冷水浦駅
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冷水浦駅(しみずうらえき)は、和歌山県海南市冷水にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
歴史
1938年(昭和13年)12月、国鉄紀勢西線の日方町駅(現在の海南駅)と加茂郷駅の間に開業した。同日には同じ紀勢西線の初島駅も開業している。
1959年(昭和34年)、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け紀勢本線の駅となった。現在の駅は和歌山方に約400m移設されたもの。
- 1938年(昭和13年)12月15日 - 国鉄紀勢西線の日方町駅(現在の海南駅)と加茂郷駅の間に新設開業。
- 1952年(昭和27年)10月1日 - 営業休廃止の告示を行わず列車の停車を取り止めていたものを再開。[1]
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 紀勢西線三木里駅から紀勢東線新鹿駅までの区間の開通をもって現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1961年(昭和36年)9月1日 - 和歌山方へ400mの現在地に移設、営業キロ程改正[1]
- 1966年(昭和41年)11月25日 - 冷水浦駅 - 海南駅間が複線化。
- 1967年(昭和42年)3月24日 - 加茂郷駅 - 冷水浦駅間が複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)6月2日 - 当駅直上の国道において、大型トラックが横転。散乱した積荷の丸太に、通過中の御坊発和歌山行き快速列車(乗員乗客約500名)が乗り上げ脱線。乗客22名が重軽傷を負った。事故の十数分前に、近隣住民から110番通報がなされていたが、落木により無線基地局が損傷し、列車無線を使用しての当該列車への停止指示は不可能であった[2]。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅である。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。和歌山駅管理の無人駅。ホームは築堤上の高いところにあり、上下線各ホームへはそれぞれ加茂郷駅寄りにある階段を登る。駅舎はない。ホーム上に待合所があるのみ。乗車駅証明書発行機も設置されていない(以前はあったが故障撤去)が、自動券売機は2013年3月22日に和歌山/天王寺方面行きホームに1台設置された。開業以来出改札及びこれに付随する設備は持たず、これらに従事する職員の配置もなかったが、構内に信号取扱小屋を設置し運転取扱職員が常駐のため、有人駅として開業。なお現在は撤去され痕跡は残っていないがこの信号取扱小屋をもって駅本屋としたことから停車場中心表示が残る
のりば
のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | W きのくに線 | 和歌山・天王寺方面 |
2 | 御坊・新宮方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 139 |
1999年 | 135 |
2000年 | 120 |
2001年 | 112 |
2002年 | 97 |
2003年 | 106 |
2004年 | 100 |
2005年 | 92 |
2006年 | 100 |
2007年 | 95 |
2008年 | 96 |
2009年 | 94 |
2010年 | 90 |
2011年 | 85 |
2012年 | 85 |
2013年 | 92 |
2014年 | 84 |
2015年 | 106 |
2016年 | 114 |
駅周辺
- 国道42号
- 冷水簡易郵便局
- 藤白坂
路線バス
- 海南市コミュニティバス 鰈川線
- 海南医療センター / 加茂郷駅・鰈川方面 (平日・土曜4往復の運行)
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- ■ 紀勢本線(新宮 - 和歌山 - 和歌山市)(きのくに線 : 新宮 - 和歌山 W)
- (亀山方面<<)新宮 - 三輪崎 - 紀伊佐野 - 宇久井 - 那智 - 紀伊天満 - 紀伊勝浦 - 湯川 - 太地 - 下里 - 紀伊浦神 - 紀伊田原 - 古座 - 紀伊姫 - 串本 - 紀伊有田 - 田並 - 田子 - 和深 - 江住 - 見老津 - (双子山信号場) - 周参見 - 紀伊日置 - 椿 - 紀伊富田 - 白浜 - 朝来 - 紀伊新庄 - 紀伊田辺 - 芳養 - 南部 - 岩代 - 切目 - 印南 - 稲原 - 和佐 - 道成寺 - 御坊 - 紀伊内原 - 紀伊由良 - 広川ビーチ - 湯浅 - 藤並 - 紀伊宮原 - 箕島 - 初島 - 下津 - 加茂郷 - 冷水浦 - 海南 - 黒江 - 紀三井寺 - 宮前 - 和歌山(>>天王寺方面) - 紀和 - 和歌山市