ブラジル
- ブラジル連邦共和国
- República Federativa do Brasil
- 国の標語:Ordem e Progresso
(ポルトガル語: 秩序と進歩) -
公用語 | ポルトガル語 |
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首都 | ブラジリア |
最大の都市 | サンパウロ |
独立 - 宣言 - 承認 | ポルトガルから 1822年9月7日 1825年8月29日 |
通貨 | レアル (BRL) |
時間帯 | UTC (-2 ~ -5)(DST:脚注を参照[注記 1]) |
ISO 3166-1 | BR / BRA |
ccTLD | .br |
国際電話番号 | 55 |
ブラジル連邦共和国(ブラジルれんぽうきょうわこく、ポルトガル語: República Federativa do Brasil)、通称ブラジル
南アメリカの国。南アメリカ大陸のほぼ半分を占め,世界第5位の面積をもつ。東側は大西洋に面し,北から西,南にかけては,チリとエクアドルを除く南アメリカのすべての国と国境を接する。北部をアマゾン川が東流し,その上・中流域に広大な低地が広がるが,国土の約 60%は標高 200m以上の丘陵,高原,低い山地からなり,中部から南部にかけてはブラジル高原が占め,北縁部にはギアナ高地が連なる。最高峰はネブリナ山(3014m)。主要水系は国土の半分以上を流域とするアマゾン川水系のほか,南部のラプラタ川水系,東部のサンフランシスコ川水系。気候は北部の熱帯雨林気候,中部のサバナ気候,南部の温帯湿潤気候に大別され,北東部が年降水量 500mm以下の乾燥地帯となっているほかは,ほぼ全域にわたって十分な降雨があり,アマゾン川の上流域や河口部には年降水量 2000mm以上の多雨域が広がる。16世紀から 19世紀初めまでポルトガルの植民地であったため,住民はポルトガル系白人と先住民のラテンアメリカインディアン(インディオ)や奴隷として連れてこられた黒人との混血が最も多い(メスティーソ,ムラット)。そのほか独立後流入したヨーロッパ系,中近東系,アジア系の住民を加えて民族構成はきわめて多様で,日系人も多い。公用語はポルトガル語。国教は定められていないが,圧倒的多数がキリスト教のカトリック。世界最大の生産量であるコーヒーをはじめ,農産物が重要な輸出品で,世界有数の農産物輸出国。主要作物はコーヒーのほか,サトウキビ,ダイズ,米,トウモロコシ,オレンジなど。牧畜も重要で,ウシ,ブタの飼育頭数は世界有数。鉱物,森林,水力などの膨大な天然資源は,近年工業発展に促されて開発が活発になっている。特にミナスジェライス州を中心に鉄鉱石の採掘が盛んで,鉄鉱石はコーヒーとともに重要な輸出品である。ほかにスズ,石油,天然ガス,ボーキサイト,リン灰石,マンガン,クロム,水晶,ダイヤモンドなどが採掘される。第2次世界大戦後本格的に発展し始めた工業は,1960年代に入って鉄鋼,自動車,機械,石油製品の各部門で急成長を示し,在来工業である繊維,たばこなどの農産物加工業の伸びと相まって,1990年には国内総生産の4分の1を占めた。輸出に占める工業製品の割合はしだいに増加し,今日では南アメリカ最大の工業国となっている。21世紀初めには,急速な経済成長を遂げたインドなどとともに BRICSと呼ばれた。人口,産業が集中する大西洋沿岸部には鉄道・道路網が発達しているが,広大な内陸部では水路のほかは空路が主要交通路で,道路も通じない人跡未踏の地域も広い。1970年代にトランスアマゾン・ハイウェーの建設が進められ,残された世界の資源宝庫といわれるアマゾン地方も開けつつあるが,地球環境保全のため熱帯林保護を訴える声も多い。(ブラジル史)
外部リンク
- ブラジル連邦共和国政府 (ポルトガル語)(英語)
- ブラジル大統領府 (ポルトガル語)(英語)
- 在日ブラジル大使館 (日本語)
- 日本外務省 - ブラジル (日本語)
- 在ブラジル日本国大使館 (日本語)
座標: 西経47度52分南緯15.783度 西経47.867度