新大阪駅
新大阪駅(しんおおさかえき)は、大阪府大阪市淀川区西中島五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅である。大阪府内では唯一の新幹線駅である。
概要
大阪における新幹線の広範囲連絡の代表駅である。東海道新幹線の終点および山陽新幹線の起点となっており、当駅を営業区間に含む全列車が停車するほか、当駅を始終着とする列車が数多く設定されている。
大阪市の北の中心地である梅田は当駅から南方へ約3kmの距離にあり、そこにあるJR大阪駅までは在来線の東海道本線(JR京都線)で1駅、地下鉄梅田駅までは地下鉄御堂筋線で3駅である。また、新幹線に接続して北陸や山陰・南紀・関西空港方面への在来線特急列車が発着し、北近畿ビッグXネットワークではその一端を担っている。
乗り入れ路線
JRの駅には、新幹線の東海道新幹線・山陽新幹線と在来線の東海道本線が乗り入れている。大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅には御堂筋線が乗り入れている。JRの在来線の駅には「JR-A46」、御堂筋線の駅には「M13」の駅番号が与えられている。前述のとおり、東海道新幹線は当駅が終点であり、山陽新幹線は当駅が起点となっている。この両新幹線の路線は当駅を介して相互直通運転が実施されており、総称として「東海道・山陽新幹線」の路線名称が使用されることがある。また2011年3月12日からは、全線開業した九州新幹線からの列車が当駅まで乗り入れを開始した。
1987年4月1日の国鉄分割民営化以降、東海道新幹線はJR東海、山陽新幹線と東海道本線がJR西日本の管轄となっている。新幹線は当駅がJR東海・JR西日本の境界駅となっているが、新幹線構内はJR東海が全面的に駅を管轄している。また東海道本線の当駅を含む京都駅 - 大阪駅間には「JR京都線」の愛称が設定されており、JR西日本の旅客案内ではこの愛称が使用されている。このほか、大阪駅を通らずに東海道本線支線(梅田貨物線)を経由して大阪環状線・阪和線に直通する列車も発着している[注 1]。
JR東海・JR西日本の駅は特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。JR西日本(在来線)の駅はアーバンネットワークエリアに属しており、管理駅(駅長が配置された直営駅)として東淀川駅を管理している。
JRの駅の事務管コードは、▲610155となっている。
乗車カード対応
JR西日本の駅はICOCA、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅はPiTaPaの各IC乗車カードの利用可能エリア内に含まれており、それぞれ相互利用可能なICカードにも対応している。JR東海(新幹線)ではこれらのカードは利用できないが、新幹線の磁気乗車券やEX-ICサービスのEX-ICカードを在来線用のICOCAなどと組み合わせて使用できる。
歴史
1964年10月1日の東海道新幹線の開業に先立ち、大阪市営地下鉄御堂筋線の駅が同年9月24日に開業した。当時の駅は、用地買収の遅れから現在のホームの南半分(梅田側)のみ完成での開業で、さらに南側に木製の仮設ホームを継ぎ足してホーム長を確保していた。梅田側の上下線がホームの手前から大きく開いているのは、その仮設ホームがあった頃の名残である。当駅 - 江坂駅間が延伸開業した1970年2月24日に、未完成だったホーム北半分が完成して仮設ホームを撤去し、現在の御堂筋線の駅が完成した。
国鉄(現JR)の駅は、1964年の東京オリンピックの開催に合わせて建設された東海道新幹線の終点駅として、1963年10月に完成し、翌年の1964年10月1日に開業した(1964年10月1日国鉄ダイヤ改正も参照)。新幹線の駅が大阪駅に併設されなかったのは、大阪駅(梅田地区)付近が阪急梅田駅や梅田貨物駅などの既存施設で埋め尽くされて再開発の余地がなかったことや、山陽方面への延伸が見込まれており、在来線(東海道本線)のように淀川を二度も渡る曲線経路を避けたためである。また、在来線の駅も東海道新幹線開業と同時に営業を開始したため、1985年3月8日までは1番線ホームは在来線ではなく新幹線にあった。
なお、戦前の新幹線計画である「弾丸列車計画」では、1940年4月1日に現在の同駅の隣に設置された東淀川駅が同路線開通後に「新大阪駅」と改称される予定であったが、戦後東海道新幹線が建設される際に、「山陽方面への延伸の際は、北方貨物線の直上に建設した方が用地買収の手間がなくてよい」[注 2]といった理由で大阪付近のルートが一部変更されたため、現在の位置に当駅が設置された。これにより、当駅との統合という形で東淀川駅の廃止計画を発表したが、地元住民の要望により存続することになった。東淀川駅と当駅の間の営業キロが0.7kmと非常に短いのは、そういった理由によるものである。
当駅におおさか東線が乗り入れ、同線の起点駅となる予定である。計画当初は2006年開業を目指していたが、用地買収などで手間取り2009年度着工、2019年春に全線開業を目指すことになった。
梅田貨物線での客扱い
1989年(平成元年)7月22日に天王寺駅構内の阪和短絡線が完成したことにより、くろしおや南紀方面行き快速が梅田貨物線経由で当駅に乗り入れるようになった(後にはるかも)が、以来、それらの列車は、梅田貨物線から東海道本線上り外側線(列車線)に転線して11番のりば(当時。現在の1番のりば)で客扱いを行っていた。具体的には、下り(天王寺方面行き)の列車は梅田貨物線から当駅の北方で転線して東海道本線上り外側線を逆走し、11番のりばで客扱いを行った後、当駅の南方で再び梅田貨物線へと転線する一方、上り(京都方面行き)については、当駅の南方でまず梅田貨物線の下り線路に入り、更に上り外側線へと転線、11番のりばで客扱いの後、そのまま上り外側線を走って京都方面へと向かっていた。上下とも11番のりばから発着していたため、誤って乗車しないよう注意する必要があった。
このような複雑な客扱いは、上記の改良工事の過程で解消され、まず2016年には現在の3番のりば(但し2016年〜2018年当時は11番と呼称していた。かつての13番のりば)に梅田貨物線の下りが直接乗り入れる構造に改められ(上り列車は下りに転線して客扱いの後、東海道本線上り外側線に転線)、2018年7月23日には梅田貨物線上りは1番のりば(かつての11番のりば)から発着するようになり、下りとは分離される。
JR西日本・JR東海
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 東海道新幹線の東京駅 - 新大阪駅間が開業。新幹線・東海道本線の駅が開業。新幹線ホームは2面3線(2 - 4番線。現在の22 - 24番線)[1]。
- 1965年(昭和40年)4月15日 - 新幹線ホーム1番線(現在の21番線)の使用を開始[1]。
- 1966年(昭和41年)10月1日 - 新幹線の引上検修線が2線設置される[1]。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 山陽新幹線の当駅 - 岡山駅間が開業。
- 1974年(昭和49年)
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東海道新幹線と新幹線改札内は東海旅客鉄道(JR東海)の管轄に、山陽新幹線と在来線並びに在来線改札内は西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄になり、両社の境界駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、東海道本線で「JR京都線」の愛称を使用開始。
- 1995年 (平成7年)
- 1998年(平成10年)3月10日 - 新幹線改札口に自動改札機を導入。
- 2002年(平成14年)7月29日 - JR京都・神戸線運行管理システム導入。
- 2003年(平成15年)11月1日 - JR西日本でICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2005年(平成17年)3月1日 - 在来線ホームにエレベーター、エスカレーター設置。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 17・18番のりば(現在の15・16番のりば)のかさ上げ工事が完成。在来線で駅自動放送を更新。
- 2011年(平成23年)3月12日 - 九州新幹線の全線開業により、新設された「みずほ」・「さくら」の発着駅となる。
- 2012年(平成24年)12月16日 - 在来線の新17・18番のりばが東側へ移設のうえ使用を開始。旧17・18番のりばは使用停止。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月 - おおさか東線の当駅 - 放出駅間が開業予定(ただし、放出駅 - 久宝寺駅間は2008年(平成20年)3月15日に先行部分が開業している[7])。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
- 1964年(昭和39年)9月24日 - 大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅 - 当駅間が開通し、御堂筋線の駅が開業。
- 1970年(昭和45年)2月24日 - 大阪市営地下鉄御堂筋線の当駅 - 江坂駅間が開業。
- 1974年(昭和49年)7月22日 - 大阪市の分区に伴い、駅の所在地が東淀川区から淀川区となる。
- 1990年(平成2年)6月 - 御堂筋線ホームの有効長を180mから200mに延長し、10両編成対応ホームとなる。
- 2006年(平成18年)2月1日 - ICカード「PiTaPa」の利用が可能となる。
- 2013年(平成25年)4月24日 - 中改札のトイレをリノベーション[8]。
- 2015年(平成27年)9月4日 - 中改札のトイレが「日本トイレ大賞」国土交通大臣賞を受賞[9]。
- 2016年(平成28年)3月30日 - 駅ナカ施設「新なにわ大食堂」が開業[10]。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)に変更。
構想
- 当初阪急電鉄が「新大阪連絡線」(淡路駅 - 新大阪駅 - 十三駅と新大阪駅 - 神崎川駅)として当駅乗り入れを計画し、1961年に事業免許を取得、一部用地買収や駅構内などの準備工事が行われていたが実現されていなかった。2003年に計画の一部を見直す(淡路駅 - 新大阪、新大阪 - 神崎川間の免許廃止を届出)などの動きがあったが、前述のとおり、北ヤード関連の事業として整備する意向が表明された。なお、地元の強い要望もあり、2006年には特定非営利活動法人地域交通まちづくり協会が阪急バスに運行を委託するかたちで当駅前 - 淡路駅間のバス路線(あいバス)を開設した[11]が、採算性の問題から2008年3月31日をもって運行を終了している[12]。また、新大阪駅 - 十三駅については実現の意思はあるものの、400億円にも上る事業費の見通しが立っていない[13]。
- なにわ筋線(南海新難波駅・JR難波駅 - 新大阪駅間)の乗り入れ構想がある。詳細については同項目を参照。
- リニア中央新幹線の乗り入れ構想がある。2008年11月7日に、JR東海会長葛西敬之が講演会のなかで「東京・名古屋・大阪では新幹線とリニアのどちらでも乗り換えが可能にしたい」とリニアの当駅乗り入れの意向を示したことがメディアにより報じられた[14]。その後、2011年5月27日に国土交通大臣によってリニアの建設指示がなされたが、その後の同年11月30日のJR東海の社長記者会見においても、新大阪駅に乗り入れる意向が示されている[15][16]。
- 北陸新幹線の乗り入れ構想がある。大阪府知事の松井一郎やJR西日本社長の真鍋精志は「終着駅は新大阪駅でなければならない」と主張していたことにより[17]、正式な終着駅になる予定[18][注 3]。京都駅からのルートは東海道新幹線ではノンストップだが、北陸新幹線では南へ大きく迂回したルートとなるため、京都府京田辺市と八幡市との境界線近くに中間駅(松井山手駅)設置を決めている[19]。
- 中央新幹線・北陸新幹線の乗り入れに関連して、国土交通省が大規模な地下ホームの新設を検討していることが報道された[20]。
駅構造
JR西日本・JR東海
ホームはJR西日本が管轄している部分は「のりば」、JR東海が管轄している部分は「番線」と表記・案内されるため、本項でもこれに従う。
3階に改札口とコンコース、2階に商店街と地下鉄への連絡通路がある。のりばは1 - 10番のりばが在来線ホーム(地平)、20 - 27番線が新幹線ホーム(4階)となっている、そのため11 - 19番のりばはない。
在来線ホーム
JR西日本の管轄で、島式ホーム5面10線(12両編成対応)を有する地上駅である。ホームはほぼ南北方向に延びており、新幹線ホームの東側と斜めに交差する。在来線と地下鉄とは距離があるため乗り換えの利便性はあまりよくない。
コンコース在来線部分の北側には駅ナカ商業施設「エキマルシェ新大阪」があり、土産物、駅弁、軽食を主に扱っている他、飲食店も営業している。
当駅の大阪方には網干総合車両所宮原支所への連絡線があり、大阪駅発着列車の送り込み・送り出し回送列車が通行するが、この連絡線自体も当駅の構内に含まれており、当該回送列車の運転取り扱い上でも当駅を通過駅かつ採時駅として扱っている。
- Shin-osaka sta. platform.jpg
東海道線(JR京都線)ホーム(2015年1月17日)
- EKI MARCHE SHIN-OSAKA 3.jpeg
エキマルシェ新大阪
のりば
当駅に発着する在来線優等列車の詳細は後述する。
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | A JR京都線 特急(関西空港線・きのくに線経由) | 京都方面 | 梅田貨物線経由 |
2 | 当駅止まり | ||
3 | S 関西空港線 関空特急「はるか」 | 関西空港方面 | |
W きのくに線 特急 | 白浜・新宮方面 | ||
4 | ■ 高山本線 特急 | 高山方面 | |
■ 北陸本線 特急「サンダーバード」 | 福井・金沢方面 | ||
5・6 | A JR京都線 | 茨木・高槻・京都方面 | 一部4番のりば |
7・8 | A JR神戸線 | 大阪・尼崎・三ノ宮方面 | 一部9番のりば |
G JR宝塚線(各駅停車) | 宝塚方面 | 主に7番のりば(快速は大阪で乗り換え。) | |
9・10 | ■ 福知山線 特急 | 福知山・城崎温泉・天橋立方面 | |
■ 東海道線・智頭急行線 特急 | 大阪・鳥取方面 |
- 上表の路線名は当駅における旅客案内上の名称(愛称)で記載している。当駅は「JR京都線」と呼ばれる区間の途中駅であるが、当駅では便宜上、高槻・京都方面行きのみ「JR京都線」と案内され、大阪・姫路方面行きは、直通先の路線愛称である「JR神戸線」「JR宝塚線」と案内されている。博多方面からの新幹線到着時の車内放送もこの形に準拠している(東京方面からの到着時の車内放送では「東海道線」と案内される)ほか、「JRおでかけネット」の駅構内図も同様である。
- 運転取り扱い上の番線は西から1番線から10番線と番線表記の通りである。
- 2018年6月24日から旧11 - 18番のりばを3 - 10番のりばに改番した上で7月23日から新1・2番のりばの使用を開始し[21]、運転取り扱い上の番線と旅客案内上ののりば番号が統一された。
- 原則として、上りは新快速・快速が5番のりば、普通が6番のりば、下りは普通が7番のりば、新快速・快速は8番のりばを使用する。ただし、平日朝ラッシュ時は、上りの新快速・快速が4番のりば、普通が6番のりば、下りの普通が8番のりば、下り新快速・快速が9番のりばを使用する。
- 寝台特急「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」は当駅には停車しない。下り(高松・出雲市行き)は9番のりば、上り(東京行き)は4番のりばを通過していく。(ただしダイヤが乱れた時は例外)また臨時停車の際、最大12両までしか入線できないので後ろ2両はドアカットになる。
おおさか東線延伸に伴うホーム増設
開業以来、当駅の在来線部分は、東海道本線4面8線に加え、西にはホームのない梅田貨物線が複線で並走しており、一方、東には島式ホーム1面2線分の空き地が広がっていた(これとは別にホームの空き地は梅田貨物線の上下線路間にも確保している)。この空き地は将来、大阪外環状線(仮称)を建設する際に専用のホームを増設するためのもので、直上のコンコースにおいても、増設されたホームへの階段を設置するためのスペースがあらかじめ確保されていた。大阪外環状線は、当初の計画では神崎川の北方から東海道本線の東側を並走し、そのままその増設ホームに乗り入れる予定だったからである。だが21世紀に入り、おおさか東線という名称で一部開業したこの新路線は、当駅まで延伸するにあたり、神崎川北方で東海道本線を高架で乗り越えて、西を並走する梅田貨物線へ合流する計画に変更された(なお、その後路線の起終点も新大阪駅から仮称北梅田駅までの計画に再変更している。詳しくはおおさか東線#建設の経緯を参照)。
それに伴い、その空き地に1面2線の島式ホームを新設して、既存の乗り場を東へ移し、最も西のホームを大阪外環状線専用とする(その結果おおさか東線の列車も発着できる。一方で梅田貨物線上下線路間の空き地のホーム設置は見送りとなった)5面10線構造へと改良することになった。工事は2012年から2018年にかけて施行され、おおむね一年ごとに乗り場を1面2線分だけ東へ移し、空いたホームの再整備(再舗装およびかさ上げ、上屋の延長、一部ホームの短縮など)を行なって、一年後にまたそこに既存の乗り場を西から1面2線分だけ移すという方法が取られた。当駅開業以来、在来線部分の大規模改良はこれが初である。
新17・18番のりばは2012年12月16日に使用が開始され、使用が停止された旧17・18番のりばは約1年かけて改装され、2013年12月8日に新15・16番のりばとして使用が開始された[7]。同様に11 - 16番のりばもホーム1本当たり約1年かけて順次改装され、旧11・12番のりばが2018年7月23日から京都方面行きの特急「はるか」「くろしお」用ホームとしての使用再開を以ってホーム増設工事は終了した[21]。これにより、新大阪駅においての「はるか」と「くろしお」の発着線が事実上の複線に増設されることから、同駅でのすれ違いが可能となるため、ダイヤ設定上のボトルネックが解消されることとなった。なお、旧11・12番のりばの使用が再開されるのに先立って6月24日から在来線ののりば番号が3-10番のりばに変更され、旧11・12番ホームは1・2番のりばとなった[21]。
ホーム | 改良工事前 | 2012年12月16日 | 2013年12月8日[7] | 2015年1月18日[22] | 2016年2月1日[3][4] | 2018年6月24日[21] | 2018年7月23日[21] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1号ホーム | 11 関西空港線・きのくに線発着特急 12 京都・北陸方面特急 |
使用停止 | 1 関西空港線・きのくに線経由京都方面特急 2 関西空港線・きのくに線経由特急(当駅止め)[23] | ||||
2号ホーム | 13・14 JR京都線(上り) |
使用停止 | 11 関西空港線・きのくに線発着特急 12 京都・北陸方面特急 |
3 関西空港線・きのくに線発着特急 4 京都・北陸方面特急 |
3 関西空港線・きのくに線方面特急 4 京都・北陸方面特急 | ||
3号ホーム | 15・16 JR神戸線・JR宝塚線(下り) |
使用停止 | 13・14 JR京都線(上り) |
5・6 JR京都線(上り) | |||
4号ホーム | 17 大阪・山陰方面特急 18 福知山線特急(当駅始発) |
使用停止 | 15・16 JR神戸線・JR宝塚線(下り) |
7・8 JR神戸線・JR宝塚線(下り) | |||
5号ホーム | 未設置 | 17 大阪・山陰方面特急 18 福知山線特急(当駅始発) |
9 大阪・山陰方面特急 10 福知山線特急(当駅始発) |
新幹線ホーム
JR東海の管轄で、島式ホーム3面6線と単式ホーム2面2線、合計5面8線を有する高架駅。ホームはほぼ東西方向に延びている。表示板はJR東海のデザインのものであるが、東海道・山陽新幹線の境界駅のため、「JR東海」の表示やオレンジ色のJRマークは入っていない。博多方には上下本線の間に引上線(大阪仕業検査車両所新大阪支所)があるほか、25・26番線の博多方には保線用の横取り線がある。
東海道新幹線の開業当初の設計では島式ホーム3面6線のみ(開通時は2面3線のみで1974年12月7日に3面6線となった)で南北に1線ずつ留置線の路盤を準備していたが[1]、その路盤に線路とホームを設置する形で1985年3月9日に20番線が、2013年3月16日に27番線が増設された。なお、27番線のホームは阪急新大阪連絡線として阪急電鉄が確保していた用地を利用して設置された[24]。
山陽新幹線の「みずほ」・「さくら」・「ひかりレールスター」・「こだま」の多くは単式ホームの20番線に着発するため、東海道新幹線との乗り換えはホームの移動が必要であり容易ではない[注 4]。また、コンコースと20番線を直接行き来するエレベーターがなく、21・22番線用のエレベーターを利用して乗り換える必要がある。2011年3月12日の山陽・九州新幹線直通運転にそなえ、20番線のエスカレーターの増設工事が行われた[25]。
実際のJR東海とJR西日本の会社境界は駅西方2.8km先(東京起点518.2km)にある[26]。ここにはATCの上り第1場内進路と地上信号機が設置されている[26]。20番線(一部は21 - 23番線)に到着する上り列車はここから下り線を走行することになるため、山陽新幹線のダイヤ構成上の制約が生じるが、反面22番線から27番線までと引き上げ線との間の入換では交差支障が発生せず、東海道新幹線の新大阪折り返し列車と山陽新幹線の新大阪折り返し列車は独立にダイヤ設定が可能である。また東海道新幹線側では同駅では一部相互発着という手法で列車を入線・出発させている。
2006年2月22日のJR東海社長定例会見で、新幹線ホームの改良に伴い、阪急新大阪連絡線の用地の一部を転用して、現在の26番線の北側に27番線を新たに設けることと、博多方にある2本の引上線を4本に増設することを明らかにしていたが、27番線は2013年3月16日のダイヤ改正から使用している。これにより、運転効率の向上ならびにさらなる本数増強が可能になった。続いて、引上線の増設が2014年1月26日に完成した[2]。
残る阪急電鉄の所有地は、当駅北側の玄関口として活用する[24]とともに、新大阪連絡線のうち免許が維持されている当駅 - 十三駅間を四つ橋線の十三延長(西梅田・十三連絡線(仮称))と合わせて一本の路線として、北ヤード・西梅田への接続路線として整備する意向であることを表明している。ただしこれらの計画についての着工・完成時期などは未定である。
また、新幹線コンコースはこれまでの中央入口(入場のみ)・中央出口(出場のみ)が、両者ともに入出場可能となる改良工事が行われた。これに伴い、前者は「中央口」、後者は「南口」と改称されている[27]。
なお、2013年7月10日から新幹線ホームが全面禁煙化され、新たにコンコース内に喫煙ルームが設けられた。
新幹線ホームの直下の地上には北方貨物線が通る。ホーム部分は25・26番線ホームの直下、引上線部分は引上1・2番線(1966年10月1日に設置された当初からある引上線)の直下を通過している[28]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
20 - 22 | 山陽新幹線(JR西日本) | 岡山・広島・博多・鹿児島中央方面 | 20番線は当駅始発のみ |
23 - 27 | 東海道新幹線(JR東海) | 名古屋・東京方面 | 23・24・27番線は原則として当駅始発のみ |
- 2016年3月26日の改正現在、到着列車については、東海道新幹線方面からは21 - 27番線、山陽新幹線方面からは20 - 26番線に入線する。なお、構造的には全てのホームで両方向の到着・発車に対応している。
- 27番線については、2013年3月16日の開設時は山陽新幹線方面から直通する列車も使用していたが、2014年3月15日の改正時から原則として当駅始発の東海道新幹線列車(2017年3月4日改正前日まで、日中は「ひかり」・「こだま」が毎時1本ずつ[29]、同改正以降は「のぞみ」2本(うち1本は臨時列車))が使用している[30]。
- 臨時列車がある場合、山陽新幹線博多方面の列車が、本来東京方面のホームである23番線から発車することもある[注 5]。
- 20番線については、1985年3月9日の開設時から1990年頃までは、少数ながら東海道新幹線列車の発着にも使用されていた[注 6]。
- JRW Shinkansen N700-7000 S16 set at Shin-Osaka Station 2017-05-19.jpg
20番線
- 201801 Nozomi 10 at Shin-Osaka Station.jpg
25番線
- Tokaido Shinkansen lead track on Shinosaka station 01.jpg
引上線(線路の先にある建物が引上線の覆屋)
- Tokaido Shinkansen Shinosaka railway track maintenancea line.jpg
保線用の横取り線と保線車両
ダイヤ
在来線
日中時間帯は1時間に16本(新快速・快速がそれぞれ4本、普通電車が8本)停車する。朝夕は本数が多くなる。
北陸・北近畿・山陰・南紀系統の特急列車も当駅に停車し、新幹線との接続が図られている。
大阪環状線・阪和線・きのくに線・関西空港線からの直通列車は昼間時間帯は原則として特急列車で関空方面・南紀方面にそれぞれ1時間に1本運転されている。2018年3月16日までは、早朝・深夜時間帯には当駅発着の快速列車も運転されていた。
発着する在来線優等列車
大阪駅と並んで在来線特急のターミナルとして機能しており、山陰方面への特急や、南紀方面への一部の特急は当駅始発として運転されている。
- 京都・大阪環状線・阪和線・きのくに線方面(京都行きは1番のりば、当駅止まりは2番のりば、和歌山・白浜方面は3番のりばに停車)
- 京都・JR神戸線・山陽本線・智頭急行線・因美線方面(京都発鳥取・倉吉行きは9番のりば、当駅始発鳥取・倉吉行きは10番のりば、京都行きは4番のりばに停車)
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)御堂筋線は西側で東海道・山陽新幹線とほぼ直交し、新御堂筋の中央分離帯に位置する島式ホーム1面2線を有する高架駅となっている。高架駅ではあるが、線路を含めすべて屋根に覆われている。
江坂・千里中央方にY形折り返し線があり、天王寺方面行きの始発列車が運転される。かつては夜間の留置にのみ使用されていたが、1990年から中津行を延長する形で昼間にも多く運転されるようになった(当初は「国際花と緑の博覧会」期間中のみの予定であったが、好評だったため期間終了後もこの延長運転は続けられ、後に夜間時間帯にも拡大している)。
昇降設備は、北東・北西改札内にエスカレーターが上り1基・下り2基とエレベーターがあり、中改札内にエスカレーターが上り2基・下り1基とエレベーターがあり、南改札内に上りエスカレーター1基がある。
トイレは北東・北西改札内、中改札内、南改札内のそれぞれにあり、北東・北西改札内と中改札内にオストメイトに対応した多機能トイレがある。
2010年1月6日、中改札口にファミリーマート地下鉄新大阪駅ナカ店が開店したが、2015年に閉店した(跡地に改札口南側にあった有人窓口を移設)。
2016年3月30日には駅北東・北西改札外に駅ナカ商業施設「新なにわ食堂街」がオープンした[31]。
当駅は梅田管区駅に所属し、同副管区駅長が管轄している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | M 御堂筋線 | 梅田・本町・なんば・天王寺・長居・あびこ・なかもず方面 |
2 | 江坂・桃山台・千里中央方面 |
- Shin-Osaka-Station-Midosuji-Line-Northeastgate.jpg
北東改札口(2018年1月14日)
- Shin-Osaka-Station-Midosuji-Line-Northwestgate.jpg
北西改札口(2018年1月14日)
- Shin-Osaka-Station-Midosuji-Line-centralgate.jpg
中央改札口(2018年2月20日)
駅弁
主な駅弁は下記の通り[32]。
- 日本の朝食弁当
- 六甲山縦走弁当
- 400kcal台弁当
- 地鶏弁当
- シュウマイ弁當
- 牛カルビ焼肉重
- やきとり弁当
- 30品目以上にぎわい弁当
- 生姜焼きとメンチカツ弁当
- 近畿味めぐり弁当
- やさいたっぷり弁当
- ひっぱりだこ飯
- 京都牛膳
- 東海道新幹線弁当
- 厚切りロースとんかつ弁当
- トラウトサーモン西京焼き弁当
- なにわ満載
- 京のおばんざい
- すきやき弁当
- 日本の味博覧
- ~厳選素材~よくばり弁当
- 但馬牛めし
- リラックマごゆるりランチ
- 神戸のすきやきとステーキ弁当
- 神戸のステーキ弁当
- 神戸ワインステーキ弁当
- 牛たん弁当
- 近江牛焼肉とそぼろ重
- 特製幕之内弁当
- ぜいたく穴子弁当
利用状況
- JR西日本 - 2016年度の1日平均乗車人員は58,487人である[利用客数 1]。
- JR西日本の駅で第12位。
- JR東海 - 2016年度の1日平均乗車人員は79,000人である。
- 大阪市高速電気軌道 - 2017年11月14日の1日乗降人員は148,472人(乗車人員:73,407人、降車人員:75,065人)である[利用客数 2]。
各年度の1日乗車・乗降人員数は下表のとおり。
- JRのデータは1日平均乗車人員である。
- 大阪市高速電気軌道のデータは交通量調査に基づいた特定の1日における乗降・乗車人員である。
年度 | JR西日本 | JR東海 | 大阪市高速電気軌道[注 7] | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1日平均 | 特定日 | |||||
乗車人員 | 乗車人員 | 調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年(平成 | 7年)43,266 | - | [注 8] 2月15日 | 111,312 | 54,111 | [* 1] |
1996年(平成 | 8年)43,880 | - | - | [* 2] | ||
1997年(平成 | 9年)43,052 | - | - | [* 3] | ||
1998年(平成10年) | 42,244 | - | 11月10日 | 108,106 | 53,429 | [* 4] |
1999年(平成11年) | 42,137 | - | - | [* 5] | ||
2000年(平成12年) | 42,631 | - | - | [* 6] | ||
2001年(平成13年) | 44,154 | - | - | [* 7] | ||
2002年(平成14年) | 44,509 | - | - | [* 8] | ||
2003年(平成15年) | 44,919 | 63,322[注 9] | - | [* 9] | ||
2004年(平成16年) | 45,276 | 62,702[注 10] | - | [* 10] | ||
2005年(平成17年) | 45,218 | 64,314[注 11] | - | [* 11] | ||
2006年(平成18年) | 46,437 | 65,467[注 12] | - | [* 12] | ||
2007年(平成19年) | 46,855 | - | 11月13日 | 132,576 | 65,622 | [* 13] |
2008年(平成20年) | 47,365 | - | 11月11日 | 127,267 | 62,684 | [* 14] |
2009年(平成21年) | 46,187 | - | 11月10日 | 122,131 | 60,883 | [* 15] |
2010年(平成22年) | 47,674 | 63,000 | 11月 | 9日122,734 | 60,756 | [* 16] |
2011年(平成23年) | 48,407 | 66,000 | 11月 | 8日122,270 | 60,640 | [* 17] |
2012年(平成24年) | 49,839 | 69,000 | 11月13日 | 124,995 | 62,337 | [* 18] |
2013年(平成25年) | 51,720 | 72,190 | 11月19日 | 128,441 | 63,579 | [* 19] |
2014年(平成26年) | 53,150 | 74,000 | 11月11日 | 133,746 | 66,261 | [* 20] |
2015年(平成27年) | 55,756 | 78,000 | 11月17日 | 143,021 | 70,602 | [* 21] |
2016年(平成28年) | 58,487 | 79,000 | 11月 | 8日139,241 | 69,491 | [* 22] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 148,472 | 73,407 |
駅周辺
駅周辺はマンション・オフィスビル・ビジネスホテルなどが立ち並ぶ大阪市内屈指のオフィス街である。梅田の市街地を抱える大阪駅ほどではないが、毎日多くの人で賑わっている。ただし、商業施設はほとんどない。
1990年代以降再開発が進み、駅周辺には超高層ビルが建設されているが、いずれも高さ100m程度に抑えられており、梅田を抱える大阪駅周辺と比べるとかなり低い。これは駅上空が大阪国際空港(伊丹空港)に着陸する航空機の標準計器到着方式のコースに当たり、航空法により高さ制限が設定されているためである。
京阪神地区のほか、首都圏や中京圏、北九州・福岡大都市圏など国内各地への利便性が高く、またその割には安価なオフィス家賃水準のため、自然的にベンチャー企業が集積し、今や「西日本一のベンチャータウン」となっている。
東淀川区に位置する東口は、駅中央部の商店街からは外れているため、人通りが少なく住宅地が広がっている。
駅構内
- 3階
- 大阪のれんめぐり ※新幹線改札内
- 出店店舗の一覧・詳細情報はジェイアール東海関西開発公式サイト「新大阪駅新幹線改札内 フロアガイド」を参照。
- エキマルシェ新大阪 ※在来線改札内
- 出店店舗の一覧・詳細情報はエキマルシェ新大阪公式サイト「フロアガイド」を参照。
- おみやげ街道(コンビニ・土産・弁当)※在来線改札内
- おみやげ楽市
- アントレマルシェ(コンビニ・土産・弁当)
- エキマルシェ新大阪店
- 新大阪中央イースト店
- 新大阪中央ウエスト店
- セブンイレブン ハート・イン
- 新大阪東口改札内店
- 新大阪東口店
- 新大阪南口店
- JR東海ツアーズ 新大阪支店 - 2016年4月1日に法人営業関西支店を統合。
- 淀川警察署新大阪駅交番
- 大阪のれんめぐり ※新幹線改札内
北側
- 新大阪阪急ビル
- レム新大阪
- コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション
- ホテルメルパルク大阪
- メルパルクホール
- メルパルク大阪郵便局
- ニッセイ新大阪ビル
- キャプテン翼スタジアム新大阪
- 大阪府立東淀川高等学校
- ゆめっせ・新大阪センイシティー
- ライフコーポレーション大阪本社
- セントラルスクエア西宮原店
- 大阪回生病院
- 北大阪病院
- ワコール大阪店
- 医療法人平心会 大阪治験病院(地下鉄案内放送あり)
- グルメシティ新大阪店
- 大阪ハイテクノロジー専門学校
- 大阪保健福祉専門学校
- 大阪医療福祉専門学校
- 北中島公園
- 大阪市立北中島小学校
- コナミスポーツクラブ
- 新大阪MTビル2号館
- 新大阪ブリックビル
- 新大阪ソーラ21
- 聖徒病院
- トラモンド新大阪ビル
- ヴィアイン新大阪ウエスト(ヴィアインを参照)
- イーグルボウル
- 新大阪第一生命ビルディング
- セントラル新大阪ビル
- テラサキ第2ビル
- 新大阪第3ドイビル
- サイクルベースあさひ新大阪店
- ダイトロン本社
南側
- 大阪市営地下鉄御堂筋線西中島南方駅・阪急京都線南方駅
- 日清食品大阪本社
- 大阪市立西中島小学校
- 新大阪ワシントンホテルプラザ
- ニューオオサカホテル
- リクルート新大阪ビル
- 新大阪セントラルタワー
- グルメシティ西中島店
- 大阪府警察鉄道警察隊本部
- ホテルマイステイズ新大阪コンファレンスセンター
東側(通称:日之出側)
- 大阪市立啓発小学校・中島中学校(むくのき学園)
- 大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA)
- 新大阪ユースホステル
- 新大阪ステーションホテル本館・アネックス
- 東淀川体育館
- 日之出青少年会館
- 大阪コロナホテル
- ライフコーポレーション本社
- 大阪第一運輸所
- 大阪第二運輸所
西側 (通称:宮原側)
バス路線
正面口(南口)・北口・東口の3箇所にバス停が設置されている。なお、東口にあるバス停は地下鉄駅からかなり離れている。また、地下鉄の駅では新大阪駅北口バス停付近に設置されている「宮原四丁目」バス停を最寄りバス停として案内されている。
正面口(南口)
- 1番のりば
- 大阪空港 行
なお、湯快リゾートの送迎バスは正面口向かいの駐車場から発車する。
阪急高速バス新大阪ターミナル(北口)
2012年10月31日までは新御堂筋の西側(御堂筋線の西側、山陽新幹線の高架北側)に所在したが、現在は新大阪阪急ビル1階へ移転し、JR・大阪市営地下鉄の両駅舎と直結して利便性が改善された[34]。
- 160系統(阪北線): 大阪国際空港 行
- 有馬急行線: 有馬温泉 行 (うち1便は新御堂筋北行きの乗場から発車)
- 高速バス (共同運行会社含む)
新御堂筋北行副道上のりば
- 西日本JRバス・神姫バス
- 阪急バス
北口(新大阪駅北口バス停)
- LimonBus:東京ディズニーランド・池袋サンシャインシティ 行
- VIPライナー:関東方面 行[35]
東口(新大阪駅東口バス停)
- 大阪シティバス
宮原四丁目バス停
- 大阪シティバス
- 39号系統: 三国本町・十三経由 野田阪神前 行
- 41号系統: 新大阪駅東口・淀川区役所・十三経由 大阪駅前 行/榎木橋 行
その他
- 国鉄時代、特急・急行の一部と新快速は当駅を通過していたため、通過すると知らずに誤乗する乗客が多かった。その後、線路高速化で京都駅 - 大阪駅間の29分運転が維持できることにより、1985年3月14日から「新快速」が当駅に停車するようになり、JR発足後は東海道・山陽新幹線との接続を重視して徐々に停車列車を増やし、在来線のほとんどの列車が停車するほか、当駅を始発・終着とする列車も多い。
- JRで当駅から姫路駅以遠(山陽本線英賀保駅・姫新線播磨高岡駅・播但線京口駅方面)の駅までの運賃は、姫路駅を経由する場合に限り、大阪駅からの営業キロで計算する特例がある[36]。当駅 - 大阪駅間の3.8kmは計算に入れず、乗車券上の表示も発駅の場合は大阪市内発着となる場合を除き、「新大阪・大阪」、着駅の場合は「大阪・新大阪」となる。大阪駅から乗車する場合も、この乗車券で新大阪駅を経由して山陽新幹線に乗車することができる。
- 2011年3月12日 - 2015年3月13日の間、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運転日に限り、九州新幹線から直通する鹿児島中央駅発の列車と札幌駅行の列車(逆方向も可)の直接乗り換えができた。
- 西明石駅以西と大阪駅以南(大阪環状線方面)の各駅相互間の定期乗車券は、新幹線は当駅まで乗車できるが、当駅では途中下車できない。
- JR西日本・JR東海の駅は第4回近畿の駅百選に選定されている。
- 11・12番のりばの特急列車が発車する時のみ、ホームの立ち番が発車ベル扱いを行っていた。
- 駅上空が大阪国際空港への着陸経路に当たるため、最も高い位置にある新幹線ホームから、空港に着陸する低空飛行の航空機を目にすることが多い。
- 1日平均約3,600台のタクシーが集まるが、当駅と新御堂筋を結ぶ進入路は2車線のみである。そのため客待ちのタクシーが1列を、客を降ろすタクシーが1列を占有するため、終電間近になると進入路において慢性的な渋滞が発生する。この影響で、金曜日の終電間近にはせっかくタクシーで来たのに終電に乗り遅れる人や、それを避けるためにタクシーを降りて進入路を走っている人がよく見かけられる。これを受けて、国土交通省近畿運輸局と大阪府内のタクシー協会では、2008年6月5日から客待ちタクシーの乗り入れ規制を実施している。周辺の渋滞が激しい木曜日と金曜日に限り、奇数日は奇数ナンバー、偶数日は偶数ナンバーのタクシーに客待ちを限定している。ただし業界の自主規制であるため罰則はなく、運輸局が違反した事業者名と運転手名を公表するに留まる[37]。初日である6月5日は、従来タクシーが客を乗せるまで1時間程度待っていたのが、5分から10分程度に短縮されるという効果があったという[38]。運輸局では、降車レーンを2車線に増設することも検討している[37]。
- 2005年7月26日に、身体に悪影響があるとして問題となっているアスベストが3階のコンコースで使用されていたことが判明した。2016年現在は除去されている。
- 新幹線・在来線・地下鉄とともに鉄道写真の有名な撮影スポットとしても知られており、平日、休日、祝日と関係せず多くの鉄道ファンが集まる。
隣の駅
※新幹線と特急・急行列車の停車駅は各列車記事を参照されたい。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 山陽新幹線
- 新大阪駅 - 新神戸駅
- A JR京都線(東海道本線)
- 東海道本線貨物支線(梅田貨物線、旅客列車は特急「はるか」「くろしお」のみ経由)
- (貨)吹田貨物ターミナル駅 - 新大阪駅 (JR-A46) - (梅田信号場) - 福島駅(乗降設備なし) - 西九条駅(大阪環状線)(JR-O14)
- 東海道本線貨物支線としては福島駅まで。福島駅 - 西九条駅間は大阪環状線 (側線) を経由。西九条駅が設備上の大阪環状線との接続駅となっている。
脚注
注釈
- ↑ 同線経由の列車を利用する場合の営業キロは大阪駅経由で計算され、乗換案内のアナウンスでは「関空特急はるかは乗り換え」と案内される。
- ↑ 弾丸列車計画にあたって買収した用地は既に元の所有者に返還されていたため、山陽新幹線の建設にあたっては再び用地買収をし直す必要があった。用地買収と新幹線計画も参照のこと。
- ↑ 北陸新幹線の正式な起点駅は高崎駅である。但し、列車自体は東京駅(一部の臨時列車は上野駅)を起点駅にしている。
- ↑ 乗り換えは隣の新神戸駅の方が容易。
- ↑ 『JR時刻表』(交通新聞社)2010年3月号、34 - 45頁(東海道・山陽新幹線下りの時刻)。当時はそのような列車が、日中ほぼ毎時1本設定されていた。
- ↑ 『JR時刻表』(弘済出版社)1990年3月号、41 - 58頁(東海道・山陽新幹線の時刻)によると、東京発新大阪止まりの「ひかり227号」が20番線着である。
- ↑ 2017年度までは大阪市営地下鉄。
- ↑ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。
- ↑ 「都市交通年報 平成17年版」(財団法人 運輸政策研究機構)より、「各駅旅客発着通過状況(中京交通圏)」に記載された数値について、定期外と定期を加算し、365日で除して算出。
- ↑ 「都市交通年報 平成18年版」(財団法人 運輸政策研究機構)より、「各駅旅客発着通過状況(中京交通圏)」に記載された数値について、定期外と定期を加算し、366日で除して算出。
- ↑ 「都市交通年報 平成19年版」(財団法人 運輸政策研究機構)より、「各駅旅客発着通過状況(中京交通圏)」に記載された数値について、定期外と定期を加算し、365日で除して算出。
- ↑ 「都市交通年報 平成20年版」(財団法人 運輸政策研究機構)より、「各駅旅客発着通過状況(中京交通圏)」に記載された数値について、定期外と定期を加算し、365日で除して算出。
- ↑ 2015年4月1日より、運行会社が 阪急バス⇒阪急観光バスに変更となった。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 『線路配線から見た東海道新幹線』 - 祖田圭介、「鉄道ピクトリアル」2014年10月号(第895号)、25 - 26頁
- ↑ 2.0 2.1 2.2 “東海道新幹線 新大阪駅大規模改良工事の完了について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東海旅客鉄道, (2013年12月4日) . 2015年7月12日閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 “新大阪駅の新11番・12番のりばを本日(2月1日)から使用開始しました” (日本語) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2016年2月1日) . 2016年2月3日閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 “JR西日本 新大阪駅ホーム切替え”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年2月3日)
- ↑ “平成28年春ダイヤ改正について ダイヤ改正日:平成28年3月26日(土曜日)” (日本語) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2015年12月18日) . 2017年5月20日閲覧.
- ↑ “平成29年春ダイヤ改正について ダイヤ改正日:平成29年3月4日(土曜日)” (日本語) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2016年12月16日) . 2017年5月20日閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 7.2 “新大阪駅の15番・16番のりばの変更および工事に伴う一部列車の運休などについて” (日本語) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2013年11月28日) . 2017年5月20日閲覧.
- ↑ 地下鉄御堂筋線新大阪駅のトイレが生まれ変わります! - 大阪市交通局
- ↑ 御堂筋線新大阪駅のトイレが「日本トイレ大賞」の国土交通大臣賞を受賞しました! - 大阪市交通局
- ↑ “くいだおれ名所がまたひとつ、「新なにわ大食堂」あすオープン 新大阪”. 産経新聞. (2016年3月29日) . 2017閲覧.
- ↑ “新大阪・淡路地域をつなぐコミュニティバス 「あいバス」が5月13日に運行を開始します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 阪急バス, (2006年5月11日), オリジナルの2006年7月9日時点によるアーカイブ。 . 2017年5月20日閲覧.
- ↑ “新大阪・淡路コミュニティバス「あいバス」 路線廃止のお知らせ” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 阪急バス, (2008年3月11日), オリジナルの2009年4月19日時点によるアーカイブ。 . 2017年5月20日閲覧.
- ↑ 中島嘉克 (2017年5月20日). “阪急、十三と新大阪を結ぶ連絡線 長期計画に盛り込む”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2017年5月20日時点によるアーカイブ。 . 2017年5月20日閲覧.
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- ↑ “リニア中央新幹線、JR新大阪駅直結へ”. 読売新聞 (2011年5月30日). . 2011年5月30日閲覧.
- ↑ “JR東海社長「リニアを新大阪に」 開業前倒しにも意欲”. 朝日新聞 (2011年5月30日). 2011年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2011年5月30日閲覧.
- ↑ “「天王寺より新大阪だ」大阪府の松井知事、北陸新幹線の新大阪接続を強調”. 産経新聞. (2016年2月17日)
- ↑ “北陸新幹線の終着駅、新大阪に絞る 与党検討委、学研都市経由案も”. 産経ニュース(産経新聞) (産経新聞社). (2016年4月26日). オリジナルの2016年4月26日時点によるアーカイブ。 . 2016閲覧.
- ↑ “北陸新幹線新駅「松井山手」検討 京都-新大阪南回り案”. 京都新聞 (京都新聞社). (2017年3月7日). オリジナルの2017年3月7日時点によるアーカイブ。 . 2017-03-8閲覧.
- ↑ 新大阪駅に地下ホーム新設を検討 共同通信、2018年6月13日
- ↑ 21.0 21.1 21.2 21.3 21.4 “新大阪駅 在来線のりば番号変更および休止中ホームの使用再開のお知らせ”. 西日本旅客鉄道 (2018年5月21日). . 2018閲覧.
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- ↑ おでかけネット各駅時刻表より。
- ↑ 24.0 24.1 「新幹線新大阪駅改良計画」への対応および当社用地の活用について (PDF) 阪急電鉄、2006年2月22日
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- ↑ 26.0 26.1 『国鉄最後のダイヤ改正』進士友貞、交通新聞社、2007年、p.76
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- ↑ 東海道新幹線の輸送力増強に向けた新大阪駅ホーム等増設計画 (PDF) - 公益社団法人土木学会、平成20年度土木学会全国大会 第63回年次学術講演会予稿、2008年9月10 - 12日開催、2015年8月27日閲覧
- ↑ 『JR時刻表』(交通新聞社)2014年1月号39 - 50頁、2014年3月号15 - 26頁(いずれも東海道・山陽新幹線上りの時刻)
- ↑ 『JR時刻表』(交通新聞社)2017年3月号16 - 28頁(東海道・山陽新幹線上りの時刻)
- ↑ 地下鉄御堂筋線新大阪駅に駅ナカ商業施設「新なにわ大食堂」が平成28年3月30日(水曜日)に開業します
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- ↑ 阪急高速バス新大阪ターミナルが新大阪阪急ビル1階に移転します (PDF) - 阪急バスニュースリリース(2012年10月2日)
- ↑ VIPライナー新大阪バス停 停車場所
- ↑ 旅客営業規則第88条
- ↑ 37.0 37.1 交通新聞2008年5月27日1面
- ↑ 新大阪駅、タクシー乗り入れ規制始まる (2008年6月6日アクセス)
統計資料
- JR・地下鉄の統計データ
- ↑ データで見るJR西日本2017 (PDF)
- ↑ 路線別駅別乗降人員(平成29年11月14日 交通調査日) (PDF) - Osaka Metro
- 大阪府統計年鑑
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
関連項目
外部リンク
- 新大阪駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 新大阪駅(JR東海)
- 駅ガイド:新大阪駅 - Osaka Metro
- ■ 東海道新幹線
- 東京 - 品川 - 新横浜 - 小田原 - 熱海 - 三島 - 新富士 - 静岡 - 掛川 - 浜松 - 豊橋 - 三河安城 - 名古屋 - 岐阜羽島 - 米原 (栗東信号場) - 京都 (鳥飼信号場) - 新大阪(>>博多方面)
- ■ 山陽新幹線
- (東京方面<<)新大阪 - 新神戸 - 西明石 - 姫路 - 相生 - 岡山 - 新倉敷 - 福山 - 新尾道 - 三原 - 東広島 - 広島 - 新岩国 - 徳山 - 新山口 - 厚狭 - 新下関 - 小倉 - (鞍手信号場) - 博多(>>鹿児島中央方面・博多南方面)
- ■■ 北陸新幹線( 東京 - 高崎 - 上越妙高 / 上越妙高 - 金沢 )
- (東京 - 上野 - 大宮 - 熊谷 - 本庄早稲田 - )高崎 - 安中榛名 - 軽井沢 - 佐久平 - 上田 - 長野 - 飯山 - 上越妙高 - 糸魚川 - 黒部宇奈月温泉 - 富山 - 新高岡 - 金沢
未開業区間:金沢 - 小松 - 加賀温泉 - 芦原温泉 - 福井 - 南越(仮称) - 敦賀 - 東小浜(小浜市付近駅。仮称) - 京都 - 松井山手(京田辺市付近駅。仮称) - 新大阪
- ■ 東海道本線(京都 - 大阪 : JR京都線 A)
- (米原方面・近江今津方面<<)京都 - (貨)京都貨物 - 西大路 - 桂川 - 向日町 - 長岡京 - 山崎 - 島本 - 高槻 - 摂津富田 - JR総持寺 - 茨木 - 千里丘 - 岸辺 - (貨)吹田貨物ターミナル - 吹田 - 東淀川 - 新大阪(>>西九条方面) - 大阪(>>神戸方面・宝塚方面)
- ■■ 東海道本線貨物線(梅田貨物線・北方貨物線・大阪ターミナル線)
- 梅田貨物線*:(京都方面<< 茨木 - )(貨)吹田貨物ターミナル - 新大阪 - (梅田信号場) - (福島) - 西九条(>>天王寺方面・安治川口方面)
北方貨物線:(貨)吹田貨物ターミナル - 宮原操車場 - (塚本) - 尼崎(>>神戸方面)
大阪ターミナル線:(貨)吹田貨物ターミナル - (貨)大阪貨物ターミナル
* 吹田貨物ターミナル - 福島間は東海道本線支線、福島 - 西九条間は大阪環状線