連続テレビ小説
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『連続テレビ小説』(れんぞくテレビしょうせつ)は、1961年(昭和36年)から放送されているNHKのテレビドラマシリーズ(帯ドラマ形式の連続ドラマ)。通称は朝ドラ(あさドラ)。
概要
NHKにおける帯ドラマの枠の総称である。放送形態は徐々に変化しているが、原則1回15分・週6話・半年間(26週・156回前後)放送。第1作放送開始以来、枠としての中断は一度もない。『大河ドラマ』と並んで、NHK、ひいては日本のドラマの代表格としてメディアでも取り上げられ、帯ドラマでは唯一、スポーツ紙等で週ごとの視聴率の記された記事が公開されている(ただし、各作品の最終週については、この限りではない)。
作品内容は、主人公の半生・生涯を中心に、それをとりまく家族や家庭を描いたホームドラマの体裁がほとんどであり、主人公は女性(ヒロイン)であることが多い。
歴代作品一覧
- 見出し凡例
題 (太字=1年) | 年 | 舞台地 | 脚本(原作) | % | 主演 (太字=男性) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 娘と私 | 1961 | A | 東京 | 山下与志一 (獅子文六) | - | 北沢彪* |
2 | あしたの風 | 1962 | A | 香川 | 山下与志一(壺井栄) | - | 渡辺富美子 |
3 | あかつき | 1963 | A | 東京 | 山下与志一(武者小路実篤) | - | 佐分利信 |
4 | うず潮 | 1964 | B | 広島/東京/長野 | 田中澄江(林芙美子) | 47.8 | 林美智子 |
5 | たまゆら | 1965 | A | 宮崎他 | 山田豊/尾崎甫(川端康成) | 44.7 | 笠智衆 |
6 | おはなはん | 1966 | A | 愛媛/東京 | 小野田勇(林謙一) | 56.4 | 樫山文枝 |
7 | 旅路 | 1967 | A | 三重/北海道 | 平岩弓枝 | 56.9 | 横内正、日色ともゑ |
8 | あしたこそ | 1968 | A | 東京 | 橋田壽賀子/中沢昭二(森村桂) | 55.5 | 藤田弓子 |
9 | 信子とおばあちゃん | 1969 | A | 佐賀他 | 井手俊郎(獅子文六) | 46.8 | 大谷直子 |
10 | 虹 | 1970 | A | 鳥取 | 田中澄江 | 48.8 | 南田洋子 |
11 | 繭子ひとり | 1971 | A | 青森/東京/宮城/広島/石川 | 高橋玄洋(三浦哲郎) | 55.2 | 山口果林 |
12 | 藍より青く | 1972 | A | 熊本 | 山田太一 | 53.3 | 真木洋子 |
13 | 北の家族 | 1973 | A | 北海道/石川 | 楠田芳子 | 51.8 | 高橋洋子 |
14 | 鳩子の海 | 1974 | A | 山口/茨城 | 林秀彦/中井多津夫 | 53.3 | 藤田美保子* |
15 | 水色の時 | 1975前 | A | 長野/東京 | 石森史郎 | 46.8 | 大竹しのぶ |
16 | おはようさん | 1975後 | B | 大阪 | 松田暢子(田辺聖子) | 44.0 | 秋野暢子* |
17 | 雲のじゅうたん | 1976前 | A | 秋田/東京 | 田向正健 | 48.7 | 浅茅陽子 |
18 | 火の国に | 1976後 | B | 熊本 | 石堂淑朗 | 43.9 | 鈴鹿景子 |
19 | いちばん星 | 1977前 | A | 山形 | 宮内婦貴子(結城亮一) | 44.9 | 高瀬春奈→五大路子 |
20 | 風見鶏 | 1977後 | B | 和歌山/兵庫 | 杉山義法 | 48.3 | 新井春美 |
21 | おていちゃん | 1978前 | A | 東京 | 寺内小春(沢村貞子) | 50.0 | 友里千賀子 |
22 | わたしは海 | 1978後 | B | 広島/京都 | 岩間芳樹 | 42.1 | 相原友子 |
23 | マー姉ちゃん | 1979前 | A | 福岡/東京 | 小山内美江子(長谷川町子) | 49.9 | 熊谷真実 |
24 | 鮎のうた | 1979後 | B | 滋賀/大阪 | 花登筐 | 49.1 | 山咲千里 |
25 | なっちゃんの写真館 | 1980前 | A | 徳島 | 寺内小春 | 45.1 | 星野知子 |
26 | 虹を織る | 1980後 | B | 山口/兵庫 | 秋田佐知子 | 45.7 | 紺野美沙子 |
27 | まんさくの花 | 1981前 | A | 秋田 | 高橋正圀 | 42.4 | 中村明美* |
28 | 本日も晴天なり | 1981後 | A | 東京 | 小山内美江子 | 43.6 | 原日出子 |
29 | ハイカラさん | 1982前 | A | 神奈川/静岡 | 大藪郁子 | 44.9 | 手塚理美 |
30 | よーいドン | 1982後 | B | 大阪/京都 | 杉山義法 | 43.1 | 藤吉久美子 |
31 | おしん | 1983 | A | 山形/東京 佐賀/三重 |
橋田壽賀子 | 62.9 | 小林綾子→田中裕子→乙羽信子 |
32 | ロマンス | 1984前 | A | 北海道/東京 | 田向正健 | 47.3 | 榎木孝明 |
33 | 心はいつもラムネ色 | 1984後 | B | 大阪/東京 | 冨川元文 | 48.6 | 新藤栄作 |
34 | 澪つくし | 1985前 | A | 千葉 | ジェームス三木 | 55.3 | 沢口靖子 |
35 | いちばん太鼓 | 1985後 | B | 福岡/大阪 | 井沢満 | 39.9 | 岡野進一郎 |
36 | はね駒 | 1986前 | A | 福島/宮城 | 寺内小春 | 49.7 | 斉藤由貴 |
37 | 都の風 | 1986後 | B | 京都/大阪/奈良 | 重森孝子 | 44.9 | 加納みゆき |
38 | チョッちゃん | 1987前 | A | 北海道/東京 | 金子成人(黒柳朝) | 46.7 | 古村比呂 |
39 | はっさい先生 | 1987後 | B | 東京/大阪/滋賀 | 高橋正圀 | 44.5 | 若村麻由美 |
40 | ノンちゃんの夢 | 1988前 | A | 高知/東京 | 佐藤繁子 | 50.6 | 藤田朋子 |
41 | 純ちゃんの応援歌 | 1988後 | B | 和歌山/大阪/兵庫 | 布勢博一 | 44.0 | 山口智子 |
42 | 青春家族 | 1989前 | A | 東京/静岡 | 井沢満 | 44.2 | いしだあゆみ・清水美砂 |
43 | 和っこの金メダル | 1989後 | B | 山口/大阪 | 重森孝子 | 40.5 | 渡辺梓 |
44 | 凛凛と | 1990前 | A | 富山/東京 | 矢島正雄 | 39.5 | 田中実 |
45 | 京、ふたり | 1990後 | B | 京都 | 竹山洋 | 41.6 | 山本陽子・畠田理恵 |
46 | 君の名は | 1991 | A | 東京/北海道/新潟 三重/愛知/静岡 |
井沢満/横光晃/宮村優子他 (菊田一夫) |
34.7 | 鈴木京香、倉田てつを |
47 | おんなは度胸 | 1992前 | B | 東京/大阪 | 橋田壽賀子 | 45.4 | 泉ピン子・桜井幸子 |
48 | ひらり | 1992後 | A | 東京 | 内館牧子 | 42.9 | 石田ひかり |
49 | ええにょぼ | 1993前 | B | 京都/兵庫 | 東多江子 | 44.5 | 戸田菜穂 |
50 | かりん | 1993後 | A | 長野/東京 | 松原敏春 | 35.7 | 細川直美 |
51 | ぴあの | 1994前 | B | 大阪/大分/京都 | 冨川元文/宮村優子 | 30.6 | 純名里沙 |
52 | 春よ、来い | 1994後 1995前 |
A | 大阪/東京/静岡 | 橋田壽賀子 | 29.4 | 安田成美→中田喜子 |
53 | 走らんか! | 1995後 | B | 福岡/大阪 | 金子成人(長谷川法世※) | 28.0 | 三国一夫* |
54 | ひまわり | 1996前 | A | 東京/福島 | 井上由美子 | 29.6 | 松嶋菜々子 |
55 | ふたりっ子 | 1996後 | B | 大阪/兵庫 | 大石静 | 31.9 | 岩崎ひろみ・菊池麻衣子 |
56 | あぐり | 1997前 | A | 岡山/東京/山梨 | 清水有生(吉行あぐり) | 31.5 | 田中美里 |
57 | 甘辛しゃん | 1997後 | B | 兵庫 | 宮村優子/長川千佳子 | 30.0 | 佐藤夕美子 |
58 | 天うらら | 1998前 | A | 栃木/東京 | 神山由美子(門野晴子※) | 35.6 | 須藤理彩 |
59 | やんちゃくれ | 1998後 | B | 大阪 | 中山乃莉子/石原武龍 | 26.3 | 小西美帆 |
60 | すずらん | 1999前 | A | 北海道/東京 | 清水有生 | 30.4 | 遠野凪子 |
61 | あすか | 1999後 | B | 奈良/京都 | 鈴木聡 | 27.6 | 竹内結子 |
62 | 私の青空 | 2000前 | A | 青森/東京 | 内館牧子 | 28.3 | 田畑智子 |
63 | オードリー | 2000後 | B | 京都/熊本 | 大石静 | 24.0 | 岡本綾* |
64 | ちゅらさん | 2001前 | A | 沖縄/東京 | 岡田惠和 | 29.3 | 国仲涼子 |
65 | ほんまもん | 2001後 | B | 和歌山/大阪/京都 | 西荻弓絵 | 25.1 | 池脇千鶴 |
66 | さくら | 2002前 | A | ハワイ/岐阜/東京 | 田渕久美子 | 27.5 | 高野志穂 |
67 | まんてん | 2002後 | B | 鹿児島/大阪 | マキノノゾミ | 23.6 | 宮地真緒 |
68 | こころ | 2003前 | A | 東京/新潟 | 青柳祐美子 | 26.0 | 中越典子 |
69 | てるてる家族 | 2003後 | B | 大阪/長崎 | 大森寿美男(なかにし礼) | 22.0 | 石原さとみ* |
70 | 天花 | 2004前 | A | 宮城/東京 | 竹山洋 | 20.0 | 藤澤恵麻 |
71 | わかば | 2004後 | B | 兵庫/宮崎 | 尾西兼一 | 19.9 | 原田夏希 |
72 | ファイト | 2005前 | A | 群馬/東京 | 橋部敦子 | 21.9 | 本仮屋ユイカ |
73 | 風のハルカ | 2005後 | B | 大分/大阪 | 大森美香 | 21.3 | 村川絵梨 |
74 | 純情きらり | 2006前 | A | 愛知/東京 | 浅野妙子(津島佑子※) | 24.2 | 宮﨑あおい |
75 | 芋たこなんきん | 2006後 | B | 大阪 | 長川千佳子(田辺聖子※) | 20.3 | 藤山直美 |
76 | どんど晴れ | 2007前 | A | 岩手/神奈川 | 小松江里子 | 24.8 | 比嘉愛未 |
77 | ちりとてちん | 2007後 | B | 福井/大阪 | 藤本有紀 | 18.8 | 貫地谷しほり |
78 | 瞳 | 2008前 | A | 東京 | 鈴木聡 | 18.5 | 榮倉奈々 |
79 | だんだん | 2008後 | B | 島根/京都 | 森脇京子 | 18.7 | 三倉茉奈・三倉佳奈 |
80 | つばさ | 2009前 | A | 埼玉 | 戸田山雅司 | 17.7 | 多部未華子 |
81 | ウェルかめ | 2009後 | B | 徳島 | 相良敦子 | 20.6 | 倉科カナ |
82 | ゲゲゲの女房 | 2010前 | A | 島根/東京 | 山本むつみ(武良布枝※) | 23.6 | 松下奈緒 |
83 | てっぱん | 2010後 | B | 広島/大阪 | 寺田敏雄/今井雅子/関えり香 | 23.6 | 瀧本美織 |
84 | おひさま | 2011前 | A | 長野 | 岡田惠和 | 22.6 | 井上真央 |
85 | カーネーション | 2011後 | B | 大阪 | 渡辺あや | 25.0 | 尾野真千子*→夏木マリ* |
86 | 梅ちゃん先生 | 2012前 | A | 東京 | 尾崎将也 | 24.9 | 堀北真希 |
87 | 純と愛 | 2012後 | B | 沖縄/大阪 | 遊川和彦 | 20.2 | 夏菜* |
88 | あまちゃん | 2013前 | A | 岩手/東京 | 宮藤官九郎 | 27.0 | 能年玲奈* |
89 | ごちそうさん | 2013後 | B | 東京/大阪 | 森下佳子 | 27.3 | 杏 |
90 | 花子とアン | 2014前 | A | 山梨/東京 | 中園ミホ(村岡恵理※) | 25.9 | 吉高由里子 |
91 | マッサン | 2014後 | B | 大阪/北海道 広島/スコットランド |
羽原大介 | 25.0 | 玉山鉄二 シャーロット・ケイト・フォックス |
92 | まれ | 2015前 | A | 石川/神奈川 | 篠﨑絵里子 | 22.7 | 土屋太鳳 |
93 | あさが来た | 2015後 | B | 京都/大阪/福岡 | 大森美香(古川智映子※) | 27.2 | 波瑠 |
94 | とと姉ちゃん | 2016前 | A | 静岡/東京 | 西田征史 | 25.9 | 高畑充希 |
95 | べっぴんさん | 2016後 | B | 兵庫/大阪 | 渡辺千穂 | 22.5 | 芳根京子 |
96 | ひよっこ | 2017前 | A | 茨城/東京 | 岡田惠和 | 24.4 | 有村架純* |
97 | わろてんか | 2017後 | B | 京都/大阪 | 吉田智子 | 22.5 | 葵わかな |
98 | 半分、青い。 | 2018前 | A | 岐阜/東京 | 北川悦吏子 | 永野芽郁 | |
99 | まんぷく | 2018後 | B | 大阪 | 福田靖 | 安藤サクラ | |
100 | なつぞら | 2019前 | A | 東京/北海道 | 大森寿美男 | 広瀬すず |
歴史
そもそも、戦後、毎朝、ラジオで小説が朗読されており、この枠名が「連続ラジオ小説」であった。この枠が、小説の朗読からラジオドラマに、建て替えられた。さらに、テレビ放送開始に伴って、この枠がテレビドラマに建て替えられた。この経緯から、「連続テレビ小説」という枠名になっている。ラジオドラマの名残から、初期のものは台詞よりもナレーションが多用された。その後、現代に至るまで全作品でナレーションが置かれている。また、ドラマとしての原典・雛形は十朱幸代や岩下志麻らを輩出したNHKの帯ドラマ『バス通り裏』(1958年 - 1963年、月 - 金曜19時15分 - 19時30分)が挙げられる。
1961年度、第1作『娘と私』放送開始。本作は月 - 金の週5回放送で、放送時間も8時40分 - 9時の20分であった。第2作『あしたの風』から月 - 土の週6回放送、放送時間8時15分 - 8時30分の15分で固定され、以降約半世紀にわたって一切変更されなかった。放送期間は、4月 - 3月の1年間。1年間の長丁場であったため出演者を拘束する期間が長く、その撮影も当時の技術ではVTRの編集ができなかったため、1話15分を全て連続撮影し失敗すると初めから撮り直しする、撮って出しにほぼ類似したスタイルなど負担が大きかった。特に毎年の主演女優は必ずと言って良い程途中で体調を崩していた。さらに『鳩子の海』(1974年度)では脚本家の林秀彦が極端な遅筆で撮影に支障を来した。
これがきっかけとなって、次作『水色の時』から1作半年となり、さらに前期(4月 - 9月)放送作品をNHK放送センター制作、後期(10月 - 3月)放送作品をNHK大阪放送局制作とすることで、余裕をもって制作に取り組めるようになる(通常簡略化して、それぞれ「東京制作」、「大阪制作」と呼ばれる。本稿もそれに従う)。以降、NHK開局周年記念作などでまれに1年作品が作られた例外を除いて、東京・大阪の交互制作の体制が維持される。2000年代後半に視聴率が著しく低下し、個別の回では視聴率が10%を切る作品も出てきたが、『ゲゲゲの女房』(2010年度前期)から放送時間を15分繰り上げるとともに視聴率は復調傾向にある。
変遷
- 1961年 娘と私 - 今作品のみ20分番組(本放送:月 - 金曜8時40分 - 9時)であった。
- 1962年 あしたの風 - 15分番組(本放送:月 - 土曜8時15分 - 8時30分)となる。
- 1968年 あしたこそ - カラー放送開始[2]。
- 1975年 水色の時 - 原則「半年度1作品」となる[3]。
- 1985年 澪つくし - 字幕放送開始。
- 1990年 凛凛と - 副音声解説開始。
- 2002年 さくら - 全編ハイビジョン撮影になり[4]、エンディング5秒にミニコーナーを設置[5]。
- 2007年 どんど晴れ - データ放送開始。
- 2010年 ゲゲゲの女房 - アナログ放送では完全デジタル放送化を踏まえてレターボックス形式に、本放送が15分繰り上げ(8時 - 8時15分)となる。
- 2011年 おひさま - 「第16週 女たちの時間」までアナログ放送でも放送されていた(東北3県除く)。2種類のダイジェスト版枠(20分版[注 1] と5分版)を設置。
- 2013年 ごちそうさん - ハイブリッドキャスト開始。
- 2015年 まれ - 収録方式が、これまでのテープ収録からデジタルファイル収録となる[6]。
特記事項
- 1965年 たまゆら - シリーズ初の書き下ろし作品。
- 1983年 おしん - 9年ぶりの1年度作品。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が平均52.6%、最高62.9%を記録。
- 1984年 ロマンス - 初の歌詞入りのオープニング曲。
- 2002年 朝ドラ初の続編『私の青空2002』を放送(月曜ドラマシリーズ枠)。
- 2009年 つばさ - 今作品(埼玉県)をもって、全47都道府県が舞台地に。
- 2011年 カーネーション - 全編、プログレッシブカメラを使用した24fpsのシネライクガンマ処理(パナソニックが開発したデジタルによるシネマエフェクト)による収録方式を試験的に導入(2014年度上半期の『花子とアン』以降よりこの収録方式を正式採用[7])。
- 2014年 マッサン - 在日外国人(イギリス人)が初めてヒロインとなる[注 2]。
- 2015年 あさが来た - 初の幕末を舞台としたドラマ。
- 2018年 半分、青い。 - 史上初の聴覚障がい者を主人公とする作品。
- 2019年 なつぞら - 通算100作目。1961年の第1作『娘と私』から59年目で達成した。
番組内容
通常、4月、10月の第1月曜日から放送を開始するが、NHKの改編時期の都合で1週間繰り上げになる場合もある。
傾向
NHKドラマ番組部の遠藤理史部長によれば、ヒロイン像は大きく3つに分けられるという[8]。『おはなはん』から『おしん』までは「縛られた場所から出るヒロインの時代」、『はね駒』『ひらり』『ひまわり』『天うらら』など「女性が進出しきっていない職種で頑張るヒロインの時代」、『ちゅらさん』以降は「女性の自己実現」がテーマになっている。朝ドラのプロデューサー歴もある小林由紀子は2009年の時点で、14作目『鳩子の海』まで、15作目『水色の時』以降、42作目『青春家族』以降、62作目『私の青空』 以降と、4区分している[9]。
ほとんどの作品がハッピーエンドであり、ヒロインの死を描いたものは『うず潮』『すずらん』『純情きらり』[注 3]『カーネーション』『マッサン』があるが、いずれも「大往生」に近いものが多い。
また一部作品では、過去の朝ドラとのクロスオーバー(小道具を含む[10])や、放送している作品自体を登場人物が観るメタフィクション的な展開も見られる。例えば『おはなはん』では主人公がドラマの第1回放送を観るシーンが、『カーネーション』ではテレビ局から主人公の生涯をドラマ化する依頼が舞い込むことでこの作品の実現をほのめかし、実現された第1回放送を主人公の友人が観るシーンが、それぞれ最終回にあった。
『おはなはん』以降、「ん」がタイトルに含まれる作品は文字通り「運」が付くなどから[11]、高視聴率になるというジンクスがあるとされ[12]、「ん」がタイトルに含まれる作品は5割を超えている[13]。
原則として全作品がフィクションである[注 4]。下記の場合でも、あくまで実在の人物は「モデル」や「モチーフ」として[14]作品内では名前を変更したり[注 5]、自由に脚色・創作エピソードが加えられてきた。
- 原作者・原案者の自伝的な作品 - 『うず潮』『おていちゃん』『チョッちゃん』『春よ、来い』『あぐり』『オードリー』『芋たこなんきん』『ゲゲゲの女房』
- 原作者・原案者の親族を主人公にした作品 - 『おはなはん』『マー姉ちゃん』『てるてる家族』『純情きらり』『花子とアン』
- 特定の実在の人物の生涯(半生) - 『いちばん星』『なっちゃんの写真館』『本日も晴天なり』『心はいつもラムネ色』『おしん』『はね駒』『凛凛と』『カーネーション』『マッサン』『あさが来た』『とと姉ちゃん』『べっぴんさん』『わろてんか』『まんぷく』
時代設定
全て明治以降が舞台であり、江戸時代が書かれたのは『あさが来た』のみ。明治以降では時代が多岐にわたっており、現代劇では放送期間とほぼ重なる時代まで描かれる。
舞台地
原則、日本を舞台地としている。東京制作では東京を中心に東日本、大阪制作では大阪(大坂)を中心に西日本の各都市を舞台地とすることが多い。舞台に一番選ばれている都道府県は、2017年度後期の『わろてんか』まで、1位東京都の45回、以下、2位大阪府28回、3位京都府11回、4位兵庫県・北海道8回、6位静岡県、広島県5回、8位宮城県、長野県、山口県の4回と続く[15]。80作目、2009年度前期の『つばさ』が埼玉県を舞台地としたことにより、47都道府県全てが連続テレビ小説の舞台地となった[16]。
撮影が行われたロケ地には多くの観光客が訪れることがあり、経済効果と地域振興を狙ってドラマを誘致しようとする地方公共団体も少なくない。2012年には「朝ドラ舞台地ネットワーク連絡会議」が発足した。
一部分の舞台地を日本以外として設定した作品には、『凛凛と』のパリ・ロンドン、『さくら』のハワイ、『マッサン』のスコットランド(ただし撮影地は北海道)などがある。
キャスト
主役はじめ主要なキャストは発表とともに記者会見が行われ、芸能ニュースなどで報道される。
『NHK大河ドラマ』にもみられるように、番組スタートから数週間は子役女優がヒロインの少女時代を演じるストーリーが展開されるものも多い。
主役
『おはなはん』[注 6]以来、主役は、ほとんどがオーディションで選ばれている。スターへの登竜門とも言われ、合格者のキャリアに応じて「新人発掘の場」「ステップアップの機会」としての性格を持つ。
丁寧な役作りやリハーサル等により、女優としての演技力を培えるため、「ヒット女優の養成所」として本枠を位置付けることもある[17]。民放の連続ドラマに比べて厳しい撮影が長期間続く特徴もある[18][19]。ヒロインを務めた若手女優は清純・清潔・爽快な印象が強くなるため、その後の役柄が狭まるとも言われる。紺野美沙子や星野知子らも自著やインタビューの中で、ヒロインのイメージと自己とのギャップに悩んだり女優活動にも少なからず影響があったと述べた。
現シリーズのクランクアップ後に、そのヒロイン役が新シリーズの陣中見舞いをし、主演同士で縁のものを交換するバトンタッチセレモニーが、1990年代以降、恒例になっている。2016年の『とと姉ちゃん』→『べっぴんさん』へのバトンタッチセレモニーの際には、同年開催のリオ五輪の男子陸上400mリレーにおいて銀メダルを獲得したことから、次作品名の書かれたバトンを用いたイベントが行われ、次作品からも、バトンを用いてセレモニーが行われている。
『いちばん星』では高瀬春奈から五大路子へ、『春よ、来い』では安田成美から中田喜子へ、それぞれ主役を引き継いだ(どちらも体調不良を理由とする途中降板)。また、『和っこの金メダル』では、市川紀子(後に市川翔子に改名)の民社党広報ポスターモデル契約がヒロイン内定後に判明し、放送法第4条(政治的公平の原則)に抵触するため取り消され、再オーディションの結果、渡辺梓が選ばれた。
ダブル主演の例
- 『青春家族』『京、ふたり』は母娘の、『おんなは度胸』は義母娘の、『ふたりっ子』『だんだん』は双子のダブルヒロイン。
- 『おしん』『春よ、来い』『すずらん』『カーネーション』では、前(中)後半で別の女優がヒロインを演じた[20]。『おひさま』では、回想と現代の2人のヒロインによる形式をとった。
- 『旅路』『風見鶏』『マッサン』は夫婦のダブル主役(片方が男性主人公)。
その他のキャスト
放送期間が長期にわたり、出演者も大多数必要であるため、本業は俳優でないタレント(お笑いタレントや歌手、また舞台となった自治体で活躍するローカルタレントなど)・文化人・スポーツ選手の出演もある。特に大阪制作の作品では、関西の劇団[注 7]、上方落語界、漫才・喜劇界からの起用、東京制作の作品ではフリーアナウンサーの起用も見られる。
主役オーディション最終選考で次点の候補者は、ヒロインの友人役・姉妹役・娘役などに配されることがある[21][22][23][24][25][26][27]。また、2011年以後は脇役を演じた若手女優が後にブレークする傾向が見受けられ、「新・女優登竜門」とも称されるようになる[28]。
放送日時
放送時間は、日曜日を除く毎日で、全話15分である。
- 総合テレビにおける放送日時の変遷
期間 曜日 本放送 再放送[注 8] 1961年4月3日 - 1962年3月30日
(娘と私)月 - 金 8:40 - 9:00 13:00 - 13:20 1962年4月2日
(あしたの風)- 1966年4月2日
(たまゆら)月 - 土 8:15 - 8:30 12:40 - 12:55 1966年4月4日
(おはなはん)- 2010年3月27日
(ウェルかめ)12:45 - 13:00 2010年3月29日
(ゲゲゲの女房)- 現在 8:00 - 8:15
本放送
- NHK総合、NHKワールド・プレミアム
- BSプレミアム
- 月 - 土曜、7時30分 - 7時45分[注 9]
- テレビジャパン( アメリカ合衆国、 カナダ、 プエルトリコ)
- NGN(Nippon Golden Network、ハワイのケーブルテレビ日本語チャンネル)
再放送
月 - 金曜は、NHK総合で12時45分からとBSプレミアムで23時30分からの1日2回の再放送。土曜日はBSプレミアムで1週間6日分が連続再放送される(9時30分 - 11時)ため、1日3回の再放送となる。
- NHK総合
- 月 - 土曜、12時45分 - 13時
- ※春・夏の甲子園高校野球決勝戦が開催される日は原則として前倒し(12時15分 - 12時30分)となる[注 10]。また、夏の高校野球地方予選の放送が行われる地域でも、一部放送時間を移動させて放送する場合がある。更に、緊急・重大ニュース発生時や重大な気象事案発生時及び強い地震が発生した時は、放送時間の変更または放送日の移動が行われる。
- NHKワールド・プレミアム
- 月 - 土曜、12時45分 - 13時
- BSプレミアム[注 9]
- 月 - 土曜、23時30分 - 23時45分(2017年4月3日から)
- 月 - 土曜、23時 - 23時15分(2012年4月2日から2017年4月1日まで)
- 月 - 土曜、18時45分 - 19時(2012年3月31日まで)
- 土曜、9時30分 - 11時(1週間6回分をまとめて放送)
- テレビジャパン
- 月 - 土曜、10時10分 - 10時25分(東海岸)
- 月 - 土曜、西海岸) 7時10分 - 7時25分(
- 月 - 土曜、ハワイ州の旗 ハワイ、アメリカ本土が夏時間の間は4時10分 - 4時25分) 5時10分 - 5時25分(
- 2011年3月までのNHK-BSの3チャンネル時代
- 旧BS2で、月 - 土曜の19時30分 - 19時45分(2007年1月8日から)の当日分の再放送と、土曜の9時30分 - 11時の1週間6話分をまとめて再放送(1996年度から[注 11])。
- 月 - 金曜は、BS-Hi・7時30分、BS-2・7時45分、総合・8時、総合・12時45分(再)、BS-2・19時30分(再)の1日5回の放送。
- 土曜日は、BS-2で1週間6日分が再放送される(10時45分の土曜分の再放送が加わる)ため、1日6回の放送。
- 2007年1月(『芋たこなんきん』の途中)から、土曜日午前の1週間まとめ再放送と別に19時30分(2011年4月からのNHK-BSの2チャンネル統合以後はBSプレミアムで18時45分、2012年4月からの『梅ちゃん先生』では23時)からの再放送も行われており、BS2 → BSプレミアムでは同じ作品が当日2回と土曜日の午前中と合わせて3回放送されている。
ダイジェスト版
- 『(作品名)1週間』
-
- 総合テレビ
- 毎週日曜日、原則として11時 - 11時20分。
- 『NHKとっておきサンデー』内においてのフロート番組であった時期は、毎週日曜日、おおむね午前11時5分前後から。
- 番組編成上の都合で『とっておきサンデー』が短縮・休止になる場合には、別枠(翌日未明など)にて単独番組として放送された。
- 初年度の2011年度は1週間分を23分に編集したダイジェスト版だったが、2012年度からは『とっておきサンデー』が短縮となり(『明日へ -支えあおう-』が新番組として10時台に放送される関係)、20分に縮小された。
- なお2016年度からはそれまでコーナーとして内包していた『とっておきサンデー』の終了に伴い、日曜11時 - 11時20分に単独番組として編成されることになった。この名残でスポーツ中継他で定時の時間で生放送できなかった場合には、深夜(正式な日付上月曜未明)等に移設することもある。
- BSプレミアム
- 開始された2012年度は毎週日曜日の午後、2013年度は毎週土曜日の深夜などに、不定期で放送された。
- 『5分で(作品名)』
-
- 総合テレビ
- 毎週土曜日14時50分 - 14時55分、日曜日5時45分 - 5時50分、同17時55分 - 18時(2015年4月より)
- (スポーツ中継や特番などにより放送時間の変更となる場合有。この場合は、土曜日22時45分から22時50分など別の枠に振り替える場合もある)
- (5時45分からの回は月末は『国際放送番組審議会報告』があるため休止、また2013年度以後、『5分で(作品名)』の最終週分は放送されず、その回は、次回の朝ドラの予告編を取り上げた『NHKプレマップ』などに差し替えられる)
- 過去
- 2012年度(2013年3月)まで 基本日曜18時40分 - 18時45分、2013年度(2013年4月 - 2014年3月)は日曜5時45分 - 5時50分、月曜0時5分 - 0時10分(日曜24時5分 - 24時10分)
- NHKワールド・プレミアム
- 毎週日曜日、21時50分 - 21時55分
- 従来の枠に『NHKスペシャル』の5分版である『Nスペ5min』が編成されたため、2012年10月7日より時間帯が変更された。その2012年前期の18時55分 - 19時枠(2011年度よりも1分繰り下げ)では、前座番組『ザ少年倶楽部』が18時のニュースの放送時間拡大や大相撲中継延長に伴って開始時刻が遅れた場合は、休止または別時間帯にスライドされることもあった。
- 参考
- NHKが発行する「放送番組時刻表」[29]における正式な番組名は『朝ドラダイジェスト』。どちらも『おひさま』(2011年度前期)から、スタートした。
- 『NHKとっておきサンデー』内では原則として20分版を放送したが、2011年度はまれに5分版を放送したことがあった(原則として「あなたのアンコール」枠の本編時間が長い場合や特設ニュースが急遽組まれたことで変更が生じた場合に限られる)。ダイジェスト版は解説放送なしだが、字幕放送[注 12] あり。
- なお、『おはなはん』、『旅路』では、1週間の内容を1時間にまとめた特集が放送されていた。
JSTV放送
- JSTV1
- JSTV2
- 月 - 土曜 6時 - 6時15分(再)18時45分 - 19時(イギリス時間) / 7時 - 7時15分(再)19時45分 - 20時(中央ヨーロッパ時間) / 8時 - 8時15分(再)20時45分 - 21時(アラブ首長国連邦時間)
- 日曜日(1週間分) 17時30分 - 19時(イギリス時間) / 18時30分 - 20時(中央ヨーロッパ時間) / 19時30分 - 21時(アラブ首長国連邦時間)
アンコール放送
太字は大阪制作。
放送期間 | 本放送 | 再放送 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
BS2[注 13] | NHK ワールド・プレミアム |
BSプレミアム | 単独枠 | |||
朝[注 14] | 夜 | |||||
1993前 | ええにょぼ | おはなはん[注 15] | 開局前につきなし | 放送なし | ||
1993後 | かりん | おしん | ||||
1994前 | ぴあの | |||||
1994後 | 春よ、来い | 青春家族 | ||||
1995前 | ひらり | |||||
1995後 | 走らんか! | なっちゃんの写真館 | ||||
1996前 | ひまわり | 純ちゃんの応援歌 | ||||
1996後 | ふたりっ子 | マー姉ちゃん | ||||
1997前 | あぐり | ハイカラさん | ||||
1997後 | 甘辛しゃん | ふたりっ子 | ||||
1998前 | 天うらら | おんなは度胸 | ||||
1998後 | やんちゃくれ | ノンちゃんの夢 | ||||
1999前 | すずらん | 本日も晴天なり | ||||
1999後 | あすか | 雲のじゅうたん | ||||
2000前 | 私の青空 | 鮎のうた | ||||
2000後 | オードリー | はね駒 | ||||
2001前 | ちゅらさん | 虹を織る | ||||
2001後 | ほんまもん | よーいドン | ||||
2002前 | さくら | 心はいつもラムネ色 | ||||
2002後 | まんてん | チョッちゃん | ||||
2003前 | こころ | ぴあの | ||||
2003後 | てるてる家族 | ひまわり | ||||
2004前 | 天花 | 澪つくし | [注 16] | |||
2004後 | わかば | ええにょぼ | ||||
2005前 | ファイト | あすか | ||||
2005後 | 風のハルカ | かりん | ||||
2006前 | 純情きらり | 君の名は | ||||
2006後 | 芋たこなんきん | |||||
2007前 | どんど晴れ | さくら | ||||
2007後 | ちりとてちん | 都の風 | ||||
2008前 | 瞳 | 放送なし[注 17] | ||||
2008後 | だんだん | |||||
2009前 | つばさ | |||||
2009後 | ウェルかめ | |||||
2010前 | ゲゲゲの女房 | ちりとてちん[注 18] | ||||
2010後 | てっぱん | 放送なし | ||||
2011前 | おひさま | 閉局のためなし | 放送なし | 放送なし | ||
2011後 | カーネーション | |||||
2012前 | 梅ちゃん先生 | ゲゲゲの女房 | 放送なし | |||
2012後 | 純と愛 | おひさま | ||||
おしん[注 19] | ||||||
2013前 | あまちゃん | 純情きらり[注 20] | てっぱん[注 20] | |||
2013後 | ごちそうさん | ちりとてちん | ちゅらさん | |||
2014前 | 花子とアン | カーネーション | 放送なし | 放送なし | ||
2014後 | マッサン | 梅ちゃん先生 | ||||
2015前 | まれ | あまちゃん[注 21] | ||||
2015後 | あさが来た | どんど晴れ | ||||
2016前 | とと姉ちゃん | てるてる家族 | ||||
2016後 | べっぴんさん | ごちそうさん | ||||
2017前 | ひよっこ | こころ | ||||
2017後 | わろてんか | 花子とアン | ||||
2018前 | 半分、青い。 | マッサン | カーネーション[注 22]。 | |||
2018後 | まんぷく | (未定) | ||||
2019前 | なつぞら | (未定) |
総集編・特別編
- 放送時期
- 総集編は、前期作品は年末、後期作品は(春の)大型連休期間中の放送が、ほぼ恒例である(かつては年末に一括放送することもあった)。人気作品は、複数回放送されることもある。
- 2010年度までは、現在の総集編前編を初回放送する時期に、特別編と題して、前半のダイジェストや収録の舞台裏などをまとめた特番が放送された。
- 2010年前期『ゲゲゲの女房』までは基本的には1回45分を4 - 5回に分けるが、『ちゅらさん』(2001年度前期)、『どんど晴れ』(2007年度前期)は、75分×3回に分けたりするなどの例外があった。
- 2010年後期『てっぱん』以後は前後編2部方式を採用するようになり、2011年『おひさま』以後は、前編はいずれも放送期間中の中盤(前期は7月の海の日前後の午前中に、後期は年末年始(12月末か1月はじめ)の午前中)に先行放送し、更に改めて前後編の完全版を、前期は10月の体育の日の午前中、後期は翌年5月の大型連休期間中の祝日の午前中にまとめて放送している。
- 2015年11月30日には水木しげるが亡くなったことを受け、追悼番組として同年12月5日及び12日と13日に、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の総集編(全3回)が再放送された。
- 総集編のソフト化
- 総集編はかつて『雲のじゅうたん』(1976年度前期)、『おしん』(1983年度)など一部で制作されていた。『ふたりっ子』(1996年度後期)以降は、基本的に全作品で制作され、ほぼ全作品がNHK(発売元NEP)からビデオソフト(DVD・VHS・Blu-ray)化されている(総集編が放送されている『芋たこなんきん』では全話収録の完全版を含めて一切ビデオ化されていない)。
- 『ひまわり』(1996年前期)まではほぼ全作品で総集編が作られなかったため、NHKアーカイブスの番組公開ライブラリーでは各作品の最初週と最後週のそれぞれ6回分を公開し、次作『ふたりっ子』以降の作品は総集編部分のみ公開という形態になっている。
- また、『NHK連続テレビ小説 朝のヒロインたち』(発売元アポロン)という、『澪つくし』までの超ダイジェスト版(全2巻)のVHSソフトもあった。
放送休止・変更の事例
終日報道特番が行われている時でも、たいていの場合は総合テレビの本放送と再放送の15分間のみは特番を中断して朝ドラを放送する。定例的に放送パターンが崩されるのは次の場合である。
- 年末年始
- 通常12月29日 - 1月3日の計6日間は放送なし。なお、12月28日が月曜日か1月4日が土曜日の場合、その週の放送そのものがなく、次週の月曜から再開する場合もある。ただし、初期では上記の6日間でも放送していたこともある。
- 作品によっては、年末の放送最終回を総集編的な内容(主人公の回想など)としたり、劇中でも丁度年をまたぐようにするなど、年末年始編成を意識した演出が加味されることもある。なお2000年代頃より、年末年始に前半のまとめと収録の舞台裏、後半の見所を取り上げる特別編を放送することもある。
- 8月6日
- 8月6日は「広島平和記念式典」中継が8時台に入るため、式典の進行状況にもよるが、毎年8時35分頃からの放送(中国地方の5局は7時45分からの先行放送[注 23])となる。
- 選抜高等学校野球大会の決勝戦当日(4月上旬)
- 試合開始時刻が12時30分のため、総合テレビの再放送が正午のニュースの後の12時15分からに繰り上がる。
特番を優先して放送が行われなかったか、放送中に突発的な事件や緊急地震速報が発生して放送終了前にニュース速報が入った時には、翌日の同じ時間帯に2本続けて放送するか、あるいは1日ずつ繰り下げて土曜日に2本放送する。これは再放送の場合でも同じで、同じ回が朝と昼に必ず1回ずつ放送されるように編成が組まれる。放送の遅れは原則その週の内部で完結されているが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)及び東京電力・福島第一原子力発電所での事故による非常報道体制の際(『てっぱん』)には1週間放送を休止し、以降の放送日程を1週間繰り下げる措置が取られた(BS2を除く)。
「翌放送日に2本分をまとめて放送」[31]の対応をとったケースには「※」を付与。
- 1972年2月28日『繭子ひとり』 (総合再) - あさま山荘事件関連の報道特別番組が放送され[32]、29日以降1話ずつ繰り下げとなる臨時枠移動措置がとられ、3月4日(土曜日)に2話分を放送[33]。
- 1983年5月26日『おしん』 (総合再) - この日の正午に発生した日本海中部地震に関する報道特別番組が組まれ、休止となった。
- ※1987年3月18日『都の風』 (総合再) - 放送中に日向灘を震源とする地震が発生し、12時49分から緊急警報放送を実施した為に中断。翌19日に2話分を放送[34]。
- 1989年1月7日『純ちゃんの応援歌』 - 昭和天皇崩御により終日特別番組を放送。9日以降1日ずつ繰り下げ、14日(土曜日)には2話分を連続放送。
- 1995年1月17日『春よ、来い』 - 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生により報道番組を放送。18日以降1日ずつ繰り下げ、21日(土曜日)には2話分を放送。
(これより後は各作品を参照)
番組の構成
オープニング・テーマ音楽
各作品、クレジットはオープニング時に表示され、その時にオープニングのテーマ音楽が流れる。当初は全てインストゥルメンタル曲であったが、90年代以降は歌詞入りの楽曲(ポップス系歌手の書き下ろし[注 24])が多く採用されるようになる[注 25]。毎週月曜日はスタッフのクレジットも流れるためテーマ音楽は長めになる(月曜は90秒、他は60秒程度)。作品によっては、オープニング映像やテーマ音楽の歌詞が途中で変化することもある。
『ウェルかめ』(2009年度後期)までは、第1回と最終回を除き、開始時のアバンタイトル(導入部)は無く(第1回・最終回でもアバンタイトルを行わない作品もあった)、放送時刻と同時にオープニングタイトル(テーマ音楽)に入っていた。逆に『ゲゲゲの女房』(2010年度前期)以降は、アバンタイトル(15秒から2分程度、冒頭に「連続テレビ小説」のシリーズタイトル表示)が原則入るようになった(しかし一部の回のみアバンタイトルが入らない事があった)。また、最終回ではオープニングをエンディングとして最後に流すこともある。
2012年には「朝ドラ50years NHK『連続テレビ小説』放送開始50周年テーマ音楽集」というCDが発売された。作品毎にサントラCDが販売されるようにもなっている。
2010年代には、朝ドラ(特に大阪放送局制作)の主題歌と歌唱アーティストが『NHK紅白歌合戦』に選出される例も多い。
画面表示
- アバンタイトルがある回では、画面の右下(左下や中央の場合も稀にある)に最初の5秒程度「連続テレビ小説」のシリーズタイトル表示がされる。その場合、その後のオープニングタイトル表示では「連続テレビ小説」は省略されることが多いが、作品によってはアバンタイトルとオープニングタイトル両方に「連続テレビ小説」が併記されることもある。
- 番組開始時に画面右上に表示される「解説放送」(後述)・「字幕放送」テロップについては、一時期は月曜日のみ表示されていたが、現在は全ての曜日で表示されている。
- 字幕放送では、通常「♫」ないしは「♫(テーマ音楽)」とされるが、主題歌歌唱部分は歌詞が表示される。デュエットの記号は省略。
サブタイトル
『ひまわり』(1996年前期)で初めてサブタイトル(2週で1つ)が付いた[注 26]。その後、1週単位で1つのエピソードとみなして週タイトルを設置することが定番化した(ストーリーの連続性重視の観点から『すずらん』『てるてる家族』など一部の作品を除く)。
エンディング・次週予告
『さくら』(2002年度前期)以降、エンドカード(エンディング5秒)にドラマに関連した写真等のショートコーナーが設けられている(『さくら』ではアルファベットの各頭文字で始まる単語紹介。他の作品では視聴者の投稿写真、ヒロインや舞台地の人物・風景写真、作品の時代設定当時の写真など)。
エンド5秒のミニコーナーができる前は、エンドカードのところで「つづく(最終回は「完」[注 27]) 製作著作/NHK(大阪)」と表示(時間的な余りがあり、主題歌・挿入歌をエンディングに流す場合は例外として、「あした(来週)もこのつづきをどうぞ。製作著作/NHK(大阪)」としたものもあった)していたが、『さくら』以後は基本的に本編最後のところで「つづく」を入れて、エンディングでは「(作品名<表示されない場合もある>)終(完)[注 27] 製作著作/NHK(大阪)」と表示する。
最終回を除く毎週土曜日の放送では、最後に次週の予告編が末尾30秒 - 1分程度放送されている(『すずらん』は予告編無し)。この予告編にも「NHKオンデマンド」でも配信している旨の字幕を出しているが、2013年後期『ごちそうさん』以後は、土曜日以外のエンドカードにも「NHKオンデマンドで配信」との字幕が表示されている。
なお、次週の本編内で流れるナレーションを抽出し、予告編で用いる手法もある。『あまちゃん』(第12週・22週)など。
- 予告編にナレーションが入った作品 (担当者)
- あぐり (週替わりで出演者)
- さくら (第1週と最終週はヒロイン・さくら=高野志穂、その他は週替わりで出演者)
- まんてん (満天=宮地真緒)
- こころ (こころ=中越典子、週によって他の出演者)
- てるてる家族 (第8週から冬子=石原さとみ、週タイトルは無し)
- わかば (若葉=原田夏希)
- 風のハルカ (2005年末のみハルカ=村川絵梨)
- 純情きらり (桜子=宮﨑あおい、週によって他の出演者)
- 芋たこなんきん (女学生編放送の直前の予告編のみ語りの住田功一アナ)
- ひよっこ(語り=増田明美)
- わろてんか(第7週は武井風太=濱田岳と秦野リリコ=広瀬アリス[注 28]、第13週は、トキ=徳永えり・武井風太・てん=葵わかな[注 29]。)
- その他
字幕・副音声解説放送
1985年度から、聴覚障害者向けの字幕放送(アナログ放送では文字多重放送チューナーが必要であった)を行っている。
1990年度からは、視覚障害者向けの「音声多重放送による解説放送」を、副音声(デジタル総合テレビ、BSプレミアムはステレオ2音声)で行っている。NHKワールド・プレミアム(海外向けテレビ番組配信)では副音声解説放送は行われていない(通常のモノラル放送となる)。
末期の地上波アナログ放送において、連続ドラマの副音声解説が常時行われていたのは、民放を含めてもこの朝ドラのみであった(過去にはNHKの夜の帯ドラマシリーズ『ドラマ新銀河』でも実施していたほか、視覚障害者が題材となる作品でも解説が入るものがあった)。デジタル放送では朝ドラ以外の連続ドラマ(『大河ドラマ』、『ドラマ10』、『BS時代劇』など)でも解説放送を取り入れている。
なお、字幕放送のうち、毎週日曜日に放送される「NHKとっておきサンデー」での「○○(作品名)1週間」(週間総集編)については、番組進行が生放送であり、リアルタイム字幕放送の体裁を取っているため、2-3秒程度のタイムラグが発生するが、「とっておきサンデー」が休止となり単独での放送となる場合、及び年末の週間ダイジェストの総集編が放送される時[36]と、「5分で○○(作品名)」(週間総集編のダイジェスト版)については通常の字幕放送である。
- 例外
- 総集編の放送でも副音声解説があるが、特別編やナビゲーション番組(上半期は大体春の大型連休か海の日、下半期は年末年始に多い)では副音声解説はなく、ステレオ放送のみ行われる。また、『私の青空』や『ちゅらさん』の続編が『月曜ドラマシリーズ』や『土曜ドラマ』といった別のNHKドラマ枠で放送された際も同様であったが、『どんど晴れ』の続編スペシャルでは解説放送(アナ・デジとも)がある。
- なお、2011年から開始された地上波の1週間ダイジェスト(『NHKとっておきサンデー』内包「○○(作品名)1週間」と、夕方の「5分で○○(作品名)」)においては、解説放送はデジタルを含め実施されていない。
- 音声解説のナレーション
- ※出演者・スタッフとしては表示されないが、副音声(ステレオ2)では「解説は○○です」と自ら名乗っている。
データ放送
デジタル総合テレビとBSプレミアムでは、番組連動型データ放送のサービス[37] を展開している。
データ放送の基本画面(LANケーブルを接続しなくても視聴可能)では、その日の粗筋や出演者・その役柄についての説明など基本情報を収録。更にNHKデータオンライン(LANケーブルを接続して視聴可能)を利用することによって、出演者インタビューや収録の裏話・トピックスを見ることができる。
さらにNHKネットクラブ会員に登録することによって、ドラマ放送中の時間帯(日刊での再放送は含むが、土曜日のBSプレミアム1週間分再放送と、土・日曜の「(作品名)1週間」「5分で(作品名)」は対象外)に実施されるスタンプラリーに参加することで、ネットクラブの会員ポイント(1視聴につき1点。1日最大4点[注 30])をためることができ、またキャンペーン期間中には作品関連グッズプレゼントへの応募権利が与えられる特典もある[38]。
映像比率
ハイビジョン収録は、『さくら』(2002年前期)から。
- 総合テレビ
-
- デジタル:16:9
- アナログ:13:9 (2004年度)→14:9レターボックス (2005-2009年度)→16:9レターボックス(2010年度-)
- NHKワールド・プレミアム
-
- 13:9 (2004年度)→14:9 (2005-2009年度)→16:9 (2010年度 - )
- BS2デジタル放送
-
- 『純情きらり』まで、初回放送はアナログ放送と同じ13:9→14:9(画角情報は4:3)、再放送は16:9での放送。2006年10月の『芋たこなんきん』から、初回放送も16:9で放送され始めた。BS2のアンコール作品の放送でもハイビジョン収録の場合、デジタルは16:9、アナログ放送、NHKワールド・プレミアムでは14:9で放送された。
データ
視聴率
関東地区において、NHK総合が1963年から1986年までの24年間、民放キー全5局を押しのけて、年間視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム、特記なき場合は以下略)では全日帯で1位を獲得していた[39][注 31]。朝ドラは番組創設当初から『大河ドラマ』や各種定時ニュースなどと共に、NHK総合の全日帯の視聴率において、大きく貢献してきたと言える。
かつての朝ドラの視聴者層としては、本放送の時間帯は「主婦や高齢者」「時間に余裕のある自営業者」「長期休暇中の学生と家を出る時間が遅い職業人」、正午台の再放送は昼休みの休憩時間にあたる視聴者が多いとされた。1980年代までは全回平均視聴率40%以上の作品が珍しくなく、まさにNHKの看板番組であった(以下、関東地区の数値)。平均視聴率の最高は、『おしん』(1983年度)の52.6%である。そうした高視聴率の時代は、戦中と戦後の動乱期・復興期とを描いた作品が多く、実体験をした視聴者から共感を呼んだためとされる[40]。
しかし、1980年代後半から2000年代は平均視聴率が低下傾向にあった。
- 40%以上最後の作品 - 『はね駒』(1986年度前期、41.7%)
- 30%以上最後の作品 - 『かりん』(1993年度後期、31.4%)
- 25%以上最後の作品 - 『すずらん』(1999年度前期、26.2%)
総合テレビでの本放送の視聴率低下の理由として、数十年間で出勤時間が早まって生活環境が変化したことや1990年代からそれまで8:30開始だった民放各局の朝のワイドショーが順に8時開始に繰り上げられたことが挙げられていた[41][42]。特に2009年度の2作品は、『つばさ』が13.8%、『ウェルかめ』が13.5%と、平均視聴率のワースト記録を連続して塗り替えた。
そこで、2010年度の改編で48年ぶりに放送時刻を繰り上げ、『ゲゲゲの女房』(2010年度前期)から8時スタートとなった。すると、同作の初回視聴率14.8%(歴代最低)を底にして視聴率が右肩上がりに推移し、平均視聴率が18.6%と前作『ウェルかめ』を5.1ポイント上回り、2009年度の悪い流れを断ち切った(第16週から最終第26週までの11週中、10週で週間視聴率〈ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム〉での「総合」[注 32]1位を占めた)。以降の作品も、民放テレビドラマが視聴率が低下するなかで、20%台前半を維持している。
- テコ入れ
- 1996年前期『ひまわり』以後、『すずらん』『てるてる家族』を除き、連続するストーリーを重視しつつ、1週(6回)[注 33] で一つの軸となるストーリーを取り入れて読み切り仕立てとしても楽しめるようにサブタイトルが挿入されるようになる。
- 2002年前期『さくら』以後、エンディング5秒にショートコーナーを開始した(#エンディング・次週予告参照)。
- 2010年度の改編以降、一日に一度番組宣伝を行ったり(それまで番組開始前後にPR番組が放送されていたが、「NHKプレマップ」の開始に伴い、随時番組宣伝が行われるようになった)、日曜日に1週間のあらすじをまとめたダイジェスト版(『NHKとっておきサンデー』内での23分版や、『5分で見る○○』)を放送するようになった(『おひさま』以降)。
- また2010年代に入ってからはSNSの台頭に伴い、Twitterやブログなどで視聴者による感想やイラスト[注 34]の投稿(NHK側から募集を呼びかける事もある)など、新たな楽しみ方も開拓されている。
- 総合テレビにおける再放送の視聴率
- 総合テレビにおける再放送では、通常時5%程度の視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を獲得している[43]。『あまちゃん』2013年9月16日放送分において、19.1%を記録するなど再放送で高視聴率を獲得する事例もある[44]。
- BSにおける本放送での視聴率
- 2011年4月から開始したBSプレミアムでの本放送では、4 - 6%程度の視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を獲得している[45][46]。『あまちゃん』では最高で7.9%を記録した(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[47]。
作品の現存状況
計16作品が欠品状態となっている。『たまゆら』『信子とおばあちゃん』の2作品に至っては1話も映像が現存していないため、「幻の連続テレビ小説」と言われている(『虹』は映像が一部現存するが、何話目かは不明)。
『マー姉ちゃん』(1979年度前期)以前の作品でNHKに全話現存するのは、家庭用VTRで寄贈されたものを含めても『雲のじゅうたん』(1976年前期)・『いちばん星』(1977年度前期)・『風見鶏』(1977年度後期)のみとされている。
この理由としては、当時の多くの番組にも当てはまるが、1980年頃までの放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価かつ大型で、保管にもかなりのスペースを要したことが考えられる。また、テープが高価なため、何度も消去し他の番組に再利用せざるを得なかったこと、操作・編集も煩雑だったこと、さらに、当時は著作権法の事情で、番組の資料保存が現在ほど安易に行えなかったこと、再放送やビデオソフトの販売が想定外だったことなどが挙げられる。それでも、重要な放送回や総集編、初回あるいは最終回は資料用として保存されているケースももある。
NHKにも無い作品が、視聴者の家庭用VTRテープ(当時のビデオは20万円弱と高価で、普及率が低かった)として発見され、NHKアーカイブスに寄贈されることもある。ただし多くの場合、家庭用機器による録画であることやテープの経年劣化により、品質が良好とは限らない状態である。
続編・スピンオフ他関連作品
- 続編・特別編
- 『私の青空』『ちゅらさん』はゴールデンタイム枠の「月曜ドラマシリーズ」(『ちゅらさん4』のみ土曜ドラマにて)、『どんど晴れ』『てっぱん』『梅ちゃん先生』は、特番枠で続編が制作された。また、特別編(『純情きらりスペシャル・桜子と達彦愛の軌跡』『風のハルカ・春の感謝祭スペシャル』など)が放送された例もある。その他、『NHK紅白歌合戦』内企画として、特別編が制作されることもある(『澪つくし』『あまちゃん』『花子とアン』『あさが来た』『ひよっこ』)。
- スピンオフ
- 詳細は、各作品を確認のこと。
- ちりとてちん「ちりとてちん外伝 まいご3兄弟」
- 2008年、「かんさい特集」枠(その後全国放送、朝ドラでは初めてのスピンオフ)。
- だんだん「私の"だんだん"」
- 2009年、島根県向け「ふるさと発」枠(その後全国放送)。
- つばさ「好きと言えなくて」
- 2009年末、総集編の放送に合わせて、番組宣伝の一環として制作。
- ゲゲゲの女房「地デジ普及ドラマ・いちごとせんべい」
- 2010年7月、地デジ完全移行1年前にちなみ、その普及・促進のために制作。
- てっぱん「番外編〜イブ・ラブ・ライブ」
- 2011年末、「かんさい特集」枠(クリスマス・イブの12月24日に全国放送)。
- 純と愛「富士子のかれいな一日」
- 2013年4月20日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- ごちそうさん スピンオフスペシャル「ごちそうさんっていわしたい!」
- 2014年4月19日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- 花子とアン スピンオフスペシャル「朝市の嫁さん」
- 2014年10月18日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- マッサン スピンオフドラマ 前編「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」 後編「たそがれ好子〜女三人寄れば姦しい〜」
- 2015年4月25日・5月2日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- まれ「また会おうスペシャル」前編「僕と彼女のサマータイムブルース」 後編「一子の恋〜洋一郎25年目の決断〜」
- 2015年10月24日・31日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- あさが来た「割れ鍋にとじ蓋」(われなべにとじぶた)
- 2016年4月23日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- とと姉ちゃん「とと姉ちゃんもう一つの物語『福助人形の秘密』」
- 2016年11月19日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- べっぴんさん
- スペシャルドラマ『恋する百貨店』
- 2017年4月29日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- スピンオフ ラジオドラマ『たまご焼き同盟』
- 2017年5月4日にラジオ第1にて放送(朝ドラスピンオフドラマでは、初のラジオドラマ)。
- 特別編『忘れられない忘れ物〜ヨーソローの1日〜』
- 2017年5月6日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- わろてんか『ラブ&マンザイ~LOVE and MANZAI~』
- 2018年4月21日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。
- 舞台化・映画化
- 本編のストーリーが舞台化(『おしん』『さくら』『わかば』『だんだん』など)、映画化(『おしん』『すずらん 〜少女萌の物語〜』『ゲゲゲの女房』[注 35])。
- その他関連作品
番組宣伝・関連番組
- NHK
- 一般的な番組宣伝では、ステーションブレイクや、新聞広告、交通広告(鉄道駅構内、電車内中吊り、ラッピング広告)などが挙げられる。NHK公式サイトでは2009年度まで、「連続テレビ小説」として番組ホームページが一括されていたが、2010年度以降は各作品ごと独自に作られることになった。次回作発表とヒロイン紹介は、19時台の報道番組(『NHKきょうのニュース』→『NHKニュース』→『NHKニュース7』)で毎作必ず取り上げられる。クランクアップ(撮影終了)の際には、収録スタジオに吊るされたくす玉をヒロインが割り、出演者がスピーチを行うのが恒例。この模様はNHKオンラインの「NHK_PR 会見動画」に掲載されるほか、スポーツ新聞やNHKの広報番組(1995年春改編で開始、2017年春改編で終了の『スタジオパークからこんにちは』など)で紹介されることがよくある。
- 主要キャストは、『スタジオパークからこんにちは』や『土曜スタジオパーク』『バラエティー生活笑百科』『鶴瓶の家族に乾杯』など、NHKの各番組にゲスト出演することが多い。
- 平日本放送直後に生放送される『あさイチ』(2010年開始)や平日再放送直後に生放送される『ごごナマ』(2018年4月から放送時間変更[48])、土曜日本放送直後に生放送された『週刊ニュース深読み』(2011年 - 2018年)では、冒頭で朝ドラを観たMC陣やゲストが感想を述べることがある[注 36][49]。『あさイチ』の金曜日企画「プレミアムトーク」や『ごごナマ』の13時台企画「おしゃべり日和」に、放送中作品の関連者(出演者・脚本家・主題歌担当歌手)が出演することも多い。
- 総合テレビでの土曜日の再放送直後に生放送される『NHKニュース』において、ニュースを担当するアナウンサーが、ニュースの冒頭でドラマの内容に合わせた表情をすることがある[50][51][52][53][注 37]。
- 総合テレビでの本放送の前座番組『NHKニュースおはよう日本・関東甲信越』のエンディングで、2017年4月から平日のみキャスター陣が朝ドラの宣伝を行うことがある[54][55]。これ以前も極稀に『NHKニュースおはよう日本・関東甲信越』のエンディングで朝ドラの内容に触れることもあった[56]。
- 総合テレビでの祝日の本放送の後座枠において、朝ドラ関連の特別番組が組まれることがある。
- 2018年4月10日に新設された朝ドラアンコール枠の直後に生放送される『ニュース シブ5時』の冒頭で、朝ドラを観たキャスター陣が朝ドラに触れることがある。
- 2016年3月までは、日曜日に放送される『NHKとっておきサンデー』(2011年4月10日開始)内前半部コーナー「○○一週間」(○○には放送中の番組名)で一週間分のストーリーダイジェストを放送した。2016年4月からは、『とっておきサンデー』番組終了(後半の広報・自己批評部を『どーも、NHK』へ移行)に伴い、『とと姉ちゃん一週間』以降は日曜日11時 - 11時20分の独立した番組として放送されている。
- 『関西発ラジオ深夜便』で2012年4月から2014年5月まで、中村宏がアンカーを担当する第1・3金曜日の翌日未明(第1・3金曜日深夜)で、同年上半期の『梅ちゃん先生』をスタートとして、過去に遡って朝ドラの主題歌(稀に挿入歌)を毎回1 - 2曲(稀に3曲)放送した。
- 『思い出のメロディー』や『わが心の大阪メロディー』で作品が取り上げられたり、ヒロインや出演者が司会を務めることがある。
- 『NHK紅白歌合戦』は、朝ドラ主題歌の歌手の選出や、関連演出が多く行われる。特に放送中の年度下期の作品はほぼ毎年のように宣伝演出されている。朝ドラヒロイン経験・予定者の紅組司会起用や主要出演者のゲスト審査員・応援ゲスト・応援団起用も行われるほか、主題歌・挿入歌担当歌手が出演し主題歌を歌唱するケースも見られる。
- その他
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- 2004年度前期『天花』まで、中日新聞社系列の地方新聞(中日新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井、東京新聞)で朝ドラヒロイン執筆のコラム「スタジオ日記」が週1回掲載されていた。
- 東京ニュース通信社のテレビ情報誌『TVガイド』でも、ヒロインを冠とした1ページ記事を連載したり、Yahoo! JAPANのYahoo! TVでNHKエンタープライズとタイアップしてweb連載を掲載したりしている。
- 東京制作のヒロインは中央競馬のNHKマイルカップのゲスト出演や表彰プレゼンテーターをする場合がある。
- 大阪制作のヒロインや出演者は毎年、10月ないしは11月の「社会人野球日本選手権大会の開会式・始球式」、2月3日開催の「成田山不動尊の豆撒き」や、3月の「びわ湖開きの来賓ゲスト」としての出席が恒例のようになっている。
- 民放各局では、朝ドラの出演経験者(特に主役)の起用や帯ドラマ制作などの動きはあったものの、朝ドラ関係の直接の報道は少なかった。しかし2010年代に入ってからは、最終回前後に民放の番組に原案者やドラマ出演者が出演するという展開が見られることもあり、民放各局が放送中の朝ドラにちなんだ特集(舞台地やヒロインの職業・人物モデルを取り上げたものなど)を行うこともある。
- 関連特番
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- 「NHK大阪放送局開局85周年記念番組 懐かしの大阪局制作“朝ドラ”全部見せます!」
- 「連続テレビ小説50年!日本の朝を彩るヒロインたち」
- 「あなたの朝ドラって何!」
- 「JOBK放送開始90周年記念 大阪発朝ドラコンサート」
- 2015年11月21日19時30分 - 20時45分(総合テレビ・関西ローカル)、同11月23日11時30分 - 12時45分(BSプレミアム)
- 大阪局制作の朝ドラ全39本の主題歌・曲にスポットを当て、その楽曲の生演奏を中心に、大阪発朝ドラにゆかりのあるヒロインとのトークショーを交えたNHK大阪ホールでのコンサートを放送。
- 司会・杉浦圭子(「青春家族」=東京発、「あさが来た」)
- ゲスト・純名里沙(「ぴあの」ヒロイン・主題歌担当)、三倉茉奈・佳奈(「ふたりっ子」〈少女編〉、「だんだん」ヒロイン)、オーロラ輝子(河合美智子「ふたりっ子」挿入歌担当)、桂吉弥(「ちりとてちん」)、元ちとせ(「まんてん」主題歌担当)、HY(「純と愛」主題歌担当)、波瑠(「あさが来た」ヒロイン)、玉木宏、近藤正臣(以上「あさが来た」)
受賞歴
以下の他、作品に対してだけでなく、出演者やスタッフが受賞していることもある。本項では個人賞の表彰は割愛する。
- ギャラクシー賞(放送批評懇談会)
- 放送文化基金賞(放送文化基金)
- 東京ドラマアウォード(国際ドラマフェスティバル in TOKYO)
- エランドール賞(日本映画テレビプロデューサー協会)
- 『ゲゲゲの女房』制作チーム - 2011年、第35回 特別賞
- ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 『TVnavi』ドラマ・オブ・ザ・イヤー
- 『ゲゲゲの女房』 - 2010年、第7回 大賞/最優秀作品賞[73]
- 橋田賞(橋田文化財団)
- 連続テレビ小説 - 2002年、第10回 10周年記念として特別顕彰
- 『花子とアン』 - 2015年
- 『あさが来た』 - 2016年
- 新語・流行語大賞
- Yahoo!検索大賞(Yahoo! JAPAN)
- 『花子とアン』 - 2014年、第1回 カルチャーカテゴリー(ドラマ部門)
- 『まれ』 - 2015年、第2回 カルチャーカテゴリー(ドラマ部門)
- エイボン女性年度賞
- 「製作局ドラマ番組部「連続テレビ小説」製作チーム」(2016年度・芸術賞)[74]
- コンフィデンスアワード・ドラマ賞
- 『ひよっこ』 - 作品賞(2017年)
関連商品
- グッズ
- 『ちゅらさん』では、劇中に登場するキャラクター「ゴーヤーマン」のグッズが人形・根付・絵本などで展開された。『ウェルかめ』では「かめっ太」のグッズが販売された。『あまちゃん』では約200点以上の関連グッズが販売され[75]、他の作品でも雑貨・日用品・食品・カプセルトイなどが販売されている。グッズ商品の企画・販売はNHKエンタープライズが行っている。
- 書籍
- 各作品ごとに『ドラマ・ガイド』がNHK出版から販売されている。ドラマの放送に合わせ、前半・後半(Part1・2)の2冊に分けて販売される場合が多い。
- 週刊誌『NHKウイークリーステラ』(NHKサービスセンター)では、放送中の朝ドラ出演者・スタッフへのインタビューや次週のあらすじなどが掲載されており、番組終盤には(『ちりとてちん』をきっかけに)臨時増刊として 「メモリアルブック」が発売されるようになった[76]。またこれとは別に(『あまちゃん』以降)、NHK監修の上で有志による「公認ファンブック」等が発売される例も出てきた。
- ノベライズ本も上下巻形式などで毎作販売されている。シナリオ本は『おしん』(全4巻)『ふたりっ子』(全5巻)『あまちゃん』(全2巻、電子版も[77])『ごちそうさん』(全2巻)で発売された。
- 作品によってはコミック化もされている(『おしん』『ぴあの』『天うらら』『やんちゃくれ』『すずらん』『ちゅらさん』『おひさま』『マッサン』など)。
- 『てるてる家族』『ごちそうさん』『まれ』など料理や菓子を題材にした作品では劇中に登場したメニューのレシピ本が、『あまちゃん』『まれ』『半分、青い。』では、ヒロインをモデルにした写真集が発売されている。
- 2015年10月17日には、朝ドラ放送55年(NHK90周年)を記念して、『朝ドラの55年〜全93作品完全保存版』 ISBN 978-4144072130 (NHK出版)が発売された。同書籍には、発行時点で放送されていた「あさが来た」までの全93作品についての簡単なあらすじを初め、主要なヒロイン16人、主要男性主演者4人、その他民放のドラマ製作責任者や本番組の演出家、脚本家などへのインタビューを多数掲載している。
- 着ボイス
- 2010年代の『あまちゃん』『マッサン』『あさが来た』では着信ボイス(着ボイス)の配信も実施された[78][79]。
備考
- かつてテレビ東京を除いて民放各局は総合テレビでの朝ドラ本放送が8時15分開始だったことに合わせ、8時30分から朝のワイドショーを編成していた。しかし1990年代から民放キー局4社(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日)の朝のワイドショーが、テレビ朝日(1993年4月 - )、フジテレビ(1999年4月 - )[80]、日本テレビ(2004年10月 - )、TBS(2014年3月末 - )の順でそれぞれ8時開始に繰り上げた[81]。これらのことが2000年代中盤から後半における本放送の視聴率低迷の一因に挙げられた。
- 航空自衛隊小松基地は2015年10月下旬から、基地周辺に住んでいる視聴者に配慮し、F15戦闘機の訓練飛行開始時間を慣例の8時から約10分早めた[82][83]。
- 2015年度末をもって東海テレビ制作・フジテレビ系列『東海テレビ制作昼の帯ドラマ』が終了したため、2017年度からテレビ朝日系列にて『帯ドラマ劇場』が始まるまでの1年間は、『連続テレビ小説』が日本の地上波で唯一の帯ドラマであった[84]。同様に『帯ドラマ劇場』が中断する2018年度も『連続テレビ小説』が日本の地上波で唯一の帯ドラマとなる。
- 地上波での本放送・再放送に加え、BSでの先行放送・再放送や録画での視聴が可能となり、視聴者による視聴形態も多様化している。視聴形態による「早○○」「朝○○」「昼○○」「夜○○」「週○○」「録○○」[85]という言葉も生まれている[86]。
注釈
- ↑ 当初は23分。
- ↑ 2002年の「さくら」においても、日系人がヒロインであったが、純粋な外国人ヒロインは初めてとなる。
- ↑ ただしNHKの公式回答では「最終回後の桜子は生死不明」とされている。
- ↑ 『ゲゲゲの女房』『花子とアン』などでは、エンディング画面下部に「このドラマはフィクションです」との断り書きが表示された。
- ↑ 『マー姉ちゃん』(田河水泡・菊池寛)、『ハイカラさん』(津田梅子・山川捨松)、『よーいドン』(人見絹枝)、『ゲゲゲの女房』(水木しげる)、『花子とアン』(村岡花子)『あさが来た』(土方歳三・五代友厚)など、実名を用いている作品もある。
- ↑ 厳密にはオーディションではなかったという樫山の本人談もある(田幸、253 - 254頁)。
- ↑ 「NHK大阪放送劇団」「関西芸術座」「劇団そとばこまち」「劇団立身出世劇場」など。
- ↑ 徳島県を除くNHK教育が未開局の地域では、『娘と私』の再放送時間帯には学校放送番組が放送されていた。
- ↑ 9.0 9.1 BSプレミアムでは独自のポイントサービスであるBSドラマイル対象番組の一つとして扱われる。
- ↑ なお2016・17年度の夏の甲子園決勝戦は選手の健康面を考慮し14時開始だったため、通常と同じ時間の再放送だった。
- ↑ 1994・1995年度はBS2で23時台を基調とした夜間の再放送があったが、開始時間が不安定だったため、その代替として新設された。
- ↑ 『とっておきサンデー』はリアルタイム字幕放送を使用(微妙な遅延はあるものの、予め入力したものをタイミングに合わせて表示)。『とっておきサンデー』休止による単独番組扱いの場合、字幕放送は収録番組と同様、予め入力したものをタイムラグなしで表示。5分版は2011年度は字幕を放送しなかった(ただし『とっておきサンデー』の放送がある時はリアルタイム字幕あり)が、2012年度から実施された。
- ↑ 7時46分 - 8時1分(7時30分からの朝ドラ最新作の先行放送枠の直後の放送)
- ↑ 7時15分 - 7時30分(7時30分からの朝ドラ最新作の先行放送枠の直前の放送)
- ↑ 本作のみ8時30分から。
- ↑ この期間のみ、別作品をアンコール放送。
- ↑ 『NHKニュースおはよう日本』放送時間拡大に伴い、枠を廃止。
- ↑ BS-hi、月曜1時10分 - 2時40分(日曜25時10分 - 26時40分)に1週6日間まとめて再放送。
- ↑ BSプレミアム、日曜10時 - 11時30分に1週6日間まとめて再放送。
- ↑ 20.0 20.1 本来朝のアンコールでは『カーネーション』(大阪制作)を、夜のアンコールでは『純情きらり』(東京制作)を再放送としていたが、『カーネーション』に出演していた俳優が不祥事により逮捕されたため、急きょ変更された。(俳優逮捕でNHK朝ドラ再放送差し替え - デイリースポーツ、2013年3月6日)
- ↑ 土曜18時から一週間分の再放送あり
- ↑ 総合テレビにて、月 - 金16時20 - 50分放送(2話連続放送)ただし、総合テレビ枠であるため、国会・大相撲・高校野球中継などの場合は休止するなど、番組編成は総合的に判断する[30]。
- ↑ 2010年までは、広島・岡山・松江・山口の各局は8時50分頃からの放送、鳥取局は他地域と同じ8時35分頃からの放送であった。
- ↑ 2015年上期の『まれ』(主題歌『希空〜まれぞら〜』)では、1番をヒロイン・土屋太鳳が、2番を一般公募による作詞をした。
- ↑ 『ロマンス』が歌詞入りの朝ドラオープニングタイトル第1号ともいわれる。(歴代の『朝ドラ』主題歌 - アカイさんノートNHKブログ)
- ↑ 1991年度1年を通して放送された『君の名は』でも、途中からサブタイトルが付けられ、数か月を一括りとして「第2部」「第3部」…と表示された。
- ↑ 27.0 27.1 作品によっては「おわり」「おしまい」など。
- ↑ 2人はドラマ「釣りバカ日誌」で恋人を演じており、濱田は釣竿を持って登場し釣りバカ日誌の恒例のセリフを織り交ぜた漫才風に次週を紹介した。
- ↑ その際に使用されていたテロップは『あさイチ』(総合テレビ版本放送の後座番組)で使用されている名前・予告表示のテロップだった。
- ↑ その日の放送中止となった場合は代替放送日に、中止日の扱いでスタンプを押すことができる。このため、本来の当日放送分のポイント〈最大4点〉 + 代替放送分のポイントが貯められる。実例として2014年10月7日の『マッサン』で、前日10月6日の総合テレビでの初回・再放送がいずれも台風情報で休止となり、7日は2日分を放送したが、代替放送分は6日放送分の扱いとみなして加算し、7日の分と合わせて総合テレビでは最大2日分・4ポイント、通常通り行われたBSPの分を入れると最大6ポイントが貯められた。
- ↑ 1978年の年間視聴率は、全日帯ではNHK総合とTBSとが10.1%で同率1位であった。なお、この年(1978年)にはTBSが年間視聴率で3冠王を獲得している。
- ↑ 週間の全局全番組という意味であり、「NHK総合テレビジョン」の視聴率とか「総合視聴率」(=「リアルタイム視聴率」と「タイムシフト視聴率」の和集合)の意ではない。
- ↑ 『ひまわり』は2週単位(12回)。
- ↑ 2013年の『あまちゃん』では通称「あま絵」と呼ばれて注目され、以降「◯◯(作品の略称)絵」という呼び方が定着する。
- ↑ 公開はテレビ版終了後であるが、企画・撮影終了ともに、映画版の方がテレビ版よりも先行していた。
- ↑ 2013年の『あまちゃん』以降、「朝ドラ受け」「○○(題名の略称)受け」とも言われる。
- ↑ 「朝ドラ受け」に対して「昼ドラ受け」「昼○○(題名の略称)受け」とも言われる。
出典
- ↑ ビデオリサーチ NHK朝の連続テレビ小説 過去の視聴率データ
- ↑ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室 『NHK年鑑'69』 日本放送出版協会、1969年、170頁。
- ↑ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室 『NHK年鑑'76』 日本放送出版協会、1976年、123頁。
- ↑ NHK放送文化研究所 編集 『NHK年鑑2003』 日本放送出版協会、2003年、160頁。
- ↑ NHK放送文化研究所 編集 『NHK年鑑2003』 日本放送出版協会、2003年、345頁。
- ↑ NHKアーカイブスの概要
- ↑ ただし2015年上半期の『まれ』と2015年下半期の『あさが来た』、2016年下半期の『べっぴんさん』は例外的にシネライクガンマは非採用。
- ↑ 「はじめての連続テレビ小説」(「文化の扉」朝日新聞2014年8月19日)。
- ↑ 黄馨儀 「テレビ文化と女性―初期のNHK 朝の連続テレビ小説の形式転換と女性視聴者との関係」 2010年
- ↑ “「半分、青い。」北川悦吏子氏の朝ドラ初脚本 斬新かつ実は王道 家族愛丹念に ホームドラマの復権”. スポーツニッポン. (2018年4月30日) . 2018閲覧.
- ↑ 卓話「ごちそうさんのみどころ」(プログラム委員会 北出幸一委員長、NHKプロデューサー 内田ゆき) - 宇都宮ロータリークラブ No.3027回 第6会報、2013年8月6日
- ↑ 卓話「NHK連続テレビ小説の裏話」(NHK宇都宮放送局 局長 北出幸一会員) - 宇都宮ロータリークラブ No.2949回 第23会報、2011年12月13日
- ↑ 『週刊女性』2013年9月10日号
- ↑ 「とと姉ちゃん」Pに聞いた、なぜ「暮しの手帖」や大橋鎭子や花森安治はモデルでなくモチーフなのか - Yahoo!ニュース(木俣冬)
- ↑ 連ドラの視聴率で合格と言えるのは…TV業界の大疑問『日経エンタテインメント!』2016年5月号、日経BP、2016年、21頁。
- ↑ NHK「朝ドラ」、80作目は埼玉 これで全国一巡 - 朝日新聞、2008年6月17日
- ↑ 「『ゲゲゲ』で再注目!ヒット女優の養成所“朝ドラ”」『日経エンタテインメント!』2011年1月号(No.166)、日経BP、2010年、73頁。
- ↑ 朝ドラのヒロインを経験すると、なぜ女優として大成するのか『日経エンタテインメント!』2012年6月号
- ↑ 『女性セブン』2012年7月19日号 - NEWSポストセブン
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- ↑ 『まれ』陶子役で活躍中…柊子がホレた共演... - 女性自身、2015年6月7日
- ↑ 『あさが来た』長女役・小芝風花、ヒロイン落選からの復活起用「一瞬、理解ができませんでした」 - マイナビニュース、2016年1月1日
- ↑ 『メガネをとったら美女が「あさが来た」の“宜ちゃん”吉岡里帆 - zakzak by 夕刊フジ、2016年3月14日
- ↑ ももクロ、全員が“朝ドラ”オーディションを受験 百田夏菜子、ヒロイン役は不合格も「拾っていただいた」 - エンタメOVO、2016年5月17日
- ↑ 『べっぴんさん』の土村芳、大学の先輩・黒木華は「オーラがすごかった」 - 週刊女性PRIME、2016年12月1日
- ↑ 「わろてんか」妹役・堀田真由がブレイク必至 ヒロインオーディションで掴んだチャンス…「リハから泣けてきてしまった」撮影秘話も<モデルプレスインタビュー前編> - モデルプレス、2017年10月21日
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- ↑ NHK INFORMATION「放送番組編成計画」国内放送番組(日本放送協会)
- ↑ “朝ドラ旧作夕方再放送「カーネーション」いきなり国会中継で休止もNHK織り込み済み”. スポーツニッポン. (2018年4月10日) . 2018閲覧.
- ↑ 主に『「臨時枠移動された前放送日の再放送」+「15分押しとなった当日の本放送」』・『「臨時枠移動された前放送日の本放送」+「15分押しとなった当日の本放送」』・『「臨時枠移動された前放送日の再放送」+「当日の再放送」』・『「臨時枠移動された前放送日の再放送」+「(前放送日の本放送の後に13時のニュースを挟むことで)20分押しとなった当日の再放送」』のいずれのケースが該当。
- ↑ 『朝日新聞』1972年2月29日付朝刊23面「CMをやめた民放局も」より。特番により、総合テレビでは9時40分から19時までほぼ全ての通常番組が休止された。
- ↑ 『朝日新聞』1972年3月4日付朝刊13面の番組欄より。
- ↑ 朝日新聞1987年3月19日付朝刊1面『NHKが初の緊急警報放送』より。
- ↑ “NHK連続テレビ小説(朝ドラ)主題歌 楽譜特集”. @ELISE. . 2017-8-1閲覧.
- ↑ 2013年「あまちゃん」のキャッチアップ放送・「朝まであまテレビ」と、2015年「あさが来た」のキャッチアップ放送・「びっくりぽん!!『あさが来た』ダイジェスト一挙放送」も含む。
- ↑ ネットにつなごう!「花子とアン」
- ↑ NHKネットクラブ「花子とアン スタンプラリー 3月31日(月)スタート!」
- ↑ 引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争-そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、ISBN 4062122227、116頁。
- ↑ #堀井、83-89頁。
- ↑ 『あまちゃん』『ごちそうさん』『花子とアン』---朝ドラの視聴率が絶好調な理由,高堀冬彦,2014年6月18日
- ↑ 「生活ほっとモーニング」・「あさイチ」の項も参照。
- ↑ テレビ“午後ナマ戦争”勃発!~NHK新番組の可能性は・・・?~,2017年2月17日
- ↑ “視聴率データ週間高世帯視聴率番組10”. Video Lesarch Ltd.. (2013年9月25日) . 2013閲覧.
- ↑ あまちゃん 最終回視聴率23.5% BSは「梅ちゃん」超え - 中日スポーツ・2013年10月1日
- ↑ “波瑠:朝ドラ「あさが来た」終了で感慨 「びっくりぽんな物語がいつまでも生き続けますように」”. まんたんウェブ (2016年4月4日). 2016年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
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- ↑ ももクロ百田 出演朝ドラに“芸術賞”、スピーチでハプニングも機転利かす
- ↑ じぇじぇじぇ! 「あまちゃん」グッズ大盛況 - 読売新聞、2013年9月25日
- ↑ 連続テレビ小説 メモリアルブック - NHKサービスセンター
- ↑ 「あまロス」を乗り切ろう:角川マガジンズから「あまちゃん」シナリオ完全収録本の発売決定 - ITmedia eBook USER
- ↑ 「マッサン」名ゼリフ着ボイス、配信好調 - スポーツ報知、2015年1月12日
- ↑ 「びっくりぽんや!」波瑠セリフ着ボイスに 23日から配信開始 - スポーツ報知、2015年12月23日
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参考文献
- 堀井憲一郎 『若者殺しの時代』 講談社〈講談社現代新書〉、2006年4月。ISBN 4-06-149837-1。
- 田幸和歌子 『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』 太田出版、2012年9月。ISBN 4-77-831339-9。
- 『朝ドラの55年〜全93作品完全保存版』 NHK出版、2015年10月。ISBN 978-4144072130。
- 『連続テレビ小説読本』 洋泉社MOOK、2014年9月。ISBN 978-4800304940。
- 『連続テレビ小説読本 Vol.2』 洋泉社MOOK、2015年3月。ISBN 978-4800306173。
- 『思い出の“朝ドラ"大全集』 宝島社、2015年8月。ISBN 978-4800245052。
- 木俣冬 『みんなの朝ドラ』 講談社現代新書、2017年5月。ISBN 978-4062884273。
- 歴代作品一覧
- 『NHKウイークリーステラ』(NHKサービスセンター)
- 2001年5月25日号 “朝ドラ”ヒロインでたどるキャリアウーマン40年史 朝ドラデータファイル
- 2011年4月15日号 連続テレビ小説50年メモリアルグラフィティー
- 『NHKウイークリーステラ』(NHKサービスセンター)
- ステラMOOK 『テレビ50年』(NHKサービスセンター、2003年発行、pp. 180–187)
外部リンク
- 連続テレビ小説一覧 - NHK
- 2015年春の特集 こんな番組探しています! - NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
- テレビを見ない時間帯を変えた“朝ドラ” - マンガで読むNHKヒストリー
- ビデオリサーチ・朝ドラ視聴率一覧
- 朝ドラ舞台地ネットワーク連絡会議 - 2012年に発足。
- 特集 なつかしの番組 モデル出身の朝ドラヒロインたち - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 東北が舞台の連続テレビ小説 - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 連続テレビ小説 全リスト - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 連続テレビ小説 制作者座談会 - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 朝ドラ ヒロインのモデル - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 朝ドラ”のおばあちゃん(前編) - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 朝ドラ”のおばあちゃん(後編) - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 朝ドラ”ヒロインから“大河”女優へ - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 “食”が舞台の「朝ドラ」 - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 「朝ドラ」に登場したキャラクターたち - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 東京を主な舞台にした 連続テレビ小説 - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 四国が舞台の歴代「朝ドラ」 - NHKアーカイブス
- 特集 なつかしの番組 “朝ドラ”のヒロイン夫婦 - NHKアーカイブス
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