに入った武士が近世は上州を領地としていった。

近世

江戸時代初期には東国の北の守りとして主に譜代大名が上州に配置され、前橋藩高崎藩沼田藩館林藩安中藩小幡藩伊勢崎藩吉井藩七日市藩などがあり、交代寄合旗本では岩松(新田)氏の岩松陣屋があった。また岩鼻には上野国内の幕府領を支配する代官陣屋岩鼻陣屋)が置かれた。

江戸時代から昭和初期にかけては、桐生織を中心に、当時の基幹産業である絹織物生産の中心地となった[32]。上州の女性が家庭社会において従属的な位置に甘んじることなく元気溌剌としている大きな理由は、養蚕織物業によって女性であっても多くの収入を得られたからである。

これは加齢年齢にも影響を受けない練達技巧である。いわゆる「かかあ天下(でんか)と空っ風」である。[33]「かかあ天下」は、「女性(妻)に頭が上がらない男性(夫)」とか「妻の尻に敷かれている夫」と取られがちだが、そうではなく、上州の男が自分の妻を感謝・尊敬し、自慢する意味で「ウチの母(かかあ)は天下一」という意味を持っている。

養蚕業は原始的ながら複雑な工程を経るため、群馬県(埼玉県北部上武地域を含む)では養蚕業に由来する社会行事が多く残っている。民俗学的に優れた材料の宝庫ともいえ、評価が高い。往々にして写真美術の題材になるなど、養蚕業の深奥はいまだに尽きるところがない。養蚕製糸業は当然製造工学的な技術発展をうながしており、これを背景に大正時代には日本最大の飛行機会社となった中島飛行機が設立された。

近現代

第二次世界大戦中には疎開地として多くの民衆企業を受け入れた。軍需工場が集中する高崎市街地、前橋市街地、伊勢崎市街地、桐生市街地、中島飛行機太田製作所、小泉製作所はそれ故に米軍による市街地空襲の標的となり、その内、高崎市、前橋市、伊勢崎市、太田町(現:太田市)の一部、などの市街地は甚大な被害を受けた(桐生市は確認されているのが戦闘機による機銃掃射のみでほとんど被害なし)。戦後はこれまでの平野部の農業、工業製造業も復活したが、娯楽民生に技術を転用した好例として遊技機(パチンコ機パチスロ機)の製造販売が盛んである。製造業の系譜は途切れることなく、また女性の社会参加も同様である。県民の一世帯当たりの自家乗用車保有台数は全国でも首位を争うほどである。一家に親世代子世代用の各乗用車に加え一定の労務に従事する女性のための乗用車を用意しているのが各統計に見られる多くの姿である。

政治的にも、経済的にも首都圏にありながら保守土着の性質がいまだに残り、自由民主党の勢力が強く「保守王国」と呼ばれる。また、有力議員が当選回数を重ねて首班指名を受けるという現代保守政治の手続に忠実な意識である。戦後には福田赳夫(高崎市)、中曽根康弘(高崎市)、小渕恵三中之条町)、福田康夫高崎市)と4人の総理大臣を輩出している。しかし、2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙では、自民党への逆風から5議席中3議席を民主党に奪われ、政権交代の象徴的選挙区として全国から注目を浴びた。

主要年表

古代

中世

近世

明治

大正

昭和

平成

※各市町村の人口は合併発足当時のもの。

人口

県人口は、1,973,115人(2015年平成27年)国勢調査)で、都道府県で19位(都道府県の人口一覧)である。国勢調査最大人口は、2000年(平成12年)の2,024,852人であり、都道府県で19位であった。上毛かるたには、県の人口を詠んだ「力あわせる二百万」という札がある。

2000年平成12年)の国勢調査で人口順位が上位100位内の市は、前橋(75位)・高崎(90位)の2市であった(都道府県庁所在地と政令指定都市の人口順位)。各年の国勢調査で人口順位が上位50位内に入ったことのある市は、前橋(最高位:1920年(大正9年)35位)・桐生(最高位:1935年(昭和10年)50位)の2市であった。

ファイル:Growth rate map of municipalities of Gunma prefecture, Japan.svg
群馬県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
増加
  7.5 - 9.99 %
  5.0 - 7.49 %
  2.5 - 4.99 %
  0.0 - 2.49 %
減少
  0.0 - 2.5 %
  2.5 - 5.0 %
  5.0 - 7.5 %
  7.5 - 10.0 %
  10.0 % 以上
群馬県(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

人口密度

2010年平成22年)国勢調査による群馬県の人口密度は、1平方キロメートルあたり315.6人で、47都道府県で21位、関東7都県では6位。人口密度が1平方キロメートルあたり1,500人以上の市町村は大泉町のみで、可住地人口密度が1平方キロメートルあたり1,500人以上の市町村は高崎桐生・大泉の3市町である。

群馬県及び県内主要市町 平成22年国調人口密度・可住地人口密度
県市町 総人口
(人)
総面積
(km2
人口密度
(人/km2)
可住地
面積
(km2
可住地
人口密度
(人/km2)
群馬県 2,008,068 6362.33 315.6 2,293.73 875.5
前橋市 340,291 311.64 1,091.9 236.62 1,438.1
高崎市 371,302 459.41 808.2 245.15 1,514.6
桐生市 121,704 274.57 443.3 77.39 1,572.6
伊勢崎市 207,221 139.33 1,487.3 139.05 1,490.3
太田市 216,465 175.66 1,232.3 166.45 1,300.5
沼田市 51,265 443.37 115.6 103.60 494.8
館林市 78,608 60.98 1,289.1 60.52 1,298.9
渋川市 83,330 240.42 346.6 114.70 726.5
藤岡市 67,975 180.09 377.5 76.31 890.8
富岡市 52,070 122.90 423.7 77.20 674.5
安中市 61,077 276.34 221.0 110.53 552.6
みどり市 51,899 208.23 249.2 41.22 1,259.1
吉岡町 19,801 20.50 965.9 16.76 1,181.4
中之条町 18,216 439.28 41.5 71.75 253.9
みなかみ町 21,345 780.91 27.3 167.23 127.6
玉村町 37,536 25.81 1,454.3 25.62 1,465.1
大泉町 40,257 17.93 2,245.2 17.90 2,249.0
邑楽町 27,023 31.12 868.3 30.69 880.5

人口変遷

第1回国勢調査が実施された1920年大正9年)の県人口は約105万人であり、47道府県中23位であった。人口3万人以上の市町村は前橋高崎桐生の3市町であった。2000年平成12年)国勢調査での県人口は約202万人であり、47道府県中19位。人口3万人以上の市町村は前橋・高崎・桐生・伊勢崎太田沼田館林渋川藤岡富岡安中群馬玉村大泉の15市町で、DID(人口集中地区)のある市町村は前橋・高崎・桐生・伊勢崎・太田・沼田・館林・渋川・藤岡・富岡・新町吉井・境・玉村・大間々・大泉の16市町であった。

下表には、全てのとその中心市街を構成する旧町(前橋・高崎・桐生・伊勢崎・太田・沼田・館林・渋川・藤岡・富岡・安中・大間々/みどり)、税務署の所在町(中之条)、警察署の所在町とその中心市街を構成する旧町(/吾妻/東吾妻長野原小泉/大泉)、警察署の旧所在町(大胡下仁田松井田・境)、税務署・警察署の非所在町のうち人口集中地区の設定町と旧設定町(草津・吉井・新町・玉村)、人口集中地区の非設定町のうち人口3万人以上の町とその旧町(金古/群馬)の計25市町の国勢調査人口の変遷を記載した。

群馬県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷 (大正・昭和前中期)
1920年
大正9年)
1925年
(大正14年)
1930年
昭和5年)
1935年
(昭和10年)
1940年
(昭和15年)
1947年
(昭和22年)
1950年
(昭和25年)
1955年
(昭和30年)
1960年
(昭和35年)
1965年
(昭和40年)
群馬県
1,052,610
群馬県
1,118,858
群馬県
1,186,080
群馬県
1,242,453
群馬県
1,299,027
群馬県
1,572,787
群馬県
1,601,380
群馬県
1,613,549
群馬県
1,578,476
群馬県
1,605,584
前橋市
62,325
前橋市
73,688
前橋市
84,925
前橋市
87,181
前橋市
86,997
前橋市
90,432
前橋市
97,394
前橋市
171,265
前橋市
181,937
前橋市
198,745
高崎市
36,792
高崎市
45,698
高崎市
59,928
高崎市
64,283
高崎市
71,002
高崎市
88,483
高崎市
92,964
高崎市
125,195
高崎市
142,152
高崎市
173,887
桐生町
37,674
桐生市
42,553
桐生市
52,906
桐生市
76,145
桐生市
86,086
桐生市
91,482
桐生市
95,533
桐生市
116,935
桐生市
123,010
桐生市
127,880
伊勢崎町
14,295
伊勢崎町
18,645
伊勢崎町
21,996
伊勢崎町
23,588
伊勢崎市
40,004
伊勢崎市
46,046
伊勢崎市
48,703
伊勢崎市
85,380
伊勢崎市
84,250
伊勢崎市
86,861
太田町
5,803
太田町
6,830
太田町
7,304
太田町
10,451
太田町
42,206
太田町
49,943
太田市
49,556
太田市
50,019
太田市
62,600
太田市
87,898
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
沼田町
9,768
沼田町
12,236
沼田町
13,108
沼田町
14,012
沼田町
14,302
沼田町
19,977
沼田町
20,623
沼田市
42,873
沼田市
42,919
沼田市
44,347
館林町
14,635
館林町
17,413
館林町
17,377
館林町
17,802
館林町
17,412
館林町
23,277
館林町
23,108
館林市
56,407
館林市
55,684
館林市
57,317
渋川町
9,017
渋川町
11,313
渋川町
13,202
渋川町
13,502
渋川町
15,264
渋川町
19,634
渋川町
20,763
渋川市
39,209
渋川市
39,851
渋川市
42,355
藤岡町
9,056
藤岡町
9,426
藤岡町
9,771
藤岡町
9,839
藤岡町
10,206
藤岡町
14,429
藤岡町
14,468
藤岡市
43,475
藤岡市
40,933
藤岡市
41,667
富岡町
11,074
富岡町
12,093
富岡町
12,486
富岡町
12,840
富岡町
12,659
富岡町
17,547
富岡町
17,563
富岡市
41,476
富岡市
45,039
富岡市
45,067
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
安中町
7,754
安中町
7,840
安中町
7,907
安中町
8,553
安中町
7,947
安中町
10,608
安中町
10,578
安中町
42,808
安中市
40,045
安中市
39,517
大間々町
7,141
大間々町
7,629
大間々町
7,965
大間々町
8,604
大間々町
9,228
大間々町
11,736
大間々町
12,204
大間々町
16,777
大間々町
18,012
大間々町
18,266
大胡町
6,147
大胡町
6,439
大胡町
7,034
大胡町
7,317
大胡町
7,589
大胡町
9,912
大胡町
10,352
大胡町
10,375
大胡町
10,007
大胡町
9,658
金古町
3,081
金古町
3,100
金古町
3,233
金古町
3,237
金古町
3,264
金古町
4,026
金古町
4,012
群馬町
12,069
群馬町
14,548
群馬町
15,068
新町
6,908
新町
8,754
新町
9,606
新町
9,278
新町
9,244
新町
11,478
新町
11,504
新町
12,476
新町
12,319
新町
14,426
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
吉井町
6,295
吉井町
6,357
吉井町
6,743
吉井町
6,772
吉井町
6,728
吉井町
9,464
吉井町
9,220
吉井町
20,005
吉井町
18,594
吉井町
18,007
下仁田町
4,327
下仁田町
4,789
下仁田町
5,198
下仁田町
5,617
下仁田町
5,421
下仁田町
7,425
下仁田町
6,939
下仁田町
21,794
下仁田町
20,640
下仁田町
19,148
松井田町
3,817
松井田町
4,101
松井田町
4,404
松井田町
4,381
松井田町
4,284
松井田町
6,241
松井田町
5,979
松井田町
24,136
松井田町
21,825
松井田町
21,006
中之条町
5,404
中之条町
5,806
中之条町
6,338
中之条町
6,765
中之条町
6,809
中之条町
9,106
中之条町
9,185
中之条町
23,195
中之条町
22,853
中之条町
21,591
原町
3,400
原町
3,580
原町
3,655
原町
4,224
原町
3,776
原町
5,267
原町
6,464
原町
22,423
吾妻町
21,222
吾妻町
19,457
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
長野原町
5,057
長野原町
5,887
長野原町
5,509
長野原町
5,770
長野原町
5,802
長野原町
7,789
長野原町
8,018
長野原町
8,349
長野原町
8,113
長野原町
7,747
草津町
2,720
草津町
3,511
草津町
4,143
草津町
5,650
草津町
7,538
草津町
7,393
草津町
7,178
草津町
7,776
草津町
7,933
草津町
8,867
境町
4,758
境町
5,489
境町
5,603
境町
5,776
境町
6,026
境町
7,741
境町
7,561
境町
24,696
境町
27,583
境町
27,236
玉村町
5,438
玉村町
5,441
玉村町
5,710
玉村町
5,863
玉村町
6,002
玉村町
7,548
玉村町
7,295
玉村町
10,850
玉村町
13,833
玉村町
13,200
小泉町
4,186
小泉町
4,260
小泉町
4,338
小泉町
4,473
小泉町
6,090
小泉町
9,785
小泉町
9,704
小泉町
10,293
大泉町
19,128
大泉町
21,262
群馬県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷 (昭和後期・平成)
1970年
昭和45年)
1975年
(昭和50年)
1980年
(昭和55年)
1985年
(昭和60年)
1990年
平成2年)
1995年
(平成7年)
2000年
(平成12年)
2005年
(平成17年)
2010年
(平成22年)
2015年
(平成27年)
群馬県
1,658,909
群馬県
1,756,480
群馬県
1,848,562
群馬県
1,921,259
群馬県
1,966,265
群馬県
2,003,540
群馬県
2,024,852
群馬県
2,024,135
群馬県
2,008,068
群馬県
1,973,115
前橋市
233,632
前橋市
250,241
前橋市
265,169
前橋市
277,319
前橋市
286,261
前橋市
284,788
前橋市
284,155
前橋市
318,584
前橋市
340,291
前橋市
336,154
高崎市
193,072
高崎市
211,348
高崎市
221,429
高崎市
231,766
高崎市
236,461
高崎市
238,133
高崎市
239,904
高崎市
245,100
高崎市
371,302
高崎市
370,884
桐生市
133,141
桐生市
134,239
桐生市
132,889
桐生市
131,267
桐生市
126,446
桐生市
120,377
桐生市
115,434
桐生市
128,037
桐生市
121,704
桐生市
114,714
伊勢崎市
91,277
伊勢崎市
97,841
伊勢崎市
105,729
伊勢崎市
112,459
伊勢崎市
115,938
伊勢崎市
120,236
伊勢崎市
125,751
伊勢崎市
202,447
伊勢崎市
207,221
伊勢崎市
208,814
太田市
98,257
太田市
110,723
太田市
123,115
太田市
133,670
太田市
139,801
太田市
143,057
太田市
147,906
太田市
213,299
太田市
216,465
太田市
219,807
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
沼田市
43,898
沼田市
45,255
沼田市
47,150
沼田市
47,179
沼田市
46,854
沼田市
47,204
沼田市
46,339
沼田市
53,177
沼田市
51,265
沼田市
48,676
館林市
61,130
館林市
66,410
館林市
70,245
館林市
75,141
館林市
76,221
館林市
76,857
館林市
79,371
館林市
79,454
館林市
78,608
館林市
76,667
渋川市
44,531
渋川市
47,071
渋川市
47,035
渋川市
47,814
渋川市
49,062
渋川市
49,167
渋川市
48,761
渋川市
47,961
渋川市
83,330
渋川市
78,391
藤岡市
44,311
藤岡市
49,169
藤岡市
54,022
藤岡市
57,082
藤岡市
60,981
藤岡市
62,676
藤岡市
62,951
藤岡市
62,480
藤岡市
67,975
藤岡市
65,708
富岡市
45,638
富岡市
46,821
富岡市
48,047
富岡市
48,551
富岡市
49,022
富岡市
49,271
富岡市
49,349
富岡市
49,038
富岡市
52,070
富岡市
49,746
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
安中市
40,092
安中市
41,581
安中市
43,095
安中市
44,601
安中市
45,525
安中市
47,079
安中市
47,665
安中市
46,911
安中市
61,077
安中市
58,531
大間々町
19,751
大間々町
22,109
大間々町
22,844
大間々町
23,497
大間々町
23,417
大間々町
23,234
大間々町
22,192
大間々町
21,427
みどり市
51,899
みどり市
50,906
大胡町
9,733
大胡町
10,731
大胡町
11,948
大胡町
12,917
大胡町
13,700
大胡町
15,282
大胡町
16,461
(前橋市) (前橋市) (前橋市)
群馬町
16,555
群馬町
21,244
群馬町
26,088
群馬町
28,558
群馬町
30,555
群馬町
33,707
群馬町
35,293
群馬町
36,764
(高崎市) (高崎市)
新町
14,758
新町
14,491
新町
13,877
新町
13,583
新町
13,492
新町
13,138
新町
12,562
新町
12,433
(高崎市) (高崎市)
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
吉井町
17,993
吉井町
19,484
吉井町
20,798
吉井町
22,111
吉井町
23,044
吉井町
23,978
吉井町
24,845
吉井町
24,987
(高崎市) (高崎市)
下仁田町
17,573
下仁田町
16,285
下仁田町
15,228
下仁田町
14,237
下仁田町
13,683
下仁田町
12,266
下仁田町
11,171
下仁田町
10,144
下仁田町
8,911
下仁田町
7,564
松井田町
19,878
松井田町
19,477
松井田町
19,179
松井田町
18,805
松井田町
18,801
松井田町
17,774
松井田町
17,228
松井田町
16,268
(安中市) (安中市)
中之条町
20,809
中之条町
20,439
中之条町
20,373
中之条町
20,223
中之条町
19,483
中之条町
18,947
中之条町
18,344
中之条町
17,556
中之条町
18,216
中之条町
16,850
吾妻町
17,978
吾妻町
17,348
吾妻町
17,195
吾妻町
16,910
吾妻町
16,526
吾妻町
15,874
吾妻町
15,239
吾妻町
14,515
東吾妻町
15,622
東吾妻町
14,033
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
長野原町
7,342
長野原町
7,194
長野原町
7,237
長野原町
7,063
長野原町
6,878
長野原町
7,017
長野原町
6,939
長野原町
6,563
長野原町
6,017
長野原町
5,536
草津町
8,591
草津町
9,273
草津町
9,341
草津町
8,945
草津町
8,620
草津町
8,294
草津町
7,702
草津町
7,602
草津町
7,160
草津町
6,518
境町
27,313
境町
28,120
境町
29,089
境町
29,651
境町
29,952
境町
30,742
境町
31,025
(伊勢崎市) (伊勢崎市) (伊勢崎市)
玉村町
12,992
玉村町
14,667
玉村町
17,643
玉村町
20,494
玉村町
24,423
玉村町
34,244
玉村町
37,522
玉村町
38,168
玉村町
37,536
玉村町
36,654
大泉町
25,149
大泉町
28,377
大泉町
31,282
大泉町
35,925
大泉町
39,232
大泉町
41,100
大泉町
41,403
大泉町
41,466
大泉町
40,257
大泉町
41,202
群馬県 市町村数の変遷
人口階級 1920年
(大正9年)
1940年
(昭和15年)
1960年
(昭和35年)
1980年
(昭和55年)
2000年
(平成12年)
100,000人以上 - - 3市 前橋市 181,937
高崎市 142,152
桐生市 123,010
5市 前橋市 265,169
高崎市 221,429
桐生市 132,889
太田市 123,115
伊勢崎市 105,729
5市 前橋市 284,155
高崎市 239,904
太田市 147,906
伊勢崎市 125,751
桐生市 115,434
50,000人以上 1市 前橋市 62,325 3市 前橋市 86,997
桐生市 86,086
高崎市 71,002
3市 伊勢崎市 84,250
太田市 62,600
館林市 55,684
2市 館林市 70,245
藤岡市 54,022
2市 館林市 79,371
藤岡市 62,951
40,000人以上 - 1市
1町
太田町 42,206
伊勢崎市 40,004
4市 富岡市 45,039
沼田市 42,919
藤岡市 40,933
安中市 40,045
4市 富岡市 48,047
沼田市 47,150
渋川市 47,035
安中市 43,095
4市
1町
富岡市 49,349
渋川市 48,761
安中市 47,665
沼田市 46,339
大泉町 41,403
30,000人以上 1市
1町
桐生町 37,674
高崎市 36,792
- 1市 渋川市 39,851 1町 大泉町 31,282 3町 玉村町 37,522
群馬町 35,293
境町 31,025
20,000人以上 - - 6町
境町 27,583
中之条町 22,853
松井田町 21,825
吾妻町 21,222
榛名町 20,750
下仁田町 20,640
8町 境町 29,089
群馬町 26,088
新田町 24,052
大間々町 22,844
邑楽町 21,869
榛名町 21,240
吉井町 20,798
中之条町 20,373
6町
2村
新田町 29,606
邑楽町 27,512
笠懸町 25,799
吉井町 24,845
大間々町 22,192
榛名町 22,188
富士見村 21,273
佐波東村 20,656
15,000人以上 - 2町 館林町 17,412
渋川町 15,264
6町
3村
新田町 19,599
大泉町 19,128
吉井町 18,594
板倉町 18,189
大間々町 16,012
城南村 15,905
尾島町 15,471
嬬恋村 15,214
邑楽村 15,195
5町
2村
松井田町 19,179
玉村町 17,643
吾妻町 17,195
笠懸村 16,703
板倉町 16,024
富士見村 15,887
下仁田町 15,228
9町
1村
箕郷町 18,835
中之条町 18,344
藪塚本町 18,247
松井田町 17,228
赤堀町 16,961
吉岡町 16,504
大胡町 16,461
新里村 16,111
板倉町 15,946
吾妻町 15,239
10,000人以上 3町
1村
館林町 14,635
伊勢崎町 14,295
富岡町 11,074
富士見村 10,855
3町
5村
沼田町 14,302
富岡町 12,659
富士見村 12,166
木瀬村 11,100
宝泉村 11,024
藤岡町 10,206
桂萱村 10,201
尾島町 10,113
9町
7村
甘楽町 14,847
赤城村 14,717
群馬町 14,548
玉村町 13,833
富士見村 13,741
新町 12,319
月夜野町 12,300
箕郷町 11,908
宝泉村 11,536
子持村 11,188
鬼石町 11,100
新治村 10,303
千代田村 10,192
利根村 10,078
大胡町 10,007
水上町 10,002
9町
8村
尾島町 14,779
箕郷町 13,998
甘楽町 13,937
新町 13,877
赤城村 13,710
藪塚本町 13,435
佐波東村 13,421
大胡町 11,948
子持村 11,843
吉岡町 11,501
新里村 11,499
月夜野町 10,864
赤堀町 10,830
嬬恋村 10,737
千代田村 10,680
粕川村 10,282
榛東村 10,030
7町
6村
甘楽町 14,660
尾島町 14,263
榛東村 13,334
新町 12,562
赤城村 12,555
子持村 11,961
千代田町 11,602
粕川村 11,513
明和町 11,474
月夜野町 11,245
下仁田町 11,171
嬬恋村 10,657
北橘村 10,301
10,000人未満 32町
167村
199町村 34町
149村
183町村 7町
26村
33町村 5町
21村
26町村 7町
17村
24町村
市町村数 1920年
(大正9年)
1940年
(昭和15年)
1960年
(昭和35年)
1980年
(昭和55年)
2000年
(平成12年)
2市
38町
168村
208市町村 4市
40町
154村
198市町村 11市
28町
36村
75市町村 11市
28町
31村
70市町村 11市
33町
26村
70市町村

人口集中地区

2010年(平成22年)国勢調査による群馬県内のDID(人口集中地区)は、13市町17地区あり、人口5万人以上のDIDは前橋・高崎Ⅰ・桐生・伊勢崎Ⅰ・太田の5地区であった。

群馬県 人口集中地区
県郡市町 平成2年
DID人口
県郡市町 平成12年
DID人口
県郡市町 平成22年
DID人口
10000-00群馬県 802,711802,711 10000-00群馬県 801,837801,837 10000-00群馬県 801,561801,561
10001-00市部 728,800728,800 10001-00市部 725,172725,172 10001-00市部 764,219764,219
10002-00郡部 073,91173,911 10002-00郡部 076,66576,665 10002-00郡部 037,34237,342
10201-00前橋市 208,146208,146 10201-00前橋市 204,541204,541 10201-00前橋市 200,675200,675
10202-00 - 10202-00 - 10202-00高崎市 197,744197,744
10202-00高崎市 163,239163,239 10202-00高崎市 171,141171,141 10202-01高崎市Ⅰ 185,689185,689
10203-00桐生市 095,12595,125 10203-00桐生市 088,57588,575 10203-00桐生市 078,68478,684
10204-00伊勢崎市 063,84163,841 10204-00伊勢崎市 068,65668,656 10204-00伊勢崎市 089,73689,736
10204-01伊勢崎市Ⅰ 057,02857,028 10204-01伊勢崎市Ⅰ 058,84858,848 10204-01伊勢崎市Ⅰ 064,17464,174
10204-02伊勢崎市Ⅱ 006,8136,813 10204-02伊勢崎市Ⅱ 009,8089,808 10204-02伊勢崎市Ⅱ 010,97210,972
10204-0x - 10204-0x - 10204-04伊勢崎市Ⅳ 005,3655,365
10205-00太田市 080,33480,334 10205-00太田市 082,86682,866 10205-00太田市 081,77981,779
10206-00沼田市 024,61624,616 10206-00沼田市 022,68822,688 10206-00沼田市 020,13820,138
10207-00館林市 034,71834,718 10207-00館林市 037,91337,913 10207-00館林市 038,85138,851
10208-00渋川市 020,78920,789 10208-00渋川市 017,72717,727 10208-00渋川市 015,89515,895
10209-00藤岡市 016,82716,827 10209-00藤岡市 017,23317,233 10209-00藤岡市 018,06318,063
10210-00富岡市 015,53115,531 10210-00富岡市 013,83213,832 10210-00富岡市 012,36212,362
10211-00安中市 005,6345,634 10211-00 - 10211-00 -
10361-00新町 012,91712,917 10361-00新町 012,12212,122 10202-02高崎市Ⅱ 012,05512,055
10363-00吉井町 005,6655,665 10363-00吉井町 005,5105,510 10202-0x -
10426-00草津町 005,6895,689 10426-00 - 10426-00 -
10463-00境町 007,5567,556 10463-00境町 009,6679,667 10204-03伊勢崎市Ⅲ 009,2259,225
10464-00 - 10464-00玉村町 005,4215,421 10464-00玉村町 005,4135,413
10501-00大間々町 012,51212,512 10501-00大間々町 011,69011,690 10212-00みどり市 010,29210,292
10524-00大泉町 029,57229,572 10524-00大泉町 032,25532,255 10524-00大泉町 031,92931,929
群馬県 人口集中地区数の変遷
国勢調査年 DID数 人口集中地区名
1990年平成2年) 18 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 安中 大間々 草津 - 大泉
1995年(平成7年) 18 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 安中 大間々 草津 - 大泉
2000年(平成12年) 17 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - 大間々 - 玉村 大泉
2005年(平成17年) 17 前橋 高崎 新町 吉井 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - 大間々 - 玉村 大泉
2010年(平成22年) 17 前橋 高崎Ⅰ Ⅱ 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - みどり - 玉村 大泉
2015年(平成27年) 17 前橋 高崎Ⅰ Ⅱ 桐生 伊勢崎
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
太田 沼田 館林 渋川 藤岡 富岡 - みどり - 玉村 大泉

主要都市

人口が10万人以上の市は前橋高崎桐生伊勢崎太田の5市で、前橋・高崎は中核市に、伊勢崎・太田は特例市となった。平成の大合併以前の市で、新設合併・編入合併を行わなかったのは、館林市のみである。

江戸時代に小藩が分立していたため、東京都市圏のある南関東と比べて大きな人口集積地域はみられない。特に伊勢崎市や太田市は周辺農地の転用住宅地が散在しているため、総人口に対するDID人口比率が50パーセントを下回っており、人口規模に見合ったような中心市街地を持たないことが特徴である。2015年平成27年)国勢調査でのDID人口比率が50パーセント以上の市町村は、前橋・高崎・桐生・館林・大泉の5市町である。

市町名 平成27年国勢調査
総人口・DID人口
市制町制施行年 大都市制度 地裁家裁地検
本庁・支部
簡裁
区検
税務署 警察署 郡役所 地方事務所
前橋市 336,154 196,540 1892年明治25年) 中核市 本庁 前橋 前橋 前橋・前橋東 東群馬南勢多 勢多
高崎市 370,884 197,792 1900年(明治33年) 中核市 高崎支部 高崎 高崎 高崎 西群馬片岡 群馬
桐生市 114,714 73,816 1921年大正10年) - 桐生支部 桐生 桐生 桐生 山田 新田山田
伊勢崎市 208,814 88,772 1940年昭和15年) 施行時特例市 - 伊勢崎 伊勢崎 伊勢崎 佐位那波 佐波
太田市 219,807 83,094 1948年(昭和23年) 施行時特例市 太田支部 太田 - 太田 新田 -
沼田市 48,676 18,551 1954年(昭和29年) - 沼田支部 沼田 沼田 沼田 利根北勢多 利根
館林市 76,667 39,149 1954年(昭和29年) - - 館林 館林 館林 邑楽 邑楽
渋川市 78,391 13,473 1954年(昭和29年) - - - - 渋川 - -
藤岡市 65,708 17,552 1954年(昭和29年) - - 藤岡 藤岡 藤岡 緑野多胡南甘楽 多野
富岡市 49,746 10,636 1954年(昭和29年) - - 群馬富岡 富岡 富岡 北甘楽 北甘楽
安中市 58,531 - 1958年(昭和33年) - - - - 安中 碓氷 碓氷
みどり市 50,906 9,757 2006年平成18年) - - - - - - -
中之条町 16,850 - 1889年明治22年) - - 中之条 中之条 - 吾妻 吾妻
長野原町 5,536 - 1889年(明治22年) - - - - 長野原 - -
東吾妻町 14,033 - 1889年(明治22年) - - - - 吾妻 - -
玉村町 36,654 5,191 1889年(明治22年) - - - - - - -
大泉町 41,202 33,181 1902年(明治35年) - - - - 大泉 - -

政治・行政

国政

衆議院小選挙区が5。参議院では、全県で1区を構成。

県政

歴代知事(公選)

財政

2004年(平成16年)度

  • 財政力指数 0.49
    • IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)10自治体中1位

2005年(平成17年)度

  • 財政力指数 0.51
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)10自治体中10位

2006年(平成18年)度

  • 財政力指数 0.54
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)16自治体中10位

2007年(平成19年)度

  • 財政力指数 0.59
    • Iグループ(財政力指数0.5以上、1.0未満)17自治体中9位

経済・産業

群馬県内には、国税庁「法人番号公表サイト」に登録されている企業だけでも約5万5,000社存在する。「法人番号公表サイト」に登録されている県内企業のうち、企業名の冒頭に付く言葉(冒頭3音以上)で最も多かったのは、731社の「ぐんま」(片仮名・漢字表記含む)で、270社で2位の「にほん」、263社で3位の「かんとう」に大差をつけた。全体的な傾向として、所在地名や経営者名が上位となっている(2018年(平成30年)1月19日現在)。関東7都県のうち、所在地の都県名を企業名の冒頭に付ける割合は群馬県が1.3%で首位となった。背景には地名や名字など具体的な社名を好む県民性や郷土愛の高さがあると考えられる[38][39]

群馬県に本社を置く企業

LABI1高崎(ヤマダ電機本社)
ベイシアビジネスセンター

ベイシアグループのうちカインズ(カインズホーム)は埼玉県本庄市に移転

群馬県と関係の深い企業

このほかにも三国コカ・コーラ群馬工場・キリンビール高崎工場・日本たばこ産業高崎工場(いずれも高崎市)があったが、事業再編リストラクチャリングにより撤退した。

県内の主な大型商業施設

高崎高島屋
けやきウォーク前橋
スマーク伊勢崎
マーケットシティ桐生
イオンモール太田

生活・交通

警察

交通

高速道路

一般国道

主要県道・一般県道

鉄道

路線バス

空港

サイクリングロード

  • 高崎伊勢崎自転車道線 42.5km 高崎市浜尻町 - 伊勢崎市若葉町
  • 桐生足利藤岡自転車道線 38.4km 桐生市錦町 - 栃木県藤岡町
  • 玉村渋川自転車道線 35.0km 玉村町五料 - 渋川市金井
  • 桃ノ木川サイクリングロード 13.5km 前橋市下小出町 - 前橋市駒形町
  • 広瀬川サイクリングロード 4.4km 伊勢崎市宮子町 - 伊勢崎市若葉町
  • 井野川(ホタルの里)サイクリングロード 5.9km 高崎市浜尻町 - 高崎市保渡田町
  • 烏川・榛名白川サイクリングロード 4.2km 高崎市上並榎町 - 高崎市沖町
  • 早瀬川サイクリングロード 3.8km 高崎市大八木町 - 高崎市楽間町
  • 烏川・碓氷川サイクリングロード 2.6km 高崎市聖石町 - 高崎市乗附町
  • 粕川サイクリングロード 3.3km 伊勢崎市華蔵寺町 - 伊勢崎市下植木町
  • 蛇川(石田川)サイクリングロード 12.1km 太田市古戸町 - 太田市寺井町
  • 薄根川サイクリングロード 3.5km 沼田市柳町 - 沼田市薄根町
  • 烏川・神流川サイクリングロード 7.1km 高崎市新町戸崎 - 藤岡市根岸
  • 鮎川サイクリングロード 4.2km 藤岡市上大塚 - 藤岡市中
  • 高田川サイクリングロード 11.5km 富岡市黒川 - 富岡市妙義町菅原
  • 碓氷川サイクリングロード 9.8km 安中市板鼻 - 安中市中後閑
  • 胡桃沢川サイクリングロード 4.0km 中之条町中之条 - 中之条町五反田
  • 草津サイクリングロード 2.2km 草津町草津
  • 早川サイクリングロード 12.0km 太田市阿久津町 - 伊勢崎市境上渕名

医療・福祉

災害拠点病院
保育所

教育

国公立大学
専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園

マスメディア

新聞

地方紙
全国紙

テレビ局

放送対象地域は関東広域圏(東京都港区に本局を置き、関東地方全域を放送エリアとするキー局)に属する。県域放送群馬テレビ(GTV)・NHK前橋放送局のほか、NHK放送センター教育テレビ)、在京キー局5局(日本テレビテレビ朝日TBSテレビ東京フジテレビ)、放送大学前橋中継局をはじめ県内各地に中継局を設置している。

ラジオ局

県内に地元AMラジオ局は存在しない。在京AM3局(TBSラジオ文化放送ニッポン放送)の放送対象地域になっている。

FMラジオ局(県域局)
コミュニティFM

ケーブルテレビ

文化・スポーツ

方言

食文化

ひもかわ
水沢うどん
おっきりこみ
だるま弁当
鳥めし
みなかみダムカレー
郷土料理
食文化

群馬県は二毛作による小麦の栽培が発達していたため、うどん、焼きまんじゅうなど、小麦粉を使った名物料理が多い。

銘菓

焼きまんじゅう
湯の花饅頭
磯部せんべい
スバル最中
  • 焼きまんじゅう(県内各所)
    • 焼きまんじゅうジェラート(前橋市 バロン、桐生市 ミラノ)
  • 旅がらす(前橋市 旅がらす本舗清月堂)
  • 鶴サブレー(前橋市 バロン)
  • 七福神あられ(前橋市 幸煎餅)
  • ぐんまちゃんパン(前橋市 アジアパン)
  • こんにゃく大福(前橋市 丸大オヲツヤ商店)
  • ラスク(高崎市 ガトーフェスタ・ハラダ
  • 花パン(桐生市 小松屋、辰見屋、日盛堂など)
  • からっ風カリン(桐生市 青柳)
  • ノコギリ屋根サブレ(桐生市 青柳)
  • 栗まんじゅう(桐生市 藤掛屋)
  • アイスまんじゅう(桐生市 シロフジ)
  • 帯羊羹(桐生市 舟定)
  • ねりきりぐんまちゃん(桐生市 舟定)
  • スバル最中(太田市 伊勢屋
  • 六連星サブレ(太田市 伊勢屋)
  • くるみゆべし(沼田市 つるまい本舗)
  • 麦落雁(館林市 三桝家總本舗)
  • 湯の花饅頭(渋川市伊香保町 勝月堂、清芳亭など)
  • 鬼サブレ(藤岡市 虎屋本店)
  • 瓦せんべい(藤岡市 虎屋本店)
  • かいこの王国(藤岡市 丸エイ食品)
  • たまごまんじゅう(藤岡市 成田屋)
  • まゆこもり(富岡市 田島屋)
  • 磯部せんべい(安中市 大手製菓、名月堂、栄泉堂など)
  • 遠足ポテト(安中市 富士屋)
  • 生クリーム大福(安中市 丸田屋総本店)
  • 温泉饅頭(草津町 本家ちちや、富貴堂、松むら饅頭など)
  • ぐんまちゃんロールケーキ(玉村町 福嶋屋)

伝統工芸

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

名産品

スポーツ

公営競技

ファイル:Isesaki-Auto.jpg
伊勢崎オートレース場

かつては全ての公営競技場が揃った県であった。

観光

名所・旧跡

祭事・催事

温泉

草津温泉
伊香保温泉
水上温泉
四万温泉

群馬県を舞台とした作品

※発表順

映画

楽曲

漫画

小説

テレビドラマ

アニメ

ゲーム

浪曲

群馬県出身の人物

脚注

  1. 平成20年度 県民経済計算(県民所得推計結果)の概要
  2. 西垣晴次・山本隆志・丑木幸男編『群馬県の歴史』山川出版社 2003年11月
  3. 前掲県史、西垣晴次「風土と人間 -自然にはぐくまれた上州人気質」2ページ
  4. 武光誠 『県民性の日本地図』 文藝春秋 文春新書166 2001年平成13年)73-74頁 ISBN 4-16-660166-0
  5. ぐんまちゃん、“銀座追放”免れる 東京の「ぐんまちゃん家」、交渉難航し近所に移転へ 広くて格安の物件に - 産経新聞(2018年6月22日閲覧)
  6. 【2月14日】ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」移転について(ぐんま総合情報センター) - 群馬県報道提供資料(2018年2月14日更新)2018年6月22日閲覧
  7. 【5月9日】ぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)の移転オープン時期の変更について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年5月9日更新)2018年6月22日閲覧
  8. 【6月5日】ぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)オープニングセレモニーについて(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月5日更新)2018年6月22日閲覧
  9. 【6月11日】平成29年度「ぐんま総合情報センター」の実績について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月11日更新)2018年6月22日閲覧
  10. 【6月11日】移転後のぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)について(広報課) - 群馬県報道提供資料(2018年6月11日更新)2018年6月22日閲覧
  11. 新店舗のオープン日が決定しました! - ツイッター ぐんまちゃん家(公式)(5月31日)2018年6月22日閲覧
  12. 2018年(平成30年)1月1日 上毛新聞 6面
  13. 「地域ブランド調査2009」調査結果
  14. 「地域ブランド調査2010」調査結果
  15. 「地域ブランド調査2011」調査結果
  16. 「地域ブランド調査2012」調査結果
  17. 「地域ブランド調査2013」調査結果
  18. 「地域ブランド調査2014」調査結果
  19. 「地域ブランド調査2015」調査結果
  20. 「地域ブランド調査2016」調査結果
  21. 「地域ブランド調査2017」調査結果
  22. 2017年(平成29年)11月20日 上毛新聞 1面
  23. 陸続きで車両が往来できない県境は群馬・福島県境と富山・長野県境の2つのみである。前者は徒歩での越境に3時間30分程度、シャトルバスでの乗り継ぎを含めると4時間程度を要する。車両だと国道120号や国道401号などで日光市などを経由して200km以上、6〜7時間もの大迂回を強いられる。後者は尾瀬のように自然保護目的ではないがあまりにも険しい山岳地帯に阻まれているため歩道も含め直結道が一切存在せず徒歩も含めあらゆる手段を使っても往来は不可能である。
  24. 群馬県「テレビ・ぐんま一番」2017年(平成29年)1月31日更新、2月12日閲覧。
  25. 館林市「館林市の紹介」2015年(平成27年)4月1日付、2016年(平成28年)1月20日閲覧。
  26. 上毛かるた「雷(らい)と空風(からっかぜ)義理人情」
  27. 蒸し焼き料理に用いられたとみられる。
  28. 松田猛・関口功一「文化のあけぼの」 西垣晴次・山本隆志・丑木幸男編『群馬県の歴史』山川出版社 2003年11月 10 - 11ページ
  29. 上毛かるた「ゆかりは古し貫前神社」
  30. 上毛かるた「昔を語る多胡の古碑」
  31. 上毛かるた「歴史に名高い新田義貞」
  32. 上毛かるた「桐生は日本の機(はた)どころ」
  33. 『47都道府県うんちく事典』96頁出版社-PHP文庫・執筆者-八幡和郎
  34. 県総人口が初めて200万人を超えたのは1993年11月1日だが、1994年4月1日に一度割った後、翌月1日に再び200万人を超えている。
  35. 2017年(平成29年)11月1日 上毛新聞 1面 「世界の記憶」に上野三碑 5年越しの活動結実
  36. 2018年(平成30年)1月20日 上毛新聞 1面 歴史的まちづくり支援 桐生市の計画認定 政府
  37. 2018年(平成30年)1月24日 上毛新聞 17面 風致維持計画 桐生市に認定証 政府
  38. 2018年(平成30年)1月21日 上毛新聞 1面 企業名「ぐんま」最多731社
  39. 背景は県民性や郷土愛の深さ? 県内企業名冒頭「ぐんま」731社”. 上毛新聞社 (2018年1月21日). . 2018閲覧.
  40. JJサニー千葉 『千葉流 サムライへの道』 ぶんか社、2010年(日本語)。ISBN 4821142694。

関連項目

外部リンク

行政

観光

先代:
七日市県小幡県安中県
沼田県前橋県高崎県
伊勢崎県岩鼻県
行政区の変遷
1871年 - 1873年 (第1次群馬県)
次代:
熊谷県
先代:
熊谷県の一部(上野国
栃木県の一部(上野国)
行政区の変遷
1876年 - (第2次群馬県)
次代:
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