梅花女子大学短期大学部
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テンプレート:大学 (廃止)本項では旧梅花短期大学も含めて説明する。
Contents
概観
大学全体
- 梅花女子大学短期大学部は、大阪府茨木市内にある日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人梅花学園。キリスト教の教えに基づいた教育が行われている。短大制度が発足した1950年に設置され、梅花女子大学に先駆けて開学した歴史と伝統のある短大となっている。学科体制は2学科と1学科2専攻(多いときで4専攻)となっている。
- 2015年に廃止された[1]。
教育および研究
- 梅花女子大学短期大学部には、まず英語コミュニケーション学科があり、英語の4機能である聞く・話す・読む・書く力を伸ばすことがねらいとされている。オーストラリアへの留学制度もある。日本語表現科では、日本語と文学の知識を深め、社会で有用な表現能力を養うことがねらいとされている。生活科学科にはまず、造形デザイン専攻があり、ファッションデザインコース、インテリアクラフトコース、マンガ・イラストコースがあり、各コースとも卒業研究に向けた制作発表会がある。調理・製菓専攻では、調理エキスパートを育成する調理コース、製菓コース製菓の専門家を育てる製菓コース、調理学や製菓実習、栄養学、食品学など食を中心とした科目を学ぶ食彩コースがある。調理コースや製菓コースは、日本全国でも少数の調理師や製菓衛生師を養成する課程となっている。
学風および特色
- 梅花女子大学短期大学部は梅花女子大学のキャンパスに併設されている関係上、両者との交流が深く、卒業後その大学へ編入学する学生が毎年見受けられている。
沿革
- 1878年 梅花女学校が開校。
- 1913年 梅花高等女学校に改組。
- 1922年 梅花女子専門学校に改組。
- 1950年 梅花女子専門学校を改組して梅花短期大学(ばいかたんきだいがく)を設置。当初は豊中市にあった。英語科を置く
- 1953年 英語科(3 年制)の設置に伴い、英語科(旧来の 2 年制)を定員 60 人から 40 人に減員する[2]。
- 1959年3月31日 英語科(3年制)廃止[2]。
- 1959年 家政科増設(学生数:女85[3][4])
- 1965年 英語科が一旦廃止される
- 1975年 英語科が再設置される(学生数:女219[3][5])。
- 1981年 茨木市にキャンパスを移転する。
- 1987年 国語科を増設(学生数:女179[3][6])。
- 1999年 家政科を生活科学科に改称。
- 2000年 学科名の改称が行われる。
- 国語科→日本語表現科
- 英語科→英語コミュニケーション学科
- 生活科学科が専攻分離される。
- 生活福祉学専攻
- 住居学専攻
- 生活健康学専攻
- 2002年 生活科学科健康生活学専攻を以下の課程に改組。
- 造形デザイン専攻
- 調理・製菓専攻
- 2003年 健康生活学専攻が正式に廃止される[2]。
- 2004年 梅花女子大学短期大学部に学名変更。
- 2005年 3月31日をもって生活科学科生活福祉学専攻および住居学専攻が正式に廃止される[2]。
- 2012年 生活科学科の調理・製菓専攻が梅花女子大学食文化学部に改組される。
- 2013年 学生募集をこの年度で終了。
- 2015年 廃止認可。
基礎データ
所在地
- 大阪府茨木市宿久庄2-19-5
交通アクセス
象徴
- 梅花女子大学短期大学部のカレッジマークは大学と同じものとなっている。
教育および研究
組織
学科
専攻科
- なし
別科
- なし
取得資格について
- 受験資格
研究
- 『梅花短期大学研究紀要』ほか
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 梅花女子大学短期大学部のクラブ活動は基本的に、大学と合同となっているのが特徴である。
学園祭
- 梅花女子大学短期大学部の学園祭は「小梅祭」と呼ばれ、毎年概ね10月中旬頃に大学と合同で行なわれている。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
- 実生すぎ:初代学長
- 山田信也:現学長
出身者
施設
キャンパス
- 短期大学部独自で使用しているのは、調理実習室・集団給食実習室・製菓実習室・食生活実習室などがある。
対外関係
他大学との協定
アメリカ
イギリス
オーストラリア
カナダ
中国
韓国
台湾
系列校
卒業後の進路について
就職について
- 英語コミュニケーション学科:一般企業への就職者が多い。国内では例として住友生命保険・ワシントンホテル・ジャヴァグループ・日本交通・資生堂・エース・クラレ・西武百貨店・尼崎信用金庫・池田銀行。国外ではニューヨークで旧IBJシュローダー銀行・フジサンケイグループ・メジャーリーグベースボール・シリウス・サテライト・レディオ(en:Sirius Satellite Radio)などがある。
- 日本語表現科:一般企業への就職者が多い。例として新日本海フェリー・イズミヤ・NHK京都放送局・NHK和歌山放送局・愛媛銀行・京都銀行・佐川急便・ダイアナ・ダイヘン・日清食品などがある。
- 生活科学科
- 造形デザイン専攻:一般企業への就職者が多い。例としてオンワード樫山・トリンプなどがある。
- 調理・製菓専攻:資格を活かした職に就く人が少なからずいる。実績例としてグランビスタ ホテル&リゾートやレストラン ラ・クロッシュなどの飲食店や宿泊業が多い傾向にある。
- 住居学専攻:資格に携わる職に就く人が少なからずいる。実績例として日本建設・奥村組などの建設業がある。
- 生活福祉学専攻:資格を活かした職に就いた人が多いものとなっていた。
編入学・進学実績
- 併設の梅花女子大学への編入学が目立っている。それ以外に以下の実績一例がある。
関連項目
公式サイト
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『梅花短期大学』:入学案内小冊子
- 『梅花女子大学 梅花女子大学短期大学部』:入学案内冊子
- 『梅花学園創立120周年記念誌』:1997年10月発行。
出典
- ↑ 平成27年度廃止大学等文部科学省 2016年1月7日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』142-143頁「梅花女子大学短期大学部」の項より。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 出典:『全国学校総覧』
- ↑ 昭和35年度版22頁より。
- ↑ 昭和51年度版50頁より。
- ↑ 昭和63年度版66頁より。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 『梅花学園創立120周年記念誌』より。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)66頁「梅花短期大学」の項より。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 1999年度用『全国短期大学案内』(梧桐書院)455頁より。
注釈
- ↑ 1.0 1.1 引用エラー: 無効な
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 引用エラー: 無効な
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 4.0 4.1 4.2 引用エラー: 無効な
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タグです。 「英語科3 年制
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 入学定員が20名となっていた。
- ↑ 同文献によると、全体的に教職免許を取得した学生数が最も多かったのは1996年卒業生で合計44人となっていた(国語で20人、英語で14人、家庭で10人)
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