椎名林檎
椎名 林檎(しいな りんご、Sheena Ringo、1978年11月25日 - [1])は、日本のシンガーソングライター。有限会社黒猫堂所属。レコードレーベルはEMI Records Japan。2004年から2012年まではロックバンド・東京事変のボーカリストとして活動していた。
2009年、平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞[2]。2017年12月、東京オリンピックの『4式典総合プランニングチーム』に選出[3]。
椎名 林檎 | |
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基本情報 | |
出生名 | 椎名 裕美子(しいな ゆみこ) |
別名 | Deyonna[注 1] |
生誕 | 1978年11月25日(46歳) |
出身地 | 日本、埼玉県浦和市(現さいたま市) |
ジャンル |
ロック J-POP ジャズ パンク・ロック アシッドジャズ オルタナティヴ エクスペリメンタル・ロック R&B ヒップホップ エレクトロニカ |
職業 |
シンガーソングライター 作詞家 作曲家 編曲家 |
担当楽器 |
ボーカル ギター[注 2] |
活動期間 | 1998年 - 現在[注 3] |
レーベル |
東芝EMI/イーストワールド (1998年 - 1999年) 東芝EMI/Virgin Music (2000年 - 2007年) EMIミュージック・ジャパン/Virgin Music (2007年 - 2013年) ユニバーサルミュージック/EMI Records Japan (2013年 - 現在) |
事務所 |
ソリッドボンド (1998年 - 2001年) 黒猫堂 (2002年 - 現在) |
共同作業者 | 東京事変、亀田誠治、斎藤ネコ、井上雨迩、村田陽一 |
公式サイト | SR猫柳本線 |
著名使用楽器 | |
デューセンバーグ・スタープレイヤーII リッケンバッカー 620 ギブソン・RDアーティスト ほか |
実兄はシンガーソングライターの椎名純平。叔父はイラストレーター、ブックデザイナーの辰巳四郎[4][注 4]。またその娘であるイラストレーターの藤森玲子とは従姉妹にあたる。
Contents
人物
埼玉生まれ、静岡・福岡育ち。血液型はO型。「椎名林檎」としてのプロフィール上は音楽活動を始めた福岡の出身となっている[5]。
「椎名林檎」という芸名は、高校1、2年生の時、「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど…」「虚言症」などの作品を初めてJASRACへ著作者登録をする際に筆名が必要となり、あくまで一時的なつもりで使用したのが始まりで、なぜ「林檎」と命名したかについては、自身のバンド活動もドラマーから始まったということもあってビートルズのドラマーだったリンゴ・スターの名前を借用したと語っている[4]。また名前が人の名前とは思えない、物体そのものを表すものだということについては、漫画家の吉田戦車のペンネームからの影響があると語っている[6]。もともとの由来は、子供の頃はかなりの恥ずかしがり屋で、学校で先生に指されるとすぐほっぺたが真っ赤になってしまっていたから[7]。
歌詞の旧仮名遣いや旧字体の使用などのせいで読書家だと思われがちだが実はそうでもなく、本人曰く「よく読んでいるのは辞書」とのこと[8]。
デビューからしばらくの間標榜していた「新宿系」については、「取材などで常に『(ジャンルは)何系?』と聞かれるのが面倒くさいので口から出まかせを言った」[9]などと答え、またその定義についても「本当は意味などなかったが何か理由づけしないと相手に悪いと思って聞かれたことに対して一生懸命答えたのだろう」[10]と明かしている。
トレードマークだった左の口元のほくろについては、「小学校時代に女優の沢口靖子やマドンナのように口元にほくろのある女性に憧れてペンで書いていたら本物になった」という噂を本人が肯定しており、また2003年に手術で除去したもののその後再び近い場所に新しいほくろが出来てしまったとも語っている[4][11]。
デビュー当時からすでにシーナ・リンゴ名義で広末涼子やともさかりえに楽曲提供を行っている(別項参照)。
デビューまでの経緯
東芝EMIの制作ディレクターだった篠木雅博[注 5]が九州エリアの宣伝マンの熱心な推薦とレコード会社内でマネジメントが出来るという理由によって契約を決め、実績のある外部ディレクターに楽曲制作の現場を任せることにした。しかし作品の大幅な手直しが必要だとするディレクターとそれを断固として拒否する椎名が激しく対立し、その体制は断念せざるを得なかった。作品に強烈な違和感を感じた篠木自身もディレクターと同意見だったが、年配者に受け入れられなかった吉田拓郎などの前例を踏まえ、それまで経験したことがないほどの違和感は大化けの予兆かもしれないとも思った。椎名の個性を生かすには旧来のディレクションは無視して自由にやらせるしかないと考えた篠木は、アレンジャーとしてベーシストの亀田誠治を紹介してすべてをその2人の作業に委ねた。[13][14]
休業
2001年からの休業は一般的には産休だと思われていたが、実際は引退して家庭に入ろうとしていた。しかし契約やその他諸々の義務を果たすためにカバーアルバムを出したところ、周囲から音楽活動の継続を求められることになった。だが当人はそのままでは続けるモチベーションが見いだせなかったので、バンド・東京事変を結成することにした。未知の相手と仕事をすることである程度の縛りを自分に与えるためであった。[15]
その当時、海外リリースの話も来ていてヴァージン・レコードのレーベルにも呼ばれたが、自分自身はやめようと思っているのに周りの人々が熱を帯びていく様子がいたたまれなかったという。ヴァージンのスタッフらは彼女がやっていることをストレートに受け取ってくれたが、当時の日本の状況ではどんな曲を作っても深読みされたり意図しない方向に受け取られたりしたので、それらのことに疲れて果てたのがやめようと思っていた理由であった。[15]
リオ五輪閉会式フラッグハンドオーバーセレモニー
2016年のリオデジャネイロオリンピック/パラリンピックにおいて、フラッグハンドオーバーセレモニー(以下、FHO)のクリエイティブスーパーバイザーと音楽監督を務める。2015年末に電通のFHO制作チームのクリエイティブスーパーバイザーである佐々木宏から仕事を手伝って欲しいという話があり、まずは児玉裕一監督を推薦した。年を越す前に自身も佐々木の相談相手のような立場で参加することが決まり、それならばMIKIKOや真鍋大度も呼びたいとリクエストしてそれが認められた。しかし2016年の6月前後までIOC(国際オリンピック委員会)との間でプロットの擦り合わせが続き、音楽監督としての仕事は初夏まで何もできていなかった。使用楽曲については、オリンピックの方では土壇場で許可申請が却下されるなどした一方、パラリンピックの方ではある程度自由にやらせてもらえた。[16]
翌2017年12月、東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチームに就任。
音楽性
ボーカリストとしてはロックンロールからジャズにヒップホップまでこなすジャンルを問わない柔軟さを持ち、それ以外にもギターや鍵盤などの各種楽器の演奏や作編曲までこなすなど、音楽家として高度な汎用性を誇る[17]。
J-POPよりも阿久悠やなかにし礼のような職業作詞家たちが書いていた昭和の歌謡曲に慣れ親しんできたせいか、「歌には上手い下手などなくて『歌になっているかなっていないか』があるだけなのではないか」と思っている[18]。
作家としては宇崎竜童・阿木燿子夫妻のコンビに憧れていて、その二人の形を1人2役でこなすのが一生の夢だという[18]。
井上陽水、チューリップ、海援隊、甲斐バンドらを見出した元RKB毎日放送の音楽プロデューサー野見山實[注 6]は、デビュー前の椎名の詩集を見て詩の発想と着眼点、展開が凡人とは異なると感じ、曲については作品の中にジャズやシャンソンなどを取り入れた同年代の若い作家にはあまり例をみない発想があると評している[5]。
楽曲制作
作曲について、自身では「自分は旋律(メロディ)と和声(ハーモニー)の関係性にこそ常に関心を持つべきだ」と思っている。アレンジが違っても成立するよう、例えばスーパーなどでかかるMIDI音源のインストのようにまっさらな状態で聴いた時にいかに光るものを書いておくかが自分にとっては大事だと思っているので、ビートや音色に触発されてサウンドの方から組み立てていくアプローチは極力しないようにしている。デモを作る段階で編成のボリュームを決め込むので、レコーディングでそれを生楽器に置き換えた時にそれぞれのプレイヤーからのプラスアルファによって元の音数が減ることはあっても増えることはほとんどない。しかしあまり細かい部分まで決め込んでしまうとプレイヤーの演奏を縛ってしまうので、デモの段階では最低限のものを渡している。とはいえ、皆フレーズやリフはデモのままやってくれることが多いという。[19]
作詞の際は、まず曲のイメージを損なわない英語で仮の歌詞を書いてからデモを作り[注 7]、その後でメロディと母音や子音との関係性で英語詞にするか日本語詞にするかを決めるので、歌詞は思いつくのではなくあとから当てはめて行くという感じ[20][21]。
音楽的ルーツ
クラシック好きでジャズやポピュラー・ミュージックへの造詣も深い父親と古い歌謡曲が好きでバレエ経験のある母親の間に生まれ、音楽的環境に恵まれた家庭に育つ[22]。音楽的原体験はドビュッシーのピアノ曲[23]。バレエやピアノを習っていた影響で幼少期にはクラシック音楽を好んでいたが、ピアノ曲以外はあまり好きではなく、管弦楽曲でもバレエ音楽ばかりを聞いていた[23]。歌のある曲にはほとんど興味がなかったが、父親の影響でザ・ピーナッツは好きだった[23][24]。小学生の頃は、映画『風の谷のナウシカ』のサウンドトラックや母親の好きだった五輪真弓、太田裕美、朱里エイコ、大塚博堂、寺尾聡、来生たかお、ペドロ&カプリシャス、長谷川きよし[注 8]のような古い歌謡曲、そして父親の好きだった渡辺貞夫やビリー・ジョエルおよびニーナ・シモン、サラ・ボーン、エラ・フィッツジェラルドなどの女性ジャズ・ボーカリストを好んで聞いていた[23][25][26][27]。中学生になると、兄の影響でモータウンやソウル・ミュージック、R&Bなどのブラック・ミュージックに傾倒するようになり(フェイバリット・アーティストはマーヴィン・ゲイ)、邦楽をまったく聞かなくなった[26]。高校に進むとBLANKEY JET CITYをきっかけに日本語の歌詞を受け入れて再び邦楽も聞くようになり、洋楽ではレディオヘッドやビョークを聞いていた[28]。セックス・ピストルズには音よりもビデオなど映像の方で影響を受け、音として多く聴いていたのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パール・ジャムなど[28]。高校を辞めた後は感覚が昔に戻ったのか、改めてトッド・ラングレンやレッド・ツェッペリン、ビートルズなどを聞き直していた[28]。
ボーカリストとしてはフェアーグラウンド・アトラクションのエディ・リーダーに憧れていたが、声質がまるで異なることを自覚していたので、同様に好んで聞いていたジャニス・イアンを目指すことにした[8][24]。またデビュー当時、和製アラニス・モリセットとよく言われたが、本人としてはクランベリーズのドロレス・オリオーダン[注 9]のイメージだった[30]。
略歴
デビューまで
1978年、埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ[31][注 10]。先天性食道閉鎖症を抱えて生まれたため、生後すぐに新宿区の慶應義塾大学病院まで搬送され、2日間にわたる大手術を受ける[34]。外資系石油会社に勤める父親の転勤により2歳のとき静岡県清水市(現・静岡市清水区)に移り住み、約10年間を過ごす[34][35]。4歳の時に祖母に頼んでピアノを始める[34]。1990年、小学6年生の時に父親が福岡支店の勤務となり、福岡県福岡市早良区へ引越す[5][34][36][37][38]。それから高校中退後のフリーター時代までの約7年間が福岡育ち[38]。幼少時から10年以上ピアノとクラシック・バレエを習っていたが、前述の通り生後まもなく手術を受けた際に体の左右均等に力が入らない後遺症が残り、これが徐々に悪化したため断念したという[39]。
中学時代、友人とバンドを結成して学園祭などで何度か演奏するも解散[40]。高校に進学すると軽音楽部に入部、いくつものバンドを掛け持ちしてさまざまな楽器を担当する。軽音部のバンドはコピー・バンドが多かったので、洋楽・邦楽問わずコピーばかりを演奏していたが、次第に自分で曲を作るようになる[41]。そして学内だけでなく学外の友人ともバンドを組むようになり、ライブハウスでも演奏するようになる[42]。
1994年、高校1年生の時に第19回ホリプロタレントスカウトキャラバン 放課後の決選〜カラオケ・バトルロイヤルに出場[注 11][注 12]。
1995年、高校2年生の時に『Marvelous Marble(マーベラス・マーブル)』というバンドで「第9回 TEENS' MUSIC FESTIVAL」に出場。福岡地区で1位となり全国大会に進出、奨励賞を受賞する[43]。この時のティーンズ大賞・文部大臣奨励賞(グランプリ)はaiko。同年秋、RKBラジオの家村裕之ディレクターの推薦で長崎歌謡祭に出場し、ファイナリストとなっている[44]。また、高校2年の3学期が終わると同時に高校を中退[31][45]。ピザ屋や警備員等のバイトをしながらデモテープを作る日々を送る[46]。
1996年、フリーター生活をしながら[31]「The 5th MUSIC QUEST JAPAN」の福岡大会に再びバンドで出場するが、大会関係者にソロ転向を勧められて決勝の「MUSIC QUEST JAPAN FINAL」には「椎名林檎」として出場[注 13]、「ここでキスして。」を歌って優秀賞を獲得している[48]。地方予選の段階でいくつかのレーベルから声がかかり、その中から東芝EMI(現・EMI RECORDS)を選んで契約する。また、この大会で同じく優秀賞を受賞したaikoやグランプリを受賞した谷口崇とは音楽活動やプライベートを通じて交流するようになる[注 14]。
1997年の1月から3月までの間、知人の伝手を頼りイギリスで3か月間ホームステイする。レコード会社のスタッフと衝突したのが原因で、そこで思い悩み、デビューを決意して帰国する[49][50]。
1998 - 2003年:デビューからソロ活動休止まで
- 1998年
- 1999年
- 1月20日、サード・シングル「ここでキスして。」をリリース。
- 1月27日、ともさかりえのシングル「カプチーノ」に表題曲「カプチーノ」、カップリング曲「木蓮のクリーム」を提供。
- 2月24日、ファースト・アルバム『無罪モラトリアム』をリリース。先行シングル「ここでキスして。」のヒットを受けてミリオンヒットを記録する[52]。
- 4月より、初のライブツアー「先攻エクスタシー」が福岡公演を皮切りに全国6都市で行われた。また、仙台公演は体調不良のために順延となった。
- 6月、それまで出演していたCROSS FMの最後の公開放送を北九州スタジオで行う。
- 8月、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 1999 in EZO」に出演。
- 10月7日、東芝EMIのコンベンション・ライブ「MUSIC TALKS」にて、「東芝EMIガールズ」として宇多田ヒカルとともにカーペンターズの「I Won't Last a Day Without You」を披露[50]。
- 10月27日、4枚目のシングル「本能」を発売。プロモーション活動をナースのコスプレで行う。このシングルがミリオンセラーになり、世間に幅広く認知された。
- 11月、学園祭ライブツアー「学舎エクスタシー」(東海大学、昭和女子大学、西南学院大学、立命館大学)を行う。
- 2000年
- 1月26日、セカンド・アルバムからの先行シングルとして「ギブス」と「罪と罰」を2枚同時発売[注 16]。
- 3月16日から30日までの間、セカンド・アルバムの中から1曲(「浴室」)をプロモーションとしてインターネット上で無料配信したところ、2週間で25,000ダウンロードを記録した[注 17][54]。
- 3月31日、セカンド・アルバム『勝訴ストリップ』をリリース。オリコンで230万枚を超える大ヒットを記録し、このアルバムで日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー[55]、第42回日本レコード大賞 ベストアルバム賞[56]を受賞する。
- 4月17日より、2度目のライブツアー「下剋上エクスタシー」を行う。栃木県総合文化センターを皮切りに、全国14都市を回った。
- 6月21日、ともさかりえのシングル「少女ロボット」に表題曲「少女ロボット」他2曲を提供。
- 6月から7月まで、ガールズバンド「発育ステータス」を結成してシークレット・ライブハウスツアー「御起立ジャポン」を行った。
- 7月30日、福岡県飯塚嘉穂劇場にて一夜限りのライブ「(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」を開催。この時実施されたインターネットライブ中継で、瞬間同時アクセス数が当時の日本新記録となる17,300ストリームを記録した[注 18][57]。
- 11月、ギタリストの弥吉淳二と極秘入籍[58]。
- 2001年
- 2002年
- 1月、弥吉淳二と離婚[58]。
- 5月27日、初のカバー・アルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』発売。
- 10月27日発売のスピッツのトリビュート・アルバム『一期一会 Sweets for my SPITZ』に参加、「スピカ」をカバーした。
- 2003年
- 1月22日、復帰後初のシングル「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」を発売。自身初のオリコンシングルチャート 1位を獲得した。
- 2月23日、サード・アルバム『加爾基 精液 栗ノ花』を発売。それに先駆けて、アルバムのプロモーションのためにTBSの報道番組「筑紫哲也 NEWS23」内のコーナー「金曜深夜便」(2月21日放送)に録画で出演し、メインキャスターの筑紫哲也と対談。これが活動休止後初の地上波テレビ出演となった。またテレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」(3月26日放送)に今度は生出演し、同様にメインキャスターの久米宏と対談した。アルバムの発売当日には、それを記念したコンサートイベント「実演生中継 賣笑エクスタシー」を東京都九段会館で開催。その模様は全国各地のホールやライブハウスに衛星生中継された。
- 8月より、約3年ぶりの全国ツアー「実演ツアー 雙六エクスタシー」を開催[注 20]。9月27日には追加公演として初の日本武道館公演を行う。また夏の間にトレードマークだった鼻の下のほくろを手術によって除去[11]。
- 11月25日、9枚目のシングル「りんごのうた」を発表。この楽曲は10月から11月にかけてNHK「みんなのうた」で放送された。このシングルで、一旦、ソロ活動を停止する。
2004 - 2007年:東京事変始動
- 2004年
- 5月31日、バンド「東京事変」としての活動を宣言。神戸でのライブイベントを皮切りに「MEET THE WORLD BEAT」、「FUJI ROCK FESTIVAL '04」、「SUNSET LIVE 2004」に参加、同年9月にシングル、11月にはアルバムを発売(詳細は東京事変を参照のこと)。
- 2005年
- 7月8日、フジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」にて、福岡のアマチュア時代から親交のあったZAZEN BOYSの向井秀徳が自身の特集回で椎名を歌のゲストとして招き、共演を果たす[59]。
- 12月、公式ファンクラブ「林檎班」の会員限定イベント「第1回林檎班大会 アダルト・オンリー」にて、久々にソロでのライブを行う。
- 2006年
- 11月11日、椎名林檎名義としては3年ぶりのリリースとなるSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作品「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」を配信限定で発売し、ソロとして本格復帰を果たす。この楽曲はフォトグラファー蜷川実花初の監督作品であり、椎名が初の音楽監督を務める翌2007年公開の映画「さくらん」の主題歌で、劇中には様々なバージョンの楽曲が挿入歌として使用されている。
- 2007年
- 1月17日、椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平名義でシングル「この世の限り」を発売。この楽曲は映画「さくらん」のエンディング・テーマに起用された。
- 2月21日、椎名林檎としては4年ぶりとなるアルバム『平成風俗』を斎藤ネコとの共同名義で発売。
- 2月23日、フジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」に出演、ゲストとして招いたシアトル・マリナーズ所属(当時)のメジャーリーガー・イチローと対談を行った[60]。
2008年 - 2012年:デビュー10周年から東京事変解散まで
- 2008年
- 2月15日、映画『さくらん』で「第31回日本アカデミー賞」の音楽賞にノミネートされ、優秀音楽賞を受賞。
- 3月、香港国際映画祭が主催するイベント「アジアン・フィルム・アワード」に作曲賞でノミネートされる。
- 5月27日、デビュー10周年企画が始動。同日に10周年特別サイト「椎名林檎10周年記念特設サイト ringo10th.com」を開設する。
- 7月2日、デビュー10周年企画の第1弾として、10周年記念コンピレーション・アルバム『私と放電』と10周年記念ビデオクリップ集『私の発電』を2作同時に発売。
- 8月中旬、北海道で開催された「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO」に出演。15日は東京事変名義で、16日には椎名林檎名義で出演した。
- 9月3日リリースのTOKIOのシングル「雨傘/あきれるくらい 僕らは願おう」に表題曲のひとつ「雨傘」とカップリング曲の「渦中の男」の2曲を提供。
- 9月17日、デビュー10周年企画の第2弾として、2000年に行われたライブを収録したDVD『座禅エクスタシー』を発売。
- 11月25日、デビュー10周年企画の第3弾として、CD-BOX『MoRA』とDVD-BOX『MoRA』(高音質音声トラック)を同時発売。それ以外にも、『無罪モラトリアム』と『勝訴ストリップ』のアナログ盤を初回生産限定で同時発売。
- 11月28日から30日までの三日間、デビュー10周年を記念したソロライブ「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」をさいたまスーパーアリーナで開催。
- 2009年
- 3月6日、芸術選奨文部科学大臣新人賞の大衆芸能部門に選ばれる[2]。
- 3月11日、DVD『Ringo EXPO 08』を発売。
- 5月2日と3日に開催された亀田誠治総指揮によるライブイベント「亀の恩返し」の一日目に出演[61]。
- 5月27日、純粋なソロ名義としては約5年半ぶりのシングル「ありあまる富」を発売。この楽曲はTBS系列のテレビドラマ『スマイル』の制作スタッフからの依頼と要望を受け、ドラマのために書き下ろされたもので、ソロ名義での連続ドラマのタイアップはこれが初である[62]。
- 6月24日、約6年4ヶ月ぶりに4作目のオリジナル・アルバム『三文ゴシップ』を発売[63]。オリコンアルバムチャート初登場1位を獲得[64]。このアルバム収録の「二人ぼっち時間」は、6月放送のみんなのうたで放送された。
- 11月、江崎グリコの「ウォータリングキスミント」のイメージキャラクターに選ばれ、11月17日からは本人出演のCMの放送も開始された。椎名がCM出演するのはこれが初である[65]。CMソングには東京事変の楽曲が採用され、それぞれ採用順に能動的三分間」・「勝ち戦」・「ドーパミント!」・「空が鳴っている」が起用された。特に、第1弾CM内でムーンウォークを披露したシーンは大きな話題を呼び、後に「能動的三分間」をシングル曲として発表した際、椎名林檎本人がCM同様に同曲のミュージックビデオの映像中でムーンウォークを披露している。
- 2011年
- 11月2日、ソロ名義では約2年半振りとなるシングル「カーネーション」を発売。この楽曲は同年10月から放送が開始されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌として依頼を受けて書き下ろされた。
- 12月31日、第62回NHK紅白歌合戦に初出場。本番では東京事変のメンバーも出演し、「カーネーション」と東京事変のシングル「空が鳴っている/女の子は誰でも」からの楽曲「女の子は誰でも」を『カーネーション - 紅組なら誰でも』としてメドレーで披露した。
- 2012年
- 1月11日、東京事変の解散を発表。本人による解散声明文には「事変は来(きた)る閏日(うるうび)解散致します」とあり、2012年2月14日より最後のツアー「東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」を開催した後、ツアー最終日となる2月29日をもって解散した。
- 5月16日、東京事変解散後、初となる楽曲「自由へ道連れ」を配信限定でリリース。同曲はTBS系ドラマ「ATARU」の主題歌として書き下ろされた。
- 8月8日にリリースされたSMAPのアルバム『GIFT of SMAP』に楽曲(「真夏の脱獄者」)を提供。
- 9月から10月にかけて東京芸術劇場のプレイハウスにて上演された野田秀樹の第17回公演NODA MAP「エッグ」で、野田の依頼により劇中の音楽を担当。また前月の8月31日には劇中で歌われた楽曲をアルバム「毒苺」(歌唱は深津絵里)としてリリース。
2013年 – 現在:デビュー15周年
- 2013年
- 5月27日、デビュー15周年のこの日に12枚目のシングル「いろはにほへと/孤独のあかつき」と女優の真木よう子に楽曲提供したシングル「幸先坂」を同時発売。
- 6月26日、SOIL&"PIMP"SESSIONSと椎名林檎名義によるシングル「殺し屋危機一髪」を発売。
- 9月12日、「椎名林檎 15周年特設サイト」を開設。
- 11月13日、コンピレーション・アルバム『浮き名』、ライブ・アルバム『蜜月抄』、Blu-ray Discボックス『LiVE』、ミュージック・ビデオ集『The Sexual Healing Total Care Course 120min.』を発売。
- 11月18日から、オーチャードホールで5年ぶりとなる単独公演「椎名林檎 十五周年 党大会 平成二十五年神山町大会」を開催。この公演中、ファンに向けてこの年の初夏に女児を出産したことを会場で報告した。
- 11月28日・29日、浜離宮朝日ホールで、8年ぶりとなるファンクラブ会員限定コンサート「椎名林檎 十五周年 班大会 平成二十五年浜離宮大会」を開催。
- 2014年
- 2月13日から16日にかけて東京劇術劇場シアターイーストで上演された野田秀樹作の一人芝居『ガラスの国のティンカーベル』に劇中曲を提供。
- 5月27日、初のセルフカバー・アルバム『逆輸入 〜港湾局〜』を発売。
- 6月11日、13枚目のシングルとして「NIPPON」を発売。本楽曲は2014年度NHKサッカー中継のテーマソングとして書き下ろされた。
- 11月5日、約5年半ぶりとなるオリジナル・アルバム『日出処』を発売。それに先駆けてアルバム収録曲「ありきたりな女」を10月1日に先行配信。
- 11月29日から12月21日まで、アリーナツアー「林檎博'14 -年女の逆襲-」を開催[66]。
- 12月31日、第65回NHK紅白歌合戦に2度目の出場。
- 2015年
- 2月25日、14枚目のシングル「至上の人生」を発売。日本テレビ系ドラマ「○○妻」の主題歌として書き下ろされた。
- 5月13日、アニメ映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』の主題歌に採用された配信限定曲「最果てが見たい」を、映画の世界公開に合わせて全世界同時配信リリース[67]。
- 7月26日、「FUJI ROCK FESTIVAL '15」(GREEN STAGE)に出演。
- 8月1日、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」(GRASS STAGE)に出演。
- 8月5日、両A面となる15枚目のシングル「長く短い祭/神様、仏様」を発売。
- 8月16日、自身初の海外公演「椎名林檎 (生)林檎博'15 -垂涎三尺-」を台湾・台北南港展覧館にて開催[68]。
- 12月31日、第66回NHK紅白歌合戦に3度目の出場。
- 2016年
- 1月25日、リオデジャネイロオリンピック閉会式・同パラリンピック閉会式における、2020年東京オリンピック・同パラリンピックへの「フラッグハンドオーバーセレモニー」検討メンバー(プランニング担当)に就任[69]。
- 2月28日、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」で「BEST FEMALE ARTIST(もっとも優れた女性ソロアーティストに授与される賞)」を受賞[70]。
- 12月31日、第67回NHK紅白歌合戦に4度目の出場。
- 2017年
- 『おとなの掟』を発売。ドラマ「カルテット」の主題歌として書き下ろした。大ヒットを記録し、2017年度に最も売れた配信シングルとなった[71]。
- 『目抜き通り』を発売。大型商業施設「GINZA SIX」のテーマソングとして、銀座の魅力を表現した新たなる銀座のテーマソング制作の依頼を受けて椎名林檎が書き下ろした。
- 12月、2020年東京オリンピックの『4式典総合プランニングチーム』に選出される[3]。
- 12月31日、第68回NHK紅白歌合戦に5度目の出場。
ディスコグラフィー
シングル
発売日 | タイトル | 備考 | 収録アルバム | |
---|---|---|---|---|
1 | 1998年5月27日 | 幸福論 | 無罪モラトリアム | |
1999年10月27日 | 再発盤 | |||
2 | 1998年9月9日 | 歌舞伎町の女王 | ||
3 | 1999年1月20日 | ここでキスして。 | ||
4 | 1999年10月27日 | 本能 | 勝訴ストリップ | |
5 | 2000年1月26日 | ギブス | ||
6 | 罪と罰 | |||
- | 2000年9月13日 | 絶頂集 | シングル集 | |
7 | 2001年3月28日 | 真夜中は純潔 | ||
8 | 2003年1月22日 | 茎(STEM)〜大名遊ビ編〜 | 加爾基 精液 栗ノ花 | |
9 | 2003年11月25日 | りんごのうた | ||
- | 2007年1月17日 | この世の限り[注 21] | 平成風俗 | |
10 | 2009年5月27日 | ありあまる富 | 日出処 | |
11 | 2011年11月2日 | カーネーション | ||
12 | 2013年5月27日 | いろはにほへと/孤独のあかつき | ||
13 | 2014年6月11日 | NIPPON | ||
14 | 2015年2月25日 | 至上の人生 | ||
15 | 2015年8月5日 | 長く短い祭/神様、仏様 | 両A面シングル |
配信限定シングル
発売日 | タイトル | 収録アルバム |
---|---|---|
2006年11月11日 | カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)[注 22] | 三文ゴシップ |
2009年9月30日 | MY FOOLISH HEART〜crazy in shibuya〜[注 22] | 浮き名 |
2012年1月7日 | Between Today and Tomorrow | |
2012年5月16日 | 自由へ道連れ | 日出処 |
2016年8月22日 | ジユーダム | |
2017年4月20日 | 目抜き通り[注 23] |
アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1999年2月24日 | 無罪モラトリアム | オリジナル |
2 | 2000年3月31日 | 勝訴ストリップ | |
2002年5月27日 | 唄ひ手冥利〜其ノ壱〜 | カバー | |
3 | 2003年2月23日 | 加爾基 精液 栗ノ花 | オリジナル |
2007年2月21日 | 平成風俗[注 24] | コラボ | |
2008年7月2日 | 私と放電 | カップリング集 | |
4 | 2009年6月24日 | 三文ゴシップ | オリジナル |
2013年11月13日 | 浮き名 | コラボ・ベスト | |
蜜月抄 | ライブ・ベスト | ||
2014年5月27日 | 逆輸入 〜港湾局〜 | セルフ・カバー | |
5 | 2014年11月5日 | 日出処 | オリジナル |
2017年12月6日 | 逆輸入 〜航空局〜 | セルフカバー | |
2018年5月23日 | アダムとイヴの林檎 | トリビュート |
映像作品
- 性的ヒーリング〜特別御奉仕編〜(VHS・1999年)
発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|
1999年11月10日 | 性的ヒーリング〜其ノ壱〜 | ミュージック・ビデオ |
2000年8月30日 | 性的ヒーリング〜其ノ弐〜 | ミュージック・ビデオ |
2000年12月7日 | 下剋上エクスタシー | ライブ・ビデオ |
発育ステータス 御起立ジャポン | ライブ・ビデオ | |
2003年1月22日 | 短篇キネマ 百色眼鏡 | 短篇映画 |
2003年5月27日 | 賣笑エクスタシー | ライブ・ビデオ |
2003年8月20日 | 性的ヒーリング〜其ノ参〜 | ミュージック・ビデオ |
2003年12月17日 | Electric Mole | ライブ・ビデオ |
2007年2月21日 | 第一回林檎班大会の模様 | ライブ・ビデオ |
2007年4月25日 | 平成風俗 大吟醸[注 24] | ミュージック・ビデオ |
2008年7月2日 | 私の発電 | ミュージック・ビデオ |
2008年9月17日 | 座禅エクスタシー | ライブ・ビデオ |
2009年3月11日 | Ringo EXPO 08 | ライブ・ビデオ |
2009年8月26日 | 性的ヒーリング〜其ノ四〜 | ミュージック・ビデオ |
2013年11月13日 | The Sexual Healing Total Care Course 120min. | ミュージック・ビデオ |
2014年3月19日 | 党大会 平成二十五年神山町大会 | ライブ・ビデオ |
2015年3月18日 | (生)林檎博'14 ―年女の逆襲― | ライブ・ビデオ |
2017年5月31日 | 椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015 | ライブ・ビデオ |
アナログ盤
発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|
2001年3月16日 | 真夜中は純潔 | シングル |
2003年5月27日 | 加爾基 精液 栗ノ花 | アルバム |
2007年4月25日 | 平成風俗[注 24] | アルバム |
2008年11月25日 | 無罪モラトリアム | アルバム |
勝訴ストリップ | アルバム | |
2009年8月26日 | サタデーナイト・ゴシップ | アルバム |
ボックス・セット
発売日 | タイトル | 規格 |
---|---|---|
2008年11月25日 | MoRA | CD(4枚組) |
DVD(6枚組) | ||
2013年11月13日 | LiVE | BD(8枚組) |
参加作品
他アーティストの作品
アーティスト | 発売日 | 収録 | 楽曲 | 参加内容 |
---|---|---|---|---|
谷口崇 | 1998年12月18日 | becoming | 「becoming」 | コーラス |
「Rock & Hammer」 | ||||
ハートバザール | 1999年1月30日 | バオバブ | 「白い夢」 | ピアノ |
椎名純平 | 2002年5月27日 | discover | 「WHERE IS THE LOVE」 | デュエット |
ZAZEN BOYS | 2004年9月1日 | ZAZEN BOYS II | 「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」 | コーラス |
「安眠棒」 | ||||
MO'SOME TONEBENDER | 2005年12月7日 | Rockin' Luuula | 「ロッキンルーラ」 | ピアノ、コーラス |
「マッシュポテト・ブギー」 | カズー | |||
浅井健一 | 2006年7月12日 | 危険すぎる | 「危険すぎる」 | コーラス |
マボロシ | 2006年7月12日 | マボロシのシ | 「あまいやまい feat. 椎名林檎」 | ボーカル、作詞曲 |
SOIL&"PIMP"SESSIONS | 2009年9月16日 | 6 | 「MY FOOLISH HEART 〜crazy on earth〜」 | ボーカル、作詞 |
レキシ | 2011年3月16日 | レキツ | 「きらきら武士 feat. Deyonna」 | ボーカル(Deyonnaとして参加) |
TOWA TEI | 2013年7月10日 | LUCKY | 「APPLE」 | ボーカル |
冨田ラボ | 2013年10月23日 | Joyous | 「やさしい哲学 feat. 椎名林檎」 | ボーカル、作詞 |
「都会の夜 わたしの街 feat.原 由子, 横山剣, 椎名林檎, さかいゆう」 | ボーカル | |||
「この世は不思議 feat. 原 由子, 横山剣, 椎名林檎, さかいゆう」 | ボーカル | |||
ホセ・ジェイムズ | 2014年6月4日 | While You Were Sleeping | 「明日の人 feat. 椎名林檎」 | ボーカル、作詞 |
宇多田ヒカル | 2016年9月28日 | Fantôme | 「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」 | ボーカル |
トリビュート・アルバム
アーティスト | 発売日 | 収録 | 楽曲 |
---|---|---|---|
松任谷由実 | 1999年9月22日 | Dear Yuming | 「翳りゆく部屋」 |
2002年12月11日 | Queen's Fellows | ||
2009年4月8日 | Shout at YUMING ROCKS | ||
スピッツ | 2002年10月17日 | 一期一会 Sweets for my SPITZ | 「スピカ」 |
ジョン・レノン | 2005年9月30日 | HAPPY BIRTHDAY,JOHN | 「yer blues」(『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』より) |
ザ・ビートルズ | 2009年10月14日 | LOVE LOVE LOVE |
オムニバス・アルバム
発売日 | 収録 | 楽曲 |
---|---|---|
2004年4月23日 | OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM- (映画「CASSHERN」公式アルバム) |
「茎(ステム)」 |
2008年5月21日 | First Kiss-15 Special Love Songs | 「ここでキスして。」 |
2009年3月4日 | ⅰ〜ずっと、ずっと、愛してる〜 | 「ギブス」 |
2009年10月7日 | GIRLY ROCK BABY★★★ | 「幸福論」 |
カバー曲
ただし、カバーアルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』の収録曲は割愛
- アンコンディショナル・ラブ(原題:Unconditional Love)
- シンディ・ローパーのカバー。シングル「歌舞伎町の女王」に収録。
- クレイジーフォーユー(原題:Crazy for You)
- マドンナのカバー。ライブツアー「先攻エクスタシー」で披露された。
- 翳りゆく部屋
- 松任谷由実[注 25]のカバー。トリビュート・アルバム『Dear Yuming』、『Queen's Fellows』、『Shout at YUMING ROCKS』に収録。
- 東京の女
- ザ・ピーナッツのカバー。シングル「ギブス」に収録。学園祭ツアー「学舎エクスタシー」で披露された。
- 君ノ瞳ニ恋シテル(原題:Can't Take My Eyes off You)
- フランキー・ヴァリのカバー。シングル「罪と罰」に収録。ライブツアー「下剋上エクスタシー」で披露された。
- スピカ
- スピッツのトリビュート・アルバム『一期一会 Sweets for my SPITZ』に収録。
- Georgy Porgy (2002年4月10日正午-4月17日正午、5月1日正午-5月9日正午配信)
- 邪(椎名林檎によるTOTOのコピーバンド)名義によるカバー。インターネットでのみ販売された。
- どうぞこのまま
- 丸山圭子のカバー。「恍惚極秘演奏会」などで披露された。
- U.F.O.
- ピンク・レディーのカバー。学園祭ツアー「学舎エクスタシー」や「虚栄ブランコ」で披露された。
- Creep
- レディオヘッドのカバー。学園祭ツアー「学舎エクスタシー」や「虚栄ブランコ」で披露された。
- 拝啓EMI殿(原題:E.M.I.)
- セックス・ピストルズのカバー。「座禅エクスタシー」で披露されているが、DVDには収録されていない。
- マイラグジュアリーナイト
- 元はしばたはつみの楽曲だが来生たかお版をカバー。「恍惚極秘演奏会」や「座禅エクスタシー」で披露された。
- 8823
- スピッツのカバー。「激昂クヲンタイヅ」で披露された。
- delayed brain
- NUMBER GIRLのカバー。ライブツアー「雙六エクスタシー」の日本武道館公演で、一部を披露した。
- 港町十三番地
- 美空ひばりのカバー。ライブツアー「雙六エクスタシー」で披露された。
- 白い花の咲く頃
- 岡本敦郎のカバー。ライブツアー「雙六エクスタシー」の沖縄公演で披露。日本武道館公演でも一部披露された。
- パパイヤマンゴー(原題:Mangos)(2007年2月21日)
- ローズマリー・クルーニーのカバー。アルバム『平成風俗』に収録。
- Fly me to the moon
- 「第1回林檎班大会 アダルト・オンリー」で、長谷川きよしと披露。
- Misty
- 斎藤ネコストリングスカルテットのライブにゲスト出演した際に披露。
- Alfie
- バート・バカラックのカバー。「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO」で、椎名に提供した「IT WAS YOU」と共に披露。
- traveling
- 宇多田ヒカルのカバー。「椎名林檎 思い付きライブ ちょっとしたレコ発2014」5月27日の横浜公演で、宇多田の結婚祝いと称し披露。これを聴いたファンが宇多田にTwitterで報告すると、宇多田は「なんて素敵なことをしてくれるんだ!」と喜びを爆発させた。
- Letters
- 宇多田ヒカルのカバー。宇多田ヒカルデビュー15周年記念企画ソングカバー・アルバム『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』に収録。
- 13 jours au Japon 〜2020日本の夏〜
- ピエール・バルーのカバー。ピエール・バルーが設立したサラヴァの発足50周年を記念したコンピレーションアルバム『サラヴァの50年』に収録。
提供曲・プロデュース
アーティスト | 曲名 | 備考 | 発売日 | 収録 |
---|---|---|---|---|
広末涼子 | プライベイト |
作詞・作曲:シーナ・リンゴ 編曲:斎藤有太 |
1998年10月7日 | ジーンズ |
1999年2月17日 | private | |||
1999年11月25日 | RH Singles&... | |||
2002年2月27日 | 広末涼子 Perfect Collection | |||
2013年9月25日 | RH Singles&...〜edition de luxe〜 | |||
ともさかりえ | カプチーノ |
作詞・作曲:シーナ・リンゴ 編曲:亀田誠治
|
1999年1月27日 | カプチーノ |
1999年2月24日 | むらさき。 | |||
1999年10月8日 | rie tomosaka best | |||
2009年6月24日 | rie tomosaka best +3 | |||
木蓮のクリーム |
作詞・作曲:シーナ・リンゴ 編曲:亀田誠治
|
1999年1月27日 | カプチーノ | |
1999年2月24日 | むらさき。 | |||
2009年6月24日 | rie tomosaka best +3 | |||
シャンプー |
作詞・作曲:シーナ・リンゴ 編曲:亀田誠治
|
1999年2月24日 | むらさき。 | |
少女ロボット |
作詞・作曲・編曲:シーナ・リンゴ |
2000年6月21日 | 少女ロボット | |
2009年6月24日 | rie tomosaka best +3 | |||
いけない子 |
作詞・作曲・編曲:シーナ・リンゴ
|
2000年6月21日 | 少女ロボット | |
2009年6月24日 | rie tomosaka best +3 | |||
日本(にっぽん)に生まれて |
作詞・作曲・編曲:シーナ・リンゴ
|
2000年6月21日 | 少女ロボット | |
2009年6月24日 | rie tomosaka best +3 | |||
都会のマナー |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲・演奏:東京事変
|
2009年6月24日 | トリドリ。 | |
子供の情憬 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:椎名林檎・伊澤一葉 | |||
TOKIO | 雨傘 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:東京事変 |
2008年9月3日 | 雨傘/あきれるくらい 僕らは願おう |
2012年8月24日 | 17 | |||
2014年7月16日 | HEART | |||
渦中の男 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:東京事変
|
2008年9月3日 | 雨傘/あきれるくらい 僕らは願おう(通常盤のみ) | |
PUFFY | 日和姫 | 作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変
|
2009年2月25日 | 日和姫 |
2009年6月17日 | Bring it! | |||
主演の女 | 作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変
|
Bring it! | ||
栗山千明 | おいしい季節 |
作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変
|
2011年3月2日 | おいしい季節/決定的三分間 |
2011年3月16日 | CIRCUS | |||
2012年1月11日 | CIRCUS Deluxe Edition | |||
決定的三分間 |
作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変
|
2011年3月2日 | おいしい季節/決定的三分間 | |
2011年3月16日 | CIRCUS | |||
2012年1月11日 | CIRCUS Deluxe Edition | |||
月夜の肖像 |
作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変 |
2011年11月23日 | 月夜の肖像 | |
2012年1月11日 | CIRCUS Deluxe Edition | |||
青春の瞬き |
作詞・作曲・編曲:椎名林檎 演奏:東京事変
|
2011年11月23日 | 月夜の肖像 | |
2012年1月11日 | CIRCUS Deluxe Edition | |||
SMAP | 真夏の脱獄者 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:服部隆之
|
2012年8月8日 | GIFT of SMAP |
華麗なる逆襲 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:村田陽一
|
2015年2月18日 | 華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ | |
2016年12月21日 | SMAP 25 YEARS | |||
真木よう子 | 幸先坂 |
作詞・作曲:椎名林檎 演奏:林正樹
|
2013年5月27日 | 幸先坂 |
石川さゆり | 暗夜の心中立て |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ
|
2014年4月2日 | 暗夜の心中立て |
2014年4月23日 | X -Cross II- | |||
名うての泥棒猫 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ
|
2014年4月2日 | 暗夜の心中立て | |
2014年4月23日 | X -Cross II- | |||
最果てが見たい | 作詞・作曲:椎名林檎 編曲:林正樹 | 2014年4月23日 | X -Cross II- | |
柴咲コウ | 野性の同盟 |
作詞・作曲・編曲:椎名林檎
|
2015年11月25日 | 野性の同盟 |
林原めぐみ | 薄ら氷心中 |
作詞・作曲・編曲・ボーカルディレクション:椎名林檎 木管編曲:村田陽一 |
2016年2月3日 | 薄ら氷心中 |
我れは梔子 |
作詞・作曲・ボーカルディレクション:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ | |||
今際の死神 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ
|
2017年2月22日 | 今際の死神 | |
命の息吹き |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:林正樹 | |||
Doughnuts Hole (松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平) |
おとなの掟 |
作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ・椎名林檎 |
2017年2月7日配信開始 |
劇伴など
- 小林賢太郎 プロデュース公演第四番『LENS』(2004年7月)
- 音楽を担当。主題歌に「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」を提供。
- 映画『さくらん』(2007年2月公開)
- 音楽監督。主題歌に「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」、エンディングテーマに「この世の限り」を提供した他、全劇中音楽を担当。
- 挿入歌として「玉手箱」を提供。
- ドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』(2012年1月公開)
- テーマ音楽に「Between Today and Tomorrow」を提供。
- 野田秀樹 NODA MAP 第17回公演『エッグ』(2012年9月 - 10月)
- 音楽を担当。劇中曲全8曲を収録したアルバム『毒苺』も発売された。
- 舞台『障子の国のティンカーベル』(2014年2月13日 - 16日)
- 野田秀樹作の一人芝居に劇中曲を提供。
未音源化曲
- 乳頭デストロイヤー[75]
- 1999年に行われた学園祭ツアー『学舎エクスタシー』で披露された曲。
- 果物の部屋
- 1999年に行われた学園祭ツアー『学舎エクスタシー』で披露された曲。アルバム『日出処』に収録されている「静かなる逆襲」の原曲で、歌詞が書き直されている。
- 玉手箱
NHK紅白歌合戦出場歴
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2011年 (平成23年)/第62回 | 初 | カーネーション-紅組なら誰でも | 10/25 | 森進一 | 「カーネーション」「女の子は誰でも」のメドレー バンドメンバーとして東京事変が出演。 |
2014年 (平成26年)/第65回 | 2 | NIPPON -紅白ボーダレス篇- | 19/23 | SMAP | |
2015年 (平成27年)/第66回 | 3 | 長く短い祭 〜ここは地獄か天国か篇〜 | 16/26 | 嵐 | 「長く短い祭」「神様、仏様」のメドレー 向井秀徳、浮雲もゲストボーカルとして出演。 |
2016年 (平成28年)/第67回 | 4 | 青春の瞬き -FROM NEO TOKYO 2016- | 8/23 | 福田こうへい | 東京都新宿区・東京都庁都民広場からの中継で登場。 バンドメンバーとして東京事変の二期メンバー全員が出演。 |
2017年 (平成29年)/第68回 | 5 | 目抜き通り | 17/23 | トータス松本 | 共演 |
*出演順は「出演順/出場者数」を表す。 |
単独コンサート
- 実演ツアー 先攻エクスタシー(1999年4月1日 - 18日)
- 初の全国ツアー
- 福岡、大阪、名古屋、金沢、東京、仙台
- 実演ツアー 下剋上エクスタシー(2000年4月17日 - 6月7日)
- 2度目の全国ツアー
- 宇都宮、金沢、新潟、東京、広島、鹿児島、長崎、高松、大阪、仙台、福岡、名古屋、札幌、盛岡
- 椎名林檎としてではなく「発育ステータス」というバンドとして行ったライブハウスツアー。
- 2000年6月27日 福岡DRUMLOGOS、6月29日 広島並木ジャンクション、7月4日 神戸チキンジョージ、7月8日 新宿リキッドルーム
- 実演生中継 賣笑エクスタシー(2003年2月23日)
- 全12会場に衛星中継したライブ(東京の九段会館には椎名本人が登場)。
- 東京、札幌、仙台、金沢、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、松山、北九州、長崎
- 実演ツアー 雙六エクスタシー(2003年8月23日 - 9月21日)
- 3度目の全国ツアー
- 東京、名古屋、広島、神戸、京都、函館、福岡、沖縄
- 実演ツアー 雙六エクスタシー 日本武道館公演(2003年9月27日)
- ツアーの追加公演
- 2005年12月12日・13日 恵比寿ザ・ガーデンホール、12月20日・21日 代官山UNIT
- デビュー十周年記念ライブ
- 2008年11月28日・29日・30日 さいたまスーパーアリーナ
- 2013年11月18日・19日・20日・25日・26日 オーチャードホール
- 椎名林檎 十五周年 班大会 平成二十五年浜離宮大会
- 2013年11月28日・29日 浜離宮朝日ホール
- 2014年5月26日・27日 大さん橋ホール
- 2014年6月5日・6日 サンケイホールブリーゼ
- 椎名林檎 (生)林檎博'15 ―垂涎三尺―
- 2015年8月16日 台北南港展覧館(Nangang Exhibition Hall)
- 椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015(2015年10月14日 - 12月20日)
- 12年ぶり4度目となる全国ツアー
- 東京、大阪、名古屋、新潟、仙台、福岡、神奈川、札幌、神戸、広島
出演
テレビ
- 2005年には東京事変として「ポップジャム PJ PURE SIDE」に出演した。
- NHK総合「椎名林檎 お宝ショウ@NHK」(本放送 2007年3月10日深夜、再放送 3月28日深夜)
- アルバム『平成風俗』が発売された際に放送された特別番組。4月5日には、国際放送テレビジャパン[注 27]で海外に向けても放送された。
- NHK総合「MUSIC JAPAN」
- NHK総合「SONGS」(第一夜 2009年6月24日、第二夜 2009年7月1日、2014年4月12日)
- NHK BS2「フォークの達人」(2007年2月2日)
- 長谷川きよし編のゲストシンガーとして出演。
- 坂東玉三郎編にコメント出演。
- NHK BS-2、BS-hi「ザ少年倶楽部プレミアム」
- ゲストの亀田誠治へのコメント出演。
- 読売テレビ「ICHIRO-MONDOW 〜Two Chairs〜」(2007年1月6日、1月27日、2月17日、3月10日、3月31日)
- テレビ朝日系列「ま!いっか」(1999年2月5日)
- テレビ朝日系列「ミュージックステーション」
- テレビ朝日系列「ニュースステーション」(2003年3月26日)
- 生出演で久米宏と対談し、歌も披露。
- TBS系列「筑紫哲也 NEWS23」(2003年2月21日)
- TBS系列「COUNT DOWN TV」
- TBS系列「王様のブランチ」(2009年6 月27日)
- インタビュー出演。
- メインゲスト向井秀徳の対談相手として初出演[76]。その後、ソロでは1回(2007年2月23日)[60]、東京事変としては2回(2006年1月27日、2007年9月21日)出演している[77][78]。
- フジテレビ系列「めざにゅ〜」(2009年6月15日)
- 「ハマSONG」のコーナーに出演。
- フジテレビ系列「めざましテレビ」
- フジテレビ系列「魁!音楽番付〜JET〜」(2009年6月24日)
- インタビュー出演。
- テレビ東京系列「JAPAN COUNTDOWN」
- SWITCHインタビュー 達人達(2014年11月29日、NHK Eテレ)作家西加奈子と対談
ラジオ
- CROSS FM「椎名林檎の悦楽巡回(えつらくパトロール)」(1998年10月〜1999年3月、1999年4月〜1999年6月)
- MUSIC VOICEという番組枠内で椎名がナビゲーターを務めていた番組。上記放送期間以外にも、「添い寝スペシャル」や「姫初めスペシャル」などというサブタイトルをつけて放送されたことがある。また、ゲストを迎えて放送された回がある。
- NHK-FM「ミュージックライン」(2009年6月22日)
- JFN「Asahi SUPER DRY Access All Area 〜椎名林檎 リンリン生唾ラヂヲ〜」(2001年4月8日)
- 椎名林檎特集。産休中のため本人出演はなく、事前に録音されたインタビューが流れた。
- JFN「ASAHI SUPERDRY MUSIC FLAG」(2009年6月28日)
- 竹内まりやのナビゲートで椎名林檎特集。
- TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」内「Perfume LOCKS!」(2011年5月11日)
- TOKYO FM「McDonald's SOUND IN MY LIFE」(2011年5月14日)
- TOKYO FM「ラジオ 風とロック」
- TOKYO FM「ラジオ 元・風とロック」
- TOKYO FM「松任谷由実 Sweet Discovery」(2011年7月3日)
- TOKYO FM「Blue Ocean」
- J-WAVE「TOKIO HOT 100」
ナレーション
- NHK総合「武道館に桜が咲いた日 〜アンジェラ・アキ ライブ&ドキュメント〜」(2007年3月18日)
- WOWOWライブ「坂東玉三郎の宇宙」(2013年3月16日)
- テレビCM「グリコ チーザ」(2014年)[注 28]
- 衛星劇場「立川談志特別番組『遺芸 立川談志』」(2014年11月21、25、30日)
テレビCM
- グリコ「ウォータリングキスミント」(2009年11月〜2012年2月)
- CMソングには東京事変の楽曲「女の子は誰でも」が使用された。
- au「isai vivid」(2015年5月〜)
- CMソングには椎名の楽曲「神様、仏様」が使用された[80]。同楽曲にはZAZEN BOYSの向井秀徳がラップとして参加しており、CM「isai vivid 『横切るisai』」篇のナレーションも担当している[81]。
ミュージック・ビデオ
その他
- テレビドラマ『熱海の捜査官』DVD/BD-BOX
- 特典ディスクに三木聡の対談相手として出演。
タイアップ一覧
東京事変のタイアップは「東京事変のタイアップ一覧」を参照
曲名 | タイアップ |
---|---|
歌舞伎町の女王 | サントリー「ザ・カクテルバー ミモザ クラッカー篇」CMソング |
ここでキスして。 | 読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』エンディングテーマ |
幸福論(悦楽編) | サントリー「ザ・カクテルバー シェーカー篇」CMソング |
茜さす 帰路照らされど・・・ | サントリー「ザ・カクテルバー オレンジ絞り篇」CMソング |
警告 | サントリー「ザ・カクテルバー スパークリングキャンペーン篇」CMソング |
本能 | 日本テレビ系『FUN』エンディングテーマ曲 |
あおぞら | サントリー「ザ・カクテルバー フェアリーテイル篇」CMソング |
輪廻ハイライト | サントリー「ザ・カクテルバー ぶどう篇」CMソング |
りんごのうた | NHK『みんなのうた』2003年10月 - 2004年1月 |
カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.) | 映画『さくらん』主題歌 |
この世の限り | 映画『さくらん』エンディングテーマ |
ありあまる富 | TBS系ドラマ『スマイル』主題歌 |
二人ぼっち時間 | NHK『みんなのうた』2009年6月 - 7月 |
空が鳴っている〜深海版〜 | 江崎グリコ「ウォータリングキスミント」CMソング |
女の子は誰でも〜素肌編〜 | 資生堂「マキアージュ」CMソング |
カーネーション | NHK連続テレビ小説『カーネーション』主題歌 |
Between Today and Tomorrow | 映画『今日と明日の間で』テーマ音楽 |
自由へ道連れ | TBS系ドラマ『ATARU』主題歌 |
いろはにほへと | フジテレビ系ドラマ『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』主題歌 |
孤独のあかつき | NHK Eテレ『SWITCHインタビュー 達人達』テーマ音楽 |
NIPPON | NHK 2014年度サッカー中継テーマ音楽 |
ちちんぷいぷい | auのスマートフォン「isai VL」CMソング[79] |
至上の人生 | 日本テレビ系ドラマ『○○妻』主題歌[82] |
最果てが見たい | 劇場アニメ『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』主題歌 |
神様、仏様 | auのスマートフォン「isai vivid」CMソング[80] |
長く短い祭 | コカ・コーラ 2015年サマーキャンペーンCMソング[83] |
MA CHÉRIE | 資生堂「マシェリ」CMソング [84] |
ジユーダム[注 29] | NHK『ガッテン!』テーマ曲 |
目抜き通り | GINZA SIX テーマ曲 |
おいしい季節 | 明治「明治ザ・チョコレート」CMソング |
使用機材
エレキギター
- Duesenberg Starplayer II(カラー:Surf Green)
- デビュー以来最も多くの場面で使用されたエレキギター。初のライブツアー「先攻エクスタシー」、学園祭ツアー「学舎エクスタシー」でメインギターとして使用されたほか、「幸福論」や「ここでキスして。」のミュージック・ビデオでも使用されている。ボディがステッカーで装飾されており、「ディートリッヒ坊や」の愛称で呼ばれる。ドイツ デューゼンバーグ社製。現在は製造中止。
- Duesenberg Starplayer TV(カラー:Silver Sparkle)
- ライブツアー「下剋上エクスタシー」、単発公演「(稀)実演キューシュー 座禅エクスタシー」でメインギターとして使用されたほか、「Σ」や「やっつけ仕事」のミュージック・ビデオでも使用されている。また東京事変の「群青日和」のミュージック・ビデオや、ライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite!"」のサブギターとしても使用された。ドイツ デューセンバーグ社製。
- Duesenberg Starplayer TV(カラー:Surf Green)
- ライブツアー「下剋上エクスタシー」でサブギターとして使用された。ドイツ デューセンバーグ社製。
- Duesenberg Starplayer TV(カラー:Gold / Black)
- ライブツアー「雙六エクスタシー」で使用されたギター。ボディ表面に金箔を使って黒と金の市松模様が施されている。このギターはデビュー5周年の際にDuesenberg DSR-SR 椎名林檎モデル“市松”としても限定生産で発売された。また、東京事変の「車屋さん」のミュージック・ビデオでも使用されている。ドイツ デューゼンバーグ社製。
- Duesenberg V-Caster(カラー:Vintage White)
- 東京事変の「遭難」のミュージック・ビデオ、ライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite!"」でメインギターとして使用された。ドイツ デューゼンバーグ社製。
- Duesenberg Rocket(カラー:Black & White)
- 東京事変のライブハウスツアー「東京事変 live tour 2007 Spa & Treatment」の一部の公演で使用された。
- Rickenbacker 620(カラー:Jetglo)
- アルバム『無罪モラトリアム』収録曲の「丸の内サディスティック」の歌詞に登場するギター。購入したのは曲が作られた後で、歌詞とは異なり御茶ノ水ではなく大久保の楽器屋で購入したとの事。ライブツアー「先攻エクスタシー」や、学園祭ツアー「学舎エクスタシー」でサブギターとして使用されたほか、「ギブス」のミュージック・ビデオでも使用されている。上記の“Starplayer II”同様、ボディがステッカーで装飾されている。アメリカ リッケンバッカー社製。
- VOX Phantom(カラー:Red)
- Gibson RD Artist(カラー:Natural)
- 浮雲に紹介されたギター。近年の椎名林檎及び東京事変の活動でよく使用されている。「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」でも使用された。また、東京事変のアルバム『スポーツ』収録曲「勝ち戦」のミュージック・ビデオでも使用されている。アメリカ ギブソン社製。
- Gibson Flying V(カラー:Antique Natural)
- 「アイデンティティ」のミュージック・ビデオで使用されているギター。アメリカ ギブソン社製。
- NAGARE(カラー:Blue)
- もとはフェンダー社のジャズマスターだったものであり、島村楽器店にて「是非林檎さんに弾いてもらいたい」と言われ貰ったギター。Sweet Love Shower '99などで使用された。
アコースティックギター
- K.Yairi FK-1J
- 東京事変のライブツアー「東京事変 live tour 2005"dynamite!"」、「東京事変 “DOMESTIC!”Just can't help it.」で使用されたアコースティックギター。
- Martin OOO-28EC
- 2009年5月放送のミュージックステーションで「ありあまる富」を披露する際に使用されたアコースティックギター。
- Martin OOO-28VS
- 東京事変のツアー「東京事変 Live Tour 2011 Discovery」で使用されたアコースティックギター。「カーネーション」の演奏で使用され、第62回NHK紅白歌合戦出演時にも使用された。
- Guild GAD-40CE
- 東京事変のライブツアー「東京事変 Live Tour 2011 Discovery」で使用されたアコースティックギター。
エレキベース
- Danelectro LONGHORN BASS(カラー:AQUA BURST)
アンプ
- Orange Rockerverb
- Orange PPC412
マイクロフォン
- AKG Elle C(カラー:White)
- AKG LC
- 上記2種は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2011」以降のコンサートやテレビ出演時に使用しているコンデンサー・マイク。また東京事変の楽曲「ただならぬ関係」のミュージック・ビデオではElle Cが、「NIPPON」、「至上の人生」、「どん底まで」ではLCが使用されている。オーストリア AKG社製。現在は製造中止。
主なバックバンド
名前が与えられているもの。
レコーディング
読みは「はちきゅうさん」。シングル「NIPPON」のカップリング「逆さに数えて」やアルバム『日出処』などのレコーディングの際のバンド。「党大会 平成二十五年神山町大会」、「ちょっとしたレコ発2014」などのライブのバックバンドとしても演奏している。
コンサート
2008年の「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜十周年記念祭〜」の演奏をしたバックバンド。総勢68名。
- 自作自演:椎名林檎(歌唱・エレキギター・電子ピアノ)
- 編曲・指揮:斎藤ネコ
- Electric bass:亀田誠治
- Drums:河村“カースケ”智康
- Electric Guitar:名越由貴夫
- Piano:エルトン永田
- Electric&Acoustic Guitar:柳沢二三男
- Percussion:三沢またろう
- Manipulator:中山信彦
- Flute:高桑英世、大澤明子、清野真衣子
- Oboe:庄司さとし
- Clarinet:十亀正司
- Fagotto:福井 蔵
- French horn:藤田乙比古、岡村 陽、中澤幸宏、古江仁美
- Alto Saxophone:本田雅人、鍬田修一
- Tenor Saxophone:竹野昌邦、吉田治
- Baritone Saxophne:山本拓夫
- Trumpet:西村浩二、横山 均、菅坡雅彦、田中充
- Trombone:村田陽一、奥村 晃、池城 勉、東條あづさ
- Percussion:高田みどり、藤井珠緒、大石真理恵、小竹満里
- Harp:朝川朋之
- Cocertmaster:グレート栄田
- Violin:小倉達夫、阿部倫子、入江 茜、栄田 緑、押鐘貴之、越川 歩、今野 均、坂田佳奈子、白須 今、滝沢幸二郎、角田知寿子、浜野考史、村田幸謙、三木希生子、矢野晴子
- Viola:山田雄司、秋山俊樹、大沼幸江、高嶋麻由、細川亜維子、渡部安見子
- Cello:笠原あやの、阿部雅士、徳澤青弦、前田善彦、槙岡絵里香、向井 航
- Bass:安東章夫、一本茂樹、斎藤輝彦、谷中 隆
- 歌唱:椎名純平(スペシャルゲスト)
楽譜
リットーミュージック社
リットーミュージックより4作のアルバムとシングル集『絶頂集』、10周年記念アルバム『私と放電』のバンド用楽譜が椎名本人の楽曲解説とステッカー付きで発売。
- 無罪モラトリアム (1999年7月28日)
- おまけで椎名直筆の「積木遊び」の振り付け指南イラストに加え、「リモートコントローラー」の冒頭部分の譜面が掲載。
- 勝訴ストリップ (通常版2000年7月 新装版:2004年12月25日)
- 初版本はステッカー(エアシール)付きで発売。
- 諸事情により表紙が通常盤のジャケットに差し替えられ、ステッカー無しの新装版として2004年に再発売。
- 絶頂集 (2001年5月)
- 発行数が少なかった為現在は絶版。
- 加爾基 精液 栗ノ花 (2003年6月26日)
- ギター・マガジン、キーボード・マガジンでのインタビュー記事再録、楽曲解説、本人自筆コメントなどが収録され、ステッカー付きで発売。
- 私と放電 (2008年7月30日)
- 初版本のみステッカー付き。
- ピアノ弾き語り ベスト・セレクション (2008年7月30日)
- 初版本のみステッカー付き。
- バンド・スコア「私と放電」と同時発売で、デビュー曲「幸福論」から「りんごのうた」までの中から選曲され、ピアノ弾き語り用アレンジにて掲載。
- 三文ゴシップ (2009年8月7日)
- 初版本のみステッカー付き。
ドレミ楽譜出版社
ドレミ楽譜出版社より発売
- ギター弾き語り 椎名林檎 無罪モラトリアム (1999年11月2日)
- 真夜中は純潔 (2001年4月)
ヤマハミュージックメディア
ヤマハミュージックメディアよりピアノスコア発売。
書籍
- 『RINGO FILE 1998‐2008』(2009年3月1日、ロッキング・オン)
- 『Ringo BoOK』(2009年5月27日、黒猫堂)
- 『音楽家のカルテ』(2014年12月25日、スイッチ・パブリッシング)
関連項目
脚注
注釈
- ↑ レキシの楽曲「きらきら武士」に参加した際の変名。
- ↑ それ以外にも、ライブやレコーディングではピアノ・キーボード・鍵盤ハーモニカ・ベース・ドラム・パーカッション・タンバリンなどを演奏することもあり、またライブでは曲によってマイクの代わりに拡声器を使って歌唱する。
- ↑ 2001年から2002年にかけては出産のため、2004年から2005年にかけてはバンド・東京事変のボーカルに専念するためにソロ歌手としての活動を休止。
- ↑ 椎名の依頼により、2003年に行ったツアー「実演ツアー 雙六エクスタシー」の日本武道館公演のポスターを制作した。
- ↑ 徳間ジャパンコミュニケーションズ顧問。渡辺プロダクション、東芝EMI、徳間ジャパンなどで手腕をふるってきた制作ディレクターで、石嶺聡子やPerfumeのメジャーデビューの仕掛け人[12]。
- ↑ デビュー前の椎名の後見人的人物。自宅が近所だったこともあってしばしば椎名家を訪れ、娘の将来を心配する両親に相談された際には椎名の音楽に対する天性の資質と優れたプロデューサーとしての能力の両面を併せ持った才能を高く評価し、プロへの道を進むことに賛同した[5]。
- ↑ それが邦楽・J-POPであってもポップスの原型は西洋からきているのでもともと英語に乗るようにできていると考えているため[20]。
- ↑ 長谷川とは2005年に開催された自身のコンサート「第1回林檎班大会 アダルト・オンリー」や長谷川のテレビ出演の際に共演。
- ↑ アルバム『無罪モラトリアム』収録の「茜さす 帰路照らされど・・・」の歌詞に出てくる“アイルランドの少女”とは、当時楽曲制作に関わった亀田誠治によるとこのドロレスのこと[29]。
- ↑ 母親は広島県東広島市の出身[32][33]。
- ↑ 中学校の卒業式の後、友人たちと訪れたカラオケ店で、賞金百万円に惹かれてカラオケコンテストに全員でエントリーして個人情報を登録したところ、後日、ホリプロからタレントスカウトキャラバンの九州代表として選ばれたという連絡があり、全国大会に出場することになった[4]。
- ↑ しかし、本人はアイドルを発掘するイベントだという認識がなく、“全国大会に進むまで、水着審査があるなんて知らなかった”と、ある地方局のラジオ番組で述懐している。
- ↑ メンバーに曲を教えるために椎名が書いたタブ譜と五線譜を目にしたディレクターが各パートの楽器の演奏の仕方まで彼女が指示するワンマン・バンド状態であることに気付き、そうするようアドバイスした[47]。
- ↑ 同郷の谷口とは「宇宙アンテナ」というバンドを組んでいた。
- ↑ 音源自体は渡英する前に制作したもの[49]。ちょうどこのプロモーションの頃に渡英の原因となったスタッフの入れ替えが行われ、状況が好転する[51]。
- ↑ 2枚を同時に出したのは単純にどちらか一つに選べなかっただけで、あまり意味はない[53]。
- ↑ メジャーなアーティストの楽曲がプロモーション目的で無料配信されたのは、ほぼこれが初めてと言ってよかった。
- ↑ それまでの記録は、2000年2月に実施されたニッポン放送のラジオ番組「B'zの@llnightnippon.com」のインターネット生中継イベント「Media "Mixture" スペシャル」で記録された同時14,600ストリームだった。
- ↑ このシングルのPVを撮影している時に妊娠が発覚した。
- ↑ 東京事変はこのツアーのバックバンドとして結成された。
- ↑ 「椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平」名義。
- ↑ 22.0 22.1 「椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS」名義
- ↑ 「椎名林檎とトータス松本」名義
- ↑ 24.0 24.1 24.2 「椎名林檎×斎藤ネコ」名義。
- ↑ 1975年のオリジナル版リリース時は「荒井」だった(次作より「松任谷」に改姓)。
- ↑ なお作詞には志伯健太郎も参加している[74]。
- ↑ テレビジャパンとは、米DISH Network社の衛星放送や提携ケーブル・IP回線を通じて日本の番組を放送するテレビ局で、アメリカ・カナダ・アラスカなど北米の各地域で視聴が可能。
- ↑ CMソングには椎名が石川さゆりへ提供した楽曲「最果てが見たい」が使用されている。
- ↑ 前山田健一の編曲による「ジユーダム ヒャダインのリリリリ☆リミックス」も同番組内の挿入曲として使用されている。
- ↑ 琴の音色を使用。
- ↑ 椎名林檎がデザインのモチーフとなったキャラクターでホクロの位置・誕生日・身長・ギターのデザインなどが同じ。
- ↑ 映画版の主演女優・中島美嘉は、演じる際にセックス・ピストルズと椎名林檎を参考にして役作りしたと語っている[85]。
- ↑ DVD第一巻のライナーノーツには「ハルハラハル子=椎名林檎説を追う」という項目がある。
- ↑ 作中にて主人公が椎名林檎の歌を「女の殺し屋の歌」と表現。
出典
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- ↑ 「中島美嘉&宮崎あおい 映画『NANA』の裏舞台を語る」、『日経エンタテイメント 10月号』、日経BP社、2005年。
外部リンク
公式サイト
- 公式ウェブサイト (所属事務所による公式ホームページ)
- 椎名林檎 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN(レコード会社によるアーティストページ)
- 東京事変 - EMI Records Japan(東京事変のレコード会社によるアーティストページ)
公式アカウント
関連サイト
- Duesenberg®Guitars(ドイツ Duesenberg 社公式サイト。社史に名前が載っている。自社ギター使用アーティストの一人として紹介)
- 椎名林檎 15周年特設サイト - Universal Music Japan