大井競馬場
{{#invoke:InfoboxImage|InfoboxImage|image=大井競馬場のパドックとL-WING 大井競馬場のパドックとL-WING|size=|sizedefault=288px|alt=}} | |
施設情報 | |
---|---|
通称・愛称 | 東京シティ競馬 (TCK) |
所在地 | 東京都品川区勝島2-1-2 |
座標 | 東経139度44分35.9秒北緯35.593444度 東経139.743306度 |
開場 | 1950年5月2日 |
所有者 | 東京都競馬株式会社 |
管理・運用者 | 特別区競馬組合 |
収容能力 | 60,350人 |
コース | |
周回 | 右回り |
馬場 |
ダート 内回り:1400m 外回り:1600m |
大井競馬場(おおいけいばじょう、Ohi Racecourse)は、東京都品川区勝島にある地方競馬の競馬場である。愛称は「東京シティ競馬 (TCK)」。SPAT4加盟。施設所有者は東京都競馬株式会社、競馬の施行者は特別区競馬組合で、浦和競馬場(埼玉県さいたま市)、船橋競馬場(千葉県船橋市)、川崎競馬場(神奈川県川崎市)と共に南関東公営競馬を構成する。
Contents
概要
1950年(昭和25年)5月に開場[1]。同年8月には特別区に対し競馬開催が認可[1]され、10月に設立された特別区競馬組合[1]により、11月に第1回区営競馬が開催された[1]。敷地内には1954年から大井オートレース場も併設していたが、大井オートレース場は、1973年に廃止された[注 1]。
かつては特別区のほかに東京都も競馬を主催していたが、1973年(昭和48年)に都営競馬が廃止され[2][注 2]、現在は特別区のみが主催している。
現在の日本の競馬では一般的となっているゴール写真判定、枠別の帽色、スターティングゲート、パトロールフィルム制度は、いずれも大井競馬場が初めて採用した[1]。また、拡大馬番号連勝複式勝馬投票法(ワイド)も、大井競馬場が日本で最初に発売開始した[3]。
1995年(平成7年)8月には、サンタアニタパーク競馬場と友好交流提携に調印[3]。大井競馬場では「サンタアニタトロフィー」、サンタアニタパーク競馬場では1996年3月に「東京シティカップ」が行われている[3]。
歴史
- 1974年6月6日 - 地方競馬では初となる「中央競馬招待競走」を実施。優勝はゴールドイーグル(愛知所属、大井出身)。
- 1979年11月11日~11月17日 - 前年、米競馬三冠最年少記録を達成したスティーブ・コーゼン騎手が来日し騎乗する。25戦7勝の結果[4]。
- 1986年7月31日 - 全ての公営競技を通じて、日本で初めてとなるナイター競走(トゥインクルレース)が開催された。
- 1996年1月25日 - 厩舎の馬洗い場にいたスーパーオトメが物音に驚いて脱走、首都高速道路を走ってしまった(「スーパーオトメ首都高速脱走事件」)。
- 1997年12月30日 - ハクホウクンが白毛馬としての初勝利を収めた。
- 2001年10月31日 - 第1回JBCが大井競馬場で開催。
- 2007年10月31日 - 第7回JBCスプリントで御神本訓史騎乗のフジノウェーブ(大井所属)が勝利、JBC史上初となる地方所属馬の勝利を果たす。
- 2008年4月11日 - 東京都競馬株式会社が米国で購入したバーナスコーニが、海外既走外国産転入馬として初出走した。
- 2011年8月3日 - 同日実施されたサンタアニタトロフィーに地方競馬として初となる外国招待馬「レッドアラートデイ」(アメリカ)が出走した(16頭立て15着、完走馬最下位)。
- 2011年12月29日 - 東京大賞典が地方競馬において初となる国際競走・国際GIに格付けされた。競走のレベルアップとダート競馬の発展に期待してのことで、日本グレード格付け管理委員会に対して申請し、認可された。
- 2013年9月1日 - 史上初となる韓国との国際競走「アジアチャレンジカップ」が業務提携を結んだソウル競馬場で行われ、的場文男騎乗のトーセンアーチャー(橋本和馬厩舎)が優勝。
- 2013年11月26日 - 韓国との国際競走「インタラクションカップ」が行われ、韓国所属のワッツヴィレッジが優勝。
- 2014年12月29日 - 東京大賞典が第60回を迎えたのを記念し、同競走史上初となる外国招待馬「ソイフェット」(アメリカ)が出走した(肺出血のため完走馬最下位)。
- 2015年11月1日 - 場内に新スタンド「G-front」が竣工[5]。
- 2016年12月29日 - 第62回東京大賞典において37億3269万5200円(前年比135.8%)を売り上げ、地方競馬の1レースにおける売上レコードを更新。また、1日の売上も61億9493万3590円(前年比127.7%・SPAT4LOTOの売上を含む)と、こちらも地方競馬の1日における売上レコードを更新している。なお、平成28年度(2016年4月4日~2017年3月24日)の売上は1159億791万7950円(前年比104.3%)となり、2年連続で売り上げが1100億円を突破。1日平均の売上も11億9492万6990円(前年比105.3%)と、前年度を上回っている。
コース概要
平坦な右回りの砂(ダート)コース[6]。第3コーナーから第4コーナーにかけて内回りと外回りの2コースが存在し、現在は1500m・1600mのみ内回りを使用する[6]。本馬場内側には、調教用の練習馬場(1周1500m、幅員15m)も設けられている[6]。
設定距離
このうち2400mは東京記念、2600mは金盃でのみ使用する。2600mについては、かつては大井記念でのみ使用していたが、大井記念を帝王賞トライアル競走に指定するために2014年から2015年にかけて金盃と距離を入れ替えた。
過去には外回りで2500m・2800m・3000m、内回りで1000m・1200m・1800mの距離設定もあったが、2016年4月現在では全て設定が無い。
開催概要
大井競馬場では、3月下旬から12月上旬の間トゥインクルレースとしてナイター競馬が施行されている。2010年は上記の期間に加え12月24日・25日の2日間もナイター競馬が施行された。2012年も上記期間に加え12月27日・28日に「年忘れカウントダウントゥインクル」としてナイター競馬が施行された[7]。
2013年4月現在、ナイター期間中における最終競走発走予定時刻は20時50分で、全国の公営競技場の中でも川崎競馬場、及び高知競馬場と並んで日本で最も遅い。うち高知競馬場は、2012年12月24日まで20時55分に設定されていて、また大井競馬場でも2002年8月から2006年3月まで同じく20時55分の設定となっていた[注 3]。
また、年末開催では薄暮競走(プチ・トゥインクル)を実施している[注 4]。
競馬開催時の入場料は100円。
トゥインクルレース開催期間中の開催概要
勝馬投票券発売開始時刻 12:00 - 大井競馬場・各場外・在宅投票共通。なお重賞競走前日[開催日に限る]において、当該競走の前日発売を実施する発売場では、同時刻に前日発売を開始する。但しSPAT4等の在宅投票システムでは前日発売は行わない。
大井競馬場開門予定時刻 14:40 - 但し12レース制がとられる日など、第1競走の発走予定時刻が15:20より前になる場合は開門時刻はその40分前となる。
最終競走発走予定時刻 20:50 - 但し「地方競馬IPAT」対応に伴い20:40となる場合がある。(脚注参照)
2011年は3月28日からの予定だったが東日本大震災の影響により3月28日から4月1日までの開催は中止、4月18日から4月22日までは電力事情を踏まえて昼間開催(同時期、川崎競馬場も昼間開催、かつレース数を制限)となったため、5月9日から12月2日までの13開催・71日間となる。
また2014年と2018年には浦和競馬場との2元リレー開催を実施(浦和は基本昼間開催。大井はナイター)した。
施設
現在のスタンドはL-WING、G-FRONT、4号スタンドの3つからなる。
- L-WINGは、かつて存在した1号スタンド跡地に2003年12月28日にオープン。勝馬投票券自動発払機(馬券の発売と払戻が同時にできる端末)の導入なども行われている。
- G-FRONTは、かつて存在した2号スタンド跡地に2015年11月1日にオープン。旧2号スタンドは2014年7月11日の開催(最終競走で「2号スタンドファイナル賞」を実施)まで使用された。
- 3号スタンドについては老朽化のため取り壊しが決定しており、2015年12月31日開催を以って使用を中止し、2016年1月より解体[8]。3号スタンド跡地にはスタンドは建設せず、解体・再整備後は都市型イベントスペース「UMILE SQUARE(ウマイルスクエア)」として2016年11月26日から利用を開始する[9]。
- 4号スタンドには、食事をとりながら競馬もみられるレストラン(ダイアモンドターン)が設置されており、ギャンブルだけではなく、アミューズメントスポットとして提供している。
正門2階にはばんえい競馬・ホッカイドウ競馬・名古屋競馬場(2005年10月17日から)の場外発売を行う「ふるさとコーナー」が2003年7月26日から設置されている(後述)。
会員制の「TCKカード」を発行し、来場ポイントに応じて抽選で景品がもらえるサービスも行っている。
年間スローガン
- NO GUTS, NO GLORY.(2005年)
- NO GUTS, NO GLORY. 100円の心意気(2006年)
- 今年は×(カケル)TCK(2007年)
- 知るほど!行くほど!ケイバはワンダー!(2008年)
- 走れ、ドラマ。TCK(2009年-2010年)
- Come On! TWINKLE RACE 25th 〜もっと輝け!東京の夜〜(2011年)
- ジブン、発見、トゥインクル。DISCOVER★TCK(2012年)
- TOKYO TWINKLE(2013年)
- 夜遊びしようぜ。(2014年)
- 夜は、いい夢みませんか。(2015年)
- 夜があなたを輝かせる。TOKYO★TWINKLE 30th(2016年)
- NEW TWINKLE.光と遊べ。(2017年)
- トゥインクル イッテクル(2018年)
主な競走
以下は2018年度施行の重賞。
国際競走
- 東京大賞典 (GI)
ダートグレード競走
- 帝王賞 (JpnI)
- ジャパンダートダービー (JpnI)
- 東京盃 (JpnII)
- レディスプレリュード (JpnII)
- TCK女王盃 (JpnIII)
- 東京スプリント (JpnIII)
重賞競走
- ブリリアントカップ(SIII)
- サンタアニタトロフィー (SIII)
- アフター5スター賞 (SIII)
- 東京シンデレラマイル (SIII)
- 雲取賞(SIII)
- フジノウェーブ記念 (SIII)
準重賞
競走名の後に付く重賞名は、その準重賞がトライアル競走として指定されている。なお、準重賞の正式名称は、全て「'○○(西暦の下二桁)△△△△(レース名)」となる。
- 桃花賞(3歳牝馬限定オープン)(ユングフラウ賞・桜花賞[10])
- ウインタースプリント(古馬オープン)(フジノウェーブ記念)
- メトロポリタン○○カップ(中央・地方交流)[11]
- スターライトカップ(サンタアニタトロフィー)
- シーサイドカップ(アフター5スター賞)
- ゴールドジュニアー(JRA指定競走、2歳限定オープン)
- ムーンライトカップ(オープン)(マイルグランプリ)
- インタラクションカップ(日韓交流競走)
- スターバーストカップ(3歳限定オープン)(勝島王冠)
- 過去に行われた準重賞
- アデレードシティカップ(牝馬限定)
- 牝馬限定重賞「トゥインクルレディー賞」のトライアルとして施工されていたが、JBCレディスクラシックに代替廃止された。
その他特別競走
- 東京ダービートライアル
- 6月上旬に施行される「東京ダービー」へのトライアル競走で、2000mの3歳限定オープン。優勝馬のみ東京ダービーへの優先出走権が付与される。
- 優駿スプリントトライアル
- 6月下旬の帝王賞前日に施行される「優駿スプリント」のトライアル競走で、1200mの3歳限定オープン。
- サンタアニタトロフィートライアル
- 7月下旬に施行される「サンタアニタトロフィー」のトライアル競走で、1600mの3歳以上オープン。2018年に新設された。
- おおとり賞
- 正式名称は「ありがとう!○○○○ おおとり賞」として、○の中に西暦が入る。2009年から大晦日の最終競走として施行される。2015年までは「おおとりオープン」という名称で開催されていた。
騎手招待競走
- ヤングジョッキーズシリーズ(2017年 - 、ファイナルラウンドを開催)[12]
所属騎手
- かつて所属していた主な騎手
- 内田博幸 - 2008年3月に中央競馬へ移籍
- アラン・ムンロ
- 早見多加志 - 2012年10月16日付で引退
- 戸崎圭太 - 2013年3月に中央競馬へ移籍
- 三村展久 - 2013年12月13日付で引退後、厩務員を経て2015年3月31日付で佐賀競馬で復帰、2018年現在は高知所属
- 小平健二 - 2014年7月13日付で引退
- ダリル・ホランド - 2015年1月19日‐2月27日まで期間限定騎乗
- 高野毅 - 調教師試験合格のため2016年3月で引退
- 吉井竜一 - 調教師試験合格のため2018年3月で引退
レコードタイム
サラ系の競走のみ記載。
距離 | タイム | 競走馬 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:58.9 | ジヨーンズシヤダイ | 牡2 | 53kg | 山口勲 | 1976年12月3日 |
1200m | 1:10.1 | スーニ | 牡5 | 57kg | 川田将雅 | 2011年11月3日 第12回JBCスプリント |
1400m | 1:23.8 | アガリスピード | 牡3 | 53kg | 赤間清松 | 1977年8月30日 |
内1500m | 1:31.5 | キクマツオー | 牝4 | 53kg | 佐々木竹見 | 1980年6月14日 |
内1600m | 1:37:2 | アジュディミツオー | 牡5 | 57kg | 内田博幸 | 2006年4月12日 第12回マイルグランプリ |
1700m | 1:43.2 | ムツヒカリ | 牡5 | 52kg | 赤嶺本浩 | 1977年7月12日 |
1800m | 1:49.6 | ミラクルレジェンド | 牝4 | 55kg | 岩田康誠 | 2011年11月3日 第1回JBCレディスクラシック |
2000m | 2:00.4[13] | スマートファルコン | 牡5 | 57kg | 武豊 | 2010年12月29日 第56回東京大賞典 |
2400m | 2:29.7 | グツドボーイ | 牡3 | 57kg | 高橋三郎 | 1977年11月4日 第14回東京王冠賞 |
2600m | 2:42.8 | アグネスチカラ | 牡5 | 54kg | 高柳恒男 | 1977年5月27日 第22回大井記念 |
ハイセイコー像と名馬レリーフ
1970年代のアイドルホースハイセイコーのデビュー地であり、大井競馬では6戦6勝(重賞・青雲賞も含む)。死去後に青雲賞はハイセイコー記念と改称し、あわせて馬像が作成され、大井競馬場の場内に設置されている(他に中山競馬場、新冠町)。
またハイセイコー以外の大井競馬場に所属し、活躍した名馬を称えて、以下の14頭14枚のレリーフが大井競馬場内に飾られている。
- ダイゴホマレ
- オンスロート
- ヒカルタカイ
- ゴールデンリボー
- ハツシバオー
- アズマキング
- スズユウ
- サンオーイ
- テツノカチドキ
- ハナキオー
- イナリワン
- チャンピオンスター
- コンサートボーイ
- オリオンザサンクス
主な企画
- 2006年に企画された「TCK夢プロジェクト」は、ファンに1頭の競走馬(大井競馬場を所有する東京都競馬株式会社の持ち馬)の命名権利と、優勝時の口取りの記念写真に写れる権利を与えるというものであった[14]。馬名は「トゥインクルバード」に決まった[15]が、「トゥインクル」は大井競馬場のナイター競走の名前であるトゥインクルレースに由来し、「バード」は父親のマリエンバードに由来すると同時に、大井競馬場から世界へ羽ばたいて欲しいという夢を託したものである。馬は大井の矢作和人厩舎に所属し、2006年10月20日の大井競馬新馬戦でデビューし勝利[16]。1年以上の長期休養に入るまでは近況が大井競馬場のウェブサイトで随時報告されていた。最終的には10戦2勝の成績を残した。
- 2007年、イナリワンの里帰りが8月18日に予定されていたが、その日に出走を予定していた競走馬の一部から馬インフルエンザの疑いがもたれた可能性があったため、公正な競馬開催が確保できないとして競馬の開催は中止、馬事イベントも完全中止となった[17]。その後ファン有志がイベントの開催を熱望したため、12月28日に改めて行われた。
放送体制
地上波のテレビ中継はTOKYO MX(地上デジタル放送第2チャンネル、ワンセグ)が開局から行っている。
また、スカパー!の南関東地方競馬チャンネル (Ch.120、Ch.678) では全レースを放送している(Ch.120は標準画質からHD放送への移行にともない、2014年5月31日をもって放送終了。詳細は東京シティ競馬中継を参照)。
2012年4月からはダートグレード競走、同年10月以降は、ほとんどの重賞競走[注 5]についてはグリーンチャンネルでも放送されている(詳細はグリーンチャンネル地方競馬中継を参照)。
競馬場内での場外発売施設
ふるさとコーナー
正門2階に設置されている「ふるさとコーナー」では、ばんえい競馬(帯広競馬場)・ホッカイドウ競馬(門別競馬場)・名古屋競馬(名古屋競馬場)の場外発売を行っている。発売日は帯広・門別・名古屋の開催が、大井本場または南関東場外の発売日と重なる時になる。ただし大井・南関東または発売場いずれかがナイター時間帯の場合は、12:00頃以降のレースから大井・南関東の開催時間一杯までの発売となる。なお払戻は、以前はふるさとコーナー専用払戻機のみであったが、現在は大井競馬場の全ての払戻機及び、一部を除く全国の地方競馬場・場外発売所で受けられる[18]。
J-PLACE大井
2013年4月7日よりL-WINGにおいて、日本中央競馬会からの委託により「J−PLACE大井」としてJRAの馬券を発売する。ただし発売は大井本場開催日の日曜祝日で12:00頃以降のレースのみとなる。払戻は大井のほか全国のJ−PLACE施設・offt後楽園・offt汐留で可能。
offt大井
2015年11月1日に新スタンド「GーFRONT」が竣工したのに伴い、大井以外で南関東の地方競馬が施行される日の場外発売を「offt大井(オフト・おおい)」として、11月9日より運用を開始することになった。通常開催日は3000円の入場料となっている3Fプライムシートが500円、2Fのヴィクトリーシートは開催日1000円のところを無料で開放する。また他場場外発売実施日などを中心にトークショーなどのイベントも予定している[19]。
発売する馬券の種類
大井競馬場では馬券を9種類発売しており、これは中央・地方通じて最も多い。
○…発売 ×…発売なし
単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大井競馬場 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
払戻率[20][注 6] | 80% | 75% | 72.5% | ||||||
J−PLACE | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ふるさと/offt | 本場発売の種類全て |
- 2014年12月29日から31日の開催では最終レースに限り、馬番連複の払戻率を77.7%に変更した[21]。
- 「ワイド」(拡大馬番号二連勝複式)という名称は、大井競馬場とJRAとの共同で公募され、決定したものである。
場外発売所
各地で場外発売を行っており、地方競馬としては幅広く展開している。
特に記述のない発売所では、大井競馬場の他、浦和競馬場・川崎競馬場・船橋競馬場の場外発売も行っている。
詳細は場外勝馬投票券発売所#地方競馬の場外勝馬投票券発売所や、「南関東4競馬場共同サイト」内の場外発売案内ページ[1]を参照。
東京地区
- offt後楽園(東京都文京区)
- 帝王賞・ジャパンダートダービー・JBC・年末の東京大賞典・東京シンデレラマイルおよび東京2歳優駿牝馬の施行日当日は、隣接するJRAウインズ後楽園C館(38窓)でも発売する。払戻についてはウインズ後楽園(施行日当日のみ)南関東4競馬場と南関東場外(各offt・新潟地区・益田場外も含む)で可能。
- offt汐留(東京都港区)
- ウインズ汐留の7階に併設。JRAが管理する8階有料フロアも開放される場合がある。
- 大井競馬のみ発売し、浦和・川崎・船橋の場外発売は行わない。
- offt京王閣(東京都調布市)- 2014年3月30日開設
- 会員制。京王閣競輪場のバックスタンド3階に併設。
関東地区
- 浦和競馬場(非開催日に場外発売)1993年1月、相互場外発売開始
- 船橋競馬場(非開催日に場外発売)1995年10月、相互場外発売開始
- 川崎競馬場(非開催日に場外発売)1998年9月、相互場外発売開始
- offtひたちなか(茨城県ひたちなか市)
- offt伊勢崎(群馬県伊勢崎市、伊勢崎オートレース場内)2013年4月22日開設[22]
- BAOO高崎(群馬県高崎市、旧高崎競馬場)
北海道・東北地区
新潟地区
いずれも廃止された旧新潟県競馬から引き継いだ施設。
- offt新潟(新潟県新潟市北区)
- 新潟県競馬の「新潟場外発売所」として使用していた施設を東京都競馬が買収。その後、全面リニューアルを行った。
- 三条場外発売所(新潟県三条市、旧三条競馬場)
- オープス中郷(新潟県上越市中郷区)
- オープス磐梯(福島県耶麻郡磐梯町)
中国・四国地区
アクセス
- 東京モノレール羽田空港線大井競馬場前駅から徒歩2分。
- 京急本線立会川駅から徒歩約10分。
- 目黒駅・白金台駅・品川駅から都営バス品93系統(路線バス)。(開催日及び場外発売日は復路無料)
- 開催日および場外発売日のみ臨時無料送迎バス
- 開催日のみ臨時無料送迎バス
注・出典
注釈
- ↑ オートレース場は群馬県伊勢崎市に移転し、現在の伊勢崎オートレース場となっている。
- ↑ 都内の公営競技場の多くは、主催が特別区や市に移管されたが、大井オートレース場と後楽園競輪場が廃止された。
- ↑ ただし、2012年10月以降はJRAのインターネット投票システム「地方競馬IPAT」の発売可能時刻に対応するため20時40分に最終競走を施行する日もある。
- ↑ 2003年11月3日にJBCが開催された際は、中央競馬・地方競馬を問わず、全国各地の競馬場・場外発売所で馬券が発売されたこと、また福島競馬場で中央競馬が開催されたことから、プチ・トゥインクル開催で施行した。
- ↑ 地方競馬IPATで発売されない東京シンデレラマイル、東京2歳優駿牝馬は放送されない。
- ↑ 法改正の前後にまたがる2014年4月1日から4日は経過措置として、全賭式75%とされた。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 TCKヒストリー(50's 大井競馬 誕生) - 特別区競馬組合、2014年12月15日閲覧
- ↑ TCKヒストリー(70's アイドルホース ハイセイコーデビュー) - 特別区競馬組合、2014年12月15日閲覧
- ↑ 3.0 3.1 3.2 TCKヒストリー(90's 新しい競馬の幕開け) - 特別区競馬組合、2014年12月15日閲覧
- ↑ 競馬四季報1980年春季号
- ↑ GーFRONT特設サイト
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 6.7 平成26年度 大井競馬番組 (PDF) - 特別区競馬組合、2014年12月12日閲覧
- ↑ 〜 2012年フィナーレ・東京大賞典直前! 〜 年忘れカウントダウントゥインクル 開幕! - 東京シティ競馬公式サイト 2012年11月5日
- ↑ “大井競馬場 スタンドリニューアル工事の開始について” (プレスリリース), 特別区競馬組合, (2014年5月28日)
- ↑ 都心に10,000㎡の都市型イベントスペース UMILE SQUARE ウマイルスクエア が誕生します東京都競馬株式会社ニュースリリース 2016年7月20日
- ↑ ユングフラウ賞への優先出走権は上位2頭だが、優勝馬はさらに桜花賞への優先出走権も加わる。
- ↑ ○○内はその月の英語表記が入り、開催時期によって表記が異なる。
- ↑ 2017年度競馬番組等について日本中央競馬会、2016年11月16日閲覧
- ↑ ダート2000mの日本記録
- ↑ “『TCK夢プロジェクト』〜あなたが名づけた馬がTCKを駆け抜ける〜” (日本語). TCK NEWS. 特別区競馬組合 (2006年6月4日). . 2012閲覧.
- ↑ “TCK夢プロジェクト 馬名決定!その名は・・・「トゥインクルバード」” (日本語). TCK NEWS. 特別区競馬組合 (2006年8月4日). . 2012閲覧.
- ↑ “TCK夢プロジェクト トゥインクルバード号情報(vol.1)〜「トゥインクルバード」号デビュー戦初勝利!〜” (日本語). TCK NEWS. 特別区競馬組合 (2006年10月20日). . 2012閲覧.
- ↑ 8月18日第9回大井競馬第3日目の開催中止について - 特別区競馬組合、2014年12月14日閲覧
- ↑ 地方競馬相互払戻表 2014/12/15現在
- ↑ 浦和・船橋・川崎の馬券がG-FRONTで買える!11月9日(月) オフト大井オープン!(2015年11月6日 11月15日閲覧)
- ↑ 勝馬投票券の払戻率変更について(2014年4月20日より適用の払戻率) - 東京シティ競馬・2014年2月28日
- ↑ 普通馬番号二連勝複式勝馬投票法の払戻率の変更について - 東京シティ競馬・2014年11月26日
- ↑ オフト伊勢崎の開設について - TCK公式サイト 2013年2月8日
参考文献
- 「大井競馬の歩み-特別区競馬組合50年史-」平成13年9月発行