和歌山県
わかやまけん 和歌山県 | |
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地方 | 近畿地方 |
団体コード | 30000-4 |
ISO 3166-2:JP | JP-30 |
面積 |
4,724.64km2 |
総人口 |
938,107人 (推計人口、2018年4月1日) |
人口密度 | 199人/km2 |
隣接都道府県 |
三重県、大阪府、奈良県 (海上を隔てて隣接) 兵庫県、徳島県 |
県の木 | ウバメガシ |
県の花 | ウメ |
県の鳥 | メジロ |
他のシンボル |
県の魚:マグロ 県の歌:和歌山県民歌(作曲:山田耕筰) |
和歌山県庁 | |
所在地 |
〒640-8585 和歌山県和歌山市小松原通一丁目1番地 北緯34度13分33.7秒東経135度10分3秒 |
外部リンク | 和歌山県 |
和歌山県(わかやまけん)
近畿地方南西部の県。紀伊半島西部を占める。北部は和泉山脈南斜面で,その南側を東西に中央構造線が通り,これに沿って紀ノ川が西流,下流に和歌山平野を形成する。紀ノ川以南の西南日本外帯は紀伊山地で,西斜面を蛇行して流れる有田川,日高川,富田川,日置川が紀伊水道,太平洋に注ぐ。紀伊水道沿岸はリアス海岸,太平洋沿岸の日高川河口から南には海岸段丘が発達。
気候は温暖多雨で,特に紀伊山地南斜面は日本の多雨地域にあたり森林が繁茂。
古くは紀伊国と呼ばれ,紀ノ川流域と海岸部から開発が進んだ。天正 13 (1585) 年,豊臣秀吉が和歌山に若山城を築城,秀長および浅野氏の時代を経て元和5 (1619) 年徳川頼宣が入城し,以後親藩紀州徳川藩 55万 5000石の支配下となった。
明治4 (1871) 年の廃藩置県で和歌山,田辺,新宮の3県となり,同年3県が統合して和歌山県となる。県域の約 80%が山地でスギ,ヒノキ,アカマツなどの美林が多く,和歌山市,田辺市,新宮市などに製材業が発達。有田川流域の傾斜地は古くからミカンの産地として知られ,現在柑橘類では愛媛県と並ぶ果樹生産県となっている。下津,勝浦,串本,田辺などの良港にも富み,遠洋漁業の基地として知られ,近年では養殖漁業も行われる。第2次世界大戦後,和歌山市に繊維,製鉄,化学,海南市や下津,初島に石油精製などの重化学工業が進出し,和歌山北部工業地域を形成。海南市の漆器,和傘,シュロ加工や湯浅町の醤油,味噌,有田市の蚊取線香は伝統工業。高野山,熊野三山をはじめ社寺や温泉,景勝地が多く観光開発も盛ん。これらは吉野熊野および瀬戸内海両国立公園,高野龍神国定公園に属する。
JR紀勢本線,阪和線,和歌山線が通じ,空の玄関口として南紀白浜空港がある。
脚注
外部リンク
先代: 和歌山藩 |
行政区の変遷 1871年 - |
次代: ----- |