藍住町
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藍住町(あいずみちょう)は、徳島県の北東部に位置する町である。
Contents
概要
藍住町は人口が約3万人と、徳島県の町では最大規模の人口である。また、町民の平均年齢は38.73歳と、全国の市区町村と比較してもかなり低いことが特徴で、そのほか町東部には室町時代の阿波国守護細川氏、三好氏が本拠とした勝瑞城跡が遺されている。
藍住町は吉野川の北部に位置し、その影響から丘陵地はほとんどない平坦な町である。JR徳島駅より車で約30分(約12km)という立地の比較的な良さから徳島市のベッドタウンとして宅地開発が進み、人口は約3万3千人、過去10年の人口増加率は10%と、徳島県北島町、石井町と並び徳島県でもっとも発展している町の一つである。また、南北に2つのバイパスが完成し、特に藍住町内の東西を横断する徳島北環状道路沿いの大型ロードサイド店舗の出店が著しい。2013年から2035年まで人口が増加すると推計される市町村は四国地方に2つしかなく(徳島県藍住町と香川県宇多津町)[1]、今後も町の発展が予想される。
地理
吉野川流域のデルタ地帯であり、町内には山がない[2][3]。
人口
合併後の最初の1955年国勢調査では10,544人であるが、その後は減少し続け1万人を割った。1965年の国勢調査では最低人口の9,726人を記録したが、その後は徳島市の近郊都市として宅地開発された結果、増加に転じ1985年の国勢調査では22,619人、2000年国勢調査では3万人を突破して30,368人を記録し、県内の町村の中で最多の人口がある[4] [2][3]。
藍住町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
面積
町内全域が可住地である[2]。
気候
- 温暖多湿である[3]。
特徴
- 町民の平均年齢は38.73歳
隣接している自治体
歴史
- 1955年(昭和30年)4月29日 - 藍園村・住吉村が合併して発足[5]。
- 1957年(昭和32年)1月1日 - 町章を制定[6][7]。
- 1965年(昭和40年)11月3日 - 町歌を制定[8]。
- 1973年(昭和48年)7月25日 - 町木・町花を制定[9]。
- 1994年(平成6年)1月 - 町を筆頭株主とするケーブルテレビ会社である株式会社エーアイテレビを設立[3]。
- 1995年(平成7年)11月3日 - 藍住町民のちかいを制定[10]。
- 1999年(平成11年) - 人口が3万人を超える。
- 2000年(平成12年)12月 - 徳島北環状線が全線開通[3]。
地域
大字
郵便番号 | 大字名 |
---|---|
771-1201 | 奥野 字猪熊・字東中須・字前川・字和田は771-1202、字矢上前は771-1203 |
771-1210 | 徳命 字元村・字元村東は771-1211、字前須東・字前須西は771-1212 |
771-1220 | 東中富 字長江傍示は771-1221、字北傍示は771-1222、字敷地傍示・字天王傍示は771-1223、字大塚傍示・字慶長・字東安永・西安永・鑓場傍示は771-1224 |
771-1230 | 富吉 字須崎・字富吉・字豊吉は771-1231、字地神・字穂実は771-1232 |
771-1240 | 乙瀬 |
771-1250 | 矢上 字西、字原は771-1251・春日、北分は771-1252・江ノ口、安任は771-1253 |
771-1260 | 笠木 字東野は771-1261・字中野、字西野は771-1262 |
771-1264 | 住吉 字逆藤、字神蔵、字千鳥ケ浜は771-1265・字藤ノ木、字若宮は771-1266・乾、江端は771-1267 |
771-1270 | 勝瑞 字幸島は771-1271・字成長は771-1272・字正喜地、東勝地は771-1273 |
警察・消防
公園
- 東中富親水公園[3]
病院
- 浜病院
郵便局
- 勝瑞郵便局
- 藍住郵便局
- 藍住富吉郵便局
行政
役場
- 藍住町役場
歴代町長
- 町長:高橋英夫(2017年12月4日から)
友好都市
町章
経済
産業
農業
工業
商業施設
教育
小学校
中学校
高校
交通アクセス
自動車
- JR徳島駅より車で約30分(約12km)
- 徳島自動車道徳島インターチェンジより車で約25分(高松自動車道・神戸淡路鳴門自動車道方面)
- 徳島自動車道藍住インターチェンジより車で約15分(高知自動車道・松山自動車道方面)
- 徳島阿波おどり空港より車で約35分
JR
路線バス
県道
- 徳島県道1号徳島引田線
- 藍住町を南北に貫く幹線道路。町内は徳島自動車道と立体交差している地点より南が2車線、より北が4車線となっている。藍住町と徳島市を最短距離で結ぶ道路である事から交通量は多く、吉野川に架かる名田橋や西中富交差点などで頻繁に渋滞が発生する。なお沿線には大型リサイクルショップや飲食店、パチンコ店などの商業施設が多数立地しており、県道松茂吉野線沿い、徳島北環状線沿いと並んで、町内の一大ショッピングゾーンになっている。
- 徳島県道14号松茂吉野線
- 藍住町を東西に貫く幹線道路で、町内は全線に渡って2車線である。吉野川北岸地域を東西に結ぶ幹線道路である為、長距離移動の車も比較的多く走行している他、沿線に多数立地しているスーパーやホームセンター、飲食店などへ向かう車も多く走行している。これらの事から道路は慢性的に混雑しており、日中はほぼ全線に渡ってノロノロ運転の状態。しかし近年は北環状線が開通し、以前に比べると混雑はやや緩和された。
- 徳島県道29号徳島環状線(徳島環状道路・徳島北環状道路)
- 県道松茂吉野線よりも南の藍住町内を東西に結ぶ幹線道路で、町内は全線に渡って4車線である。道路が広いことや沿線のほとんどが農耕地であることなどから、急速に沿線の開発が進んでおり、ヤマダ電機が県内初出店、さらに2006年(平成18年)秋には大手ホームセンターコーナンとファミリー両国とスポーツデポを一体化した県内で最も大きい大型複合施設がオープンするなど、2001年(平成13年)に隣接する北島町にフジグラン北島が開業して以来、発展し続けている。2011年冬にはゆめタウン徳島が開業し、商業施設の激戦地ともなる。それに合わせて交通量も年々増加傾向にあり、藍住町の新たなショッピングゾーンとして位置づけられつつある。
- 徳島県道41号徳島北灘線
- 藍住町のやや東寄りの地域を南北に結ぶ道路。町内は県道松茂吉野線以南が2車線、以北が2車線~1.5車線となっている。以前はそれほど重要な道路では無かったが、吉野川に架かる四国三郎橋が開通して以降、藍住町と徳島市を結ぶ重要な道路として位置付けられるようになった。ただ、県道松茂吉野線以北ではあまり道路の整備が進んでいないこともあり、交通量はそれほど多くない。
- 徳島県道137号土成徳島線
- 吉野川北岸を東西に結ぶ道路。沿線は田園風景が広がる地区が多いが、信号が少なく短時間で東西方向を結ぶため、交通量自体は多い。
- 徳島県道225号檜藍住線
- 県道徳島引田線から分岐して南北に結ぶ道路。町役場が道沿いにある。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
その他
出身有名人
参考文献
- 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007-01-10、初版第1刷。ISBN 4095263113。
脚注
- ↑ 国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口」平成20年12月推計。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 “市町村別指標2012”. 藍住町. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 3.9 “藍住町の紹介”. 藍住町. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 “町の位置及び面積”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ “町村の廃置分合”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 “藍住町章”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 図典 日本の市町村章 p190
- ↑ “町民の歌”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ “町の花と木”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ “藍住町民のちかい”. 藍住町例規集. . 2012-8-12閲覧.
- ↑ 11.0 11.1 “特産品紹介”. 藍住町. . 2012-8-12閲覧.
外部リンク
- 藍住町 公式ホームページ
- オープンストリートマップには、藍住町に関連する地理データがあります。
典拠レコード: