OPA
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株式会社OPA(オーパ)は、ファッションビルを運営するイオングループの企業である。同名のファッションビル(キャナルシティ・オーパのみ株式会社キャナルシティ・オーパが運営)およびビブレ、フォーラスを運営している。
Contents
概要
ダイエーの子会社であった株式会社ダイエー・アゴラが、新神戸オリエンタルシティ(山陽新幹線新神戸駅前)の商業施設として1988年9月に開店したオリエンタルパークアベニューが、OPAのルーツである。
チェーン店群としての現在のOPAが誕生したのちに、オリエンタルパークアベニューも新神戸OPAに転換されたが、2002年に閉店し新神戸オリエンタルアベニューとなった。 なお現在の新神戸オリエンタルアベニューはOPAとは無関係である。
歴史
- 1995年
- 同じダイエーの子会社であった株式会社十字屋と合併し同社の運営となる。
- 1999年
- 9月の聖蹟桜ヶ丘オーパ開店まで13店舗をオープンした。
- 2006年
- 3月1日に、十字屋よりOPA等の事業を株式会社OPAへ分社化し、営業を継承(この時点で十字屋はダイエーの完全子会社であったことから、ダイエーが株式を100%間接保有している状態であったが、2007年1月16日にダイエーが十字屋を吸収合併したことにより、OPAは、ダイエーの直接の完全子会社となった)。
- 同年末に“ダイエーがOPA株を東急不動産へ売却する”旨の報道がなされ、実際にその動きがあったとされるが、結局この動きは具体化することはなかった。これについては、同時期にダイエーがイオンに資本・業務提携の独占交渉権を与えたことなどが関係しているとの見方がある[1]。
- 2007年
- 3月に大宮オーパを開業し、約8年ぶりに新規出店を再開した。
- 2009年
- 同年以降、さくら野百貨店仙台店のリニューアルをプロデュース・支援している。
- 2015年
- 1月1日に、親会社のダイエーがイオンの完全子会社となったことに伴い、OPAもイオングループのストアブランドとなる。
- 同年11月17日にイオンがグループ内の都市型ファッションビル・ディベロッパー事業の再編を行うことを発表。
- 2016年
- 3月1日付でイオンリテール内にあるビブレ・フォーラス事業部をOPAへ統合。株式交換により、ダイエーからイオングループのイオンモールの完全子会社となった。また会社もダイエー本社が入居する東京都江東区東陽の東陽駅前ビルから千葉県に移動した。
- これにより、ダイエー系列の「OPA」(9店)・イオン系列の「フォーラス」(4店)・旧マイカル系列の「ビブレ」(8店)の3ブランドの運営会社が1社(一部店舗を除く[2])に統合・集約された[3][4]。これに伴い、今後フォーラス店舗は順次オーパに転換する方針[5][6][7]。
- 2017年
- 2月24日 - この日開業の「三宮オーパ2」より新ロゴを導入[8]。
会社沿革
店舗
OPA
- 聖蹟桜ヶ丘オーパ(東京都多摩市)
- 新百合丘オーパ(神奈川県川崎市麻生区)
- 藤沢オーパ(神奈川県藤沢市)
- 河原町オーパ(京都府京都市中京区)
- 梅田オーパ(大阪府大阪市北区)
- 旧「阪急百貨店イングス館(地下2階~地上3階、2012年11月18日に閉館・移転)」が入居していたビル(ABC-MART梅田ビル)
- 心斎橋オーパ(大阪府大阪市中央区)
- 心斎橋オーパきれい館(大阪府大阪市中央区)
- 三宮オーパ2(兵庫県神戸市中央区[8][9])
- 水戸オーパ(茨城県水戸市[10])
- 高崎オーパ(群馬県高崎市[11][12])
- 秋田オーパ(秋田県秋田市)
- 八王子オーパ(東京都八王子市、2018年秋開業予定)
- 大分オーパ(大分県大分市、2019年春開業予定)
- 那覇オーパ(沖縄県那覇市、2019年秋開業予定)
- キャナルシティオーパ(福岡県福岡市博多区)(関係会社店舗)
- 上海OPA淮海店(中国上海、2010年12月20日開店)
- VITA Seiseki-Sakuragaoka.jpg
聖蹟桜ヶ丘オーパ
- Kawaramachi OPA.JPG
河原町オーパ
- Shinsaibashi OPA.JPG
心斎橋オーパ
- ABC Mart Umeda Building IMG 2785-2 20130505.JPG
梅田オーパ
- Sannomiya Terminal Building.JPG
三宮オーパ
- ÆON FOOD STYLE Kobe Sannomiya store.jpg
三宮オーパ2
- Takasaki Opa under construction 01 2017-07.jpg
高崎オーパ
- Akita OPA 20180429b.jpg
秋田オーパ
VIVRE
- ビブレジーンレイクタウン(埼玉県越谷市 イオンレイクタウンKaze内)
- 横浜ビブレ(神奈川県横浜市西区)
- ワールドポーターズビブレ(神奈川県横浜市中区)
- 名古屋ワンダーシティビブレ(愛知県名古屋市西区 mozoワンダーシティ内)
- 北大路ビブレ(京都府京都市北区)
- 三宮ビブレ(兵庫県神戸市中央区)
- 明石ビブレ(兵庫県明石市)
- 天神ビブレ(福岡県福岡市中央区)
FORUS
ロードサイド型店舗
- 諏訪ステーションパーク(長野県諏訪市)
- 向日市ステーションパーク(京都府向日市)
- 西川口フェスト(埼玉県川口市)
かつて存在した店舗
- 三宮オーパ(兵庫県神戸市中央区)
- 1981年3月6日にプランタン日本1号店となる「プランタン三宮」として開業、1990年4月に「プランタン神戸パート2」(現在のダイエー神戸三宮店)が開業するのに伴い「プランタン神戸パート1」に改称、その後「プランタン神戸ヤング館」を経て、1995年10月よりOPAへと業態転換した。
- 入居している三宮ターミナルビル自体が耐震性能不足による建て替えのために2018年3月末で閉鎖されるのに合わせ、2018年2月28日に閉店。建て替えの新ビルには入居しない予定。三宮オーパに出店していたテナントの一部は三宮ビブレに2018年4月27日に移転している。
- なお、かつてのプランタン神戸(パート2→本館)であるダイエー神戸三宮店内には2017年2月26日に「三宮オーパ2」が開業している。
- シーホークオーパ(福岡県福岡市中央区)
- かつてホークスタウンの核テナントとしてシーホーク(現ヒルトン福岡シーホーク)内4階部分に出店していた。運営がJALホテルズに変更した際に店舗名をシーホークアベニューに変更。
- 高松オーパ(香川県高松市・常磐町商店街)
- 2004年に閉店。
- 1997年に当時のダイエー高松店を業態変更(同年に屋島店(2005年11月閉鎖)が開業したため)したもので、他のオーパと異なりダイエー本社の経営であった。2001年9月にOPAの名を保ったままビルオーナーの常磐興業に営業譲渡され、2004年6月に完全閉鎖された。2009年1月26日の高松市中心市街地活性化協議会において、常磐興業などから建物を解体撤去の上、店舗・ホテルとマンションが複合した14階建ての再開発ビルを建設する計画が発表されたが、実現に至っていない。なお、2012年5月に高松いろは市場が跡地にオープン(しかし店舗の撤退が相次ぎ2013年8月閉鎖)。
- 地上5階地下1階建てだったが、エレベーターが地下には通じていない・ダイエー時代には5階の売場にエレベーターで行けない[13]など、同じ常磐街にあったジャスコ高松店[14]と並んで造りの評価は良くなかった。そのうえエスカレーターも上りしか設置されていなかった。
- 浜大津オーパ(明日都浜大津内)
- 2004年3月に閉店。
- 南越谷オーパ(埼玉県越谷市南越谷)
- 2010年1月31日に閉店。
- 新たにビルのオーナーとなった浜友観光により、1F・B1Fはパチンコ店「楽園南越谷店」として、2F以上は一部テナントを引き継いで「楽園タウン越谷」としてリニューアルオープンした。
- 那覇オーパ(沖縄県那覇市、営業受託店舗)
- 2013年7月21日に閉店。跡地はドン・キホーテなどが入居する複合施設となる。
- 岡山オーパ(岡山県岡山市北区)
- 2014年9月28日に閉店。跡地はデコホーム、ドン・キホーテ、アニメイトなどが入居する複合施設となる。
- 大宮オーパ(埼玉県さいたま市大宮区)
- ダイエー大宮店の一部を改装し、2007年3月開店、2017年1月29日閉店。
- Omiya DOM Shoppingcenter.jpg
大宮オーパ
- Okayama OPA.jpg
岡山オーパ
- Naha OPA Kokusai Street01s3.jpg
那覇オーパ
ポイントカード(オーパカード)
- オーパポイントカード
- 入会費は必要だが、年会費は不要。即日発行である。2017年8月をもって新規入会終了された。
- オーパ - OMCカード
- 入会費は無料であるが、次年度から年会費が必要となる。ポイント還元率は高く、初年度のクレジット支払だとポイントが通常の2倍となることも、ひとつの売りである。2016年12月15日をもって新規入会終了された。
上記のカードは共に現金払いが基本のカードであり、OPA全店共通である。 一部対象外のテナントある一方、テナントのポイントカードとオーパカードの双方にポイントを蓄積できる場合もある。
なお、キャナルシティオーパに関しては、これまで行われてきた「キャナルシティカード」へのポイント付与(キャナルシティ博多では、オーパポイントカードとは別の会員カード「キャナルシティカード」が発行されていた)を2011年3月31日で終了した。
過去に募集していたカード
- オーパGCカード→オーパGEカード
- ダイエーグループの店舗にも関わらず、長年OMCではなく、他社の信販カードが採用されていた。基本的には現在と特典内容が一緒、違いはカードの発行会社ぐらい。その関係からGEカードとしての特典でロードサービスなどがあった。
脚注・出典
- ↑ なお、2014年度内の親会社ダイエーのイオンによる子会社化が決定したと同時に、同社をイオングループにおける「ショッピングモールの中核ブランドにする」構想も明らかにした。
- ↑ イオンモール内に専門店として出店している「ビブレジーン」業態は引き続きイオンリテールが運営している。ただしビブレジーンレイクタウンのみOPAの運営に移管された。
- ↑ 3.0 3.1 国内最大級の都市型ファッションビル・ディベロッパー企業が誕生 (PDF) - イオン株式会社 ニュースリリース 2015年11月17日
- ↑ 4.0 4.1 簡易株式交換による株式会社OPAの完全子会社化に関するお知らせ (PDF) - イオンモール株式会社 ニュースリリース 2015年11月17日
- ↑ 仙台フォーラス、12月16日リニューアルオープン-地下1階を「生活提案型」に都市商業研究所(2016年12月21日)2016年12月28日閲覧。
- ↑ 6.0 6.1 “秋田フォーラス改装 17年10月「OPA」に”. 河北新報. (2016年11月3日) . 2016閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 “フォーラス建て替え 19年春にオープン”. 大分合同新聞. (2016年10月27日) . 2016閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 “「三宮オーパ2」2月24日開業 50の専門店”. 神戸新聞NEXT (2017年1月26日). . 2017閲覧.
- ↑ 三宮オーパ2(ツー)に名称決定! イオンモール 2016年11月18日掲載・11月19日閲覧
- ↑ イオンモールの新たな成長戦略・都市シフトを本格始動 「(仮称)高崎オーパ」・「(仮称)水戸オーパ」新規出店決定! イオンモール・OPA 2016年6月10日掲載・6月17日閲覧
- ↑ イオンモールの新たな成長戦略・都市シフトを本格始動 「(仮称)高崎オーパ」・「(仮称)水戸オーパ」新規出店決定! イオンモール・OPA 2016年6月10日掲載・6月17日閲覧
- ↑ “北関東エリア最大級のファッションビル誕生” 高崎駅前に新たなランドマーク 「高崎オーパ」 10月13日(金)AM10:00 グランドオープン OPA・イオンリテール 2017年9月8日掲載・9月10日閲覧
- ↑ これは5階に常磐興業本社があり、ダイエーとは壁で仕切られていたため。この壁はOPAになって取り払われた。
- ↑ 1989年閉鎖。2007年4月に開業した同名店舗とは違う店舗である。