第17回衆議院議員総選挙
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第17回衆議院議員総選挙(だい17かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、1930年(昭和5年)2月20日に投票された衆議院選挙。
Contents
概説
- 1929年(昭和4年)7月2日に発足した濱口雄幸内閣のもとで行われた総選挙である。濱口内閣および与党立憲民政党に対する信を問う選挙となった。
- 争点は金解禁に代表される濱口内閣の経済政策や、満州某重大事件(張作霖爆殺事件)など外交課題の処理に対する評価、軍縮問題、義務教育の国庫負担の是非(全国町村会が支持)などが争点となった。
- 濱口首相個人の人気も追い風となって、与党立憲民政党は273議席と単独で過半数を獲得する大勝を収めた。これによって、それまで少数与党政権だった濱口内閣の政権基盤を安定させるとともに、本格的な二大政党時代の到来を印象づけることとなった。
- 一方で、立憲政友会は174議席と立憲民政党に約100議席離される敗北を喫し、少数野党となった。
選挙データ
内閣
解散日
- 1930年(昭和5年)1月21日
投票日
- 1930年(昭和5年)2月20日
改選数
- 466
選挙制度
- 中選挙区制
- 普通投票(男性のみ)
- 満25歳以上の男性
- 有権者 12,812,895
選挙結果
投票率
- 83.34%(前回比+3.01%)
党派別獲得議席
- 立憲民政党 273議席
- 立憲政友会 174議席
この選挙で当選
立憲民政党 立憲政友会 国民同志会 無産政党 革新党 諸派 無所属
*の選挙区は無投票
補欠当選
- 福島県第2区 鈴木万次郎(1930.2.26死去)→助川啓四郎(1930.3.12補欠当選)
- 宮城県第1区 中島鵬六(1931.2.18死去)→内ヶ崎作三郎(1931.5.12補欠当選)
- 宮城県第1区 藤沢幾之輔(1931.4.13貴族院議員に勅選)→宮沢清作(1931.5.12補欠当選)
- 大分県第2区 高橋欽哉(1931.5.13選挙法違反)→篠崎豊彦(1931.6.11補欠当選)
- 滋賀全県区 (戦前) 青木亮貫(1931.10.10当選無効)→青木亮貫(1931.10.31補欠当選)