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西新 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 福岡市 |
区 | 早良区 |
人口 (2017年(平成29年)9月30日現在) | |
- 計 | 11,664人 |
等時帯 | JST (UTC+9) |
郵便番号 | 814-0002 |
市外局番 | 092 (福岡MA) |
ナンバープレート | 福岡 |
西新(にしじん)は、福岡県福岡市早良区の地名。現行行政地名は西新一丁目から七丁目。2017年9月30日現在の人口は11,664人[1]。郵便番号814-0002。
Contents
地理
福岡市の中心である天神の西側、早良区北部に位置し、福岡市西部においては最大の繁華街が展開される。また、西南学院大学が所在し学生街の性格も持つ。北で百道浜、東で中央区地行浜・地行・今川、南東の橋梁上の一点で中央区鳥飼、南で城西・祖原、南西の道路上の一点で昭代、西で高取、北西で百道と隣接する。藤崎等とともに福岡市西郊の副都心を形成する。福岡市地下鉄空港線の西新駅が置かれている。明治通り・早良街道・城南線の3本が通っている。
地価
住宅地の地価は2014年(平成26年)1月1日に公表された公示地価によれば西新2-11-9の地点で31万5000円/m2となっている。[2]
学生街
西新周辺には福岡県立修猷館高等学校や西南学院中学校・高等学校、西南学院大学などがあり、また学習塾も多く存在する。学生が多いためカラオケやボウリング、ゲームセンター、ビリヤード場など遊戯施設が整っており昼夜問わず若年層が多く行き交う。また福岡市総合図書館や福岡市博物館があるシーサイドももちからも近いことによって、西新周辺以外の学生の往来も多い。地下鉄西新駅のシンボルマークは地名のイニシャル「N」を鉛筆とペンで図案化したものになっている。
住宅街
西新は文教地区であることや利便性・住環境の良さから、マスコミや不動産会社による「福岡市で住みたい街」ランキングなどでたびたび上位に入るほど住む街としても非常に人気が高い。公務員官舎や転勤族向けの賃貸マンションも集中しており、「転勤族の街」とも呼ばれる。
西新周辺の公立の小中学校が、福岡市内の他の小中学校に比べて生徒の学力が平均的に高く、教育環境も良いとの評判から、近年における都心回帰の傾向と相まって、西新周辺の小中学校に我が子を入学させたいと願って転入してくるファミリー層が増えており、こうした人々は地元で「ニシジニスト」と呼ばれる。このような事情から西新小学校では入学から卒業まで在籍する児童が3分の1以下という極めて特殊な状況に置かれている。
広域地名
地元での広域汎称地名としての西新の認識は、行政区分の西新の町名から拡大され、概ね福岡市立西新小学校校区(西新・城西・曙など)及び福岡市立高取小学校校区(高取・祖原・昭代など)に及ぶ。
歴史
1666年(寛文6年)、紅葉八幡宮が福岡藩第3代藩主黒田光之によって樋井川西岸の唐津街道沿いに移されたため、門前町として人家が並ぶようになる。1694年(元禄7年)には藩によって下級藩士の宅地が造成される。頭山満の生家も西新であった。1872年(明治5年)の区画制施行では城下町福岡と同じ第1大区となるも、1889年(明治22年)の市制・町村制施行の際に麁原(そはら)村と合併して早良郡西新町となる。
1891-92年頃より西新炭鉱の採掘が始まるも振るわず1900年(明治33年)に閉山。採掘は麁原炭鉱や鳥飼炭鉱に移った。同じ頃、1900年(明治33年)に修猷館が、1918年(大正7年)に西南学院が移転し文教地区の性格を帯びる。
1910年(明治43年)には西新町内に電車駅が開業。1925年(大正14年)には北九州鉄道西新町駅(のち国鉄西新駅、1983年3月21日限りで廃止)も開業。それに伴い商業地区としても活気づく。
1945年(昭和20年)の福岡大空襲ではさほど被害を受けず、戦後は住宅が激増した。
地名の由来
江戸時代、現在の中央区今川付近が「西町」と呼ばれていたのに対し、樋井川以西を「新西町」と呼んだことに由来する。これがいつしか逆転して「西新」になった。
交通
鉄道
かつて西鉄福岡市内線貫線・城南線が通っていたが、1975年(昭和50年)に廃止された。
1983年(昭和58年)に廃止となった筑肥線西新駅は西新地区から約1km離れた昭代3丁目にあった。
バス
- 西鉄バス
- よかトピア通り:西南中高前 - 博物館南口
- 明治通り:西新一丁目(西行きのみ) - 西新パレス前 - 西新商店街前(平日・土曜朝、東行きのみ) - 修猷館前 - 防塁前
- 城南線:西新四丁目 - 西新パレス前/修猷館前
- 西新通り:西南中高前 - 西南大学前 - 西新パレス前/脇山口
- 早良街道:西新パレス前/西南大学前 - 脇山口
道路
施設
西新の施設には商店街やスーパー(イオン)、家電量販店(ベスト電器)、デパート(プラリバ)、ドン・キホーテ、飲食店、パチンコ店などがあり、西新商店街を中心に多くの人が行き交っている。
- 福岡市西新公民館
- 西南学院大学
- 福岡県立修猷館高等学校
- 福岡市立西新小学校
- 私立幼稚園教育センター - 福岡市市立幼稚園連盟が置かれる。
- 福岡航空ビジネス専門学校
- 西新緑地
- 西新北緑地
- 西新商店街
- 西新エルモールプラリバ(旧・西新岩田屋、2015年7月で閉店)
- ベスト電器西新店
- ドン・キホーテ西新店
- イオン西新店 - 旧・ユニード(1994年にダイエーに吸収合併)の前身、スーパー丸栄の1号店である。トポスを経て前店舗名は「ダイエー西新店」。2016年5月末で閉店
- TSUTAYA福岡西新店
- 西新パレス
- 福岡銀行西新町支店
- 西日本シティ銀行西新町支店
- 福岡中央銀行西新支店
- 佐賀銀行西新町支店
- 北九州銀行西新支店
- 福岡信用金庫西新支店 - 旧福博信用金庫西新支店(1968年合併)[3]。1949年に開店した西新支店は藤崎支店と改称されており、現西新支店とは異なる[3]。
- 福岡記念病院
- 元寇神社
- 浦賀神社
- 松山稲荷神社
- 杉山神社
西新商店街
西新地区には唐津街道にそって商店街が形成されている。東から順におおむね以下の位置にある。
- オレンジ通り商店街 - 今川橋から城南線まで
- 西新中央商店街 - 城南線から早良街道まで
- 中西商店街 - 早良街道から高取との町界まで
また、中西商店街から西へと高取商店街が続き、高取商店街のさらに西には藤崎商店街が藤崎駅まで続き、今川橋から藤崎駅までの約1.4kmの東西に長い商店街が形成されている。
様々な飲食店や商店で賑わう西新商店街の特徴の1つとして、リヤカー部隊の露店がある。この露店は、福岡市近郊で採れた新鮮な魚介類や野菜を、歩行者天国となった商店街の真ん中で売っている。市内でも珍しい商店街である。
サザエさん発案の地
西新6丁目の磯野広場に「サザエさん発案の地」の陶板が設置されている。これは同漫画の原作者長谷川町子が東京から疎開していた1944年から1946年まで現在の西新3丁目に住んでおり、百道の海岸を散歩しながら、サザエ、カツオ、ワカメ等の登場人物を考案したことに由来する。当時は西新北側のシーサイドももちが埋め立てられていなかったため、西新のすぐそばに海岸線があった。
史跡
脚注
- ↑ 住民基本台帳 男女別人口及び世帯数・公称町別世帯数及び人口/平成24年1月末現在、福岡市役所(XLSファイル)、2012年2月24日閲覧。
- ↑ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ↑ 3.0 3.1 当金庫について-ごあいさつ(福岡信用金庫)、2012年2月25日閲覧。
関連項目
外部リンク
百道浜 | 百道浜 | 地行浜 | ||
百道 高取 |
北 | 地行 今川 | ||
西 '西新' 東 | ||||
南 | ||||
昭代 | 祖原・城西 | 鳥飼 |