山本陽子

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山本 陽子(やまもと ようこ、1942年3月17日[1] - )は、日本女優東京府東京市中野区出身。左きき。株式会社三陽企画所属。 國學院高等学校卒業。趣味は日本画制作、ゴルフ、麻雀、骨董品収集、韓国ドラマ鑑賞、車の運転。

来歴・人物

4人兄弟(兄、姉、弟)で、4人年子

高校卒業後、野村證券に勤務していたが、1963年に知人が日活に山本の応募書類を送ったところ合格し、第7期日活ニューフェイスとして芸能界入り(同期は西尾三枝子谷隼人沖田峻一郎など)[1]

映画では吉永小百合ら「日活三人娘」の人気に押され、なかなか作品には恵まれなかったが、テレビドラマに進出してからは日本的で清楚な美貌で人気を集めた[1]

清楚な役から悪女までカバーし、女優としての地位を確立。

初舞台は1971年森光子主演の『放浪記』悠起役で初舞台を踏み、その後1980年、『花埋み』で舞台初主演して以来、舞台女優として数々の恵まれた作品に出演し精力的な活躍をしており、その演技も高く評価されている。1994年の『おはん』の演技で第19回菊田一夫演劇賞を受賞。上演回数は400回以上を記録している。2006年には舞台『いろどり橋』の演技にて名古屋演劇ペンクラブ賞を受賞。2008年、2009年には『放浪記』の舞台では今度は日夏京子役で上演回数2000回記念舞台に出演している。

外車好きで有名で日本人女性として初めてポルシェ911を所有した

デビュー前に勤めていた同僚達とは40年以上経った現在でも仲が良く、「がめちゃん」と呼ばれている(がめつい性格から)。鶏肉がダメである。

山本海苔店のイメージモデルを長年務めており、2010年、42年という専属タレント契約の世界最長記録として『ギネス・ワールド・レコーズ』に認定された[2]

受賞歴

出演

映画

  • 赤いハンカチ日活、1964年1月3日) - 石塚家の女中 役
  • 花と怒濤(日活、1964年2月8日)
  • 抜き射ちの竜 拳銃の歌(日活、1964年4月4日)
  • 帝銀事件 死刑囚(日活、1964年4月12日)
  • 猟人日記(日活、1964年4月19日)
  • 間諜中野学校 国籍のない男たち(日活、1964年5月31日)
  • 風と樹と空と(日活、1964年7月12日)
  • 新・男の紋章 度胸一番(日活、1964年8月1日)
  • 東京五輪音頭(日活、1964年9月9日)
  • 殺られてたまるか(日活、1964年11月11日)
  • 大日本コソ泥伝(日活、1964年12月6日)
  • 現代悪党仁義(日活、1965年2月3日) - 桜満由子 役
  • 青春の裁き(日活、1965年4月14日)
  • 涙をありがとう(日活、1965年4月29日)
  • 夜霧の脱出(日活、1965年6月9日)
  • 明日は咲こう花咲こう(日活、1965年8月14日) - 田中美代子 役
  • 大日本殺し屋伝(日活、1965年8月25日)
  • 東京は恋する(日活、1965年9月18日)
  • 怪盗X 首のない男(日活、1965年10月23日)
  • ぼくどうして涙がでるの(日活、1965年10月30日) - 太田正子 役
  • 結婚相談(日活、1965年11月23日) - 鶴川美津子 役
  • 源氏物語(日活、1966年1月14日)
  • この虹の消える時にも(日活、1966年1月27日)
  • 愛して愛して愛しちゃったのよ(日活、1966年2月5日)
  • 鉄火場仁義(日活、1966年2月12日)
  • 賭場の牝猫 捨身の勝負(日活、1966年3月12日)
  • 哀愁の夜(日活、1966年3月27日) - 浅沼町子
  • 涙になりたい(日活、1966年5月18日)
  • 私、違っているかしら(日活、1966年7月30日)
  • 仁侠八方破れ(日活、1966年10月22日)
  • 夢は夜ひらく(日活、1967年1月14日)
  • 新・男の紋章 若親分誕生(日活、1967年2月4日)
  • 恋のハイウェイ(日活、1967年3月11日) - 浜野節子
  • 秩父水滸伝 影を斬る剣(日活、1967年4月8日)
  • 大巨獣ガッパ(日活、1967年4月22日)
  • 花と果実(日活、1967年8月26日)
  • みな殺しの拳銃(日活、1967年9月6日)
  • 錆びたペンダント(日活、1967年9月14日)
  • 君は恋人(日活、1967年11月3日) - 山本葉子 役
  • 赤木圭一郎は生きている 激流に生きる男(日活、1967年11月3日)
  • 愛は惜しみなく(日活、1967年12月3日)
  • 関東刑務所帰り(日活、1967年12月3日)
  • 花の恋人たち(日活、1968年1月3日) - 伊吹万千子 役
  • 藤猛物語 ヤマト魂(創映プロ、1968年2月13日)
  • 青春の風(日活、1968年3月30日) - 小林峰子 役
  • 残侠無情(日活、1968年4月20日)
  • 嵐の果し状(日活、1968年8月1日)
  • 鮮血の賭場(日活、1968年8月14日)
  • だれの椅子?(日活、1968年8月28日) - 後藤光子 役
  • 青春の鐘(日活、1969年1月11日)
  • ドリフターズですよ!特訓特訓また特訓東宝、1969年1月15日)
  • 恋のつむじ風(日活、1969年3月12日)
  • 昇り竜 鉄火肌(日活、1969年3月29日)
  • 野蛮人のネクタイ(日活、1969年5月1日)
  • 博徒百人(日活、1969年5月14日)
  • 日本残侠伝(日活、1969年8月9日)
  • 夜をひらく(女)の市場(日活、1969年9月3日) - 平野梅子 役
  • やくざ番外地(日活、1969年9月13日)
  • 涙でいいの(ピロ企画、1969年11月1日)
  • 朱鞘仁義 お命頂戴(日活、1969年12月17日)
  • 嵐の勇者たち(日活、1969年12月31日)
  • 盛り場流し唄 新宿の女(日活、1970年5月30日)
  • 三人の女 夜の蝶(日活、1971年4月24日)
  • 女の意地(日活、1971年5月5日)
  • 華麗なる一族(東宝、1974年1月26日) - 万俵早苗 役
  • 怒れ毒蛇 目撃者を消せ(松竹、1974年2月16日)
  • 撃たれる前に撃て!(松竹、1976年6月26日)
  • 八つ墓村(松竹、1977年10月29日) - 多治見春代 役
  • 必殺!5 黄金の血(松竹、1991年12月23日)
  • デンデラ(東映2011年6月25日)- 浅見ヒカリ 役
  • フローレンスは眠る(2016年3月5日) - 牧羽早苗 役[3]
  • 無限の住人(2017年4月29日) - 八百比丘尼 役

テレビドラマ

NHK

TBS系

日本テレビ系

  • 娘の結婚 #14(1964年)
  • 山のかなたに #6(1966年)
  • 特ダネ記者(1966年)
  • おやじはおやじ(1967年)
  • 見合い恋愛(1969年)
  • 坊っちゃん(1970年) - マドンナ 役
  • 赤ちゃん差し上げます(1972年)
  • やってきたおばあちゃん(1972年)
  • 愛よ永遠に(1973年)
  • 人妻だから(1973年)
  • 花の生涯(1974年) - 村山たか 役
  • 亜紀子(1975年、読売テレビ
  • 女の橋(1976年、読売テレビ)
  • 喜びも悲しみも幾歳月(1976年)
  • 重婚秘書(1979年、読売テレビ)
  • お初天神(1980年、読売テレビ)
  • 木曜ゴールデンドラマ(読売テレビ)
    • 「丼池、色・欲・女のたたかい大阪物語」(1980年)
    • 「女だけの冬」(1985年)
    • 「家族それぞれの叛乱」(1987年)
    • 「女優時代」(1988年)
    • 「家族の理由」(1991年)
  • 三年待った女(1981年)
  • 火曜サスペンス劇場
    • 「家族の中の他人」(1982年)
    • 「暗い落日」(1983年)
    • 「二度目のさよなら」(1985年、PDS)
    • 「不運な女」(1985年)
    • 「青い沼の女」(1986年)
    • サラ金業者の妻」(1987年)
    • 「熱帯夜」(1991年10月、ホリプロ
    • 「切り裂かれた絵」(1992年、磯田事務所)
    • 「救命救急センター4」(2002年)
    • 警部補 佃次郎(17) 妻の立場」(2003年、テレパック) - 宇津見千代 役
  • 父子鷹(1994年1月 - 3月、松竹)

フジテレビ系

  • ライオン奥様劇場 永遠に答えず(1967年)
  • きんらんどんす(1969年)
  • 吉田松陰(1969年、関西テレビ
  • 大坂城の女(1970年、関西テレビ)
  • 口紅と鏡(1971年)
  • 女人武蔵(1971年) - 世津 役
  • ボクの花嫁(1971年)
  • 徳川おんな絵巻(1971年、関西テレビ) - 小夜 役
  • 一姫ニ太郎(1972年)
  • 眠狂四郎(1972年、関西テレビ) - 美保代 役
  • 忍法かげろう斬り 第14話「ぎやまん地獄の美女」(1972年、関西テレビ) - 千代香 役
  • 木曽街道いそぎ旅(1973年)
  • 逢えるかも知れない(1976年)
  • 女がふりむくとき(1977年、関西テレビ)
  • 女の家庭(1978年)
  • 江戸紫の女(1979年)
  • 日蔭の女(1979年)
  • 彩の女(1980年)
  • 沓掛時次郎(1981年4月17日) - おきぬ 役
  • 女たちの海峡(1981年)
  • 花の影(1982年)
  • 妻たちは…(1982年)
  • 花ホテル(1983年)
  • 春雷(1983年)
  • 闇の中に薫る(1983年、関西テレビ)
  • 冬化粧の女たち(1983年)
  • オレゴンから愛(1984年)
  • 私が拾った女(1985年)
  • 三爺い!と結婚詐欺師(1985年、関西テレビ)
  • 山村美紗サスペンス「虹への疾走」(1986年、関西テレビ放送・東映)
  • その年の冬(1986年)
  • 妻が狙われるとき(1987年)
  • 蛇苺(1987年)
  • 曼珠沙華の夜(1988年)
  • 鍵(1988年)
  • 直木賞作家サスペンス「賀茂の蜩」(1989年2月、関西テレビ放送・東映)
  • 母と名乗れない夜(1989年)
  • 虚飾の醜聞(1990年)
  • 忠臣蔵 風の巻・雲の巻(1991年12月13日) - りく 役
  • 裸の大将 「清が湖で釣った夢」(1993年、関西テレビ)
  • 金曜エンタテイメント
    • 「悪夢の封印」(1993年)
  • 白衣のなみだ 第一部「余命」(2013年、東海テレビ) - 安藤ミツ子 役
  • 癒し屋キリコの約束 第30・31話(2015年、東海テレビ) - 高田蔦江 役

テレビ朝日系

テレビ東京系

吹き替え

舞台

ドキュメンタリー

  • マイセン 三百年の時間旅行〜欧州の名窯に秘められた歴史ミステリー〜(2013年11月2日、BS日テレ) - ナビゲーター

CM

関連項目

  • 西尾三枝子:第7期 日活ニューフェイス同期
  • 谷隼人:第7期 日活ニューフェイス同期
  • 沖田峻一郎:第7期 日活ニューフェイス同期
  • 田宮二郎:テレビでの共演がきっかけとなり、不倫関係となった。当時二人の関係は「公然の秘密」とされた[5][1]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「prf」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. 山本陽子にギネス認定、山本海苔CM42年”. 日刊スポーツ (2010年1月16日). . 2013閲覧.
  3. 作品情報『フローレンスは眠る』”. 映画.com. . 2016閲覧.
  4. No.56 女優・山本陽子さんから昭和46年放送「歳月」発掘!、2015年5月15日、NHK番組発掘プロジェクト通信
  5. 梨元勝「芸能事件40年」田宮二郎の巻

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