トヨタ店
トヨタ店(トヨタてん)は、トヨタ自動車のディーラーの一つ(旧トヨタ自動車販売)。トヨタが最初に作った販売店である。
2016年4月現在のキャッチコピーは「フロンティアへ 人を、地域を、もっと笑顔に」。2002年頃から2016年3月までは「最上の出会いをトヨタ店で。」
概要
当初は○○トヨタ販売(○○はおおむね都道府県名)という名称であったが、やがて○○トヨタ自動車という名称となりその後トヨペット店と分派した。トヨタ自動車のディーラーの一つで、取扱車種にセンチュリーを筆頭とする高級車、および商用車(ライトバン・トラックなど)が多いため、富裕層や法人ユーザーに向いている。ディーラー名は「○○トヨタ」の店舗が多い。
販売体制
大阪府では以前、旧・大阪トヨペットがトヨタ店の販売車種を扱っていた(反対に旧・大阪トヨタ自動車がトヨペット店の車種を扱っていた)が、2006年8月8日をもって両社の社名入替を実施し以下のように他都道府県と同様の取扱車種へ変更された
ただし、現在も一部に現・大阪トヨペットと入れ違っている車種もある(詳細)。
トヨタ店はおおむね各都道府県に1つの販売店としているが、佐賀県および長崎県では2006年に両地域の販売店(佐賀トヨタ自動車・長崎トヨタ自動車)の統合により、西九州トヨタ自動車として展開している。また、広大な面積を誇る北海道では以下4つのトヨタ店が存在している。
- 札幌トヨタ自動車(石狩振興局・後志総合振興局・空知総合振興局管内の札幌運輸支局エリア、胆振総合振興局・日高振興局管内の室蘭運輸支局エリア)
- 旭川トヨタ自動車(上川総合振興局・留萌振興局・宗谷総合振興局管内の旭川運輸支局エリア、オホーツク総合振興局管内の北見運輸支局エリア)
- 函館トヨタ自動車(渡島総合振興局・檜山振興局管内の函館運輸支局エリア)
- 釧路トヨタ自動車(釧路総合振興局・根室振興局管内の釧路運輸支局エリア、十勝総合振興局管内の帯広運輸支局エリア)
また、東京トヨタ自動車ではマークXやハイエースなどトヨペット店専売車種を取り扱っている。[1]
トヨタの各販売店系列のデザイン刷新に伴い、看板などに使用するイメージカラーは臙脂色を基調としたデザインとなる。
現在の取扱車種
(2018年6月現在)
全国の取扱
特に何も書かれていないものは専売車種。
セダン
- センチュリー(東京都内のみトヨペット店と併売)
- MIRAI(トヨペット店と併売)
- クラウン(東京都内のみトヨペット店と併売)
- カムリ(東京都内のみ全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
- プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
- プリウスPHV(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
- アリオン
ステーションワゴン
- プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
スポーツ
- 86(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
コンパクト
ミニバン
- エスティマ・エスティマ ハイブリッド(カローラ店と併売)
- エスクァイア(トヨペット店と併売)
- シエンタ(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
SUV
- ランドクルーザー
- ランドクルーザー プラド
- ハイラックス
- C-HR(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
商用車
下記の車種は、大阪地区では大阪トヨペットの取扱車種となっている。
一部トヨタ店のみの取扱
軽自動車「ピクシス」シリーズに関しては、軽自動車市場比率の高い地域で取扱希望のあった14社(青森トヨタ・秋田トヨタ・鳥取トヨタ・島根トヨタ・徳島トヨタ・香川トヨタ・愛媛トヨタ・高知トヨタ・西九州トヨタ・熊本トヨタ・大分トヨタ・宮崎トヨタ・鹿児島トヨタ・沖縄トヨタ)にて取り扱う。なお、トヨタ店とトヨペット店での取扱エリアは同じである。全て、カローラ店、ネッツ店及び一部のトヨペット店との併売。これらとは別にトヨタ店の一部地域ではダイハツ車を扱っている店舗がある。
軽自動車
東京トヨタのみの取扱
- 現在の取扱車種
- カムリ
- マークX
- ハイエース
- 過去の取扱車種
- マークXジオ(2013年まで)
- マークII(2004年まで)
- マークIIクオリス(2001年まで)
- マークIIブリット(2007年まで)
- アバロン(1999年まで)
- グランドハイエース(2002年まで)
- ツーリングハイエース(2002年まで)
- ハイエースレジアス(1999年まで)
- コロナ(1987年12月まで)
- コロナクーペ(1987年12月まで)
- コルサ(1987年12月まで)
- コンフォート(教習車のみ、2017年まで)
大阪トヨタのみの取扱
他の都道府県では、トヨペット店の取扱となっている。
旧・大阪トヨタで取扱っていた車種
これまで旧・大阪トヨタでは、マークXなどのトヨペット店の車種を扱っていた(反対に旧・大阪トヨペットがトヨタ店の車種を扱っていた)が、2006年8月8日をもって両社の社名を入れ替え(旧・大阪トヨペット→現・大阪トヨタ/旧・大阪トヨタ→現・大阪トヨペット)、他の道府県と同様の取扱車種に変更された。ただし前述の通り、現・大阪トヨペットと一部取扱車種が入れ違っているものがある。
過去の取扱車種
専売車種
- クラウンセダン(東京都内のみトヨペット店と併売)
- カリーナ(2001年にアリオンへ)
- カリーナED(1998年にモデル廃止)
- ブレビス
- ガイア(2004年にアイシスへ[2])
- クラウンエステート
- トヨペットマスターライン
- キャバリエ(シボレー・キャバリエのOEM車種)
- クラシック
- マスターエース
- ハイラックスサーフ(1992年8月-1997年12月はトヨペット店と併売)
- メガクルーザー
- クラウンコンフォート(東京都内のみトヨペット店と併売)
- クイックデリバリー
- スタウト
- コースターR(リエッセのOEM車種)
- ダイナグランキャブ(レンジャーのOEM車種)
- FJクルーザー(2018年1月販売終了)
併売車種
- ソアラ(トヨペット店と併売。2005年にレクサス・SCとしてレクサスから発売)
- オリジン(全店併売)
- セルシオ(トヨペット店と併売。2006年にレクサス・LSとしてレクサスから発売)
- カルディナ(トヨペット店と併売)
- ブレイド(トヨペット店と併売)
- サクシードワゴン(トヨペット店と併売)
- SAI(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
- クラウン マジェスタ(東京都内のみトヨペット店と併売)
- アベンシス(トヨペット店、およびネッツ店と併売)
一部トヨタ店のみの取扱
このほか、1957年にディーゼル店が設置され、大型商用車・ディーゼル商用車の取り扱いはディーゼル店に移管されたが、大都市圏のみにとどめられたため、設置されなかった地域ではその地域のトヨタ店が引き続き取り扱っていた。
沖縄トヨタ自動車のみ、他都道府県ではビスタ店の専売だったクレスタ・ヴェロッサ・ブリザードも取り扱っていた(沖縄県にはビスタ店が存在しなかったため)。
以前はフォークリフトなどの産業車両(トヨタL&F)を取り扱っていた販売会社も存在したが、現在は沖縄トヨタ自動車を除き産業車両の販売部門は分社化されている。
トヨタ店ディーラー一覧
北海道地区
東北地区
関東地区
- 東京トヨタ自動車 (トヨタ東京販売ホールディングスグループ、トヨタ自動車直営ディーラー)
- 神奈川トヨタ自動車(KTグループ)
- 千葉トヨタ自動車
- 埼玉トヨタ自動車
- 群馬トヨタ自動車
- 栃木トヨタ自動車 (NEZASホールディングス)
- 茨城トヨタ自動車
- 山梨トヨタ自動車
- 新潟トヨタ自動車
中部地区
- 愛知トヨタ自動車(ATグループ、トヨタ自動車の販売ディーラーの第1号)
- 静岡トヨタ自動車 (遠鉄グループ)
- 岐阜トヨタ自動車
- 三重トヨタ自動車
- 長野トヨタ自動車(トヨタUグループ)
- 富山トヨタ自動車(品川グループ)
- 石川トヨタ自動車(HAATグループ)
- 福井トヨタ自動車
近畿地区
中国地区
四国地区
九州地区
- 福岡トヨタ自動車(昭和グループ)
- 西九州トヨタ自動車(昭和グループ、2006年に佐賀トヨタ・長崎トヨタが合併して発足)
- 大分トヨタ自動車
- 熊本トヨタ自動車
- 宮崎トヨタ自動車
- 鹿児島トヨタ自動車(鹿児島トヨタ・諏訪一族グループ)
- 沖縄トヨタ自動車
脚注
関連項目