宮前駅
宮前駅(みやまええき)は、和歌山県和歌山市北中島一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
かつて、当駅 - 和歌山駅間には和歌山操車場が存在していた。また、当駅 - 紀三井寺駅間には本州化学和歌山工場専用線があり、当駅の約200m紀三井寺方下り本線から分岐していた。
歴史
この駅は1955年(昭和30年)4月、国鉄紀勢西線(現在の紀勢本線の一部)の紀三井寺駅と和歌山駅との間に新しく国鉄紀勢西線宮前駅(みやまええき)として開業した。この駅はその後国鉄の分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅となり現在に至っている。
- 1945年(昭和20年)2月15日 - 紀勢西線の東和歌山駅(現在の和歌山駅) - 紀三井寺駅間に宮前信号場が開設される。
- 1951年(昭和26年)12月26日 - 宮前信号場廃止。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 宮前駅開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継。
- 2013年(平成25年)1月1日 - 自動放送に列車行先及び時刻の事前案内放送が加えられる。
- 2015年(平成27年)8月30日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となることに伴い、入出場専用簡易型自動改札機の使用を開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅で、分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。電車1両分ほどのホーム屋根が上下ホームにあるが、駅舎が設けられていない無人駅(和歌山駅管理)である。上下ホームのそれぞれに入口があり、それぞれに自動券売機が設置されている。かつては御坊方面ホーム(2番のりば)に乗車駅証明書発券機があったが撤去され、その後、自動券売機が設置された。また、ICOCAが使えるが改札機は通常のものや簡易改札機ではなく入出場のみを記録する扉のないものになっている。跨線橋はなく、互いのホームの往復には入口付近の一般踏切を利用する。
また旅客案内用のスピーカーが両番線に設置されている。自動の列車案内・接近放送用であるが遅延の場合に和歌山駅駅員から案内される場合もある。メロディではなく電子音ベルが警告していたが(発車・通過共)、新型の接近メロディが2016年(詳細日時不詳)から停車・通過ともに放送されるようになっている。
のりば
のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | W きのくに線 | 和歌山・天王寺方面 |
2 | 海南・御坊・新宮方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は1,542人である。
駅周辺に小学校・中学校があり、無人駅ではあるが利用者は多い。
年度 | 1日平均 乗車人数 |
---|---|
1998年 | 945 |
1999年 | 942 |
2000年 | 952 |
2001年 | 918 |
2002年 | 946 |
2003年 | 1,021 |
2004年 | 1,104 |
2005年 | 1,121 |
2006年 | 1,112 |
2007年 | 1,151 |
2008年 | 1,207 |
2009年 | 1,199 |
2010年 | 1,240 |
2011年 | 1,276 |
2012年 | 1,334 |
2013年 | 1,373 |
2014年 | 1,385 |
2015年 | 1,517 |
2016年 | 1,542 |
隣の駅
脚注
- ↑ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
- ↑ 平成26年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
関連項目
外部リンク
- ■ 紀勢本線(新宮 - 和歌山 - 和歌山市)(きのくに線 : 新宮 - 和歌山 W)
- (亀山方面<<)新宮 - 三輪崎 - 紀伊佐野 - 宇久井 - 那智 - 紀伊天満 - 紀伊勝浦 - 湯川 - 太地 - 下里 - 紀伊浦神 - 紀伊田原 - 古座 - 紀伊姫 - 串本 - 紀伊有田 - 田並 - 田子 - 和深 - 江住 - 見老津 - (双子山信号場) - 周参見 - 紀伊日置 - 椿 - 紀伊富田 - 白浜 - 朝来 - 紀伊新庄 - 紀伊田辺 - 芳養 - 南部 - 岩代 - 切目 - 印南 - 稲原 - 和佐 - 道成寺 - 御坊 - 紀伊内原 - 紀伊由良 - 広川ビーチ - 湯浅 - 藤並 - 紀伊宮原 - 箕島 - 初島 - 下津 - 加茂郷 - 冷水浦 - 海南 - 黒江 - 紀三井寺 - 宮前 - 和歌山(>>天王寺方面) - 紀和 - 和歌山市