湯川駅
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湯川駅(ゆかわえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字二河(にこう)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
歴史
- 1935年(昭和10年)7月18日 - 国鉄紀勢中線 紀伊勝浦駅 - 下里駅間の延伸に伴って開業[1]。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 江住駅 - 串本駅間および新宮駅 - 紀伊木本駅(現在の熊野市駅)間の開通に伴う路線改称により、紀勢西線の駅となる[1]。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅 - 新鹿駅間の開通に伴う路線改称により、紀勢本線の駅となる[1]。
- 1968年(昭和43年)4月22日 - 駅舎改築竣工[2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継[1]。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する、行違い可能な地上駅。ホームは広く上屋の造りもしっかりしている。駅の裏手、東側には湯川海水浴場の砂浜が広がっており、ホームから良く望むことができる。コンクリート造り平屋の駅舎がホームの西側、国道42号に面して置かれており、駅舎とホームの間を地下道が結んでいる。
新宮駅管理の無人駅であり、駅舎内に残る出札口はシャッターが下りたままの状態となっている。トイレは、男女共用の水洗式である。
のりば
のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | W きのくに線 | 紀伊勝浦・新宮方面 |
2 | 串本・紀伊田辺・和歌山方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。なお、1番のりばが駅舎側である。
駅周辺
岸近くに立地し、前述のとおり駅の東側すぐのところに湯川海水浴場(湯川温泉海水浴場とも言う)の砂浜が広がっている。駅から国道42号を北へ行くとおよそ800mほどで郷土の詩人佐藤春夫がその名をつけた景勝地ゆかし潟に至り、そのほとりに湯川温泉が湧出する。湯川温泉はおなじ那智勝浦町にある勝浦温泉とは打って変わって静かな雰囲気の温泉で、ゆかし潟に流れ込む川に沿って数軒の旅館やホテルが点在している。かつては列車による観光客も多く、準急→急行「南紀」、急行「きのくに」も停車していた。「きのくに」廃止後に特急「くろしお」が増発された際、一部の列車が停車することとなったが後に停車駅から外され、現在では普通列車のみの停車駅となっている。
- 湯川駅前簡易郵便局
- 夏山温泉
利用状況
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 31 |
1999年 | 28 |
2000年 | 24 |
2001年 | 15 |
2002年 | 15 |
2003年 | 14 |
2004年 | 11 |
2005年 | 13 |
2006年 | 15 |
2007年 | 14 |
2008年 | 14 |
2009年 | 14 |
2010年 | 16 |
2011年 | 14 |
2012年 | 10 |
2013年 | 5 |
2014年 | 6 |
2015年 | 10 |
2016年 | 11 |
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- ■ 紀勢本線(新宮 - 和歌山 - 和歌山市)(きのくに線 : 新宮 - 和歌山 W)
- (亀山方面<<)新宮 - 三輪崎 - 紀伊佐野 - 宇久井 - 那智 - 紀伊天満 - 紀伊勝浦 - 湯川 - 太地 - 下里 - 紀伊浦神 - 紀伊田原 - 古座 - 紀伊姫 - 串本 - 紀伊有田 - 田並 - 田子 - 和深 - 江住 - 見老津 - (双子山信号場) - 周参見 - 紀伊日置 - 椿 - 紀伊富田 - 白浜 - 朝来 - 紀伊新庄 - 紀伊田辺 - 芳養 - 南部 - 岩代 - 切目 - 印南 - 稲原 - 和佐 - 道成寺 - 御坊 - 紀伊内原 - 紀伊由良 - 広川ビーチ - 湯浅 - 藤並 - 紀伊宮原 - 箕島 - 初島 - 下津 - 加茂郷 - 冷水浦 - 海南 - 黒江 - 紀三井寺 - 宮前 - 和歌山(>>天王寺方面) - 紀和 - 和歌山市