茨木市
茨木市(いばらきし)は、大阪府北部の北摂三島地域に位置する市。施行時特例市に指定されている。大都市である大阪市と京都市の間にあり、大阪市のベッドタウンとしての性格を持つ。市内をJR・阪急・大阪モノレールが通る。
Contents
地理
淀川北岸の大阪府北摂に位置しており、北は京都府亀岡市、東は高槻市、南は摂津市、西は吹田市・箕面市・豊能郡豊能町に接している。南北に細長い形で北部は山がちだが、南部には大阪平野の一部分をなす三島平野が広がっていて市街地もこちら側に集中している。大阪市内でも北部のキタ(梅田界隈)なら15分程度で移動できる。
北から南に安威川(あいがわ)・茨木川・勝尾寺川(かつおうじがわ)が流れる。安威川上流では大阪府による安威川ダムの工事が進行中。
なお、吹田市にある吹田ジャンクションには当市の飛地(大字小坪井)が重なっている。
隣接している自治体
人口
2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.56%増の274,822人であり、増減率は府下43市町村5位、72行政区域中17位。
茨木市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
。宝亀年間には「荊切」と表記されていたが、正治年間には現状の「茨木」表記が主として用いられるようになっており、その間「苅切」や「茨城」の表記も見られた[1]。
市の南部にある阪急南茨木駅の東側一帯に弥生時代の大規模環濠集落の遺跡である東奈良遺跡がある。二重の環濠の内部に多数の住居や高床式倉庫など大型建物があり、外部には広大な墓域もあった。なかでも銅鐸・銅戈・勾玉などの鋳型が出土した工房跡が発掘されており、ここの鋳型で生産された銅鐸が近畿一円から四国でも発見されている。テンプレート:誰2範囲
日本でも有数の古墳群地帯で継体天皇陵と治定され宮内庁管理下の太田茶臼山古墳、1934年(昭和9年)に玉枕を敷き錦をまとった豪族らしき(藤原鎌足という説もある)人骨が発見された阿武山古墳が阿武山山頂にあり古墳時代初期から末期までの各時代の古墳が現存している。平安時代には、市の北部を東西に走る西国街道(旧・山陽道)の往来が盛んとなり、江戸時代には参勤交代などに利用され、大名などが宿泊した郡山宿本陣(通称「椿の本陣」)が残っている。
室町時代の前半には市の繁栄の基礎となる茨木城が楠木正成によって築かれた。茨木城主時代には城下町として賑わい(城主は中川清秀、片桐且元など)、大坂の役後、江戸幕府天領となった後も京都と大坂、丹波と大坂間を結ぶ交通の要衝として栄えた。
安土桃山時代、山間部一帯がキリシタン大名・高山右近が治める高槻藩領だったため、江戸時代のキリスト教禁教の時期にも密かにキリスト教を信仰する人が住む「隠れキリシタンの里」が山間に点在していた。教科書で目にする神戸市立博物館蔵の重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」は、大正年間に千提寺集落の旧家から発見されたものである。
明治に移って1871年(明治4年)7月、廃藩置県によって大阪府の管轄となり茨木村が町制を実施。その後1948年(昭和23年)1月1日、茨木町・三島村・春日村・玉櫛村の1町3村が合併して市制を施行した。
明治時代に北部の福井地区にケシの栽培が発展し、かつては東洋有数のアヘンの大産地であった。戦後は大阪市のベッドタウンとして人口が増え続け工場も集積した。1970年(昭和45年)の日本万国博覧会に伴って、国鉄茨木駅が橋上駅舎に建て替えられ国鉄茨木駅・阪急茨木市駅の両駅前にバスターミナルや再開発ビルが建設されたほか両駅間の市街地を貫く中央通り(高橋通り)が拡幅され万博会場に向かうエキスポロードが開通するなど、急速に市街地の整備が進んだ。
現在はJR茨木駅・阪急茨木市駅の駅近くにマンションが多数建設され、通勤・通学や買い物に便利な文教都市として住宅購入者の人気が高い。また、茨木市の山間部を切り開いた茨木サニータウンや他にも箕面市との境の山間に研究開発や国際交流の拠点を備えたニュータウン「国際文化公園都市」(愛称:彩都)が建設中である。さらに北部地域では安威川ダムが建設中である。
行政区域の変遷
- 1948年(昭和23年)1月1日 - 三島郡茨木町・春日村・三島村・玉櫛村が合併して発足。大阪府下で13番目の市。
- 1954年(昭和29年)2月10日 - 三島郡安威村・玉島村を編入。
- 1955年(昭和30年)4月3日 - 三島郡福井村・石河村・見山村・清渓村を編入。
- 1955年(昭和30年)4月15日 - 大字高山を豊能郡東能勢村(現・豊能町)に編入。
- 1956年(昭和31年)12月25日 - 箕面市の一部(大字粟生岩阪・宿久庄・清水・道祖本および粟生間谷・小野原の各一部)を編入。
- 1957年(昭和32年)3月30日 - 三島郡三宅村を編入。
- 1957年(昭和32年)12月28日 - 吹田市の一部(大字山田小川・山田別所・山田上の各一部)を編入。
- 1999年(平成11年)2月1日 - 茨木市の一部(茨木市大字粟生岩阪)を箕面市に編入。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 特例市に移行。
行政
- 市長:福岡洋一(2016年4月18日就任、1期目)
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初代 | 高島好隆 | 1948年2月1日 | 1950年12月12日 |
2 | 中谷光 | 1951年1月28日 | 1955年1月27日 |
3-4 | 田村英 | 1955年1月28日 | 1963年1月27日 |
5 | 坂井正男 | 1963年1月28日 | 1965年2月20日 |
6-7 | 大槻良衛 | 1965年4月11日 | 1971年3月11日 |
8-9 | 北川安一 | 1971年4月25日 | 1976年3月8日 |
10-13 | 重冨敏之 | 1976年4月18日 | 1992年4月17日 |
14-16 | 山本末男 | 1992年4月18日 | 2004年4月17日 |
17-18 | 野村宣一 | 2004年4月18日 | 2012年4月17日 |
19 | 木本保平 | 2012年4月18日 | 2016年4月17日 |
20 | 福岡洋一 | 2016年4月18日 |
行政機構
- 市長
- 副市長
- 会計管理者
- 総務部
- 企画財政部
- 市民文化部
- 健康福祉部
- こども育成部
- 産業環境部
- 都市整備部
- 建設部
- 消防本部
- 水道事業管理者
- 水道部
- 教育委員会
- 教育長
- 教育総務部
- 学校教育部
- 教育長
- 選挙管理委員会
- 公平委員会
- 監査委員
- 農業委員会
- 固定資産評価審査委員会
- 外郭団体
- (財)茨木市保健医療センター
- (財)茨木市土地開発公社
- (福)茨木市社会福祉協議会
- (公社)茨木市シルバー人材センター
- (財)茨木市施設管理公社
- (公財)茨木市文化振興財団
- 茨木市障害者事業団
- 神安(しんあん)土地改良区 神崎川、安威川流域など北摂地域の治水、利水を行う。本部が茨木市にある。神安という名前は神崎川、安威川から一字ずつ取って名付けられている。
市役所出張所
- 北辰出張所 〒568-0097 大字泉原332番地3
- かつては三宅出張所・豊川出張所・見山出張所・清溪出張所の4出張所があったが、2003年に三宅出張所・豊川出張所は廃止され、見山出張所は清溪出張所に統合され北辰出張所と改称された。
財政
財政規模は歳入・歳出決算額が1995年度には800億円を超えたが、近年では750億円前後で推移している。また、いずれの年度も黒字決算である。
歳入について市税は景気低迷やその対策としての減税により1997年度をピークに減り続けている。
地方債について1998年度までは減税の補填やごみ処理施設に関する費用がかかり50億円以上の起債を行っていたが、1999年度より抑制。しかし、2003年度・2004年度は大幅な増加となった。
地方交付税については2006年より2009年まで不交付団体となっていた。
行政機関
国の機関
大阪府の機関
警察
市内全域が大阪府警察・茨木警察署の管轄となっている。本署は中穂積1丁目6番38号。
郵便(日本郵政)
2007年(平成19年)3月5日まで大岩郵便局も集配(特定)局だったが、茨木郵便局に集配業務は集約された。
無集配郵便局
- 茨木安威郵便局
- 茨木山手台郵便局
- 茨木太田郵便局
- 茨木三島丘郵便局
- 茨木畑田郵便局
- 茨木春日郵便局
- 茨木中穂積郵便局
- 茨木下穂積郵便局
- 茨木宇野辺郵便局
- 茨木春日丘郵便局
- 茨木清水郵便局
- 茨木福井郵便局
- 茨木郡山郵便局
- 茨木庄郵便局
- 茨木高瀬郵便局
- 茨木中村郵便局
- 茨木大池郵便局
- 茨木鮎川郵便局
- 茨木星見郵便局
- 茨木真砂郵便局
- 茨木中央卸売市場内郵便局
- 茨木沢良宜郵便局
- 茨木天王郵便局
- 茨木市役所内郵便局
- 茨木水尾郵便局
- 見山郵便局
- 大岩郵便局
- 彩都西郵便局
議会
市議会
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は幹事長) |
---|---|---|
大阪維新の会 | 5 | ◎塚理、長谷川浩、大野幾子、岩本守、萩原佳 |
公明党 | 6 | ◎松本泰典、河本光宏、坂口康博、大村卓司、篠原一代、青木順子 |
自由民主党・絆 | 6 | ◎上田光夫、福丸孝之、下野巖、上田嘉夫、辰見登、中内清孝 |
いばらき未来の会 | 3 | ◎稲葉通宣、友次通憲、安孫子浩子 |
日本共産党 | 3 | ◎朝田充、大嶺さやか、畑中剛 |
無会派 | 4 | 小林美智子、桂睦子、米川勝利、山下慶喜 |
計 | 27 |
府議会
議員名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
松本利明 | 大阪維新の会 | 3 |
中野剛 | 公明党 | 1 |
うらべ走馬 | 自由民主党 | 1 |
衆議院
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
原田憲治 | 自由民主党 | 4 | 選挙区 |
足立康史 | 日本維新の会 | 3 | 比例復活 |
経済
- 第1次産業就業者数 808人
- 第2次産業就業者数 26,418人
- 第3次産業就業者数 89,210人
産業
大阪府中央卸売市場をはじめとする北大阪流通センターを擁する北大阪の物資集散地として、その経済的役割を担っている。また内陸工業地の適地として大企業をはじめ、その下請関連企業や各種中小企業の進出により近代的な工業地帯を形成するに至っている。工業製品の出荷額は大阪府下の衛星都市の中でも上位に位置している。近年急激な都市発展にともない、大規模量販店などのめざましい進出が見られるが、複数の大企業の工場移転・撤退が続き、今後税収等の経済影響が問題とされている。
特産品
- 三島独活(うど)
- 龍王みそ
茨木市に本社を置く企業
- アルテコ
- アンジェス
- 浦川トランス工業
- エスケー化研
- エフワンエヌ
- 北おおさか信用金庫
- キンリューフーズ
- シカゴピザファクトリー
- 資生堂ホネケーキ工業
- ゼンショク
- 大成化工
- 丹平製薬
- ナリコマエンタープライズ
- 日昭アルミ工業
- 日世
- マクセルホールディングス(本店)
- 伏見屋
- マルカキカイ
- 大和紙器
(50音順)
かつて茨木市に本社を置いていた企業
- ダイハツディーゼルNHN(解散)
- 日東電工(大阪市北区に本社移転、本店は茨木市)
- フジテック(滋賀県彦根市に本社移転)
- パナソニック プラズマディスプレイ(解散)
茨木市内にある企業の工場など
- エスケー化研大阪工場
- 岡本製作所茨木工場
- 神戸製鋼所茨木工場
- 小林製薬中央研究所
- 日本合成化学工業中央研究所
- シロキ工業大阪工場
- ソントン食品工業大阪工場
- ダイエー茨木食品センター
- 大和製罐大阪工場
- 大日本住友製薬茨木工場
- 帝人大阪研究センター
- 東洋製罐茨木工場
- 那賀都工業大阪工場
- 日立空調システム茨木工場
- フジテックフィールド部門研修センター(かつては本社だった)
- 吉野工業所大阪工場
- 読売新聞茨木工場(北大阪オール印刷)
- 日立物流北大阪物流センター
- 東芝物流関西支店(2008年3月まではこの支店のある「城の前町」に隣接する「大田東芝町」に、東芝家電製造の茨木工場もあった。)
かつて茨木市内に営業所・事業所のあった企業
- グリコ乳業大阪支店(高槻市登町に移転するまで大阪支店は長きに渡り春日地区にあった。)
- ブルボン関西営業所(大阪市中央区→八尾市から移転してきたが、兵庫県神戸市港島南町の神戸キメックセンタービルへ再々移転)
- 東芝家電製造大阪茨木工場
- パナソニック液晶ディスプレイ茨木工場(所在地は旧社名から由来した「松下町」であった。)
姉妹都市・提携都市
教育機関
市立幼稚園
市立小学校
市立中学校
私立中・高等学校
高等学校
府立
私立
大学・短期大学
私立
このほか、大阪大学吹田キャンパスが吹田市との境界上にあり、産業科学研究所など一部の施設が茨木市側に存在する。また大阪保健医療大学の彩都スポーツ医科学研究所も茨木市域にある。
各種学校
(インターナショナルスクール)
- コリア国際学園(中等部・高等部)
特別支援学校
専修学校
福祉施設
公立保育所・私立保育園
- 大阪府保育所一覧を参照
公立保育所民営化
- 民営化対象保育所
- 2007年4月民営化 : 茨木市立中条保育所→たんぽぽ中条保育園、茨木市立三島保育所→あいの三島保育園
- 2008年4月民営化 : 茨木市立玉櫛保育所→玉櫛たちばな保育園、茨木市立水尾保育所→水尾保育園
- 2009年4月民営化 : 茨木市立松ヶ本保育所→松ヶ本保育園、茨木市立郡山保育所→郡山敬愛保育園
- 2010年4月民営化 : 茨木市立東保育所→東さくら保育園、茨木市立庄保育所→庄保育園
茨木市児童福祉課は公立保育所民営化後6年間(民営化時の0歳児が卒園するまで)は保育所運営が円滑に行われるよう「三者協議会」を立ち上げ、茨木市、運営社会福祉法人、保護者の三者による話し合いを行う。
障害者施設
- 茨木市立障害者就労支援センター かしの木園
- 茨木市立障害者生活支援センター ともしび園
- 茨木市立障害福祉センター ハートフル
社会教育・文化施設・体育施設
会館・多目的ホール
- 福祉文化会館「オークシアター」
- 市民総合センター「クリエイトセンター」
- 教育センター
- 上中条青少年センター
- 生涯学習センター「きらめき」
- 男女共生センターローズWAM
- 沢良宜いのち・愛・ゆめセンター
- 総持寺いのち・愛・ゆめセンター
- 豊川いのち・愛・ゆめセンター
博物館
- 茨木市立川端康成文学館
- 茨木市立キリシタン遺物史料館
- 茨木市立富士正晴記念館
- 茨木市立文化財資料館
プラネタリウム
茨木市消防本部や中条図書館がある合同庁舎に併設
図書館
プール
体育館
- 市民体育館
- 福井市民体育館
- 東市民体育館
- 南市民体育館
テニスコート(庭球場)
- 若園公園庭球場
- 春日丘運動広場庭球場
- 西河原公園(北、南)庭球場
- 中央公園庭球場
- 東雲運動広場庭球場
- 福井運動広場庭球場
- 桑原運動広場庭球場
- 忍頂寺スポーツ公園テニスコート
グラウンド
- 若園運動広場グラウンド
- 若園公園グラウンド
- 春日丘運動広場グラウンド
- 水尾公園グラウンド
- 西河原公園グラウンド
- 沢良宜公園グラウンド
- 中央公園(南)グラウンド
- 中央公園(北)グラウンド
- 島3号(小)グラウンド
- 島3号(大)グラウンド
- 東雲運動広場グラウンド
- 福井運動広場グラウンド
- 桑原運動広場グラウンド
- 桑原ふれあい運動広場グラウンド
- 忍頂寺スポーツ公園グラウンド
弓道場
- 春日丘運動広場弓道場
宿泊施設
- 忍頂寺スポーツ公園・竜王山荘
金融機関
銀行
協同組織金融機関
日本郵政
農協・生協
- 茨木市農業協同組合
- 全労済
交通
空港
最寄りの空港は大阪国際空港(伊丹空港)である。市内から公共交通機関を利用する場合の所要時間は、大阪モノレールを利用して約25分である。
また、関西国際空港へはJR茨木駅・阪急茨木市駅から直通のリムジンバスがある(後述)。
鉄道
JR茨木駅と阪急茨木市駅が中心市街地や市役所をはさむような形で存在し、主要な交通を成している。
路線バス
JR茨木駅前・阪急茨木市駅前・大阪モノレール南茨木駅前より阪急バス・近鉄バス・京阪バスのバス路線が市内を網羅している。主に阪急バスが市西部・北部、近鉄バスが市東部・南部と太田・春日丘・美穂ケ丘・阪大方面、京阪バスが市東部・南部から淀川を渡り枚方や寝屋川を結ぶ。
関西国際空港行のリムジンバスがJR茨木駅前・阪急茨木市駅前(ともに東口)より発着している。
また、茨木インターチェンジにある「名神茨木バス停」から各地への高速バスに乗車することも可能である。
主要道路
国道171号や大阪中央環状線といった幹線道路がある。しかし、。
高速道路については、隣の吹田市との境界付近に吹田ジャンクションが所在している。また、市域には名神高速道路・近畿自動車道が通過しているほか、近隣には中国自動車道も通過しており、各路線の茨木インターチェンジ・吹田インターチェンジ・中国吹田インターチェンジ・摂津北インターチェンジが市域および近隣に所在している。このほか、市の北部を新名神高速道路が通過しており、茨木千提寺インターチェンジが設置されている。
一般国道については、国道171号が市の中央を横断している。管理は国土交通省大阪国道事務所高槻維持出張所である。
府道
名所・旧跡・催事
名所
- 茨木春日丘教会(通称「光の教会」設計:安藤忠雄)
- 竜仙峡 - 安威川上流の景勝地。龍仙の滝がある。
- 深山水路(権内水路)
- 元茨木川緑地 - 茨木川を付け替えた後、元々茨木川が流れていたところを公園にした。桜の名所でもある。
旧跡
- 茨木神社
- 総持寺 - 西国三十三所第22番札所
- 大門寺 - 摂津西国三十三箇所観音霊場第24番札所、木造如意輪観世音菩薩坐像と木造四天王立像四躯が国の重要文化財
- 郡山宿本陣(通称、椿の本陣・国の史跡)
- 倍賀春日神社 - 鎌倉時代の石灯籠が国の重要文化財
- 太田茶臼山古墳 - 宮内庁は継体天皇陵と主張しているが、高槻市にある今城塚古墳が継体天皇陵である可能性が高いとされる
- 阿武山古墳(国の史跡) - 埋葬者は藤原鎌足ともされている。
- 東奈良遺跡 - 弥生時代の大集落で、1973~1974年にかけて、銅鐸やその鋳型が見つかった。
- 牟礼遺跡 - 縄文時代の水田跡などが出土。
- 隠れキリシタンの里 - 茨木周辺はキリシタン大名である高山右近の旧領であり、禁教後もひそかにキリスト教が茨木北部の山間で伝えられていた。
- 茨木城
- 三宅城 - 蔵垣内三丁目にある三宅国政の居城址
- 安威城
- 福井城 (摂津国)
- 安威砦
- 太田城 (摂津国)
- 佐保来栖山砦
- 水尾城
催事
- 7市民さくらまつり - 元茨木川緑地で例年3月下旬から4月上旬に開催
- 茨木神社夏祭 - 例年7月13~14日に開催
- 茨木フェスティバル - 中央公園などで例年7月末に開催
- 辯天宗夏祭奉納花火大会 - 毎年8月8日に行われる花火大会。会場は辯天宗本部である飛龍山冥應寺(西穂積町・JR茨木駅から近鉄バスで10分)。冥應寺は1964年(昭和39年)に開かれた。当日は花火観覧客輸送に近鉄バスがピストン運行されるが、JR茨木駅から徒歩圏内でもあるためJR茨木駅へ歩く人々の行列ができることもある。
- 茨木音楽祭 - 2009年より中央公園にて毎年5月に開催
- いばらき光の回廊~冬のフェスティバル~
当市に縁のある人物
歴史
- 継体天皇(太田茶臼山古墳の埋葬者とされる。)
- 藤原鎌足(阿武山古墳の埋葬者とされる。)
- 茨木氏……室町時代に茨木城を中心に摂津国東部を地盤とした国人領主。茨木長隆(伊賀守)や茨木重親(佐渡守)などがいた。
- 楠木正成(茨木城を築城)
- 荒木村重(茨木城主)
- 荒木村次(茨木城主)
- 中川清秀(茨木城主)
- 中川秀政(茨木城主)
- 安威了佐(茨木城代官)
- 河尻秀長(茨木城代官)
- 片桐且元(茨木城主)
- 片桐貞隆(茨木城主)
- 間宮三郎右衛門光信(茨木城代官)
- 和田惟政(高槻城主)……現在は茨木市である山間部一帯が、かつては高槻藩の領地だった経緯から。
- 和田惟長(高槻城主)
- 高山友照(高槻城主)
- 高山右近(高槻城主)
- 茨木童子(茨木・水尾生まれの鬼。のち京都の羅城門に棲みついて数々の怪談を残した)
文化
文学
- 川端康成(小説家・ノーベル文学賞受賞者・名誉市民)…大阪府立茨木中学(今の大阪府立茨木高等学校)出身
- 筒井康隆(小説家)…大阪府立春日丘高等学校出身。
- 富士正晴(詩人・作家)……中央図書館に記念館が併設されている。
- 二反長半(小説家、児童文学)
- 阿部牧郎(小説家)
- 木下半太(小説家、脚本家)
- ジェームス三木(脚本家、作家)
- 川口俊和(脚本家、演出家、小説家)
- 大野裕之(脚本家、日本チャップリン協会会長)茨木高校出身
- 作道雄(脚本家、演出家)
- おーなり由子(絵本作家、漫画家)
科学
音楽
芸術
その他
政治
産業
芸能
俳優
- 愛田芽久(女優)……宝塚歌劇団出身。
- 本上まなみ(女優)茨木市立東中学校出身。
- 松田賢二(俳優)
- 山田かつろう(俳優)
- 水川あさみ(女優)茨木市立平田中学校出身。
- 黒木華(女優)茨木市立三島中学校出身。
- 江角マキコ(女優)……元バレーボール選手。選手時代に茨木市の寮に住んでいた。
- 美穂圭子(女優)……宝塚歌劇団専科所属。
- 山本學(俳優)……幼児期まで。
- 山本圭(俳優)……幼児期まで。
- 筒井巧(俳優)
- 京本政樹(俳優)茨木市立茨木小学校出身。高槻市出身。
- 尾上寛之(俳優)
- 鈴木 健介(俳優) ……大阪府立茨木西高等学校出身。
- ふくだももこ(映画監督)
歌手
- 嘉門達夫(歌手・タレント)茨木市立中条小学校、茨木市立養精中学校、大阪府立春日丘高等学校出身。
- 森高千里(歌手。当市生まれ、熊本市育ち。)
- 槇原敬之(歌手)……大阪府立春日丘高等学校出身。楽曲「どんなときも」の歌詞中にある「古ぼけた教室」とは、当校の木造校舎時代の情景を指したもの。実家は高槻市。
- サンコンJr.(ロックバンド『ウルフルズ』ドラマー)
- 渋谷すばる(アイドル・関ジャニ∞)茨木市立太田小学校、茨木市立太田中学校出身。
- 髙木雄也(アイドル・Hey! Say! JUMP。当市生まれ、福岡県に住んだのち東京都へ転居。)
- 中務裕太(GENERATIONS from EXILE TRIBEのダンサー)
- 橋本章司(ロックバンドドラム担当・HOUND DOG)
- 山内総一郎(ロックバンド『フジファブリック』ギター・ボーカル)
- 池田彩 (歌手)
- 山本彩 (アイドル・NMB48)
- 押尾コータロー(ギタリスト)
- 氏神一番(ロックバンドボーカル担当・カブキロックス)
- 真奈尚子(歌手)
芸人
- 岡村隆史(漫才師・ナインティナイン) ……大阪府立茨木西高等学校出身。
- 矢部浩之(漫才師・ナインティナイン) ……大阪府立茨木西高等学校出身。
- 植野 行雄(漫才師・デニス) ……大阪府立茨木西高等学校出身。
- 宮迫博之(漫才師・雨上がり決死隊)……実家は茨木市内にあり、たこ焼き屋を経営。
- しずちゃん(漫才師・南海キャンディーズ、女優、元ボクサー・山崎静代)……茨木市立春日小学校、茨木市立西中学校、大阪府立茨木西高等学校出身。
- すっちー(吉本新喜劇、元漫才師・ビッキーズ)……大阪府立茨木西高等学校出身。
- ヤナギブソン(お笑いユニット・ザ・プラン9)……茨木市在住。
- ゼンジー北京(マジシャン、コメディアン)…大阪府立春日丘高等学校出身。
- 桂塩鯛 (落語家)
- 桂吉弥(落語家)
- 笑福亭学光(落語家)
- 杉本美樹(漫才師、濱根・杉本)
- 小寺真理(吉本新喜劇)……大阪府立茨木西高等学校出身。
- 濱家隆一(お笑い芸人・かまいたち)……大阪府立茨木東高等学校出身。
- 大西ライオン (お笑いタレント)
その他
- 川上のぼる(腹話術タレント)
- 高樹千佳子(タレント)……小学生期に在住。
- たかのてるこ(エッセイスト)
- 藤間あゆ美(タレント)
- 美濃岡洋子(気象予報士)
- ビリー・ブランクス(ビリーズブートキャンプ指導者かつ考案者)……日本人女性と結婚し、家族で茨木市に住んだことがある。現在はアメリカを本拠地として活動している。
スポーツ
野球
- 鞘師智也(元プロ野球選手、広島東洋カープ、外野手)
- 大谷智久(プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ、投手)
- 上園啓史(元プロ野球選手、阪神タイガース→東北楽天ゴールデンイーグルス、投手)
- 植村祐介(元プロ野球選手、北海道日本ハムファイターズ、投手)
- 西田哲朗(プロ野球選手、福岡ソフトバンクホークス、内野手)
- 笘篠誠治(元プロ野球選手、西武ライオンズ、内野手・外野手、現ヤクルトスワローズコーチ)
- 笘篠賢治(元プロ野球選手、ヤクルトスワローズ→広島東洋カープ、内野手)
- 筒井壮(元プロ野球選手、中日ドラゴンズ→阪神タイガース、内野手)……東北楽天ゴールデンイーグルス元監督・星野仙一の甥。
- 寺島成輝(プロ野球選手、ヤクルトスワローズ、投手)
- 松尾大河(プロ野球選手、横浜DeNAベイスターズ、内野手)
- 金子丈(プロ野球選手、中日ドラゴンズ、投手)
サッカー
- 西野貴治(サッカー選手、ガンバ大阪、ディフェンダー)
- 市丸瑞希(サッカー選手、ガンバ大阪、ミッドフィールダー)
- 井手口陽介(サッカー選手、ガンバ大阪、ミッドフィールダー)
- 木村敦志(元サッカー選手、元ガンバ大阪、ゴールキーパー)
- 内田裕斗(サッカー選手、徳島ヴォルティス、ディフェンダー)
- 寺田紳一(サッカー選手、横浜FC、ミッドフィールダー)
- 三木良太(元サッカー選手、元ファジアーノ岡山、フォワード)
- 池田学(元サッカー選手、浦和レッドダイヤモンズ、湘南ベルマーレ、ディフェンダー)
- 田中輝和(サッカー選手、PTTラヨーンFC、ディフェンダー)
- 石田良輔(サッカー選手、アスルクラロ沼津、ゴールキーパー)
- 林卓人(サッカー選手、サンフレッチェ広島、ゴールキーパー)
- 吉田宗弘(元サッカー選手、柏レイソル、セレッソ大阪、ゴールキーパー)茨木高校出身
その他
- 杉原輝雄(プロゴルファー)
- 井戸木鴻樹(プロゴルファー)
- 石井慧(柔道家、国士舘大学)……茨木市立大池小学校卒、北京オリンピック金メダリスト
- 鎌倉涼(競艇選手)
- 福島實智子(射撃ソウルオリンピック銀メダリスト)
- 廣瀬佳司(元ラグビー選手、トヨタ自動車ヴェルブリッツ監督、元日本代表)
- 宇薄岳央(ラグビー選手、東芝ブレイブルーパス、元日本代表)
- 高野綾(水泳選手、ロンドンオリンピック代表)
- 福田創楽(テニス選手)
- 和田伸也(視覚障害陸上選手、ロンドンパラリンピック銅メダリスト)
- 樋口黎(レスリング選手、リオデジャネイロオリンピック銀メダリスト)茨木市立西陵中学校出身。
- 山本亮(ラグビー選手)
脚注
- ↑ 近藤喜博 『日本の鬼: 日本文化探求の視角』 講談社〈講談社学術文庫〉、2010年、205頁。ISBN 9784062920056。
- ↑ 市議会のしくみ/茨木市ホームページ
- ↑ 大阪モノレール 彩都線の延伸断念「採算見通し立たず 毎日新聞 2017年1月27日 11時58分
- ↑ 大阪モノレール「彩都線」延伸を断念 採算取れず 大阪府 - 産経新聞、2017年1月27日
関連項目
外部リンク
豊能町 | 亀岡市 | |||
箕面市 | 北 | 高槻市 | ||
西 茨木市 東 | ||||
南 | ||||
吹田市 | 摂津市 |