徳島市
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徳島市(とくしまし)
徳島県北東部,紀伊水道に面する市。 1889年市制。 1951年多家良 (たから) 村,勝占 (かつうら) 村,95年新居 (にい) 町,上八万 (かみはちまん) 村,川内 (かわうち) 村と入田 (にゅうだ) 村の一部,66年応神 (おうじん) 村,67年国府 (こくふ) 町をそれぞれ編入。県庁所在地。北部は吉野川下流の三角州,南部は丘陵性の山地を占める。江戸時代,蜂須賀氏 25万石の城下町として発達。また,阿波特産アイ (藍) の集散地としてにぎわった。市の東部は工業地区で,造船業,綿織物業,金属工業のほか,鏡台,たんすなど木工業が行われる。浄瑠璃で有名な阿波十郎兵衛屋敷跡,日本を愛した文学者モラエスの墓などがある。蜂須賀氏の築城を祝って住民たちが踊ったのが起源といわれる阿波踊は特に有名。眉の形をした眉山 (びざん) は,中世までは聖なる山,次いで城下町防御の拠点とされたが,現在は観光地となっている。旧徳島城表御殿庭園は名勝。市域には四国八十八ヵ所の第 13番札所大日寺,第 14番札所常楽寺,第 15番札所国分寺,第 16番札所観音寺,第 17番札所井戸寺がある。市街地の南方にある丈六寺の本尊聖観世音菩薩は重要文化財。西部は東山渓県立自然公園に属する。 JR高徳線,徳島線,牟岐線の起点。国道 11号線,55号線,192号線,438号線が通じる。徳島港から阪神,和歌山,東京,小倉へフェリーが運航する。
外部リンク
- 行政
- 観光