紀伊佐野駅

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紀伊佐野駅(きいさのえき)は、和歌山県新宮市佐野三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。

歴史

  • 1913年大正2年)
    • 3月1日 - 新宮鉄道が三輪崎駅 - 勝浦駅(現・紀伊勝浦駅)間で開業したと同時に、佐野村停留場として設置[1]
    • 4月17日 - 駅に昇格、佐野村駅となる。同時に交換可能駅化。
  • 1934年昭和9年)7月1日 - 新宮鉄道の国有化により、紀勢中線の駅となる[2]。同時に秋津野駅に改称。
  • 1940年(昭和15年)8月8日 - 路線改称により紀勢西線所属となる[2]
  • 1942年(昭和17年)4月1日 - 紀伊佐野駅に改称。
  • 1945年(昭和20年)8月 - 巴川製紙所新宮工場が操業開始。この頃、当駅から工場までの専用線が運用開始。
  • 1959年(昭和34年)7月15日 - 再度の路線改称により紀勢本線所属となる[2]
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 旅客の職員配置を廃止(旅客の面では無人駅に)。駅員は貨物の職員のみとなる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本と日本貨物鉄道(JR貨物)が継承[2]
  • 1994年平成6年)9月28日 - 専用線においてコンテナ貨物の取扱を開始。
  • 1995年(平成7年)6月 - 巴川製紙所新宮工場の閉鎖により貨物列車の発着が廃止される。翌1996年(平成8年)3月16日のダイヤ改正により設定も廃止。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱いが正式に終了。

駅構造

島式ホーム1面2線を有し、交換設備を備えた地上駅。駅舎は線路東側にあり、ホームへは遮断機・警報機つきの構内踏切で連絡している。ホームは狭い。

木造駅舎が残る。駅舎の外壁には駅近くにある和歌山県立新宮商業高等学校(現在の和歌山県立新翔高等学校)の美術部により、派手な壁画が描かれていたが、白くされている。駅舎の内部には待合所が二部屋あり、大きいほうは内壁が水色のペンキで塗りつぶされており、出札口も上に板をかぶせた状態で、そのままペンキで塗り固められてしまっている。小さいほうは大きい待合室の角に出入り口があり、内部は狭い中に机やいすが多く置かれている。

新宮駅管理の無人駅。改札口近くに自動券売機が一台設置されており、近距離の乗車券を買うことが出来る。

のりば

のりば 路線 行先
1 W きのくに線 紀伊勝浦紀伊田辺和歌山方面
2 新宮方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。なお、駅舎側が1番のりばである。

駅周辺

当駅と三輪崎駅の間の海岸には新宮港がある。また当駅から南に少し行った線路沿いには、かつてこの駅から専用線が分岐していた巴川製紙所新宮工場があったが、現在は大型ショッピングセンター(コスモ石油オートバックスユニクロケーズデンキマクドナルドなどの店舗や映画館なども併設)であるスーパーセンターオークワ南紀店となっている。三輪崎駅附近から当駅の附近までは市街地が続いており、紀勢本線線路の海側には家々を数多く見ることができる。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通り[3]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 521
1999年 475
2000年 409
2001年 408
2002年 391
2003年 346
2004年 325
2005年 343
2006年 332
2007年 309
2008年 287
2009年 265
2010年 280
2011年 255
2012年 269
2013年 266
2014年 249
2015年 250
2016年 244

隣の駅

西日本旅客鉄道
W きのくに線(紀勢本線)
三輪崎駅 - 紀伊佐野駅 - 宇久井駅

脚注

  1. 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1913年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「sone25」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  3. 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目

外部リンク