長崎県
ながさきけん 長崎県 | |
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地方 | 九州地方 |
団体コード | 42000-0 |
ISO 3166-2:JP | JP-42 |
面積 |
4,130.88km2 |
総人口 |
1,341,702人 (推計人口、2018年7月1日) |
人口密度 | 325人/km2 |
隣接都道府県 | 佐賀県、熊本県 |
県の木 | ヒノキ、ツバキ |
県の花 | 雲仙ツツジ |
県の鳥 | オシドリ |
他のシンボル |
県の歌:南の風(1961年制定) 県の獣:九州シカ 県の魚(春):タイ、イカ、アマダイ 県の魚(夏):アジ、イサキ、アワビ 県の魚(秋):サバ、トビウオ、ヒラメ 県の魚(冬):ブリ、イワシ、フグ |
長崎県庁 | |
所在地 |
〒850-8570 長崎県長崎市尾上町3番1号 北緯32度44分41.4秒東経129度52分25.4秒 |
外部リンク | 長崎県 |
長崎県(ながさきけん)
九州の北西端にある県。東は佐賀県に接し,三方は東シナ海に面する。五島列島,壱岐,対馬,平戸諸島等有人島約 80,無人島約 500を含み,島嶼群の面積は県総面積の約 45%を占める。本土側は北松浦,西彼杵,島原,長崎の4半島と多良岳火山群地区から成る。諫早,大村の小平野を除いて低地は少い。島原半島 (雲仙岳) ,多良岳火山群を除くと丘陵性の山地が広く,北松浦,五島,壱岐では玄武岩の溶岩におおわれている。気候は温暖で,長崎,島原両半島,五島列島の南端部には亜熱帯性植物が分布している。
かつての肥前国の一部と対馬国,壱岐国にあたり,古くから大陸との交通の要地にあって,遺跡が多い。
江戸時代にも朝鮮,中国,ポルトガル,オランダなどとの貿易のために開かれた厳原 (対馬) ,平戸 (平戸島) ,長崎などの開港場があった。またキリスト教布教の中心地でもあったため島原の乱その他の殉教者の悲史も多い。江戸時代,長崎とその周辺は天領,そのほかは平戸,大村,五島,対馬,島原各藩と佐賀の支藩で分割統治されていた。
明治4 (1871) 年長崎県が成立し,その後5回にわたる県域の変更を経て 1883年に現在の県域が確立。低地と小河川の流域を除くと大部分が山林と畑作地で,農業では畑地が広く,米,ムギ類,サツマイモに加えて,近年ではミカン,ビワ,葉タバコの産出と畜産が増加し,特に離島および県北部における肉牛の飼育は重要な産業となっている。好漁場に近く,自然の良港に恵まれ,以西底引網,揚繰(あぐり) 網,一本釣り,定置網と真珠などの養殖が行われる。長崎市は西日本最大の漁港。明治以降隆盛をきわめた石炭産業は 2001年 11月の池島炭鉱閉山をもって終焉を迎えた。
造船業が基幹産業であったが,近年の世界的造船不況により,食品,繊維などの工業に転換がはかられている。伝統工業には波佐見,三川内 (みかわち) などの陶磁器がある。西海国立公園,雲仙天草国立公園と壱岐対馬国定公園および6つの県立自然公園があり,景勝地が多い。雲仙などの温泉のほか多くの歴史的観光資源にも富む。天然記念物のツシマヤマネコ,ツシマテン,ヒトツバタゴなどの貴重な動植物がみられる。 1990年に雲仙普賢岳が 200年ぶりに噴火,91年には雲仙,島原一帯に多大の被害をもたらした。
外部リンク
先代: 長崎奉行 天草県(いったん分離後復帰) 佐賀県(第2次) |
行政区の変遷 1871年 - (長崎裁判所→長崎府→長崎県) |
次代: ----- 佐賀県(第3次) |