KDDI

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KDDI株式会社(ケイディーディーアイ、英:KDDI CORPORATION)は、日本の大手電気通信事業者である。

概要

2000年第二電電 (DDI)、ケイディディ (KDD)、日本移動通信 (IDO) が合併し、「株式会社ディーディーアイ」(通称及びロゴマークはKDDI)として発足する[1][2][3][4]。2001年4月に合併時より通称として使用していた「KDDI」を社名とし「ケイディーディーアイ株式会社[5]」に社名変更し[6]、2002年11月に現社名の「KDDI株式会社」に変更。

NTTの最大のライバル企業、いわゆる新電電 (NCC) の最大手として認知されているが、前身企業のひとつに、合併時に多くのインフラや資産が継承された旧・国際電信電話(国際電電、KDD)があり、1953年に国際通信網整備のために旧・電電公社から分離・設立された特殊会社であったため、事実上NTTの兄弟企業ともいえる。

事業としては、国内・国際通信全般を手掛けており、主なものとして

等の電気通信役務を行う。

また、旧KDDに由来するNHKワールド・ラジオ日本北朝鮮向け短波放送しおかぜ」の電波を送信している八俣送信所茨城県古河市)や、国際通信を行うKDDI山口衛星通信センター山口県山口市)、海底ケーブルなどを保有している。

NTTグループに続いて、両事業において災害対策基本法に基づき内閣総理大臣の指定を受けた。よって、災害時においては、他の指定公共機関同士の通信を優先的に確保し、円滑に行う義務を負う。

なお、KDDIは電気通信事業法附則第五条の国際電電承継人であり、この規定により東日本電信電話株式会社(NTT東日本)や西日本電信電話株式会社(NTT西日本)とともに電報の事業に係る業務のうち受付及び配達の業務を行うことが認められている。

口座振替のお知らせ・ご利用料金のご案内など紙の請求書は有料化された。

主要株主

  • 京セラ (前身法人DDIの筆頭株主でありKDDIになってからも引続き筆頭株主)
  • トヨタ自動車 (前身法人ケイディディ←日本高速通信の筆頭株主、IDOの筆頭株主。トヨタディーラーでPiPit展開。)

かつての主要株主

沿革

現在のKDDIは2000年10月1日に、

の3社合併により誕生した。合併は、3社の主な株主であった京セラとトヨタ自動車の包括的な事業提携により実現した。2001年には、沖縄を除く旧DDIセルラー系携帯電話会社を統合した株式会社エーユー も吸収合併し、2005年にはツーカー各社を、2006年には、業務提携相手の東京電力子会社の電力系通信事業者パワードコムを吸収合併して今日に至っている。

なお、合併発表時まで日本電信電話が旧KDDの第3位株主として株式を8.42%保有していたため、ライバルが株主になることを懸念して合併までの間にNTT保有分の株式の売却処分が行われた。また、合併後の出資比率の調整のため、合併直前にトヨタ自動車によって旧第二電電へ第三者割当増資を実施した。

旧KDD系

参照: 国際電信電話
  • 1925年 - 日本無線電信株式会社法が成立し、同年に日本無線電信株式会社が設立された。
  • 1932年12月 - 無線電信法第2条にもとづき、国際電話株式会社設立。
  • 1937年昭和12年) - 国際電気通信株式会社法制定。
  • 1938年(昭和13年) - 日本無線電信株式会社と国際電話株式会社を合併し、国際電気通信株式会社創立。
  • 1940年(昭和15年) - 八俣送信所開設。
  • 1947年(昭和22年) - 国際電気通信株式会社のGHQ指令による解散。国際電気通信株式会社法廃止。
  • 1947年(昭和22年) - 国際電気通信株式会社の施設(一部を除く)・業務・職員は逓信省に移管。
  • 1949年(昭和24年)6月1日 - 国際通信部門は、逓信省の二省分離(郵電分離)で成立した電気通信省に移管。
  • 1952年(昭和27年)8月1日 - 電気通信省は廃止され、日本電信電話公社が成立。
  • 1953年(昭和28年)3月24日 - 国際電信電話株式会社法(昭和27年法律第301号)に基づき、国際通信部門を日本電信電話公社から分離し国際電信電話株式会社(KDD/Kokusai Denshin Denwa Co., Ltd.)を設立。
  • 1979年(昭和54年) - 1980年(昭和55年) - 国際電信電話株式会社による、国際電話料金値下げ要求阻止の為の汚職事件が発覚。同社が多額の金品や海外旅行費などを国際電話料金を監視していた郵政省幹部に送っていたことが判明し、警視庁が当時の同社社長(元郵政省幹部で天下り)や社長室長を贈賄容疑などで逮捕。贈賄を受けた郵政省幹部らを収賄容疑で逮捕した(KDD事件)。
  • 1984年(昭和59年)11月16日 - 日本高速通信株式会社(TWJ、テレウェイ/Teleway Japan Corporation、後にTeleway Corporation)設立。※トヨタ自動車、日本道路公団主体。
  • 1996年(平成8年) - 英文企業名称の代わりに、コーポレートタイトル「KDD ; Japan's Global Communications」と名乗り始める。
  • 1998年(平成10年)12月1日 - 電気通信分野における規制の合理化のための関係法律の整備等に関する法律(平成10年法律第58号)の施行により国際電信電話株式会社法廃止。さらに国際電信電話株式会社を存続会社としてトヨタ自動車の子会社の日本高速通信株式会社と合併し、ケイディディ株式会社(KDD Corporation)となる。同時に郵政省共済組合 (9.26%) に次いでトヨタ自動車が第2位株主 (8.42%) となり、トヨタが役員を派遣し経営に参加する。

旧DDI・セルラー系

旧IDO

1987年3月にトヨタ自動車主体で、日本高速通信・東京電力・中部電力の参加で「日本移動通信株式会社」として設立。当初は、NTTと同じHiCAP方式を展開したが、IDOは米国政府(主はモトローラ社)からの圧力もありDDIセルラーと同じくTACS(J-TACS)方式も導入、さらにデジタル(PDC)方式を導入。一時期は携帯電話の通信方式として3方式を同時に運用していた為、ホストコンピュータも木に竹をつぎ足すような状態ではあったが、1998年に改善された。

  • 1987年(昭和62年)3月9日 - 日本移動通信株式会社(IDO/NIPPON IDOU TSUSHIN CORPORATION、後にIDO Corporationに変更)が設立。
  • 1988年(昭和63年)12月 - ハイキャップ方式(NTT大容量方式)自動車電話サービス開始
  • 1989年(平成元年)5月 - 携帯電話「ハンディフォン」サービス開始
  • 1990年(平成2年)9月 - 世界最軽量(当時)の携帯電話「ハンディフォンミニモ」サービス開始(ミニモ:イタリア語にて小さいの意味)
  • 1991年(平成3年)10月 - TACS方式(モトローラ方式)「トウキョウフォン」(TOKYO PHONE)のサービス開始(サービスエリア拡大に伴い、「TACSミニモ」と改称)。DDIセルラーと全国におけるローミングネットワーク体制を本格的に開始。
  • 1994年(平成6年)6月 - デジタル(PDC)方式のサービス開始
  • 1999年(平成11年)4月 - デジタル方式のcdmaOneをDDIセルラーと共に全国シームレスネットワークの完成。ハイキャップ方式終了(新規受付は1997年12月終了)。
  • 2000年(平成12年)
    • 7月1日 - DDIセルラーとの統一ブランド「au」を導入。
    • 9月 - TACS方式終了(新規受付は1999年8月終了)。これで第一世代携帯電話は日本から姿を消す。
    • 10月 - 第二電電、KDD、日本移動通信の3社が合併。なお、3社の中では新会社名への反映度合いが非常に少ない点を逆手にとって、合併告知CMでは「KDDとDDIでKDDI IDOは?」というコピーが用いられた。

KDDI発足以後

  • 2000年(平成12年)
    • 10月1日 - 第二電電株式会社を存続会社としてケイディディ株式会社及び日本移動通信株式会社と合併し、株式会社ディーディーアイ(DDI CORPORATION)となる。また、通称・ロゴマークとして「KDDI」を採用。本社は東京都千代田区一番町8番地(旧DDI本社)とした※。
    ※ただし、事実上の本社(経営管理機能)は旧KDD本社である「KDDIビル」(新宿区西新宿2丁目3番2号)の方へ集約させた。そのため、新会社発足の式典および記者会見は旧KDD本社で10月2日に実施している[1]。旧DDI本社には、携帯電話事業部門等が入った。
    • 11月1日 - 携帯電話事業のセルラーグループ各社は、関西セルラー電話株式会社を存続会社として九州セルラー電話株式会社、中国セルラー電話株式会社、東北セルラー電話株式会社、北陸セルラー電話株式会社、北海道セルラー電話株式会社及び四国セルラー電話株式会社と合併し、株式会社エーユー(au)となる。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月31日 - 株式会社ディーディーアイが株式会社エーユーを株式交換により完全子会社とする。順次全国のauショップのシステム統合を実施。
    • 4月1日 - 株式会社ディーディーアイが、ケイディーディーアイ株式会社[5]KDDI CORPORATION)に商号変更する[6]。同時に本社を東京都千代田区一番町8番地(旧DDI本社)より旧KDD本社へ移転。
    • 10月1日 - ケイディーディーアイ株式会社が株式会社エーユーを合併。
    KDDI本体での事業に移行したことによって携帯電話サービスauの広報用ロゴを「au by KDDI」に、マークの配色を赤色からオレンジ色主体のものに統一した[7]
  • 2002年(平成14年)11月1日 - ケイディーディーアイ株式会社がKDDI株式会社と商号変更する(ローマ字商号の解禁により)。
    KDD時代から引き継がれてきた専用線やIP-VPNなど企業向け通信サービスのブランド名「ANDROMEGA」の国内での使用を中止(アメリカ、ヨーロッパなどの国際通信ソリューションサービスとしては継続)。
  • 2003年(平成15年)
    • 3月31日 - au、PDC方式終了(新規受付は2002年3月終了)。
    • 5月 - 本社機能、東京地区の業務拠点を東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号(ガーデンエアタワー)に移転・集約させる(登記上の本店は、西新宿のKDDIビルのまま変更されず)。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
    • 1月1日 - DDIポケットの経営がカーライル・グループへ移行手続き完了。
    • 3月25日 - KDDI株式会社が携帯電話事業のツーカーグループ各社(株式会社ツーカーセルラー東京、株式会社ツーカーセルラー東海、株式会社ツーカーホン関西)を株式交換により完全子会社とする。
    • 4月 - 株式会社KDDIテクニカルエンジニアリングサービス設立 (現KDDIエンジニアリング株式会社)
    • 10月1日 - KDDI株式会社を存続会社として、株式会社ツーカーセルラー東京、株式会社ツーカーセルラー東海、株式会社ツーカーホン関西を吸収合併。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月1日 - KDDI株式会社を存続会社として、業務提携相手の東京電力が傘下に持つ株式会社パワードコムを吸収合併。株式交換により、東京電力が京セラ、トヨタに次ぐ大株主となり、東京電力など電力系の通信インフラを活用しサービスの向上を図ることとなる。
    • 3月 - ジャパンケーブルネットと同社の持株会社であるジャパンケーブルネットホールディングスの株式セコム丸紅から譲り受け、傘下に収める。
    • 8月 - BTとともにKDDI&BTグローバルソリューションズを設立。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)
  • 2010年(平成22年)12月1日 - 田中孝司が新社長に就任。これに伴い、小野寺正は会長に専念。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 1月16日 - 総合通信サービスブランド「au」の広報用ロゴデザインを「au by KDDI」から「au」(筆記体風ロゴ)に変更した。
    • 7月22日 - 周波数再編に伴い、cdmaOneサービスを終了。これに伴い、日本から第2.5世代移動通信システム(2.5G)以前の通信方式は全て姿を消すことになった。また、2002年4月より順次開始した第3世代移動通信システム(3G)のCDMA 1Xサービス(後のau 3G。開始当初の名称はCDMA2000 1Xサービスだった)もこの日を以って終了した。
    • 9月21日 - iPhone 5の発売開始に併せ第3.9世代移動通信システム(3.9G)のLTEサービスau 4G LTEを2.1GHz帯で順次開始。
    • 11月2日 - au 4G LTE対応androidスマートフォンの発売に伴いN800MHz(新800MHz)帯、および1.5GHz帯での4G LTEサービスを順次開始。
  • 2014年(平成26年)8月21日 - 音楽、および、コミック、芸能情報等のエンターティメントに特化したニュースサイト「ナタリー(natalie)」を運営する運営元企業のナターシャの株式の90%を取得し子会社化[10]
  • 2015年(平成27年)8月20日テレビ朝日スマートフォン向け動画配信事業で業務提携を発表[11]
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)4月1日 - 高橋誠が新社長に就任。これに伴い、田中孝司は会長に専念。

識別番号

事業者識別番号は国内向け電話(市内、長距離、携帯電話)が0077、国際電話は001である。

旧日本高速通信株式会社(TWJ、テレウェイ→KDDへ合併)由来の識別番号0070は、2002年6月末をもって終了[17]し、フリーフォン(事業者対象[18]の通話料着信者払いサービス)とDOD(データオンデマンド)サービス(いずれも0070番号の新規申込は受け付けていない)のみに使用されていたが、0070番号の使用期限切れに伴い2010年3月末にサービスを終了した[19]

旧第二電電株式会社 (DDI) 由来の国際電話の識別番号0078は、2004年2月29日をもって終了した[20]

旧KDD株式会社 (KDD) 由来の国内電話(市内、長距離)の識別番号001(1円電話)は、2005年8月31日をもって終了した[21]

なお、旧国際電電時代から継承していた国際オペレータ通話0051は、利用者の激減に伴い2010年3月末でサービス終了予定であった[22]が、サービスを改定した上で現在も継続されている[23]

また、現在西日本電信電話(NTT西日本)が使用している0039は、旧KDDがホームカントリーダイレクト(相手国の電話会社のオペレータに接続する国際電話。海外から日本ならジャパンダイレクトがこれにあたる)で使用していたものである。

日本国外におけるKDDI

1970年代後半から1980年代後半に、旧KDDの日本国外での現地法人として、主に日本人、日本法人向けに開業したのが始まりである。主に国際通信サービス、国際電報、データセンター (TELHOUSE) などのシステムインテグレーション、ANDROMEGAやGlobridgeなどの国際通信網を活用したICTインフラのコンサルティングおよび構築、運用、保守、現地通信サービス導入時のサポート、各種通信機器の提供、インターネットサービス、携帯電話の貸し出し、帰国時のサービス移行手続き、国際オペレーション通話、KDDIの海外におけるカスタマーセンター(ヘルプデスク)業務(日本語対応)などを行っている。(詳細:KDDI海外拠点紹介サイトKDDIグローバルソリューションサービス紹介サイト

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(英文名称:KDDI America, Inc.)は、1989年6月29日に設立されたKDDIの96.8%出資(間接出資を含めれば100%)の米国法人子会社である。電気通信業務を中心事業としている。ニューヨーク マンハッタンに本社がある。なお、データセンター業務を担う子会社にTelehouse America社がある。KDDI国際電報サービス「でんぽっぽ」は当社によって提供されている。

KDDIモバイル
KDDIモバイル(英文名称 : KDDI Mobile)は、KDDIアメリカの米国内(アラスカ州を除く)での携帯電話業務の商標である。在米日本人、並びに在米韓国人を主な対象者としている。
ローカス・テレコミュニケーションズ(英文名称 : Locus Telecommunications, LLC)は、h2o Wirelessのブランドでサービスを提供する仮想移動体通信事業者である。AT&Tモビリティのネットワークを使用する。主にメキシコ・中南米・韓国・フィリピンなどからの移民を顧客にしている。2010年にKDDIアメリカが子会社化した。

KDDIヨーロッパ

イギリスを拠点とする現地法人[3]。日本語、英語で通信サービス(ADSL インターネット、携帯電話、国際電話)を提供している。KDDIの欧州・アフリカの統括拠点である。関連会社にTELHOUSEヨーロッパ、スウィフトコール(英国内初の低価格総合通信会社)がある。

KDDIドイツ

KDDIドイツは、デュッセルドルフに本社を置く現地法人[4]。日本語、ドイツ語で通信サービス(ADSL インターネット、携帯電話、国際電話)を提供している。

KDDIフランス

KDDIフランスは、パリに本社を置く現地法人[5]。日本語、フランス語で通信サービス(ADSL インターネット、携帯電話、国際電話)を提供している。

KDDIイースタンヨーロッパ

ロシアを中心に東欧圏でのサービス提供を目的に設立。本社はロンドンにあるが、営業拠点は、2006年8月開設のサンクトペテルブルク支店、2008年7月にはモスクワ支店が開設されている。

KDDI中国

2001年10月19日、KDDI中国(北京凱迪迪愛通信技術有限公司、英文社名:KDDI China Corporation)をKDDI 80%、豊田通商 20%の投資で設立。中国大陸にはほかに、上海、大連、深セン、広州などに事務所がある。

KDDI台湾

KDDI台湾台灣凱訊電信股份有限公司)は、1999年12月24日に現地法人化されたKDDIの100%出資の台湾法人子会社である。ITサポートサービスを主な事業としている。保守サービス、IT関連機器販売、事務所通信環境構築、PHS販売、ネットワークの構築、データセンター

KDDIシンガポール

KDDIシンガポールは、1989年9月28日に設立された。なお、2008年10月に海外データセンターサービス子会社「TELEHOUSEシンガポール」が発足している。 事業内容は通信サービス(通信設備ベース免許保有)

  • 国際専用回線サービス (Globridge)
  • 国際フレームリレー回線サービス
  • IP-VPNサービス
  • システムインテグレーション(SI)サービス
  • データセンターサービス

KDDI香港

KDDI香港日本凱訊(香港)有限公司)は、1988年に設立された、KDD(当時)の100%子会社。国際電話やインターネットサービスを香港において手がけている。

KDDIマレーシア

KDDIマレーシア

KDDI・サミット・グローバル・ミャンマー

2014年、住友商事とミャンマー国営郵便・電気通信事業体と共同でKDDI・サミット・グローバル・ミャンマー を設立した[24]

運営する事業

かつて運営した事業

諸問題

顧客情報流出問題

2006年6月、KDDIの運営するインターネットプロバイダ「DION」(現au one net)の保有する個人情報約40万人分が流出していることが判明した[26]。流出した個人情報が二名の男により5月末、KDDIに持ち込まれたことで流出が発覚。その後の調査や裁判の過程で、開発委託先の社員の手により2003年12月に流出したこと、KDDIの提供するネット決済代行サービスを利用する法人997社など他にも流出があったことなどが明らかにされた。2006年9月には総務省より個人情報の適正管理を徹底し、再発防止策を早急に実施するよう指導するよう行政指導が行われた。なおこの事件に対し、顧客への補償は原則行わないものとしている。詳細はKDDI顧客情報流出事件を参照。

大規模通信障害

2012年末から2013年5月にかけて重大な大規模な通信障害が続いた。 これ以前にも2012年2月のKDDIに対する行政指導、さらに同3月の総点検の実施が行われていた。しかしその後も改善されず、さらにデータ通信のみならず音声通話にも支障が出たことや、ユーザーのアドレス帳が消える事態も生じていたことを問題視。総務省より文章での指導とあわせ点検の結果と再発防止策の取り組み報告、および報告後1年間は半年毎に進捗状況を報告するよう指導が行われた。[27]

人口カバー率についての景品表示法違反

高速通信「4G LTE」サービス(最大75Mbpsサービス)について、2012年後半より「4G LTE(iPhone 5含む)対応機種なら4G LTE」「受信最大75Mbpsの超高速ネットワークを実人口カバー率96%に急速拡大。(2013年3月末予定)」と表示していた。

しかし、iPhone 5で75Mbpsサービスにて通信できる人口カバー率は、2013年3月末時点で96%どころか14%程度に過ぎなかった。 2013年5月21日、消費者庁はこの事態を重く見て、景品表示法違反と認定。再発防止と誤りの周知徹底の指導が行われている[28]

オプション強制加入問題

2013年10月頃より、契約時に本来任意であるはずの有料オプションへの加入を強制される実態が数多く報告された。また一部有料オプションについても解約方法が不明瞭との声も寄せられた。KDDIは、こうした販売方法は販売店側の判断によるものでKDDIの指示ではないと表明しており、同年10月28日の決算説明会ではこの指摘を把握しており今後は店頭に改善を指導していくとしている。[29] オプション強制加入問題並びに通話料課金 2013年10月頃よりあった契約時の任意である有料オプションへの加入を勝手にされる実態があったが、2017年4月にもまた同じ事をしている事が判明。消費者から指摘され明細書の開示を求められるが開示出来ないとauカスタマーは言う。しかし代理店で確認したところ請求書の開示は出来ると説明があった。その他にもかけ放題の契約をしているのに国内通話で東京(03)に掛けたにも関わらず通話料が発生していた。これはauの代理店でも不思議だと説明があり、auカスタマーでは掛かりますと説明する。こうした請求は販売店側の説明不足だとauカスタマーは言うが、同じau同士で何故見解が違うのか不思議だ。 2017年10月から始まった90日以前のメールボックスの使用にあたり、大切なフラグの付けたメールが全て消えてしまった。それに対してauカスタマーは責任を負わないと説明、取引相手との重要なメールを削除されたのにも関わらず何の責任も取らないと発言した。

「nanapi」で一部の記事を非公開化

2016年秋に、DeNAのヘルスケア情報キュレーションサイト「WELQ」が、不適切な内容や不適切な引用で問題になり、他社のキュレーションサイトにも厳しい目が向けられるようになった。KDDIの子会社Supershipは12月8日、同社が運営するノウハウ共有サイト「nanapi」で、「内容の正確性をいま一度社内で精査し直す」ために、11月30日から一部の記事を順次非公開にしていることを明らかにした。対象となったのは「健康・医療」「美容」「育児・教育」などのカテゴリーの記事約1万4000件で、サイト全体の約10%に当たる。[30]

また、ユーザーのツイートにより、ユーザーが制作したにもかかわらず、著者が「nanapi編集部」になっており、タイトルも勝手に変更されている記事があることが指摘され、12月15日ごろからネット上で話題になった。Supershipは「サービス運用上のミス」だったとして謝罪した。nanapiの記事を転載した美容情報サイト・LiRuとの間の記事の移行作業での不手際であったとしているが、記事のタイトルが変更されたこと、元のユーザーの記事が非公開になっていたことについては説明されていない。[31]

イメージキャラクター

過去のイメージキャラクター

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テレビ番組

★は同業者のソフトバンクもスポンサー。◎は同業者のソフトバンクに加え、別枠でNTTドコモもスポンサー。

放送網 番組 時間 期間 備考
日本テレビ系 人生が変わる1分間の深イイ話 30秒 2013年4月 -
日本テレビ系 しゃべくり007 30秒 2009年10月 -
日本テレビ系 踊る!さんま御殿!! 30秒 2013年10月 -
日本テレビ系 幸せ!ボンビーガール 30秒 2014年10月 -
日本テレビ系 金曜ロードSHOW! 30秒 2012年4月 -
日本テレビ系 ザ!鉄腕!DASH!! 30秒 2017年4月 -
TBS系 マツコの知らない世界 30秒 2015年4月 -
TBS系 水曜日のダウンタウン 30秒 2016年10月 -
TBS系 ニンゲン観察バラエティ モニタリング 30秒 2015年10月 -
フジテレビ系 土曜プレミアム 30秒 2017年4月 -
テレビ朝日系 ミュージックステーション 30秒
テレビ朝日系 金曜★ロンドンハーツ 30秒 2017年10月 -
テレビ朝日系 陸海空 地球征服するなんて 30秒 2017年10月 -
テレビ朝日系 日曜プライム 30秒 2018年4月 -
テレビ東京系 モヤモヤさまぁ〜ず2 30秒 2014年4月 -

協力

ギャラリー

注釈

  1. 沿革 KDDIについて - KDDI株式会社、2016年1月7日閲覧。
  2. 合併契約について - 第二電電株式会社 KDD株式会社 日本移動通信株式会社 2000年4月5日ニュースリリース(2002年2月22日時点でのインターネットアーカイブ)、2016年1月7日閲覧。
  3. 合併認可申請について〔別紙〕 - 第二電電株式会社 KDD株式会社 日本移動通信株式会社 2000年8月9日ニュースリリース(2002年3月11日時点でのインターネットアーカイブ)、2016年1月7日閲覧。
  4. 公正取引委員会、第二電電㈱,ケイディディ(株)及び日本移動通信(株)の合併(新会社名 KDDI㈱)
  5. 5.0 5.1 対外的表記は2001年4月より「KDDI株式会社」を使用していたが、当時はアルファベットが登記上使用できなかったためこの表記となった。詳しくは商号#商号登記の項目を参照。
  6. 6.0 6.1 「業種・社名変更会社一覧」、『会社四季報』2002年1集新春号、東洋経済新報社、2001年、43頁。2016年1月23日閲覧。
  7. 2000年10月1日から2001年9月30日までの間は2000年7月から使用の赤色「au」ロゴとオレンジ色主体の「au by KDDI」ロゴが併用された。
  8. カーライル・グループによる買収
  9. “KDDIが東京電力保有の全株式を1862億円で取得へ”. (2011年11月28日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111128/375150/ . 2011閲覧. 
  10. KDDIが「ナタリー」運営元企業の株式90%を取得、連結子会社に”. Internet watch. インプレス (2014年8月22日). . 2014閲覧.
  11. テレ朝とKDDIが業務提携、AKB48グループメンバー主演のドラマなど配信”. 映画ナタリー (2015年8月20日). . 2015閲覧.
  12. 無料ニュース配信アプリ「ニュースパス」の提供開始について”. KDDI (2016年5月30日). . 2016閲覧.
  13. “KDDIによるビッグローブの子会社化について” (プレスリリース), KDDI株式会社, (2016年12月8日), http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/12/08/2193.html . 2016閲覧. 
  14. BIGLOBE、今日からKDDIグループに”. INTERNET Watch (2017年1月31日). . 2017閲覧.
  15. KDDI、高級旅館の予約会社を買収日本経済新聞 2017年2月9日
  16. “イーオンホールディングスの株主異動について” (プレスリリース), KDDI, (2017年11月22日), http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/11/22/2805.html . 2017閲覧. 
  17. 「0070市外電話サービス」等の終了について2001年12月21日ニュースリリース
  18. 旧日本高速通信の出資関係から、トヨタグループでの利用が多かった。
  19. 「0070フリーフォンサービス」の終了について2008年5月14日ニュースリリース
  20. 「0078国際電話サービス」の終了について2003年7月29日ニュースリリース
  21. 「001国内電話サービス」の終了について2005年1月19日ニュースリリース
  22. 「国際オペレータ通話」「ジャパンダイレクト」など、オペレータを介した国際通話サービスの提供終了について2008年7月28日ニュースリリース
  23. オペレータを介した国際通話サービスの提供条件改定について2010年7月30日ニュースリリース
  24. “KDDIと住商、ミャンマーで通信事業に参入-2000億円投資”. (2014年7月17日). http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20140717-06.html . 2014閲覧. 
  25. ARの日常化を目指す新ブランド「SATCH」の立ち上げについて~モバイル版ARアプリケーションの開発環境をオープン化~ - KDDI 2011年12月15日
  26. お客様情報の流出について KDDI株式会社”. 2011年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
  27. KDDI株式会社に対する事故防止に係る指導 報道資料(WARP 国立国会図書館インターネット情報選択的蓄積事業
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  33. 映画「思い出のマーニー」公式ホームページ
  34. au×ハロー! プロジェクト 推しメンの声が際立つ!「音のVR」による新音楽視聴体験コンテンツを制作 - KDDI 2018年3月14日(2018年3月23日閲覧)
  35. au×ハロー!プロジェクト推しメンの声が際立つ!モーニング娘。‘18、アンジュルムとコラボした「音のVR」の新音楽視聴体験コンテンツがイベントで体験可能に ~KDDI直営店、HMVでも体験できる!~ - KDDI 2018年3月30日(2018年3月31日閲覧)
  36. 推しメンの歌声もズームできる「音のVR」、モーニング娘。'18とKDDIがコラボVR動画(ケータイWatch) - インプレス 2018年3月14日(2018年3月23日閲覧)
  37. TIME & SPACE by KDDI 通信のチカラ『モーニング娘。’18 「音のVR」撮影現場を独占レポ 音にズームできる新視聴体験とは』 - KDDI 2018年3月30日(2018年3月31日閲覧)


関連項目

外部リンク


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