トヨタ・カローラ
260px 11代目 カローラ S (北米仕様) | |
販売期間 | 1966年 - (シリーズ全12世代) |
---|---|
製造国 | (トヨタ自動車#生産拠点を参照) |
ボディタイプ |
4ドアセダン(初代-) 2ドアセダン(初代-4代目[注釈 1]) 5ドアセダン(5代目-8代目[注釈 2]) 2ドアクーペ(初代-8代目[注釈 3]) 2ドアハードトップ(3代目-4代目) 3ドアクーペ(4代目-5代目[注釈 4]) 3ドアリフトバック(3代目-4代目 3ドアハッチバック(5代目-9代目[注釈 5]) 5ドアハッチバック(5代目-6代目、9代目-[注釈 6]) ステーションワゴン(5代目を除く [注釈 7]) 4ドアハードトップ(7代目[注釈 8]) 5ドアコンパクトミニバン(8代目-10代目[注釈 9]) 5ドアトールワゴン(10代目[注釈 10]) 3ドアライトバン(初代-4代目) 5ドアライトバン(2代目-4代目、6代目-7代目) |
駆動方式 |
後輪駆動(初代-4代目[注釈 11]) 前輪駆動(5代目-[注釈 12]) 四輪駆動(6代目-、日本市場のみ) |
カローラ(COROLLA)は、トヨタ自動車が1966年より製造・販売している乗用車のブランド(商標)、および車名である。
本稿ではカローラシリーズの基本形となるセダンを中心に、以下のモデルについても便宜上記述する。
- カローラ5ドアリフトバック(日本市場を含む5代目、および6代目から8代目までの欧州市場専用車)
- カローラアルティス(東南アジア市場専用車)
- カローラEX(9代目・特別行政区(香港・マカオ)を除く中国市場専用車)
- カローラハイブリッド(特別行政区(香港・マカオ)を除く中国市場専用車)
- カローラミレニアム(10代目・モロッコ市場専売車)
- カローラアクシオ(日本・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車[注釈 13]) - ※後述参照
- カローラアクシオ ハイブリッド(日本・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車[注釈 14]・ハイブリッドモデル)
- カローラクエスト(10代目・南アフリカ市場専売車)
- トヨタ教習車( 日本国内専売車種で2018年2月からトヨペット店で販売されている[1]。(東京地区ではトヨタ店も)また、2代目2017年10月改良型カローラアクシオの同型車種であるがその名前はつかず、エンブレムもトヨタ車共通のものが装着されている)
- カローラクーペ
- カローラハードトップ
- カローラリフトバック
- カローラハッチバック
- カローラiM
- カローラバン
- カローラTRD2000
- カローラアクシオ"GT"(TRD Turbo)
- カローラフーリア(デトロイトモーターショー13参考出品車)
なお、以下の車種についてはそれぞれの記事を参照のこと。
Contents
- 1 概要
- 2 歴史
- 2.1 初代 E1#型(1966年 - 1970年)
- 2.2 2代目 E2#型(1970年 - 1977年)
- 2.3 3代目 E3#/5#型(1974年 - 1979年)
- 2.4 4代目 E7#型(1979年 - 1987年)
- 2.5 5代目 E8#型(1983年 - 1987年)
- 2.6 6代目 E9#型(1987年 - 1991年)
- 2.7 7代目 E10#型(1991年 - 2002年)
- 2.8 8代目 E11#型(1995年 - 2002年)
- 2.9 9代目 E12#/13#型(2000年 - 2017年)
- 2.10 10代目 E14#/15#型(2006年 - )
- 2.11 11代目 17#型(2013年 - )
- 2.12 12代目 E21#H型(2018年 -)
- 3 カローラアクシオ
- 4 モータースポーツ
- 5 ダイハツでの生産
- 6 取扱販売店
- 7 脚注
- 8 関連項目
- 9 外部リンク
概要
クラウンやランドクルーザー、そして後発のプリウス、ヴィッツと並ぶトヨタの代表的な車種で、日本国内外を問わず広く普及した大衆乗用車シリーズの一つである。特に黎明期のトヨタにとっては、日産自動車を国内シェアで逆転し、ランドクルーザーのみの専売に追い込まれていた米国販売も大逆転成功させるきっかけになった自動車である。2018年6月現在、日本の本格的な小型の大衆乗用車のブランド(商標)としては11代51年(セダンの場合)と最も息が長く、また、同年6月現在の時点において日本市場に現存する大衆向け小型普通自動車全体のブランドでは1963年登場のマツダ・ファミリア(乗用車は1963年 - 2004年(→アクセラ)、商用車は継続中)に次いで2番目の長命ブランドとなっている。
基本形のセダン[注釈 15]に加え、多くの派生車を擁し、1969年度から2001年度までの33年間、2002年度にホンダ・フィットに車名別日本国内販売台数第1位の座を明け渡すまで長期に渡って車名別日本国内販売台数第1位を維持し、日本のモータリゼーションに貢献してきた[2]。現在はプリウスや軽自動車に押されがちであるが、それでも月販ベスト10に入る安定した売り上げを見せている。
初代登場から日本国外にも輸出されており、現在世界16か所で生産され、154か国で正規販売されている。2017年時点での販売台数は、2位のホンダ・シビックを大きく引き離して世界一である[3]。アメリカや中国南部では若者が買う車というイメージが強く[4]、ブラジルやタイでは高級車の部類に入るという[5]。2013年7月には世界累計生産台数4,000万台、2015年6月には日本国内累積販売台数1,000万台(歴代の派生モデルを含む)を達成した。これは1966年の誕生以来、世界で10秒に1台カローラが生産されている計算である。
またカローラアクシオは基本的に日本国内専用車として開発されているが、格上の同じく日本国内専用車であるアリオンやプレミオなどとともにロシアやモンゴル、マレーシア、インドネシアなどの各東南アジア、ミャンマーやバングラデシュなどの開発途上国、オーストラリアやニュージーランドなどオセアニア地域などへそれぞれ並行輸出されている。また中古車も人気が高く、特にアフガニスタンではカブール市内を走る乗用車の9割はカローラといわれており、「国民車」扱いを受けているという[6]。
カローラのキャラクターは初代カローラの開発主査であった長谷川龍雄の「80点+α主義」という思想に基づいており[7]、あらゆる部分でその時代の基準から見て80点のものを確保し、プラスアルファで魅力的な先進的技術も導入することで人々に愛されてきた。今も「カローラ」というブランドそのものに絶対の信頼と愛着を持つリピーターを多く抱えている[8]。一方でコアな車好きにとっては凡庸なイメージが強いが、マニュアルトランスミッションを初代から現代まで欠かさずラインナップしている他、WRC(世界ラリー選手権)やスーパーGTで優勝を収めるなどの側面も持つ。
車名の"Corolla"はラテン語で「花で作った冠」、英語では「花冠」(花弁の集合的呼称)を意味する[9]。これはトヨタの主力セダンであるクラウン(王冠)、コロナ(太陽冠)に続いて「冠」を象徴し、なおかつアルファベットの"C"で始まることに由来する。日本以外では「コローラ」もしくは「コロラ」と発音することが多い。
歴史
初代 E1#型(1966年 - 1970年)
800cc級エントリーモデルのパブリカと、1,500cc級乗用車であるコロナの中間の車種として企画された。主査[注釈 16]の長谷川龍雄は、機能主義に徹したパブリカが商業的に成功を収められなかったことへの反省から、大衆ユーザーの上位志向に応じた「デラックス感」のある内外装を備えつつ、「乗る楽しさ=スポーティ性」を追求し[10]、高速道路の整備進展に伴う、十分な高速巡航性能を備える小型大衆車の開発を目論んだ。開発は、様々な面での評価において一定以上の水準を満たし、実用性に嗜好性・高級感を加えるなど、トータルでの高い完成度を追求する「80点主義+α」の思想で展開された[10]。当初から輸出も含めた大量生産が企図され、トヨタは本拠である豊田市内に、カローラ専用の大規模新工場となる高岡工場を建設する。
エンジンは新開発の水冷直列4気筒、ハイカムシャフト方式で5ベアリングのクランクシャフトを用いた1,077ccOHV K型エンジンで、最高出力60PS/6,000rpmであった(『絶版日本車カタログ』三推社・講談社 32頁参照)。5ベアリング式として高回転に備え、前方部分の投影面積をできるだけ小さくするため、エンジンの重心を低くすることを前提にボンネット内にコンパクトに収める目的で、最初からシリンダーヘッド部を正面から見て約20°傾斜させた格好で設計されている。当初は1,000cc車として企画されたが、開発後期に至って日産自動車が1,000ccの競合モデル(のちの初代サニー)を開発中である情報が伝わり、その営業施策における辣腕で「販売の神様」と呼ばれた当時のトヨタ自動車販売社長・神谷正太郎の強い要請で、排気量を急遽1,100cc級に拡大するスペック向上を図った[注釈 17]。短期間での変更であったため、決死の努力を東郷平八郎のZ旗になぞえ、エンジン名『27E』を『27E-Z』に変更している。
日本国内では同クラス初のフロアシフトによる4速マニュアルトランスミッション、日本製乗用車としては初のマクファーソン・ストラット式の前輪独立懸架など、30以上に及ぶ新機構が取り入れられた。当時3速式主流の中での4速化は高速化時代への対応、フロアシフトは操作性向上とコストダウンが目的である[注釈 18]。当時フロアシフトはトラックのイメージが強かったため3速式コラムシフト仕様も用意されたが、実際に売り出すと顧客の多くは4速フロアシフトを選んだ。コンパクトなストラット式懸架は、以後日本メーカーの多くが小型車分野で追随して採用した。細かいところでは丸型メーター、後退灯、「ドアキーの上下関係なく施開錠できる鍵」なども日本では初代カローラが最初に取り入れている。
当時の大衆車が軒並み1,000ccであったことに対し、プラスアルファ部分を強調したキャッチコピー『プラス100ccの余裕』を採用し発売を開始したカローラは、市場において競合モデルのサニーよりも2.2万円高い価格設定ながら装備と価格のバランスが良く、そこそこ高級感と割安感が高かったことが受け入れられ、サニーを凌駕する人気を獲得、意図したとおりの商業的成功を収めた[10]。CM出演者は竜雷太・早川雪洲。
発売翌年の1967年2月には二台のカローラで北米大陸を横断する実験を行った。極寒のロッキー山脈を超える必要があったが、当日は天気が良くマイナス10度くらいにしか下がらなかったため、無事1万1,000kmの横断を遂行した。次にはさらに北上し、マイナス32度のカナダのフリンフロンからトロントまでの耐久実験を行い、これも完遂した[11]。
- 1966年10月20日 - 東京モーターショーで発表され、同年11月5日に発売。発売当初は2ドアセダンのみ。同時にオセアニアにも輸出を開始。
- 1967年3月 - 当時米国統治下だった、沖縄でも輸出開始。
- 1967年5月 - 4ドアセダン(KE10F型)とバン(KE16V型)が追加され、同時にデラックスにトリップメーターが標準装備(ただしバンは除く)となり、トヨグライドと呼ばれる、2速AT車も設定。
- 1968年3月 - 仕様変更。フロントバンパー取り付け位置の若干のかさ上げ(米国安全基準の対応強化)に伴う全幅の拡大(1,485mm → 1,490mm)、およびダッシュボードのソフトパッド化、メーターパネルの無反射ガラスの採用、メーターパネルの意匠の変更(2眼式 → 3眼式)、2スピードワイパーの標準装備化、メーカーオプションでフロントディスクブレーキを新設定。派生車種の2ドアクーペ「カローラスプリンター」発売開始。セダンにもスプリンター同様の73PSの最高出力を持つツインキャブエンジン(K-B型)を搭載したSLを追加。フロントディスクブレーキとタコメーターを標準装備。SL以外のグレードには3速コラムシフトMT追加。同年から北米と欧州へ輸出開始。
- 1968年7月 - トヨタ・オーストラリアが、オーストラリア国内における現地生産を開始[12]。
- 1969年2月 - マイナーチェンジ。エクステリアとインテリアの意匠の変更のほか、衝撃吸収ステアリングやヘッドレスト、サイドベンチレーター、部分強化ガラスなどを標準装備し、安全面、機能面での充実を図った。これに伴いセダンに64psの最高出力を持つ高圧縮比エンジン(K-D型)を搭載し、フロントディスクブレーキや専用木目インパネなどを標準装備したハイデラックスを追加。
- 1969年9月 - 一部改良。これまでのK型エンジンに代わり、排気量を100ccアップした3K型エンジンを全車に搭載。これに伴い前輪サスはトーションバー式スタビライザーが装着されたマクファーソン・ストラット式サスペンションが2ドアセダンと4ドアセダン、カローラスプリンター(2ドアクーペ)の全グレードに装備された。1,200ccエンジン搭載モデルの車体型式は2ドアセダンがKE11、4ドアセダンがKE11F、2ドアクーペ(カローラスプリンター)がKE17、バンがKE18Vとなる。
- 1966 Toyota Corolla 03.jpg
2ドア 前期型 リア
- 69 Toyota Corolla (11810499183).jpg
2ドア 後期型 北米仕様(KE11L)
- Toyota Corolla E10 002.JPG
バン1200DX 後期型 リア
2代目 E2#型(1970年 - 1977年)
発売前年の東名高速道路全線開通など「ハイウェイ時代」を迎えた事などから「東京ICから西宮ICまで無給油で走れる」前提で商品を開発、燃料タンクなどは先代より大型化している。キャッチコピーは『ALL NEW カローラ』、『ちょっとうれしいカローラ』。CM出演者はマイク真木・前田美波里。
- 1970年5月6日 - モデルチェンジ。ステアリングギアボックスはボール・ナット(リサーキュレーティング・ボール)式。前輪サスペンションは、マクファーソン・ストラットコイルとなる。HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。 ホイールのPCDに関しては12インチホイール仕様は110.0mm、13インチホイール仕様は114.3mmとなる(両者共に4穴)。
- 1970年9月 - 1400シリーズ追加。OHV14,00ccのT型エンジン搭載。
- 1971年4月 - T-B型OHV・ツインキャブエンジンと5速MTフロアシフトを搭載する「1400SL」、「1400SR」(いずれもTE20型)が追加。
- 1971年8月 - 最初のマイナーチェンジ。フロントグリルとリアコンビランプのデザインを変更し、保安基準改正[注釈 19]のため、後部ウインカーが赤一色のブレーキランプ兼用式から、オレンジ色発光の独立したレンズとなる(なお初代モデルでは、当初から独立した後部ウインカーレンズを採用していた)。
- 1972年3月 - 2T-G型DOHCエンジン(有鉛ハイオク仕様・115PS)および2T-GR型DOHCエンジン(無鉛ガソリン仕様・110PS)を搭載する「レビン」(TE27型)が登場。
- 1972年8月 - 2度目のマイナーチェンジで再度フェイスリフト。ターンシグナルランプの位置がラジエターグリル側面の両端から、フロントフェンダー側面の前方に移動。これに伴いクーペに1200SRを追加。
- 1973年4月 - 2T-B型OHV・ツインキャブエンジン(105PS。有鉛ハイオク仕様)を搭載したクーペに「レビンJ」、「1600SR」、「1600SL」(いずれもTE27型)、セダンに「1600SL」(TE21型)が追加。既存モデルは昭和48年排出ガス規制を実施。
- 1973年6月 - 「1400HI-DX」にオーバードライブ付き5速MTを追加。
- 1974年4月 - 後述するE30型へのフルモデルチェンジに伴い、3Kエンジン搭載のセダン、バンのDX、STD以外販売終了[注釈 20]。3KエンジンはE30型と同じ3K-Hに換装。以降、E20型カローラシリーズは「カローラ20(にーまる)」と称され、販売終了までE30型カローラシリーズの廉価版としてそのまま位置付けられた。
- 1975年11月 - バン全車昭和50年排出ガス規制適合(H-KE26V)。継続販売されていたセダンが販売終了。
- 1977年12月 - 継続販売されていたE20型バンが後述するE30型バンに統合されるかたちで販売終了。名実ともに2代目カローラシリーズは全て販売終了となった。
- Toyota Corolla rear.jpg
クーペ 1600SR 中期型
(欧州仕様・リア)
3代目 E3#/5#型(1974年 - 1979年)
来る3代目はカローラの地位を確固たるものにするため、また同時期排気ガス規制もあったため万全の力を入れて臨んだ。なお3代目カローラの開発に関しては、同じく3代目であった徳川三代将軍・家光を研究した話が有名だが、開発主査の佐々木紫郎によると「図書館で調べたのは事実であるが、あとからくっつけた様な話」であるという。2代目カローラは廉価さを求めて若干質を落としたことへの反省から、主に振動・騒音・エアコン・ヒーターなど快適性・質感の向上に力を入れた[13]。この頃から海外への輸出も本格化する。CMではジェリー藤尾が、妻の友子(現:渡辺友子)、娘の美紀・亜紀と一緒に出演した。
- 1974年4月26日 - E3#型にモデルチェンジ。先代E2#系との併売となった前期型は「カローラ30(さんまる)」と称された。生産台数は歴代最多。ボディは従来の2・4ドアセダン、ワゴン、2・4ドアバンに加え、2ドアハードトップが加わる。エンジンは1.2Lが3K-H(STD,DX,HI-DX)/ツインキャブレギュラー仕様の3K-B型(SL,SR)。1.4LがT型(DX,HI-DX)/T-BR型(SL)、1.6Lが2T型(HI-DX)/2T-BR型(GSL)、そして2T-GR型(レビン)および2T-G型(同有鉛ハイオク仕様)である。安全対策では全車インストゥルメントパネルはフルパッドで覆われ、腰部と肩部が分割ではない(一本ベルトの)自動巻取り式フロント3点式シートベルトを採用。DX以上は衝撃吸収ステアリングシャフトが、HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。ホイールのPCDに関してはこの代より12インチホイール仕様、13インチホイール仕様共に各4穴・114.3mmに統一(後述する4代目のE7#系まで継続された)。
- 1975年1月 - ハイオク仕様車廃止。
- 1975年11月 - 一部改良。2T-GR型エンジン廃止に伴い、レビンシリーズ一時生産中止。同時にデザイン小変更。1.4L車、T-U型。(TTC-C)、1.6L車、2T-U型。(TTC-C)それぞれ変更、昭和50年排出ガス規制に適合。
- 1976年1月 - 一部改良。シューティングブレーク風3ドアモデルのリフトバック(LB)シリーズ追加。1.2L車3K-U型に変更、昭和51年排出ガス規制に適合。(TTC-C)および希薄燃焼方式(TTC-L)の12T型エンジンを追加。
- 1976年4月 - 一部改良。1.6L、2T-U型(TTC-C)を改良し、昭和51年排出ガス規制に適合。
- 1977年1月 - マイナーチェンジ。乗用車の全車が昭和51年排出ガス規制の適合。これにより型式がバン以外E5#型となる。セダン・ハードトップの外装変更。レビンシリーズ生産再開。電子燃料噴射装置(EFI)仕様の2T-GEU型エンジンで51年規制に適合。クーペシリーズを追加、レビンは2ドアハードトップから、リフトバックのフロントとスプリンタークーペのボディーを合わせた2ドアクーペに変更。リフトバック(LB)シリーズに2T-GEU型を搭載した(GT)発売。
- 1977年8月 - 一部改良。1.6L MT車のエンジンを、12T型(TTC-C)と2T-U型(TTC-C)と分かれていたものを統合し、12T-U型(TTC-C)に変更、昭和53年排出ガス規制に適合。
- 1977年10月 - 一部改良。乗用車系の1.2L MT車のエンジンを、排気量を1.3Lに拡大した酸化触媒方式の4K-U型(TTC-C)に変更し、昭和53年排出ガス規制に適合。
- 1978年5月 -マイナーチェンジ。セダン・ハードトップ・バンは、排気量別のフロントデザインを統一、セダン・バン用、ハードトップ用となる。クーペ、リフトバック用も意匠変更。スポーティー系グレード以外に標準装備されていたホイールカバーが廃止され、全てキャップレスホイールに統一される(ただしバンに限りホイールカバーの標準装備を継続)。2T-GEU型搭載車の昭和53年排出ガス規制に適合。残存していた乗用車系1.2LのAT車をMT車と同様の1.3L4K-U型(TTC-C)に変更し昭和53年排出ガス規制に適合。同じく1.6LのAT車をMT車と同様の12T-U型(TTC-C)に変更し、昭和53年排出ガス規制に適合。
- 1979年3月 - セダン、ハードトップ、クーペ、リフトバック販売終了。
- 1979年8月 - バン販売終了。
- Toyota Liftback KE50.JPG
リフトバック 1200Hi-DX 前期型(KE30L)
日本国外仕様
(1976年-1977年) - Toyota Corolla E50 002.JPG
リフトバック 1600 Hi-DX 前期型(TE31)
(1976年1月-1977年1月) - 1976 Toyota Corolla.jpg
2ドアセダン 1200DX 前期型(KE30L)
日本国外仕様 - 1979 Toyota Corolla Van Deluxe.jpg
5ドアバン 1400DX 後期型(TE30V)
1977年1月 - 1979年8月
※ボンネットフード部分、およびラジエターグリルはノンオリジナル - Toyota-Corollacoupe.jpg
クーペ 後期型 1400 Hi-DX(TE54)
(1978年-1979年) - Toyota-Corollacouperear.jpg
クーペ 後期型 リア
- 1979 Toyota Corolla Van Deluxe rear.jpg
バン 1400DX 後期型 リア
4代目 E7#型(1979年 - 1987年)
バン、ワゴンを除き:1979年 - 1983年
キャッチコピーは『いい友、誕生。』。レビンを含むクーペ系モデルを除いた場合としては歴代最後の後輪駆動車となり、カローラとしては唯一の丸型4灯式ヘッドランプが採用され(ハードトップおよび3ドア系形式は規格型角型2灯式を採用)、ボディはカローラとして初めて空力特性を本格的に取り入れ直線基調のデザインとした。エンジンは新開発のSOHC1.5L 3A-U型を新規で搭載。この代でようやく全車にフロントディスクブレーキが標準装備となった(「1600GT」に限りリアブレーキもディスクブレーキ化)。リアサスペンションは2ドアセダンとバン、ワゴンを除き4リンク・リジット(固定)式のコイルスプリングに統一。2ドアセダンとバン、ワゴンには先代から引き続きリーフリジッドが採用される。スポーツモデルには従来通りDOHC1.6L 2T-GEU型(115PS)を搭載する「1600GT」を、4ドアセダン・3ドアリフトバック・2ドアハードトップにそれぞれ設定。いずれも車体型式はTE71型。クーペは2T-GEU搭載車のみ「レビン」を名乗る。特にセダンの1600GTはラリーフィールドで用いられた。ステアリングギアボックスの形式は、デビュー当初は1.3L車のみラック&ピニオンであったが、1981年のマイナーチェンジで1.5L車にもラック&ピニオンが採用。中堅グレード以上のグレードにウレタン樹脂を用いた大型バンパーが標準装備。クーペはこの代より3ドア化。初代モデルからの伝統であったOHVヘッドを用いたガソリンエンジン、および2ドアセダン、最廉価グレードの「STD」(スタンダード)の各種設定に関してはこの代を以って最後となる。また、2016年現在ではほぼ一般常識となっているメーカーオリジナルの特別仕様車の設定に関してもこの代からとなる(日本国内仕様のみ)。CM出演者は前期はジェリー藤尾一家。後期は伊武雅刀。
- 1979年3月23日 - 4代目にモデルチェンジ。
- 1979年8月 - 13T-U型エンジン搭載の1800シリーズ(E-TE70型)が登場。これと同時にバンがモデルチェンジ(J-KE71V/J-TE73V型)。エンジンは1.3Lの4K-J型と1.6Lの12T-J型の各OHVガソリンエンジンを搭載。
- 1980年2月 - 3ドアリフトバックにムーンルーフがメーカーオプションで新たに設定された。
- 1981年8月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプを異形角型2灯式にすべて統一。上級モデルはハロゲンランプが使用される。1.3Lの4K-U型エンジンおよび1.5Lの3A-U型エンジンを改良(両者ともLASRE(レーザー)エンジンに変更)。フェイスリフトを行う。これに伴い1800シリーズが廃止されバンを除く全車にラジアルタイヤが標準装備。
- 1982年2月 - 日本の小型大衆車クラス初の1.8L、1C型ディーゼル搭載車を追加(N-CE70型)。4速AT採用(カローラとしては史上初)。
- 1982年5月 - バンがマイナーチェンジ。ヘッドランプを前期ハードトップ等と同様の規格型角型2灯式に変更。1.3Lモデルは型式がL-KE72Vに、1.6Lモデルは型式がL-TE74Vにそれぞれ変更。1.8Lディーゼルの1C搭載モデル(N-CE71V型、5速MTのみ)、ワゴンを追加(E-KE73G型)。ワゴンのエンジンは1.3Lの4K-Uのみでトランスミッションも4速MTのみ。グレードは1300DXと1300GLの2種。また、4ドアセダン・3ドアリフトバック・2ドアハードトップ・3ドアクーペには新たに女性向けグレードの「1300ライム」をそれぞれ設定。
- 1983年5月 - セダン・3ドアリフトバック・2ドアハードトップ・3ドアクーペ販売終了。
- 1983年8月 - バン・ワゴンがマイナーチェンジ。ルーフを45mm高いミドルルーフとし、エンジンフード・フェンダー・ランプ類・インストルメントパネル・ダッシュボード等のデザインをE80系に合わせた物に変更。ワゴンにはドアミラーをオプション設定。バンに搭載済みの1.8Lディーゼルエンジンをワゴンにも追加設定。バンに1.5Lの5K-J型OHVガソリンエンジン車(L-KE74V型)を追加設定。
- 1985年8月 - バン・ワゴンがマイナーチェンジ。1.8Lディーゼルエンジン(1C型)がパワーアップされた「1C-II」へと変更され、フロントグリルなどの外観を小変更。DX・GLにはセミフラットシートを採用した。
- 1987年8月 - バン・ワゴン販売終了。
- 79-83 Toyota Corolla.jpg
2ドアセダン 1600 米国仕様 後期型
(AE71L) - KE70-late.jpg
リフトバック 1300 欧州仕様 後期型
(KE70L) - Toyota-CorollaE70GT.JPG
4ドアセダン1600GT 前期型
(TE71)
1979年3月 - 1981年8月
フォグランプ、およびアルミホイール、競技車用スプリングはノンオリジナル - 1980-1983 Toyota Corolla (KE70) XX sedan 01.jpg
4ドアセダン 1300 前期型(KE70R)
オセアニア仕様
5代目 E8#型(1983年 - 1987年)
キャッチコピーは『素敵に、スポーティーハンサム。』。CM出演者は郷ひろみ、CMソングは「素敵にシンデレラ・コンプレックス」。歴代カローラで初めて前輪駆動(FF)化され、四輪独立懸架が採用された。2/3ドアのクーペ(この代より車名がカローラレビンに統一)は従来通り後輪駆動を採用。ホイールのPCDに関してはセダン系は100.0mm、クーペ系は114.3mmとなる(両者共に4穴)。上級モデルには一部カラードウレタン樹脂製バンパーが採用されたが、下級モデルはポリプロピレンの素材色のままであった。国内向けとしてはこの代よりドアミラーを採用。5ドアリフトバックを新規に設定。1.6L 4A-ELU型エンジン搭載車(当初は5ドアリフトバックのみ)には電子制御4速AT(ECT-S)搭載車とオプションとしてカローラ初のデジタルメーター・オートドライブが設定された。特にセダンに関しては先述の通り4代目まで存在していた「STD」の設定が廃止されたため事実上、全車にトリップメーターが標準装備となった。バン/ワゴンは4代目のまま5代目シリーズの意匠に合わせたマイナーチェンジをして1987年9月まで継続販売。
- 1983年5月12日 - 5代目にモデルチェンジ。
- 1983年10月 - 4ドアセダンに4A-ELU型エンジンを搭載した「1600 SR-EFI」を追加。
- 1984年1月 - 一部改良で「GLサルーン」シリーズが追加。「1500 SEサルーン」と「1500 SE」は4速ATが設定される。外装の一部が変更され、バンパーは大部分がカラードバンパー(車体色)となる。ドアミラーは手動可倒式電動リモコンに変更され、さらにスチールホイールのデザインも変更された。
- 1984年10月 - 派生車種のハッチバックモデル「カローラFX」の登場に伴い4ドアセダンに4A-GELU型エンジンを搭載した「1600GT TWINCAM 16」を追加。6:4分割式のハイバック式リアシートを標準装備。5速MTのほか、電子制御4速AT(ECT-S)も選択可能だった。
- 1985年5月 - マイナーチェンジ。フェイスリフトを行い、1.3Lのガソリンエンジンがこれまでの2A-LU型から新開発の2E-LU型SOHC12バルブエンジンに換装。「SE系」で後席センターアームレストを装備。
- 1986年9月 - 一部改良、および仕様変更。保安基準に基づき、後席中央のシートベルトとフロント合わせガラスを全車に装着。これに伴いスーパーホワイトのボディカラーを特別採用したカローラシリーズの生誕20年を記念した特別仕様車「1500SEサルーンリミテッド」を発売。
- Toyota Corolla (fifth generation) (rear), Kuala Lumpur.jpg
4ドア 前期型
- Corolla 4-Door Hatch.JPG
5ドア 後期型
6代目 E9#型(1987年 - 1991年)
キャッチコピーは『ニッポンの自動車の新しい物語が始まります。』(前期型)、『続・ニッポンの自動車の新しい物語。』(後期型)、2代目E2#型でも使われた『ALL NEW カローラ』。スタイリングは基本的にE8#型からのキープコンセプトとなるが、全高がやや低くなり、丸みを帯びた滑らかなデザインとなる。1.5L以上のガソリンエンジンは、すべてDOHC16バルブ(ハイメカツインカム)となった[注釈 21]。
先代の5ドアリフトバックは廃止され、スプリンターシエロが後継車種となった。なお、レビンもこの代で前輪駆動化され、ボディタイプもノッチバックの2ドアクーペのみとなった。またカローラとしてはこの代より、ボディの下塗り塗装にカチオン電着塗装が用いられ、ホイールのPCDに関してはこの代より全て4穴・100.0mmに統一された(後述する日本国外仕様を含む9代目のE12#系まで継続)。
最上級グレードとして「SEリミテッド」が新設される。パワーウィンドウ、電動格納式ドアミラーなどが標準設定されたほか、GTにはデジタルメーター、TEMSがオプション設定される。エアコンは全グレードで販売店装着オプションとされた。
当時のバブル景気と重なり、上級車種に迫る高品質と装備が好評を得たことで、1990年には年間新車販売台数30万8台を記録した。この記録は、2010年に3代目プリウスに抜かれるまで国産車の最多販売記録を誇っていた[14]。
- 1987年5月15日 - モデルチェンジ。
- 1987年8月 - ワゴンおよびバンをそれぞれモデルチェンジ。同年10月には、セダンにフルタイム4WDが追加される。ガソリンエンジンのMT車にはメカニカル・デフロック付フルタイム4WD、ガソリンエンジンのAT車には電子制御油圧式ハイマチック4WD搭載。
- 1988年5月 - 一部改良。1.5L 5A-FEハイメカツインカムエンジン搭載の「SEリミテッドEFI」(カローラ)、「SEサルーンEFI」(スプリンター)を追加。リアスタビライザー・175/70R13タイヤ・4スピーカーカセットステレオ・3スポークウレタンステアリングなどを標準装備。同時に「SEリミテッド」(カローラ)、「SEサルーン」(スプリンター)に1.8Lディーゼルエンジン車を追加。特別仕様車として、カローラ「XEサルーン」、スプリンター「MXサルーン」、スプリンターシエロ「Gサルーン」を発売。
- 1988年12月 - オーストラリアにおける現地生産が一旦終了[12]。
- 1989年5月 - マイナーチェンジ。バンパー形状が変更されて全長が伸び、4,235mmとなる。1.3Lを除くガソリンエンジンがすべてEFI(電子制御燃料噴射装置)化され、1.5Lに追加された「SEリミテッドG」に5A-FHE型ハイメカツインカムを搭載。2C-III(2C-L)型2.0L ディーゼルエンジンを搭載する四輪駆動モデルが追加。ビスカスカップリング・センターディファレンシャル式のフルタイム4WD搭載。MT車のみ。1.6L 4A-GEU型はハイオク仕様となり、最高出力がネット値140psに向上した。1.8L ディーゼルエンジン・1C-II型を1C-III(1C-L)型に変更、1.3L 2E-LU型ガソリンエンジンは電子制御キャブレターとなる。
- Toyota Corolla.jpg
4ドア 米国仕様(AE92L)
7代目 E10#型(1991年 - 2002年)
セダン:1991年 - 1995年、バン・ビジネス(→アシスタ)ワゴン:1991年 - 2002年
日本のバブル景気中に設計された為、金メッキ端子を用いたハーネスの採用、ボディの80%以上に亜鉛メッキ合金を用いた防錆鋼板の採用[注釈 22]など、内外装や装備も含め至って高品質なモデルであった。キャッチコピーは『大きな、愛のようなカローラ』。CMキャラクターは東ちづる・イッセー尾形(両者共に後期型のみ)
車体設計にフルラップ衝突対応の「CIAS(サイアス)」を採用。また、国内向けのカローラとしてはこの代より全車にサイドドアビームが標準装備。1.6L 4A-GE型は1気筒あたり5バルブのDOHC20バルブ[注釈 23]となる。その他のガソリンエンジンはバン並びにビジネスワゴンを除き全てDOHC16バルブ。ディーゼルエンジンは2C-III型2.0Lに統一。1.5L 5A-FEエンジン搭載車のMTが全て5速化。上級グレードのSEリミテッドは、発売当初SE-Lという名称を用いていたが、古くから類似した名称を使用していたメルセデス・ベンツ(例:560SEL)からクレームが入り、名称を変更した経緯がある。「SE」系グレードにはパワーステアリング、パワーウィンドゥ、エアコンなどが標準装備。
- 1991年6月12日 - モデルチェンジ。
- 1991年9月 - ビジネスワゴン・バンをそれぞれフルモデルチェンジ。バンにフルタイム4WDがディーゼル車のみ設定される。
- 1993年5月 - マイナーチェンジ。コスト削減のためSE-Gのデジタルメーターとパワーシートなどのオプション廃止。内外装変更。SEリミテッドの装備厳選、および1500XEの4速AT化、エアコンの冷媒を代替フロンに変更。1.3L 4E-FE型エンジン搭載車は常用域におけるドライバビリティ向上の目的のため最高出力が100PS(ネット値)から97PS(ネット値)へダウンした。また、ツーリングワゴンも同時にマイナーチェンジを実施。後部座席ドアをパワーウインドウ化、Gツーリングに電動格納ドアミラーを装備するなどの変更が行われた。
- 1994年1月 - ビジネスワゴン並びにバンがマイナーチェンジ。1.3L並びに1.5Lの各ガソリンエンジンが全てハイメカツインカム化される[注釈 24]。
- 1994年5月 - オーストラリアにおける現地生産が再開[12]。
- 1994年 - GTをベースに3S-GE型エンジンを搭載し、全日本ツーリングカー選手権出場マシンの開発テクノロジーを活かした特別仕様車「カローラ TRD2000」を台数限定(99台)で発売(実生産は12台)[15]。
- 1995年5月 - セダン販売終了。ツーリングワゴンシリーズのみ2度目のマイナーチェンジ。ツーリングワゴン、バンのガソリン車(1,600cc)にフルタイム4WDをそれぞれ追加設定。
- 1996年5月 - バン・ビジネスワゴン一部改良。運転席エアバッグを標準装備にした。
- 1998年4月 - バン・ビジネスワゴンのガソリン車が平成10年アイドリング規制に適合。ディーゼルエンジンが3C-E型2.2Lに変更されると同時に平成9年規制に適合。同時にビジネスワゴンは助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトが標準装備化される。
- 2000年8月7日 - バン・ビジネスワゴンがマイナーチェンジ。これに伴いビジネスワゴンはアシスタワゴンシリーズに改名。全車MT車は5MT化されたほかバンにも助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトが標準装備化され、バン・ビジネスワゴンのガソリンエンジン全車が「平成12年排出ガス基準25%低減レベル(G-LEV(☆))」を達成した。
- 2002年7月1日 - バン・アシスタワゴンシリーズ販売終了。後継車はプロボックス。
- Corollavan.jpg
バン 1.5DX 前期型(EE101V)
(1991年9月 - 1994年1月) - Toyota-CorollaE100rear.JPG
4ドアセダン 後期型 1.5LXリミテッド サルーン
(後期型リア) - 93-95 Toyota Corolla Sedan.jpg
4ドアセダン 米国仕様(AE101L)
- Toyota Corolla 100 Van 004.JPG
TECSハイルーフバン(EE101V改)
8代目 E11#型(1995年 - 2002年)
日本仕様:1995年 - 2000年
キャッチコピーは『ずっといいですよ。』。この代から日本国内向けと海外輸出向けで大幅に異なる外装デザインが採用されるなど、市場に合わせた作り分けが始まる。 基本構造は先代と同じで、リベット溶接の採用、防錆鋼板の使用比率を約88%に拡大するなど耐久性の向上をおこなった。しかし日本のバブル崩壊後に設計されたことから、内外装の低廉化(トランクルーム内の鉄ヒンジむき出し、一部無塗装のバンパー採用)など、大幅なコストダウンが図られた。
国内向けはセダンのみ[注釈 25]。1.5L 5A-FEエンジン搭載車のATは全車4速となった。CM出演者は前期は刑事コロンボ(ピーター・フォーク・声:石田太郎)、後期は藤本義一。
- 1995年5月15日 - 8代目にモデルチェンジ。
- 1996年5月 - 一部改良。「SEサルーン」などの一部に、無地だったバンパー上部にシルバーメタリックあるいはグレーメタリックの塗装が施され、同時にABS・デュアルエアバッグを標準装備。これに伴い、特別仕様車としてカローラシリーズの生誕30年を記念した「SEサルーン 30th アニバーサリーリミテッド」(1.5/1.6 4WD/2.0D/2.0D 4WD)を発売。
- 1997年4月 - マイナーチェンジ。コスト優先の設計を見直し、内外装の改良および質感の向上を図る。車体設計がこれまでのフルラップ衝突対応の「CIAS」基準からオフセット衝突対応の「GOA(ゴア)」基準になる。「SEサルーン」に限りオートエアコンが標準装備。同時に後席ヘッドレストを分割式に、ヘッドランプが全車マルチリフレクター式となる。インパネデザインが変更された。スポーツグレードのGTが6速MTを装備して復活。Dジェトロ方式の採用、各気筒独立のスロットルの口径拡大により最大出力は165psとなる。これに伴い、前期型の「1.6 Sクルーズ」は廃止。
- 1998年4月 - 一部改良。ガソリン車がすべて平成10年アイドリング規制に適合され、1.3L 4E-FE型エンジンがディストリビュータレスの点火方式に変更。ディーゼル車がこれまでの2.0Lの機械式燃料噴射ディーゼル(2C-III型、73PS)から2.2Lの電子制御燃料噴射(EFI)ディーゼル(3C-E型、79PS)に変更および平成9年規制に適合。これに伴い1.3L 4E-FE型エンジン車のマニュアルトランスミッションが5速化される。
- 1999年11月 - 特別仕様車「1.3/1.5XEサルーン リミテッド」、および「1.5SEサルーン リミテッド」発売。
- 2000年4月 - 特別仕様車「1.3/1.5XEサルーン スペシャルリミテッド」、および「1.5SEサルーン スペシャルリミテッド」発売。
- 2000年8月27日 - 日本国内向けセダンシリーズ販売終了。
- 日本国外仕様
- 欧州仕様(E11#型):1995年 - 2001年
- 米国仕様(E11#型):1997年 - 2002年
- 豪州仕様(E112R型):1998年 - 2001年
プラットフォームや内装に関しては日本国内仕様と共通なものの、丸型ヘッドライトや横長リアコンビランプなどを採用した欧州・オセアニア仕様など、日本国内仕様とは全く別の外装デザインが採用された。オセアニアではオーストラリアやニュージーランドでE100型の現地生産が1998年頃まで行われていたため、E110型の投入が他の市場より遅くなっている。
- 世界ラリー選手権で活躍したカローラWRCのベースは欧州仕様の3ドアハッチバックモデルである(ラリー仕様を含む前期型のフロントフェイスはE110系後期型スプリンターカリブ・Rossoとほぼ同じデザインである)。
- 1999年 マイナーチェンジ。特にフロント周りのデザインが大きく刷新され、4型4灯ヘッドランプをカバーで覆うようなデザインとなる。ガソリンエンジンがこれまでのA型から新開発のZZ型エンジン(1.4L 4ZZ-FE、1.6L 3ZZ-FE、1.8L 1ZZ-FE)に換装された。
- Toyota Corolla E110 sedan rear.jpg
後期型 1.6XEサルーン4WD リア(AE114)
- 98-00 Toyota Corolla 2.jpg
4ドアセダン
米国仕様 前期型(AE111L) - Toyota-Corolla-sedan.jpg
4ドアセダン
米国仕様 後期型(AE111L) - Toyota Corolla rear 20071129.jpg
5ドアリフトバック
欧州仕様 後期型(ZZE111L) - Toyota-Corolla-2001-European-Facelift-Hatchback.jpg
3ドアハッチバック
欧州仕様 後期型(ZZE112L) - Toyota Corolla WRC 01.jpg
3ドアハッチバック WRC
欧州仕様 前期型
9代目 E12#/13#型(2000年 - 2017年)
日本仕様:2000年 - 2006年
日本向けの無印カローラ、および各国共通プラットフォームを採用したカローラとしてはこの代で最後となる。開発主査(以下CE)は東南アジア専売小型セダンであるソルーナ(今日のヴィオスの源流となった車種)のCEを歴任した吉田健。プラットフォームやエンジンが一新され、セダンのGT系グレードおよびカローラレビンなどのスポーツモデルは廃止された[注釈 26]。
本代より掲げられた新コンセプト「New Century Value」(NCV)と『変われるって、ドキドキ。』という登場当初のキャッチコピーが示す通り、この9代目を最も特徴付けるのはこれまでのカローラとは一線を画す革新的なデザインである。特にセダンのエクステリアデザインの原型はトヨタの欧州デザインスタジオの「EDスクエア」(旧・EPOC)の手によるもので、前進させたキャビンとやや短めのリアオーバーハングを持った塊感の強い造形が特徴である[16]フロントグリルのエンブレムは、それまでのカローラ(花冠)マークからNCVを図案化したものに変更[注釈 27]。前輪駆動車用のリヤサスペンションは軽量化と合理化、走行安定性向上のため、カップルド・リンク方式のトーションビーム式となり、四輪駆動車用にはヴァイザッハ・アクスル方式のダブルウィッシュボーン式独立懸架となる。サイズは大型化され、ホイールベースは2,600mmに延長された。4ドアセダンのCd値は前期型、中期型、後期型共に0.29を達成した。カローラにとっては初の横滑り防止機構(VSC)やトラクション・コントロール(TRC)といった安全装備が採用された[注釈 28]ほか、燃費のさらなる向上を前提とし1.5L車(四輪駆動は除く)と1.3L車にそれぞれ電動式パワーステアリングが採用された[17]。 車体下部に用いられるアンダーコートに関しては、この代よりボディの軽量化を図る目的でこれまでのアスファルト系ソルから塩ビ系ソルに変更され、ボディの塗装に関しても油性系塗料による塗装から水性系塗料による塗装に変更されている[注釈 29]。搭載するエンジンに関しては、ガソリンエンジンは全て新開発となっており、1.3Lの2NZ-FEおよび1.5Lの1NZ-FE、1.8Lの1ZZ-FEがそれぞれ用意され、いずれもVVT-iに対応したDOHC16バルブ機構を採用する。カム駆動はタイミングチェーンを採用している。また、ディーゼルエンジンは直動式バルブ機構を用いたSOHC8バルブ機構を採用し、吸排気レイアウトが変更された2.2Lの3C-Eが設定された。ガソリンエンジンは当初、全て「平成12年度排出ガス基準25%低減レベル(G-LEV(☆))」を達成していた。オートマチック車は全て電子制御(Super ECT)化され、「1.8 LUXEL(ラグゼール)」には同社の小型クラス初のゲート式シフトレバーが採用されている。四輪駆動車はこの代よりMT仕様がすべて廃止された。外装関係に関してはこの代よりドアアウターハンドルの形状がこれまでのフリップ式に代わり、グリップ式が採用されるようになった。
- 2000年8月28日 - 9代目にモデルチェンジ。ステーションワゴンのカローラフィールダーも同時に発売された。月間販売目標はセダン8,000台、フィールダー3,500台と発表された。CM音楽は映画「菊次郎の夏」のメインテーマ「Summer」。CM出演者はセダンはビートたけし(中期まで。ただし、本名の北野武名義で出演)・近藤真彦(前期のみ)・関谷正徳[18](前期のみ。近藤真彦と共演)。フィールダーはビートたけし(セダン同様、中期まで)・近藤真彦(セダン同様、前期のみ)・林茂波[19]・小野伸二・上妻宏光・平井堅・木村拓哉。
- 2001年10月3日 - 一部改良。運転席ワイドビュードアミラー(一部グレードを除く)を新たに装備。また、一部グレードを除き、メッキ使用部位を拡大したり、ワイアレスドアロック対応キーを2本用意するなどの改良が加えられた。これに伴い「1.8 LUXEL」をベースに本革シートなどを標準装備したプレミアムグレードの「1.8 LUXEL プレミアムエディション」および、DVDボイスナビが装着された「1.8 LUXEL ナビエディション」(どちらの仕様にもエンジンイモビライザーが標準装備)を追加。
- 2001年11月1日 - 特別仕様車「1.3 Xリミテッド/1.5 X リミテッド」および「1.5 G リミテッド」が発売。Xリミテッドにはサイドプロテクションモールが、Gリミテッドにはメッキサイドドアアウターハンドルとメッキリアガーニッシュなどをそれぞれ特別装備しながらも、購入し易い価格設定にした。
- 2002年5月16日 - 特別仕様車「1.3 X リミテッド/1.5 X リミテッド(改訂版)」」と「1.5 G リミテッド・ナビスペシャル」を発売。また、1.5 G リミテッド・ナビスペシャルにはリミテッドの装備に加え、ワイドマルチAVステーションIIと6スピーカーが特別装備された。
- 2002年9月19日 - 最初のマイナーチェンジ。内外装が若干変更され、中期型になる。これに伴いエンジン改良などを行い、「平成12年度排出ガス基準75%低減レベル(U-LEV(☆☆☆))」を達成した。これと同時に特別仕様車の「1.5G リミテッド・ナビスペシャル」も新仕様で発売され、一旦販売を休止していた「1.5G リミテッド」がオーディオレス仕様の特別仕様車として再発売。 また、特別仕様車として安価版グレードであるXの装備を簡略化したビジネスグレードの「1.5 X アシスタパッケージ」を販売開始。アシスタの名は、アシスタワゴン(かつてのビジネスワゴン)が販売終了して以来の名称復活となった。セダン[注釈 30]、フィールダー、ランクス全車のリアシートの中央部に新たにヘッドレストが装備される。セダンの「1.8 LUXEL」シリーズのみ、4灯式HID(ディスチャージ)ヘッドランプおよび専用ラジエターグリル、中期型フィールダー用と共通の大型フロントバンパーが標準装備となり、更に同グレードの前輪駆動車のパワーステアリングがこれまでの油圧式から電動式に変更となる。
- 2003年9月2日 - 特別仕様車「1.5 X リミテッド・ナビスペシャル」および「1.5 G リミテッド・ナビスペシャル」を発売。なお、1.5 G リミテッド・ナビスペシャルの場合、基本的な特別装備は2002年9月に発売されたものと共通となっている。
- 2004年2月 平成17年基準排出ガス50%低減『新☆☆☆』をガソリンエンジン全車で達成(U-LEV)
- 2004年4月28日 - 2度目のマイナーチェンジ。全車ヘッドランプが4灯式化され、ラジエターグリルのデザインを除くフロントまわりをフィールダーと同一するとともに、HIDヘッドランプ装着車にはオートレベリングシステムが追加された[注釈 31]ほか、内装も変更が加えられ、「1.8 LUXEL」系のメーターにマルチインフォメーションディスプレイが加えられた。また、ウィンドシールドガラスには赤外線もカットされるようになり、撥水機能付フロントガラスと電動格納式リモコンカラードドアミラーを全車標準装備化された。 また、ガソリンエンジン全車が環境性能を向上し「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV(☆☆☆))」を達成するとともに、1.5Lの1NZ-FEエンジン搭載の前輪駆動車は同時に「平成22年度燃費基準+5%」も達成し、SRSカーテンシールドエアバッグをオプション設定にて追加された。1NZ-FEはヘッドのバルブ駆動メカを従来の直打式からローラーロッカーアーム+油圧ラッシュアジャスターに設計変更し、電子スロットルを採用することで、燃費、静粛性を向上させた。自動車NOx・PM法の新基準に適応しないという理由により、3C-E型2.2Lディーゼルエンジン搭載車が廃止された。また、オーディオのメーカーオプションも廃止された。
- 2004年9月2日 - 1.5 Xをベースにディスチャージヘッドランプ、オートエアコン、タコメーターを装備し、同じセダンの中堅グレードである「1.5 G」並みの装備とした特別仕様車「1.5 X HIDセレクション」を発売。
- 2004年12月1日 - 一部改良。1.5L・前輪駆動・4速AT車の排出ガスをクリーン化し「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を達成。
- 2005年5月24日 - 1.5 Xをベースに、ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、専用木目調インパネクラスター&ドアスイッチベースを装備した特別仕様車「1.5 X HIDリミテッド」を発売。
- 2005年12月27日 - カローラシリーズの生誕40年を記念し、1.5 Xをベースに、ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、専用木目調インパネクラスター&ドアスイッチベース、カラードマッドガード、メッキサイドドアアウターハンドルを装備した特別仕様車「1.5X HID 40thアニバーサリーリミテッド」を発売。
- 2006年10月9日 - 日本国内向けセダンシリーズ販売終了。なお、日本国内向けにおける無印のカローラ名義としては9代40年の歴史に幕を下ろすこととなった。後継車は日本国内専用車種のカローラアクシオとなる。
- 2006年11月 - 欧州市場向けモデル販売終了。
- 2007年11月 - 中国を除くアジア市場向けモデル販売終了。
- 2008年1月 - 米国市場向けモデル(E13#型)販売終了。
- 2017年2月17日 - 既存の3代目ヴィオスに統合されるかたちで中国市場向けモデル(カローラEX)販売終了。
- Toyota-corolla 9thzenki-rear.jpg
1.5 X 2000年8月登場型(リア)
- Toyota-corolla 9thkouki-rear.jpg
1.5 G 2004年4月改良期型(リア)
グレード
※2004年4月改良型での場合。なお、2000年8月登場型のパワーウィンドウに関しては全仕様で運転席のみオート開閉対応となる。
- 1.3/1.5 X "アシスタパッケージ"
- 法人ドライバー向けに特化した最廉価グレード。ハロゲンランプ(マルチリフレクター)、アナログメーター(タコメーターは非装備)、マニュアルエアコン、Aピラー内蔵ホイップ式ロッドアンテナ等が装備されるが、ワイヤレスドアロック・リモート・コントロールは非装備となり、パワーウィンドウ(全ドアオート開閉対応)はメーカーオプションとなる。このほか14インチタイヤ&アシスタパッケージ専用デザイン14インチスチールホイールが(175/70R14 84S & 14×5.5J。14インチ樹脂製フルホイールカバーはメーカーオプション)標準装備となる。このグレードに限りフロントエンブレムが「NCV」をモチーフとしたエンブレムではなく、トヨタのCIが用いられたエンブレムが装着され、さらにラジエターグリルとサイドドアアウターハンドルがそれぞれ未塗装(無地ブラック)となる。ボディカラーはスーパーホワイトII(040)とシルバーメタリック(199)の2色に限定され、インテリアカラーはグレーのみとなる。また、公式な発表はないが、通常仕様に対して遮音材が簡略化されており、ドアを閉めたときの手応えや音が通常車と異なる。
- 1.3/1.5 X
- (オーナードライバー向けの)基本グレードにして最量販グレード。1.3/1.5 X "アシスタパッケージ"同様タコメーターなしのアナログメーターとマニュアルエアコン(ただし1.3Lモデルを除くこのグレードをベースとした特別仕様車にはタコメーター[注釈 32]やオートエアコンが追加装備される)、14インチ樹脂製フルホイールカバー、Aピラー内蔵ホイップ式ロッドアンテナの標準装備(ただしメーカーオプションでカーナビゲーションシステムを装着した場合はリアガラスアンテナに強制変更される)が基本だが、これに加え、「NCV」エンブレム付メッキモールディングフロントラジエターグリル、パワーウィンドゥ(全席オート開閉対応)、2スピーカー(オーディオレス)、ワイヤレスドアロック・リモート・コントロール、ブラックアウトドアサッシュ、カラードサイドドアアウターハンドル、上下調整式トリプル(左右・中央)リヤヘッドレスト等が装備されている。
- 1.5 G
- オーナードライバー向けに特化した上級グレード。Xの装備に加えて、リアガラスプリントアンテナ、タコメーター付アナログメーター、オートエアコン、4スピーカー(オーディオレス)、バニティミラー付サンバイザー、2段式コンソール・ボックス、リアセンターアームレスト等を装備した中堅グレードである。またメーカーオプションで14インチタイヤ&アルミホイール(185/70R14 88S & 14×6J)の装着設定、および電動開閉式ムーンルーフの装着設定がある。
- 1.8 LUXEL(ラグゼール)
- 大型化・上級化したカムリとの隙間を埋めるべく新設された最上級グレード。フロント上部ぼかし加工(ティンテット)ガラス、オプティトロン・メーター、マルチ・インフォメーション・ディスプレイ、ゲート式シフトレバー、本革巻きステアリング&シフトノブ、木目調パネル、パワーシート、盗難防止システム等各種豪華装備が装着された上級グレードである。またメーカーオプションで15インチタイヤ&アルミホイール(195/60R15 88H & 15×6J)の装着設定、およびVSC&リアディスクブレーキ[注釈 33]の装着設定、電動開閉式ムーンルーフの装着設定がある。
- 1.8 LUXEL "プレミアム・エディション"
- そのグレード名の示す通り、LUXELのパッケージ・オプションで本革シート、木目調4本スポークステアリング(オーナメント付)が追加されているプレミアム仕様である。
- 日本国外仕様
-
- 欧州仕様(E12#型)
- 2001年 - 2006年、豪州仕様(E12#R型):2001年 - 2007年、米国仕様(E13#型):2002年 - 2008年、東南アジア仕様(E12#型・初代カローラアルティス):2002年 - 2007年、中国仕様(E12#型・カローラEXを含む):2004年 - 2017年
- 欧州およびアフリカ、中近東、オセアニア、シンガポール、中華圏特別行政区(香港・マカオ)では国内仕様と同仕様である。オセアニア向けのカローラは小型ミニバンのスパシオが販売されない点を除けば国内仕様と同じボディバリエーションとなる。また 欧州向けのカローラは5ドアハッチバックのほか3ドアも販売されており一部地域では、セダン(ただし東欧の共産圏のみ)やステーションワゴン(ドイツでの車名はカローラコンビ)、スパシオ(欧州での車名はカローラヴァーソ)も販売。米国ではセダンのみが販売され、前後のデザインが日本や欧州向けとは大きく異なり、米国仕様のみ型式がE13#型となり、ホイールのナット数も全車5穴タイプとなる(PCDは100.0mm)。なお、販売期間は2002年から2007年までであった[注釈 34]。台湾および東南アジア諸国では米国仕様車のそれに準拠し、「アルティス」のサブネームが与えられている[20]。中国仕様車はE150型が発売後もカローラ(花冠)EXとサブネームが付けられ、カローラ(卡羅拉)の廉価版として数回のマイナーチェンジや年次改良を繰り返しつつ、先述の通り2017年2月まで引き続き併売されていた[注釈 35]。なお、中国仕様の前後のデザインは2012年モデルまで東南アジア仕様にほぼ準拠していた。
- 05-08 Toyota Corolla S.jpg
セダン 米国仕様 前期型
(ZZE130L) - 2003-2004 Toyota Corolla (ZZE122R) Conquest sedan 01.jpg
セダン 豪州仕様 前期型
(ZZE122R) - 2004-2007 Toyota Corolla (ZZE122R 5Y) Conquest sedan 02.jpg
セダン 豪州仕様 後期型
(ZZE122R) - Toyota Corolla Altis (ninth generation) (front), Serdang.jpg
セダン 東南アジア仕様
カローラアルティス
(ZZE121R) - Toyota Corolla EX facelift II China 2013-03-04.jpg
セダン 中国仕様
カローラEX
(ZRE120L)
10代目 E14#/15#型(2006年 - )
- 欧州仕様(E15#型)
- 2006年 - 2013年、豪州仕様(E14#R型):2007年 - 2013年、中国仕様(E15#型):2007年 - 2014年、米国仕様(E14#型):2008年 - 2013年、東南アジア仕様(E14#型・2代目カローラアルティス):2007年 - 2013年、韓国仕様(E15#型):2011年 - 2014年、南アフリカ仕様(E15#型・カローラクエストを含む):2007年 -
ボディタイプはセダンのみ。"Axio"は「品質」「価値」を意味するギリシア語の「AXIA(アクシア)」に由来する造語である。日本国内仕様[注釈 36]のカローラアクシオと大きく異なり、3ナンバーサイズで全長が130mm、全幅が65mm、全高が30mmとそれぞれ拡大されている(中国仕様)[注釈 37]。仕向け地や生産設備の都合で型番がE140型とE150型に分かれている。E150型はオーリスのプラットフォームをベースにしている[注釈 38]。日本・英国・ドイツ・フランス・イタリア[注釈 39]の計5国を除く世界各国で導入される。E140型で導入されているのは北米、中華圏特別行政区(香港・マカオ)、台湾、シンガポール、インドネシア、UAE向けなどである[注釈 40]。英国・ドイツ・フランス・イタリア以外で販売される一部の欧州仕様車(主に東欧向け)は1.4L 4ZZ-FE型VVT-i型および1.6L 1ZR-FE型DUAL VVT-i型の各ガソリンエンジンに加え、1.4L1ND-TV型SOHC8バルブおよび2.0L 1CD-FTV型DOHC16バルブの各インタークーラーターボ付直噴式ディーゼルエンジンを搭載する。日本向けのアクシオを除く日本国外仕様のカローラセダンはこの代より全て5穴ホイールとしPCDを140型は100mm、150型は114.3mmとしている[注釈 41]。南アフリカ仕様車に限りE170型が発売後も『カローラクエスト』とサブネームが付けられ、E170型カローラの廉価版として年次改良を繰り返しつつ、2016年現在も引き続き生産されている。搭載エンジンは1.6Lの1ZR-FE型Dual VVT-iエンジンのみとなる。
- 2006年11月 - 中国・北京で開催されたオートチャイナ(北京国際モーターショー)にて先行公開。中国仕様車の1.8Lは2ZR-FE型Dual VVT-iエンジンを搭載[注釈 42]。また、中国名が先代の「花冠」から「卡羅拉」に改名された。
- 2006年12月 - 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く一部の欧州市場で販売開始。
- 2007年12月27日 - 台湾で発売開始。台湾および東南アジア諸国向けは「カローラアルティス」の名称を継続。エンジンは従来型のZZエンジンの1.6Lと1.8Lが用意される。
- 2008年2月 - 米国で販売開始。エンジンは「XRS」を除く一般グレード用に1.8L 2ZR-FE型DUAL VVT-iエンジンが搭載され、「XRS」専用エンジンとして2.4L 2AZ-FE型VVT-iエンジンが搭載される。エクステリアデザインは基本的に欧州および中国向けなどのE150型カローラセダンと共通だがフロントグリルやバンパーなどのデザインが一部異なる。
- 2011年3月31日 - ソウルモーターショー2011初日に韓国で発表(韓国語で書くと「코롤라」、読み的には「コロラ」)。韓国トヨタを通じて同日発売開始。E150型が導入される。
- 2011年5月6日 - 北米にてマイナーチェンジに伴い、初音ミクを起用したプロモーションPVを自動車メーカーで初めて公開した[21]。
- 2013年2月 - 香港、およびマカオで販売終了。後継車は日本市場同様、カローラアクシオとなる。
11代目 17#型(2013年 - )
- 米国仕様:2013年 - 、豪州仕様(E17#R型)
- 2013年 - 、欧州仕様[注釈 43]:2013年 - 、東南アジア仕様(3代目カローラアルティス):2013年 - 、中国仕様:2014年 -
- 2013年6月6日(JST、2013年6月7日) - トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は米国カリフォルニア州において、北米市場専用の新型カローラを公式発表した。ボディタイプはセダンのみで同年1月に同国で開催された『デトロイトモーターショー13』に出品されたコンセプトカー「カローラフーリア」のデザインコンセプトがほぼ反映されている。これまで通り3ナンバーボディを継承するが、先代モデルに対し全長、および全幅、ホイールベースをそれぞれ拡大[22]。特に全長とホイールベースは先代モデルに対しそれぞれ100mm延長され、その大半は後席の居住空間に充てられ、また、全長・全幅に関しては後発の4代目プリウスよりもさらに全長が長く、全幅が広い。エンジンは1.8Lの「2ZR-FE」を基本とし、「S」のみバルブマチックを採用した「2ZR-FAE」を搭載する。トランスミッションには4速ATもしくはCVTと6速MTのほか、「S」には新開発のデュアルクラッチトランスミッション、「CVTi-S」を用意。
- 2013年6月7日 - 欧州・中国・東南アジア・中東・南米仕様を発表。北米仕様をベースとするも、フロントマスクが大幅に異なる。メカニズムの詳細についてはこの時点では発表されていないが、その後、ルーマニア、ハンガリー、キプロスなどで順次販売を開始した。
- 2013年10月7日 - 和泰汽車傘下の国瑞汽車を通じて台湾仕様を「カローラアルティス」の名で発表。欧州仕様をベースとする。全車2ZR-FEエンジン+Super CVT-iの組み合わせのみ。
- 2014年4月20日 - 北京モーターショーにて中国仕様の新型カローラ(今回は非ハイブリッド(ガソリン)車のほかハイブリッド車も存在する)、およびそのハイブリッド専用版にあたる中国専用の新型車種「レビン」を発表。前者は欧州仕様を、後者は北米仕様をそれぞれベースとする。
- 2015年4月1日 - 台湾において、国瑞汽車がカローラアルティスをベースに自社開発した「カローラアルティス X」を発表。カローラアルティスよりもスポーティな外観とすることで、若者をもターゲットとしている。尚、同車はトヨタ車をトヨタおよびトヨタ直系以外のメーカーが開発した初例である。
- 2015年10月 - 中国の広汽豊田において「レビンHEV」(中国国内完全生産ハイブリッド車)を発表。
- 2016年3月 - 欧州・中国・東南アジア・中東・南米仕様のマイナーチェンジを発表。
- 2016年9月 - 中国仕様の1.2L直噴ターボエンジンモデルを発表。
- 2018年4月25日 - 北京モーターショーにてE17#型セダンをベースとしたプラグインハイブリッド仕様の「カローラPHV」、および「レビンPHV」を世界初公開。2019年頃を目処に中国で発売予定。
- 2014 Toyota Corolla 1.8 LE (ZRE172), front left.jpg
北米仕様(前期型)
- 2014 Toyota Corolla 1.8 LE (ZRE172), rear right.jpg
北米仕様(前期型)リア
- 2014 Toyota Corolla S (1.8, CVT).jpg
北米仕様Sグレード
- 2016 Toyota Corolla Altis (ZRE172R) 1.6 sedan (2017-11-28).jpg
シンガポールでのカローラ・アルティス
- Toyota Corolla E170 China 2015-04-20.jpg
中国仕様
- Toyota Corolla E170 02 China 2015-04-06.jpg
中国仕様リヤ
- Toyota Levin 01 China 2015-04-10.jpg
レビン
- Toyota Levin 02 China 2015-04-10.jpg
レビンリア
- FAW Toyota Corolla Hybrid For 2015 Guangzhou Auto Show.jpg
中国HEV仕様
- GAC Toyota Levin Hybrid For 2015 Guangzhou Auto Show.jpg
中国広汽レビンHEV
12代目 E21#H型(2018年 -)
2018年3月30日発表。この代よりプラットフォームにTNGA(GA-Cプラットフォーム)が導入され、従来日本国内ではオーリスとして販売していたショートファーストバックスタイル(いわゆる2ボックススタイル)の5ドアハッチバックが、カローラシリーズの先陣を切って発売されることとなり、欧州専売の5ドアハッチバックである3代目オーリスの同型車種となる。なお、4ドアセダンは当面の間、従来の11代目モデル(日本・香港・マカオ専売の2代目アクシオを含む)を継続生産・販売するかたちとなる。
ニューヨーク国際自動車ショーで新型「カローラハッチバック」(北米車名)を初披露し、米国では「カローラiM」(旧・サイオンiM)の後継モデルとして、2018年7月以降を目途に2019年モデルとして発売し、日本では2018年6月下旬以降を目途にカローラ店で販売を開始すると23日に公式サイトで公式発表される。なお、カローラ店でトールワゴンを除くCセグメントクラスの純粋なハッチバック型乗用車が発売されるのは2006年10月に終売となったカローラランクス以来、11年8か月ぶりとなる。2018年6月26日、新型クラウンと共に正式発表。国内向けの正式車名は「カローラ スポーツ」であることが明かされる。日本仕様カローラで従来採用されてきたNCVエンブレムを置き換える新しいフロントグリルエンブレムも初披露された。[23][24]。
カローラアクシオ
カローラ アクシオ(COROLLA Axio )は、シリーズ10代目以降から登場したカローラセダンの日本国内の道路・交通事情に特化した車種として登場した小型自動車規格(5ナンバー)専用の派生車種である。カローラシリーズは便宜上、当車種についても本稿で扱う。なお、メディアによってはカローラアクシオが10代目・11代目と紹介される場合もあり、それも追記する。
初代(シリーズ通算10代目) E14#型(2006年 - 2012年)
キャッチコピーは『新しい尺度。』。この代より国外仕様のカローラと袂を分かち、更にプラットフォームが異なる車種となり、日本国内向けセダンはこの代よりサブネームが付いた「カローラ アクシオ」となる。国内向けワゴンは9代目に続き「カローラ フィールダー」の名称を継続する。全長、および全幅、ホイールベースに関しては後期型E120型セダンとまったく同じ寸法に据え置かれており、外観は先代のE120型のイメージを踏襲しつつ、よりスタイリッシュにアレンジしたデザインとなった。ボディのCd値は先代のE120型同様、0.29。アクシオとフィールダーは先代120型カローラのプラットフォームを改良の上流用。国内目標月間販売台数は6000台(フィールダーと合わせて12000台)と発表。エンジンは今回からすべてローラーロッカーアーム式に統一された1.5L車用の1NZ-FE型(VVT-i対応、110馬力(四輪駆動車は105馬力))エンジンが継続され、1.8L車用には新開発の2ZR-FE型(DUAL VVT-i対応、136PS(四輪駆動車は125PS))エンジンが搭載。パワーステアリングは前輪駆動車、四輪駆動車問わず全車に電動式パワーステアリングが採用され、オートマチックトランスミッションは全車Super CVT iが採用された。このうち、1.8L車には7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック付のSuper CVT iが採用される。また、1.5Lモデルの前輪駆動車に5速MTも用意される。四輪駆動車はアクシオの最上級グレードの「1.8 LUXEL αエディション」を除く全てのグレードに設定されている。これにより「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を全車で達成するとともに1.5Lの前輪駆動のCVT車に限り「平成22年度燃費基準+10%」を同時に達成した。発売当初は法人向けの「1.5 X ビジネスパッケージ」を除き、全車にカラーバックモニター機能付5.8インチ液晶ディスプレイとCDオーディオ、前後ドアスピーカー(1.5L車は4スピーカー、1.8L車は6スピーカー)が標準装備されていた。メーカーオプションのHDDナビゲーションシステムは、バックモニター機能付6.5インチ液晶ディスプレイとなる。アクシオの場合、車体製造に関しては高岡工場のほか、今回より関東自動車工業(現・トヨタ自動車東日本)に代わりセントラル自動車(現・トヨタ自動車東日本)が車体製造を担当。また、国内専用のカローラシリーズはこの代よりフィールダーから先行開発されることとなり、事実上、フィールダーの逆派生車扱いとなる[25]。
- 2006年10月10日 - モデルチェンジ。CMキャラクターは明石家さんま・浅田美代子(フィールダーは引き続き木村拓哉)。
- 2007年8月22日 - 「1.5 X」をベースにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、サイドドアミラー内蔵LEDターンシグナルランプを特別装備した特別仕様車「1.5 X HID SELECTION」を発売。
- 2007年10月1日 - E140型アクシオがグッドデザイン賞を受賞[26]。
- 2008年4月24日 - 1.5Xをベースにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、インパネクラスター用木目調ベゼル、ドアスイッチベース用木目調ベゼルが特別装備した特別仕様車「1.5 X Special Edition」を発売。
- 2008年10月28日 - マイナーチェンジ。同日より発売。ボディの寸法(スリーサイズ)は前期型と同一。四輪駆動車の4WDデカールの貼り付け位置が変更、「1.8 LUXEL αエディション」を除く全車にオーディオレス仕様のグレードを拡大、特に法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」および個人向け中堅グレード「1.5 G」の主要装備がそれぞれ大きく厳選[注釈 44]され、「1.5 X」のドアスピーカーが前期型の4スピーカー(前後ドア)から一転し、2スピーカー(前ドアのみ)に変更された。事実上、希望小売価格が「1.8 LUXEL αエディション」を除く各グレードで数千円(「1.5 X」前輪駆動・5MT車) - 数万円(「1.5 G」前輪駆動・CVT車)程度値下げされた形となった。CMキャラクターは山本寛斎・未來親子。
- 2009年1月14日 - 「1.5 X」の前輪駆動車の5MT仕様をベースにタコメーター、ドライブモニター、本革巻き3本スポークステアリング[注釈 45]、エアロパーツ、215/45R17 87Wラジアルタイヤ・17インチアルミホイール、15インチ対応フロント用大径ディスクブレーキローター、専用スポーツサスペンション[注釈 46]などが追加装備され、インタークーラーおよび専用ECU、IHI製ターボチャージャーなどが装着された1NZ-FE型エンジン[注釈 47]を搭載したTRDオリジナルのコンプリートカー『カローラアクシオ "GT"(TRD Turbo)』が追加。同年2月9日より販売開始[注釈 48]。車体色はスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカの計3色のみの設定で、内装色はグレーのみの設定となる。ワンメイクN2レース用カローラアクシオGTも発売、詳しくはTRDホームページ参照
- 2009年10月5日 - 一部改良。1.5L・前輪駆動・CVT車において、エンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御を改良し、燃費を向上(0.4km/L向上)。これにより、「平成22年度燃費基準+15%」を達成。このうち、「1.5 G」には新たにサイドドアミラー内蔵LEDターンシグナルランプに加え、木目調のセンタークラスター・パワーウインドウスイッチベース、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイールおよびシフトノブを採用し、高級感をさらに高めた。ただし、同グレードの前輪駆動車用のタイヤおよびホイールの各サイズに関しては2008年10月-2009年9月までの仕様からそのまま据え置かれている。また、TRDオリジナルのコンプリートカー「カローラアクシオ "GT"(TRD Turbo)」には新たにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプが採用されたほか、発売当初の215/45R17 87Wラジアルタイヤ・17インチアルミホイールから195/55R16 87Vラジアルタイヤ・16インチアルミホイールに格下げとなり、ターボチャージャーレス(自然吸気エンジン)仕様[注釈 49]の「カローラアクシオ "GT"(TRD Sportsパック)」も架装メーカーオプションで選択可能となった[注釈 50]。これに伴い、「1.5 X」をベースにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、コンライト、運転席/助手席バニティミラー付サンバイザー、4スピーカー(前後ドアスピーカー)などを特別装備した特別仕様車「1.5 X HID Limited」も同時発売された。
- 2010年4月26日 - 一部改良。1.5L・前輪駆動車・CVT車においてエンジンやトランスミッションの最適化を行い、また、1.8L車は新世代エンジン動弁機構「バルブマチック」を搭載した2ZR-FAE型に置換したことで燃費を向上(1.5L・前輪駆動・CVT車と1.8L・前輪駆動車は1.4km/L、1.8L・四輪駆動車は1.2km/Lそれぞれ向上)。これにより、1.5L・前輪駆動車・CVT車は「平成22年度燃費基準+25%」、1.8L・前輪駆動車は「平成22年度燃費基準+15%」、1.8L・四輪駆動車は「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成した。また、特別仕様車「1.5 X HID Limited」、および法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」を含む1.5L・前輪駆動車全てのタイヤおよびホイール、フロントディスクブレーキローターの各サイズが15インチに統一され[注釈 51]、1.8L車にはステアリングオーディオスイッチを追加し、操作性を向上させた。この一部改良に伴い、1.8L・前輪駆動車をベースに吸排気系や足回りをチューニングした架装車両の「Sports M」は廃止された。
- 2011年3月29日 - セントラル自動車相模原工場でのE140型カローラアクシオの生産を終了。同工場の閉鎖後は後述のセントラル自動車大衡工場へ全て移管となる。
- 2011年4月下旬 - セントラル自動車大衡工場(現・トヨタ自動車東日本大衡工場(本社))でのE140型カローラアクシオの生産を開始。
- 2011年5月20日 - トヨタカローラ店のチャネル創立50周年を記念した特別仕様車「1.5G"Classico(クラシコ)"」[注釈 52]を発表(6月14日販売開始)。本仕様は「1.5G」をベースに、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)付)と運転席快適温熱シートを装備し、本革巻き+専用木目調加飾の4本スポークステアリングホイールとシフトノブ、専用木目調加飾パネルのセンタークラスター&パワーウインドウスイッチベース、ジャカードモケット・ブラウンパイピング入りの専用シート表皮を採用し、充実装備と上質感を備えた仕様である。ボディカラーは専用色のグレイッシュブルーメタリックを含む5色を設定した。トランスミッションは前輪駆動、四輪駆動共にSuper CVT iのみの設定となる。
- 2011年10月12日 - 「1.5X」をベースに、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)付)を特別装備するとともに、スマートエントリー&スタートシステム、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、運転席・助手席バニティミラー付サンバイザー(運転席チケットホルダー付)を採用し、利便性・快適性能を向上。さらに、外気温などを確認できるドライブメーター、タコメーター、フロントパーソナルランプなどを装備した特別仕様車「X"HID Extra Limited"」を発売。ボディカラーは専用色のダークグレーマイカを含む5色を設定した。先述の特別仕様車の「1.5G"Classico"」同様、トランスミッションは前輪駆動、四輪駆動共にSuper CVT iのみの設定となる。
- 2012年3月 - TRDオリジナルコンプリートカー「カローラアクシオ "GT"(TRD Turbo)」の受注を終了。
- 2012年5月10日 - フルモデルチェンジに伴い、国内向けのE140型カローラアクシオ販売終了(ただし1.5L 前輪駆動のCVT車のみ同年6月10日販売終了)。
- 2006-2008 Toyota Corolla Axio rear.jpg
前期型1.5 X(四輪駆動・リア)
- 2008 Toyota Corolla Axio (NZE141) 1.5X sedan (2016-01-06) 01.jpg
後期型(一部改良前)1.5 X
(NZE141)
(2008年10月-2010年4月) - 2008 Toyota Corolla Axio (NZE141) 1.5X sedan (2016-01-06) 02.jpg
後期型(一部改良前)1.5 X(リア)
- 2006 Toyota Corolla-Axio 02.jpg
前期型1.8 LUXEL(ZRE142)
(2006年10月-2008年10月) - 2006 Toyota Corolla-Axio 03.jpg
前期型1.8 LUXEL(リア)
グレード
※2010年4月以降の後期最終型での場合
- 1.5 X "ビジネスパッケージ"
- 法人ドライバー向けに特化した最廉価グレード。ハロゲンランプ(マルチリフレクター)、液晶式オドメーター/ツイントリップメーター(瞬間燃費測定計機能あり)・LED式エコドライブインジケーターランプ(負圧表示灯)付(前輪駆動・5速MT車は除く)アナログメーター(タコメーターは非装備)、マニュアルエアコン、リアガラスアンテナ等が装備されている。ただしパワーウィンドウは未装備(ただしメーカーオプションで設定あり)。このほか15インチタイヤ&15インチホイールが(185/65R15 88S & 15×5.5Jスチール)標準装備となる。このグレードに限りフロントエンブレムが「NCV」をモチーフとしたエンブレムではなく、トヨタのCIが用いられたエンブレムが装着され、さらにラジエターグリルとサイドドアアウターハンドルがそれぞれ未塗装(無地ブラック)となる。ボディカラーはスーパーホワイトII(040)とシルバーメタリック(1F7)の2色に限定され、インテリアカラーはグレーのみとなる。
- 1.5 X
- (オーナードライバー向けの)基本グレードにして最量販グレード。1.5 X "ビジネスパッケージ"同様、タコメーターなしの液晶式オドメーター/ツイントリップメーター(瞬間燃費測定計機能あり)・LED式エコドライブインジケーターランプ(負圧表示灯)付(前輪駆動・5MT車は除く)アナログメーター[注釈 53]とマニュアルエアコン、リアガラスアンテナの標準装備が基本だが、これに加え、「NCV」エンブレム付メッキモールディングフロントラジエターグリル、パワーウィンドゥ、マニュアルエアコン、2スピーカー(オーディオレス)、ワイヤレスドアロック・リモート・コントロール、ブラックアウトドアサッシュ、カラードサイドドアアウターハンドル、上下調整式トリプル(左右・中央)リヤヘッドレスト等が装備されている。
- 1.5 G
- オーナードライバー向けに特化した上級グレード。Xの装備に加えて、タコメーター付アナログメーター、オートエアコン、4スピーカー(オーディオレス)、スライド機能付コンソール・ボックス、バニティミラー付サンバイザー、リアセンターアームレスト等を装備した中堅グレードである。
- 1.8 LUXEL(ラグゼール)
- オーナードライバー向けに特化した最上級グレード。リア・スポイラー、オプティトロン・メーター、温熱フロント・シート、6:4分割可倒式リアシート(トランクスルー機構付)、スマートキー、ディスチャージヘッドランプ、フロント・フォグランプ等の各種豪華装備が装着された上級グレードである。1.5Lモデル同様15インチタイヤ&15インチホイールが採用されるがタイヤサイズのみ異なる(185/65R15 88S → 195/65R15 91S)。またメーカーオプションで15インチタイヤ&15インチアルミホイール(195/65R15 91S & 15×6J)の装着設定がある。
- 1.8 LUXEL αエディション
- LUXELの主要装備に加えて、SRSサイド・エアバッグ・カーテンシールドエアバッグ、VSC&TRC、プリクラッシュ・セーフティー・システム、5.8型ディスプレイ・CDオーディオ(4スピーカー)、インテリジェント・パーキング・アシスト、レーダークルーズコントロールが追加されたプレミアム仕様である。
2代目(シリーズ通算11代目) E16#型(2012年 - )
キャッチコピーは『コレカラカローラ』。フィールダーとともにフルモデルチェンジ。型式は先代をベースとした輸出仕様がE150型を名乗るため、E160型となる。国内目標月間販売台数は3、000台(発表当時。フィールダーは同4、000台)。国内向けの(のち香港・マカオ向けも)カローラとしてはこの代よりコスト削減および小型・軽量化を前提とした理由でこれまでのMCプラットフォームからヴィッツ系プラットフォームのBプラットフォームに変更された。先々代のE12#後期型および先代のE14#型のボディサイズがミドルセダンの下限値に達するほど大型化してしまった反省から、先代と比べて全長を50mm短縮させた。全長を短縮させたのはカローラ史上初のことである。このことから先代アクシオ以上に国外向けのカローラとは完全に独立して独自の進化を遂げていくことになる。最小回転半径は4.9mにし取り回し性を向上。ボディのCd値は0.28を達成しており、エンジンは1,300ccにはダイハツ工業と共同開発した新開発(当時)の1NR-FE型直列4気筒DOHC16バルブ・Dual VVT-iガソリンエンジンが搭載され、1500ccには改良を重ね着実に熟成された自社オリジナルの1NZ-FE型直列4気筒DOHC16バルブ・VVT-iガソリンエンジンが先代アクシオから引き続き搭載。このうち、1,500ccの前輪駆動車に限り5速MTも選択できた。四輪駆動システムはアクティブトルクコントロール4WD。インテリアではインパネ・Gグレード以上のドアトリム上部のソフトパッドが廃止されたほか、「1.5LUXEL」以外の下位グレードのリアシートの形状がヘッドレスト付きのローバックリアシートからヘッドレスト一体化のハイバックリアシート[注釈 54]に変更され、内装そのもののコストダウンが顕著となっている。「1.3X"G EDITION"」を除く「X」系グレードにはタコメーターが省略された1眼メーターが標準装備となる。前期型では端正だがやや寸詰まり感の強いスタイリングと質感が低下したインテリアが不評で、翌年のハイブリッドモデル追加や2015年3月のマイナーチェンジと、大幅にテコ入れされることとなる。先述の通りこのE160型アクシオはBセグメント用プラットフォームが用いられたため、結果的にかつて同社から発売されていたターセルセダン/コルサセダン、およびプラッツ、ベルタや現在日本国外専売車種として発売されているヴィオス、およびヤリスセダン/サイオン・iA(2017年モデルよりヤリスiAに改称)、エティオスなどのクラスとほぼ同じ位置づけとなっている。 生産拠点は先代モデル(E140型カローラアクシオ)の後期最終型から引き続き、宮城県のトヨタ自動車東日本大衡工場(本社。旧・セントラル自動車大衡工場)が担当する。当初は後述のベルタの廃止に伴いカローラ店も含めたトヨタ全店で販売する計画であったが見送られた。
- 2012年5月11日 - フルモデルチェンジ(1.5L・前輪駆動・CVT車は少し遅れて6月11日販売開始)。今回の小型化および1.3L車の追加により、今までの日本国内でのトヨタブランド最小の4ドアセダンであったベルタ(輸出名:ヤリスセダン(初代)[注釈 55]/ヴィオス(2代目))は後継車を日本では販売せずにアクシオに車種統合した(海外はフルモデルチェンジして継続)。
- 2012年11月28日 - JNCAP 2012年度自動車アセスメント(前期)において、「JNCAP新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を獲得。2011年度から導入された新・安全性能総合評価に基づく同賞で、排気量1,500cc以下の小型セダンでの受賞は、当車種が初となる[28]。
- 2013年2月 - 香港、およびマカオが導入開始[注釈 56]。なお、1.5Gのフロントグリルのエンブレムは「1.3/1.5X "ビジネスパッケージ"」を除く国内向けの2代目カローラアクシオ同様、「NCV」をモチーフとしたエンブレムが採用される。
- 2013年8月6日 - ハイブリッド車(型式・NKE165)を追加。ハイブリッド車の国内目標月間販売台数は1,000台(発表当時)を目標としている。ハイブリッドシステムは3代目プリウスやアクア、さらに同時発表されたカローラフィールダーハイブリッド(以下「フィールダーHV」)などと同様、「リダクション機構付THS-II」を採用。メカニズムもアクアとほぼ同一(カローラ向けにチューニングされている点を除けば、エンジンとモーター、燃料タンクとバッテリーの容量と配置、さらにはゲート式のフロアシフトまで共通)である。燃費性能はJC08モードで33.0km/L(平成27年度燃費基準+20%達成)を実現した。ただしメーターパネルはプリウスやアクアなどのデジタル式のメーターに対し、アクシオHVとフィールダーHVではいずれも4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイのほか、ハイブリッド車の普及を念頭に従来の非ハイブリッド車(ガソリン車・ディーゼル車)からの乗換を前提とした保守的なユーザーに配慮する理由でタコメーター付のアナログ式2眼メーターが用いられる(レクサスブランドを除くTHS直系のトヨタのハイブリッドカーとしてタコメーターが標準で装備されるのは史上初となる)[29]。ハイブリッド化に伴い、ボディの後方部分のスポット溶接の箇所を最大48か所に増し打ちし、ボディ剛性を強化し乗り心地や静粛性を向上させた。外観はカローラシリーズ専用のNCVエンブレムにシナジーブルーが施され、メッキを施した専用フロントグリルを採用することで非ハイブリッド車と差別化され、ボディカラーも非ハイブリッド車と同一のラインナップに加え、ハイブリッド専用色として新色の「ライトブルーメタリック」も設定される。なお、同社としての5ナンバーサイズの3ボックス型セダンを用いたハイブリッドカーとしては1997年12月に販売を開始し、2003年8月に販売を終了した初代プリウス(NHW10/11型)以来、10年ぶりに投入される事となった。
- 2015年3月30日 - マイナーチェンジ(同年4月1日販売開始)[30]。トヨタ車では初となるレーザーレーダーとカメラを組み合わて高い認識性能と信頼性を両立し、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)・レーンディパーチャーアラート(LDA)・オートマチックハイビーム(AHB)をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C」を「1.5G」と「HYBRID G」に標準装備、「1.3/1.5X(「ビジネスパッケージ」を含む)」と「HYBRID」にメーカーオプション設定。併せて、シフト操作時における急発進を抑制するドライブスタートコントロールや緊急ブレーキシグナルを全車標準装備して安全面を強化した。前期型で不評であった外観は「モダン」と「スポーティー」をテーマにデザインされ、前期型でカローラフィールダーと別意匠のフロントグリル(ただしハイブリッド車用は除く)を装着することにより差別化が図られていたが、今回のマイナーチェンジでカローラフィールダーとほぼ同一の意匠(キーンルック)となった。フロントバンパーのロアグリルを拡大し、アッパーグリルからヘッドランプへ連続したメッキ加飾を施し、サイドへ流れるバンパー下端の造形を採用し北米向けカローラ(11代目)やカムリ(9代目後期型)、果てはカテゴリーが全く異なるエスティマ(3代目後期型)やタンク(ダイハツ・トールのOEM)などもに通じるフロントマスクとなった。リアビューはテールランプとリアバンパー形状を変更。内装色はシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラックで統一され、「1.5G」と「HYBRID G」のステアリングホイールやシフトノブの本革巻きにスムースシボを採用。CVT車は運転席にフットレストを標準装備した。ボディカラーには「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(有料色)」を追加し、シート表皮の色には「1.5G」、および「HYBRID G」にそれぞれフラクセン(ベージュ)を追加設定した。また、今回より非ハイブリッド車もボディの後方部分のスポット溶接の溶接箇所を数十か所増し打ちし、ハイブリッド車とほぼ同様にボディ剛性を強化し乗り心地や静粛性を向上させたほか、2014年4月にマイナーチェンジを実施した3代目後期型ヴィッツ同様、足回りにおけるコイルスプリングとショックアブソーバーの改良を実施したことで高次元でのハンドリング性能(操舵安定性能)を向上させた。1.5Lガソリン・前輪駆動・CVT車はハイブリッド車に採用されているアトキンソンサイクルやVVT-iEを搭載した2NR-FKE型に置換し、オプション設定となっていた「Stop & Start System」を標準装備化。JC08モード燃費23.4km/Lを達成してハイブリッドカーを除く既存の排気量1.5Lクラスの自然吸気仕様のガソリン登録車としてはトップの燃費性能となった。ハイブリッド車もハイブリッドシステムの高効率化により燃費を向上し(33.0km/L → 33.8km/L)、1.5Lガソリン・前輪駆動・CVT車は「平成32年度燃費基準」、ハイブリッド車は「平成32年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成した。これに伴い非ハイブリッド車のグレード体系が見直され、非ハイブリッド車の各最上位グレードである「1.3X"G EDITION"」、および「1.5LUXEL」をE120型前期型 - E160型前期型まで中堅グレードとして設定されていた「1.5G」に集約・統合することで共に廃止し、3グレード体系に整理された(ハイブリッド車はこれまで通り2グレード体系)。尤も、E80型セダン以来続いてきた最高価格帯グレード[注釈 57]に必ず標準装備されていた6:4分割式トランクスルー機構が事実上消滅する形となった。このマイナーチェンジに伴い、CMキャラクターには前期型に起用された小栗旬に代わり、新たに木村拓哉を起用した[注釈 58]。
- 2015年4月 - 香港、およびマカオでマイナーチェンジ。このマイナーチェンジに伴い、新たにハイブリッド車が追加された。
- 2015年6月 - 「Toyota Safety Sense C」を標準搭載したE160型カローラアクシオの「HYBRID G」がJNCAP予防安全アセスメントで最高評価の「先進安全車プラス(ASV+)」を排気量1,500cc以下の小型セダンで初めて獲得。全46点満点中、満点の評価となった[31][32]。
- 2016年5月10日 - カローラシリーズの生誕50年を記念した特別仕様車「1.5G"W×B(ダブル バイ ビー[注釈 59])"」、「HYBRID G"W×B"」を発売[33]。2012年12月から[注釈 60]カローラフィールダーにラインナップされている「W×B」のカローラアクシオバージョンの位置づけで、「1.5G」・「HYBRID G」をベースに、外観はアッパー部分にスモーク塗装とメッキ加飾、ロア部はメッキ加飾のドットパターンとした専用フロントグリル、Bi-Beam LEDとLEDクリアランスランプ(ブラックエクステンション)を組み合わせたヘッドランプを採用し、サイド部分にはカラードサイドマットガード(サイドスカート)、アルミホイール[注釈 61]を特別装備。内装ではフロントシートにファブリックと合成皮革コンビネーションとしたスポーツシート、ステアリングとシフトノブにピアノブラック加飾の本革巻きをそれぞれ採用し、随所にホワイトステッチやピアノブラック加飾を施した。装備面ではスマートエントリー&スタートシステムなどを特別装備する。ボディカラーは「ブラックマイカ」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」に加え、カローラフィールダー「W×B」の専用色である特別設定色「クールボルドーガラスフレーク」を加えた3色を設定する。
- 2016年7月11日 - E160型カローラアクシオでは前述の「"W×B"」シリーズに続く生誕50年記念特別仕様車「HYBRID G"50 Limited(ゴーマル リミテッド)"」を発表(9月1日販売開始[注釈 62])[34]。「HYBRID G」をベースに、デザイン部で保管されてきた初代カローラのカラーサンプルをもとに今日の技術によって忠実に再現した赤を合成皮革スポーツシート(シートそのものの形状は基本的に「"W×B"」シリーズ用とほぼ共通)をはじめとする内装に採用し、初代モデルに採用されていた花冠エンブレムをシートの背もたれやリア車名エンブレムの下に配置した。外観はフロントロアグリルをアクシオ/フィールダー「"W×B"」シリーズと共通のドットパターンに変更したほか、Bi-Beam LEDヘッドランプを特別装備し、タイヤサイズを185/55R16 83Vに変更し、サイズ変更に合わせてアルミホイールも16×5½Jにサイズアップした。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ブラックマイカ」の2色を設定する。なお、E160型カローラアクシオ「HYBRID G"50 Limited"」は同年8月5日 - 8月7日までの3日間、千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセにて開催された日本国内の自動車文化、および歴史を名車とともに紹介するイベント「オートモビル カウンシル 2016」にE10型カローラ1100DX(前期型2ドアセダン)、およびTE27型カローラレビン(後期型)、TE71型カローラ1600GT(前期型4ドアセダン)とともに出展された[35][36]。
- 2016年11月5日(補足) - 日本国内でのカローラシリーズの発売開始から50年を迎えた。
- 2017年10月11日 - 2度目のマイナーチェンジ[37]。2016年5月に特別仕様車として発売された「1.5G"W×B"」と「HYBRID G"W×B"」がカタロググレードに昇格。その上で、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)が新たに採用され、「1.5G」と「HYBRID G」(其々の「W×B」を含む)に標準装備、それ以外のCVT車全グレードにオプション設定。また、「1.5G」CVT車ではメーター意匠が変更[38]されており、従来はグレード別設定(メーカーオプション設定または標準装備)だった「Toyota Safety Sense C」を全車に拡大して標準装備された。さらに、「W×B」に標準装備されているスマートエントリー&スタートシステムを「HYBRID G」にも拡大して標準装備、「1.5G」にメーカーオプション設定され、クルーズコントロールを「HYBRID G」と「HYBRID G"W×B"」に標準装備された。外観はフロントバンパーやグリルを意匠変更し、内装は「X」系グレードと「HYBRID」を除く全グレードの助手席インストルメントパネルにメッキ加飾が施され、「X」系グレードと「HYBRID」はシート色がブラックに変更された。ボディカラーは「メローシルバーメタリック」と「ダークブルーマイカ」を廃止する替わりに、従来は「W×B」専用色だった「クールボルドーガラスフレーク(オプションカラー)」を「X」系・「1.5G」・「HYBRID」・「HYBRID G」専用色に移行し、「アバンギャルドブロンズメタリック」を設定した。「W×B」は、外観はグリルをメッシュパターンに変更し、リアスポイラーを新たに採用。内装はシート表皮が変更され、シートバックにはグレーのストライプ加飾を施した。また、既にフィールダー「W×B」で設定されている専用シート色ホワイトをメーカーオプションで新たに設定した。ボディカラーは設定グレードが変更された「クールボルドーガラスフレーク(オプションカラー)」に替わり、新たに専用色(オプションカラー)の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」と「センシュアルレッドマイカ」を追加し、4色展開となった。ハイブリッド車は制御改良により燃費性能が向上され、34.4km/L(JC08モード燃費)を達成した。なお、中期型以前まで「G」系グレード以上で標準装備されていたタコメーターは今回のマイナーチェンジより1.5Lの前輪駆動の5MT仕様車を除く「X」系グレードもインテリジェントクリアランスソナー、およびマルチインフォメーションディスプレイ付き3眼メーターとセットでメーカーオプション[39]として設定されるようになった。
- 2018年2月1日(補足) - 教習車「トヨタ教習車」が公式発表され、同日より販売が開始された[40][41]。外観や主要装備はカローラアクシオの「1.5 X」に準じるが、タコメーターが装着されており、フロントのエンブレムがトヨタのCIに変更され、リアは車名エンブレムが省かれている。また、教習車特有の装備として、指導員用インジケーターランプ(サイドターン&ブレーキ)や指導員用ドアミラーが追加されている違いがある。なお、「トヨタ教習車」は2017年5月で受注受付が終了となったコンフォートの教習車仕様[注釈 63]の後継車種となる関係上、取扱店はトヨペット店となる。
- 2018年4月 - 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense C」から、「Toyota Safety Sense」に変更している[42]。(公式発表無し)
- 2013 Toyota Corolla-Axio-Hybrid 01.jpg
2013年8月登場型 HYBRID(NKE165)
- 2013 Toyota Corolla-Axio-Hybrid 02.jpg
2013年8月登場型 HYBRID(リヤ)
- Toyota Corolla Axio Hybrid (NKE165) rear.JPG
2013年8月登場型 HYBRID G(リヤ)
- TOYOTA COROLLA AXIO E160 01.JPG
2012年5月登場型 1.3X(NRE160)
- TOYOTA COROLLA AXIO E160 02.JPG
2012年5月登場型 1.3X(リヤ)
- Toyota Corolla Axio (E160) front.JPG
2012年6月登場型 1.5X "ビジネスパッケージ"
(NZE161) - 2015 toyota corolla axio hybrid g.JPG
2015年4月改良型 HYBRID G フロント
- 2015 toyota corolla axio hybrid g rear.JPG
2015年4月改良型 HYBRID G リヤ
- TOYOTA COROLLA AXIO HYBRID G WxB 20170509 02.jpg
2015年4月改良型 HYBRID G(リヤ)
※ 画像は特別仕様車「HYBRID G"W×B"」 - Toyota COROLLA Axio HYBRID G"W×B" (DAA-NKE165-AEXEB) rear.jpg
2017年10月改良型 HYBRID G"W×B"(リヤ)
グレード
※2015年4月改良型での場合
非ハイブリッド車(ガソリンエンジン車)の「X "ビジネスパッケージ"」(1.3L、1.5L)、「X」(1.3L、1.5L)、「G」(1.5Lのみ)、およびハイブリッド車の「HYBRID」、「HYBRID G」の計5グレードの構成となっている。先述の通り、前期型ではこれらのグレードのほか、「1.3X "G-EDITION"」と「1.5LUXEL」がそれぞれ存在していた。
- 1.3/1.5X "ビジネスパッケージ"
- 法人ドライバー向けに特化した非ハイブリッド車の最廉価グレード。ハロゲンランプ(マルチリフレクター)、液晶式オドメーター/ツイントリップメーター(外気温計/瞬間燃費測定計機能あり)・LED式エコドライブインジケーターランプ(負圧表示灯)付(前輪駆動の5速MT車は除く)単眼メーター(ドライブモニター付、タコメーター、および水温計は省かれている[注釈 64])、マニュアルエアコン、リアガラスアンテナ、パワーウィンドウ(全ドアワンタッチ式・キーOFF後作動機能・挟み込み防止機能付)、ブラックアウトドアサッシュ、カラードサイドドアアウターハンドル、ラゲージドアオープナー[注釈 65]等が装備されている。1.3Lと1.5Lとも装備は共通であるが1.3Lモデルはタイヤ&ホイールが各14インチ(175/70R14 84S & 14×5Jスチール)、1.5Lモデルはタイヤ&ホイールが各15インチ(175/65R15 84H & 15×5Jスチール)となる。「NCV」エンブレム付フロントメッキグリル[注釈 66]が標準装着となるものの、リヤトランクリッドは無地のブラック(未塗装)となる。先述の通りカーテンエアバッグは最初から装備されていない。ボディカラーはスーパーホワイトII(040)とシルバーメタリック(1F7)の2色に限定され、インテリアカラーはシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラック(前期型はブラック/グレー)で統一される。
- 1.3/1.5X
- 非ハイブリッド車の基本グレードにして最量販グレード。X "ビジネスパッケージ"の装備に加えて、上下調整式中央席リヤヘッドレスト、メッキ加工リヤトランクリッドなどが装備されているグレードである。1.3Lと1.5Lとも装備は同一であり、メーカーオプションで「ナノイー」付オートエアコンを装着する事が可能ある。インテリアカラーはシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラック(前期型はブラック/グレー、もしくはブラック/ベージュ)で統一される。
- 1.5G
- オーナードライバー向けに特化した非ハイブリッド車としての最上級グレード。Xの装備に加えて、「Toyota Safety Sense C」、および部分メッキ&カラードサイドドアアウターハンドル、サイドドアベルトメッキモールディング、撥水機能付UVカット・ガラス(フロントドア)、タコメーター&アナログフェールメーター(燃料残量計)[注釈 67]付3眼メーター、本革巻きステアリング(オーディオコントロール対応)、本革巻きシフトノブ[注釈 68]、「ナノイー」付オートエアコン、部分ファブリック巻きインパネ、ドアトリムアッパー、スライドアームレスト機能付センターコンソールボックス(フタ付)、4スピーカーなどが装着されている。更に今回のマイナーチェンジよりフィールダー譲りのブラックを基本としたスポーティーなインテリアデザイン(ただしピラートリムとルーフ内張りは除く。前期型はブラック/ベージュ、もしくはブラック/グレーを基本としたラグジュアリーなインテリアデザイン)が用いられており、シート表皮のカラーはブラックが基本だが、メーカーオプションでフラクセン(ベージュ)を選択することも可能である。このほかメーカーオプションで「Bi-Beam(バイビーム)」LEDヘッドランプパッケージ[注釈 69]、および15インチタイヤ&15インチアルミホイール(175/65R15 84H & 15×5J)の装着設定がある([注釈 70]この設定に関しては後述するHYBRID Gも同様)。
- HYBRID
- ハイブリッド車の基本グレード。1.5Xの装備に加えて、フロントグリルがハイブリッド専用デザイン(フィールダーHV用と共通)になる以外にアナログ式タコメーター、および4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ[注釈 71]付2眼式アナログメーター、「ナノイー」付オートエアコンなどが装備される。このほか、メーカーオプションでシートヒーターの装着設定がある。
- HYBRID G
- オーナードライバー向けに特化したハイブリッド車の最上級グレードにして最量販グレード。HYBRIDの装備に加えて、「Toyota Safety Sense C」、およびドアベルトメッキモールディング、部分メッキ&カラードサイドドアアウターハンドル、本革巻き3本スポークステアリングホイール(オーディオコントロール対応)&シフトノブ、ファブリック表皮、スライドアームレスト機能付センターコンソールボックス(フタ付)、4スピーカーなどが装備される。このほか、メーカーオプションでシートヒーターのほかに非ハイブリッドモデルの「1.5G」同様、15インチタイヤ&15インチアルミホイール(175/65R15 84H & 15×5J)の装着設定、および「Bi-Beam」LEDヘッドランプパッケージなどの装着設定がある[注釈 72]。マイナーチェンジ以前から引き続きフィールダー譲りのスポーティーなインテリアデザインが用いられているが、今回のマイナーチェンジよりシート表皮のカラーを基本カラーのブラックのほか、メーカーオプションでフラクセン(ベージュ)を選択することも可能である。基本装備は非ハイブリッドモデルの「1.5G」にほぼ準拠している。
モータースポーツ
- 初代(E1#型)
- 1967年頃からツーリングカーレースやラリーに登場。ツール・ド・ニッポン、東北ラリーなどで優勝を挙げた[43]。
- 4代目(E70#型)
- プライベーターの運用により、イギリスツーリングカー選手権(BTCC)に参戦。1982年にウィン・パーシーがドライバーズチャンピオンに輝いている[44]。
- 5代目(E8#型)
- 1984年10月 - カローラFX(ハッチバックモデル)が全日本ツーリングカー選手権で活躍。同クラスのシビックと死闘を繰り広げた。1986年には、仙台ハイランドレースウェイで行われたレースでカローラFXが総合優勝を果たしている。またBTCCでも、後輪駆動のAE86と前輪駆動のカローラFXが争う様子が動画に残されている[45]
- 7代目(E10#型)・8代目(E11#型)
- 全日本ツーリングカー選手権が競技車両規定変更よりスーパーツーリングカーを採用した際、1994年は7代目 E100型セダン、1995年 - 1997年までは8代目 E110型セダンをベースにしたマシンが製作され参戦していた。
- 欧州仕様の3ドアハッチバックをベースにした、WRカー規定のカローラWRCが世界ラリー選手権で活動した。1997年終盤のラリー・フィンランドでデビュー。1998年開幕戦のラリー・モンテカルロで初優勝を挙げ、スバルを破ってドライバー・マニュファクチャラーズで年間2位を獲得。1999年にはマニュファクチュアラーズチャンピオンとなった。ライバルのスバル・インプレッサWRCや三菱・ランサーエボリューションに比べると絶対的なスピード面では一歩譲ったものの、ターマック、グラベル、スノーなどあらゆる路面で安定した速さを見せた。特にハンドリングのよさ、マシンセッティングのしやすさは抜群で、トヨタのWRC撤退後もセバスチャン・ローブやヤリ=マティ・ラトバラなどの若者やプライベーターに好んで用いられた他、2000年・2001年のヨーロッパラリー選手権も連覇した。
- E12/E13型
- 初代カローラアクシオ(E14#型)
- 2009年7月12日 - 富士スピードウェイで開催されている富士チャンピオンレースで、E140型アクシオの競技用車両を用いた『カローラアクシオGTクラス』が設立された。車両規定はJAF N2クラスに準じており、TRDのコンプリートカー「GT」をベースに専用のエアロパーツや足回りを装備。競技用のワンメイクタイヤにはADVAN(横浜ゴム)が供給された[46]。しかしエントラントが全くと言っていいほど集まらず、出走台数は最大でも3台[注釈 73]に留まるなど厳しい運営状態が続き、2013年度を最後に消滅した。
- 2009年 - SUPER GTに前年までのMR-Sの後継としてaprからカローラアクシオをベースとしたGT300クラスのマシンを投入。なおエンジン搭載位置はミッドシップ化され、エンジンもMR-Sに搭載されていた2GR-FEと市販車とは異なる大掛かりな改造が施されていた。ドライバーは31号車は坂本雄也/山内英輝(第1-4戦)・峰尾恭輔(第5-9戦)、高森博士(第6戦の第三ドライバー、登録名Takamori.com)が登録。74号車は井口卓人/国本雄資。井口/国本が7戦でポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位となった。
- 2010年 - 31号車は嵯峨宏紀/松浦孝亮、坂本(第三ドライバー)に変更。また31号車のみ第3戦以降は人気アニメ『エヴァンゲリオン』とのタイアップカラーでの参戦となった。第3戦富士で74号車井口卓人/国本雄資組が初の優勝を飾った他、3度表彰台に上がってランキング5位につけた。
- 2011年 - ドライバーは31号車は嵯峨宏紀と岩崎祐貴、74号車は新田守男/国本雄資。74号車が第四戦菅生で2位表彰台を獲得し、ランキング7位。2012年以降はプリウスが取って代わっている。
- カローラスポーツ(ZWE211H型)
2018年夏発売のハッチバックスタイルのカローラを、市販に先駆けて北米のPapadakis Racingが採用してフォーミュラ・ドリフトに参戦。後輪駆動に換装され、心臓部には1000馬力のトヨタ・2ARエンジンを収める。2015年王者のフレデリック・アーズボがドライブし、開幕戦ロングビーチで早くも優勝を挙げた[47]。
- カローラ・アルティス
- カローラレビン
- COROLLA Axio GT.jpg
カローラアクシオ "GT"ワンメイクレース仕様
- TC 2000 Toyota Corolla 2010.JPG
アルゼンチンTC2000のカローラ
- Toyota Corolla Altis Touring Car (16028684001).jpg
ニュル24に参戦したカローラ・アルティス
ダイハツでの生産
1975年11月から1977年12月までH-KE26V、1984年9月から1987年7月までE7#V型、E7#G型、1987年6月から1991年9月はE9#V型、E9#G型、1991年6月から2002年6月までE10#V型、E10#G型がダイハツでやや少量だが委託生産された。また、カローラベースでシャルマンとして同社より発売されていた。初代シャルマンはE2#型セダン/同E2#型バンがベースとなっており2代目シャルマンはE7#型セダンがベースとなっている。
取扱販売店
当初はパブリカ店扱いであったが、1969年にパブリカ店がカローラ店に改称され現在に至る。なお、ディーゼル店でも併売されていたが、ディーゼル店の他系列への吸収により販売は終了した[注釈 74]。
脚注
注釈
- ↑ 北米市場向けは5代目まで販売。
- ↑ 基本的に欧州市場向けだが、5代目のみ日本市場でも販売されていた。
- ↑ ただし初代はカローラスプリンター名義、5代目-8代目はカローラレビン名義。
- ↑ 5代目はカローラレビン名義。
- ↑ 5代目-7代目はカローラFX名義として日本市場でも販売されていた。
- ↑ 5代目-6代目はカローラFX名義、9代目はカローラランクス名義、およびアレックス名義としてそれぞれ日本市場でも販売されていた。
- ↑ 日本市場向けは4代目以降より販売(ただし5代目と8代目は除く)。9代目以降より日本市場向けのみカローラフィールダー名義となる。
- ↑ 日本市場専売でカローラセレス名義で販売されていた。
- ↑ 8代目は日本市場向け専用(カローラスパシオ名義)、9代目は日本市場および欧州市場向け専用(前者はカローラスパシオ名義、後者はカローラヴァーソ名義)、10代目は欧州市場向け専用(カローラヴァーソ名義)としてそれぞれ販売されていた。
- ↑ 北米向けのサイオン・xBを元に日本市場向けはカローラルミオン名義、オセアニア市場向けはルークス名義でそれぞれ販売。
- ↑ クーペ系のみ5代目まで採用。
- ↑ クーペ系は6代目以降より採用。
- ↑ ただし中華圏特別行政区市場向けはいずれも2代目(通算11代目)モデルから導入。
- ↑ ただし中華圏特別行政区市場向けはいずれもマイナーチェンジ後のモデルから導入。
- ↑ ただし、日本国内では販売シェアやマーケティングなどの都合上、シリーズ10代目よりステーションワゴンのカローラフィールダーが日本国内におけるカローラシリーズの基本形となる。
- ↑ トヨタ自動車における自動車の開発設計において「主査」とは、リーダーとして独特の地位であり職制である。詳細は、同社におけるそのシステムを確立した本人である、長谷川龍雄の記事を参照。
- ↑ カローラの排気量拡大指示が長谷川龍雄から正式に出されたのは、発売7か月前の1966年3月22日というまさに逼迫したタイミングであり、技術陣はその後2か月半で排気量拡大を完了させたという(開発陣の一員で、3代目カローラ開発主査を務めた佐々木紫郎に対する、1999年12月の自動車技術会インタビュー[1]による)。
- ↑ 初代カローラのそれは、後年の一般的なフロアシフト車に見られるリンケージなどを介した運転席近接レイアウトではなく、足元の奥まった位置床下に収まったギアボックスから、長いロッドをそのまま伸ばして手元近くまでグリップを持ってきたもので、古典的なトラックと同様な手法であった。それでもこの時代に全盛であったコラムシフトに比べ、ダイレクトな操作感覚で扱いやすくなり、またメーカーにとってはコラムシフトより構造を簡素化できた。
- ↑ 道路運送車両の保安基準改正により、1973年12月1日以降に製作された自動車は後方の方向指示器に燈色が義務化された。
- ↑ E30型の車両価格が上昇したため、販売落ち込みを懸念した販売店の要請で継続販売。
- ↑ ワゴン「1500 Gツーリング」以外のグレード、およびバンを除く
- ↑ ただし、水はけのよいルーフ部や目の触れにくいアンダーフロア部などは除く。
- ↑ 吸気側・3バルブ、排気側・2バルブ。
- ↑ 1.3Lモデルは2E型SOHC12バルブから4E-FE型ハイメカツインカムに変更され、1.5Lモデルは3E型SOHC12バルブから5E-FE型ハイメカツインカムに変更された。
- ↑ 他、国内向けのE110型カローラは2ドアクーペのレビン、スモールミニバンのスパシオ(初代)も含まれる。
- ↑ ただし、北米仕様のみ2ZZ-GE型エンジンを搭載する「XRS」というスポーツモデル(ZZE131L)が存在する。
- ↑ セダンのXアシスタパッケージと日本国外仕様には、トヨタのCIエンブレムがフロントグリルに付けられている。日本国外仕様は、1990年代から同社のCIエンブレムが採用されている。
- ↑ 当初セダンの1.8Lラグゼールのみメーカーオプションで設定され、さらに前輪駆動車に限りリアブレーキがディスクブレーキ化された。ただし、2004年4月以降の後期型ではTRCが廃止された。
- ↑ 実際は1999年以降に登場した初代ヴィッツ系の同社のコンパクトクラスの車種(2000年当時の車種では、初代ヴィッツを含むプラッツ、ファンカーゴ、WiLL Vi、初代bBがこれに該当する)に塩ビ系ソルのアンダーコートと水性系塗料がそれぞれ初採用となっている。
- ↑ ただし、セダンのX アシスタパッケージのみ、これまで通りリアシート用ヘッドレストは装備されていない。
- ↑ なお、ハロゲンヘッドランプ装着車にはマニュアルレベリングシステムが標準装備となる。
- ↑ ただし後期型のみ。
- ↑ ただし四輪駆動車のリアブレーキはVSC非装着同様、リーディング・トレーリング式ドラムブレーキのままとなる。
- ↑ ZZE130Lは1ZZ-FE型エンジン、ZZE131Lは2ZZ-GE型エンジンを搭載していた。
- ↑ E150型に合わせて、エンジンも最新の1ZR-FEに換装されている。ZRE120L。
- ↑ 後にごく一部が中古並行という形でロシアやミャンマー、バングラデシュなど日本国外に流出している。
- ↑ 2006年のモデルチェンジ直前の情報の中には、次世代のカローラは国内向けにおいても「ナロー」と「ワイド」の2種類が用意されると噂されていたが、結果的に「ナロー」と仮称されていたものが「国内仕様」、同じく「ワイド」が「国外仕様」となり、それぞれ振り分けられたという経緯がある。
- ↑ E140型とE150型はプラットフォームが異なるため、リヤサスの構造が異なる。E150型はヴィッツ系車種用のプラットフォームで知られるNBCプラットフォームおよびBプラットフォーム同様、ショックアブソーバーとスプリングがそれぞれ独立して取付され、トーションビームの形状はボデーとの取付部は外側に開いているタイプ。
- ↑ 英国およびドイツ、フランス、イタリアではそれぞれカローラセダンとカローラワゴン(日本名・カローラフィールダー)は販売せず、オーリスのみの販売となる。ただし、ドイツでは既存のMPVであるカローラヴァーソに限り継続販売。
- ↑ アメリカ向型式例2.4XRS M/TはAZE141L-DEMSKA。1.8LE M/TはZRE142L-DEMDKA。香港・マカオ(いずれも中華圏特別行政区)向型式例1.5STD A/TはNZE141R-AEPEKSD、UAE向例1.8XLI M/TはZZE141L-AEMDKV。
- ↑ E140型アクシオおよび豪州仕様を含むE140G型フィールダーに限りPCD・100mmの4穴を用いたホイールが継続採用されている。
- ↑ 中国向け型式例PREMIUM A/TはZRE152L-GEPQKC。また、1ZR-FE 1.6L搭載車もあり、型式例GL M/TはZRE151L-GEMNKC。
- ↑ 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く。
- ↑ その一例として後期型の「1.5 G」の場合、前輪駆動車がタイヤおよびホイール、フロントディスクブレーキローターの各サイズが15インチから14インチに格下げ(195/65R15 91S → 185/70R14 88S)になり、前輪駆動車、四輪駆動車に関わらず純正アルミホイールのメーカーオプション装着の廃止、並びにスマートエントリー&イモビライザーシステムの標準装備の割愛(ただしメーカーオプションで装着可能)などが挙げられる。また、後期型の法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」の場合、外装、内装共に先代(E120型)の「X アシスタパッケージ」シリーズにほぼ準拠した内容となる。
- ↑ ステアリングの形状はE140G型フィールダー、およびE150N型ルミオンのエアロツアラー用、E150H型オーリスのSパッケージ用と同一。
- ↑ ベース車に対し車高が約30mmダウン
- ↑ 最高出力150ps(110kw)/6.000rpm、最大トルク20.0kgm(20.0Nm)/4.800rpm、使用燃料は無鉛プレミアムガソリン専用。なお、エンジン単体のスペックはヴィッツ "TRD Turbo M"用とほぼ共通。
- ↑ 型式認定を受けない改造車のため架装車扱いとなり書類上持ち込み登録の販売となる(事実上量販向けのカローラとしては初のガソリンターボエンジン搭載モデル)。もっとも、総排気量が1.5L以下の国産のスポーツセダンとしては1986年の2代目いすゞ・ジェミニの「1.5 イルムシャー」(1.5L SOHC インタークーラーターボモデル)以来、約23年ぶりとなる。また、輸入車における総排気量が1.5L以下のスポーツセダンとしては5代目(日本仕様は3代目)フォルクスワーゲン・ジェッタの「1.4 TSIコンフォートライン」が存在する。こちらはターボチャージャーの他、ルーツ式スーパーチャージャーも搭載されている。
- ↑ 自然吸気エンジン仕様のスペック自体は四輪駆動車を除く1.5Lモデルの標準車と同一。
- ↑ このほか、新たに架装メーカーオプションとしてカラードタイプのフェンダープロテクターが用意され、これを装着した場合は全幅が1,730mmとなり、3ナンバー登録扱いとなる。
- ↑ 1.5L・前輪駆動車用の装着タイヤは全て185/65R15 88S。なお、1.5L車用の純正アルミホイールのメーカーオプション装着はこれまで通り無し(ただしディーラーオプション装着は可能)。
- ↑ この特別仕様車の名称である「Classico」は「Classic」と「Compact」の2つの意味が込められた造語となっている。
- ↑ ただし、このグレードをベースとした特別仕様車、およびコンプリートカーのGTは例外的にタコメーターが追加装備される。
- ↑ ただしセンター部分のみ分割式ヘッドレストが採用される(「Xビジネスパッケージ」を除く)。
- ↑ その後、ヤリスセダンは2代目モデルより日本国内未発売車種のマツダ・2セダン(日本名:マツダ・デミオ)のOEMとなる。
- ↑ ただし、型式は日本国内仕様と異なり「E16#R」型となる。
- ↑ ただしE80型 - E110型セダンは「GT」、および「Sクルーズ」等に見られるスポーツ系(前者)、およびスポーティー風(後者)グレードが該当する。
- ↑ 「モダン篇」のみ出演し、石川さゆり、およびマツコ・デラックス(後にM700A型(3代目)パッソのCMに出演)と共演。ただしフィールダーではE120G型(カローラシリーズ通算9代目)後期型からE140G型(カローラシリーズ通算10代目)後期型まで起用、その後E160G型(カローラシリーズ通算11代目)前期型フィールダーの登場直後に一旦降板していたものの、E160G型前期型フィールダーにハイブリッド車が追加されたのに伴い再び登板となった。
- ↑ グレード名の由来は「White × Black」の短縮形、または頭文字に由来する。
- ↑ 当初は特別仕様車として発売し、2015年3月のマイナーチェンジで正式にレギュラー(カタログ)グレード化された。
- ↑ 非ハイブリッド(ガソリンエンジン)前輪駆動車とハイブリッド車は16インチタイヤ用(185/55R16 83V & 16×5½Jアルミホイール)、非ハイブリッド四輪駆動車は15インチタイヤ用(185/60R15 84H & 15×5½Jアルミホイール)
- ↑ インターネットの特設サイトでの受付予約限定による500台の限定販売となり、受付予約台数が上限に達した時点で受付予約終了となる。
- ↑ タクシー仕様も存在していたが、ハイトワゴンタイプのジャパンタクシーへ継承されている
- ↑ ただし、水温計の代わりに水温表示灯が装備される。尤も、歴代カローラシリーズで水温表示灯が装備されるのは今回のモデルで初採用となった。
- ↑ このグレードに限り隠しメーカーオプションでラゲージドアオープナーを未装備にする事ができる。
- ↑ 前期型ではこのグレードに限りフロントエンブレムが「NCV」をモチーフとしたエンブレムではなく、トヨタのCIが用いられたエンブレムが装着され、ラジエターグリルの装飾品となるメッキモールも未装着となっていた。
- ↑ ただしビジネスパッケージを含む1.3/1.5Xにはドライブモニター付液晶オド/トリップメーター内にピクト表示式のフェールメーター(3代目前期型ヴィッツ、および初代後期型プロボックス/サクシードの各単眼メーターパネル用と同一部品)が採用されている。
- ↑ MT車はXと同一のウレタン製となり、本革巻きシフトノブは採用されない。
- ↑ 従来はロービームのみ光源がLED(ハイビームはハロゲン)だったのに対し、1灯の光源でロービームとハイビームの切替ができる。小糸製作所が開発に成功し、2014年11月発売のプリウスα(後期型)にて世界初採用となった。
- ↑ 先述の通り特別仕様車「1.5G"W×B"」には16インチタイヤ&16インチアルミホイール(同四輪駆動車用は15インチタイヤ&15インチアルミホイール)と「Bi-Beam」LEDヘッドランプパッケージがそれぞれ標準装備となる。
- ↑ エコジャッジモード・エコウォレットモード・デジタルスピードメーターモード・エネルギーモニターモード・デジタルインフォモード・シンプル表示モードの各種表示機能に対応。
- ↑ 先述の通り特別仕様車「HYBRID G"W×B"」には16インチタイヤ&16インチアルミホイール、および「Bi-Beam」LEDヘッドランプがそれぞれ標準装備となる。
- ↑ 初年度と翌年度の実績。うち2台はチームサムライと、同車でGT300に参戦していたaprだった。
- ↑ ただし、宮城県ではディーゼル店がカローラ店(現:トヨタカローラ宮城)に、パブリカ店は一時カローラ店で冠していたがオート店(現:ネッツ店・ネッツトヨタ仙台)にそれぞれ社名変更。
出典
- ↑ TOYOTA、新型の教習車を発売
- ↑ “『「カローラ」と「サニー」何が明暗を分けたのか トヨタと日産、大衆車50周年の系譜をたどる』森口将之(東洋経済ONLINE)”. 東洋経済新報社 (2016年8月24日). . 2016閲覧.
- ↑ [2]
- ↑ [モーターファン別冊 ニューモデル速報 『トヨタカローラスポーツのすべて』 平成30年8月13日 三栄書房刊行
- ↑ 米国では日常用、ブラジルでは高級車…カローラは多様なニーズに応え「100年ブランド」へ
- ↑ Washington Post August 26, 2010;"Toyota's Corolla is the people's car in Afghanistan"
- ↑ トヨタ 名車ギャラリー カローラの哲学
- ↑ 「80点以上の合格点」に挑み続けるカローラ 日本品質を世界に広める〝伝道師”
- ↑ カローラの車名の由来は何ですか? 車名の由来 - toyota.jp
- ↑ 10.0 10.1 10.2 カローラ40年目 - 読売新聞 2005年11月13日
カローラエピソード / 1966年 トヨタ カローラ 1100デラックス - GAZOO.com - ↑ 佐々木紫郎 インタビュー
- ↑ 12.0 12.1 12.2 “トヨタ、豪州での54年にわたる生産を終了-豪州地域への継続的な貢献のため豪州トヨタ財団を設立-”. トヨタ自動車. . 2018閲覧.
- ↑ 佐々木紫郎インタビュー
- ↑ 日本で最も売れたベストセラー・カローラは6代目【Corolla Stories 31/50】 - clicccar(2016年10月29日閲覧)
- ↑ 参考資料
- ↑ 三栄書房「モーターファン別冊・ニューモデル速報 第266弾 新型(9代目)カローラのすべて」 2000年10月14日発行
。 ISBN 4-87904-366-4 - ↑ なお、プリウスを除く既存のトヨタ車への電動式パワーステアリングの本格採用に関してはこの9代目カローラシリーズが史上初となる。
- ↑ 元レーシングドライバー
- ↑ 糸東流空手の競技選手兼モデル
- ↑ 参考資料
- ↑ 初音ミクが新型カローラでレッドカーペットに登場!
- ↑ トヨタ、北米向け カローラ 新型を発表…若々しく変身 - Response 2013年6月8日閲覧
- ↑ トヨタの新型「カローラ ハッチバック(仮称)」(プロトタイプ)は“走りのクルマ”に進化した ハイブリッド、ガソリン、CVT、iMTそれぞれに富士スピードウェイで試乗(Car Watch) - インプレス 2018年6月1日(同日閲覧)
- ↑ 写真で見る トヨタ新型「カローラ ハッチバック(仮称)」(プロトタイプ) 1.8リッターハイブリッドと1.2リッターターボの細部をお届け(Car Watch) - インプレス 2018年6月1日(同日閲覧)
- ↑ 日経Automotive Technology 2007年冬号『トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」- 新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備 ワゴンから(先行)開発-』(2009年3月6日閲覧)
- ↑ グッドデザインファインダー「2007年度 グッドデザイン賞 受賞」
- ↑ 現地名は「カローラ」。
- ↑ 【JNCAP12】トヨタ カローラアクシオ/フィールダー がファイブスター賞 - Response. 2012年11月28日閲覧。
- ↑ 開発責任者が語る環境への想い カローラ アクシオ開発責任者 原田 友康 - トヨタ自動車(2015年9月24日閲覧)
- ↑ “新型カローラフィールダーならびにカローラアクシオを発売” (プレスリリース), トヨタ自動車, (2015年3月30日) . 2015閲覧.
- ↑ JNCAP|予防安全アセスメント|試験車種一覧(すべて) - 独立行政法人 自動車事故対策機構(JNCAP)
- ↑ 予防安全性能アセスメント 新たに4車種が「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得 - Auto Prove Web 2015年6月3日(2015年10月26日閲覧)
- ↑ “TOYOTA、カローラの特別仕様車を発売” (プレスリリース), トヨタ自動車, (2016年5月10日) . 2016閲覧.
- ↑ “TOYOTA、カローラの生誕50年記念特別仕様車を発売-限定500台に、初代カローラの赤シートと花冠エンブレムを復刻-” (プレスリリース), トヨタ自動車, (2016年7月11日) . 2016閲覧.
- ↑ 日本のモータリゼーションを支えたカローラ、生誕50年! - オートモビル カウンシル事務局 2016年7月16日(2016年8月8日閲覧)
- ↑ 『【オートモビル カウンシル】トヨタ、「80点主義+αの思想」の原点となる初代「カローラ」など4台を出展』 初代「カローラ レビン」なども展示(Car Watch) - インプレス 2016年8月5日(2016年8月13日閲覧)
- ↑ “TOYOTA、カローラフィールダーならびにカローラアクシオをマイナーチェンジ” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2017年10月11日) . 2017閲覧.
- ↑ 前期型「1.5 LUXEL」と同じものである。
- ↑ ベース車両に対し、36,720円(消費税込み)が加算される。
- ↑ “トヨタ、視界やドラポジなど安全運転に配慮した新型教習車を発売”. オートックワン (2018年2月1日). . 2018閲覧.
- ↑ “TOYOTA、新型の教習車を発売” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2018年2月1日) . 2018閲覧.
- ↑ 「トヨタカローラ アクシオ カタログ」、2018年4月発行。CE011401-1804
- ↑ TMSC クラブの歴史 > 3.富士1000kmを開催
- ↑ DUNLOP BTCC CHAMPIONS
- ↑ 1987 BTCC Toyota Corolla battle AE86 vs AE82 - YouTube
- ↑ 横浜ゴム・ADVAN FAN「COROLLA Axio GT」(2009年2月20日) - 2009年3月5日閲覧
- ↑ Fredric Aasbo Takes First Round of 2018 Formula Drift Competition at Long Beach THE DRIVE 2018年4月8日
関連項目
- トヨタ自動車
- トヨタ・カローラスプリンター - 初代スプリンタークーペの商標。
- トヨタ・スプリンタートレノ - 4代目以前のスプリンターのスポーツクーペ仕様、および5代目以降のスプリンタークーペの商標。4代目(AE8#系)についてはトヨタ・AE86の項も参照。
- トヨタ・スプリンター - 8代目までの姉妹車。派生車のトレノ、シエロ、カリブがカローラの名称で販売された地域が少なからず存在する。
- トヨタ・スプリンターシエロ
- トヨタ・スプリンターマリノ
- ホールデン・ノバ - 豪州向けバッジエンジニアリング車。
- トヨタ・レビン - これまでのカローラレビンとは(カローラがベースである以外)全く関連性のない中国市場向け専用車で、標準仕様とハイブリッド仕様とターボ仕様がある。ただしボディバリエーションはセダンのみ。漢字名は「雷凌」(標準・ターボ仕様)「雷凌 双擎」(ハイブリッド仕様)。
- トヨタカローラ店
- トヨタのエンジン型式一覧
- 長谷川龍雄 - 初代カローラの開発主査
- トヨタ・カムリ - 元々カローラ店ではカローラの上位車種扱い。
- ダイハツ・アルティス - カムリのダイハツ工業向けOEM車。4代目までの車名書体やエンブレムはカローラアルティスと全く同じ。
- 光岡・ガリュー204/ヌエラ602セダン/リューギ - ヌエラ602およびガリュー204のベース車両としてE140型アクシオが使用されている。内、ガリュー204は2009年3月をもって新車販売を一旦休止したが、同年6月に新車販売を再開し2012年まで販売された。2014年に発売されたリューギはE160型アクシオをベースとしており、光岡では初となるハイブリッド車の設定もある。
外部リンク
- トヨタ カローラ アクシオ|トヨタ自動車WEBサイト
- カローラ生誕50年特設サイト | TOYOTA Global Newsroom
- トヨタ|名車ギャラリー|カローラ
- toyota.com カローラ(米国モデル)(英語)
- トヨタテクノクラフト・カローラアクシオ "GT" TRD Turbo