「瀬戸中央自動車道」の版間の差分

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* [[2003年]]（平成15年）[[7月]] : 通行料金を10 %値下げする。
 
* [[2003年]]（平成15年）[[7月]] : 通行料金を10 %値下げする。
 
* [[2005年]]（平成17年）[[10月1日]] : 日本道路公団等民営化関係法により、[[日本高速道路保有・債務返済機構|独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構]]ならびに[[本州四国連絡高速道路|本州四国連絡高速道路株式会社]]に承継し、本州四国連絡橋公団が解散する。
 
* [[2005年]]（平成17年）[[10月1日]] : 日本道路公団等民営化関係法により、[[日本高速道路保有・債務返済機構|独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構]]ならびに[[本州四国連絡高速道路|本州四国連絡高速道路株式会社]]に承継し、本州四国連絡橋公団が解散する。
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== 路線状況 ==
 
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瀬戸中央自動車道には[[ガソリンスタンド|給油所]]が設置されている[[サービスエリア]]および[[パーキングエリア]]はない<ref group="注釈">鴻ノ池SAの下り線に給油所があったが、[[2008年]]（[[平成]]20年）[[8月31日]]に閉鎖した。</ref>。瀬戸大橋区間では、強風時や積雪時には全面通行止になる前段階として、二輪車が通行止となることがある。
 
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開通当初の通行料金は児島IC - 坂出北ICの普通車が5,500円で、1 km当たりにすると約345.91円という料金であった。
 
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本州四国道路のほかのルートと共に、数回にわたって通行料金の引き下げが行われた。
 
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[[2014年]]（平成26年）[[4月]]から「新たな高速道路料金」が導入されたことにより本州四国道路は全国路線網に編入され、児島IC - 坂出北IC間の普通車の平日通行料金はETC車1,700円、現金車3,600円となった<ref>{{Cite web |date=2014-03-14 |url=http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/press/pdf/2014/140314press-1.pdf |title=「平成26年4月からの新たな本四高速料金」について |format=PDF |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>。
 
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=== 車線・最高速度 ===
 
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!rowspan="2"|区間
 
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!rowspan="2"|[[車線]]<br />上下線=上り線+下り線
 
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!rowspan="2"|[[最低速度]]
 
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!colspan="2"|[[最高速度]]
 
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![[大型自動車|大型]][[貨物自動車|貨物]]等<br />[[三輪自動車|三輪]]・[[牽引自動車|牽引]]
 
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!左記を除く車両
 
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|早島IC/TB - 児島IC
 
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|rowspan="2"|4=2+2
 
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|rowspan="2"|50 [[キロメートル毎時|km/h]]
 
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|80 km/h
 
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|100 km/h
 
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|児島IC - 坂出TB/IC
 
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|colspan="2"|80 km/h
 
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[[日本の高速道路一覧#本州四国連絡道路|自動車専用道路]]のため、最低速度と大型貨物等と三輪・牽引の最高速度と、それ以外の車両の最高速度の各標識が3つ連なって設置されている。
 
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=== 主なトンネルと橋 ===
 
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瀬戸大橋は、瀬戸内海の島々を足掛かりに南備讃瀬戸大橋や北備讃瀬戸大橋など、6本連続する道路鉄道併用橋の総称である。個々の橋をつなぎ合わせた全長は12.3 kmにもなり、[[ギネスブック]]には1本の世界最長の道路鉄道併用橋として認定されている{{sfn|浅井 建爾|2001|pp=224-225}}{{sfn|佐藤 健太郎|2014|p=146|ps=,「橋とトンネル」より}}{{efn|単独の道路鉄道併用橋の最長は、全長3,691 mある[[関西国際空港連絡橋]]（スカイゲートブリッジ）で、世界一長い鉄道道路併用橋として知られている{{sfn|浅井 建爾|2001|pp=224-225}}。}}。
 
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!rowspan="2"|区間
 
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!上り線
 
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!下り線
 
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|水島IC - 鴻ノ池SA
 
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|正面山トンネル
 
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|style="text-align:right;"|538 [[メートル|m]]
 
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|style="text-align:right;"|538 m
 
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|rowspan="6"|鷲羽山北BS - 与島IC/PA
 
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|[[下津井瀬戸大橋]]
 
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|style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="shimotsuiseto_bridge_length"|標識には1,400 mと記されている。<ref name="shimotsuiseto_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou1.html |title=下津井瀬戸大橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="shimotsuiseto_bridge" />1,447 m
 
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|style="text-align:right;"|<ref group="注釈" name="shimotsuiseto_bridge_length" /><ref name="shimotsuiseto_bridge" />1,447 m
 
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|[[櫃石島高架橋]]
 
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|style="text-align:right;"|1,326 m
 
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|style="text-align:right;"|1,326 m
 
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|[[櫃石島橋]]
 
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|style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="hitsuishijima_bridge_length"|標識には790 mと記されている。<ref name="hitsuishijima_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou2.html |title=櫃石島橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="hitsuishijima_bridge" />792 m
 
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|[[岩黒島高架橋]]
 
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|style="text-align:right;"|93 m
 
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|style="text-align:right;"|93 m
 
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|[[岩黒島橋]]
 
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|style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="iwakurojima_bridge_length"|標識には790 mと記されている。<ref name="iwakurojima_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou3.html |title=岩黒島橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="iwakurojima_bridge" />792 m
 
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|rowspan="2"|[[与島橋]]
 
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|rowspan="2" style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="yoshima_bridge_length"|標識には850 mと記されている。<ref name="yoshima_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou4.html |title=与島橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="yoshima_bridge" />854 m
 
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|rowspan="2" style="text-align:right;"|<ref group="注釈" name="yoshima_bridge_length" /><ref name="yoshima_bridge" />854 m
 
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|rowspan="4"|与島IC/PA - 坂出北IC
 
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|[[北備讃瀬戸大橋]]
 
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|style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="kitabisanseto_bridge_length"|標識には1,538 mと記されている。<ref name="kitabisanseto_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou5.html |title=北備讃瀬戸大橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="kitabisanseto_bridge" />1,611 m
 
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|style="text-align:right;"|<ref group="注釈" name="kitabisanseto_bridge_length" /><ref name="kitabisanseto_bridge" />1,611 m
 
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|[[南備讃瀬戸大橋]]
 
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|style="text-align:right;"|{{Refnest|group="注釈"|name="minamibisanseto_bridge_length"|標識には1,648 mと記されている。<ref name="minamibisanseto_bridge">{{Cite web |url=http://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou6.html |title=南備讃瀬戸大橋 |work=瀬戸大橋 |publisher=本州四国連絡高速道路株式会社 |accessdate=2018-04-27}}</ref>}}<ref name="minamibisanseto_bridge" />1,723 m
 
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|style="text-align:right;"|<ref group="注釈" name="minamibisanseto_bridge_length" /><ref name="minamibisanseto_bridge" />1,723 m
 
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|[[番の州高架橋]]
 
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|style="text-align:right;"|2,939 m
 
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|style="text-align:right;"|2,939 m
 
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==== トンネルの数 ====
 
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!区間!!上り線!!下り線
 
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|水島IC - 鴻ノ池SA
 
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|鴻ノ池SA - 児島IC
 
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|1||1
 
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|鷲羽山北BS - 与島IC/PA
 
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|1||1
 
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!合計
 
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!4!!4
 
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=== 道路管理者 ===
 
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瀬戸中央自動車道の全線を本州四国連絡高速道路株式会社が管理している。
 
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=== 交通量 ===
 
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全線を通した交通量は、本州側の陸上部が最も多く、四国側に進むにつれて減少し、四国側の陸上部が最も少なくなる。昼間12時間における平均旅行速度は、全線を通して速く[[最高速度]]（本州側の陸上部100 km/h、海峡部と四国側の陸上部80 km/h）を超えている区間が多い。
 
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'''24時間交通量'''（台）　[[道路交通センサス]]
 
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{| class="wikitable" style="text-align:center;"
 
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!区間 !!|平成17年（2005年）度!!平成22年（2010年）度!!平成27年（2015年）度
 
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|-
 
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| 早島IC - 水島IC || 15,080 || 17,940 || 20,228
 
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|-
 
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| 水島IC - 児島IC || 12,199 || 14,946 || 17,671
 
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|-
 
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| 児島IC - 櫃石島IC（島民専用） || 13,124 || 16,096 || 19,615
 
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|-
 
−
| 櫃石島IC（島民専用） - 与島IC（島民専用） || 13,124 || 16,022 || 19,579
 
−
|-
 
−
| 与島IC（島民専用） - 坂出北IC || 13,302 || 16,027 || 19,582
 
−
|-
 
−
| 坂出北IC - 坂出IC || {{0}}9,526 || 11,448 || 13,577
 
−
|}
 
−
<small>（出典：「[http://www.mlit.go.jp/road/census/h22-1/ 平成22年度道路交通センサス]」・「[http://www.mlit.go.jp/road/census/h27/index.html 平成27年度全国道路・街路交通情勢調査]」（[[国土交通省]]ホームページ）より一部データを抜粋して作成）</small>
 
  
 
== 地理 ==
 
== 地理 ==

2018/9/25/ (火) 16:38時点における最新版

ファイル:Great Seto Bridge-Rikujyo01.jpg
番の州高架橋から南備讃瀬戸大橋方面を望む

瀬戸中央自動車道（せとちゅうおうじどうしゃどう、英語: SETO-CHUO EXPRESSWAY）は、本州四国連絡道路 児島・坂出ルートで、岡山県都窪郡早島町の山陽自動車道 倉敷早島支線の早島インターチェンジから香川県坂出市の高松自動車道 坂出支線の坂出インターチェンジを結ぶ、延長37.3キロメートル (km) の高規格幹線道路（一般国道30号の自動車専用道路）である。略称は瀬戸中央道。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E30」が割り振られている[1]。

概要

本州と四国を隔てる瀬戸内海上を橋で結ばれる本州四国連絡道路の3路線のうちの一つで、神戸淡路鳴門自動車道、西瀬戸自動車道（しまなみ海道）の間に位置する。岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ高速道路であり、路線は一般国道30号に指定された自動車専用道路で、同国道のバイパス道路の扱いである。 橋梁部分は、上部に4車線の瀬戸中央自動車道が走り、下部に本四備讃線（愛称 : 瀬戸大橋線）[注釈 1]が通る2層構造の鉄道道路併用橋で、本州四国連絡道路3ルートでは唯一である。

本州四国連絡橋公団が日本の持つ最先端技術を駆使して建設し、1978年（昭和53年）の着工から9年6カ月を経て、1988年（昭和63年）4月10日に開通した。本州四国連絡道路3路線としては、最初に全線開通したルートでもある。現在は、本州四国連絡高速道路株式会社が道路を管理する。

世界最長の道路鉄道併用橋としてギネスブックにも認定されている瀬戸大橋区間は12.3 kmあり、路線延長の約3分の1を占める。

路線データ

  • 起点 : 岡山県都窪郡早島町早島
  • 終点 : 香川県坂出市川津町
  • 延長 : 37.3 km
  • 規格 : 第1種第2級
  • 設計速度 : 100 km/h
  • 車線 : 4車線
  • 道路幅員 : 25.0 m
  • 総事業費 : 1兆1338億円
  • 工期 : 1978年（昭和53年）10月10日 - 1988年（昭和63年）4月10日

インターチェンジなど

櫃石島インターチェンジ (IC) 、岩黒島ICおよび与島ICは、島民および関係者、緊急車両や路線バス、郵便物集配車両などが利用でき、一般車両は進入禁止で利用することができない。

IC
番号 		施設名 接続路線名 起点
から
（km） 		BS 備考 所在地
E2 山陽自動車道 倉敷早島支線 倉敷方面
1 早島IC/TB 国道2号（岡山バイパス） 0.0 ◆ TBは倉敷JCT方面のみ 岡山県 早島町
- 有城南BS - 3.9 ○ 倉敷市
- 粒江PA - 6.8
2 水島IC 県道21号岡山児島線 8.2 ◆
- 稗田BS - 11.7 ◆
- 鴻ノ池SA - 15.0
15.6 		上り線
下り線
3 児島IC 18.8 ○
- 鷲羽山北BS - 20.4 ○
- 櫃石島IC[注釈 2] 県道273号櫃石島線 22.6 ○ 一般車両は進入禁止 香川県 坂出市
- 岩黒島IC[注釈 3] 24.4 ○ 一般車両は進入禁止
- 与島IC[注釈 2] 県道274号与島線 26.4 一般車両は進入禁止
- 与島PA - ○ PA出口に検札所あり[注釈 4]
4 坂出北IC 県道192号瀬居坂出港線 34.7 早島IC/TB方面出入口のみ
フルIC化事業中[2][3]
- 坂出八幡BS - 35.6 ◆
- 坂出TB - 37.3 - キロポストは37.2KPまで
坂出JCT方面のみ
5 坂出IC 国道11号（坂出丸亀バイパス） [注釈 5]
◆
E11 高松自動車道 坂出支線 坂出JCT方面

歴史

地理

通過する自治体

接続する高速道路

脚注

注釈

  1. ↑ 下部には将来新幹線が走れるように複々線の幅員になっているが、現在は暫定的に在来線のみ設置されている。
  2. ↑ 2.0 2.1 島民および緊急車両や路線バス、郵便物集配車両などが利用できるIC。
  3. ↑ 島民および緊急車両や郵便物集配車両などが利用できるIC。
  4. ↑ 施設と駐車場は上下集約型になっており、Uターンが可能であるため設置されている。
  5. ↑ IC施設外の国道11号の津の郷交差点付近に高速バス用の坂出インターバスターミナルが設置されている。
  6. ↑ 当初はオープンカット工法の計画だったが、景観上の配慮のために変更。同構造の採用は世界初。

出典

  1. ↑ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. . 2018閲覧.
  2. ↑ “スマートインターチェンジの新規事業化、準備段階調査の箇所を決定 〜高速道路の有効利用や地域経済の活性化に向けて〜 (PDF)”. 国土交通省 道路局 高速道路課 (2017年7月21日). . 2018閲覧.
  3. ↑ “坂出北インターチェンジのフルインター化について新規事業として採択されました”. 坂出市. . 2018閲覧.

参考文献

  • 浅井 建爾 『道と路がわかる事典』 日本実業出版社、2001-11、初版。ISBN 4-534-03315-X。
  • 佐藤 健太郎 『ふしぎな国道』 講談社〈講談社現代新書〉、2014-10-17。ISBN 978-4-06-288282-8。

関連項目

外部リンク



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