高山村 (群馬県)
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高山村(たかやまむら)は、群馬県中北部、吾妻郡に属する村。吾妻郡の東端に位置し、ほぼ四方を山に囲まれる山村である。村内のもっとも低いところでも標高約420mであり、もっとも高いところは標高1250mを超える。1998年10月1日に施行された光環境条例によって、夜空が守られている。
Contents
地理
山岳
- 三並山 - 以下の3つの山が連なって見えることからこう呼ばれる。
- 破風山(はふやま) - みなかみ町との境。標高1068m。
- 切ヶ久保峠 - みなかみ町との境。
- 赤根峠 - みなかみ町との境。県道36号上に全長913m赤根トンネルが1997年5月に開通した。峠道は旧道として残っているが、2013年4月現在、単管バリケードが置かれ通行不能となっている。
- 権現峠 - 沼田市との境。国道145号が通過する。そばに大理石村ロックハート城がある。
- 子持山 - 山頂が沼田市と渋川市との境にある標高1296.1mの山。山の西側の大部分が村内にある。
- 合之沢橋 - 県道36号上にある橋。渋川市との境。
- 中山峠 - 県道36号上にある。ほかの自治体との境にはなっていない。
河川
隣接する自治体
沿革
- 1878年(明治11年)12月7日 - 郡区町村編制法の群馬県での施行により、行政区画としての西群馬郡を設置。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、西群馬郡の尻高村と中山村が合併し高山村が誕生。(現・高山村尻高、高山村中山)
- 1896年(明治29年)4月1日 - 高山村が西群馬郡から吾妻郡へ編入され、現在に至る。
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道145号長野原沼田線として指定施行。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 二級国道145号が道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道145号となる。
行政
- 村長 - 後藤幸三(2014年3月31日 - 現職)[1]
歴代村長
代 | 氏名 | 就任日 |
---|---|---|
初 | 有馬俊平 | 1889年(明治22年)5月17日 |
2 | 星野善内 | 1889年(明治22年)12月10日 |
3 | 田村和七郎 | 1893年(明治26年)2月9日 |
4 | 松井豊八 | 1895年(明治28年)9月3日 |
5 | 大沢惣蔵 | 1897年(明治30年)7月4日 |
6 | 後藤晋之丈 | 1898年(明治31年)2月12日 |
7 | 林善一郎 | 1899年(明治32年)5月8日 |
8 | 都筑爲吉 | 1900年(明治33年)12月21日 |
9 | 平形亀三郎 | 1905年(明治38年)1月9日 |
10 | 奈良五郎作 | 1905年(明治38年)12月11日 |
11 | 唐沢国太 | 1906年(明治39年)12月3日 |
12 | 佐藤春吉 | 1907年(明治40年)5月25日 |
13 | 後藤景太 | 1909年(明治42年)6月2日 |
14 | 奈良五郎作 | 1912年(明治45年)1月25日 |
15 | 飯塚義晃 | 1913年(大正2年)8月14日 |
16 | 斉藤幸助 | 1913年(大正2年)11月3日 |
17 | 松井豊八 | 1914年(大正3年)8月17日 |
18 - 20 | 奈良五郎作 | 1915年(大正4年)4月12日 |
21 | 林善一郎 | 1920年(大正9年)11月8日 |
22 - 23 | 奈良新八郎 | 1924年(大正13年)4月22日 |
24 | 佐藤濱吉 | 1931年(昭和6年)12月3日 |
25 | 笠原喜和造 | 1932年(昭和7年)10月26日 |
26 | 都筑和平 | 1935年(昭和10年)3月27日 |
27 - 28 | 松井信一 | 1939年(昭和14年)4月15日 |
29 | 飯塚晃 | 1947年(昭和22年)4月7日 |
30 | 奈良五郎作 | 1951年(昭和26年)4月13日 |
31 | 高柳晴夫 | 1954年(昭和29年)5月14日 |
32 - 33 | 平形亀三郎 | 1958年(昭和33年)5月14日 |
34 - 35 | 後藤正作 | 1966年(昭和41年)5月14日 |
36 - 37 | 平形満雄 | 1974年(昭和49年)3月31日 |
38 - 39 | 平形亀三郎 | 1982年(昭和57年)3月31日 |
40 - 43 | 割田良次 | 1990年(平成2年)3月31日 |
44 - 45 | 荒木毅 | 2006年(平成18年)3月31日 |
46 - 現職 | 後藤幸三 | 2014年(平成26年)3月31日 |
警察
消防
- 吾妻広域消防本部東部消防署中之条分署管内。
- 村内には高山村消防団がある。
人口
高山村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
- 高山村立高山幼稚園
- 高山村立高山小学校
- 昭和58年(1983年)、高山村立東小学校と高山村立西小学校が統合した。
- 高山村立高山中学校
- 群馬パース福祉専門学校高山キャンパス、学生寮
- 群馬パース大学セミナーハウス、グランド、体育館
経済
- セブンイレブン群馬高山中山店 - 村内唯一のコンビニ
- A-coop高山店 - 村内唯一の食品スーパー(小規模)
- JA-SS高山SS
- ENEOS中山SS
- レストランプラネット
- 株式会社オリエント高山工場
金融機関
- 高山郵便局 - 局番号04069
- 中山簡易郵便局
- JAあがつま高山支店
- 群馬銀行高山村役場店ATM
交通
鉄道
道路
- 2014年4月20日に道の駅中山盆地がオープン。(道の駅中山盆地)
- 国道145号:村内を東西に貫く - 日本ロマンチック街道の一部をなしている。
- 県道36号:村内を南北に貫く - 渋川市との境の近くにメロディーロードになっている部分があり、渋川市方面から走行すると星に願いをが流れる。
路線バス
- たかやまバス: 原町ベイシア - 中之条駅 - 高山村役場 - 高山小学校 - 高山温泉 - 中山本宿
- 関越交通: 中山本宿 - ロックハート城 - 沼田駅 - 沼田三軒屋 - (関越車庫※沼田方面最終便のみ)(時刻表)
観光
- 群馬県立ぐんま天文台
- 大理石村ロックハート城
- 「ぐんまリフレッシュ高原リゾート」に指定されている。
- 天然温泉の高山温泉がある。
- 江戸時代、三国街道の宿場町であり、中山宿や、新田宿が保存されている。
- 名久田[2]教会 - 明治20年(1887年)に建てられた県内最古の洋風建築物。
- 塩原太助馬つなぎの松
- みどりの村キャンプ場
- 関越ゴルフ倶楽部中山コース
- 上毛森林カントリー倶楽部
- 高山ゴルフ倶楽部
- 群馬県立北毛青少年自然の家
- たかやま高原牧場
出身著名人
その他
- 日本の村の中での人口順位は183村中69位であり、群馬県内では8村中6位。(日本の村の人口順位を参照)
- 村の面積(約64km2)は山手線の内側の面積(約63km2)にほぼ等しい。
脚注
関連項目
外部リンク
典拠レコード: