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山陽小野田市(さんようおのだし)は、山口県の南西部に位置する市。宇部都市圏に属するが、北九州市との関係も深く関門都市圏の一部でもある。
市名は合併前の旧市町名を並べたもの(かつての大湊田名部市(現むつ市)と同様の事例)で、全てが漢字による5文字の市名は現在日本唯一である。
Contents
地理
山口県南西部に位置し、南北に長く瀬戸内海側に開けた扇状の市域をもつ。市の中央部には北から厚狭川が、東部には北東から有帆川が、それぞれ南流して瀬戸内海(周防灘)に注いでいる。市役所は有帆川の河口部西岸にある。市域を東西に貫通する形で山陽自動車道、国道2号、国道190号が通り、国道2号に国道190号が西部で合流している。
気候
比較的温暖で瀬戸内海性気候に属しているが、本州の西端に近く日本海からもさほど離れていないこともあって、冬季は曇り・雨の日が多く日本海性気候のようでもあり、二面性をもっている。
地形
隣接する自治体
人口
山陽小野田市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
沿革
- 1775年(安永4年) - 高泊村が東高泊村と西高泊村に、須恵村が東須恵村と西須恵村に分村する。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行。厚狭郡に高畑村・東高泊村・西高泊村・千崎村・有帆村が成立。
- 高畑村・東高泊村・西高泊村・千崎村・有帆村が合併し、高千帆村となる。
- 西須恵村が須恵村と改称する。
- 鴨庄村、厚狭村、郡村が合併し、厚西村となる。
- 山川村、山野井村が合併し、出合村となる。
- 津布田村、土生村、福田村が合併し、生田村となる。
- 1918年(大正7年)10月1日 - 町制施行・改称により、厚西村が厚狭町となる。
- 1920年(大正9年)4月3日 - 町制施行・改称により、須恵村が小野田町になる。
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 出合村が厚狭町へ合併編入される。
- 1938年(昭和13年)4月1日 - 町制施行により、高千帆村が高千帆町になる。
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 小野田町と高千帆町が合併し、同時市制施行により小野田市となる。
- 1943年(昭和18年)9月15日 - 宇部市大字東須恵の一部が編入(丸河内)。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 町制施行・改称により、生田村が埴生町となる。
- 1950年(昭和25年)8月27日 - 旧高千帆町の分離賛否を問う住民投票実施。結果は、反対多数。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 厚狭町と埴生町が合併し、山陽町となる。
- 1957年(昭和32年) - 小野田市と山陽町との合併に関わる住民投票実施。結果は、見送り。
- 1989年(平成元年)9月1日 - 宇部市大字東須恵の一部が編入(自由ヶ丘)。
- 2004年(平成16年)1月18日 - 小野田市と山陽町にて、宇部市・小野田市・楠町・山陽町の2市2町合併に関わる住民投票実施。結果は、否決多数。
- 2005年(平成17年)3月22日 - 小野田市と山陽町が合併し、山陽小野田市となる[1]。
行政
市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初-3代 | 白井博文 | 2005年4月24日 | 2017年4月23日 |
4代 | 藤田剛二 | 2017年4月24日 |
県の機関
国の機関
産業
明治維新後、セメントを中心とした化学・製油を中心とした工業都市として発展。隣接する宇部市と共に、北九州工業地帯・瀬戸内工業地域の一角を担っている。昔から工業と密接な関係があったこともあり、市内には現在も「セメント町」(旧・小野田セメントに由来)「硫酸町」(日産化学工業に由来)の町名が残る[2]。
市内にある主要企業
- 長州産業
- 宇部フィルム(小野田工場)
- ジャパンファインスチール
- 太平洋セメント(小野田事業所) - 旧・小野田セメントの創業の地
- 日産化学工業(小野田工場)
- 日本化薬(厚狭工場)
- 田辺三菱製薬工場(小野田工場)
- THK(山口工場)
- 富士商
- 西部石油(山口製油所)
- 丸喜(スーパーマーケット)
- 共英製鋼(山口事業所)
- ジー・ネットワークス(旧 株式会社パオ)
- 不二輸送機工業
- 戸田工業
- JFEマグパウダー
- 小野田化学工業
- FDK
- 天馬
- ササクラ
- 中国電力
水産業
- 高泊漁港
- 刈屋漁港
- 埴生漁港
- 梶漁港
金融機関
市内に窓口があるもののみ記す。
商業施設
- おのだサンパーク(中川)
- イオン小野田ショッピングセンター(東高泊)
- イオンタウン厚狭ショッピングセンター(厚狭字上ヶ田)
- ディスカウント ドラッグコスモス(東高泊店・小野田店・丸河内店)
- グッデイ小野田店(西高泊)
- ゲオ(小野田店・HARUYAプラスゲオ厚狭店)
- ナフコ小野田店(西高泊)
- ジュンテンドー厚狭店(鴨庄)
- セリアまるき神田店(西高泊)
- ダイレックス小野田店(日の出)
- ブックオフ小野田店(高栄)
- オフハウス小野田店
- アルク小野田店(西高泊)
- ザ・ダイソーアルク小野田店
- マツヤデンキ小野田店(日の出)
- 丸喜(本部・西高泊。ウェスタまるき厚狭店・ウェスタまるき中川店・ウェスタまるき神田店・まるき小野田大学通り店。ほか市外25店舗)
- ヤマダ電機テックランド宇部店(丸河内)
姉妹都市
学校
大学
- 市立
-
- 山陽小野田市立山口東京理科大学(2016年4月1日、山口東京理科大学より変更)[3]
- 私立
-
- 山陽小野田市立山口東京理科大学学習センター
高等学校
- 私立
中学校
- 公立
-
- 山陽小野田市立高千帆中学校
- 山陽小野田市立小野田中学校
- 山陽小野田市立竜王中学校
- 松原分校
- 山陽小野田市立埴生中学校
- 山陽小野田市立厚狭中学校
- 山陽小野田市立厚陽中学校
小学校
- 公立
-
- 山陽小野田市立有帆小学校
- 山陽小野田市立高千帆小学校
- 山陽小野田市立高泊小学校
- 山陽小野田市立小野田小学校
- 山陽小野田市立須恵小学校
- 山陽小野田市立赤崎小学校
- 山陽小野田市立本山小学校
- 山陽小野田市立松原分校
- 山陽小野田市立厚狭小学校
- 山陽小野田市立出合小学校
- 山陽小野田市立厚陽小学校
- 山陽小野田市立埴生小学校
- 山陽小野田市立津布田小学校
社会文化施設
ホール・集会場
- 山陽小野田市民館(中央公民館・小野田公民館併設)
- 山陽小野田市文化会館
図書館
- 山陽小野田市立図書館 : 中央図書館と厚狭図書館の2館がある
- 山口東京理科大学図書館 : 市立図書館との相互利用が可能
公民館
- 赤崎公民館
- 厚狭公民館
- 有帆公民館
- 小野田公民館
- 厚陽公民館
- 須恵公民館
- 高泊公民館
- 高千帆公民館
- 出合公民館
- 埴生公民館
- 本山公民館
病院
- 山口労災病院
- 小野田赤十字病院
- 山陽小野田市立山陽小野田市民病院
その他
- 山陽小野田市歴史民俗資料館
- きららガラス未来館
- きらら交流館
- 竜王山公園オートキャンプ場
- 山口県立おのだサッカー交流公園(FC宇部ヤーマンのホームグラウンド)
交通
鉄道路線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 中心となる駅:小野田駅
バス
- 船木鉄道(船鉄バス)
- サンデン交通(サンデンバス)
- 宇部市交通局(宇部市営バス)
- コミュニティバス - 旧山陽町域で運行する「厚狭北部便」「ねたろう号」「いとね号」と、旧小野田市域で運行する「高畑・高泊循環線」がある。(船鉄バスにより運行)
- 高速バス
タクシー
- 小野田第一交通
- 小野田中央交通
- 小野田観光(観光タクシー)
道路
港湾
メディア
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 海水浴場
-
- 焼野海岸(きららビーチ焼野)
出身者
- 青木周蔵(外交官)
- 安部敏恵(NHK北九州放送局キャスター)
- 池野雅博
- 今村豊(競艇選手)
- 岡村勝正
- 門田博光(元プロ野球選手)※出生地、奈良県五條市育ち
- 来島又兵衛(江戸時代末期、禁門の変に参加)
- 藏川洋平(サッカー選手・ロアッソ熊本)
- 佐々木侑(バレーボール選手)
- 佐々木萌(バレーボール選手)
- 嶋村かおり(グラビアアイドル、女優)
- なかはらかぜ
- 名和田新(公立大学法人福岡県立大学理事長兼学長(元九州大学病院院長)
- 林恵子(アナウンサー)
- 藤田ミノル(プロレスラー)
- 細迫兼光(日本社会党衆議院議員)
- 村中李衣(絵本作家)
- やきそばかおる(作家・動物写真家)
- 伊藤愛
- 伊津美敬(演出家、プロデューサー)
- 西広ショータ(シンガーソングライター)
その他
- 市外局番は、0836(宇部MA、市内局番は20 - 99)となっている。
- 郵便番号は、小野田地区は「756-XXXX」(小野田郵便局)、山陽地区は「757-00XX」「757-8XXX」(厚狭郵便局)になっている。
- 警察の管轄は2009年(平成21年)4月1日より全域が山陽小野田警察署になっている(宇部市に跨がる山口東京理科大学の敷地も同警察署の管轄範囲に含まれる)。
注釈
- ↑ “山陽小野田市誕生10周年 市民ら発展誓い合う”. 読売新聞(読売新聞社). (2015年3月23日)
- ↑ 小字として「火薬町」(日本化薬厚狭工場に由来)も存在する。
- ↑ 山口東京理科大学の公立大学化について 山口東京理科大学 2015年(平成27年)12月25日
外部リンク
典拠レコード: