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本郷三丁目駅(ほんごうさんちょうめえき)は、東京都文京区本郷二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
Contents
概要
東京メトロの丸ノ内線、都営地下鉄の大江戸線が乗り入れている。どちらも駅番号が制定されており、丸ノ内線がM 21、大江戸線がE 08である。
両社局の駅は地下通路で接続されていないため、乗り換えの際は地上に出る必要がある。そのため両線を接続する通路の設置が検討されている[1]。現段階で両線間を乗り換える場合は、隣の春日駅(後楽園駅)での乗り換えの方が多少便利である。
歴史
- 1954年(昭和29年)1月20日 - 丸ノ内線の駅が本郷三丁目(当時)に開業。初代駅舎は鉄筋コンクリート造平屋建て。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 住居表示の実施により、駅所在地の住所が本郷二丁目となる。
- 2000年(平成12年)
- 2002年(平成14年)11月22日 - 丸ノ内線入口の改良工事が終了(駅舎改築)[3][4]。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 帝都高速度交通営団民営化に伴い、丸ノ内線の駅は東京メトロの駅となる。
駅構造
東京メトロ
相対式ホーム2面2線を有する地下駅。鉄骨造2階建ての駅舎で改札口は地上にある[2]。改札口は1か所で、改札階と各ホームの中央付近とを連絡するエスカレーター、階段、エレベーターがそれぞれ設置されている。ホームまではさほど深くない。2006年にホームドアが設置された。
駅舎の屋根は、たまねぎの皮のようなアーチ型トラスであり、2002年に改築された。エスカレーターとエレベーターが設置されたのもこの時期である。トイレは地上1階改札口内にあり、多機能トイレも設置されている。
構内店舗の一覧・詳細情報については公式サイト「本郷三丁目駅のお店・施設」を参照。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | M 丸ノ内線 | 東京・銀座・新宿・荻窪方面 |
2 | 後楽園・池袋方面 |
- Hongosanchome-Station-MarunouchiLineGates-2018-3-25.JPG
丸ノ内線改札口(2018年3月)
- Platfome at Hongo-sanchome(Marunouchi Line).JPG
丸ノ内線の1番線ホーム(2008年12月)
都営地下鉄
島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札口は春日寄りに1か所があるのみだが、ホームと連絡するエスカレーター・階段は2か所設置されている。ホームと連絡するエレベーターは中間部に設置されている。
駅舎と改札口は地下にあるが、地上への出口は数か所もあり複雑な上、地上までの距離もある。
かつては、5番出口への通路の途中にお忘れ物センターが設置されていたが、春日駅前の交通局春日庁舎1階に移転した。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | E 都営大江戸線 | 飯田橋・新宿西口・都庁前方面 |
2 | 上野御徒町・両国・大門方面 |
- Hongo-Sanchome station exit - March 25 2018.jpg
大江戸線本郷三丁目駅3番出入口(2018年3月)
- Platfome at Hongo-sanchome(Ōedo Line).JPG
大江戸線の1番線ホーム(2008年12月)
利用状況
- 東京メトロ - 2017年度の1日平均乗降人員は57,024人である[利用客数 1]。
- 東京メトロ全130駅中72位。
- 都営地下鉄 - 2017年度の1日平均乗降人員は21,554人(乗車人員:10,620人、降車人員:10,934人)である[利用客数 2]。
- 開業当初の乗車人員の見込みは、13,000人であった。
年度別1日平均乗降人員
各年度の1日平均乗降人員は下表の通りである。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1967年(昭和42年) | 38,203 | 未開業 | ||
1968年(昭和43年) | 42,820 | 12.1% | ||
1969年(昭和44年) | 43,301 | 1.1% | ||
1970年(昭和45年) | 46,083 | 6.4% | ||
1971年(昭和46年) | 50,302 | 9.2% | ||
1972年(昭和47年) | 47,390 | −5.8% | ||
1973年(昭和48年) | 45,729 | −3.5% | ||
1974年(昭和49年) | 45,375 | −0.8% | ||
1975年(昭和50年) | 45,328 | −0.1% | ||
1976年(昭和51年) | 45,360 | 0.1% | ||
1977年(昭和52年) | 46,424 | 2.3% | ||
1978年(昭和53年) | 44,069 | −5.1% | ||
1979年(昭和54年) | 44,169 | 0.2% | ||
1980年(昭和55年) | 45,488 | 3.0% | ||
1981年(昭和56年) | 46,921 | 3.2% | ||
1982年(昭和57年) | 47,858 | 2.0% | ||
1983年(昭和58年) | 47,093 | −1.6% | ||
1984年(昭和59年) | 48,439 | 2.9% | ||
1985年(昭和60年) | 50,003 | 3.2% | ||
1986年(昭和61年) | 51,531 | 3.1% | ||
1987年(昭和62年) | 52,332 | 1.6% | ||
1988年(昭和63年) | 54,407 | 4.0% | ||
1989年(平成元年) | 55,512 | 2.0% | ||
1990年(平成 | 2年)58,172 | 4.8% | ||
1991年(平成 | 3年)60,987 | 4.8% | ||
1992年(平成 | 4年)62,607 | 2.7% | ||
1993年(平成 | 5年)62,125 | −0.8% | ||
1994年(平成 | 6年)62,752 | 1.0% | ||
1995年(平成 | 7年)62,216 | −0.9% | ||
1996年(平成 | 8年)60,339 | −3.0% | ||
1997年(平成 | 9年)57,815 | −4.2% | ||
1998年(平成10年) | 57,016 | −1.4% | ||
1999年(平成11年) | 56,498 | −0.9% | ||
2000年(平成12年) | 54,492 | −3.6% | 10,620 | |
2001年(平成13年) | 51,082 | −6.3% | ||
2002年(平成14年) | 51,375 | 0.6% | 14,725 | |
2003年(平成15年) | 51,847 | 0.9% | 15,322 | 4.1% |
2004年(平成16年) | 50,074 | −3.4% | 15,473 | 1.0% |
2005年(平成17年) | 49,905 | −0.3% | 16,412 | 6.1% |
2006年(平成18年) | 49,626 | −0.6% | 17,272 | 5.2% |
2007年(平成19年) | 52,024 | 4.8% | 18,476 | 7.0% |
2008年(平成20年) | 51,424 | −1.2% | 18,740 | 1.4% |
2009年(平成21年) | 50,897 | −1.0% | 18,640 | −0.5% |
2010年(平成22年) | 49,771 | −2.2% | 18,476 | −0.9% |
2011年(平成23年) | 47,819 | −3.9% | 17,685 | −4.3% |
2012年(平成24年) | 48,958 | 2.4% | 18,183 | 2.8% |
2013年(平成25年) | 50,454 | 3.1% | 18,820 | 3.5% |
2014年(平成26年) | 51,404 | 1.9% | 19,282 | 2.5% |
2015年(平成27年) | 53,702 | 4.5% | 20,245 | 5.0% |
2016年(平成28年) | 55,848 | 4.0% | 20,914 | 3.3% |
2017年(平成29年) | 57,024 | 2.1% | 21,554 | 3.1% |
年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)
各年度の1日平均乗車人員数は下表の通りである。
年度 | 営団 | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1956年(昭和31年) | 4,644 | 未開業 | [東京都統計 1] |
1957年(昭和32年) | 6,426 | [東京都統計 2] | |
1958年(昭和33年) | 8,204 | [東京都統計 3] | |
1959年(昭和34年) | 11,671 | [東京都統計 4] | |
1960年(昭和35年) | 11,405 | [東京都統計 5] | |
1961年(昭和36年) | 13,337 | [東京都統計 6] | |
1962年(昭和37年) | 13,499 | [東京都統計 7] | |
1963年(昭和38年) | 15,640 | [東京都統計 8] | |
1964年(昭和39年) | 17,771 | [東京都統計 9] | |
1965年(昭和40年) | 17,651 | [東京都統計 10] | |
1966年(昭和41年) | 18,203 | [東京都統計 11] | |
1967年(昭和42年) | 18,817 | [東京都統計 12] | |
1968年(昭和43年) | 21,275 | [東京都統計 13] | |
1969年(昭和44年) | 21,568 | [東京都統計 14] | |
1970年(昭和45年) | 22,674 | [東京都統計 15] | |
1971年(昭和46年) | 25,087 | [東京都統計 16] | |
1972年(昭和47年) | 22,961 | [東京都統計 17] | |
1973年(昭和48年) | 22,422 | [東京都統計 18] | |
1974年(昭和49年) | 22,526 | [東京都統計 19] | |
1975年(昭和50年) | 22,289 | [東京都統計 20] | |
1976年(昭和51年) | 22,225 | [東京都統計 21] | |
1977年(昭和52年) | 22,639 | [東京都統計 22] | |
1978年(昭和53年) | 21,594 | [東京都統計 23] | |
1979年(昭和54年) | 21,678 | [東京都統計 24] | |
1980年(昭和55年) | 22,151 | [東京都統計 25] | |
1981年(昭和56年) | 22,759 | [東京都統計 26] | |
1982年(昭和57年) | 22,686 | [東京都統計 27] | |
1983年(昭和58年) | 22,592 | [東京都統計 28] | |
1984年(昭和59年) | 23,746 | [東京都統計 29] | |
1985年(昭和60年) | 24,118 | [東京都統計 30] | |
1986年(昭和61年) | 25,169 | [東京都統計 31] | |
1987年(昭和62年) | 25,548 | [東京都統計 32] | |
1988年(昭和63年) | 26,445 | [東京都統計 33] | |
1989年(平成元年) | 27,473 | [東京都統計 34] | |
1990年(平成 | 2年)28,559 | [東京都統計 35] | |
1991年(平成 | 3年)29,973 | [東京都統計 36] | |
1992年(平成 | 4年)30,645 | [東京都統計 37] | |
1993年(平成 | 5年)30,512 | [東京都統計 38] | |
1994年(平成 | 6年)30,403 | [東京都統計 39] | |
1995年(平成 | 7年)30,590 | [東京都統計 40] | |
1996年(平成 | 8年)29,548 | [東京都統計 41] | |
1997年(平成 | 9年)28,700 | [東京都統計 42] | |
1998年(平成10年) | 28,300 | [東京都統計 43] | |
1999年(平成11年) | 28,114 | [東京都統計 44] | |
2000年(平成12年) | 27,093 | [備考 1]4,990 | [東京都統計 45] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度 | 営団 / 東京メトロ |
都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | 25,453 | 5,890 | [東京都統計 46] |
2002年(平成14年) | 25,453 | 6,767 | [東京都統計 47] |
2003年(平成15年) | 25,699 | 7,292 | [東京都統計 48] |
2004年(平成16年) | 25,189 | 7,392 | [東京都統計 49] |
2005年(平成17年) | 24,921 | 7,844 | [東京都統計 50] |
2006年(平成18年) | 24,778 | 8,249 | [東京都統計 51] |
2007年(平成19年) | 25,937 | 8,904 | [東京都統計 52] |
2008年(平成20年) | 25,679 | 9,127 | [東京都統計 53] |
2009年(平成21年) | 25,452 | 9,144 | [東京都統計 54] |
2010年(平成22年) | 24,849 | 9,078 | [東京都統計 55] |
2011年(平成23年) | 23,975 | 8,701 | [東京都統計 56] |
2012年(平成24年) | 24,286 | 8,926 | [東京都統計 57] |
2013年(平成25年) | 25,099 | 9,282 | [東京都統計 58] |
2014年(平成26年) | 25,597 | 9,582 | [東京都統計 59] |
2015年(平成27年) | 26,732 | 10,017 | [東京都統計 60] |
2016年(平成28年) | 27,811 | 10,333 | [東京都統計 61] |
2017年(平成29年) | 10,620 |
- 備考
- ↑ 2000年12月12日開業。開業日から翌年3月31日までの計110日間を集計したデータ。
駅周辺
本郷通りと春日通りの2つの幹線道路の交点となる本郷三丁目交差点を中心に、丸ノ内線と大江戸線の駅がある。付近はビジネス街であり、また大学・専門学校や小・中学校が多く立地する。さらに周辺には古くからの商店や旅館も点在する。
なお、東京大学の赤門へは南北線の東大前駅より当駅の方が至近である。
北方面
東方面
- 春日通り(東京都道453号本郷亀戸線)
- 本郷三丁目の交差点を東西に走る幹線道路。東は御徒町駅方面に向かう。
- 本富士警察署
- 本郷消防署
- 屋上には櫓がある。
- 文京区湯島地域活動センター
- 湯島天満宮
- 本郷三丁目交差点を東に進んだ切通坂の北側にある。学問の神様である菅原道真を祭った神社。内庭に梅園があり、春先の2月から3月にかけて梅まつりが開催される。
- 日本基督教団 本郷中央教会
- 関電工湯島ビル
南方面
- 国道17号(本郷通り)
- かねやす
- 本郷三郵便局
- 三菱UFJニコス本店
- 文京区立湯島図書館
- 日本サッカー協会ビル(JFAハウス)
- 東京都水道局本郷給水所公苑及び東京都水道歴史館
- トーキョーワンダーサイト本郷
- 順天堂大学本郷キャンパスおよび順天堂医院
西方面
- 春日通り(国道254号)
- 文京区立真砂中央図書館
- 東京都水道歴史館
- 文京区立本郷小学校
- 文京区立本郷台中学校
- 東洋学園大学 本郷キャンパス
- 本郷四郵便局
- 本郷一郵便局
- ホテル機山館
バス路線
本郷三丁目駅前(旧:本郷三丁目)全て東京都交通局により運行されている。都02系統、茶51系統は巣鴨営業所、上69系統は小滝橋営業所、東43系統は北営業所がそれぞれ管轄している。
- 春日通り上
- 本郷通り上
駅名の由来
丸ノ内線の駅開業時の町名(本郷三丁目)に由来する。ただし、ホームの東端のごく一部が弓町二丁目に、西端のごく一部が本郷二丁目にかかっていた。1965年にこの地区で住居表示が実施されたことにより駅の所在地とその周辺は本郷二丁目となった。駅の位置が変わった訳ではなく、町域変更により旧本郷三丁目の一部が本郷二丁目になったことによる。
隣の駅
脚注
- ↑ 東京の地下鉄の一元化等に関する協議について (PDF) - 国土交通省 2011年2月3日
- ↑ 2.0 2.1 帝都高速度交通営団史、pp.322-323。
- ↑ 外山勝彦「鉄道記録帳2002年11月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、 20頁。
- ↑ 帝都高速度交通営団史、p.625。
出典
- 地下鉄の1日平均利用客数
- ↑ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ↑ 各駅乗降人員一覧 - 東京都交通局
- 地下鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ↑ 昭和31年 (PDF) - 16ページ
- ↑ 昭和32年 (PDF) - 16ページ
- ↑ 昭和33年 (PDF) - 16ページ
- ↑ 昭和34年
- ↑ 昭和35年
- ↑ 昭和36年
- ↑ 昭和37年
- ↑ 昭和38年
- ↑ 昭和39年
- ↑ 昭和40年
- ↑ 昭和41年
- ↑ 昭和42年
- ↑ 昭和43年
- ↑ 昭和44年
- ↑ 昭和45年
- ↑ 昭和46年
- ↑ 昭和47年
- ↑ 昭和48年
- ↑ 昭和49年
- ↑ 昭和50年
- ↑ 昭和51年
- ↑ 昭和52年
- ↑ 昭和53年
- ↑ 昭和54年
- ↑ 昭和55年
- ↑ 昭和56年
- ↑ 昭和57年
- ↑ 昭和58年
- ↑ 昭和59年
- ↑ 昭和60年
- ↑ 昭和61年
- ↑ 昭和62年
- ↑ 昭和63年
- ↑ 平成元年
- ↑ 平成2年
- ↑ 平成3年
- ↑ 平成4年
- ↑ 平成5年
- ↑ 平成6年
- ↑ 平成7年
- ↑ 平成8年
- ↑ 平成9年
- ↑ 平成10年 (PDF)
- ↑ 平成11年 (PDF)
- ↑ 平成12年
- ↑ 平成13年
- ↑ 平成14年
- ↑ 平成15年
- ↑ 平成16年
- ↑ 平成17年
- ↑ 平成18年
- ↑ 平成19年
- ↑ 平成20年
- ↑ 平成21年
- ↑ 平成22年
- ↑ 平成23年
- ↑ 平成24年
- ↑ 平成25年
- ↑ 平成26年
- ↑ 平成27年
- ↑ 平成28年