カルチュア・コンビニエンス・クラブ

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カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(Culture Convenience Club Company, Limited)

書店・レンタル店の「TSUTAYA」を核とする事業持株会社。英語の頭文字をとってCCCと略称する。代表取締役社長を務める増田宗昭(むねあき)(1951― )が1983年(昭和58)に設立した蔦谷(つたや)書店が前身で、1985年にビデオレンタル店のフランチャイズ本部として創業した。書籍・DVD・ゲームソフトの販売・レンタルのほか、出版・映像・音楽事業、共通ポイント「Tポイント」によるデータベース・マーケティング事業、インターネット事業などへ多角的な展開をしている。音楽・映像ソフトの販売・レンタル店としては日本最大のチェーン店であり、書籍の販売額も日本最大級である。

レンタル店「TSUTAYA」のほか、「蔦屋書店」「TSUTAYA BOOK STORE」「草叢(くさむら)BOOKS」などの店舗ブランドをもつ。1999年(平成11)に書籍・CD・DVD・ゲームのネットショッピングを始め、文具・雑貨・家電の販売、写真事業、スマートフォンの販売・買取り、商業施設の企画・運営、地方自治体からの図書館運営の受託などへ事業を積極的に多角化。2003年(平成15)には共通会員証Tカードによる「Tポイント」サービスを開始し、会員数は2017年10月時点で約6400万人と、日本の6大共通ポイント(Ponta(ポンタ)、楽天ポイント、nanaco(ナナコ)、dポイント、WAON(ワオン))の一角を占める。2006年から2009年まで子会社へ事業部門を移管して純粋持株会社であったことがあるほか、2000年に東証マザーズに上場し、2003年には東証1部に昇格しながら、2011年にはマネジメント・バイアウト(MBO、経営陣による買収)で非上場となるなど、頻繁に経営形態を変えている。映像や音楽のネット配信が普及し、主力のCD・DVDのレンタル事業からの脱却が課題となっている。傘下にTSUTAYAのほか、出版・映像・音楽事業のカルチュア・エンタテインメント、データベース事業のCCCマーケティング、「Tポイント」事業のTポイント・ジャパン、徳間(とくま)書店、主婦の友社、格安スマートフォン販売のトーンモバイルなどを抱える。

脚注

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