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機動戦士ガンダム | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇 富野喜幸 |
総監督 | 富野喜幸 |
脚本 | 星山博之、松崎健一 荒木芳久、山本優、富野喜幸、他 |
キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 渡辺岳夫(作曲) 松山祐士(編曲) |
アニメーション制作 | 日本サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ 創通エージェンシー 日本サンライズ |
放送局 | 名古屋テレビ |
放送期間 | 1979年4月7日 - 1980年1月26日 1980年7月21日 - 1980年10月29日 |
話数 | 全43話(企画時では全52話予定) |
映画:機動戦士ガンダム | |
監督 | 富野喜幸 藤原良二 |
制作 | 日本サンライズ |
配給 | 松竹 |
封切日 | 1981年3月14日 |
上映時間 | 137分 |
映画:機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 | |
監督 | 富野喜幸 |
制作 | 日本サンライズ |
配給 | 松竹 |
封切日 | 1981年7月11日 |
上映時間 | 134分 |
映画:機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 | |
監督 | 富野喜幸 |
制作 | 日本サンライズ |
配給 | 松竹 |
封切日 | 1982年3月13日 |
上映時間 | 141分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『機動戦士ガンダム』(きどうせんしガンダム、英:MOBILE SUIT GUNDAM)は、日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ。テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映された。
概要
『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』に続く日本サンライズのオリジナル作品第3作(ロボット第1期3部作の3作目)として、富野喜幸を監督に据え、玩具メーカーのクローバーをメインスポンサーとして企画・制作された。対象年齢を従来より引き上げた、ロボットものとしては最初のジュブナイルアニメである。
ロボットアクション以上に、主人公の社会的成長が物語の主軸に据えられている。また、戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった。
なお、本作は後にバンダイが関わるかたちで続々と制作されていく『ガンダムシリーズ』と呼ばれる作品群の第1作であることから、初代ガンダム、ファースト(ガンダム)の名で呼ばれることも多い。
企画の経緯
本作の企画の根底には『宇宙戦艦ヤマト』のヒットがあった。サンライズの山浦栄二は当時、『ヤマト』の制作会社であるオフィス・アカデミーからデータを入手[1]、『ヤマト』の関連事業は一部の熱狂的なファンを相手にした商売であることがわかり、「ハイターゲットに絞って、30万から40万の熱狂的なファンをつかめば、それで十分に商売になる」という結論を得た[2]。そこで本作は『ヤマト』と同じく中学生以上を取り込むことになった[3]。
作品構成も『ヤマト』が意識されたが、そのままでは活劇的な展開になりにくいこととキャラクターの年齢が高いことが問題になり、『十五少年漂流記』から着想を得て、宇宙船に乗り込んだ少年少女が宇宙戦争の中で協力しながら生き延び成長するというストーリーが構想された。この時点では主人公たちは宇宙空母ペガサスに乗り宇宙戦闘機で異星人と戦うという設定だった[3][註 1]。
1978年11月。このように当初の企画「フリーダムファイター」ではロボットを登場させる予定はなかったが、メインスポンサーであるクローバー社長の小松志千郎からロボットを出すように要請を受けた。宮武一貴による装甲強化服パワードスーツの挿画を元に大河原邦男が「突撃攻撃型機動歩兵」をデザインした。これは『宇宙の戦士』と同じく全高2.5m程度のものだったが子供に受けないとされ、当時主流だった50mから100mの巨大ロボットとパワードスーツのぎりぎりの妥協点として『マジンガーZ』と同じ18mに設定された。実際の戦争にならい、長距離戦、中距離戦、白兵戦と距離別にタイプが違う三つのロボットが構想された(それぞれ後のガンタンク、ガンキャノン、ガンダムである)[註 2][3]。ロボットの名称について、パワードスーツのままでは訴えられる懸念があったので「モビルスーツ」にした。当初は宇宙ステーションをロボットの活躍の舞台とする予定だったが、18mでは宇宙ステーションに入らない。スタッフは神田の三省堂で買った宇宙関係の本の中でジェラルド・オニールのスペースコロニーを見つけ、直径数kmのコロニーなら18mのロボットが入るため、本作に取り入れることにした[4]。
この時点での仮題は『ガンボーイ』(別題: 機動鋼人ガンボーイ、宇宙戦闘団ガンボーイ、フリーダムファイター ガンボーイ)だった。これが当時人気を博したアメリカ映画『コンボイ』から『ガンボイ』に、さらにチャールズ・ブロンソンがテレビCMで流行語にした「う〜ん、マンダム」から「フリーダム」のダムとかけて『ガンダム』という名前が生み出された[4][3]。富野によると「ンのはいった四文字のタイトルの作品は当たる。」というジンクスがあるという。
作品の特徴
- リアル志向
- 本作以前の1970年代当時は『宇宙戦艦ヤマト』、『ルパン三世』、『長浜ロマンロボシリーズ』といったティーンエイジャー層をターゲットにしたアニメ作品の盛り上がりによりアニメ視聴者層の対象年齢が広がりつつある時期ではあったが、ロボットアニメというジャンルだけはスポンサーである玩具メーカーが販売する関連商品の購買層が小学生以下に限られていたため、いわゆる「お子様向け」の内容を脱することができずにいた。ところが本作では『ザンボット3』と『ダイターン3』の好調な販売成績を受け、スポンサーからの干渉が少なかったため[5]、敵も味方も同じ人間どうしの「戦争」という、より現実感のある状況を描き出すことが可能となった。リアリズムあふれる作風は作画監督・キャラクターデザインの安彦良和の発言によると、富野が絵コンテとして参加した高畑勲監督作品『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』の影響が大きいと富野との対談で語っており、富野本人も「高畑、宮崎から受けた影響は大きい」と語っている。
- 現実感のある兵器
- また、前述のとおり登場するロボットを「モビルスーツ」と呼んで、現実の兵器に近い描写を行ったのも本作の重要な試みの一つである。従来、主役ロボットには変形や合体など玩具として魅力的なギミックを備えることがスポンサーである玩具メーカーから求められており、本作の主役ロボットであるガンダムも試作品という設定を付して同様のガジェットを組み込まれた[註 3]。ところが本作ではさらに、敵軍のロボットに設定上「量産機」という概念を与え、ロボット描写のミリタリズムを高めた[註 4]。レーダーや電波誘導兵器を攪乱・無効化するミノフスキー粒子という架空の粒子も設定され、ロボット同士の白兵戦に説得力を持たせた。また、機動戦士ガンダムはロボットが合体完了した後のあからさまな決めポーズが無く、さらに各ロボット固有の必殺技や止めの一撃用の決め技が無いのも従来のロボットアニメでは見られなかった特徴の一つである。
- 奥行きのある登場人物
- 主人公のアムロは、民間人の少年として突然に戦争に巻き込まれ、モビルスーツのパイロットとして戦う使命を負うこととなり、閉鎖的な極限状態に置かれるうち次第に疲弊する中で、上官にプライドを傷つけられて戦場から逃亡するが、そこで出会った敵将に勝ちたいという感情から戦線復帰する…という、それまでのアニメにない重厚でリアルな心理描写が、当時のアニメファンに受け入れられた。
- 主人公はもちろん、彼をサポートする人々や敵対する兵士、全体のプロットには直接触れない人物にいたるまで、その人物像がていねいに描かれた。また、必ずしも主人公サイドの連邦軍が一枚岩でない様子や、シャア・アズナブルの復讐劇の要素も交えて奥行きのあるドラマを展開。従来作品に比して作品世界が豊かになっている。
- ニュータイプの概念
- 本作の重要なキーワードの一つが「人類の革新ニュータイプ」である。超能力にも似た特別な感覚を得た人々として設定されたニュータイプは、当初は主人公アムロに超人的活躍をさせるためのアイデアだったが、やがて宿敵シャアもまたニュータイプであることが明かされ、そして同じくニュータイプである少女 ララァ・スンとの出会いと3人の間で起こる悲劇を通じて、「人類の革新」とは何なのかという抽象的なテーマへと昇華された[註 5]。
- この結果、本作はロボットアニメという枠組を破綻させることなく、スペースファンタジーと哲学を盛り込み、現実味を持たせた物語や設定によって高年齢層の視聴に堪えうる作品作りが可能であることを示すこととなった。
反響・評価
初回放映時の評価と後の社会現象
初回放送時の視聴率は名古屋地区で平均9.1%、関東地区で5.3%[6]と振るわなかった。
視聴率低迷のため、スポンサーの要望によって量産型の他にいわゆる「やられメカ」を毎回出すことになり、試作機が投入されたという設定で グフやドムなどの新MSやモビルアーマーが登場したが視聴率は好転しなかった[3][註 6]。
視聴率低迷は関連商品の不振につながり[7]、スポンサーから「シャアという陰気なキャラクターがいけない」と指摘され作中でシャアを左遷したが、今度は「何でシャアが出ないのだ」という抗議の手紙が殺到した[8]。こうした手紙は中高生のファンからであり、サンライズ側の当初の狙い通り、本作には中学生以上のファンがついていた[7]。名古屋テレビの関岡渉によると左遷どころか殺す予定だったのをスタッフを説得して取りやめになったとある[9]。
その後もテコ入れが試みられたが(後述)、視聴率も売り上げも挽回できず全52話の予定が全43話に短縮される形の打ち切りとなった[註 7]。
ところが打ち切りが決まった直後から人気が上昇。最終回でアムロは死ぬ予定だったが、関岡が人気の盛り上がりから再放送や続編制作が期待できるため反対して取りやめになった[9]。また、放送当時からアニメ雑誌がたびたび熱意ある特集記事を組むなど、中高生、特に女子を中心に口コミで徐々に評判が高まった[註 8]。放送回数は打ち切り決定当時の43話のままで終了したが、本放送終了後もアニメファンによる再放送要請嘆願署名が行われるなど熱意が衰えず、これらを受けてクローバーは再放送を決定した[10]。こうして再放送、再々放送が重ねられ、世間一般へ本作が浸透していった。再放送では平均視聴率も10%を超え、1981年における関東地区で17.9%、1982年における名古屋地区で25.7%(最高視聴率29.1%)を記録した。
放映終了半年後にバンダイから発売されたMSのプラモデルが爆発的な売れ行きを見せ、ガンプラと呼ばれた(後述)。後の劇場版公開もあわせ、社会現象ともいえるブームを巻き起こした。その後も本作と世界観や設定、歴史などを踏襲、あるいは共有する小説や漫画が数多く制作された、メディアミックスの先駆けともいえる作品である。
一方で、作中におけるMSの描写やニュータイプの存在に対して高千穂遙がSF作家としてSF考証の観点から批評する意見を述べ[11]「ガンダムSF論争」を巻き起こした[註 9]。
アニメ史上の評価と後続作品への影響
本作のヒットは新たなアニメブームをもたらし、これに影響されたアニメも玉石混淆で無数に製作されることになる。特にロボットアニメは本作同様に、登場人物や世界観の描写に力を注ぐことで高年齢層も意識した作品作りがなされるようになり、数多くの作品を生み出した[註 10]。
商業的事情
サンライズは前述のように本作を中学生以上向けに作っていたが、スポンサーが集まらない懸念があったため創通エージェンシーはスポンサーには低年齢向けと説明していた[9]。こうして各社とも前2作『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』と同じく小学生以下向けの商品を展開したためミスマッチが起き[10]、せっかくの中高生ファンを取り込むことができず関連商品は不振に陥った。そこでクローバーの要請により1979年9月にGアーマーが登場し、同月にはGアーマーとガンダムをセットにした「ガンダムDX合体セット」が発売されたが、売上増には結び付かなかった[10]。
企画当初、アニメ制作陣はこの作品を画期的な作品とすべく数々の斬新な案を用意していた。その中には「主役のガンダムのカラーリングは白一色」というこれまでの子供向けアニメの常識を打ち破る設定もあった。しかしスポンサー筋から「TVアニメのスポンサーを引き受ける目的はTV画面に登場するキャラクターの商品化なのに、主役のロボットが白一色では売れるわけがない。子供のオモチャは赤青黄色の三原色を使うのが常識。ガンダムも赤青黄色で塗れ。」との意見があった。スポンサーの意思(というより事実上の命令)を無視出来なかった為、仕方なく胴体部分のみ言い訳程度に赤青黄色の三原色を彩色した。なお、企画段階でガンダムが白いことに反対していたクローバーは、自社のガンダムの玩具の白い箇所の大部分を銀色に独自解釈し、色を変えて発売していた。
名古屋テレビの関岡の証言では、局の立場としては番組を打ち切り対象にするほどではなかったが、玩具業界のサイクルでは年末年始の次は3月の春休みに需要が見込めるため、2月に新番組を投入すればちょうどその時期に玩具が売れて経営危機を乗り切れるのではないかと判断され、乗り換え需要を喚起するために1月一杯で打ち切りが決定したという見方が有力である[12]。サンライズの飯塚正夫は「オモチャが売れるクリスマスとお正月のお年玉のある1月まではなんとか放送してもらえることになった」と述べている[4]。ところが年末商戦で「DX合体セット」が好調な売行きを示し、クローバーは慌てて延長をサンライズに打診したものの実現しなかった[13]。
前述のように本放送時に関連商品を展開した会社は軒並み失敗したが、アニメ雑誌『アニメック』を発行し、アニメショップ『アニメック』を経営していたラポートだけはアニメファンの盛り上がりをいち早くつかんでいた。同社はアニメファン向けの商品を本放映時既に展開し、ファンを盛り上げていった。
一方で玩具の売上不振を補うべく、サンライズはクローバーにプラモデルの商品化を打診していたが、「売れないキャラクターの商品を増やしてもしょうがない」と拒否された。そこでサンライズはクローバーの了解を得て他社にプラモの商品化を呼びかけた[3]。ところが本作のもう一つの版権元であり版権窓口でもある創通エージェンシーはクローバーの玩具販売に悪影響が出ることを懸念し、アオシマにプラモ化を打診させた。しかし、打ち切りが決まっているため次回作で模型化を行うこととなり、ガンダムのプラモ化は断られた。そのような中でも創通は『宇宙戦艦ヤマト』の模型を販売していたバンダイ模型を拒んでいたが長い交渉の末、1979年の暮れに創通が折れる形でバンダイ模型は商品化権を取得した[14]。こうして放映終了半年後に発売されたプラモデルが爆発的な売れ行きを見せ、ガンダム人気を広げる一助となった。大変な人気を得たことでガンダムのプラモはガンプラと呼ばれるようになり、さらには「モビルスーツバリエーション」と呼ばれる派生シリーズを産み、それらにおける種々の設定はアニメ雑誌において生み出された設定と合わせてガンダムの世界観をより深く掘り下げるものとなった。1982年にはプラモデル市場は過去最高の市場規模になった[15]。
こうした経緯のため「ガンダムブームはラポートが火をつけ、バンダイが築いた」と評されている[16]。劇場版公開の頃になると各社とも本作のファン層に合わせた商品展開をしていたが、ファンの低年齢化によってアニメファン向け以外の商品も売れるようになっていった[10]。
また、ガンプラや各種トイも今なお初代ガンダムやザクの新型アイテムが発売されるなど根強い人気を保っている。
近年ではザクとうふなどファンシーな商品も発売されてファン層を拡大させている。
作品情報
あらすじ
舞台は、スペースコロニーへの宇宙移民が始まって半世紀あまりが過ぎた未来世界。地球から最も遠いコロニー群サイド3にジオン・ズム・ダイクンという政治思想家が出現する。ダイクンは地球連邦政府が強行する宇宙移民を棄民政策だと痛烈に批判し、宇宙空間という新たな生活環境を得た人類はやがてニュータイプに進化すると力説する。ダイクンは連邦政府からの自治権獲得を志向するが志半ばで急逝。ダイクンの同志デギン・ソド・ザビは路線継承を名目に、サイド3をザビ家一族による独裁支配下に置く。ダイクンの二人の遺児はザビ家の目を逃れ、サイド3を脱出する。
宇宙世紀0079年、サイド3はジオン公国を名乗り連邦政府に対し独立戦争を挑む。圧倒的な地球連邦軍の戦力に対し、ジオン軍は電波障害を引き起こしレーダーや誘導兵器を無効化するミノフスキー粒子とミノフスキー粒子散布下で極めて効果的な人型機動兵器モビルスーツ(MS)を実戦投入。開戦後、親連邦の立場を取った4つのサイドはジオン軍の攻撃で壊滅し、最初の艦隊決戦となったルウム戦役において連邦宇宙軍は大敗。戦争の早期終結を図ろうとするジオン軍はスペースコロニーを巨大な弾頭に見立てたブリティッシュ作戦の実施により連邦軍本部ジャブロー壊滅を企図するが連邦宇宙軍残存艦隊の激しい抵抗により失敗。当初のコースを逸れて地球に落下したコロニーは衝撃波により巨大津波を発生させ、人口の密集する沿岸地域の大都市は壊滅した。開戦から僅か1週間で地球圏は総人口の半数を失い、決め手を失ったジオン軍は降下作戦により戦いの舞台を地球上に変える。開戦から半年が経過し、戦争は膠着状態に陥る。
ルウム戦役の英雄で赤い彗星の異名を持つシャア・アズナブル少佐は、地球連邦軍の新造艦ホワイトベースを追尾して建造中の中立コロニー・サイド7に辿り着いた。サイド7では連邦軍による戦局打開の切り札たるモビルスーツ製造計画V作戦が極秘に進行していた。シャアはモビルスーツ・ザクをサイド7の偵察に送り込む。コロニー内部に侵入した2機のザクは連邦軍のモビルスーツ製造施設を発見。手柄を焦った新兵の暴走により偶発的な戦闘状態に陥る。
連邦軍の技官でモビルスーツ開発者であるテム・レイの息子アムロ・レイは、戦闘の混乱の中、連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムに乗り込む。偶然手にしたマニュアルを片手にどうにか2機のザクを倒したアムロだったが、ザクに搭載された核融合エンジンの爆発によりコロニーは損壊。生き残ったサイド7市民は避難民と化す。戦闘で正規クルーの大半を失い、艦長のパオロも重傷を負ったホワイトベースはやむなく新米士官のブライト・ノアを艦長代理とし、新型モビルスーツの回収と並行して避難民を収容。彼らの中から操船と迎撃に必要な人員を確保したホワイトベースはサイド7を脱出。アムロもなし崩しにガンダムのパイロットにされてしまう。シャアの執拗な追撃により、満身創痍のホワイトベースは当初の目的地である地球連邦軍総司令部ジャブローから遠く離れたジオン占領地域の北米大陸に降りてしまう・・・
本作は、地球の激戦地帯を転戦しながら、宿敵シャアをはじめ様々な人々との出会いや戦い、そして別れを経て数々の困難を乗り越え、閉鎖的な極限状態に悩み傷つきながらも一歩ずつ成長していく、アムロを始めとした少年少女の姿を描いた物語である。また、ダイクンの遺児ながらザビ家への復讐のためシャアを詐称するキャスバルと医学生として滞在中のサイド7で戦闘に巻き込まれ、ホワイトベースの通信士(後にパイロット)となったセイラ・マスことアルテイシアの兄妹の相克。そして、相次ぐ死闘によりニュータイプとして覚醒するアムロ、アムロと運命的な出会いを果たし理解しあいながらシャアを庇い戦死するララァ・スン、最愛の恋人ララァの死により遅まきの覚醒を遂げ、最強の敵として立ちはだかるアムロとガンダムに挑む立場となったシャアの三角関係が描かれる。
登場人物
キャラクター造形を担当した安彦良和によれば、地球連邦軍の軍服はナポレオン時代のフランス軍、ジオン軍の軍服はプロイセン軍を参考にして描かれたという[17]。
- アムロ・レイ
- 主人公。機械いじりの好きな内気な少年。父は地球連邦軍でV作戦のMS開発などを担当するテム・レイ大尉。母はカマリア・レイ。彼は急遽リーダーとなった士官候補生 ブライト・ノアとの衝突や、仲間たちを守るために必然的にも軍兵として戦争に巻き込まれていくことへの葛藤を抱えながらも、サイド7脱出以来の宿敵シャア・アズナブルやMSパイロットとしても人間としても経験豊富なベテラン軍人ランバ・ラルとの戦い、初恋の女性マチルダ・アジャンや兄貴分リュウ・ホセイの戦死といった現実を経て人間的に成長していく。さらにララァ・スンとの運命的な出会いで人類の革新「ニュータイプ」として覚醒する。アムロの搭乗するガンダムはジオン兵から「白いヤツ」として恐れられ、戦いの趨勢に関わるような活躍を果たすようになる。最終決戦となったア・バオア・クーではガンダムが擱座し、自壊する要塞内に取り残されながらも、ニュータイプとしての力を家族同然の仲間たちの為に使い、自身も奇跡の生還を果たした。
- シャア・アズナブル
- アムロの宿命のライバル。ルウム戦役で多大な戦果を挙げ、弱冠20歳にして佐官となったジオン軍のエースパイロットにして天才的軍人。通称赤い彗星。ガルマ・ザビ戦死時の不可解な行動により失脚するも、キシリア・ザビの抜擢で大佐に昇進して再起を果たす。オデッサの敗戦後、起死回生のジャブロー攻略作戦では潜入工作隊長という重責を担い、戦いの舞台が宇宙となるやキシリア麾下のニュータイプ部隊の指揮官となる。
- 従来からのいわゆる「美形悪役」の流れにあるキャラクターではあるが、ジオンの独裁者ザビ家に対する復讐のために戦争を巧妙に利用する人物として設定されている。ホワイトベースに乗る妹アルテイシアの存在に悩む一方で、彼にとって終生を通じ最愛の女性となるララァ・スンの前では素顔を晒し、アムロにララァを殺害されたことで遅まきながらニュータイプとして覚醒。両軍の最終決戦地ア・バオア・クーで彼を凌駕する強敵となったアムロに「私闘」を挑む。だが、MS戦に続き、白兵での決闘でもアムロに敗れ、アルテイシアに諭されたことで己を取り戻す。将兵を見捨てて逃亡を図ろうとしたキシリアを暗殺し、行方不明になる。
- セイラ・マス
- 本作のメインヒロインで医学生。言葉遣いが丁寧で気品の漂う美人。潔癖で気位が高い反面、男を操縦する術に長ける。当初は通信士としてアムロたちパイロットを支え、やがて適正を見出されパイロットに転向する。彼女の正体はダイクンの遺児アルテイシア。生き別れの兄キャスバルがシャアではないかという疑念からスパイ容疑を受けるなど思い悩む。戦場で再会したシャアがキャスバルと判明してからは父の鬼子と化した兄を憎悪するようになり、終盤でブライトに全てを打ち明ける。紆余曲折を経て本作中における最終的なアムロの想い人となる。ア・バオア・クーの決戦では搭乗機が擱座したため要塞内に潜入し、アムロとシャアの決闘に立ち会う。「いい女になれ。アムロくんが呼んでいる」という言葉を最後にキャスバルと別れる。その後アムロともはぐれ要塞内で迷子になり生還を絶望するがアムロのニュータイプ能力で道案内されホワイトベースの仲間たちと合流した。
- TV版ではGファイター1号機、劇場版ではコアブースター1号機と搭乗機が異なる[註 11]。
- ララァ・スン
- 本作のサブヒロイン。フラナガン機関に見出されたニュータイプの少女。本作中では「大佐に救われた」とあるだけで細かい事情への言及は避けられており、彼女がシャアと出会った経緯や前半生については不明。[註 12]中立地帯であるサイド6の湖畔にて、父テムとの悲劇的再会に深く傷ついたアムロと運命的な出会いを果たす。二度目の邂逅で彼女がシャアの部下であるとアムロも知るところとなり、ホワイトベース隊とコンスコン艦隊の戦闘結果を予言するなど高い資質を発揮する。シャアとは上司部下の関係を超えて恋人関係に発展。ソロモン要塞陥落後に実戦投入され、連邦艦隊を長距離からビットで狙い撃つ戦法でソロモンの亡霊と恐れられる。この段階で両軍における最強パイロットはアムロとシャアを差し置いたララァとなるが、護衛機の一般兵から弾除け扱いにされる等、ニュータイプの置かれた不遇を物語る。アムロとの戦いを通じ、ニュータイプの本質である「人と人とは分かり合える」ことを体現するが、シャアの嫉妬を買い、奇しくもアムロ、セイラ対シャア、ララァという局面の戦闘ではセイラ機を狙ったシャアを止め、シャアとの決着をつけることでララァを解放しようとしたアムロの一撃からシャアを庇い戦死する。死後も想念という形でアムロを導いた。
- ブライト・ノア
- 地球生まれで地球育ちというエリート士官。配属先のホワイトベースで艦長代理に抜擢され、反抗的なアムロ、カイら民間人の少年兵たちや立場を弁えない避難民たち、艦の置かれた極限状況に悩み苛立ちながらも軍人として成長を遂げていく。右腕となって支えてきたリュウ・ホセイの戦死に緊張の糸が切れ病床に倒れるも、優秀な指揮官として独り立ちする転機となる。彼を操舵士かつ相談役として献身的に支え続けたミライ・ヤシマに好意を抱きながらも、「不器用な男」として彼女の恋の行方を見守り、戦後結ばれた。実の父に溺愛されて育ったアムロに対し、現実の厳しさを教える父親がわりとして厳しく接するが、一方でニュータイプという理解の範疇を超えるアムロの能力にわけもなく苛立っていたことを自覚し、アムロが成長を遂げてからは一人前に扱うようになる。ア・バオア・クーで強襲揚陸艦という本分を果たしたホワイトベースは連邦軍の勝利に寄与するも、アムロのニュータイプ能力で総員退鑑命令を出すよう進言され実施。クルーの大半を最終決戦から生還させた。
- 本作の続編にあたる機動戦士Ζガンダム、機動戦士ガンダムΖΖ、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア、機動戦士ガンダムUCにおいても重要人物として登場し続ける。
- その他の人物
- カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、フラウ・ボゥ、ミライ・ヤシマといったホワイトベースの仲間達もそれぞれに成長を遂げていく姿が描かれる。また、戦争を嫌悪する元軍人、戦争に加担する民間人、スパイ、武器開発者、主人公に殺される学徒動員パイロットなどそれまでのアニメーションでは無視されていたキャラクターの描写も多い。この方向性は『ザンボット3』でも試みられたが、後の作品にまで影響を及ぼすほど徹底したのは、本作の非常に大きな特徴である。
詳細については、下記のページを参照。
- 参照: 機動戦士ガンダムの登場人物 地球連邦軍
- 参照: 機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (あ行-さ行)
- 参照: 機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)
- 参照: 機動戦士ガンダムの登場人物 民間人
登場兵器
それ以外のものについては
スタッフ
- 企画 - 日本サンライズ
- 原作 - 矢立肇、富野喜幸(連載誌 - 『テレビマガジン』、『たのしい幼稚園』、『冒険王』)
- キャラクターデザイン - 安彦良和
- メカニカルデザイン - 大河原邦男
- 美術監督 - 中村光毅
- 美術 - デザインオフィス・メカマン ※ノンクレジット
- アニメーションディレクター(総作画監督) - 安彦良和
- 総監督 - 富野喜幸
- プロデューサー - 関岡渉(名古屋テレビ)、大熊伸行(創通エージェンシー)、渋江靖夫(日本サンライズ)
- 原画 - スタジオZ(金田伊功、鍋島修、亀垣一、平山智、飯島正勝、越智一裕他、※個人名ノンクレジット)、板野一郎、駅間我子、多賀かずひろ他
- 音響監督 - 松浦典良
- 音響効果 - 松田昭彦(イシダサウンドプロ)
- 音楽 - 渡辺岳夫、松山祐士
- 設定制作 - 円井正
- 編集 - 鶴渕友彰、小谷地文男(第1話〜第10話)
- アシスタントプロデューサー - 神田豊
- 制作 - 名古屋テレビ、創通エージェンシー、日本サンライズ
主題歌
- オープニングテーマ - 「翔べ! ガンダム」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻、フィーリング・フリー、ミュージッククリエイション(キングレコード)
- エンディングテーマ - 「永遠にアムロ」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻、フィーリング・フリー (キングレコード)
- 劇場版
-
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
-
- 「哀戦士」 / 「風にひとりで」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲・唄 - 井上大輔
- 挿入歌
視聴率
- 平均視聴率:5.3%(ガンダムシリーズ歴代5位)
- 平均視聴率(1981年):17.9%(ガンダムシリーズ歴代1位)
- 最高視聴率:9.9%(ガンダムシリーズ歴代2位)
放送局
名古屋テレビを制作局としてテレビ朝日系列で毎週土曜日17時30分 - 18時00分に放送された。
- 放送局名(呼称・略称)は放送当時のもの。
- ※は、○:同時ネット ●:時差ネット △:先行放送。
放送対象地域 | 放送局 | 放送時間 | ※ | 備考 |
---|---|---|---|---|
中京広域圏 | 名古屋テレビ(NBN) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | 制作局。 |
北海道 | 北海道テレビ(HTB) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
青森県 | 青森放送(RAB) | ● | 第26話で打ち切り。再放送は青森テレビで放送。 | |
岩手県 | テレビ岩手(TVI) | ● | ||
秋田県 | 秋田放送(ABS) | ● | ||
山形県 | 山形テレビ(YTS) | ● | 山形放送で再放送されたこともある。 | |
福島県 | 福島テレビ(FTV) | 月曜 17:00 - 17:30 | ● | 1年遅れの1980年4月7日より月曜日17時00分 - 17時30分に放送。同局では1982年まで再放送され、1983年以後は1981年開局の福島放送(テレビ朝日系列)で再放送された。 |
宮城県 | 東日本放送(KHB) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
関東広域圏 | テレビ朝日(ANB) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | ● | ||
長野県 | 長野放送(NBS) | ● | ||
静岡県 | 静岡けんみんテレビ(SKT) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
富山県 | 富山テレビ(T34) | 水曜 16:50 - 17:20 | ● | 11日遅れ 放送期間は1979年4月18日 - 1980年2月6日[18] |
石川県 | 石川テレビ(ITC) | 金曜 16:00 - 16:30[19] | ● | |
福井県 | 福井テレビ(FTB) | ● | ||
近畿広域圏 | 朝日放送(ABC) | 金曜 17:00 - 17:30 | △ | 金曜日17時00分 - 17時30分枠で先行放送。毎週の次回予告は未放送。 |
鳥取県・島根県 | 山陰放送(BSS) | 日曜 08:00 - 08:30 | ● | |
広島県 | 広島ホームテレビ(UHT) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
山口県 | テレビ山口(TYS) | ● | ||
岡山県・香川県 | 瀬戸内海放送(KSB) | 土曜 17:30 - 18:00 | ○ | |
愛媛県 | 南海放送(RNB) | ● | ||
高知県 | テレビ高知(KUTV) | ● | ||
福岡県 | 九州朝日放送(KBC) | 金曜 17:00 - 17:30 | △ | 金曜日17時00分 - 17時30分枠で先行放送。 |
長崎県 | 長崎放送(NBC) | ● | ||
熊本県 | 熊本放送(RKK) | ● | ||
大分県 | 大分放送(OBS) | ● | ||
宮崎県 | 宮崎放送(MRT) | ● | ||
沖縄県 | 沖縄テレビ(OTV) | ● |
公開試写会
本放送に先駆けて『名古屋テレビ』(現:メーテレ)主催による公開試写会が春休みに旧:中区役所ホールで開催された。これは当時の主流となっていた往復ハガキで応募・抽選するもので、それまでは親子連れがほとんどだったものが『宇宙戦艦ヤマト』から始まったアニメブームと『無敵超人ザンボット3』・『無敵鋼人ダイターン3』で10 - 20代にサンライズ・アニメのファン層が定着したため、当日は徹夜で並ぶ者も数多くいた。満席の会場で第一話「ガンダム大地に立つ!!」がスクリーンで上映され、ゲストは総監督の『富野喜幸』と『シャア』役の『池田秀一』。最前列に座っていた数人の客には日本サンライズ(現:『サンライズ』)が初めて公式本として出版した『機動戦士ガンダム記録全集』の1巻が発売前にプレゼントされた。
再放送
- 放送時間:水曜日2時00分 - 2時30分(2010年9月当時)
- 放送日程:2010年11月1日 - 3日
- 通常放送
- 初回:2007年12月2日 - 2008年9月21日、日曜日19時30分 - 20時00分
- 2回目:2014年3月23日 - 2015年1月4日、同上
- セレクション放送
- 初回:2011年9月11日 - 10月9日、日曜日19時30分 - 20時00分(「ガンダム・Gセレクション EVOLUTION」枠・計5話[註 13])
- 2回目:2013年4月14日 - 7月28日、日曜日19時00分 - 19時30分(「ガンダム・Gヒストリー」枠・計16話[註 14])
各話リスト
テレビ版と劇場版との異同もあわせて示す。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 劇場版での編集反映 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1979年 4月7日 |
ガンダム大地に立つ!! | 星山博之 | 斧谷稔 | 貞光紳也 | 安彦良和 | 物語の発端であるため反映。 |
第2話 | 4月14日 | ガンダム破壊命令 | 松崎健一 | 藤原良二 | 物語の基本設定が固まる話のため反映。 | ||
第3話 | 4月21日 | 敵の補給艦を叩け! | 荒木芳久 | 小鹿英吉 | 1話完結エピソードのためカット。 ただしガデムの補給、シャアザクとガンダムの戦闘は反映。 | ||
第4話 | 4月28日 | ルナツー脱出作戦 | 山本優 | 貞光紳也 | 富沢和雄 | 基地内の描写を省いて直ちにジャブローへ出港。 パオロは戦死せず下艦。 クルー拘禁やマゼラン排除などは丸ごとカット。 | |
第5話 | 5月5日 | 大気圏突入 | 星山博之 | 斧谷稔 | 藤原良二 | 青鉢芳信 | 新舞台とガルマ登場のため反映。 ガンダムの大気圏突入機能は大幅に変更。 ガンダムハンマーはカット。 |
第6話 | 5月12日 | ガルマ出撃す | 山本優 | 山崎和男 | 小鹿英吉 | 安彦良和 | 第9話に統合。 地上部隊との戦闘は全カット。 |
第7話 | 5月19日 | コアファイター脱出せよ | 荒木芳久 | 藤原良二 | 1話完結エピソードのためカット。 ただしシャアザクとガンダムの自由落下戦闘のみ反映。 | ||
第8話 | 5月26日 | 戦場は荒野 | 松崎健一 | 貞光紳也 | 山崎和男 | 1話完結エピソードのためカット。 ただしカイのガンキャノン発進のみ反映。 | |
第9話 | 6月2日 | 翔べ! ガンダム | 星山博之 | 斧谷稔 | 小鹿英吉 | 安彦良和 | 1話完結エピソードだがマチルダ登場やアムロの心理描写が重要なため反映。 シャアの通信妨害はカット。 |
第10話 | 6月9日 | ガルマ 散る | 山本優 | 藤原良二 | ガルマ戦死やイセリナとの恋が絡む話のため反映。 | ||
第11話 | 6月16日 | イセリナ、恋のあと | 荒木芳久 | 貞光紳也 | 大泉学 | 1話完結エピソードのためカット。 ただしザビ家一党がガルマの葬儀を巡り一堂に 会する場面は反映。 | |
第12話 | 6月23日 | ジオンの脅威 | 松崎健一 | 斧谷稔 | 横山裕一郎 | 中村一夫 | グフとランバ・ラル隊登場のため反映。 ギレンによるガルマ国葬演説(ロングバージョン)は1作目のラストシーンとなる。 |
第13話 | 6月30日 | 再会、母よ… | 星山博之 | 藤原良二 | 安彦良和 | 第12話の前に入れ替えて反映。 ただし、ガンペリーがマチルダのミデアへと差し替えられる。 | |
第14話 | 7月7日 | 時間よ、とまれ | 富野喜幸 | 斧谷稔 | 貞光紳也 | 山崎和男 | 1話完結エピソードのためカット。 ただしマチルダの補給のみ反映。 |
第15話 | 7月14日 | ククルス・ドアンの島 | 荒木芳久 | 貞光紳也 | 斧谷稔 | 鈴村一行 | 1話完結エピソードのためカット。 |
第16話 | 7月21日 | セイラ出撃 | 山本優 | 斧谷稔 | 青鉢芳信 | 『哀・戦士編』の導入部。 セイラやコズンの投獄があるため反映。 | |
第17話 | 7月28日 | アムロ脱走 | 松崎健一 | 斧谷稔 | 藤原良二 | 安彦良和 | ミライの入浴やアムロの脱走があるため反映。 |
第18話 | 8月4日 | 灼熱のアッザム・リーダー | 貞光紳也 | 中村一夫 | 1話完結エピソードのためカット。 | ||
第19話 | 8月11日 | ランバ・ラル特攻! | 星山博之 | 斧谷稔 | 行田進 | 安彦良和 | グフやアムロの伏線があるため反映。 |
第20話 | 8月18日 | 死闘! ホワイト・ベース | 山本優 | 藤原良二 | 富沢和雄 | ランバ・ラル戦死やリュウ負傷といった重要シーンがあるため反映。 ビームジャベリンはビームライフルに差し替え。 | |
第21話 | 8月25日 | 激闘は憎しみ深く | 荒木芳久 | 行田進 | 山崎和男 | 第25話の後に入れ換え。 リュウ戦死後のクルーの反応は軽く流す。 | |
第22話 | 9月1日 | マ・クベ包囲網を破れ! | 松崎健一 | 貞光紳也 | 安彦良和 | 1話完結エピソードのためカット。 | |
第23話 | 9月8日 | マチルダ救出作戦 | 星山博之 | 藤原良二 | 中村一夫 | 劇場版では新兵器Gファイターがコア・ブースターへと差し替えられたためカット。 ただしエルランがレビルへ異議を唱えるシーンのみ反映。 | |
第24話 | 9月15日 | 迫撃! トリプル・ドム | 山本優 | 斧谷稔 | 関田修 | 安彦良和 | マチルダが死ぬ他、名シーン多数のため反映。 ただし黒い三連星との戦闘は1回にまとめられる。 |
第25話 | 9月22日 | オデッサの激戦 | 荒木芳久 | 貞光紳也 | 富沢和雄 | 一年戦争全体の主流エピソードのため反映。 ただし、エルランの内通やマ・クベの核ミサイル使用といった重要エピソードは丸ごとカット。 | |
第26話 | 9月29日 | 復活のシャア | 松崎健一 | 斧谷稔 | 藤原良二 | 安彦良和 | シャアの再登場、水陸両用モビルスーツなど伏線が多く反映。 ただしハイパーハンマーやGブルはカット。 |
第27話 | 10月6日 | 女スパイ潜入! | 星山博之 | 斧谷稔 久野弘 |
久野弘 | 山崎和男 | 第26話に統合。 |
第28話 | 10月13日 | 大西洋、血に染めて | 山本優 | 斧谷稔 | 関田修 | 中村一夫 | カットが検討されたが、カイの成長を描く話のため反映。 グラブロがガンペリーのミサイルで撃破されるなど細部で変更。 |
第29話 | 10月20日 | ジャブローに散る! | 荒木芳久 | 貞光紳也 | 安彦良和 | シャアに伏線や名シーンがあるため反映。 第30話と統合。 ただしゾックの撃破シーンはカット。 | |
第30話 | 10月27日 | 小さな防衛線 | 山本優 | 藤原良二 | カツ、レツ、キッカやセイラの伏線があるため反映。 ただしアッガイの撃破シーンはほとんどカット。 | ||
第31話 | 11月3日 | ザンジバル、追撃! | 星山博之 | 斧谷稔 | 久野弘 | 冒頭のホワイトベースおよびザンジバル大気圏離脱部が『哀・戦士編』のラスト。 ただしGブルイージーやビグロの戦闘シーンは全カット。 | |
第32話 | 11月10日 | 強行突破作戦 | 松崎健一 | 関田修 | 富沢和雄 | シャアがドレンと絡むため反映。 ただしザクレロの戦闘シーンとビームジャベリンは全カット。 | |
第33話 | 11月17日 | コンスコン強襲 | 山本優 | 貞光紳也 | 中村一夫 | テムやカムランが関係するため反映。 テムとの出会いは1回に統合。 コンスコン隊との戦いも次回分と統合。 ブラウ・ブロや浮きドック場面はカット。 | |
第34話 | 11月24日 | 宿命の出会い | 星山博之 | 藤原良二 | ララァ、シャアとアムロの出会い、カムランが関係するため反映。 テムは新たに死亡シーンが追加。 | ||
第35話 | 12月1日 | ソロモン攻略戦 | 松崎健一 | 久野弘 | 一年戦争全体の主流エピソードのため反映。 作戦開始シーンがかなり短縮されている。 | ||
第36話 | 12月8日 | 恐怖! 機動ビグ・ザム | 斧谷稔 | 関田修 | 一年戦争全体の伏線やドズル、スレッガー戦死のため反映。 | ||
第37話 | 12月15日 | テキサスの攻防 | 山本優 | 貞光紳也 | 中村一夫 | 第37・38話は第35話の前に移動。 ただしギャンとマ・クベはカット(仕掛けた種々のトラップのみ反映)。 | |
第38話 | 12月22日 | 再会、シャアとセイラ | 松崎健一 | 藤原良二 | シャアとセイラの重要エピソードため反映。 ただしデラミンやバロム、ワッケインの戦死は全カット。 | ||
第39話 | 12月29日 | ニュータイプ、 シャリア・ブル |
山本優 | 斧谷稔 | 久野弘 | 上映時間の不足と安彦の意見により全面カット。 | |
第40話 | 1980年 1月5日 |
エルメスのララァ | 荒木芳久 | 関田修 | ニュータイプに絡む話のため全て反映。 ただしモスク・ハン登場シーンは全カット。 | ||
第41話 | 1月12日 | 光る宇宙 | 松崎健一 | 貞光紳也 | |||
第42話 | 1月19日 | 宇宙要塞ア・バオア・クー | 星山博之 | 斧谷稔 | 藤原良二 | 中村一夫 | |
第43話 | 1月26日 | 脱出 | 関田修 | 山崎和男 |
アイキャッチは3パターン存在する。
- 第1話は、映像は第2話以降と同じだが、効果音が異なるもの。
- 第2話から第11話、第43話は、タイトルロゴのみでガンダムは登場しないもの。
- 第12話から第42話は、ガンダムとタイトルロゴが登場するもの。
映画化においては、各エピソードに対し主に以下の変更点が加えられた。
- シリーズ全体で構成に影響のない、一話完結エピソードは基本的にカット。
- テレビシリーズでは2回にまたがっていたエピソードや戦いを、1回分に集約。9話でガンダムが持っていた武器などこれによる演出上の矛盾は極力修正されているが、第29話と第30話におけるシャア専用ズゴックの被弾位置など修正されず矛盾が残っているところもある。
- 反映分は全てがテレビシリーズの映像でなく、同じシーンを劇場用に描き直した部分もある。特に『めぐりあい宇宙編』では、テレビ版制作時に安彦良和が病気で作画から外れていたため、全面的に安彦による新規作画が行われている。
タイトルコールはブライト・ノア役の鈴置洋孝が担当した。
劇場版三部作
1980年10月、テレビシリーズの再編集に新作カットを追加してストーリーや設定を一部変更した劇場版の制作が発表された。第1話から第14話前半までを再編集した第1作は『機動戦士ガンダム』と題され、1981年3月14日に全国松竹系にて公開された[註 15]。題名に数詞が付かなかったのは、第1作の興行成績次第では第2作が製作されない可能性もあったからである[20]。
当初、松竹映画側は劇場版を三部作にするつもりはなく、テレビシリーズ全話のダイジェストとして1本の劇場版を作る再編集を制作陣に依頼した。しかし、「とても1本の映画に収まる内容ではない」と考えた制作陣は、あえて第1話 - 第14話前半を再編集した。試写後には松竹側が「これ、まだ途中ですよね。全部収まってませんよね」、制作側が「でもこれ以上、どこが削れるんですか?」と言い合いになったが、劇場公開が迫っておりやり直す時間もないため、「興行成績を確認してから続編を検討する」ということで公開に踏み切ることになった。公開初日の朝、全国で徹夜組を含めた観客が映画館を十重二十重に囲んでいることを報告された松竹側は、興行成績を確認することなく即座に第2作の制作を決定した。第1作の配給収入は9億3700万円[21]。
これに先立つ1981年2月22日、新宿にてイベント「アニメ新世紀宣言」が開催され、1万5千人ともいわれる数多くの若者が詰めかけた。中にはシャアとララァなど登場人物のコスプレをして現れた者たちもいた[註 16]。彼らを前に富野は、これだけの若者がアニメ映画のイベントのために集まったことを通じ、アニメは低俗・俗悪と決めつける当時の社会の認識[註 17]を問う発言をしている。
第16話 - 第31話前半を再編集した第2作は『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』と題され、1981年7月11日に公開された。本作ではテレビ版と第1作の録音監督である松浦典良が降板し、「松浦さんが降りるなら、僕たちも降りる」と古谷徹、鈴置洋孝、井上瑤、鵜飼るみ子と主だった声優陣が松浦に続こうとしたが、サンライズは拒否した。結局、自宅を訪れた声優陣を松浦が説得したことで騒動は収束したが、この騒動の余波で『ガンダム』の声優陣の待遇が改善されたという[22]。第2作の配給収入は7億7000万円[21]。
第31話後半 - 第43話を再編集した第3作は『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編』と題され、1982年3月13日に公開された。本作では、テレビ版の終盤で降板した安彦良和が復帰して前2作以上に多くの新作カットを担当したこともあり、作画のクオリティはテレビ版以上となっている。配給収入は、同年公開のアニメ映画で第1位の12億9000万円[23]のヒットを記録した。
主題歌がオリコンチャートの上位にランキングされるなど、劇場版三部作は音楽面でも大きな社会現象にまで発展した。
関連作品
『機動戦士Ζガンダム』以降の新たなアニメ作品などに関してはガンダムシリーズ一覧を参照。
音楽
1979年11月21日に発売されたサントラ盤『機動戦士ガンダム II 戦場で』は同年、キングレコードのLPダイヤモンド賞を受賞し[24]挿入歌「いまはおやすみ」のシングルは1981年、キングレコードのシングルヒット賞を受賞[24]、劇場版第3作『めぐりあい宇宙』のサントラ盤も1982年、キングレコードのLPダイヤモンド賞を受賞した[24]。
テレビシリーズ放送終了後の1980年に中島紳介と氷川竜介の構成によってキングレコードからサントラ盤『機動戦士ガンダム III アムロよ…』が発売されており、レコード2枚に第1、2、9、10、19、21、24、34、36、38、41、42、43話から抜粋したドラマとそれまでのサントラに収録されなかったBGMが収録されている。これはテレビシリーズのうち何話かを抜粋してその音声のみを収録した作品だが、当時はビデオなどの映像媒体がほとんど普及していなかったため、このような手法がよくとられた。1991年にCDとして再発されたが、現在は入手困難となっている。なお劇場版も公開当時にドラマ編レコードが発売されている。
劇場版第2作、第3作においては、富野の大学時代の同窓生で、当時ポップスやCMソングの作曲で人気を得ていた井上大輔が新たに主題歌を作り、自ら歌った。
2008年7月現在下記の作品が復刻発売されており入手可能。シングルはEP盤時代には収録されていなかった「Off Vocal Version(カラオケ)」が収録されている。
ファーストガンダム主題歌・復刻プロジェクト
- 翔べ!ガンダム(2006年10月25日発売)
- 翔べ!ガンダム
- 永遠にアムロ
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
- 歌 - 池田鴻
- コーラス - フィーリング フリー
- 翔べ!ガンダム Off Vocal Version
- 永遠にアムロ Off Vocal Version
- シャアが来る(2006年10月25日発売)
- シャアが来る
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
- 歌 - 堀光一路
- きらめきのララァ
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
- 歌 - 戸田恵子、シンガーズ・フリー
- シャアが来る Off Vocal Version
- きらめきのララァ Off Vocal Version
- いまはおやすみ(2006年10月25日発売)
- いまはおやすみ(セリフ入り)
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
- 歌 - 戸田恵子
- 永遠にアムロ
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
- 歌 - 戸田恵子
- コーラス - ザ・ブレッスン・フォー、フリーザー
- いまはおやすみ(セリフなし)
- いまはおやすみ(セリフ入り)Off Vocal Version
- 永遠にアムロ Off Vocal Version
ファーストガンダム主題歌・復刻プロジェクト第2弾
- 砂の十字架(2006年11月22日発売)
- 砂の十字架
- スターチルドレン
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - やしきたかじん / 編曲 - 飛澤宏元
- 歌 - やしきたかじん
- 砂の十字架 Off Vocal Version
- スターチルドレン Off Vocal Version
- 哀 戦士(2006年11月22日発売)
- 哀 戦士
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 井上大輔
- 歌 - 井上大輔
- 風にひとりで
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 井上大輔
- 歌 - 井上大輔
- 哀 戦士 Off Vocal Version
- 風にひとりで Off Vocal Version
- めぐりあい(2006年11月22日発売)
- めぐりあい
- 作詞 - 井荻麟・売野雅勇 / 作曲 - 井上大輔 / 編曲 - 鷺巣詩郎
- 歌 - 井上大輔
- ビギニング
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲 - 井上大輔
- 歌 - 井上大輔
- めぐりあい Off Vocal Version
- ビギニング Off Vocal Version
テレビシリーズ、劇場版全アルバム完全複刻
- 機動戦士ガンダム CD-BOX(2006年12月21日発売)
1979年から1983年に渡って発売された全14タイトルを、紙ジャケットを使用しミニチュア復刻化。
小説
テレビ版の総監督 富野喜幸によって、より高年齢層向けの物語として執筆され、朝日ソノラマから出版された[25]。話が進むに従い、テレビ版とは全く異なる展開をするため、『機動戦士Ζガンダム』など後発の作品に整合しない内容となっている。単行本2冊で50万部を販売するヒットとなり、当時は高校生の「本離れ」が懸念されていたが映像作品である本作の小説によって相乗効果が発揮されて高校生を引きつけた。本作以降、高校生向けの小説では映像化が重要になった[26]。1987年に角川書店に版元が変更され、角川文庫の「現代日本文学」分類「緑帯」から独立した「青帯」(現在の角川スニーカー文庫)の第1号作品となっている。通常、単に小説版といえばこの作品を指す。全3巻[27][28][29]。朝日ソノラマ版の表紙は第1巻はシャアの設定セル画、2巻と3巻は大河原邦男、本文挿絵は青鉢芳信。角川版は表紙・挿絵共に美樹本晴彦。
テレビ版との最大の違いは、アニメでは民間人の少年であった主人公アムロが最初から職業軍人(モビルスーツパイロット候補生。階級は曹長)で、かつ物語の途中で戦死することであり、当時ファンに大きな衝撃を与えた[註 18]。また、セイラがアムロと肉体関係を持ち兄シャアの殺害を促すなど、各キャラの性格や関係性なども大幅に改変されている。物語は宇宙で展開され、地球は舞台とならないため、アニメ版の地球で登場したMSは登場せず、地球で登場した人物の多くも登場しない。MS・MAの種類自体も極めて少数に絞られており、連邦軍側は「ガンダム」「ガンキャノン」「ジム」「ミスターボール」の4種、ジオン軍は「ザク」「リック・ドム」「エルメス」「ビグ・ザム」「ブラウ・ブロ」の5種しか登場しない。連邦とジオンの組織描写についても、連邦は官僚の腐敗が進んでいるとしてむしろ批判的描写がなされている。最終的に、ガンダム運用母艦のペガサスJは艦長のブライト以下、生き残ったクルーおよびカイ・シデンらはアムロの遺志を尊重したシャアとの共闘作戦を行い、サイド3ズム・シティにおいてギレンとキシリアを死に追いやり、ジオン共和国を成立させて戦争を終結させ、ブライトらは戦後ジオン軍人となる(この設定はギレンの野望では『キャスバル編』として採用されている)。アムロの母の名前、ギレンの秘書で愛人のセシリア・アイリーン、ハヤトのガンキャノン搭乗等の小説版オリジナル設定の一部は、後の劇場版に取り入れられている。また、本作のみで登場しているシャア専用リック・ドムと、アムロ搭乗の後継機G-3ガンダムは後に数々のゲーム作品などで使用されている。また、小説版のみのオリジナルキャラとしてニュータイプの女性兵士クスコ・アルが登場。彼女もガンダム関連ゲームでは登場することもある。一方、アムロを撃墜したシャアの部下、ルロイ・ギリアムはほぼ無視されている。富野は角川文庫からの再版時に、アムロとハヤトの死を削るなど『Ζガンダム』との整合化作業を試みようとしたが、過去の自分を否定することになるとして断念したと語っている[30]。
また、後に外伝として富野により『密会〜アムロとララァ』も執筆されたが、こちらはアニメの内容に沿ったものになっている。当初は角川mini文庫で全2巻として発売されていたが、後に角川スニーカー文庫から全1巻で発売された。
なお、中根真明によって執筆された小説版も朝日ソノラマから発売されていたが、こちらは純粋なノベライズでテレビシリーズとほぼ同じ内容となっている[31][32][33]。現在は絶版。
漫画
本作が放映された1979年当時、秋田書店発行の少年向け漫画雑誌『冒険王』にて本作の漫画が岡崎優により連載された。リアルロボットアニメの嚆矢となった本作の主旨に対する岡崎の理解不足と、当時岡崎がテレビを持っておらず原作をチェックできなかったことから、かなりの部分で相違が見られた[註 19]。また、1話完結方式だった従来のロボットアニメと異なり、連続ドラマである本作のコミカライズにおいては、テレビ放送よりもペースが遅れ気味であり、未完で終わっており、映画化の際に「めぐりあい宇宙編」のコミカライズを行う形で、完結させた。
1992年には、原作をリメイクした近藤和久による漫画がバンダイ出版課発行の漫画雑誌『サイバーコミックス』にて『機動戦士ガンダム0079』という題にて連載された。その後、メディアワークス発行の漫画雑誌『MS・SAGA』『電撃大王』と連載誌を変えながら、足掛け10年以上の長期連載が行われていたが、2005年に完結。後述の安彦版がアニメと比べて大胆な変更が加えられているのに対し、本作は設定やストーリーの変更を極力抑え、同作者の漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』のエピソードを絡めるようになっている。
2001年から2011年にかけて、本編のキャラクターデザインなどを手がけた安彦良和が『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を、この作品のために創刊された角川書店発行の漫画雑誌『月刊ガンダムエース』にて連載した。ストーリーの一部や細かな設定が見直され、テレビシリーズから大きく変更された部分も多い。また、ジオン・ダイクンの死から戦争前期までのテレビシリーズで描かれた期間以前の物語も詳細に描かれている。
フィルムコミック
- 機動戦士ガンダム
- ガンダム大地に立つ
- 赤い彗星シャア
- 翔べ!ガンダム
- 再会、母よ
- ジオンの脅威
- 機動戦士ガンダムII 哀戦士編
- セイラ出撃
- 猛攻ランバ・ラル
- マチルダ散る!
- 女スパイ潜入
- 決戦!ジャブロー
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙
- 出会い、サイド6
- テキサスの攻防
- ソロモン攻略戦
- エルメスのララァ
- 脱出
- 長らく絶版だったが、1998年7月23日に劇場版第1作『ガンダム』のフィルムコミックス全5巻が1998年7月23日に、第2作『ガンダムII』のフィルムコミックス全5巻が1999年3月23日に、第3作『ガンダムIII』のフィルムコミックス全5巻が1999年4月21日に表紙カバーをリニューアルした復刻版がそれぞれ刊行された。
- 旭屋出版コミックス版
- ガンダムシリーズの劇場版やOVA作品を1冊のフィルムコミックとしてまとめたもので、映画化15周年を記念して出版された。各巻の巻末では、モビルスーツやスペースコロニーなどの諸設定についての科学考証をガンダムセンチュリーの編集に携わった永瀬唯が行っている。
- MOBILE SUIT GUNDAM THE MOVIES I
- 劇場版第1作『ガンダム』のフィルムコミック。1996年8月刊行。
- MOBILE SUIT GUNDAM THE MOVIES II
- 劇場版第2作『ガンダムII』のフィルムコミック。1996年12月刊行。
- MOBILE SUIT GUNDAM THE MOVIES III
- 劇場版第3作『ガンダムIII』のフィルムコミック。1997年3月刊行。
TRPG
- ジーク・ジオン(1990年、ツクダホビー)
- 機動戦士ガンダム:0079RPG(1991年、大日本絵画)
- 機動戦士ガンダムRPG(1997年、ホビージャパン)
- ガンダム戦記 -一年戦争全戦闘記録-(2000年、アスキー)
パチンコ・パチスロ
- パチンコ
- CRフィーバー機動戦士ガンダム(2013年、SANKYO)
- CRフィーバー機動戦士ガンダム V作戦発動(2015年、SANKYO)
- パチスロ
- MSガンダム(2002年、テクノコーシン)
- ガンダム(2003年、ラスター)
- パチスロ「機動戦士ガンダムII 〜哀・戦士編〜」(2007年、山佐)
- パチスロ「機動戦士ガンダムIII 〜めぐりあい宇宙編〜」(2009年、山佐)
- 機動戦士ガンダム(2014年、ビスティ)
映像媒体
LD・ビデオ
本放送放映の後から劇場版が公開されたあたりに発売された映像媒体としては、ロブスター企画から1982年に発売されたテレビ版第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」と第43話「脱出」を収録したLD、および劇場版3部作のビデオパッケージが存在した。後者は当初松竹から、後にCBSソニーから発売された。その後は少し間を空けて1987年以降に、劇場版の映像を収録したLDがいくどか再発売されている。
続けてガンダム20周年記念の声が高まる中、テレビ版の映像が全て収録された初のLD-BOX「機動戦士ガンダムメモリアルボックス」が1998年8月に「Part-1」(第1 - 22話収録:6枚組)、同年12月に「Part-2」(第23 - 43話収録:6枚組)の全2巻に分けてバンダイビジュアルから発売された。なお、ほぼこの時期に劇場版のビデオパッケージも新たに発売され、テレビ版もレンタル専用としてではあるがビデオパッケージが存在している。
DVD
DVD発売以降はすべてバンダイビジュアルから販売されている。
劇場版3部作のDVDは2000年に「特別版」として発売された。特別版として発売するにあたり、映像はそのままに、音声に対しては5.1チャンネル用に、オリジナルキャスト(一部を除く)によるアフレコのやり直しや効果音、BGMの細かい変更が行われたが、熱心なファンからは「イメージが大きく損なわれた」と酷評を受け、後に劇場版公開当時のオリジナル音声版DVDが2007年12月に発売されている。
その後、テレビ版の映像を収録したDVD-BOXが初回限定生産として、2006年12月にDVD-BOX1(第1 - 24話収録:6枚組)、翌2007年1月にDVD-BOX2(第25 - 43話収録:5枚組)の全2巻に分けて発売。単巻(全11枚)でも2007年6月から順次発売された。DVD-BOX1の予約者に対し、非売品の特製アクションモデル「1/200 RX-78 GUNDAM Limited Version」が付く先行予約特典キャンペーンを行っている。このDVD化にあたっては監督の富野自ら、本放送から約27年近く経過した原版フィルムの劣化部分のデジタル補正作業や、ハイビジョン仕様のリマスター制作に関るほど、大規模なリファイン作業が行われた。
Blu-ray
「機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアル ボックス」(BD-BOX)として2013年8月28日に発売。
2017年9月27日には2013年版の封入特典を若干再編・簡素化したBD-BOXが発売予定。
「劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス」と、5.1chで制作された特別版の本編も収録する「劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション」が2014年5月28日に発売。
自動車
2013年10月1日にジオニックトヨタ社(トヨタ)よりシャア専用オーリスが発売された。これは元々コンセプトモデルとして2012年のイベントにトヨタからオーリスをシャア専用風に改装して出展した所、反響が大きかったために、当初市販の予定ではないものを発売したものである[34]。なお、ジオニックトヨタ社は設定上のもので、実際にはオーリスのパーソナルカスタマイズとして販売される。この際、トヨタマークもジオン風に改装される。その設定上は「トヨタは、ジオン公国を代表する重機メーカー・ジオニック社と広範囲にわたる技術提携に合意し、新プロジェクトを始動させるため、新たな会社を設立するに至った。」と公式ページで述べられており、特設サイトにはファーストガンダムの画像と共に15話にのぼる「バックストーリー」も載せられた[35]。シャアを演じた池田秀一は「ビックリです!」と述べ、アムロ役を演じた古谷徹は「(シャア専用なのにトヨタマークではまずい為)新会社として『ジオニックトヨタ』を設立してもらおうと、提案したら…まさかね」とその実現を驚いている。なお、いささか冗談気味ながら、アムロ専用車についても古谷は言及している[36]。なお、実際の塗装はシャア専用ザクの色で行うと違和感が出るため、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」に登場するモビルスーツ「サザビー」に近づけられた事が報じられている[37]。(具体的な車種に関する詳細は、トヨタ・オーリス#2代目 E18#H/18#W型(2012年 - 2018年)の項目参照)。
落語
2016年2月28日に落語家の立川志らくが、創作落語『頑駄夢落語 らすとしゅーてぃんぐ』をサンライズ公認作品として発表[38]した。また同日ベルサール秋葉原で行われたガンダム関連イベント内で、立川志らくと立川しららによるお披露目高座が行われた。この作品は、古典落語『大工調べ』、『三方一両損』などをベースとした新作落語で、アムロ・レイをモデルとした「大工のアムロウ」、シャア・アズナブルをモデルとした「赤い半纏のシャア」などが登場[39]する。公式の漢字表記は「頑駄夢落語」であり、SDガンダムにおける「武者頑駄無」などとは表記が異なる。
クローバー製玩具
- ガンダム合体セット
- ガンダムDX合体セット
- 合体機構を外したガンダムDX
- ガンダム(スタンダード版)
- ガンタンク(スタンダード版)
- コアファイター
- DXホワイトベース
- バリエーションガンダム
- バリエーションガンキャノン
- バリエーションガンタンク
- ガンダムコンビネーションジュニア(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、コアファイターのセット)
- ABSガンダム
- ゼンマイ動力のガンダム
脚注
注釈
- ↑ この構想は後に神田武幸の手で『銀河漂流バイファム』として形になった。『バイファム』の原案に富野由悠季の名前があるのはこのためである。
- ↑ この白兵戦の演出に関し「宇宙時代の兵隊にチャンバラをやらせるわけにはいかない」と悩んでいたスタッフにスタジオぬえは ライトセーバーの存在を示唆し、そこからビームサーベルの設定が生まれた(講談社『ガンダム者』)
- ↑ 上半身と下半身の間にコア・ファイターを変形させて組み込むという形を採り、僚機の「ガンキャノン」「ガンタンク」もこのシステムを取り入れた。これはクローバーの玩具で3機の上半身を入れ換えられるというギミックのためである
- ↑ ただしこれは敵ロボットのシーンをバンクシステムで使い回すためでもある(月刊ascii2008年5月号)。例えば第1話のザクのシーンが第2話にすでに利用されている
- ↑ ただし富野は「実はニュータイプという単語も途中で作った」(週刊朝日ジャーナル1988年4月15日)と述べており、実際作中でニュータイプという言葉が登場するのは終盤である。後にテレビ版を再編集して作られた劇場版では、新作カットによりアムロがニュータイプとして覚醒する描写がテレビ版よりも前倒しで挿入された
- ↑ 本作が放送された土曜夕方5時半時間帯は子どもが主な視聴層で、彼らには本作の「内容が難しすぎた」と指摘されている(キネマ旬報社『キャラクタービジネス その構造と戦略』)
- ↑ 当初の52話分の構想について、富野がそれを記した「トミノメモ」と呼ばれるものが存在している。『機動戦士ガンダム 記録全集5』などで、打ち切りによって変更された部分を読むことができる。また、これに書かれたMSの名前などの中には、後に続編やモビルスーツバリエーションの中で用いられたものもある
- ↑ サンライズの植田益朗は、放送当初は6割くらいが安彦良和の絵を好む女性ファンだったとしている(竹書房『新機動戦記ガンダムW パーフェクト・アーカイブ・シリーズ10』)
- ↑ 高千穂は約1年後に総監督の富野と直接対談し、『月刊OUT』1981年4月号にその内容が掲載された(「デス・マッチ対談 富野喜幸VS高千穂遙」)。この対談で高千穂が改めて指摘した「SF性の欠如」を富野は対談の中で肯定している。
- ↑ そうして生まれた有人ロボットとして、「バトロイド、デストロイド(『超時空要塞マクロス』)」、「コンバットアーマー(『太陽の牙ダグラム』)」、「ラウンドバーニアン(『銀河漂流バイファム』)」「アーマードトルーパー(『装甲騎兵ボトムズ』)」、「レイバー(『機動警察パトレイバー』)」などが挙げられる
- ↑ 更に機動戦士ガンダム THE ORIGINでは最終搭乗機が重装甲型ジムとなる。
- ↑ 機動戦士ガンダム THE ORIGINでは詳細に設定されている。
- ↑ 第1・2・19・24・43話。
- ↑ 第1・2・5・6・9・10・18・19・24・26・29・30・40 - 43話。
- ↑ なお、公式リリース以外では、便宜上『砂の十字架編』と呼ばれる場合もある
- ↑ 彼らはラポート発行の雑誌『ファンロード』1980年8月号(創刊号)の巻頭特集及び38〜39ページの記事中にて、当時流行した竹の子族と富野とをもじって「トミノコ族」と呼ばれている。
- ↑ 当時はそういった風潮が現在より根強かった。
- ↑ カトキハジメも『GUNDAM FIX』最終回でそのシーンを描き、当時の衝撃を語っている。
- ↑ 岡崎は後に『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』のコミカライズを行っているが、この時にはリアルロボットアニメの手法を理解し、原作に沿った内容になっている。
出典
- ↑ アトムの遺伝子 ガンダムの夢 - サンライズ(2003年2月18日時点のアーカイブ)
- ↑ 『映画秘宝』関係者の中にいたガンダム野郎編「第1章 ガンダム大地に立つ 『機動戦士ガンダム』胎動と本放送 サンライズ企画部長(当時) 山浦栄二INTERVIEW 『ガンダム』とニュータイプと戦争」『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』洋泉社、1999年4月9日、ISBN 4-89691-379-5、70頁。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 『ガンダム者―ガンダムを創った男たち』 講談社、2002年。ISBN 4063301818。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 『映画秘宝』関係者の中にいたガンダム野郎編「第1章 ガンダム大地に立つ 『機動戦士ガンダム』胎動と本放送 サンライズ企画案デスク(当時) 飯塚正夫INTERVIEW 『機動戦士ガンダム』誕生の秘密 いかにして『ガンダム』は大地に立ったか」『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』66-68頁。
- ↑ 柿沼秀樹、加藤智「1979〜2007 『機動戦士ガンダム』登場 『機動戦士ガンダム』登場。「なにかが変わるとき」」『バンダイ キャラクタープラモ年代記 鉄人からヤマト、ガンダムまで』学習研究社、2007年4月3日、ISBN 978-4-05-403282-8、116頁。
- ↑ 名古屋テレビ「GUNDAM HOMEPAGE PROJECT」より。外部リンク参照
- ↑ 7.0 7.1 猪俣謙次「2章 挫折から蘇ったガンダムの軌跡 ガンダム大地に立てず」『ガンダム神話』ダイヤモンド社、1995年6月9日、ISBN 4-478-95007-5、83-85頁。
- ↑ 日経BP社技術研究部編「第三章 ビジネスの仕組みが変わる 二.ケーススタディー―ガンダム・ビジネス」『アニメ・ビジネスが変わる』日経BP社、1999年6月17日、ISBN 4-8222-2550-X、96-97頁。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 『日経キャラクターズ』2006年8月号、日経BP社。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 『マーチャンダイジングライツレポート』1981年6月号、商品化権資料センター。
- ↑ 高千穂遙「ガンダム雑記」『月刊OUT』みのり書房、1980年4月号
- ↑ 『富野由悠季全仕事―1964-1999』 キネマ旬報社、1999年。ISBN 4873765145。
- ↑ 五十嵐浩司 『ガンプラ・ジェネレーション』 講談社、1999年。ISBN 4063300749。
- ↑ 猪俣謙次、加藤智 『ガンプラ開発真話』 メディアワークス、2006年。ISBN 4840234396。
- ↑ 『月刊トイジャーナル』1984年3月号、東京玩具人形問屋協同組合。
- ↑ 『マーチャンダイジングライツレポート』1982年8月号、商品化権資料センター。
- ↑ 【話の肖像画】ガンダムと30年(上)アニメーター・漫画家 安彦良和さん テーマと歴史、漫画で伝えたい - MSN産経ニュース 2010年10月13日(2010年10月21日時点のアーカイブ)
- ↑ 富山新聞 1979年4月18日付および1980年2月6日付朝刊テレビ欄より
- ↑ 北日本新聞 1980年2月22日付朝刊テレビ欄より。
- ↑ 氷川竜介・藤津亮太編「第三章 映画版への志 "めぐりあい宇宙へ"(1981)」『ガンダムの現場から 富野由悠季発言集』キネマ旬報社、2000年10月16日、ISBN 4-87376-537-4、192頁。
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- ↑ 池田秀一「第5章 去り逝く仲間たちへ…… 恩人・松浦典良さんへ」『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』ワニブックス、2007年1月7日、ISBN 4-8470-1700-5、167-169頁。
- ↑ 構文エラー: 認識できない区切り文字「[」です。
- ↑ 24.0 24.1 24.2 株式会社 三協新社<One Man's Music/作曲家・渡辺岳夫 受賞歴> - 2017年1月31日閲覧。
- ↑ 富野喜幸 『機動戦士ガンダム』 朝日ソノラマ〈ソノラマ文庫〉、1979-11-30。全国書誌番号:80008486。
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- ↑ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム』1、角川書店〈角川文庫〉、1987/10/24。全国書誌番号:88002073。ISBN 978-4044101015。
- ↑ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム』2、角川書店〈角川文庫〉、1987/10/24。全国書誌番号:88004483。ISBN 978-4044101022。
- ↑ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム』3、角川書店〈角川文庫〉、1987/10/24。全国書誌番号:88004484。ISBN 978-4044101039。
- ↑ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム』3、角川書店〈角川文庫〉、1987/10/24。全国書誌番号:88004484。ISBN 978-4044101039。
- ↑ 富野喜幸(原作), 矢立肇(原作), 中根真明(文) 『機動戦士ガンダム』1、朝日ソノラマ〈ソノラマ文庫〉、1980/03。全国書誌番号:80021663。
- ↑ 富野喜幸(原作), 矢立肇(原作), 中根真明(文) 『機動戦士ガンダム』2、朝日ソノラマ〈ソノラマ文庫〉、1980/04。全国書誌番号:80025261。
- ↑ 富野喜幸(原作), 矢立肇(原作), 中根真明(文) 『機動戦士ガンダム』3、朝日ソノラマ〈ソノラマ文庫〉、1980/05。全国書誌番号:80029079。
- ↑ 立てよ国民! ジオニックトヨタ社設立 シャア専用オーリスの販売が決定
- ↑ シャア専用オーリススペシャルサイト ジオニックトヨタとは
- ↑ 古谷徹、アムロ専用車のため根回し?『シャア専用オーリス』イベントに池田秀一と登壇
- ↑ シャア専用「オーリス」詳細スペック明らかに アムロ専用機は!? (1/3ページ)(産経biz)
- ↑ ガンダム落語「らすとしゅーてぃんぐ」本日公開!特設ページにて動画配信スタート!
- ↑ 江戸の街でぶつかる「アムロ」と「シャア」――古典落語とガンダムがコラボ 立川志らくさん“頑駄夢(ガンダム)落語”動画公開 - 「機動戦士ガンダム」の世界観を再現した“頑駄夢落語”「らすとしゅーてぃんぐ」を、サンライズが公開)
関連項目
外部リンク
- テレビアニメ
- 劇場版
- 機動戦士ガンダム公式Web
- 機動戦士ガンダム - allcinema
- 機動戦士ガンダム - KINENOTE
- 機動戦士ガンダム - Movie Walker
- 機動戦士ガンダム - 映画.com
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 - allcinema
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 - KINENOTE
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 - Movie Walker
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 - 映画.com
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 - allcinema
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 - KINENOTE
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 - Movie Walker
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 - 映画.com
- 機動戦士ガンダム公式Web
名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列 土曜17時台後半 | ||
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無敵ロボ トライダーG7
(1980年2月2日 ‐ 1981年1月24日) |