大郷町
提供: miniwiki
大郷町(おおさとちょう)は、宮城県中部黒川郡に位置する町である。
Contents
地理
宮城県のほぼ中央に位置する町である。町の中央を吉田川が東西に流れ、川に沿って田畑が広がる。南北は丘陵が広がる。北側は大松沢丘陵、南側は松島丘陵である。
人口
大郷町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
この内容は,大郷町発行「おおさと」[1]による。 縄文時代・中期とみられる大松沢貝塚が大松沢にあり、粕川には、5〜6世紀に築造されたとみられる古墳がある[2]。平安時代・初期の土壙墓も勢見ヶ森で発掘されている。羽生・川内地区には、鎌倉時代から室町時代末期にかけてこの地区を開発・支配した土豪がいた[3]。大松沢には1500年代から明治維新の頃まで勢力を保持した大松沢氏が15代まで続いていた[4]。かつては、吉田川や鶴田川に近い水田地帯には、江戸時代からの干拓により消滅した品井沼があった[5]。
- 1954年(昭和29年)7月1日 大谷村、粕川村、大松沢村が合併、大郷村が発足。
- 1956年(昭和31年)4月 黒川高校大松沢と大谷分校が統合して大郷分校と改称。
- 1959年(昭和34年)4月1日 町制施行。
- 1961年(昭和36年)11月 大松沢中学校、全国学校植林コンクールで特選。
- 1968年(昭和43年)4月 町内小学校に幼稚園を設置。
- 1971年(昭和46年)3月 大郷町農村集団電話開通。
- 1976年(昭和51年)4月 新粕川大橋開通。
- 1979年(昭和54年)5月 役場庁舎落成。
- 1988年(昭和63年)4月 大郷町総合運動場落成。
- 1990年(平成2年)3月 公共下水道事業に着手。
- 1991年(平成3年) 中村バイパス開通。
- 1993年(平成5年)3月 道の駅おおさと 開駅[6]
- 1995年(平成7年)4月 黒川高校大郷分校が黒川高校大郷校となる。
- 1999年(平成11年)3月 外舟券売り場「ボートピア大郷」オープン。
- 2008年(平成20年)1月 大郷中学校体育館新築落成 3月明星中学校・大松沢中学校閉校。
- 2008年(平成20年)4月 大郷町立大郷中学校開校。
- 2009年(平成21年)3月 黒川高校大郷校閉校。
- 2012年(平成24年)3月 大谷小学校・味明小学校・粕川小学校・大松沢小学校閉校、大郷小学校体育館新築校舎増築落成。
- 2012年(平成24年)4月 大郷町立大郷小学校開校・校歌制定。
行政
- 町長
- 田中学(3期)
- 赤間正幸(2期)
- 田中学(現職、通算で4期目)
経済
産業
モロヘイヤソフトクリーム、モロヘイヤラーメン、モロヘイヤクッキー、モロヘイヤ饅頭、モロヘイヤ乾麺、モロヘイヤ蕎麦など。
郵便局
- 大郷郵便局(集配局)
- 大松沢郵便局
- 長崎簡易郵便局
金融
- あさひな農業協同組合大郷支店
指定金融機関は、町内には設置されていない七十七銀行を指定している。
教育
交通
- 鉄道
- 町内を東北新幹線が通過している。鉄道駅は無い。最寄り駅は東北本線愛宕駅。
- ただし、タクシー利用の場合はタクシーが常駐する東北本線松島駅もしくは仙石線高城町駅が便利。
- バス
- 1997年(平成9年)、宮城交通が撤退し、町営でコミュニティバス「大郷町住民バス」の運行を開始した。
- 町営にしては珍しく他市町へ越境するのが特徴で、鉄道駅とのアクセスをはかるなど、町と周辺市町を結ぶ重要な公共交通機関である。
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 支倉常長メモリアルパーク
- おおさと常長公まつり
- ボートピア大郷(多摩川競艇場場外発売場)
- offt大郷(東京シティ競馬場外発売場)
- マリア観音(糟川寺)
- 大窪城址公園
- 勢見ヶ森公園
- 築館公園
- 縁の郷
- 郷郷ランド
- 夢実の湯
- 道の駅おおさと
- 諏訪古墳(5〜6世紀の古墳)
- 大松沢貝塚
出身有名人
ゆかりの深い人物
- 支倉常長
- 大松沢元実
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
典拠レコード: