ザ・プラン9
提供: miniwiki
ザ・プラン9 THE PLAN NINE | |
---|---|
メンバー |
お〜い!久馬 浅越ゴエ ヤナギブソン |
出身 |
NSC大阪校10期(久馬) NSC大阪校16期(浅越) NSC大阪校17期(ヤナギブソン) |
シェイクダウン(久馬、2000年解散) イン☆パルス(浅越、1996年解散) デモしかし(浅越、1999年解散) 君と僕(ヤナギブソン、2001年解散) | |
芸種 | コント、漫才 |
公式サイト | プロフィール |
受賞歴 | |
2003年 上方お笑い大賞新人賞 2004年 NHK上方漫才コンテスト優秀賞 2005年 BGO上方笑演芸大賞 審査員特別賞 2006年 BGO上方笑演芸大賞 |
ザ・プラン9(ザ プランナイン)は、3人組お笑いユニット。2001年4月結成。所属事務所はよしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本社。
Contents
概要
グループ名は演出家の後藤ひろひとによるもの。このグループは成功しないだろうという予測から、「史上最低の映画」との評判の『プラン9・フロム・アウタースペース』からとられた[1]。
ザ・プラン9としての芸歴はヤナギブソンの大阪17期と同期の扱いとなる。ピンでの仕事の場合は久馬は大阪10期、浅越は大阪16期と、それぞれの卒業期で扱われる。
メンバー
ボケやツッコミはネタの内容によっては役割が変わることもある。
本公演など芝居での立ち位置は右から、浅越、久馬、ヤナギブソン。漫才時の立ち位置は右からヤナギブソン、浅越、久馬。
- お〜い!久馬(おーいきゅうま、1972年7月22日 - )
- 本名は久馬 歩(きゅうま あゆむ)。
- リーダー。
- 大阪府岸和田市出身。大阪NSC10期生。
- 岸和田市立産業高等学校商業科卒。
- 髭を生やしており、よく帽子を被っている。漫才でのボケはオチを担当することが多い。
- 単独での主な活動は脚本家、漫才作家など。本公演21st「銀行のススメ」、23rd「仇男」では演出も担当した。テレビ番組『日曜笑劇場』シリーズや『チュー'sDAYコミックス 侍チュート!』『ピカルの定理』などに本名で作家として参加。ピンとしての活動が多いメンバーと比べると、テレビ出演はかなり少ない。
- プラン9結成以前は、後藤秀樹と「シェイクダウン」として活動していた。
- 2000年第4回ダイナマイト関西と翌2001年第5回ダイナマイト関西にて2大会連続優勝している。
- イメージカラーは白。担当惑星は冥王星。ちなみに冥王星は2006年8月に惑星から準惑星となったが、そのことによって、久馬の惑星が変わることはない様子。
- 浅越ゴエ(あさごえゴエ、1973年12月20日 - )
- 本名は浅越 浩志(あさごえ ひろし)。
- 岡山県岡山市出身。大阪NSC16期生。
- 立命館大学法学部卒。
- 主にボケ担当。眼鏡にスーツをトレードマークとしている。
- 2004年開催の第2回R-1ぐらんぷりで優勝。
- 2009年S-1バトル月間チャンピオン(4月)となる。
- プラン9結成以前はNSCの同期と「イン☆パルス」を結成するも、1996年2月に解散。4月に同じく同期の高山和也(元超新塾・ドラゴンタカヤマ)と「デモしかし」を結成するが、1999年9月に解散。その後一度は芸人を諦め、大学在学中に宅地建物取引士資格を取得していたこともあり不動産会社に就職していた。
- イメージカラーは青。担当惑星は水星。
- ヤナギブソン(1976年3月25日 - )
- 本名は柳谷 学(やなぎたに まなぶ)。
- 大阪府大阪市阿倍野区出身。大阪NSC17期生。
- 追手門学院大学卒。
- 主にツッコミ担当。第2回R-1ぐらんぷりのファイナリストにも選ばれた(優勝は浅越)。2006年6月6日、うめだ花月で行われたプラン9のイベント「六月の花婿」にて、大学時代の友人で10年間付き合っていた女性と結婚を発表した。結婚記念日は同年6月21日。
- プラン9結成以前は「君と僕」として活動。テレビ番組『ガチンコ!』の企画「ガチンコ漫才道」への出演歴がある。
- 世界の首都を言うことができる(最近できた、あるいは変わったものは言えない)。また本人曰く、人より台本を覚えるのが早く、覚える際には台本上のセリフの位置を記憶するそうである。
- 加入当時は、他のメンバーより芸歴が短いせいで吉本側から正式加入を認められず、サポートメンバーと言う扱いだった[2]。
- ウサギを飼っている。名前はブログなどにより「ウサギブソン」だと思われているが、実際は「にくまる」である。
- 「誰が興味あんねん!」が口癖であり、決め台詞である。
- 漫画『ナニワトモアレ』に登場する、バクという人物のモデルにもなった。
- 2003年第9回ダイナマイト関西で優勝している。
- 夫人と茨木市で13万円の家賃のマンションに住んでいる。夫人は、関西ローカル番組内ではヨメギブソンとして知られている。
- パンシェルジュ検定2級を取得している。
- イメージカラーは赤。担当惑星は火星。
その他のメンバー
- 覚王山(かくおうざん、1971年5月21日 - )
- 本名:寺本 覚(てらもと かく)。
- 大阪府大阪市福島区出身。A型。
- 芸名は「たまたま通った名古屋の地名と本名のコラボ」らしい[3]。なお、覚王山は名古屋市千種区にある覚王山日泰寺や地下鉄覚王山駅の周辺を指す地名。
- ザ・プラン9の単独ライブにのみ現れる「影の構成員」であり、プラン9担当の構成作家である。初期は突如として舞台に現れてアメリカンジョークなどの小咄をして去っていく、という謎の残る出演が多かったが、久馬が多忙な折には本公演の脚本、演出を手掛けることが増えた。
- 本業の構成作家、放送作家としては数々のテレビやラジオ、舞台に携わっている(『ゴー傑P』(毎日放送。使者として不定期出演)、『上泉雄一のええなぁ!』(毎日放送)、『麒麟・千鳥の二笑流TV』(GAORA)、『吉本☆ぐいピコ!』(KBS京都)、若手主催の新喜劇の脚本、舞台『パンク侍、斬られて候』脚本補佐、他)。
- ロンドンに留学経験があり、英語が堪能。阪神タイガースの大ファン。2005年7月に結婚。
- イメージカラーは黄。担当惑星は木星。
- レギュラー
- 結成当初は第7回公演までサポートメンバーとして参加していた。
元メンバー
- 鈴木つかさ(すずきつかさ、1972年8月29日 - )
- ボケ担当。
- 本名は鈴木 司(読み同じ)。
- 1972年8月29日生まれ。大阪府堺市出身。大阪NSC12期生。O型。
- 芝居などの時の立ち位置は久馬とヤナギブソンの間。漫才時の立ち位置は浅越とヤナギブソンの間(5人の頃の漫才の立ち位置は右から浅越、鈴木、ヤナギブソン、なだぎ、久馬)。
- ものまねが得意で、主なレパートリーは桂小枝、竹内力、桂南光、中田ボタン、滝口順平、宮根誠司など。手先が器用で、小道具の作成や楽器演奏(ギター、ドラム)なども得意とする。
- 公演では演出を担当することが多かった。それを買われてかキングコングの西野亮廣脚本の『日の出アパートの青春』でも演出を務めた。
- プラン9結成以前は森詩津規と「シンドバット」として活動していた。
- 2008年2月、メンバーとの方向性の違いを理由に脱退。脱退が発表されたあとの2008年2月28日、5人最後での出演となったうめだ花月は満席となった。「ザ・プラン9の鈴木つかさ」として最後の出演は2008年3月1日放送の『エンタの神様』。
- イメージカラーは緑、担当惑星は天王星だった。
- 2008年10月、元スクエアの奈須崇との演劇ユニット「鈴木つかさ×奈須崇」を立ち上げる。自身も役者として出演し演出も担当。
- なだぎ武(なだぎたけし、1970年10月9日 - )
- 本名は灘儀 武(読み同じ)。
- 大阪府堺市出身。大阪NSC8期生。
- 主にボケ担当。独特な動き(浅越曰く「生きていく上には全く意味の無い動き」)を披露したり癖のあるキャラクターを演じたり、と何かと目立っていることが多い。
- ピン芸で2007・2008年のR-1ぐらんぷり連続優勝を勝ち取り、『爆笑レッドカーペット』などに出演してブレイク。かつて交際していた友近とディラン&キャサリンのキャラクターでコントをする事も多かった。
- プラン9結成以前は「スミス夫人」として活動。
- イメージカラーは橙。担当惑星は土星だった。
- 2015年5月17日に脱退を発表[4]。今後はピン芸人として活動するが、ケンカ別れではなく、公演やコントに参加することもあるとのこと。
来歴
- 2001年4月、それぞれコンビなどで活動・解散した久馬・鈴木・浅越の3人により結成。baseよしもとの主力メンバーとなる。
- 2002年、なだぎ・ヤナギブソンが加入し5人組体制になる。
- 2003年7月、baseよしもと卒業。同年8月よりうめだ花月を中心に活躍。
- 2004年、第34回NHK上方漫才コンテストにて優秀賞受賞。
- 2006年、『M-1グランプリ2006』の決勝戦に進出。尚、2人組以外のユニットで決勝進出を果たしたのはザ・プラン9のみ。また、メンバーの1人であるなだぎ武の決勝進出当時の芸歴「17年目」という記録もM-1史上最長であり、彼よりも芸歴が長い芸人が決勝進出したことはまだない。ネタ披露後、審査員の南原清隆に「設定自体は“天使と悪魔”で非常にオーソドックスなんですけども、5人がやると全然違うように見えるんで、それが見ていて面白かったですね。もうちょっと5人ならではの(方向性)が見えてくると、もっとすごくなるような可能性があります」と5人でのスタイルが高く評価されたが、順位は7位(597点)だった。翌年も準決勝まで進出するが準決勝直前に浅越が急性肝炎で入院したため準決勝は棄権した(敗者復活戦前には退院していたが、大事をとり敗者復活戦も棄権)。2007年を最後にM-1グランプリには出場していなかったが、ラストイヤーだった2016年に久々に出場。結果は準々決勝敗退。なお、『キングオブコント』には2008年からずっと出場している。
- 2008年2月 他メンバーとの方向性の違いを理由に、鈴木が脱退。
- 2015年5月 なだぎが脱退し、現在の3人になる。
- 2016年3月 結成15周年を記念して、メンバー増員計画を発表[5]。
特徴
演劇のようなコントが持ち味。“本公演”と呼ばれるライブは芝居を主体とした2時間公演である。本公演の他に各メンバーがプロデュースする『THE PLANET9』という、コントが主体となった単独ライブも行っている。またテレビ・舞台で五人漫才も披露する。五人漫才は、ヤナギブソン以外の4人が一体となって行うボケや、次々に畳み掛けるボケに対して、ヤナギブソン1人がいちいちツッコむというスタイル。また5人全員がピン芸人としてのスキルも持っている。浅越となだぎに関してはピン芸人の頂点を決める『R-1ぐらんぷり』にて優勝及び『S-1バトル』月間チャンピオン獲得を果たしている。
主な出演番組
- オールザッツ漫才(毎日放送)
- エンタの神様(日本テレビ)
- キャッチコピーは「新笑いの5人囃子」→「新コメディーの5人噺子」。
- 鈴木脱退後のキャッチコピーは「四峰のコメディー組(ユニット)」
- なだぎのみのキャッチコピーは「至高のややこしや」→「舞い踊るキャラの百貨店(デパート)」
- 浅越のみのキャッチコピーは「お笑いニュースキャスター」
- ヤナギブソンのみのキャッチコピーは「ザ・プラン9のCF(センターフォアード)」
- 爆笑オンエアバトル(NHK)戦績0勝2敗 最高285KB
- 久馬・鈴木・浅越時代に1回、なだぎ・ヤナギブソン加入後に1回参戦。
- 笑いの金メダル(朝日放送)
- 登龍門F(フジテレビ)「お笑い登龍門」
- ザ・プラン9のお〜きなアナ(ABCラジオ、2007年4月 - )
- 爆笑レッドカーペット(フジテレビ)久馬以外全員ピンで出演。(各々の詳細とキャッチコピーは本人の項を参照)
- メッセ弾(テレビ大阪)
- 爆笑レッドシアター(フジテレビ)
DVD
単独DVD
- 「サークルS」(2004年2月25日)収録日:2003年12月12日
- 「西暦二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」(2004年8月11日)収録日:2004年4月
- 「The Ten-Show」(2005年1月26日)収録日:2004年8月28日
- 表紙イラスト:南勝久
- 「弁斗とジェッ太〜大阪ブレインドレイン〜」(2005年5月18日)収録日:2004年12月
- 客演:竹中絵里(現・幸田恵里)
- 「THE PLANET9 Earth 見晴らしのええマンション〜コントstyle〜」(2005年6月22日)収録日:2003年2月
- 「こわがり」(2005年10月26日)
- 「アオいアオいアオい空」(2006年1月25日)収録日:2005年8月
- 客演:竹中絵里、土平ドンペイ
- 「編集者 竹一平の苦悩」(2006年5月24日)収録日:2005年
- 客演:竹中絵里
- 「7-8X4月」(2006年8月30日)収録日:2006年3月
- 「足痛いのにがんばった〜コントStyle〜」(2006年10月25日)収録日:2006年5月28日
- 「なゐ震る」(2007年3月28日)
- 客演:ヘッドライト和田友徳
- 「銀行ノススメ」(2007年8月8日)収録日:2006年12月
- 客演:平田敦子、武内由紀子、竹中絵里、チェリーキューピット
- 「功夫ジョン 完全版」(2007年12月5日)収録日:2007年5月
- 「THE PLANET9 Earth〜コントStyle〜 鍛えるぞ!鍛えるぞ!」(2008年5月21日)収録日:2007年8月19日
- 「仇男」(2008年9月24日)収録日:2008年2月8日ワッハホール
- 脚本:演出:久馬 歩
- VTR出演:アジアン隅田美保
- 「室内の人々(お誕生日壊/a room)」(2009年1月28日)収録日:2008年4月27日ワッハホール
- お誕生日壊:脚本:ヤナギブソン 演出:覚王山
- a room:脚本:演出:久馬 歩
- 「THE PLAN9 ウルグアイから来た男〜ネタツアー〜」(2009年6月24日)収録日:2008年8月27日なんばグランド花月
- 「SLIDE AWAY,SLIDE DOWN.」(2009年6月24日)収録日:2008年11月ABCホール
- 脚本:演出:覚王山
- 「ウルグアイ〜」「SLIDE AWAY,〜」はユニット初となる初回限定DVDBOXとして2枚組セット発売もされた。
- 「何かが正解です!」(2010年2月10日)収録日:2009年4月 - 5月
- 「ジンジャーエールはない!〜ネタツアー〜」(2010年8月25日) 収録日:2009年8月23日なんばグランド花月
- 客演:Mr.オクレ
その他
- 「ダイナマイト関西」(久馬、ヤナギブソン)
- 「バトルオワライヤル」(久馬、鈴木、浅越)
- 「緊急特別DVD 追悼ケンドーコバヤシさん」(浅越、なだぎ)
- 「日常」(浅越、なだぎ)
- 「日常〜恋の声〜」(なだぎ、ヤナギブソン)
- 「うめだ花月2周年記念DVD 永久保存版」
- 「うめだ花月2周年記念DVD A級保存版」
- 「M-1グランプリ2006完全版 史上初!新たなる伝説の誕生〜完全優勝への道〜」
- 「Base SUMMER SMILE02 OSAKA」
- 「Base SUMMER SMILE03 OSAKA」
スペシャルコンテンツ
- 三菱・デリカD:5の販売店店頭用コンテンツに登場している。ただしなだぎはディランで登場。
脚注
- ↑ 『丑バラ・ドラマチックな奴ら』(MBSラジオ)より
- ↑ お笑いタイフーン vol.6(エンターブレイン)より
- ↑ 番組紹介&出演者プロフィール | THE PLAN9のお〜きなアナ
- ↑ “なだぎ武、ザ・プラン9脱退でピン芸人に「前に進むため」”. ORICON (2015年5月17日). . 2015閲覧.
- ↑ “「ザ・プラン9」メンバー増員を発表 友近に熱烈オファー?”. スポニチアネックス (2016年3月11日). . 2016閲覧.