高知県
こうちけん 高知県 | |
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地方 |
四国地方 中国・四国地方 |
団体コード | 39000-3 |
ISO 3166-2:JP | JP-39 |
面積 |
7,103.86km2 |
総人口 |
708,182人 (推計人口、2018年4月1日) |
人口密度 | 99.7人/km2 |
隣接都道府県 | 徳島県、愛媛県 |
県の木 | ヤナセスギ |
県の花 | ヤマモモ |
県の鳥 | ヤイロチョウ |
他のシンボル |
県の魚:カツオ 県の歌:高知県民の歌(1953年制定) 県のキャラクター : くろしおくん |
高知県庁 | |
所在地 |
〒780-8570 高知県高知市丸ノ内一丁目2番20号 北緯33度33分34.9秒東経133度31分51.7秒 |
外部リンク | 高知県 |
高知県(こうちけん)
四国の南半を占め,北は愛媛県と徳島県に接し,南は太平洋にのぞむ県。山地が約 80%を占め,北部の県境付近に剣山地,石鎚山脈に代表される四国山地が東西方向に連なり,土佐湾側からは屏風のようにそそり立つ。東から奈半利川,伊尾木川,安芸川,物部川,仁淀川,四万十川などが土佐湾に注ぎ,吉野川は北部を東流して徳島県にいたる。高知,安芸の両平野を除いて,各河川の沖積平野は小さい。南東端に室戸岬が突出し,土佐湾をはさんで南西端に足摺岬がある。
太平洋岸気候で,南に黒潮が流れ,温暖多雨地域で台風の襲来も多い。
律令期には土佐国,戦国時代には長宗我部氏の領地。江戸時代には山内一豊以来山内家土佐藩 24万石の領地となる。幕末には山内豊信 (容堂) ,坂本龍馬,後藤象二郎らが明治維新の立役者として活躍。明治4 (1871) 年の廃藩置県で高知県となり,1876年阿波国 (徳島県) を編入したが,80年に分離し現在にいたる。山地はスギ,ヒノキなどの森林資源が豊富で,ミツマタ,コウゾなどの製紙原料は,仁淀川,吉野川の上流域で産する。高知,安芸の両平野では米の二期作,海岸部で野菜,スイカ,メロンなどの施設園芸が行われ,京阪神,京浜,中京などの各方面に出荷。
耕地率は全国最下位にとどまるが気象条件に恵まれ農業は発達。かつては漁業が重要産業であったが最近は不振。土佐清水,室戸などからマグロの遠洋漁業に出漁し,ハマチなどの養殖も行う。石灰石を多産して,セメント工業が行われるほか,パルプ・製紙工業が立地。高知空港のジェット化に伴い電子部品などの臨空港型工業が進出した。天然記念物の土佐犬や特別天然記念物のオナガドリ,ニホンカワウソなどが知られ,また,中北部愛媛県との境界地域に伝わる土佐の神楽は重要無形民俗文化財。東部には室戸阿南海岸国定公園,剣山国定公園,北部には石鎚国定公園,西部には足摺宇和海国立公園がある。
JR土讃線,予土線,土佐くろしお鉄道が通じ,高知市を中心に国道 32号線,33号線,55号線,56号線,194号線,195号線,197号線などが通る。 91年には瀬戸大橋と結ぶ高知自動車道が南国市まで開通した。南国市に高知空港があり,高知港からは阪神方面のほか,名古屋,東京,鹿児島の各方面にフェリーが就航する。
脚注
関連項目
外部リンク