阿南市
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阿南市(あなんし)
徳島県東部,那賀川の下流域にある市。東部は紀伊水道に臨む。1958年富岡町と橘町が合体して市制。2006年那賀川町,羽ノ浦町の 2町を編入。北部の富岡地区は阿南市の中心市街地で那賀川の河口近くにあり,藩政時代の城下町で,商業の中心地として発展。南部の橘地区は,阿波松島といわれる風光明媚な橘湾に面した一漁村であったが,1964年新産業都市の指定を受け,湾奥の埋立地に火力発電所が設置され,電機工場が進出。内陸の桑野から新野 (あらたの) にかけた地域は,たけのこ産地として有名。西部に四国八十八ヵ所の第21番札所太竜寺,第22番札所平等寺があり,太竜寺のある太竜寺山一帯は東山渓県立自然公園に属する。橘湾以南の海岸は室戸阿南海岸国定公園に属し,橘湾内の弁天島には国指定天然記念物の熱帯性植物群落がある。橘湾と阿波三山の一つ津峯山(284m)を結ぶ津峯スカイラインも完成。八桙神社 (はちほこじんじゃ) は国指定重要文化財を多数有し,新野に伝わる阿波人形浄瑠璃は国の重要無形民俗文化財に指定されている。JR牟岐線,国道55号線,195号線が通じる。
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