徳島県警察
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徳島県警察(とくしまけんけいさつ)は、徳島県が設置した警察組織。徳島県内を管轄区域とし、徳島県警と略称する。 警察法上、徳島県公安委員会の管理を受けるが、給与支払者は徳島県知事である。警察庁四国管区警察局管内。本部所在地は徳島市万代町二丁目5番地1。シンボルマスコットはうずしお君。
体制
警察署13箇所 交番数 26箇所 駐在所 105箇所 警備派出所 1箇所
本部組織
警察署
警察署数は11。
地域 | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 | 前身 |
---|---|---|---|---|
東部 | 徳島中央警察署 | 徳島市中洲町 | 徳島市東部(内町・八万・多家良地区など)、名東郡佐那河内村 | 徳島東警察署 |
徳島名西警察署 | 徳島市庄町 | 徳島市西部(佐古・加茂・加茂名・不動・入田・国府地区など)、名西郡石井町・神山町 | 徳島西警察署、石井警察署 | |
徳島板野警察署 | 板野郡北島町鯛浜字川久保 | 板野郡北島町・松茂町、徳島市北部(川内・応神地区)、板野郡板野町・上板町・藍住町 | 徳島北警察署、板野警察署 | |
鳴門警察署 | 鳴門市大津町吉永 | 鳴門市 | ||
小松島警察署 | 小松島市日開野町 | 小松島市、勝浦郡勝浦町・上勝町 | ||
阿波吉野川警察署 | 吉野川市川島町川島 | 吉野川市・阿波市 | 川島警察署、吉野川警察署 | |
市場警察署、阿波警察署 | ||||
西部 | 美馬警察署 | 美馬市脇町字拝原 | 美馬市、美馬郡つるぎ町、三好郡東みよし町(毛田・中庄の各一部) | 脇町警察署 |
貞光警察署、つるぎ警察署 | ||||
三好警察署 | 三好市池田町ウエノ | 三好市、三好郡東みよし町(毛田・中庄の各一部を除く) | 池田警察署 | |
南部 | 阿南警察署 | 阿南市富岡町トノ町 | 阿南市 | |
那賀警察署 | 那賀郡那賀町和食郷字南川 | 那賀郡那賀町 | 鷲敷警察署 | |
牟岐警察署 | 海部郡牟岐町大字中村字山田 | 海部郡牟岐町・美波町・海陽町 |
警察署の再編
- 2004年10月1日:川島警察署が「吉野川警察署」に改称。
- 2005年3月1日:鷲敷警察署が「那賀警察署」に、脇町警察署が「美馬警察署」に、貞光警察署が「つるぎ警察署」にそれぞれ改称。
- 2005年4月1日:市場警察署が「阿波警察署」に改称。同時に阿波市吉野町域が板野警察署から阿波警察署に移管。
- 2006年3月1日:池田警察署が「三好警察署」に改称。
- 2014年4月1日:吉野川警察署と阿波警察署が統合し、「阿波吉野川警察署」に改称し阿波警察署は分庁舎となる。つるぎ警察署が美馬警察署に統合し分庁舎となる。
- 2018年4月:徳島東警察署が徳島中央警察署に名称変更。また、石井警察署が徳島西警察署に統合し徳島名西警察署に名称変更し分庁舎となる。さらに、板野警察署が徳島北警察署に統合し徳島板野警察署に名称変更し分庁舎となる。
※これより下は「警察再編整備等総合計画」を引用。
最近の主な事件
- 徳島自衛官変死事件
- 徳島・淡路父子放火殺人事件 -「おい、○○!(加害者氏名。死亡)」のキャッチコピーが全国的に有名となった。
不祥事
- 2012年5月、小松島警察署地域課の40代男性巡査部長が、警察手帳を偽造して大阪市在住の少年など警察マニアに販売していたとして、有印公文書偽造容疑で大阪府警に逮捕され懲戒免職処分になった[1]。
- 2012年11月、鳴門署地域課の20代男性巡査が業務と関係なく他人の自動車運転免許証の記載事項の照会を繰り返したとして懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2014年3月、県警本部所属の一般職の男性課長補佐が酒に酔って他人の家に入ったとして懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2014年7月、警察署に勤務する20代男性巡査が道交法で定められた基準値を下回る酒気を帯びて乗用車を運転したとして懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2015年4月、徳島東署の50代女性巡査部長と30代女性巡査長が交通切符に事実と異なる内容を記載したとして書類送検 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2015年7月、徳島東署の20代女性巡査が勤務中にバイクで転倒し、自転車の女性に接触する事故を起こしたのに届け出ず、自動車運転処罰法違反と道交法違反の両容疑で書類送検 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2015年9月、板野署刑事課長の男性警部が女性警察職員に複数回にわたり、不適切な性的言動を繰り返したとして懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2015年12月、那賀署の30代男性巡査長が車の運転方法を巡ってトラブルになったドライバーに暴行し、傷害の疑いで懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2015年12月、小松島署地域課の20代男性巡査長が酒気を帯びた状態だと自覚しながら車を運転して同署に出勤したとして懲戒処分 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2016年7月、本部会計課係長の30代男性警部補が大型商業施設で女児のスカート内を盗撮しようとしたとして、県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕。懲戒処分後に依願退職 ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面
- 2016年9月上旬、徳島県警察学校長を務める男性警視が、徳島県松茂町内の国道において、制限時速の60kmを超過する90kmで走行し、道路交通法に違反したとして赤切符を切られていたことが判明し、県警は同年9月23日付でこの警視を本部長訓戒処分とした[2]。
- 2017年7月、鳴門署地域課の20代巡査が警察官舎内の同僚の女性警察官の部屋に侵入し下着を盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで逮捕。罰金30万円の略式命令後懲戒免職処分(懲戒免職処分者は2012年以来、2016年には減給処分者がのちに依願退職) ※2017年(平成29年)7月21日付徳島新聞朝刊27面および8月10日付徳島新聞朝刊31面
- 2017年8月23日、鳴門警察署警務課留置管理係の男性巡査長が、事件の被害者や留置された容疑者などが記された日報を、ファクスで本部警務課留置管理室に送信するところを誤って徳島弁護士会にも送信。弁護士会からの指摘を受け回収するとともに、弁護士会と関係者に謝罪したと発表。 ※徳島新聞朝刊8月24日付31面
脚注
- ↑ 大阪府警の手帳を偽造容疑 徳島の巡査部長を逮捕 スポニチアネックス 2012年5月10日
- ↑ 訓戒処分 警察学校長、30キロ速度超過 徳島県警 毎日新聞 2016年11月13日