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名古屋飛行場(なごやひこうじょう[1][2][3]、英: Nagoya Airfield)は、愛知県にある飛行場である。通称は県営名古屋空港(けんえいなごやくうこう、英: Prefectural Nagoya Airport)、旅客便における発着地名は名古屋(小牧)である。
Contents
概要
名古屋市の中心から北へおよそ15kmの濃尾平野北東部、西春日井郡豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市(北区)の3市1町にまたがる。航空自衛隊小牧基地に隣接しており、滑走路を共有しているが、防衛省設置管理の共用飛行場ではなく愛知県が管理する。管制業務は、飛行場管制業務と着陸誘導管制業務を航空自衛隊小牧管制隊が実施しており、進入管制業務とターミナルレーダー管制業務については、中部国際空港(セントレア)にある国土交通省大阪航空局中部空港事務所が広域管制によって実施している。
かつては国内線・国際線共に数多く発着していたが、中部国際空港開港と同時に大部分の路線が中部に移転するとともに、第二種空港からその他の飛行場に指定変更され、正式名称はそれまでの「名古屋空港」から「名古屋飛行場」となった。なお、呼称についてはIATA空港コードの「NGO」を当空港から中部へ承継された。
2015年4月現在、旅客定期便はフジドリームエアラインズによる1社9路線のみである。近年はビジネスジェットの運航などゼネラル・アビエーションに力を入れており、ビジネス機専用ターミナルが国内線ターミナルとは別の出入り口に設置されている。トヨタ自動車のような地元企業、N688TTなどを中心にビジネスの拠点として多くのビジネスジェットに利用されているほか、F1の日本グランプリが鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される時にはドライバーの中継地になっている。
また、給油目的で個人所有機や防災ヘリ等の中継地として利用されている他、ゼネラル・アビエーションが利用する空港の中では比較的大きな施設を持つということもあり、近年では朝日航空等、訓練事業を行う航空会社の計器飛行訓練の場所としても利用されている。
また、近隣の自衛隊基地である岐阜基地、浜松基地はILS計器進入装置を持たないため、自衛隊機の訓練や岐阜基地に隣接する川崎重工のテストフライト項目の一部に当空港が使用される。
一方ゼネラルアビエーションの耐空証明が切れた航空機がエプロンに留め置かれた状態で放置される飛行場が日本で数多く存在する中、当空港では一定期間稼働していない機体について、駐機料金を引き上げるなどの処置値を行っている。その結果常駐機のほぼすべてが稼働状態にある珍しい飛行場である。
年間旅客数は、国内:748,389人、国際:919人(2015年度)で、2015年度(平成27年度)空港別乗降客数順位は、全国34位[4]。
歴史
前史
1934年7月に名古屋港埋立地10号地に名古屋国際仮飛行場が開港、1940年に名古屋飛行場となる。同時期に同じく11号地の埋め立てが許可され、1941年に名古屋国際飛行場が開港。拡張のため一時閉鎖(1944年)するが、終戦後は放置される。現在は東邦ガス空見環境センターになっている。
小牧飛行場時代
- 1942年(昭和17年) 5月 - 中部地区防空のため、大日本帝国陸軍が飛行場を建設開始。
- 1944年(昭和19年) 2月1日 - 陸軍航空部隊の「小牧陸軍飛行場」として運用開始(滑走路1,500m)。
- 1945年(昭和20年) - 日本の敗戦によりアメリカ軍が接収。
- 1947年(昭和22年)5月 - アメリカ軍が使用開始。
- 1952年(昭和27年)3月20日 羽田 - 名古屋 - 伊丹の定期路線開設。
- 1957年(昭和32年)9月15日 - 新ターミナルビル完工。
- 1958年(昭和33年)5月 - 航空自衛隊第3航空団が移駐。
- 1960年(昭和35年)3月16日 - 全日空DC-3型機と空自F-86戦闘機が滑走路上で衝突、両機とも大破。3人死亡。
名古屋空港時代
1952年から2005年にかけては、愛知県の玄関口としての機能を持ち、日本国内の主要空港の一つであった。しかし、中部国際空港の開港により、ほとんどの旅客定期便が同空港に移転した。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 第二種空港に指定され、名称が「名古屋空港」となった。
- 1962年(昭和37年)8月30日 - 日本航空機製造YS-11が初飛行に成功。
- 1964年(昭和39年)4月10日 - 新ターミナルビル供用開始。
- 1966年(昭和41年)3月11日 - 国際定期便開設(小牧 - 伊丹 - 台北 - 香港)。
- 1986年(昭和61年)7月20日 - 国内線新ターミナル完成、旧ターミナルを国際線専用とする。
- 1994年(平成6年)4月26日 - 中華航空のエアバスA300-600R型機が着陸に失敗、墜落。死者264名(中華航空140便墜落事故)。犠牲者数は1985年(昭和60年)の日航ジャンボ機墜落事故に次ぐ、日本史上ワースト2位であり、国内の空港で起きた事故の犠牲者数では日本史上最悪である。
- 1999年(平成11年)4月9日 - 国際線旅客ターミナル完成。
- 2004年(平成16年)10月31日 - 併設されていた航空宇宙館が閉館。
- 2005年(平成17年)2月16日 - 日本航空系の一部を除く大部分の国内線と、全ての国際線の旅客定期便の運航を終了。国際線旅客ターミナル閉館。国土交通省大阪航空局名古屋空港事務所による管制業務を終了。
2005年2月16日には、この日の出発最終便である20:45発 サイパン行きチャーター機、日本航空 JL8839便を航空会社・空港両関係者がペンライトを持って見送り、第二種空港としての幕を閉じた。なお、この飛行機は折り返し中部国際空港到着の1番機(日本航空 JL8830便)でもあった。
県営名古屋空港時代
中部国際空港開港以降、設置管理を国土交通省から愛知県へ移管、設置区分も「第二種(A)空港」から「その他公共用飛行場」に変更され、「名古屋飛行場(県営名古屋空港)」となった。IATA空港コード(3レターコード)は旧名古屋空港のNGOは中部国際空港へ移管され、NKMとなり、ICAO空港コード(4レターコード)は旧名古屋空港のRJNNからRJNAへ変更された(中部国際空港のコードはRJGGとなった)。また、前述のように一部管制業務を国土交通省大阪航空局名古屋空港事務所から航空自衛隊小牧管制隊に移管した。なお、定期便や国内・海外飛来機等の旅客は全て従来の国内線旅客ターミナルビルにて取り扱い、税関・出入国審査・検疫は1つの部屋にまとまった小規模なものとなり、日本初となる本格的な小型機専用コンコース「フィンガーコンコース」が新設された。
2005年2月、日本航空グループのジェイエアが中部国際空港の開港を機に広島西飛行場から本社・ベースを移転し、ジェイエアの拠点飛行場となったが、2011年3月にジェイエアは当空港から全面撤退し大阪国際空港(伊丹空港)近隣ビルに移転した[5]。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)愛知県警察航空隊新格納庫完成・運用開始。
- 2007年(平成19年)10月31日 - 三菱重工のテストパイロットが操縦する、航空自衛隊所有のF-2B戦闘機が離陸に失敗し炎上。乗員2名は脱出したものの重軽傷を負った。
- 2009年(平成21年)2月24日 - フジドリームエアラインズ(FDA)1号機が到着、名古屋飛行場をベースに路線訓練を開始。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 3月15日 - 滑走路を共有する小牧基地で毎年恒例の航空祭が開催され、44年ぶりにブルーインパルスが展示飛行を行った。約7万3000人が訪れた。
- 3月17日 - FDAは3月29日に開設する小牧 - 北九州線において福岡空港と北九州空港のマルチエアポート対応を行うと発表した。
- 3月29日 - フジドリームエアラインズの出雲線、北九州線が就航[12][13]。
- 6月1日 - 世界一周飛行に挑戦中だった太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が南京からハワイに向かう途中、太平洋上の天候悪化のため当空港に着陸[14]。太陽電池動力機での飛行時間・飛行距離最長記録を更新[15]。
- 6月29日 - 「ソーラー・インパルス2」が当空港を離陸。その後ハワイ・ホノルルのカラエロア空港に着陸し太陽電池動力機での飛行時間・飛行距離最長記録を更新[16]。
- 11月11日 - 国産初のジェット旅客機MRJが当空港にて初飛行。
- 2016年(平成28年)
ジェイエア撤退とFDAによる路線開拓
2010年1月に経営破綻した日本航空の再建を巡り、同社の子会社であるジェイエアは当初、小型機中心の運航により採算を取ることが可能と考えられたことから、中部国際空港から当空港への路線移管によって、名古屋地区の路線を維持することで検討が進められた[17]。
しかし、以下の理由から2011年春までに当空港から全面撤退[18]することが表明された。これに対し地元自治体は「小牧基地の機能強化に繋がる」として強い反発を示していた[17]。
- 競合他社である全日本空輸は名古屋地区では中部国際空港においてのみ路線展開をしており、旅客分散による中部国際・県営名古屋の両空港及び全日本空輸・日本航空の両社の“共倒れ”を国土交通省が懸念した。
- 2007年における中部国際空港との合意(当空港における新規路線開拓などの停止)。
- 債権者である銀行団からの反発。
- 定期便を中部国際空港に一元化させたい愛知県航空対策課や地元経済界の意向。
一方、静岡県の地域航空会社であるフジドリームエアラインズ(以下、FDA)が県営名古屋空港への定期便の就航に意欲的な姿勢を見せており、日本航空の一部路線引き継ぎも視野に入れて愛知県と交渉中であることが発表され[19]、この交渉の結果、2010年冬ダイヤからの福岡空港便のFDAへの運航移管およびJALとのコードシェアが決定した。さらに、ジェイエアが完全撤退する2011年夏ダイヤからは阿蘇くまもと空港便をFDAに運航移管し[20]、この路線もJALとコードシェアになった[21]。
これにより、ジェイエアは予定通り2011年3月26日をもって当空港から撤退し、JALグループの名古屋空港カウンターも同日をもって業務を終了した[22]が、ジェイエア撤退後に定期便が1つも無い空港になることは回避できた。その後2010年代に入ると、FDAは静岡空港から実質的な拠点機能を移転させ、ジェイエアの運航していた路線を中心に名古屋空港からの路線を徐々に拡大した結果、2015年春の時点で名古屋空港発着国内線9路線を展開するまでになっている。このFDA進出が名古屋空港の運命を変え、結果的には起死回生の策となった。
日本航空は、不採算路線の一つであり2010年5月をもって運休した中部国際空港 - いわて花巻空港便を、当空港発着に移管・変更して復活させ、2011年上半期中の就航を検討していることが明らかになった。
東日本大震災の復興支援の一環として、上記の路線にFDAが就航した[9]。
施設
旅客ターミナル(旧国内線ターミナル)
リージョナルジェットの運航に特化しており、小型機用のフィンガー・コンコースを設置している[6]。
2015年1月にはMRJを製造する三菱航空機が本社を移転している。
ビジネス機ターミナル(国内用と国際用)
名古屋空港時代の国際線旅客ターミナルビルは、わずか6年しか使用されなかった。しかし、旧国際線旅客ターミナルの処理能力が限界に達していたのも事実であり、ボーディングブリッジは旧国際線ターミナルのものをそのまま使用するなど、最低限の投資で建設された。中部国際空港への移管時に閉館し、周辺敷地と共に空港から切り離された。 その後、国際線ターミナルビルを活用し、名古屋空港ビルディングが設置主体、ユニー株式会社が開発主体となってショッピングセンター「エアポートウォーク名古屋」が2008年10月にオープンした[23]。
国内線ターミナル内の「名古屋空港航空宇宙館」は2004年10月31日に閉館となり、そこにあった航空機の一部 (MU-2など) は、2005年4月1日に豊山町の神明公園内に愛知県が建設した「航空館boon」に移され、引き続き展示されている。「名古屋空港航空宇宙館」は、現在でもイベント時などに公開されている。
愛知県は2015年5月15日、「県営名古屋空港見学者受入拠点施設整備事業」として「航空のフィールドミュージアム」を構築することを発表した。エアポートウォーク名古屋隣接地に航空機をテーマとした展示施設「あいち航空ミュージアム」を整備、周辺に点在する集積された航空機産業・観光資源と連携、地域全体をフィールドミュージアムとして、学校教育・人材育成・産業観光に活用する計画である[24]。2017年11月30日に「あいち航空ミュージアム」は開館した。
拠点・焦点都市としている航空会社
当空港を拠点空港にしている航空会社は1社。焦点空港に設定している航空会社はない。
- フジドリームエアラインズ(拠点)
就航路線
航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)。
航空会社 | 就航地 |
---|---|
フジドリームエアラインズ(FDA) | 青森、いわて花巻 |
フジドリームエアラインズ(FDA)・日本航空(JAL) | 山形、新潟、出雲、高知、北九州、福岡、熊本 |
就航都市
☆は中部国際空港便もあり
県営空港化後に運休・撤退した航空会社路線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
ジェイエア(J-AIR) | (大半の路線をFDAが引き継いで定期運航中)帯広空港、秋田空港、山形空港、新潟空港、松山空港、高知空港、長崎空港、北九州空港、福岡空港、熊本空港 |
チャーター実績
航空会社 | 就航地 |
---|---|
フジドリームエアラインズ(FDA) | 丘珠空港 (2013/11/16)、稚内空港 (2013/7/12 - 2013/8/22)、釧路空港 (2013/7/13 - 2013/8/19)、山形空港 (2013/10/27 - 2013/11/27)、八丈島空港 (2012/8/22 - 2012/8/26)、隠岐空港 (2012/7/10)、出雲空港 (2014/1/24 - 2014/1/28)、奄美空港 (2013/9/28 - 2013/10/13) |
中部国際空港開港以前の定期就航路線
「日本の空港シリーズ(2)セントレア centrair中部国際空港&名古屋空港」イカロス出版の名古屋空港の歴史より。
中部国際空港開港前は中部地区を代表する国際空港として、現在では存在しない航空会社(中華人民共和国系中国民航系やヴァリグ・ブラジル航空)なども就航していた。また、同空港への全面移管直後は旧名古屋空港時代より就航する航空会社が若干増加し後に減少した時期もあったが、2010年代からは再度復調し増便傾向にあり、開港10周年を迎えた2015年時点では名古屋空港時代の国際線便数を上回って推移している。LCC全盛の現在とは就航していた航空会社の顔触れはかなり入れ替わっているが、フィンエアーなど中部国際空港開港後に初めて名古屋に就航した欧米の航空会社もある。タイ国際航空やチャイナエアラインなどは名古屋市に多くの在住人口(東南アジア系ASEAN諸国や中華民国籍)を持つ事から、1980年代初頭より定期路線を運航し続けている。これらの古参ともいえる海外航空会社は、現在の中部国際空港発着に移り機材を大型化させた上で乗客を運んでいる。
以下、名称は就航当時のものである。10年以上前の航空事情の為、2015年現在では合併などにより現存していなかったり、運航停止している航空会社もある。現在の県営名古屋空港を本拠地として路線網を展開しているFDAは2005年の中部国際空港開港後に設立された航空会社である為、名古屋空港国際線発着時代は存在していない。
国内線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空 (JAL) | 花巻、那覇 ほか |
日本トランスオーシャン航空 (JTA) | 山形、那覇 ほか |
JALエクスプレス (JEX) | (日本航空との合併により現存しない) 鹿児島 ほか |
日本エアシステム (JAS) | (日本航空との合併により現存しない) 釧路 ほか |
ジェイエア (J-AIR) | 秋田、新潟、出雲、高知 ほか |
日本エアコミューター | 高知 ほか |
全日本空輸 (ANA) | 成田、札幌、函館、那覇 ほか |
エアーニッポン (ANK) | (全日本空輸との合併により現存しない) 福岡、佐賀、石垣 ほか |
中日本エアラインサービス (NAL) | (エアーニッポンネットワークとの合併により現存しない) 成田、鳥取、米子、松山 ほか |
国際線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空 | 北京、上海、天津、マニラ、グアム、サイパン、ロサンゼルス、パリ、成田(国際線乗り継ぎ連絡便) |
JALウェイズ | (日本航空との合併により現存しない) グアム、ホノルル |
日本エアシステム | (日本航空との合併により現存しない) 上海 |
日本アジア航空 | (日本航空との合併により現存しない) 台北 |
全日本空輸 | サイパン、ホノルル |
大韓航空 | ソウル、釜山、済州 |
アシアナ航空 | ソウル |
中国国際航空 | 重慶 |
中国東方航空 | 上海、西安 |
中国南方航空 | 大連 |
中国西南航空 | 重慶 |
チャイナエアライン | 台北 |
キャセイパシフィック航空 | 台北、香港 |
シンガポール航空 | シンガポール |
マレーシア航空 | クアラルンプール |
ガルーダ・インドネシア航空 | ジャカルタ、デンパサール |
ビーマン・バングラデシュ航空 | ダッカ |
コンチネンタル航空 | (ユナイテッド航空との合併により現存しない) ホノルル、グアム |
ノースウエスト航空 | (デルタ航空との合併により現存しない) サイパン、デトロイト、グアム、ホノルル、マニラ |
カナディアン航空 | (エア・カナダとの合併により現存しない) バンクーバー |
エールフランス | パリ |
ブリティッシュ・エアウェイズ | ロンドン |
カンタス航空 | シドニー |
オーストラリア航空 | ケアンズ |
ニュージーランド航空 | オークランド |
ヴァリグ・ブラジル航空 | (運航停止し、会社清算により現存しない)サンパウロ、リオデジャネイロ |
過去には、高麗航空(平壌)がチャーター便で飛来していた。同航空会社唯一の日本路線であった。
姉妹空港・提携空港
県営名古屋空港は、アメリカ合衆国ワシントン州のモーゼスレイク市にあるグラント郡国際空港と姉妹空港提携をおこなっている[25]。
利用する機関・事業者
利用する企業・団体は中部国際空港開港後増加し、それに伴い急速にターミナルや貨物地区の跡地に格納庫建設が建設された。このうち中日本航空、セントラルヘリコプターサービス、セコ・インターナショナルは全国の防災ヘリコプターや個人・企業所有のヘリコプターなどの整備も当空港で行っている。
また、ダイヤモンドエアサービスは三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所を利用している。
- 愛知県警察航空隊
- 愛知県防災航空隊
- 朝日航洋・セントラルヘリコプターサービス
- 宇宙航空研究開発機構
- オールニッポンヘリコプター
- 共立航空
- 公共施設地図航空
- 新日本ヘリコプター
- セコ・インターナショナル
- ダイヤモンドエアサービス
- 中日新聞社管理局航空部 : 空からの取材における活動拠点である。
- 中日本航空
- 名古屋市消防局消防航空隊
- ファーストエアートランスポート
周辺
航空自衛隊小牧基地は滑走路を共用している。また、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所は工場と隣接しており、定期整備のための戦闘機やヘリコプターは名古屋飛行場の施設を利用している。
- 航空自衛隊 小牧基地
- 愛知県防災航空隊
- 名古屋市消防航空隊
- 愛知県警察航空隊
- 中日本航空株式会社本社、航空事業本部
- 朝日航洋株式会社名古屋オペレーションセンター
- 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(小牧南工場)
- 名古屋空港飛行研究拠点(JAXA)
- あいち航空ミュージアム
- エアポートウォーク名古屋
- エアフロントオアシス(春日井市側)
- エアフロントオアシス(小牧市側)
- 神明公園
- イチロー記念館「アイ・ファイン」
- 溝口城跡
交通
路線バス
旅客ターミナル前を発着し、名古屋都心並びに周辺鉄道駅を結ぶ。
道路
立体駐車場が1,350台分設置されている。名古屋市街までは、約10km(自動車で約20分)である。
- 名古屋高速11号小牧線
-
- 小牧インターチェンジ方面からは豊山北出入口利用。
- 名古屋都心方面からは豊山南出入口利用。
- 名古屋第二環状自動車道(名二環)
-
- 四日市インターチェンジなどからは山田東インターチェンジ利用。
- 東名・伊勢湾岸道方面からは楠インターチェンジ利用。
- 楠ジャンクションから上述の名古屋高速11号小牧線を経由してアクセスすることも可能である。
その他
小牧基地航空祭ではブルーインパルスの展示飛行は2014年まで実施されていない。
岐阜放送でテレビCMを放送している。なお、岐阜県の一部(岐阜市、大垣市周辺などの鉄道沿線)などからは、公共交通を用いたアクセスの観点からは中部国際空港より利便性が高い。
名古屋VORTACの管理官所は、大阪航空局中部空港事務所システム運行管理センター、名古屋ILS/DMEの保守官所は、愛知県航空対策課である。
名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画についてにおいては、味美駅より分岐して名古屋空港に至る鉄道路線名鉄名古屋空港線が2008年までに整備すべき路線として示されていたが、今日に至るまで具体化はしていない。
脚注
- ↑ 引用エラー: 無効な
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 航空法施行令 法令データ提供システム
- ↑ “名古屋飛行場の設置許可について” (プレスリリース), 国土交通省, (2004年8月31日) . 2016閲覧.
- ↑ “航空:空港管理状況 - 国土交通省” (プレスリリース), 国土交通省大阪航空局 . 2016閲覧.
- ↑ “名古屋から大阪への本社移転を決定” (プレスリリース), ジェイエア, (2011年1月28日)
- ↑ 6.0 6.1 “わが国初!小型機用「フィンガーコンコース」が県営名古屋空港に完成”. 全国地域航空システム推進協議会. . 2015閲覧.
- ↑ “日航 名古屋(小牧)から全面撤退へ”. MSN産経ニュース. (2010年4月22日). オリジナルの2010年4月29日時点によるアーカイブ。
- ↑ “フジドリームエアラインズと日本航空インターナショナル 2010年10月31日からの国内線共同運航(コードシェア)路線を決定” (PDF) (プレスリリース), フジドリームエアラインズ、日本航空インターナショナル, (2010年9月6日) . 2015閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 “名古屋小牧=青森線、名古屋小牧=いわて花巻線、毎日運航開始” (PDF) (プレスリリース), フジドリームエアラインズ, (2011年8月1日) . 2015閲覧.
- ↑ 2013年3月31日〜2013年10月26日の路線便数計画を決定 (PDF) - フジドリームエアラインズ(2013年1月22日付、同年3月26日閲覧)
- ↑ 山中宏之(2014年3月31日). “山形空港:羽田2便化、名古屋便スタート−−記念式典”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ↑ 浅野翔太郎(2015年3月30日). “FDA:名古屋定期便、金色の一番機到着 北九州空港”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ↑ 早川健人(2015年3月30日). “成田空港:年間発着、30万回時代 夏ダイヤ、時間値は最大68回に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ↑ 世界一周めざすソーラー機、名古屋に 悪天候で予定変更 - 朝日新聞、2015年6月2日
- ↑ ソーラー・インパルス2、南京/名古屋で太陽電池機の飛行記録を破る
- ↑ 太陽光で飛ぶソーラー・インパルス2が名古屋~ハワイを飛行、118時間の最長飛行記録 - Engadget日本版、2015年7月6日
- ↑ 17.0 17.1 “日航、小牧空港から撤退検討 地元自治体は反発”. 日本経済新聞. (2010年4月22日) . 2012閲覧.
- ↑ “JALグループ、再生に向けた2010年度路線便数計画を策定” (PDF) (プレスリリース), 日本航空, (2010年4月28日) . 2015閲覧.
- ↑ “FDA 名古屋空港就航を打診 日航との関係活用可で利点多く”. 毎日新聞. (2010年7月9日). オリジナルの2010年7月31日時点によるアーカイブ。
- ↑ “2011年3月27日路線便数計画を決定” (PDF) (プレスリリース), フジドリームエアラインズ, (2011年1月26日)
- ↑ “フジドリームエアラインズと日本航空インターナショナル、2011年3月27日からの国内線共同運航(コードシェア)路線を決定” (プレスリリース), 日本航空インターナショナル, (2011年2月18日) . 2015閲覧.
- ↑ 日本航空 (2011年2月1日). “JAL名古屋(小牧)空港カウンター業務の終了について”. . 2015閲覧.
- ↑ “空港まるごとショッピングモールに! 航空好き必見の「エアポートウォーク名古屋」”. 日経トレンディ. 日経BP社 (2008年12月25日). . 2012閲覧.
- ↑ 「ワシントン州との友好交流及び相互協力に関する覚書並びにグラント・カウンティ国際空港との姉妹空港提携締結」
参考文献
- 「日本の空港シリーズ(2) セントレア centrair中部国際空港&名古屋空港」イカロス出版
- 「日本のエアポート04 東海3空港」イカロス出版
関連項目
外部リンク
- 県営名古屋空港公式サイト - 名古屋空港ビルディング
- 県営名古屋空港 - 愛知県
- 名古屋飛行場 - 国土交通省大阪航空局
- テンプレート:ASN
- 愛知の公式観光ガイド AICHI NOW 名古屋飛行場