紀伊日置駅
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紀伊日置駅(きいひきえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町矢田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
白浜町の日置川地区で唯一の鉄道駅だが、その地区の中心とは2 - 3km程離れている。
歴史
- 1936年(昭和11年)10月30日 - 国鉄紀勢西線の紀伊椿駅(現在の椿駅)から周参見駅までの延伸に伴い開業[1]。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅と新鹿駅の間の開通に伴う線路名称改定により、紀勢本線所属となる[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道に承継[1]。
駅構造
相対式ホーム2面2線をもち、列車同士の行き違いが可能な地上駅である(当区間は単線区間である)。ホーム間の連絡は跨線橋による。2線のほかに側線も有し、保線用の車輛が留置されていることもある。駅舎はホームより下の位置にあり、ホームからは階段を数段下る。
駅舎は木造で古くからのもの。天井が周りの駅舎に比べると少し高く、明り取りの窓もある。出札窓口が残るが、紀伊田辺駅管理の無人駅となっており、自動券売機や乗車駅証明書発行機などの設置もない。駅舎横にトイレが、設置されている。
のりば
のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | W きのくに線 | 周参見・新宮方面 |
2 | 紀伊田辺・和歌山方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 223 |
1999年 | 214 |
2000年 | 189 |
2001年 | 147 |
2002年 | 137 |
2003年 | 132 |
2004年 | 125 |
2005年 | 119 |
2006年 | 106 |
2007年 | 99 |
2008年 | 93 |
2009年 | 102 |
2010年 | 88 |
2011年 | 86 |
2012年 | 78 |
2013年 | 86 |
2014年 | 90 |
2015年 | 94 |
2016年 | 85 |
この駅は日置川地区にある唯一の鉄道駅であるが、地区の中心部から離れているため利用者は決して多いとはいえない。この駅の主な利用客は、隣接する田辺市の高等学校に通学する生徒たちである。
駅周辺
前述した通り、当駅は日置川地区の中心部から離れているため、中心部へのアクセスは駅前のタクシー・または定期運行のバス(明光バス)などを利用する。
狭いながら、バス・タクシー乗り場としての簡易な駅前広場(ロータリー)を有する。乗降車の時間帯には、乗客の送り迎え(大半は通学生徒とその保護者)が行われる。
以下は駅から2~3kmほど離れている。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- ■ 紀勢本線(新宮 - 和歌山 - 和歌山市)(きのくに線 : 新宮 - 和歌山 W)
- (亀山方面<<)新宮 - 三輪崎 - 紀伊佐野 - 宇久井 - 那智 - 紀伊天満 - 紀伊勝浦 - 湯川 - 太地 - 下里 - 紀伊浦神 - 紀伊田原 - 古座 - 紀伊姫 - 串本 - 紀伊有田 - 田並 - 田子 - 和深 - 江住 - 見老津 - (双子山信号場) - 周参見 - 紀伊日置 - 椿 - 紀伊富田 - 白浜 - 朝来 - 紀伊新庄 - 紀伊田辺 - 芳養 - 南部 - 岩代 - 切目 - 印南 - 稲原 - 和佐 - 道成寺 - 御坊 - 紀伊内原 - 紀伊由良 - 広川ビーチ - 湯浅 - 藤並 - 紀伊宮原 - 箕島 - 初島 - 下津 - 加茂郷 - 冷水浦 - 海南 - 黒江 - 紀三井寺 - 宮前 - 和歌山(>>天王寺方面) - 紀和 - 和歌山市