唐津街道
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唐津街道(からつかいどう)は江戸時代に整備された街道の一つ。長崎街道から分かれ博多等を経由して肥前国松浦郡唐津(現佐賀県唐津市)に至る。
起点については大里(豊前国企救郡、現福岡県北九州市門司区)、小倉(豊前国企救郡、現北九州市小倉北区)、若松(筑前国遠賀郡、現北九州市若松区)、木屋瀬(筑前国鞍手郡、現北九州市八幡西区)など諸説ある。
概要
長崎街道の脇街道としての役割のほか、沿線の福岡藩(黒田氏)、唐津藩(小笠原氏ほか)の参勤交代にも使用された。
宿場
カッコ内は現在の市区町村。
- 若松
- 芦屋:筑前国遠賀郡(福岡県遠賀郡芦屋町)
- 赤間:筑前国宗像郡(福岡県宗像市)
- 畦町:筑前国宗像郡(福岡県福津市)
- 青柳:筑前国糟屋郡(福岡県古賀市)
- 箱崎:筑前国糟屋郡(福岡県福岡市東区)
- 博多:筑前国那珂郡(福岡県福岡市博多区)
- 福岡:筑前国那珂郡(福岡県福岡市中央区)
- 姪浜:筑前国早良郡(福岡県福岡市西区)
- 今宿:筑前国志摩郡(福岡県福岡市西区)
- 前原:筑前国志摩郡(福岡県糸島市)
- 深江:筑前国怡土郡(福岡県糸島市二丈深江)
- 浜崎:肥前国松浦郡(佐賀県唐津市浜玉町浜崎)
関連文献
- 丸山雍成「唐津街道と耳塚・鼻切り : 朝鮮侵略への道」、『交通史研究』第46巻、交通史学会、 1-20頁、 doi:10.20712/kotsushi.46.0_1。