週刊TVガイド
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週刊TVガイド(しゅうかんテレビガイド)は、東京ニュース通信社発行のテレビ情報誌である。毎週水曜日発売。1962年(昭和37年)創刊。日本で現在発行が続いているテレビ情報誌としては最も歴史がある。通称はTVガイド。
一方、2011年1月より、同社の月刊誌「TV Japan」が「月刊TVガイド」へ誌名変更。この月刊版と「インターネットTVガイド」についてもここで記述する。
姉妹誌として同社からは隔週誌の『テレビブロス』、月刊誌の『B.L.T.』『TVガイド Muse』(現在は廃刊)、BS放送を中心に扱っている月刊誌の『デジタルTVガイド』『TV Taro』(2014年2月で休刊)などがある。
Contents
週刊版
週刊TVガイド | |
---|---|
愛称・略称 | TVガイド |
読者対象 | ファミリー層 |
刊行頻度 | 週刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 320円(※特別定価330円) |
出版社 | 東京ニュース通信社 |
刊行期間 | 1962年8月(1962年8月4日号) - 刊行中 |
ウェブサイト | http://www.tvguide.or.jp/ |
発行部数
2016年度(2015年10月から2016年9月まで)の印刷証明付平均部数はTVガイドが231,490部、ライバル誌のザテレビジョンが206,858部である[1]。しかし、2006年度の637,173部より大幅な減少が継続しており、出版不況やテレビ離れによる部数減少傾向は依然として厳しい。
地方版(対応地域)
地方展開はテレビ局の数や居住人口、受信事情などを勘案し構成されているため版によって番組表に掲載されるテレビ局の数が異なる。隣接地域の番組表やCS放送、ケーブルテレビの番組表が掲載される版もある。また静岡県に首都圏版や中部版が販売されているなど、隣接地域が見られるエリアの書店には複数の版が置かれている。
- 北海道版(北海道)
- 青森・岩手版(青森県、岩手県)
- 旧:青森・岩手・秋田版(青森県、岩手県、秋田県)
- 秋田・山形版(秋田県、山形県)
- 青森・岩手・秋田版(現:青森・岩手版)と新潟・山形版(現:新潟版)から分離して統合。
- 宮城・福島版(宮城県、福島県)
- 長野・新潟版(長野県、新潟県)
- 静岡版(静岡県)
- 関東版(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県)
- 石川・富山・福井版(富山県、石川県、福井県)
- 中部版(岐阜県、愛知県、三重県)
- 関西版(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県)
- 広島・島根・鳥取・山口東版[注 1](鳥取県、島根県、広島県、山口県東部)
- 旧:広島版と旧:島根・鳥取版を統合。かつては「山口」と名乗る版名はなかったが、旧:広島版は山口県のテレビ局が掲載されていた。また旧:島根・鳥取版は広島県のテレビ局が掲載されていた。
- 岡山・香川版(岡山県、香川県、徳島県)
- 旧:岡山・四国版(岡山県、四国全域)
- 初期は岡山・香川・徳島版を名乗っていた時期があった。
- 徳島県のテレビ局(四国放送)は関西版と岡山・香川版の両方に掲載されている。
- 愛媛・高知版(愛媛県、高知県)
- 岡山・四国版(現:岡山・香川版)から分離。
- 福岡・佐賀・山口西版[注 1](山口県西部、福岡県、佐賀県)
- 旧:九州北版(福岡県、佐賀県、大分県)当時は山口県のテレビ局は掲載されていなかった。
- 大分版(大分県)
- 九州北版(現:福岡・佐賀・山口西版)から分離。
- 長崎・熊本版(長崎県、熊本県)
- 九州西版から長崎・熊本版に改称。
- 鹿児島・宮崎版(鹿児島県、宮崎県)
- 旧:九州南版(鹿児島県、宮崎県、沖縄県)
- 沖縄版(沖縄県)
- 九州南版(現:鹿児島・宮崎版)から分離。
- 2015年6月30日発売号をもって休刊。
表紙について
- 創刊号の表紙を飾ったのは、NHKのアナウンサーを経て、日本初のフリーアナウンサーとして活躍していた高橋圭三であった[2]。
- 架空のキャラクターが表紙を飾ったことがある。架空のキャラクターの表紙はアニメキャラクターとしては1963年6月7日号のアトムが、人形劇(着ぐるみ劇)キャラクターとしては1965年5月7日号のブーフーウーが、特撮ヒーローのキャラクターとしては1967年1月27日号のウルトラマンとマグマ大使がそれぞれ第一号である。また1977年12月9日号では蒸気機関車が、1978年2月24日号では恐竜(のイラスト)が表紙を飾ったことがある。
- 2011年·創刊49周年時点でのTVガイド表紙登場回数ランキングは1位 SMAP(46回)、2位 KinKi Kids(44回)、3位 木村拓哉(40回)、4位 香取慎吾(39回)、5位 嵐(31回)、6位 草彅剛(30回)、7位 山口百恵(29回)、8位 中居正広(28回)、9位 長瀬智也(27回)、10位 KAT-TUN(25回)、11位 堂本剛(23回)、11位 関ジャニ∞(23回)、15位 滝沢秀明(20回)、16位 堂本光一(18回)、17位 近藤真彦(17回)、20位 稲垣吾郎(16回)[3]。
月刊版
東京ニュース通信社が2004年より発行していた「TV Japan」が、2011年1月発売号より「月刊TVガイド」に誌名変更。
地方版(対応地域)
- 北海道版
- 関東版
- 愛知・岐阜・三重版
- 静岡版
- 関西版
- 福岡・佐賀・大分版
インターネットTVガイド
- 1996年から運営が開始され、2014年10月1日の「インターネットTVガイドDaily」へのリニューアルに伴い同年9月30日を以って番組表サービスは終了[4]。一時期Yahoo! JAPANと提携していたこともあり、番組表サービス終了後はYahoo!テレビGガイドを利用するよう案内している[5]。東京ニュース通信社が新聞ラ・テ欄を手掛けていることから放送当日更新分は雑誌よりも内容が充実しているが、出演者が細分化されていなかったり(顔を出している出演者とナレーターとの区別など)「放送局からデータを送られていない」という理由でその番組の主要レギュラー出演者が記載されないといった問題点もあった。
- 日本テレビは、ミニ番組の出演者(ナレーターなど声の出演含む)を、たとえ大物俳優であっても掲載しない方針であった(数少ない例外は、2012年3月で終了した「オススメッ!」ナレーターの日テレアナウンサー・延友陽子)。逆にTBSテレビはミニ番組を含めた大部分の番組で、出演者を細かく掲載していた。
- テレビ朝日は、タレントと自局アナウンサーとが共演する番組のほとんどで、アナウンサーの氏名を掲載していなかった(数少ない例外は「ちい散歩」→「若大将のゆうゆう散歩」の矢島悠子→佐分千恵、「ミュージックステーション」の竹内由恵→弘中綾香、「朝まで生テレビ!」の渡辺宜嗣と村上祐子、「題名のない音楽会」の本間智恵、「報道ステーション SUNDAY」の富川悠太と竹内由恵程度)。
- NHK総合テレビジョンの番組編成独自化(特に北関東、中京広域圏、関西広域圏、福岡の平日夕方ローカルニュース)に対応できていなかったが、2013年10月に「地上波デジタル番組表」の項目ができ、同番組表で確認ができるようになった。
OB(本誌出身者)
- 泉麻人(元・本誌編集者)
CMタレント
関連楽曲
脚注
注釈
出典
- ↑ JMPAマガジンデータ 日本雑誌協会
- ↑ “特別版① 思い出に残る“時代の顔”の数々 TVガイドが切り取ったテレビの53年”. インターネットTVガイド. 東京ニュース通信社 (2015年7月31日). . 2017閲覧.
- ↑ 週刊TVガイド50年プロジェクト·復刻版TVガイド「表紙で振り返るTVガイド50年」2011年9月2日号
- ↑ 番組表サービス終了のご案内東京ニュース通信社 2014年8月
- ↑ 番組表ご利用の皆様へ東京ニュース通信社 2014年10月