ニプロ
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ニプロ株式会社(英:Nipro Corporation 中:尼普洛)は、大阪市北区に本社を置く企業。医療機器、医薬品、ガラス製品の製造販売の運営を行っている。人工透析の分野で有力である。
Contents
沿革
- 1954年(昭和29年)7月 - 京都市下京区に「日本硝子商事株式会社」を会社設立し、アンプル用硝子管・錠剤瓶用硝子管の販売を開始。
- 1959年(昭和34年)11月 - 本店を大阪市大淀区(現:北区)に移転。
- 1963年(昭和38年)9月 - 魔法瓶用中瓶加工の自動機械を開発し魔法瓶用硝子の販売を開始。
- 1963年(昭和38年)11月 - ストア事業部として、スーパーマーケット「ニッショーストア」を大阪府豊中市服部に開設。
- 1965年(昭和40年)4月 - 製薬会社向けに医療機器(輸液セット)の販売を手掛ける。
- 1969年(昭和44年)8月 - 「株式会社富沢製作所」(現:ニプロ医工株式会社)を子会社とし医療機器の生産を開始。
- 1972年(昭和47年)4月 - 「(旧)株式会社ニプロ」に医療機器の国内販売を担当させる。
- 1974年(昭和49年)1月 - (2代目)日本硝子商事株式会社(当社)が(初代)日本硝子商事株式会社を吸収合併(いわゆる株式額面変更目的の合併)。
- 1977年(昭和52年)5月 - 商号を「株式会社ニッショー」に変更。
- 1987年(昭和62年)2月2日 - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
- 1988年(昭和63年)9月 - 「菱山製薬株式会社」(現:ニプロファーマ株式会社)に資本参加し医薬品分野へ進出。
- 1990年(平成2年)3月1日 - 大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。
- 1996年(平成8年)12月25日 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
- 1998年(平成10年)8月 - 株式会社牧野薬局(現:株式会社ニッショードラッグ)に資本参加しドラッグストア分野へ進出。
- 2001年(平成13年)
- 4月 - 「株式会社ニッショー」が「(旧)株式会社ニプロ」を合併。商号を「ニプロ株式会社」に変更。
- 6月 - スーパーマーケット部門を会社分割して「株式会社ニッショー」を設立。
- 2004年(平成16年)4月 - 「竹島製薬株式会社」(後のニプロジェネファ株式会社、2012年10月にニプロファーマ株式会社へ企業合併)に資本参加。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 3月1日 - 田辺製薬株式会社(現:田辺三菱製薬株式会社)の株式を取得。
- 4月1日 - 全星薬品工業の株式を取得し、同社と業務提携を結ぶ。
- 6月1日 - 株式会社ニッショー(現:株式会社阪急オアシス)の全株式を阪急百貨店へ譲渡。
- 12月 - 株式会社ニッショードラッグの株式を株式会社キリン堂へ譲渡。
- 2007年(平成19年)5月 - 第一三共より子会社の埼玉第一製薬株式会社(後のニプロパッチ株式会社、2017年4月にニプロファーマ株式会社へ企業合併)の株式を譲受、経皮吸収型投与システム分野に進出。
- 2008年(平成20年)
- 8月 - 子会社の新和商事株式会社を吸収合併。
- 10月 - バイオテクノロジー企業である株式会社リプロセル並びに株式会社細胞科学研究所の株式を取得。
- 2009年(平成21年)6月 - 中南米において、アークレイ株式会社が製造する自己血糖測定器の販売に関する業務提携を結ぶ。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)8月 - 伊藤忠商事株式会社が保有していた株式会社グッドマンの全株式を取得し、完全子会社化[1]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)6月 - 医療用ソフトウェア開発事業を担う子会社として、ニプロシステムソフトウェアエンジニアリング株式会社を設立[4]。
- 2017年(平成29年)
主な事業所
東京営業部
支店・営業所
札幌、盛岡、秋田、仙台、郡山、新潟、松本、水戸、さいたま、千葉、立川、横浜、静岡、名古屋、岐阜羽島、金沢、京都、大阪、神戸、岡山、広島、高松、大野城、熊本、鹿児島
工場
研究所
子会社・関連会社
医療機器
- ニプロ医工株式会社
- 株式会社グッドマン
- ネクスメッドインターナショナル株式会社
- 株式会社メディオ
- 株式会社IMC
- ニプロメディカルLTDA.(ブラジル)
- アバンテックヴァスキュラーコーポレーション(米国)
- インフラレディクス,inc.(米国)
- ニプロメディカルコーポレーション(米国)
- ニプロメディカルパナマS.A.(パナマ)
- ニプロメディカルメキシコS.A. DE C.V.(メキシコ)
- ニプロメディカルプエルトリコ,INC.(プエルトリコ)
- ニプロメディカルコーポレーションプロドゥトスメディコスLTDA.(ブラジル)
- ネクストオーソサージカル Inc.(米国)
- ニプロヨーロッパN.V.(ベルギー)
- ニプロフランスS.A.(フランス)
- ニプロポーランドSp. z o.o.(ポーランド)
- ニプロノルディクスAB(スウェーデン)
- ニプロセネガルSUARL(セネガル)
- ニプロD.Med.インターナショナルGmbH(ドイツ)
- ニプロオーストリアGmbH(オーストリア)
- グッドマン・メディカル・アイルランドLIMITED(アイルランド)
- ニプロタイランドコーポレーション(タイ)
- 尼普洛(上海)有限公司(中国)
- PT. ニプロインドネシア JAYA(インドネシア)
- ニプロJMI Company Ltd.(バングラデシュ)
- ニプロベトナムカンパニーリミテッド(ベトナム)
- ニプロインディアコーポレーションPRIVATE LIMITED(インド)
- 尼普洛医療器械(合肥)有限公司(中国)
- ニプロアジア PTE LTD(シンガポール)
- ニプロマレーシアSDN. BHD.(マレーシア)
- 尼普洛貿易(上海)有限公司(中国)
- ニプロセールスタイランドCo.,LTD.(タイ)
- ニプロミドルイーストFZE(アラブ首長国連邦)
- ニプロメディカルインディアPRIVATE LIMITED(インド)
- グッドマン医療器械国際貿易(上海)有限公司(中国)
- ニプロ東徳医療機器株式会社(韓国)
医薬品
糖尿病関連商品
透析関連商品
- サルベゴ・ラボラトリオ・ファルマセウティコ LTDA.(ブラジル)
- ニプロリーナルソリューションズスペインS.L.(スペイン)
医療用硝子製品
- ニプロファーマパッケージングアメリカスCorp.(米国)
- ニプロファーマパッケージングフランスS.A.S.(フランス)
- ニプロファーマパッケージングベルジャムN.V.(ベルギー)
- ニプロファーマパッケージングウラルLLC(ロシア)
- ニプロファーマパッケージングジャーマニーGmbH(ドイツ)
- ニプロファーマパッケージングインディア Private Limited(インド)
- 成都平原尼普洛薬業包装有限公司(中国)
- 吉林尼普洛嘉恒薬用包装有限公司(中国)
- 安陽尼普洛昌達医薬包装有限公司(中国)
- 濮陽市昌達玻璃有限公司(中国)
- 尼普洛医薬包装容器(上海)有限公司(中国)
その他
- ニプロ医療電子システムズ株式会社 - 医療用電子機器などの開発・製造・販売
- ニプロシステムソフトウェアエンジニアリング株式会社 - 医療用ソフトウェア等のシステム開発・製造・販売
- 株式会社細胞科学研究所 - 細胞培養液の製造・販売
- 株式会社ニプロ・トランソニック - 超音波血流計の輸入・販売・メンテナンス
- 株式会社ニチホス - 調剤薬局の経営並びに医薬品の販売
- ニッショー保険サービス株式会社 - 損害保険代理業
- ニプロピュアウォーターGmbH(ドイツ) - 水処理装置関連の製造・販売
- ニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.(ベルギー) - 子会社の統括管理
- ニプロファーマパッケージングインターナショナルN.V.(ベルギー) - 子会社の統括管理
社会との関わり
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社長である佐野實が山梨県出身であり、同県の大阪県人会会長を務めていることなど山梨県唯一のプロチームを支援するため、2006年(平成18年)から2008年(平成20年)までJリーグ・ヴァンフォーレ甲府のユニフォームスポンサーとなっていた。
テレビ番組の提供
- 2018年(平成30年)時点
- 行列のできる法律相談所(日本テレビ系列)
- 報道ステーション(テレビ朝日系列)※月曜
- あさチャン!(TBS系列)
- 世界一周魅惑の鉄道紀行(BS-TBS)
- BSフジLIVE プライムニュース(BSフジ)
- 過去
- 真相報道 バンキシャ!(日本テレビ系列)
- 知ってるつもり?!(日本テレビ系列)
- いつみても波瀾万丈(日本テレビ系列)
- JNN報道特集(TBS系列)
- NEWS23(TBS系列)
- 報道特集NEXT(TBS系列)
- 報道特集(TBS系列)
- みのもんたの朝ズバッ!(TBS系列)※隔日
- 金曜ロードショー(日本テレビ系列)
- 誰だって波瀾爆笑(日本テレビ系列)
- ニュースモーニングサテライト2部(テレビ東京系列)
- めざましテレビ(秋田テレビ)※毎週水曜7時台前半のローカルで提供。
など
- 在京テレビ局での提供が多い。
不祥事
- 2012年12月に愛知県一宮市内の病院で黒い異物が付着したニプロ製注射針1本が発見され、2014年1月にはゼリー状の異物が内部に入った注射器1本が発見された。当初は製造時のミスを認めたものの自主回収は行わなかったが、厚生労働省からの指導を受け、2015年6月10日より自主回収を始めた。2012年6月から9月に製造した注射針201万本と、2013年11月に製造した注射器49万5千本が対象[6][7][8][9]。
注釈
- ↑ “子会社株式の追加取得による完全子会社化に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), ニプロ株式会社, (2014年7月31日) . 2015閲覧.
- ↑ “簡易株式交換による株式会社細胞科学研究所の完全子会社化に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), ニプロ株式会社, (2014年11月21日) . 2015閲覧.
- ↑ “事業譲受に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), ニプロ株式会社, (2015年1月26日) . 2017閲覧.
- ↑ “医療用ソフトウェア製造子会社設立に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), ニプロ株式会社, (2016年7月1日) . 2017閲覧.
- ↑ “ジェネリック医薬品の製造販売会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), ニプロ株式会社, (2017年3月28日) . 2017閲覧.
- ↑ 注射針「フローマックス」の特定品番自主回収に関するお知らせ (PDF) - ニプロ、2015年6月10日(医療関係者向け)
- ↑ 注射筒「ニプロシリンジ」の特定品番自主回収に関するお知らせ (PDF) - ニプロ、2015年6月10日(医療関係者向け)
- ↑ ニプロ 注射器など250万本自主回収 - 2015年7月3日 NHK NEWS WEB 2015年7月3日閲覧
- ↑ ニプロ、注射針など250万本自主回収 異物が付着 - 朝日新聞、2015年7月3日