牟岐町
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牟岐町(むぎちょう)は、徳島県にある町である。本項では町制前の名称である牟岐村(むぎそん)についても述べる。
Contents
概要
徳島県の南東の海岸沿いに位置し、室戸阿南海岸国定公園、内妻公園、八坂八浜などで知られる町である。断崖絶壁沿いに位置しているため、かつては土佐街道の難所であったが、現在は改善されており、徳島県と高知県を結ぶ通過点となっている。[1] [2]
地理
町の中央には牟岐川が流れており、その流域沿いには街があり、農業が盛んである。断崖絶壁沿いには太平洋に面しているため、南海地震や台風による被害をたびたび受けてきた。沖合にいくつか島を持ち、徳島県内最大の無人島大島、人の住む出羽島などがある。大島付近には、高さ10mほどに成長した世界最大級のコブハマサンゴがあり、千年サンゴとして親しまれている。[1][2]
牟岐の中心集落より東側には山がせり出していて、美波町まで続く断崖絶壁である。ここには南阿波サンラインが通り、景色が良い。
- 山 : 胴切山[1][2]、矢筈山[1][2]、五剣山[1][2]
- 川:東谷川、牟岐川[2]、瀬戸川、内妻川[2]、古江川
- 島 : 大島[2]、津島[2]、出羽島[2]
- 峠 : ヤレヤレ峠[2]
- 港 : 牟岐港・古牟岐港
人口
1950年10月1日現在の国勢調査では10521人であったが、その後は右肩下がりで減少し続け、1965年10月1日現在の国勢調査では1万を切った9190人であり、その後も毎年減少し続け、2010年10月1日現在では5000人を切り4850人になっている。[2]
牟岐町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
気象
歴史
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制の施行により、河内村・辺川村・橘村・牟岐浦・灘村・川長村・中村・内妻村の区域をもって牟岐村が発足。
- 1915年(大正4年)11月10日 - 牟岐村が町制施行して牟岐町となる。
- 1916年(大正5年)町章を制定[4]。
- 1946年(昭和21年)12月21日 - 昭和南海地震が発生。死者53人・家屋全壊374戸の被害[2]。
- 1948年(昭和23年) - 牟岐税務署・牟岐簡易裁判所・牟岐検察庁が完成[2]。
- 1973年(昭和48年)10月1日 - JR牟岐線が全通[2]。
- 1974年(昭和49年)4月26日 - 南阿波サンラインが開通[2]。
- 1987年(昭和63年)- モラスコむぎが完成。
- 1992年(平成4年)- 湯のさと鬼ケ岩屋が開業[5]。
- 1994年(平成6年) - 海の総合文化センターが完成[2]。
地域
大字
郵便番号 | 大字名[2] |
---|---|
775-0001 | 河内 |
775-0002 | 橘 |
775-0003 | 辺川 |
775-0004 | 川長 |
775-0005 | 灘 |
775-0006 | 中村 |
775-0007 | 内妻 |
775-0010 | 牟岐浦 小字浜崎は775-0011 小字宮ノ本は775-0012 出羽島は775-0013 |
警察・消防
図書館
病院
その他の施設
- 徳島バス南部牟岐営業所
- 牟岐町民体育館
- 海の総合文化センター[2]
- モラスコむぎ[2]
- 牟岐町健康管理センター[2]
- 海部郡衛生処理事務組合海部美化センター[2]
- 青少年健全育成センター[2]
- ハローワーク牟岐
- 徳島県立牟岐少年自然の家
郵便局
- 牟岐郵便局(集配局)
- 出羽島簡易郵便局
行政
役場
歴代町長
代[2] | 氏名[2] | 就任年月日[2] | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 久米隆次郎 | 1889年11月7日 | 任期中に町制になり、引き継ぐ。 |
2 | 満石尉次郎 | 1920年7月15日 | |
3 | 富田加久三 | 1932年10月21日 | |
4 | 岩村清 | 1945年10月20日 | 任期途中で辞職 |
5 | 大平正敏 | 1947年4月9日 | 任期途中で辞職 |
6 | 美馬次郎 | 1949年4月11日 | 任期途中で辞職 |
7 | 前田源吉 | 1949年8月11日 | 任期途中で辞職 |
8 | 枡富政三 | 1952年10月31日 | 任期途中で辞職 |
9 | 築地正三 | 1960年10月7日 | 任期途中で辞職 |
10 | 喜田治与 | 1966年9月23日 | |
11 | 中村龍光 | 1971年3月7日 | |
12 | 岡山弘樹 | 1979年4月27日 | |
13 | 皆谷又男 | 1983年4月27日 | |
14 | 百々壽 | 1999年4月27日 | |
15 | 池内正勝 | 2003年4月27日 | |
16 | 大神憲章 | 2007年4月27日 | |
17 | 福井雅彦 | 2011年4月27日 |
経済
産業
- 主な産業
- 第1次・第2次産業が年々減少し、第3次産業に依存している。
- 特産品
- 捺印台
- 干物など
- 産業人口(2005年(平成17年)10月1日)[7]
- 第1次産業就業者比率は15.6%
- 第2次産業就業者比率は22.6%
- 第3次産業就業者比率は61.6%
姉妹都市・提携都市
国内
海外
健康
教育
- 中学校
- 小学校
交通
鉄道路線
路線バス
高速路線バス
一般路線バス
道路
船舶
- 牟岐港 - 出羽島
特産物
漁業が盛んであるため、魚介類が特産物である。[2]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
祭事・催事
- 姫神まつり[2]
- 牟岐・出羽島アート展 - 毎年3月頃に開催。
出身有名人
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 “牟岐・博物誌”. 牟岐町. . 2012-6-24閲覧.
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 2.20 2.21 2.22 2.23 2.24 2.25 2.26 2.27 2.28 2.29 2.30 2.31 2.32 2.33 2.34 2.35 2.36 2.37 2.38 2.39 2.40 2.41 2.42 “牟岐町勢要覧”. 牟岐町. . 2012-6-24閲覧.
- ↑ “知の博物誌”. 牟岐町. . 2012-6-24閲覧.
- ↑ 図典 日本の市町村章 p192
- ↑ 5.0 5.1 “存続、岐路に 牟岐町「湯のさと鬼ケ岩屋」2012年5月19日”. 徳島新聞. . 2012-6-24閲覧.
- ↑ “町民体育館”. 牟岐町. . 2012-6-24閲覧.
- ↑ 統計市町村別指標2011 - 徳島県による
参考文献
- 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007-01-10、初版第1刷。ISBN 4095263113。
関連項目
外部リンク
典拠レコード: