岡山県警察

提供: miniwiki
2018/10/6/ (土) 15:44時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
移動先:案内検索

岡山県警察(おかやまけんけいさつ)は、岡山県が設置した警察組織であり、岡山県内を管轄区域とし、岡山県警と略称する。警察法上、岡山県公安委員会の管理を受けるが、給与支払者は岡山県知事である。警察庁中国管区警察局管内。本部所在地は岡山市北区内山下二丁目4番6号(岡山県庁内)。

沿革

  • 2020年 岡山県庁の南側に新県警本部庁舎が完成予定。


本部組織

大規模警察本部であり、本部長は警視監

  • 生活安全部
    • 生活安全企画課
    • 子ども女性安全対策課
    • 少年課
    • 生活環境課
  • 地域部(2012年4月新設)
    • 地域課
    • 通信指令課
    • 機動警ら隊(岡山県警では、自動車警ら隊とは呼んでいない)
      • 本隊・岡山方面隊(岡山市北区いずみ町11-30(県警いずみ町庁舎内))
      • 倉敷方面隊(倉敷市大島451番地1(倉敷警察署内))
  • 刑事部
    • 刑事企画課
    • 捜査第一課
    • 捜査第二課
    • 捜査第三課
    • 組織犯罪対策第一課
    • 組織犯罪対策第二課
    • 鑑識課
    • 科学捜査研究所
    • 機動捜査隊
      • 本隊・岡山方面隊(岡山市北区伊福町1-9-18、旧岡山西警察署内)
      • 倉敷方面隊(倉敷市大島451番地1(倉敷警察署内))
      • 津山方面隊(津山市林田77番地(津山警察署内))

警察署

警察署数は22。※警察車両ナンバー地名は倉敷・笠岡周辺地域が「倉敷」、それ以外の地域は「岡山」である。

備前

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
岡山 備前 岡山中央警察署 岡山市中区浜一丁目19番39号 岡山市北区の東部、中区の全域 岡山東警察署
岡山東警察署 岡山市東区西大寺中野501番地9 岡山市東区の中南部(西大寺上道地域) 西大寺警察署
岡山西警察署 岡山市北区野殿東町2番10号 岡山市北区の西部
岡山南警察署 岡山市南区泉田五丁目4番6号 岡山市北区の南部、南区の全域
岡山北警察署 岡山市北区御津草生2090番地 岡山市北区の北部(御津建部地域)、加賀郡吉備中央町全域 御津警察署
赤磐警察署 岡山市東区瀬戸町瀬戸166番地 岡山市東区の北部(瀬戸地域)、赤磐市全域 瀬戸警察署
備前警察署 備前市伊部276番地1 備前市全域、和気郡和気町全域
瀬戸内警察署 瀬戸内市牛窓町牛窓4780番地11 瀬戸内市全域 牛窓警察署
玉野警察署 玉野市宇野一丁目13番1号 玉野市全域

備中

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
岡山 備中 倉敷警察署 倉敷市大島451番地1 都窪郡早島町全域、岡山市北区の一部
倉敷 倉敷市倉敷地域
児島警察署 倉敷市児島駅前四丁目83番地 倉敷市児島地域
水島警察署 倉敷市水島南幸町4番1号 倉敷市水島地域
玉島警察署 倉敷市玉島1354番地 倉敷市玉島船穂真備地域、浅口市全域、浅口郡里庄町全域
笠岡警察署 笠岡市六番町2番地3 笠岡市全域
井原警察署 井原市西江原町859番地1 井原市全域、小田郡矢掛町全域
矢掛幹部派出所 小田郡矢掛町里山田925番地1 矢掛警察署
岡山 総社警察署 総社市真壁426番地1 総社市全域
高梁警察署 高梁市段町1017番地1 高梁市全域
新見警察署 新見市新見389番地1 新見市全域

美作

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
岡山 美作 津山警察署 津山市林田77番地 津山市全域、苫田郡鏡野町全域
真庭警察署 真庭市江川821番地1 真庭市全域、真庭郡新庄村全域 勝山警察署
美作警察署 美作市明見333番地1 美作市全域、勝田郡勝央町全域、奈義町全域、英田郡西粟倉村全域 勝英警察署
美咲警察署 久米郡美咲町打穴中1082番地2 久米郡美咲町全域、久米南町全域 久米警察署

警察署の再編

歴代幹部

本部長

歴代の岡山県警察本部長
氏名 階級 在任期間 警察庁入庁 前職 後職
塩田透 警視監 - 2008.8.20 東北管区警察局長
江原伸一 警視監 2008.8.21 - 2010.3.30 1980年 科学警察研究所総務部長 地方公務員共済組合連合会監事
篠原寛 警視監 2010.3.31 - 2011.7.21 1981年 警察大学校教務部長 財務省北陸財務局長
原信造 警視監 2011.7.22 - 2013.8.21 1981年旧大蔵省入省
→2011.7.12警察庁出向
国税庁関東信越国税局長 財務省大臣官房参事官
小島隆雄 警視監 2013.8.22 - 2014.8.17 1985年 警察庁長官官房給与厚生課長 警察共済組合本部事務局長
齊藤良雄 警視監 2014.8.18 - 2016.3.24 1983年 近畿管区警察局総務監察部長 中国管区警察局長
西郷正実 警視監 2016.3.25 - 2018.1.25 1984年 科学警察研究所副所長・法科学研修所長事務取扱・総務部長事務取扱 関東管区警察局長
桐原弘毅 警視監 2018.1.26 - 1987年 皇宮警察本部副本部長

マスコットキャラクター

未解決事件

  • 1995年4月 - 倉敷市児島上の町にある民家が全焼、焼け跡から自宅の1階から被害者夫婦(事件当時夫70歳、妻66歳)の遺体が見つかった。夫は腹に包丁が刺さったままの状態で妻も胸などに刺し傷が数ヶ所あり、夫婦共に頭部が無くなっていた(倉敷市児島老夫婦殺人事件)。
  • 2000年10月20日 - 岡山市網浜(現:中区網浜)で当時、8歳の男児が行方不明となっている[1]
  • 2001年10月25日 - 上房郡賀陽町(現:加賀郡吉備中央町)で当時、1歳10ヶ月の男児が行方不明となっている[2]
  • 2002年6月3日 - 津山市に住む主婦(当時54歳)が岡山市内で行方不明となっている。しかし、6月23日重要参考人の元タクシー運転手が自殺し、銀行防犯ビデオから指名手配した女性も山中で自殺しているのが発見された[3]

不祥事

  • 2004年6月 - 警察内部の不祥事防止や違反者の処分を扱う県警本部監察課の次長がオートバイで出勤途中に38キロ超過の速度違反をし、取り締まりを逃れるために信号を無視したり、進入禁止の通学路を走ったりした末、白バイ3台に追いかけられて停止した。県警は警部を逮捕せず、違反切符を切るだけにとどめた。
  • 2005年6月 - 岡山西警察署出入り口付近で護送車容疑者に奪われ、30分後に逮捕された。
  • 2005年6月 - 児島警察署巡査長が実弾5発の入った拳銃を持ったまま行方不明となり、翌日に奈良県の山中で見つかった。
  • 2010年1月 - 真庭警察署管内の駐在所に勤務する巡査部長の長男が父親である、巡査部長の拳銃を使用して自殺した。
  • 2010年9月25日 - 笠岡警察署城見交番に於いて、ロッカーに保管されていた鑑識用の道具が盗まれているのが見付かった。同交番は、通常は24時間体制で署員が常駐しているが、この日はたまたま署で行われていた研修に署員全員が参加していたため前日の24日から無人状態となっていた[4]
  • 2011年12月 - 詐欺容疑で逮捕され護送中だった無職の少年(当時18歳)が逃走した。
  • 2012年4月 - 本部生活安全部通信指令課の警部補が、“生意気だから”と暴力団員に指示して、部下の女性警察官の私用車に剥離剤を掛け塗装を剥げさせる。両人とも器物損壊容疑で逮捕された。警部補は、所轄で組織犯罪対策を担当していたことから暴力団員とは知り合いだったという。さらにこの警部補は、暴力団員の仲介によって、自分が捜査権限を持たない交通トラブルについて処理する見返りと称して現金を騙し取ったとして、詐欺容疑で再逮捕された[5]
  • 2012年8月 -児島警察署刑事1課に勤務していた50代の男性警部補が99〜00年に担当した19事件の捜査書類を放置。いずれも時効が成立しており、県警は事件の被害者など関係者に謝罪した。適切に事件を処理せずに書類を放置していたとして警部補を処分する方針である。
  • 2012年10月20日 - 殺人の容疑で全国に指名手配されていた徳島・淡路父子放火殺人事件の容疑者の遺体が、県警本部近くのマンション一室で発見された。死亡後の検死でも徳島・淡路父子放火殺人事件の容疑者と気付かず、葬祭業者からの連絡を受け指紋照合を行い判明した。
  • 2013年3月26日 - 勝英署(現:美作署)で勤務していた40歳代の男性警部補(その後別の署に異動)が、交通違反切符などを処理せず放置していたことが発覚した。放置していた違反案件のうち、数件は公訴時効となっていた。県警監察課はこの警部補を公文書毀棄罪で捜査対象とした[6]
  • 2013年3月30日 - 県警機動警ら隊の40歳代の男性警部補が、県警本部のサーバー不正アクセスし事件の捜査データを無断消去していたことが発覚した。なお、この警部補は同隊の備品を盗んだことも明らかになっており、同僚への嫌がらせのためだったと供述した[7]
  • 2013年6月13日 - 津山市内のスーパーマーケット育毛剤万引きされる事件が多発し、店からの被害届で津山署が防犯カメラの映像に似ているとして同市内の70歳代の男性が逮捕されたが男性は一貫して容疑を否認し、また同日には男性にはアリバイがあったことも明らかとなったため、同署は男性を釈放した。また防犯カメラの映像をさらに解析したところ、別人であることが明らかとなった[8]
  • 2013年6月24日 - 岡山西警察署で総務・会計を担当する副署長が4月、署に届けられた600円相当の腕時計を着服し横領した疑いで書類送検された。副署長は停職3か月の懲戒処分を受け、24日付で依願退職となった。副署長が倉庫から持ち出すのを部下が目撃し、署長に報告して横領が発覚した。
  • 2013年8月7日 - 岡山西警察署生活安全課の巡査部長を勤務中に捜査車両内で、後輩の女性警察官の体を無理やり触るなどしたとして強制わいせつの疑いで逮捕した。
  • 2014年4月17日 -倉敷市児島田の口7丁目の児島港で、県警機動警ら隊のパトカーに追跡されていた軽乗用車が海中に転落した。約1時間50分後、車内から運転していた市内の男性(71)が見つかり、男性は病院に搬送されたが死亡が確認された。なお、男女間のトラブルの通報があり、機動警ら隊のパトカーが2014年4月17日午前3時半ごろ玉野市渋川の駐車場で手配されていた軽乗用車を発見し、隊員が職務質問をしようとすると車が急発進したため、サイレンを鳴らして赤色灯をつけて国道430号を西に約7キロ追跡したところ、車が海に転落したという。
  • 2014年5月 - 倉敷警察署地域課の男性巡査を窃盗事件の被害届など捜査書類33通を寮の自室に隠したとして、公用文書毀棄(きき)容疑で書類送検された。
  • 2014年7月 - 岡山県警の覆面パトカーが6月、逮捕状を請求するため山陽自動車道を時速約140キロで緊急走行し速度超過したとして、県警が道交法違反(速度超過)の疑いで笠岡署交通課の30代の男性巡査長を書類送検していたことが3日、分かった。6月27日付で処分したが、内容は明らかにしていない[9]
  • 2015年7月 - 14日午後10時ごろ、岡山市南区新福2丁目の国道交差点で緊急走行中の岡山南署のパトカーが同市の男性会社員の乗用車と出合い頭に衝突した[10]

脚注

関連項目

外部リンク