印西市
印西市(いんざいし)は、千葉県北西部に位置する面積123.8km², 人口10万人の市。
印西市と周辺2市に広がる「千葉ニュータウン」があり、市民の約6割がこの地域に住む。東京都特別区部への通勤率は24.2%(平成22年国勢調査)。
Contents
地理
東京の都心から約40km、千葉市から約20km、成田国際空港から約15kmに位置する。面積は123.80km²。三方を利根川、印旛沼、手賀沼に囲まれた水と緑豊かな市。周辺の佐倉市、四街道市、白井市、八街市、成田市、富里市、酒々井町、栄町と合わせて「印旛地域」と称される。
地形
千葉県北部に位置し、標高20から30メートル程度の平坦な下総台地と利根川、印旛沼、手賀沼などからなる周辺の低地により構成されている。台地と低地部の境には、低地部から台地に入り込む浸食谷や、谷津と呼ばれる地形が広がる。地質は、台地上は洪積層に属し関東ローム層からなっており、低地部は沖積層に属し一般に肥沃な土地が広がっている。 土地利用は台地上は主に畑や山林として利用されてきたが、近年は強固な地盤であることから、千葉ニュータウンをはじめとした市街地が広がっている。低地部は豊かな水に恵まれ水田として利用されてきた。現在も谷津田など、緑豊かな田園風景が見られる。
- 自然
全て利根川水系の河川であり、本流は市北端を流れている。
池沼
隣接する自治体
隣接する自治体のうち、利根町とは直接的な往来はできない。我孫子市または栄町を経由する必要がある。千葉県で他県と接していながら直接的な往来ができない自治体は印西市のみである。また、千葉ニュータウン中央駅の西隣の小室駅が船橋市にあるため船橋市と隣接していると思われがちだが、実際には白井市を挟んでいるため隣接していない。
歴史
江戸時代は利根川の水運が盛んで、物資移送や香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の三社詣などで木下街道付近にあった木下河岸が栄えた。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、印旛郡木下町、大杜村、船穂村、永治村、六合村、宗像村、本郷村、埜原村が誕生。
- 1901年(明治34年)4月1日 - 成田鉄道安食 - 我孫子間が開通。木下駅が開設される。
- 1913年(大正2年)3月1日 - 大杜村が町制施行・改称して大森町となる。
- 1913年(大正2年)4月1日 - 本郷村、埜原村が合併して本埜村が誕生。
- 1920年(大正9年)9月1日 - 成田鉄道が国有化され、成田線と呼称。
- 1941年 (昭和16年)4月28日 - 逓信省印旛地方航空機乗員養成所(通称・印旛飛行場)が開設される。
- 1942年(昭和17年)6月6日 - 印旛飛行場が完成。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 印旛飛行場に陸軍飛行第二三戦隊が配備される。
- 1949年(昭和24年) - 印旛飛行場跡地の一画に法務省印旛少年院(中等・特別)が開設される。旧・飛行場の指揮塔などの施設も再利用される。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 木下町、大森町、船穂村、永治村(平塚・谷田・清戸・十余一を除く)の2町2村が合併し、印旛郡印西町が誕生。
- 1955年(昭和30年)3月10日 - 六合村、宗像村が合併し、印旛村が誕生。
- 1961年(昭和36年)7月27日 - 沼南町(現柏市)と印西を結ぶ手賀沼架橋完成。
- 1966年(昭和41年)6月 - 日本で初めてナウマン象のほぼ完全な化石が発掘される。
- 1967年(昭和42年)12月27日 - 印西都市計画千葉北部地区新住宅市街地開発事業(千葉ニュータウン事業) 施工の都市計画決定。
- 1969年(昭和44年)3月15日 - 国鉄成田線から蒸気機関車が引退。
- 1970年(昭和45年)9月21日 - 交通安全宣言町を宣言。
- 1973年(昭和48年)9月28日 - 国鉄成田線が電化される。
- 1976年(昭和51年)8月3日 - 町役場が現在地に移転。
- 1977年(昭和52年)12月9日 - 木下駅構内地下道が開通。
- 1981年(昭和56年)12月4日 - 公共下水道供用開始。
- 1983年(昭和58年)7月27日 - 町内に降雹による被害。農作物に大きな被害が出る。
- 12月15日 - 印旛少年院が千葉ニュータウン開発事業用地として売却される。
- 1984年(昭和59年)3月1日 - 印西町役場千葉ニュータウン出張所開所。
- 3月16日 - 千葉ニュータウン入居開始。
- 3月19日 - 北総開発鉄道北総・公団線(千葉ニュータウン線)が開通し、千葉ニュータウン中央駅開業。
- 6月6日 - 北千葉揚排水機場完成。
- 1985年(昭和60年) - 印旛少年院が閉庁(業務そのものは1976年に停止済み)。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 印西町民憲章制定。
- 1991年(平成3年)3月31日 - 北総開発鉄道北総・公団線都心直通乗り入れ開始。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 全国町村人口日本一(人口51,753人)となる。
- 1994年(平成6年)1月 - 日本医科大学千葉北総病院が開設。
- 7月6日 - 文化ホール、図書館オープン。
- 1995年(平成7年)4月1日 - 北総開発鉄道北総・公団線印西牧の原駅開業。千葉ニュータウン西の原エリアへの入居開始。
- 10月11日 - 非核平和都市を宣言。
- 1996年(平成8年)3月22日 - 市制施行の自治省(現・総務省)官報告示。
- 1997年(平成9年)3月 - 千葉ニュータウン滝野エリアへの入居開始。
- 2000年(平成12年)3月 - 千葉ニュータウンいには野エリアへの入居開始。
- 2002年(平成14年)12月26日 - 5市町村(印西市・白井市・印旛村・本埜村・栄町)が市町村合併任意協議会を設置。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 印西市・白井市・印旛村・本埜村合併協議会を設置。
- 2004年(平成16年)7月1日 - 北総開発鉄道北総・公団線が改称。北総鉄道・北総線となる。
- 2007年(平成19年)9月26日 - 印西牧の原駅自由通路(牧の原ロードブリッジ)開通。
- 2008年(平成20年)1月15日 - 歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例が施行。
- 2009年(平成21年)1月9日 - 印西市・印旛村・本埜村合併協議会(法定)を設置。
- 4月1日 - 印西牧の原駅南北駅前広場が完成。
- 2010年(平成22年)3月23日 - 印旛郡印旛村と本埜村を編入。
- 2010年(平成22年)7月17日 - 成田スカイアクセス開業。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(M9.0)により市内で震度6弱を記録。負傷者7名、建物全壊12棟、半壊56棟、一部損壊874棟、断水、停電、道路損壊などの被害を出す[1]。
- 2012年(平成24年)5月25日 - 北千葉道路一部開通。開通区間は白井市谷田地先 - 印西市印西牧の原駅付近(約6.5km)、及び印西市印旛日本医大駅付近(約0.8km)。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 印西市市制施行20周年記念。キャッチフレーズは「世代を超えて未来を創る印西市」。
- 2017年(平成29年)2月12日 - 市制施行20周年を記念して印西スマイルマラソンを開催。
- 2017年(平成29年)2月19日 - 北千葉道路一部開通(暫定2車線、完成4車線)。開通区間は印西市若萩地先 - 成田市北須賀地先(約4.2km)。
人口
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.10%増の92,670人であり、増減率は県下54市町村中2位。
印西市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
- 世帯数は36,193世帯[2](2015年6月末現在)。
行政
市長 - 板倉正直、2012年7月28日就任(1期目)2016年7月10日再選(2期目)
初代市長は伊藤利明。元印西町長、1983年〜1996年、1期(町長時代を含めると4期)、市制施行直後の1996年6月に在職のまま急逝。
2代目市長は海老原栄(1996年〜2004年、2期、市長退任後に急逝)。
3代目市長は山﨑山洋(2004年〜2012年、2期)。
2012年7月8日、印西市長選挙の投開票が行われ、市(町)議を10期務めた板倉が現職の山崎を破り初当選、4代目市長となる。初登庁は同月30日。2016年7月10日、印西市長選挙の投開票が行われ、現職の板倉が再選。
行政機関
役所
- 印西市役所
- 印旛支所
- 本埜支所
- 中央駅前出張所
- 牧の原出張所
- 小林出張所
- 船穂出張所
- 滝野出張所
- 岩戸出張所
- 平賀出張所
消防
- 印西地区消防組合 - 白井市および本市で構成されている。
- 印西地区消防組合消防本部
- 牧の原消防署
- 印旛消防署
- 本埜消防署
- 印西西消防署
- 印西消防署
- 印西地区消防組合消防本部
警察
- 印西警察署
- 管内は、印西市・白井市並びに印旛郡栄町の一部(布鎌地区)。
広域行政
- 印旛郡市広域市町村圏事務組合
- 佐倉市、四街道市、白井市、八街市、成田市、富里市、印旛郡酒々井町、栄町および本市の7市2町で構成されている。
- 印西地区環境整備事業組合
- 白井市、印旛郡栄町および本市の2市1町で構成されている。
- 印旛利根川水防事務組合
- 八千代市、白井市、佐倉市、四街道市、成田市、印旛郡酒々井町、栄町および本市の6市2町で構成されている。
- 印西地区衛生組合
- 印旛郡栄町と本市で構成されている。
- 長門川水道企業団
- 印旛郡栄町と本市で構成されている。
県の機関
- 千葉県企業土地管理局ニュータウン整備課土地管理室
- 千葉県水道局船橋水道事務所千葉ニュータウン支所
市町村合併
2003年、印西市・白井市・印旛郡印旛村・本埜村の2市2村の合併が検討され(北総市構想)、2003年4月1日には「印西市・白井市・印旛村・本埜村合併協議会」が設立されていたが、2004年7月の白井市で行われた住民投票で反対票が過半数を占め、合併計画は白紙となった。
その後、2008年に印西市・印旛村・本埜村の1市2村の枠組みで、市町村の合併の特例等に関する法律(新合併特例法)の期限である2010年3月末までの合併に関する話合いを行うために、2008年10月24日に合併問題懇談会が、それぞれの市村の長および議会議員の代表により構成され設置された。そして、2009年1月9日には合併協議会[3]が設置された。
合併の期日は2010年(平成22年)3月23日、合併方式は印西市に印旛村・本埜村を編入する編入合併、新市の名称は「印西市」とすることで合意したが、本埜村の小川利彦村長(当時)が、「現時点で合併の必要を感じていない」などと発言し、実現性が不透明な状態となった。混乱の末、2009年12月に小川村長のリコールが成立し、これを受けて合併申請が行われ、2010年3月5日総務省告示第73号で合併が決定した。これにより、予定通り2010年3月23日に「新・印西市」が誕生することになった。
条例
2008年1月15日歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例が施行となり、千葉ニュータウン中央駅周辺が重点区域に指定された。指定喫煙場所以外の喫煙・空き缶などのごみのポイ捨ての違反者に対し命令に従わない場合、同年4月1日から過料徴収を実施している。
市議会
印西市議会
- 定 数:22名
- 任 期:2015年(平成27年)4月30日 - 2019年(平成31年)4月29日
- 議 長:小川 義人 (無会派、4期)
- 副議長:橋本 和治 (公明党、3期)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
至誠 | 6 | ◎藤代武雄、松尾榮子、近藤瑞枝、岩崎成子、米井重行、稲葉健 |
創進 | 4 | ◎酢﨑義行、増田葉子、櫻井正夫、小川利彦 |
新政 | 3 | ◎板橋睦、軍司俊紀、海老原作一 |
公明党 | 2 | ◎橋本和治、浅沼美弥子 |
日本共産党 | 2 | ◎山田喜代子、伊藤真一 |
ひびき | 2 | ◎金丸和史、玉木実 |
無会派 | 2 | 小川義人、山本清 |
計 | 21 |
※2017年4月1日現在、中沢氏が市長選立候補のため、辞職により市議会は「欠員1」である。
商業
千葉ニュータウンの開発により多くの企業が進出した。千葉ニュータウン中央駅および印西牧の原駅周辺は、印西市における経済・産業の中心地となっている。また、関東平野の中で活断層が無く岩盤が強固[4]とされることから、防災上の理由で多くの金融機関が千葉ニュータウン内に事務センターや郵便局の東日本貯金事務計算センターを配置している。 東日本大震災以降、災害へのリスクヘッジとして、大企業が印西市を拠点に置くことが増えたと同時に、北千葉道路の一部開通により、都心と成田空港の中間に大敷地でアクセスが良いのが注目され、物流倉庫が多く建設された。別名「物流城下町」と呼ばれている。宅地造成やマンションの建築も盛んであり、分譲地には有名ハウスメーカーが競争して販売している。
市内に事務センターを置く主な金融機関
- 三菱UFJ銀行 (千葉ニュータウンセンター)
- みずほ銀行 (千葉事務センター)
- 富国生命保険
- 東京海上日動火災保険 (千葉ニュータウンセンター)
- 三井住友海上火災保険 (千葉ニュータウンセンター)
- 労働金庫連合会
- ゆうちょ銀行(東日本貯金事務計算センター)
企業
- NTTデータ
- グッドマンジャパン
- プロロジス
- ソフトバンクテレコム
- 竹中技術研究所(竹中工務店・竹中土木)
- ヒュンダイモータージャパン
- マブチモーター技術センター
- 千趣会
- KVHデータセンター
- SCSKデータセンター
- 三菱総研(DCS千葉情報センター)
- スズケン千葉物流センター
- サンエー物流
- スウィングベーカリー
- 山口精糖
市内の主な大型商業施設
- イオンモール千葉ニュータウン・イオン 千葉ニュータウン店
- ジョイフル本田 千葉ニュータウン店
- 牧の原モア
- アルカサール
- ビッグホップガーデンモール印西
- ヤマダ電機 千葉ニュータウン店
- シネマックス千葉ニュータウン シネコン
- メガマックス 千葉ニュータウン店
- ドン・キホーテ 千葉ニュータウン店
- ケーズデンキ 千葉ニュータウン店
- 東京インテリア 千葉ニュータウン店
- コストコ 千葉ニュータウン店
- カインズホーム 千葉ニュータウン店
- ベイシア 千葉ニュータウン店
- 島忠 千葉ニュータウン店
地域
千葉ニュータウン中央・印西牧の原地区
- 1980年代以降千葉ニュータウンの開発でベッドタウン化が進み、マンションなどの住宅が立ち並んでいる。また、印西市において最も人口が多いエリアである。市の中西部にあたり、北総線および国道464号に沿って発展しており、広大な土地を利用し大型商業施設が相次いで進出している。また、それにより北総エリアにおける一大ショッピングゾーンを築いており、新市街地として開発が進む。詳細は千葉ニュータウンの項目を参照。また、草深原 (そうふけっぱら)のような貴重な自然も残る。
木下地区
印旛地区
- 市の東南部に位置し、旧・印旛村地区にあたる。北総エリアの基幹病院である日本医科大学千葉北総病院があり、印旛日本医大駅を中心とした千葉ニュータウン「いには野」地区では宅地化が進行する。一方で谷津田をはじめ自然も多く残されており、樹齢300年を超える「吉高の大桜」や「ナウマン像発掘」の地などの観光名所がある。
本埜地区
- 市の北東部に位置し、旧・本埜村地区にあたる。北印旛沼に面して水田が広がり、冬には越冬のために800羽を越す白鳥が飛来する。印西牧の原駅北側の千葉ニュータウン「滝野」地区では宅地化が進行する。また、成田空港に近いため、近年国道464号線の沿道のみどり台などには研究所や物流センターなどの進出が目立つ。
主な住宅団地
UR都市機構(旧住宅・都市整備公団)により開発された住宅団地のほか、民間のデベロッパーにより複数の大規模住宅団地が開発されている。
- 小林団地
- アバンドーネ原
- 原山団地
- 高花団地
- 内野中央団地
- 内野東団地
- 内野西団地
- 内野南第一団地
- 内野南第二団地
教育
大学
全1校、2キャンパス
中等教育学校
高等学校・専門学校等
全2校
市立中学校
全9校
廃校
- 印西町立大森中学校(1958年木下中と統合し印西中学校へ)
- 印西町立木下中学校(1958年大森中と統合し印西中学校へ)
- 印西町立永治中学校(1958年印西中学校永治分校となり、1959年廃校)
- 印旛村立六合中学校(1975年宗像中と統合し印旛中学校へ)
- 印旛村立宗像中学校(1975年六合中と統合し印旛中学校へ)
市立小学校
全20校
- 印西市立木下小学校
- 印西市立小林小学校
- 印西市立大森小学校
- 印西市立船穂小学校
- 印西市立木刈小学校
- 印西市立内野小学校
- 印西市立原山小学校
- 印西市立小林北小学校
- 印西市立小倉台小学校
- 印西市立高花小学校
- 印西市立西の原小学校
- 印西市立原小学校
- 印西市立六合小学校
- 印西市立宗像小学校
- 印西市立平賀小学校
- 印西市立いには野小学校
- 印西市立本埜第一小学校
- 印西市立本埜第二小学校
- 印西市立滝野小学校
- 印西市立牧の原小学校
廃校
- 印西町立船穂小学校武西分校(1964年船穂小学校へ統合)
- 印西市立草深小学校(2003年西の原小学校と原山小学校へ分割統合)
- 印西市立永治小学校(2017年木刈小学校へ統合)
特別支援学校
幼稚園
公立
- 大森幼稚園
- 瀬戸幼稚園
- もとの幼稚園
私立
- 天神幼稚園
- 小林天神幼稚園
- 印西しおん幼稚園
- きかり幼稚園
- 原山幼稚園
- 西の原幼稚園
保育園
公立
- 木下保育園
- 大森保育園
- 内野保育園
- 木刈保育園
- 高花保育園
- 西の原保育園
- もとの保育園
私立
- 原山保育園
- どんぐり保育園
- 銀の鈴保育園
- しおん保育園
- 山ゆり保育園
- 牧の原宝保育園
認可小規模保育園
市立図書館
- 大森図書館:蔵書数163,145冊
- 小林図書館:蔵書数45,663冊
- そうふけ図書館:蔵書数75,513冊
- 小倉台図書館:蔵書数147,194冊
- 印旛図書館
- 本埜図書館
印西市立図書館年報 平成20年度-平成19年度より(2008年3月31日現在)
交通
鉄道
- 中心となる駅:木下駅
※千葉ニュータウン中央駅が市内で最も乗降人員が多いがJTB時刻表には木下駅が中心駅として記載
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 京成電鉄・北総鉄道
- 北総線経由で都心と成田空港を結ぶ成田スカイアクセスが2010年7月17日に開業し、千葉ニュータウン中央駅および印旛日本医大駅の両駅に空港アクセス列車であるアクセス特急(特別料金不要)が停車するようになった[5]。
未成線
バス
道路
- 一般国道
- 都道府県道
観光
名所・旧跡
- 鳥見神社
- 宗像神社 - 旧宗像村周辺は「「宗像」神社」が数多く点在。
- 多聞院
- 印西七福神
- 観音寺(浦部仁王尊)
- 最勝院
- 長楽寺
- 厳島神社
- 観音堂
- 三宝院
- 宝泉院地蔵寺
- 晴天山結縁寺
- 宝珠院
- 摩尼珠山医王院松虫寺
- 泉福寺
- 玄林山勝光院龍腹寺(延龍腹寺)(天台宗)
- 栄福寺薬師堂
- 押付の水塚
- 木下貝層
- 小金牧(印西牧跡)
観光スポット
温泉
博物館
- 印旛医科器械歴史資料館
- 印旛歴史民俗資料館
- メタル・アート・ミュージアム光の谷(2014年末で閉館)
祭り
- 印西よかっぺ夢まつり
- 別所の獅子舞(宝泉院地蔵寺・地蔵堂)
- いなざき獅子舞(和泉鳥見神社)
- ほくそう春まつり(千葉ニュータウン中央駅周辺)
催事
- 東日本実業団対抗駅伝競走大会(2007年まで)
- 元日に行われる全日本実業団駅伝の予選会を兼ねていて、テレビ中継(録画)もされていた時期もあった。
- 関東大学女子駅伝対校選手権大会が、印西市千葉ニュータウン周回コースで2008年の第14回から開催されている。
- 花火大会(2016年)市制施行20周年を記念し15年ぶりに利根川河川敷で予定されていたが、打ち上げが中止となった。
- 市内の重要文化財(国指定)一覧
番号 | 種別 | 名称 | 所在地 | 所有者または管理者 | 指定年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 建造物 | 宝珠院観音堂 | 小倉1138 | 宝珠院 | 昭和9年1月30日 | 永禄6年頃(室町時代後期)。 |
2 | 〃 | 栄福寺薬師堂 | 角田2 | 栄福寺 | 昭和29年9月17日 | 文明4年(室町時代後期)建立年代が明確な県下最古の建造物。 |
3 | 〃 | 泉福寺薬師堂 | 岩戸1671 | 泉福寺 | 昭和52年6月27日 | 室町時代後期。 |
5 | 彫刻 | 銅造不動明王立像(1躯) | 結縁寺516 | 結縁寺 | 大正3年4月17日 | 鎌倉時代の作品。嘉元元年九月ノ銘アリ。 |
6 | 〃 | 木造薬師如来坐像(1躯) | 松虫7 | 松虫寺 | 昭和34年6月27日 | 平安時代の作品。 |
7 | 〃 | 木造薬師如来坐像(6躯) | 松虫7 | 松虫寺 | 昭和34年6月27日 | 平安時代の作品。 |
- 市内の登録有形文化財一覧
番号 | 種別 | 名称 | 所在地 | 所有者または管理者 | 登録年月日 | 登録番号 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 建造物 | 岩井家住宅主屋(旧武蔵屋店舗) | 木下1645 | 個人 | 平成19年12月05日 | 第12-0089号 | 大正3年頃。木造2階建、瓦葺、建築面積99m2。 |
番号 | 種別 | 名称 | 所在地 | 所有者または管理者 | 指定年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 天然記念物 | 木下貝層 | 木下1944ほか | 平成14年3月19日 | 木下万葉公園内。約12 - 13万年前の地層。 |
- 千葉県指定文化財は千葉県指定文化財一覧を参照。
スポーツ施設
- 習志野カントリークラブ
- 1973年の第一回大会から1997年までサントリーオープンゴルフトーナメントが開催されていた。また、フィランソロピー・LPGAプレイヤーズ・チャンピオンシップの第二回・第三回(最終大会)の会場でもあった。
- 総武カントリークラブ
- 松山下公園陸上競技場
- 平岡自然公園
- 成田射撃場
- 2013年に開かれた第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013)では唯一の千葉県内の会場だった。
放送
CATV
市内ではらーばんねっとがケーブルテレビを運営している(印旛地区・本埜地区を含む)。
名誉市民
- 福田孝 1980年(昭和55年)12月1日 - フクダ電子創業者。
- 大澤哲夫 1995年(平成7年)3月11日 - 元印旛村長(3期12年)。
- 伊藤利明 1996年(平成8年)11月3日 - 初代市長。
- 吉岡敏夫 2005年(平成17年)3月26日 - 元印旛村長(6期24年)。
- 大沢慶己 2010年(平成22年)3月14日 - 柔道家。講道館10段。
出身著名人
- 香取秀真 - 工芸家、歌人
- 五十嵐敬之助 - 元力士、7代勝ノ浦親方
- 鳳谷五郎 - 大相撲第24代横綱
- 滝田栄 - 俳優
- 井ノ上奈々 - 声優
- 秋野央樹 - サッカー選手
- 池田圭 - サッカー選手
- 木暮聡 - 総合格闘家
- 内藤のび太 - 総合格闘家
- 澤野大地 - 陸上競技棒高跳選手
- 真木よう子 - 女優
- 森迫永依 - 子役、女優
- 古川牧子 - 元バレーボール選手
- 大野靖之 - シンガーソングライター
- 小林直己 - EXILE、三代目J Soul Brothersメンバー
- の子 - 神聖かまってちゃんメンバー
- 深津康太 - サッカー選手
- 植木あさ香 - AKB48 元AKBチーム研究生
- 今村駿 - バレーボール選手
- 内藤和也 - バレーボール選手
- 清水沙樹 - 競艇選手
- 村田沙耶香 - 小説家、エッセイスト
印西市を舞台にした作品
印西市でロケがおこなわれた作品
- ブラックジャックによろしく(2003年 TBS系列 主演:妻夫木聡、国仲涼子、鈴木京香)ロケ地:日本医科大学千葉北総病院
- 天才!志村どうぶつ園」(2004年放送)ロケ地:印西牧の原駅
- (映画)フライ,ダディ,フライ(2005年公開)ロケ地:千葉ニュータウン中央駅
- (映画)電車男(2005年公開)ロケ地:印西牧の原駅
- (映画)オトシモノ(2006年公開)ロケ地:印西牧の原駅
- (映画)俺俺(2013年公開)ロケ地:イオンモール千葉NT店
- (映画)金メダル男(2016年公開)ロケ地:牧の原モア
- (映画)僕だけがいない街(2016年公開)ロケ地:BIGHOP、印西牧の原駅
- (映画)サクラダリセット(2017年公開)ロケ地:牧の原モア
- 轟轟戦隊ボウケンジャー(2006年放送)ロケ地:印西牧の原駅
- ハツカレ実写版(2006年・GyaOでのネットシネマとして放映)ロケ地:印西牧の原駅
- (ドラマ) コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2008年 - 2017年 フジテレビ 主演:山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介)ロケ地:日本医科大学千葉北総病院、ビッグホップガーデンモール印西
- (ドラマ)ビターブラッド 第2話 (2014年放送 TBS)ロケ地:ビックホップガーデンモール印西 主演:佐藤健、渡部篤郎
- (ドラマ)信長協奏曲(2014年放送) 主演:小栗旬、柴咲コウ、向井理
- (ドラマ)花子とアン(2014年放送) 主演:吉高由里子
- (ドラマ)BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係(2014年放送) 主演:小栗旬
- (ドラマ)ど根性ガエル(2015年放送) 主演:松山ケンイチ
- (CM)NAVITIME ロケ地:ビッグホップガーデンモール印西
- (CM)養命酒 ロケ地:牧の原モア
- (CM)ダイハツタント ロケ地:BIGHOP
その他
- 印旛飛行場は本来パイロット養成所であり、有蓋の格納庫は数機分しか存在しなかった[6]。そのため陸軍飛行第二三戦隊の基地として事実上の軍事空港化されたときは、無蓋の「掩体壕(えんたいごう)」が用いられた[6]。1982年の調査では36基分の掩体壕が残されていたが[6]、その後の開発で姿を消し、1基のみ印西市の指定記念物(史跡)として残されている[7]。
- 印旛飛行場跡に作られた印旛少年院は、『関東年少小唄』の冒頭で「ヤキの印旛か」と歌われた[8]ほど有名で、職員による暴行事件に関し、衆議院法務委員会で取り上げられたこともある[9]。
- 2011年に、印西市のマスコットキャラクターが、いんザイ君[10]に決定した。
- 市政施行直前には全国で最も人口の多い町となり、印西市文化ホール(市役所隣)前には全国町村人口日本一の記念碑が建てられている。
脚注
- ↑ 印西市ウェブサイト 東北地方太平洋沖地震について(概要報告5)2013年7月4日より
- ↑ 印西市ウェブサイト 印西市の人口より
- ↑ 印西市・印旛村・本埜村 合併協議会ウェブサイト
- ↑ UR都市機構ウェブサイト 千葉NTビジネスねっとより
- ↑ 京成電鉄スカイライナーサイト 成田新高速鉄道プロジェクトより
- ↑ 6.0 6.1 6.2 “印西牧の原の歴史〜ニュータウン開発前、印西に飛行場があった!〜”. 千葉県フリーペーパー『うきうき』 (2017年10月15日). . 2017閲覧.
- ↑ “掩体壕(えんたいごう)[市指定記念物(史跡)]”. 印西市役所教育委員会 教育部生涯学習課文化班 (2017年1月6日). . 2017閲覧.
- ↑ 中村敏和 『塀の中の唄が聞こえた』 彩図社〈ぶんりき文庫〉、2003年。ISBN 4-88392-330-4。
- ↑ “第024回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第5号”. 国会会議録検索システム(国会図書館) (1956年9月25日). . 2017閲覧.
- ↑ 印西市ウェブサイト
関連項目
外部リンク
- 行政
- 観光