テレビ朝日系列平日昼の情報番組枠

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テレビ朝日系列平日昼の情報番組枠(テレビあさひけいれつへいじつひるのじょうほうばんぐみわく)とは、テレビ朝日をはじめとするANN系列で、平日月曜日 - 金曜日)の昼に放送されている情報番組のこと。

歴史

  • モーニングショー』で朝のワイドショーを成功させたテレビ朝日(当時:NET)は、新たな時間帯として平日正午を選び、『アフタヌーンショー』を開始。当初は複数の司会者だったが、1966年1月から桂小金治を司会に迎え、その後、山田吾一川崎敬三と司会を変えつつ継続した。
  • ところが、1985年に起きたやらせリンチ事件をきっかけに、『アフタヌーンショー』は20年半の幕を降ろす。以後は視聴率で苦戦するようになったばかりか、当時本枠をネットしていた局の信頼も失墜した上、テレビ朝日系列ワイドショー全体が低迷することになった。そのため、一時はバラエティ番組が編成されることもあった。
  • 『アフタヌーンショー』放送開始当時は地方の民放局が1~2局のところが多かったので、この枠を『モーニングショー』と2番組セットで時差放送するクロスネット局や系列外局が多かったが、『人間探検!もっと知りたい!!』の終了と同時に系列外局における本枠[1]の時差放送は廃止[2][3]され、午前・午後を初めてまたいだ『ザ・ニュースキャスター』以降、系列外ネット局も時差ネット局もなくなった。
  • 1996年4月から『ワイド!スクランブル』を開始。当初は12:00 - 13:55の午後のみの2時間枠であり、歌手:水前寺清子がメインキャスターだったが、2年後に俳優の大和田獏に交代。なお大和田獏は2009年秋の改編で、11年間続けたメインキャスターを降板、テレビ朝日アナウンサーの寺崎貴司が後任となった。なお放送枠自体は1997年10月から再び午前・午後にまたがる格好となり、第1部が11:30 - 12:00に、第2部が12:00 - 13:05にそれぞれ変更された。2002年4月から第1部に限り11:25開始に繰り上げられた。
  • 2014年4月から『ワイド!スクランブル』は大リニューアル、13:20から『徹子の部屋』、13:05から『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(朝日放送制作)がそれぞれ12:00・12:30に移動するのに伴い、第1部の放送枠は10:30[4] - 12:00に前拡大し、第2部は12:44 - 13:05に繰り下げ・短縮され、一時中断番組へ移行の上、メインキャスターも寺崎貴司から、橋本大二郎に変更された。
  • 2014年10月から『ワイド!スクランブル』の第2部の放送時間が12:30 - 13:45に変更、そのため12:30 - 12:44に放送されていた『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(朝日放送〈現:朝日放送テレビ〉制作)は13:45 - 14:00に変更される。
  • 2017年4月から帯のドラマ新枠『帯ドラマ劇場』(月 - 金曜日12:30 - 12:50)開始のため、『ワイド!スクランブル・第2部』は12:50 - 13:45に繰り下げ・短縮される。

主な番組

歴代ネット局

系列は現在の系列。現在はANN26局のみで放送(太字の局)。

○は現在他系列局だが、放送当時テレビ朝日系列局やテレビ朝日系列と他系列とのクロスネットだった局。●は『モーニングショー』とセットで放送していた他系列局(過去の系列局やクロスネット局も含む)。△はテレビ朝日系土曜朝のワイドショー(『ウィークエンドショー』〜『八木治郎ショー』〈腸捻転解消前〉→『おはようワイド・土曜の朝に』〜『海江田万里のパワフルサタデー』〈腸捻転解消後〉)とセットで放送していた他系列局(過去の系列局やクロスネット局も含む)。

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 制作局
北海道 北海道放送 TBS系列 ●△1966年から1969年3月中旬まで
北海道テレビ テレビ朝日系列 HTB開局後の1969年3月下旬から
青森県 青森放送 日本テレビ系列 ●△(●は1969年12月 - 1975年3月28日は除く)
1969年11月まで、1969年12月にATVに一時移行
○1975年3月31日にANN加盟に伴いATVから再移行、1991年9月27日まで
青森テレビ TBS系列 ○●1969年12月開局から1975年3月28日まで
ANN脱退・JNN正式加盟に伴い1975年3月31日からRABへ再移行
青森朝日放送 テレビ朝日系列 1991年10月開局から
岩手県 IBC岩手放送 TBS系列 ●1969年11月まで
テレビ岩手 日本テレビ系列 ○●△1969年12月開局から
1979年9月28日を以って当該枠のネット打ち切り
岩手朝日テレビ テレビ朝日系列 1996年10月開局から
宮城県 仙台放送 フジテレビ系列 ○1968年3月まで
東北放送 TBS系列 1968年4月から1970年9月まで
ミヤギテレビ 日本テレビ系列 ○●△1970年10月開局から1975年9月まで
東日本放送 テレビ朝日系列 1975年10月開局から
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列 ●△1969年10月から1992年9月25日まで
秋田朝日放送 テレビ朝日系列 1992年10月開局から
山形県 山形放送 日本テレビ系列 ○●△(○は1980年4月から)
1970年3月から1993年3月31日まで
山形テレビ テレビ朝日系列 1993年4月1日のFNSからANNへのネットチェンジから
福島県 福島テレビ フジテレビ系列 ●△1968年から1970年1月30日まで[5]
福島中央テレビ 日本テレビ系列 ○●△(△は1975年4月から)
1970年4月開局から1981年9月まで[6]
福島放送 テレビ朝日系列 1981年10月開局から
新潟県 新潟放送 TBS系列 ●△1968年11月まで
新潟総合テレビ フジテレビ系列 ○●△(●△は1981年4月から)
1968年12月開局から1983年9月まで
新潟テレビ21 テレビ朝日系列 1983年10月開局から
長野県 信越放送 TBS系列 ●△(△は1975年3月まで)
1968年から1980年9月まで
テレビ信州 日本テレビ系列 ○●△1980年10月開局から1991年3月まで
長野朝日放送 テレビ朝日系列 1991年4月開局から
静岡県 静岡放送 TBS系列 ●△(△は1975年3月まで)
1968年から1978年9月まで
静岡朝日テレビ テレビ朝日系列 1978年10月から
富山県 北日本放送 日本テレビ系列 ●△(△は1975年3月まで)1968年4月から
1992年4月3日を以って当該枠のネット打ち切り
石川県 北陸放送 TBS系列 ●△(△は1975年3月まで)
1968年から1991年9月27日まで
北陸朝日放送 テレビ朝日系列 1991年10月開局から
福井県 福井放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
●△1969年10月から
1993年4月5日以降は『ANNニュース』部分のみの同時ネットに移行
(午前のみの放送であった『お昼のN天ワイド』放送期間中は本枠のネット一時中断)
中京広域圏 メ〜テレ テレビ朝日系列 『アフタヌーンショー』初回から1969年3月まで
1969年4月にCTVに一時移行
1973年4月に変則ネット解消でCTVから再移行
中京テレビ 日本テレビ系列 ○1969年4月開局から1973年3月まで
1973年4月に変則ネット解消でNBNへ再移行
近畿広域圏 毎日放送 TBS系列 ○●△『アフタヌーンショー』初回から1975年3月28日まで
朝日放送 テレビ朝日系列 現:朝日放送テレビ
1975年3月31日から
腸捻転解消に伴う移行
鳥取県
→鳥取県
島根県
日本海テレビ 日本テレビ系列 ○●△1971年7月1日から、当初は鳥取県のみ放送
1972年9月の電波相互乗り入れで島根県にもエリア拡大
相互乗り入れ後もBSSと2局でネット継続
1989年9月29日を以って当該枠のネット打ち切り
島根県
→鳥取県
・島根県
山陰放送 TBS系列 ●△(△は1975年3月まで)
1968年4月から、当初は島根県のみ放送
1972年9月の電波相互乗り入れで鳥取県にもエリア拡大
相互乗り入れ後も1989年9月29日までNKTと2局でネット継続
1989年10月2日からBSS単独で放送
1993年4月2日を以って当該枠のネット打ち切り
岡山県 山陽放送 1968年7月から1969年3月まで
当時の放送エリアは岡山県のみ
岡山放送 フジテレビ系列 ○1969年4月開局から、一時期ネット中止
1979年3月まで、当時の放送エリアは岡山県のみ
1979年4月に電波相互乗り入れでKSBへ一本化
広島県 中国放送 TBS系列 ●△1967年10月から1971年3月まで
広島ホームテレビ開局後も1971年3月まで2局並行放送(ただしRCCは時差ネット)
広島ホームテレビ テレビ朝日系列 1970年12月の開局から
上記の並行放送時代も同時ネット
山口県 テレビ山口 TBS系列 ○(1978年9月まで)
1970年4月開局から1979年3月30日まで
山口放送 日本テレビ系列 ○●△1979年4月2日から
1993年4月5日から山口朝日放送開局までは『ANNニュース』部分のみの同時ネットに移行
山口朝日放送 テレビ朝日系列 1993年10月開局から
香川県
香川県
・岡山県
瀬戸内海放送 1969年4月開局から
1979年3月30日までの放送エリアは香川県のみ
1979年4月2日に電波相互乗り入れで岡山県とエリア一本化
愛媛県 南海放送 日本テレビ系列 ●△(△は1975年3月まで)
1993年4月2日を以って当該枠のネット打ち切り
愛媛朝日テレビ テレビ朝日系列 1995年4月開局から
高知県 高知放送 日本テレビ系列 ●△1971年から
1993年4月2日を以って当該枠のネット打ち切り
福岡県 九州朝日放送 テレビ朝日系列 『アフタヌーンショー』初回から放送
長崎県 長崎放送 TBS系列 ●△(△は1980年9月まで)
1968年から1990年3月まで
長崎文化放送 テレビ朝日系列 1990年4月開局から
熊本県 熊本放送 TBS系列 1968年から1989年9月まで
熊本朝日放送 テレビ朝日系列 1989年10月開局から
大分県 大分放送 TBS系列 ●△1970年3月まで
テレビ大分 フジテレビ系列
日本テレビ系列
○1970年4月の開局から1993年9月まで
大分朝日放送 テレビ朝日系列 1993年10月開局から
宮崎県 宮崎放送 TBS系列 ●△(△は1975年3月まで)1969年から
1993年4月2日を以って当該枠のネット打ち切り
テレビ宮崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列

1993年4月5日から『ANNニュース』部分のみの同時ネット開始
(午前のみの放送であった『お昼のN天ワイド』放送期間中は本枠のネット一時中断)
鹿児島県 南日本放送 TBS系列 ●△1968年から1982年9月まで
鹿児島放送 テレビ朝日系列 1982年10月の開局から
沖縄県 琉球放送 TBS系列 ●△(△は1981年3月まで)1970年から
1993年4月2日を以って当該枠のネット打ち切り
琉球朝日放送 テレビ朝日系列 1995年10月開局から

備考

クロスネット局で同時ネットで放送していた局

1960年代後半以降に開局した局はテレビ朝日系列と他系列とのクロスネット局が多く、新規開局した局では開局から本枠をフルネット局と同様に同時ネットしていた局もあった一方で、他系列局や途中からテレビ朝日系列とのクロスネット局となった局では、『モーニングショー』と異なり14時・15時に遅れネットで放送されていた。ここではクロスネット局で同時ネットで放送されていた局を述べる。

放送対象地域 放送局 同時ネットしていた番組 後番組 備考
青森県 青森テレビ 『アフタヌーンショー』 ベルトクイズQ&Q
TBS
ポーラテレビ小説
(TBS)
1975年3月31日に青森放送へ再移行の上遅れネット化
『ポーラテレビ小説』は同時ネット化
山口県 テレビ山口 『ベルトクイズQ&Q』
(TBS)
シャボン玉こんにちは
(TBS)
『ポーラテレビ小説』
(TBS)
1978年9月のANN脱退後も同時ネットで放送
1979年4月2日に山口放送へ移行の上遅れネット化
『ポーラテレビ小説』は同時ネット化
岩手県 テレビ岩手 お昼のワイドショー
日本テレビ
1979年9月28日打ち切り
宮城県 ミヤギテレビ 1975年10月に東日本放送へ移行
福島県 福島中央テレビ 1981年10月に福島放送へ移行
中京広域圏 中京テレビ 1973年4月に名古屋テレビへ再移行
岡山県 岡山放送 お茶の間スペシャル
フジテレビ
お昼のテレビ小説
(フジテレビ)
放送当時の愛称:テレビ岡山
当時の放送エリアは岡山県のみ
1979年4月2日に瀬戸内海放送へ一本化
新潟県 新潟総合テレビ 笑っていいとも!
(フジテレビ)
1983年10月に新潟テレビ21へ移行
大分県 テレビ大分 『アフタヌーンショー』〜『ザ・ニュースキャスター』 1993年10月に大分朝日放送へ移行
『笑っていいとも!』は大分放送から放映権移行
長野県 テレビ信州 『アフタヌーンショー』〜『ホットライン110番』 おもいッきりテレビ
(日本テレビ)
1991年4月に長野朝日放送へ移行

放映権移行を行わずにネットを打ち切った他系列局

本番組枠は『アフタヌーンショー』から『人間探検!もっと知りたい!!』まではANNフルネット局が所在しない地域(山梨徳島の2県は除く)でも同時ネットもしくは時差ネットしていたが、同一地域への放映権移行(系列局・系列外局問わず)を行わずに、本番組枠のネットを打ち切って本来の系列(クロスネット局ではメイン系列の番組)の番組や再放送枠などに切り替えた他系列局は10局ある(系列はネット当時の系列、切り替えた番組は下表参照)。クロスネット局では3局が途中打ち切りとなっている。

  • テレビ岩手(日本テレビ系列・テレビ朝日系列) - 1969年12月に開局したと同時に、岩手放送(現:IBC岩手放送、TBS系列)から移行を受ける形で『アフタヌーンショー』の同時ネットを開始(岩手放送は『3時のあなた』〈フジテレビ〉へ切り替え)。しかし、テレビ岩手は1979年秋の改編からサブ系列であるテレビ朝日系番組からメイン系列である日本テレビ系番組への変更やテレビ朝日系番組の打ち切り、朝日放送制作の一部番組を除くテレビ朝日系番組の岩手放送への放映権移行を1クールごとに順次行うことになり、その一環として同年9月28日を以って『アフタヌーンショー』を打ち切った。同時ネット局におけるテレビ朝日系新局開局を伴わずに、平日正午枠の途中打ち切りにしたケースははテレビ岩手が唯一の例である。
    • これにより、1979年9月29日以降にテレビ岩手で放送されるテレビ朝日系ワイドショーは『モーニングショー』(1979年12月31日打ち切り)と『おはようワイド・土曜の朝に』(朝日放送制作、1980年3月29日打ち切り)の2番組となり、同年10月1日以降の『アフタヌーンショー』から『女38歳気になるテレビ』までの本枠は岩手・山梨・徳島の3県を除く44都道府県での放送となった。なおテレビ岩手は、『アフタヌーンショー』打ち切り半年後の1980年4月1日にANNを脱退しテレビ朝日系スポンサードネット番組やテレビ朝日系同時ネット番組の放送が不可となるNNSマストバイ局に変更した[8]
  • 日本海テレビ(日本テレビ系列・テレビ朝日系列) - 鳥取県域局時代の1971年7月に『アフタヌーンショー』の14時00分からの時差ネットを開始。日本海テレビは鳥取県域局として開局したが、1972年9月に鳥取・島根の電波相互乗り入れで島根県にもエリアを拡大した。島根県では島根県域局として開局した山陰放送(TBS系列)が1968年4月から『アフタヌーンショー』の時差ネットを開始しており、電波相互乗り入れ後も日本海テレビと山陰放送の2局で本放送枠を放送してきた。しかし、1989年4月に鳥取県の地元紙が『モーニングショー』並びに本放送枠の2局同時放送を問題として取り上げたことから、これを受けて日本海テレビは、1989年10月1日から1979年9月に『アフタヌーンショー』を打ち切ったテレビ岩手同様に、テレビ朝日系スポンサードネット番組やテレビ朝日系同時ネット番組の放送が不可となるNNSマストバイ局に変更することを決定し、同時にテレビ朝日系番組の打ち切りや一部番組を除くテレビ朝日系番組の山陰放送と山陰中央テレビ(フジテレビ系列)への放映権移行を行い、その一環として同年9月29日の『欽どこTV!!』終了を以って『モーニングショー』共々本放送枠の時差ネットを打ち切った。NNSマストバイ局化に伴う本枠のネット打ち切りは日本海テレビが唯一の例である。
    • これにより、テレビ朝日系番組を1地域2局同時放送する地域は全廃された他、鳥取県・島根県における本枠のネット局は、『お昼のマイテレビ』以降テレビ朝日系スポンサードネット番組の完全な引受先となった山陰放送(TBS系列)へ『モーニングショー』共々一本化された。
  • 北日本放送 (日本テレビ系列) - 1968年4月に『アフタヌーンショー』を15時00分からの時差ネットで開始。1975年3月31日の毎日放送・朝日放送の腸捻転解消以降は本枠と『モーニングショー』の2番組セットでテレビ朝日系ワイドショーを放送してきた。しかし、1992年4月3日の『女38歳気になるテレビ』終了と同時に本放送枠の時差ネットを打ち切った。
    • これにより、1992年4月6日以降に北日本放送で放送されるテレビ朝日系ワイドショーは『モーニングショー』→『スーパーモーニング』(2011年3月31日打ち切り)のみとなり、『女38歳気になるテレビ』の次番組である『お昼の独占!女の60分』と時差ネット最後の番組となった『人間探検!もっと知りたい!!』は岩手・山梨・富山・徳島の4県を除く43都道府県での放送となった。
  • 福井放送山口放送(日本テレビ系列・テレビ朝日系列)、南海放送高知放送(日本テレビ系列)、山陰放送宮崎放送琉球放送(TBS系列) - 『アフタヌーンショー』から時差ネットを継続し(福井放送は1969年10月にそれまで放送されていた『3時のあなた』〈フジテレビ〉を福井テレビ〈フジテレビ系列〉に移行して15時00分からの遅れネットを開始、山口放送は1979年4月に同時ネットで放送されていたテレビ山口から移行の上14時00分からの遅れネット化、山陰放送は『お昼のマイテレビ』から山陰放送単独で放送)、南海放送・宮崎放送は1975年3月31日の毎日放送・朝日放送の腸捻転解消以降、琉球放送は1981年3月の『おはようワイド・土曜の朝に』打ち切り以降、山陰放送は1989年10月1日の日本海テレビのANN脱退・NNSマストバイ局化以降はそれぞれは本枠と『モーニングショー』の2番組セットでテレビ朝日系ワイドショーを放送してきた。しかし、1993年4月5日開始の『ザ・ニュースキャスター』は報道番組を兼ねた番組を兼ねた番組ということもあり、NNNJNNのニュース協定にも抵触することになった[9]。このためテレビ朝日は、1993年4月2日の『人間探検!もっと知りたい!!』終了を以って、『アフタヌーンショー』開始から28年続けてきたクロスネット局並びに系列外局への時差ネットを廃止した。なお、時差ネット廃止時点では福井放送を除く6局は14:00から、福井放送は15:00からそれぞれ放送していた。
    • 系列外局時差ネット廃止により、1993年4月5日以降に7局で放送されるテレビ朝日系ワイドショーは、福井放送・山口放送・高知放送では『スーパーモーニング』→『モーニングバード』と『朝だ!生です旅サラダ』(山口放送は2番組とも山口朝日放送開局まで、高知放送は『モーニングバード』を2015年3月31日に打ち切り)の2番組のみに、山陰放送・南海放送・宮崎放送・琉球放送では『スーパーモーニング』(南海放送は愛媛朝日テレビ開局まで、琉球放送では琉球朝日放送開局まで、山陰放送・宮崎放送は2009年3月27日打ち切り)のみとなった。これにより、『ザ・ニュースキャスター』以降はANNフルネット局(1993年9月までのテレビ大分も含む)のみでの放送となったことに伴い、1993年4月5日からは岩手・山梨・富山・福井・鳥取・島根・山口・徳島・愛媛・高知・宮崎・沖縄の12県を除く35都道府県での放送となった。
    • 山口放送は、時差ネット廃止半年後の1993年10月に山口朝日放送開局に伴い1978年10月以来15年間加盟していたANNを脱退しNNSマストバイ局(日本テレビ系列再単独系列化)に変更した他、他局から本枠の放映権移行を受けた局でテレビ朝日系新局開局を伴わずに本枠を打ち切ったケースは、テレビ岩手における『アフタヌーンショー』打ち切り以来2例目となった。
    • 南海放送も時差ネット廃止2年後の1995年4月に愛媛朝日テレビ開局に伴いNNSマストバイ局となった。
    • また、鳥取・島根両県における放送も日本海テレビにおける『アフタヌーンショー』ネット開始から22年目にして完全撤廃された。
  • 放映権移行を行わずにネットを打ち切った上記の10局における切り替えた番組は以下の通り(特記がない場合はフルネットでなおかつ同時ネットで放送。太字の県は後に放送を再開した地域)。
放送対象地域 放送局 後番組 後番組の開始日 備考
岩手県 テレビ岩手 『お昼のワイドショー』
(日本テレビ)
1979年10月1日 メイン系列の番組へ変更
福井県 福井放送 ザ・ワイド
(日本テレビ・読売テレビ
1993年4月5日 本放送枠時差ネット廃止に伴いメイン系列の番組へ変更
福井放送は15時台、山口放送は14時台も日本テレビとの同時ネットへ変更[10]
『ザ・ニュースキャスター』第1部は11:45飛び乗りで放送(実質的には『ANNニュース』のみ放送)
山口県 山口放送
愛媛県 南海放送 本放送枠時差ネット廃止に伴い14時台も日本テレビとの同時ネットへ変更[10]
高知県 高知放送 ライオンのごきげんよう
(フジテレビ)
本放送枠時差ネット廃止に伴う変更
『ごきげんよう』は30分遅れから1時間遅れへ変更
『おもいッきりテレビ』は飛び降り解消並びにフルネット化
富山県 北日本放送 遅れネット番組や再放送枠 1992年4月6日
宮崎県 宮崎放送 1993年4月5日 『ザ・ニュースキャスター』第1部はテレビ宮崎にて11:45飛び乗りで放送(実質的には『ANNニュース』のみ放送)
鳥取県
島根県
日本海テレビ 2時のワイドショー
(読売テレビ)
1989年10月2日 ANN脱退・NNSマストバイ局化に伴いネット開始
山陰放送 レインボー
毎日放送
1993年4月5日 本放送枠時差ネット廃止に伴いネット開始
沖縄県 琉球放送 こんにちは2時
(テレビ朝日)
  • なお、系列外時差ネット廃止で本枠が未ネットとなった12県の内、岩手・山口・愛媛・沖縄の4県は後に本枠のネットを再開し、山口県では1993年10月の山口朝日放送開局に伴う『ザ・ニュースキャスター』第2部ネット開始で半年ぶりに、愛媛県では1995年4月の愛媛朝日テレビ開局に伴う『キンキンのとことん好奇心』ネット開始で2年ぶりに、沖縄県では1995年10月の琉球朝日放送開局に伴う『キンキンのとことん好奇心』ネット開始で2年半ぶりに、岩手県では1996年10月の岩手朝日テレビ開局に伴う『ワイド!スクランブル』ネット開始で17年ぶりにそれぞれネットが復活している。山口県では1979年3月以来14年半ぶりに、岩手県では1979年9月以来17年ぶりに本枠がそれぞれ同時ネットになったが、愛媛・沖縄の2県は放送再開と同時に初めて同時ネットになった。4県における放送再開により、1996年10月1日以降の放送地域は、山梨・富山・福井・鳥取・島根・徳島・高知・宮崎の8県を除く39都道府県での放送となった。
  • 福井放送・テレビ宮崎の2局は、系列外局時差ネット廃止後も『ザ・ニュースキャスター』第1部および1997年10月以降の『ワイド!スクランブル』第1部を、いずれも11:45飛び乗りではあるが、ネット継続している[11]。山口放送は『ザ・ニュースキャスター』第2部以降の時差ネット廃止後も山口朝日放送開局まで『ザ・ニュースキャスター』第1部を11:45飛び乗りではあるが、ネット継続していた。一方で現在もANN加盟局が所在しない富山・鳥取・島根・高知の4県は北日本放送における途中打ち切り、山陰放送・高知放送における時差ネット廃止に伴い、平日昼枠当日ネットから完全撤退した。
  • 放映権移行を行わずにネットを打ち切り、本来の系列の番組などに切り替えた他系列10局の現在放送されている番組は、クロスネット局の福井放送を含む日本テレビ系列7局(NNSマストバイ局のテレビ岩手・日本海テレビ・山口放送・南海放送の4局と、NNS非マストバイ局の北日本放送・福井放送・高知放送の3局)では現在は日本テレビ・読売テレビ同時ネット番組を放送しているが、TBS系列3局(山陰放送・宮崎放送・琉球放送)では現在は他系列の遅れネット番組枠や再放送枠となっている。
  • なお、福井放送とテレビ宮崎における12時台には福井放送はメイン系列の『ヒルナンデス!』を、テレビ宮崎はメイン系列の『バイキング』をそれぞれ放送している[12]

その他

  • 時差ネット局からテレビ朝日系新局やテレビ朝日系列へネットチェンジした局へのネット局変更は、時差ネット廃止前日の1993年4月1日の山形放送から山形テレビへの『人間探検!もっと知りたい!!』の放映権移行が最後となり、クロスネット局における同時ネット放送も、同年10月1日のテレビ大分から大分朝日放送への『ザ・ニュースキャスター』の放映権移行を以って廃止され、1993年10月1日(山口朝日放送・大分朝日放送開局と同日)以降は完全にANNフルネット局のみでの放送となった[13]
  • 他系列局への時差ネットを行っていた頃は、テレビ朝日が14時・15時に各時差ネット局へ送出を行い、なおかつスポンサードネットで放送されていた。遅れネット局の編成によっては17時から放送されることもあった。
  • 正月3が日の放送はかつては行っていたが、1987年に開始した『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』(日本テレビ)に視聴率で苦戦するようになったため1989年を以って終了した。
  • 本放送枠は『アフタヌーンショー』時代は一時最大45都道府県で放送されていたが、ANN系列加盟全局で同時に放送された実績はない。これは、フジテレビ系メインのクロスネット局である秋田テレビテレビくまもと・テレビ宮崎・鹿児島テレビ(秋田テレビ・テレビくまもと・鹿児島テレビは当時)が正午枠に『笑ってる場合ですよ!』や『笑っていいとも!』などのフジテレビ系番組同時ネットや、14時に遅れネット番組を、15時台に『3時のあなた』→『タイム3』(フジテレビ)を放送しており、放映権移行が行われなかったことと、前述の通り1978年9月までのANN加盟局であるテレビ山口から同年10月からのANN加盟局である山口放送への『アフタヌーンショー』の放映権移行が1979年4月になったことや、山口放送が『人間探検!もっと知りたい!!』終了に伴う時差ネット廃止で本放送枠を打ち切ったこと、1980年3月まで日本テレビメインのクロスネット局だったテレビ岩手が『アフタヌーンショー』を打ち切った上で『お昼のワイドショー』に切り替えたこと、1989年4月から日本テレビメインのクロスネット局である福井放送が『人間探検!もっと知りたい!!』終了に伴う時差ネット廃止で本放送枠をそれぞれ打ち切ったことによる。

関連項目

脚注

  1. 以下断りのない限り、12時までを第1部とする2部制を敷いている(いた)番組(『ザ・ニュースキャスター』・1997年10月以降の『ワイド!スクランブル』)については、12時(またはそれ以降の時刻から)開始の第2部のみを指すものとする。
  2. 1993年4月時点ではANNフルネット局およびテレビ大分のみ本枠のネットを継続。
  3. ザ・ニュースキャスターの途中(1993年9月30日)でもってANNフルネット局以外での本枠のネットは終了した。)
  4. 2016年10月31日から10:25開始に再変更された。
  5. 放送当時は日本テレビ系列局。
  6. 1971年9月まではフジテレビ系・テレビ朝日系とのクロスネット局。
  7. 新潟総合テレビは1981年3月までのテレビ朝日系ワイドショーは『アフタヌーンショー』のみ放送していた。
  8. 当時の岩手県におけるフジテレビ系スポンサードネット番組やフジテレビ系同時ネット番組は岩手放送が一手に引き受けており、テレビ岩手ではフジテレビ系スポンサードネット番組やフジテレビ系同時ネット番組を放送しておらず、フジテレビ系番組は番販ネットで放送していた。
  9. 本枠をネットしていた日本テレビ系列局(クロスネット局も含む)における時差ネット廃止時点でのANNの報道番組のネットは、福井放送・山口放送の2局では『ANNニュースライナー』のみネットしていた他、南海放送は『ANNニュースフレッシュ』を番販扱いでネットしていた。なお高知放送はANNの報道番組は番販扱いも含めて非ネットだった。
  10. 10.0 10.1 本枠の時差ネット廃止時点における福井放送の14時台は『Beアップル2時!』(読売テレビ)を、山口放送・南海放送の15時台は『ごくらく生テレビ』(日本テレビ)をそれぞれ放送していた。
  11. 列挙した各番組の11:45以降はANN加盟全26局ネットの為クロスネット局でも継続している。
  12. 福井放送はに日本テレビ系単独加盟時代から日本テレビ系番組を、テレビ宮崎は1970年4月開局からフジテレビ系番組をそれぞれ同時ネットしている(福井放送は1989年4月に、テレビ宮崎は1976年4月にそれぞれANNに正式加盟)。
  13. なお、山形テレビは山形放送からの本枠の放映権移行前は『笑っていいとも!』の同時ネットしていたもののネットチェンジと同時に打ち切られ(『笑っていいとも!』は1997年4月にさくらんぼテレビ開局により再開)、テレビ大分は1993年10月からは時差ネットで放送されていた大分放送から放映権移行を受ける形でメイン系列の番組である『笑っていいとも!』の同時ネットに切り替えた。同一地域他局への放映権移行もテレビ大分から大分朝日放送への放映権移行が最後となった。