オールニッポンヘリコプター
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オールニッポンヘリコプター株式会社(All Nippon Helicopter Co., Ltd. :ANH)は、ヘリコプターを運航する名古屋鉄道グループの航空会社である。日本放送協会(NHK)が使用する取材用ヘリコプターの所有・運航及び維持管理のみを行っている。
会社概要
1986年(昭和61年)2月、全日本空輸から回転翼航空機(ヘリコプター)部門を譲渡され、中日本航空、東邦航空からの資本参加を得て発足した。本社は東京都江東区新木場の東京ヘリポート内。東京ほか11の基地を持つ。 2011年(平成23年)3月までは全日本空輸の持分法適用会社であったが、同じ年に同社の出資比率が下がったために、持分法適用対象会社からは外れている[1]。 現在は、名古屋鉄道株式会社の連結子会社となっている。
もともと「日本ヘリコプター輸送」として設立された全日空の祖業(全日空の2レターコードであるNHもNippon Helicopterの略であり、現在のトリトンブルーカラーとANHの字体も、全日本空輸時代の名残である)を継承している会社であり、以前は各種チャーターによる運航事業を行っていたが、現在はNHKが使用する取材用ヘリコプターの所有・運航及び維持管理を専業で行っている。機体に表記されている"ANH"のロゴも全日空の"ANA"のそれに機体デザイン面含めて類似している(画像参照)。
使用航空機
事業拠点
- 札幌基地(丘珠空港)
- 仙台基地(仙台空港)
- 東京基地(東京ヘリポート)
- 新潟基地(新潟空港)
- 静岡基地(静岡ヘリポート)
- 名古屋基地(県営名古屋空港)
- 大阪基地(大阪国際空港)
- 高松基地(高松空港)
- 広島基地(広島ヘリポート)
- 福岡基地(福岡空港)
- 鹿児島基地(鹿児島空港)
- 沖縄基地(那覇空港)
事故
- 2007年12月9日 - 整備のため東京から大阪に向かっていた同社のEC135T2型機が、途中給油のため着陸する予定の静岡ヘリポートの南にある池に墜落。機長が収容先の病院で死亡、整備士が意識不明の重体。墜落直前にヘリの不良を訴え、緊急着陸する直前だった[2]。
脚注
- ↑ 全日本空輸株式会社四半期報告書(第62期第1四半期)(PDF)14頁「連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更」
- ↑ NHK契約のヘリ墜落 機長の男性が死亡、整備長が重体 MSN産経ニュース 2007年12月9日、産経新聞社・産経デジタル