福岡放送

提供: miniwiki
移動先:案内検索


福岡放送
放送対象地域 福岡県
ニュース系列 NNN
番組供給系列 NNS
略称 FBS
愛称 FBSテレビ
呼出符号 JOFH-DTV
呼出名称 ふくおかほうそうデジタルテレビジョン
開局日 1969年4月1日
本社 〒810-8655
福岡県福岡市中央区清川2丁目22番8号
演奏所 本社と同じ
リモコンキーID 5
デジタル親局 福岡 32ch
主なデジタル中継局 北九州・行橋・糸島 32ch
久留米・大牟田 21ch
宗像 20ch
公式サイト http://www.fbs.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社福岡放送(ふくおかほうそう、: Fukuoka Broadcasting System Corporation)は、福岡県放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。 略称はFBS日本テレビ系列に属している。

会社概要

事業所

ファイル:Shin Kokura Building.JPG
新小倉ビル(北九州支社が入居)
ファイル:SUN SELCO-002.jpg
旧:本社(サンセルコ(奥)・現在は電気ビル別館)
現在、屋上のロゴ入り鉄塔・入口の「FBS福岡放送」のロゴは撤去されている。
本社・演奏所
支社

その他

  • コールサインJOFH-DTVNNNNNS九州地方の基幹局である。
  • NNN系列フルネット局がない佐賀県のNNNニュース取材も行っている。また1990年10月から1991年3月までの半年間、長崎県にNNN系列空白区域が発生したときには長崎支局を開設し、長崎県内の取材も担当していた。全国高等学校サッカー選手権大会の佐賀県大会決勝、及び、全国大会での佐賀県代表出場試合もFBSが中継する。
  • キャッチコピーは2012年3月より「5ing!FBS 全力放送」で、地上デジタル放送のキャッチコピーは「地デジも全力放送。」の他、「地域密着No1」も使用していた。2014年の開局45周年の際は「未来(あした)へ」のキャッチコピーが期間限定で使用された。2016年4月から、新キャッチコピー「みたいけん。FBS」が使用されている。「みたいけん」とは博多弁で「見たいから」の意で、「未体験」にも掛けている。

主なチャンネル

直接受信可能エリアは福岡県、佐賀県のほぼ全域と山口県下関 - 宇部市付近の沿岸部、長崎県有明海沿岸部、壱岐、対馬、大分県中津 - 宇佐・日田地域、熊本県北部の一部地域。

日本テレビ系列のリモコンキーID地図

NNN系列局のリモコンキーIDは原則「4」となっているが、福岡県では先に開局したJNN系列のRKB毎日放送(RKBテレビ)が福岡地区のアナログ放送チャンネルと同じ「4」を獲得していることに加え、ANN系列の九州朝日放送(KBCテレビ)も福岡地区のアナログ放送チャンネルと同じ「1」を獲得したことでANN系列局が使用することが多い「5」が空いていたことから、札幌テレビ放送(STV)と同番となる「5」を獲得した[1]。佐賀県でもそのまま「5」にプリセットされるが、長崎・熊本・大分・山口の各県では、地元ANN系列局(長崎文化放送熊本朝日放送大分朝日放送山口朝日放送)が「5」を使用しているために枝番が付く。

このことを周知することから、FBSのID画面では「地デジGO!」と宣伝したものを放送した(その一例として、戦隊ヒーローもののかぶり物をした人たちが人文字で「5」をこしらえたり、アイドル風の3人の女の子がテクノ調の曲に合せて指文字で「5」と表し「ラララ地デジGO!」と歌うものもあった)。

呼出符号:JOFH-DTV(リモコンキーID:「5」)
局名 物理チャンネル 空中線電力 所在地 備考
福岡局 32ch 3kW 福岡タワー 当初暫定30Wで運用し、2006年11月試験的に定格に引き上げ。12月以降は定格出力
北九州局 32ch 1kW 皿倉山 2006年10月1日開局。当初は暫定10Wで運用し、1ヶ月後に100Wに引き上げ
久留米局 21ch 30W 九千部山 2006年12月1日開局。当初は暫定3Wで運用
大牟田局 21ch 10W 甘木山 2007年6月1日開局。当初は暫定1Wで運用していた
行橋局 32ch 10W 大坂山 2007年9月1日開局
宗像局 20ch 21W 許斐山 2007年9月1日開局。試験放送時は暫定2Wで運用
苅田局 21ch 1W 垂直偏波
筑前山田局 21ch 1W 熊ヶ畑山
吉田局 15ch 1W 権現山(小倉南区)
黒木局 32ch 1W
須恵局 32ch 1W 岳城山
太宰府局 20ch 1W 高雄山
鞍手局 32ch 1W 六ヶ岳 垂直偏波
田野浦局 36ch 0.3W
早良局 20ch 0.3W

アナログ放送

2011年7月24日停波時点 呼出符号:JOFH-TV
局名 チャンネル 空中線電力 所在地 備考
福岡局 37ch 30kW 鴻巣山
北九州局 35ch 10kW 皿倉山
久留米局 52ch 300W 九千部山
大牟田局 43ch 300W 甘木山
行橋局 43ch 100W 大坂山 垂直偏波
宗像局 47ch 30W 許斐山
苅田局 37ch 10W 垂直偏波
筑前山田局 47ch 10W 熊ヶ畑山
吉田局 43ch 10W 権現山(小倉南区)
黒木局 37ch 10W
須恵局 39ch 10W 岳城山
太宰府局 61ch 10W 高雄山
鞍手局 21ch 10W 六ヶ岳 垂直偏波
田野浦局 43ch 3W
早良局 44ch 3W

オープニング・クロージング

現行(2005年-)
放送開始の告知(オープニング)は行っておらず、放送終了の告知(クロージング)のみを放送している。夜の福岡の街をヘリコプターでシーサイドももちから天神キャナルシティ博多駅の順で映していき、最後に渡辺通りのFBS社屋を空撮した映像にBGMを重ねたものである。本社屋移転に合わせて一新した。
1世代前(1994年4月 - 2005年2月27日《本社移転》まで)
  • 開局25周年に合わせて一新。
  • オープニング:モーツァルトの「おもちゃのマーチ」を子供たちが演奏する様子の映像を中心に、左側を中継局の一覧がスクロールする。それまでCH案内は一部中継局だけだったが、このバージョンでは全局が表示された。
  • クロージング:擬人化された動物たちがジャズバーで酒と音楽を楽しむ様子を描いた影絵アニメをバックに、右側を中継局の一覧がスクロールする。バックに使われていた楽曲はキャノンボール・アダレイの「Stars Fell on Alabama」を短く編集したもの。
  • なお、本社移転当日の最後のCLの前には、「これをもちまして渡辺通現社屋からの放送を終了いたします 明日 あさ5時55分からは福岡市中央区清川の新社屋で放送を開始します これからも多彩なFBSの番組をお楽しみください」というお知らせがあった。
2世代前(1982年頃 - 1994年3月)
  • オープニング:朝をイメージする映像と、軽快なインスト音楽をバックに中継局(一部)の一覧を流した後、ブルーバックで今日の日付・番組一覧を表示する。
カラーバー→グレーバックに白い輪郭のFBSロゴ→レースカーテンをかけ、花瓶を置いた出窓(窓の向こうは白)→出窓が無人で開く→柄の部分にタオルをかけたテニスラケットの横にテニスボールが置いてあり、もう1つのテニスボールが画面の外から転がってきて、ラケットとテニスボールにぶつかる(バックは白)→白い丸テーブルの上に置かれたバスケットとレモンスカッシュ(1つずつ)→ホワイトバックの右下に「福岡放送」の白テロップ(丸ゴシック体)→ブルーバックになり、日付と曜日を中央に表示。曲が変わり、「おはようございます。ただいまからFBS福岡放送の放送を開始いたします」のアナウンス(女性アナ)→ブルーバックに「このあとの番組」を表示。「このあとの番組はご覧の通りです。今日も一日、FBSテレビジョンの番組でお楽しみください」のアナウンス(1分15秒)
  • エンディング:ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズの「A Look To My Heart」をバックにレコードのターンテーブルやろうそくの炎などが映る。また、エンディングには「明日の放送開始は○:○○(開始時間)です」 という1枚画を添えていたことがあった。
三世代前(1969年頃-1982年頃)
開局からしばらくはスタジオオーケストラ演奏の「ぼんち可愛や」の演奏とともに、天神祭の切り絵が局名・コールサインとともに静止画で表示していた。
また、開局当初は福岡市内の夜景写真をバックに中継局一覧→その中継局の所在地図(福岡・佐賀のほぼ全域と山口県西部は黄色く塗りつぶされている)→FBSのロゴと夜景写真というパターンもあった。

フィラー放送

  • 定時番組終了後は「日テレNEWS24」が、フィラー番組として放送されている。
  • フィラー放送の前には、「日テレNEWS24」のロゴマークが出て、画面下部には「このあとは日テレNEWS24をお送りします」と表示する。
  • 日テレNEWS24」放送中のCMは、(差し替えなどは行われず)「日テレNEWS24」で流れているものがそのまま放送される。

資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[2][3][4][5][6]

2015年10月1日

株主 比率
九州電力 26.7%
読売新聞グループ本社 20.0%
日本テレビホールディングス 16.9%

過去の資本構成

沿革

当時の本社は博多区築港本町(博多パラダイス)。福岡送信所は福岡市中央区小笹の鴻巣山(新築)、北九州中継局は皿倉山(新築)、久留米中継局は九千部山に設置。
当時はUHFチューナー付のテレビが普及しておらずFBSの視聴率が低くなるため、CM放送料をVHF局よりも低く設定せざるを得なかったことや、白黒からカラー放送への過渡期で、キー局の日本テレビでも完全にカラー化されておらず、カラー放送機材が大変高価で、3箇所の基幹送信所とカラー設備を開局当初から揃える余裕がなかったことから、スタジオ、中継用の放送設備や人員を最小限に抑え、テレビカメラなどの放送機材は安価な白黒放送機材を導入し、自社制作番組を極力制作しない方針が取られた。同様の方針は、昭和40年代に開局した他のテレビ局においてもみられた。先発VHF局は、親局(福岡又は八幡)のみ先に開局し、数年後に中継局(八幡又は福岡、久留米)を開局しており、FBSはエリア拡大を優先させた。
  • 1969年(昭和44年)
    • 2月20日 - 試験電波発射。[12]
    • 3月1日 - サービス放送開始。[12]
    • 4月1日 - テレビ開局、同時にカラー放送実施(ネット番組のみ)。福岡局(37ch)と久留米局(52ch)のみ開局。北九州中継局(35ch)はKRY山口放送とのエリア調整に時間を要し、5ヶ月後に開局。
社史によると、開局間もない頃はスタジオサブの機材が整備されておらず、ローカルのスタジオ生放送番組は白黒放送機材を搭載した中継車をスタジオサブ代わりにして放送していたため、しばらくの間カラー化されなかった。スタジオも近年のテレビスタジオのようなしっかりしたものではなく、他の部屋からの音が聞こえるようなものだった。開局当時はメイク担当者もいなかった。
ただし、マイクロ波中継器を他社に先駆けて導入するなど、スタジオ設備が整っていない代わりに、屋外からの生中継は当初から積極的に行っていたようである。
  • 1972年(昭和47年)9月13日 - カラー中継車導入。[13]
  • 1979年(昭和54年)開局10周年
  • 1985年(昭和60年)4月1日 - 福岡送信所の送信機を更新。(UHF30kw級の送信所では世界初となる全固体化送信機)[15]
  • 1987年(昭和62年)11月29日 - テレビジョン文字多重放送実施(福岡地区かつ関西以西の民放初)。
  • 1990年平成2年)10月1日 - 長崎支局を設置(長崎国際テレビ開局延期による設置で1991年(平成3年)4月1日の開局により廃止となった)。
  • 1994年(平成6年)3月10日 - 矢部中継局を最後にアナログテレビ中継局の開局が終了。[16]開局25周年
  • 1997年(平成9年) - CM間引き問題発覚、後に同様の問題で発覚した北陸放送と同時に処分を受ける。日本民間放送連盟・NNSの会員資格を除名・停止させられた。その際には24時間テレビの自主的な募金活動を自粛し、くまもと県民テレビが九州地区幹事局を代行した。
  • 2000年(平成12年)11月 - ロゴを現在の物に変更(デザインは藤井フミヤ)(旧ロゴは開局から用いられた物で、赤でF、青でB、黄色でSを角書体にしたものだった。ただし、マイク、中継局の外壁、表札は旧ロゴのまま)。
  • 2002年(平成14年)11月 - 中央区清川に新社屋着工開始(エフエム福岡南東)。
  • 2004年(平成16年)9月 - 開局35周年事業の一環として、中央区清川の現社屋が完成。
  • 2005年(平成17年)2月27日 - 現社屋に移転、2度目の本社屋移転。同時にデジタル対応マスターへ更新(NEC製)結果は、キー局の日テレより1年の僅差を費やした。
  • 2006年(平成18年)7月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - 地上アナログ放送終了。

ネットワークの移り変わり

福岡県と日テレ系

当初、福岡県の日テレ系列は八幡市(現・北九州市)に本社を置いていたテレビ西日本(TNC)であった。これは当時、TNCに日テレが資本参加していたことが主な理由としている。また当時のTNCは朝日新聞社も資本参加していたので、福岡市にある九州朝日放送(KBC、当時は日本教育テレビ(NET、現・テレビ朝日)フジテレビジョンの2つのキー局のクロスネット局だった)と合併させて福岡県全域をカバーする朝日系テレビ局を開局することを条件にTNCは関門地域、KBCは福岡地域を主対象として開局させた。

しかし、その後朝日新聞社はTNCから資本撤退した事でKBCとの合併は撤回、互いに相図ってサービスエリアの相互乗り入れをして両局は全県放送を開始したが、入れ替わる形で山口放送(KRY)が下関市に関門テレビ放送局を開局(当初はTNCのサービスエリアを考慮し、日テレ系の徳山=現・周南本局とは番組内容を代えて事実上はNETメインの独立局扱いとして開局)。さらに読売新聞西部版の創刊で、TNCとの資本関係が強い西日本新聞に重圧を与えることになる。

更にTNCとKBCが全県放送を開始したことにより、同じように毎日新聞資本でラジオ九州(福岡市)と西部毎日テレビジョン放送(小倉市=現・北九州市)の統合で誕生したRKB毎日放送側が反発。その事から毎日側がUHFによる新テレビ局を開局させる計画につながって、読売側も資本参画する動きまで出る事態となった。そのため、TNCと西日本新聞はこのまま日テレ系で続ける事が難しいとしてスポンサーからの反対を押し切って1964年昭和39年)10月にフジ系列への一本化を強行し、またKBCもフジ系列とのクロスネットを捨てNET系に一本化。日テレ系フルネットのテレビ局が福岡県から一旦消滅することとなった。それとほぼ同時に、山口放送も事実上NETメインだった関門局も徳山本局と同じ日テレ系に一本化し、FBSが開局するまでは事実上福岡県での日テレ系列を補完する役割を持っていた。また福岡県でも日テレ系列の一部の番組は番販の形でRKBなどがネット受けしていた。また報道に関しては、九州地区のNNNのフルネット局がこの期間中消失してしまっていた[17]関係で、日本テレビが福岡に九州分室を設置して取材を担当していた[18]

4年後の1969年(昭和44年)4月1日、福岡初のUHFテレビ局となるFBSが開局。TNCのネットチェンジから4年半、読売新聞と日本テレビにとって待望のフルネット局が誕生したが、上記の経緯から最初は福岡と久留米だけの開局であり、北九州局の開局は、KRY関門局とのエリア調整に時間を要し5か月遅れで開局した[19](ちなみに、その後開局したTXN九州(現・TVQ九州放送)は福岡・久留米・北九州同時に開局している)。

シンボルマーク

2000年(平成12年)11月1日から採用している新しいシンボルマーク参考リンク)は福岡県久留米市出身のミュージシャン藤井フミヤがデザインした。コンセプトは「family・家族」で、FBSの頭文字「F」をモチーフに子どもを抱いた聖母をイメージしている。

マスコットキャラクター

  • ゆめんた
    2006年(平成18年)3月18日に放送した特別番組「FBS大感謝祭!4時間30分全力生放送」で登場し、その後視聴者からの公募により命名した。
  • 1994年から、開局25周年を記念して2と5を組み合わせたピッピィと言うキャラクターが存在。
  • また、これとは別に2016年4月の「みたいけん。FBS」のキャッチコピー制定と同時に頭の部分が大きい目になった犬のキャラクターも登場した[20]

概況

  • 現在8か所の情報カメラを所有している(本社屋上、福岡空港、博多港(福岡サンパレス[21])、久留米、北九州、北九州空港関門橋、波戸岬)。社史によると、福岡空港に情報カメラを設置したのはFBSが初めてである。
    • なお、お昼の日テレNEWS24では12:20頃に生映像を全国で見ることができる(その後13:50頃までは12:20頃の録画映像となる)が、東日本大震災後は被災地系列局(テレビ岩手・ミヤギテレビ・福島中央テレビ)のニュースを放送しているため、映像を見ることができない。
  • 2007年9月28日まで『ズームイン!!SUPER』は途中の6:30から放送(ただし、6:00のNNNニュースSUPER同時ネット)、2007年10月1日から放送終了まではフルネットで放送していた。
  • NNN基幹局では唯一MANPAの放送経歴がなかったが、2012年1月から同年12月にかけて『輪廻のラグランジェ[23]シリーズと『緋色の欠片』シリーズをネットした。その一方で日本テレビの深夜アニメ枠においては積極的にネットしてはいるが、MANPA放送期間中は1作品も放送していない。また、MBS制作の『進撃の巨人[24]を2013年4月から9月まで放送したことから系列外局制作アニメも積極的に放送していたが[25]、長らく深夜アニメを放送していた月曜枠が2015年1月クールをもって廃枠となった。また、月曜枠以外の枠で深夜アニメの放送もなく、2015年4月からFBSの深夜アニメの放送本数が0になった。2015年10月より木曜深夜に『ルパン三世(2015年シリーズ)』を放送開始し、半年ぶりに復活したものの、2016年3月末で廃止。これにより、日テレ系基幹局で唯一、深夜アニメを放送しなくなり、番販バラエティーばかりになった。また、2016年10月期は在福テレビ局では唯一、深夜アニメを放送していなかった。ただし、2017年1月よりエルドライブを放送。
  • スポーツ中継など止むを得ない場合以外でも単発のバラエティなどを特別編成などとの理由で入れ込む習性のある局であり、それにより深夜アニメ等レギュラー番組を休止することがある。過去の編成ではTVQやTNCなど他の在福局のように遅れた分を次週に連続放送などで取り戻さない方針であった。例として寄生獣が挙げられる。ルパン三世では連続放送を実施している。

過去のエピソード

  • 鴻巣山の鉄塔は福岡空港の建物高さ制限の関係で計画段階よりも低くなった。そのため、鉄塔の上部を途中で切ったようなデザインとなった。アナログ放送末期は福岡市内の都市化が進み、高層建物が増えたため、福岡市内や周辺市町村で、画面にノイズが乗る地域もあった。鉄塔のライトアップは開局時から行われ、送信所を福岡タワーに移転した現在も行っている。
  • サンセルコ社屋時代はスタジオが1つしかなく、L1スタジオと呼んでいた。築港本町の社屋には本格的なスタジオがなく、当時のFBSにとって制作スタジオの設置は悲願であったが、サンセルコは渡辺通南部の再開発に伴うテナントビルで、FBS専用に設計された建物ではなかったため、スタジオの形が長方形で美術倉庫も狭く、使い勝手はあまりよくなかった。その後、福岡ダイエーホークスの発足に伴い、スポーツ中継が増えたことから、L1サブの他に、中継受けサブが設置された。
  • 1980年10月 - 1982年3月の間、フジテレビ系列テレビ西日本(TNC)が編成上の都合で放送しなかったローカルセールス枠(土曜日18:00 - 18:30)の『Xボンバー』 → 『めちゃっこドタコン』 → 『ハニーハニーのすてきな冒険』を、1日遅れの日曜日7:30 - 8:00枠で放送しており、1982年の4月 - 5月には、関西テレビにおける先行放送(土曜日 8:00 - 8:30)を受信する形で、ハニーハニーを土曜日8:15 - 8:45枠で先行放送していたこともあった。
  • 1997年にCM間引き問題が発覚した(同年には北陸放送(TBS系列)、1999年秋には静岡第一テレビ(日本テレビ系列)でも発覚)。これはFBSに在籍していた南條岳彦が、FBS時代のエピソードを時系列に描き地方局について問題提起した『メディアのしくみ』(明石書店、1996)が、あとがきでCM間引きの噂を書いていたことをヒントに、西日本新聞社が取材を始めスクープしたものといわれている。このため、NNS系列各局が参加して毎年8月に放送する「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」ではNNS/NNNの系列局会員資格停止処置により独自の募金活動ができず、番組自体は放送されたもののローカルニュース以外は日テレの番組を垂れ流しせざるを得なかった(会員活動停止中の間は熊本県民テレビが基幹局であった)。
  • 新社屋での放送が開始した後も、事業部事務所だけは暫くの間もサンセルコビルに残る予定である。同時に提供クレジットをイワタ新ゴシック体(NTV・ytvと同一)に変更した。
  • 開局時のキャッチフレーズは「楽しいFBS」である。また県内初のUHFテレビ局であることから、催事が行われると同時に県内では(特に福岡市と北九州市)VHFチューナーのみのテレビが主流だったことから、UHFコンバータとUHFアンテナの普及活動が行われていた。設立母体の九州電力の検針員が各家庭にコンバータを案内するチラシを投函していた。UHFオールチャンネルのコンバータは高額だったため、安価な37チャンネル又は35チャンネルのみのコンバータが開発された。
  • NNS系列の企画ネット番組「めばえ」は放送していないが、1970年代から80年代にかけて、赤ちゃんの写真を募集して放送していた。写真に名前や住所(市区町村まで)のテロップを表示し、オルゴールの音楽に乗せて、1回5分程度早朝や夕方に放送していた。当時は家庭用ビデオデッキが普及しておらず、テレビの画面を写真に撮って保存した家庭もあった。2018年1月現在は、「NEWSめんたいPlus」の番組ラストで「はじめまして赤ちゃん」のコーナーがあり、そこで毎日1組の夫婦の出産後から退院までを放送している。
  • サンセルコ社屋時代、スポットニュースはスタジオからではなく、報道部に設置した顔出しカメラから放送していた。アナウンサーの後ろに衝立を置いていた場合と置かなかった場合があり、衝立がなかった場合は記者が後方のデスクで仕事をしている様子が映っていたこともあった。

スタジオ

※全スタジオHD対応。

  • Aスタジオ - 社屋1階。110坪。3層吹き抜け。現在は夢空間スポーツ及びFBS金曜トレビアン、各種特別番組(報道以外)などで使用。副調整室(Aサブ)は2階に設置。
  • Bスタジオ - 社屋1階。2層吹き抜け。現在はめんたいワイドバリはやッ!ZIP!で使用。本スタジオにはIHクッキングヒーターが設置されているため、各番組で調理等を行う際に使用。旧社屋時代と同様に、ワンタッチコントローラーを使用し、ハンディカメラ以外はリモコン雲台を装備した小型スタジオカメラをサブからリモートコントロールしている。あらかじめ登録した撮影構図を本番中に呼び出すことができ、固定カメラはカメラマンなしで運用している。副調整室(Bサブ)は2階に設置。Aスタジオより面積が狭い。
  • Nスタジオ(FBSニュースセンター) - 社屋3階。主にFBSニュースNEWSめんたいPlusで使用。台風などの報道特番にも使用される。副調整室(Nサブ)はキャスター席やデスクの奥にある。

番組

自社制作番組

報道
情報・ワイドショー
  • バリはやッ!ZIP!(月曜 - 金曜 5:20 - 6:30、2015年9月28日開始)
    • バリはやッ!サタデー(土曜 16:25 - 16:55、2016年10月1日開始)
  • めんたいワイド(月曜 - 金曜 15:48 - 17:53)
  • WAO(木曜 1:29 - 1:40)
  • FBS金曜トレビアン(金曜 10:25 - 10:55)
  • 頑張るキミに花束を!(金曜 19:00 - 19:56、2016年4月15日開始)
  • 九州まるごと生情報(毎年夏・冬の年2回放送、NNN九州系列6局共同制作、放送回によっては2010年以降「九州まるごとサプライズ」として放送された年もある。)
バラエティ
映画
  • ウィークエンドセレクション(土曜 1:55 - )- 深夜映画※放送時間は映画により異なる
教養・ドキュメンタリー
  • ミライ創造! シゴト劇場(シアター)(月曜 21:54 - 22:00)
  • Life is Flower 価値ある暮らしのエッセンス(木曜 21:54 - 22:00)
  • 九州Dreamingウーマン(土曜 9:25 - 9:30)
  • あなたとmy channel FBS(第1日曜 5:45 - 6:00)
  • こちら北九編集部!(日曜 17:25 - 17:30)
  • 夢∞無限大FUKUOKA(月曜 1:25 - 1:40)
  • 目撃者f(毎月最終日曜の翌日未明 1:25 - 1:55)
  • 九州××××(開始は1982年、毎年末に放送、NNN九州系列6局共同制作、九州各県の一年間の重大ニュースや話題を振り返る報道特番、「×」はその年の西暦がつけられる。番組中のナレーションは男女ともに6局のアナウンサーから選ばれる。2010年と2012年にロゴが一新され、2012年~2015年はスタジオ進行に変更しコメンテーターに辛坊治郎を迎えた。)
スポーツ
スカパー!制作

日本テレビ系時差ネット番組

バラエティ
報道・情報番組

独立局・プロダクション制作番組

終了した自社制作番組

TVQ九州放送開局まで放送していたテレビ東京系の番組

所属するアナウンサーなど

アナウンサーはアナウンス部が編成局に設けられるまで(かつての契約アナを含めて)報道部の所属であった。

男性

女性

契約職

主に短時間ニュースを担当。報道専従契約者は以前はアナウンサーとしては扱われていなかった。2013年入社の3人からアナウンサーとして列挙されている。以前は全員が報道専従契約であったが、石崎アナのみ制作番組へも出演している。

過去に在籍していたアナウンサー

男性

女性

契約アナ

アナウンサー以外の出身者

ケーブルテレビ再送信局

以下のケーブルテレビではテレビ放送を再送信している。なお、テレビ放送のデジタル転換により、地元に日本テレビ系のフルネット局がある地域を中心に、順次再送信が取り止められることになっていた。デジタル放送再送信では佐賀県が特例地域として位置付けてある為、FBS側が地上デジタル放送においての区域外再放送に同意した。地上デジタル放送は日本民間放送連盟が区域外再放送を禁止していることから特例地域以外への再送信は原則不可とされていた。
大分県では、2008年7月、TVQ九州放送を除く在福4テレビ局が大分県内のケーブルテレビ事業者(大分ケーブルテレコム大分ケーブルネットワークCTBメディアケーブルテレビ佐伯の各4社)に対して地上デジタル放送の区域外再放送を同意。2009年4月までにFBSは大分県のケーブルテレビ局(杵築市ケーブルネットワーク臼杵市ケーブルネットワーク国東市ケーブルテレビセンター)にも、その後新規に開局した同県竹田市九重町豊後大野市のケーブルテレビ局にも、それぞれ地上デジタル放送の区域外再放送同意した。これは大分県のNNS/NNN(NNS加盟局だがネットワーク業務協定不参加)系列のテレビ大分が現状もFNS/FNNとのクロスネットの関係にあるためで、FBSとともにテレビ西日本とセットで配信する局も多い
山口県下関市のケーブルネット下関では、地元に日本テレビ系のフルネット局(山口放送)があるが、地上デジタル放送の再送信を開始した(2009年11月ごろより)。ただし、同県内のその他のケーブルテレビ局に対してはデジタルでの再送信を拒否している。
長崎県では地域によって対応が分かれ、紆余曲折を経て有明海沿岸・壱岐・対馬などの各業者が再送信を実施している。

太字はデジタル波再送信実施局

脚注

  1. STVの放送対象地域である北海道全域では、アナログ時代の札幌親局が5chだったSTVが「5」を獲得したことで、逆にANN系列の北海道テレビ放送北海道放送の札幌親局が1chだったことで空いた朝日放送テレビ合わせの「6」を獲得するに至った。
  2. 総務省 電波利用ホームページ”. 総務省. . 2015閲覧.
  3. 日本民間放送連盟 『日本放送年鑑'78』 洋文社、1978-12、311。
  4. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'92』 コーケン出版、1992-11、421。
  5. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2003』 コーケン出版、2003-11、450。
  6. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2011』 コーケン出版、2011-11、509。
  7. 福岡放送 代表取締役会長
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 福岡放送 非常勤取締役
  9. 福岡放送 代表取締役社長
  10. 福岡放送 取締役会長
  11. 11.0 11.1 九州電力 連結子会社
  12. 12.0 12.1 12.2 福岡放送30年史p204
  13. 福岡放送30年史p208
  14. 14.0 14.1 福岡放送30年史p212
  15. 福岡放送30年史p215
  16. TVQ九州放送除く全在福民放も矢部中継局の開局を最後にアナログテレビ中継局の開局が終了した。
  17. 福岡・佐賀以外は、当時県域第1局目のVHF局が、事実上のクロスネットとして日テレ系の番組を編成していた
  18. 日本テレビ放送網 『大衆とともに25年 -沿革史-』、1978年、137頁。 
  19. 北九州局については、山口県方向の出力を絞る指向性が設けられて開局された。これに伴い、スポンサードネットで放送された『巨人の星』『シャボン玉ホリデー』等は、北九州局開局後に完全移行された。
  20. みたいけん。FBS
  21. TVQ九州放送も同一場所に設置。
  22. 2016年4月1日までは『バリはやッ!』。同月4日より現在の番組名に改題。
  23. 第1期のエンディングテーマ曲『Hello!』はRKBが『今日感テレビ』でオープニングテーマ曲として使用している。
  24. 第3.5話はTBS系全国ネットのため2014年9月28日にRKBで放送された。
  25. MBS制作の深夜アニメは過去にも『デビルマンレディー』を放送している。
  26. 詳しくはFBS週間番組表を参照。
  27. “元AKB小林茉里奈が女子アナ、今日福岡放送入社式”. 日刊スポーツ. (2018年4月2日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201804020000009.html . 2018閲覧. 

関連項目

外部リンク



座標: 北緯33度34分49.901秒 東経130度24分30.096秒