台風

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台風(たいふう、颱風

気象庁が担当する北西太平洋(赤道より北で東経 180°より西の領域)のマリアナ諸島,カロリン諸島や南シナ海で発生する熱帯低気圧のうち,中心付近の最大風速(10分間平均)がおよそ 17m/s(34kn,風力 8)以上のもの。北大西洋,北東・中部北太平洋のハリケーンや,インド洋,南太平洋のサイクロンと同種のもの。国際的な取り決めで,気象庁から外国の船舶向けの英文の気象情報で台風を報ずるとき,その最大風速がおよそ 17m/s(34kn)以上 25m/s(48kn)未満の台風を TS(Tropical Stormの略),25m/s(48kn)以上 33m/s(64kn)未満の台風を STS(Severe Tropical Stormの略),33m/s(64kn)以上の台風を Tまたは TY(Typhoonの略)と呼ぶ。等圧線が同心円状になるのが特徴的で,直径は 100~1000kmにも及ぶ。コリオリの力の作用により,北半球では反時計回り(南半球では時計回り)の風向で中心部に風が吹き込み,中心に近いほど風雨が強いが,発達すると台風の眼と呼ばれる静穏部が中心にある場合がある。台風の発生は 7~10月が最も多く,古くから雑節の一つとして知られる二百十日には大型台風が日本に近づくことが多い。




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