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ANAウイングス株式会社(エーエヌエーウイングス、ANA WINGS CO., LTD.)は、ANAホールディングス (ANA) グループの航空会社である。
現在、大阪国際空港や中部国際空港、新千歳空港を主な拠点として小型ジェット機やプロペラ機にてANA国内線の約4割を運航している。
今後はMRJの導入やB737-500の後継機とされるA320neo、A321neoの導入も期待されている。
概要
2010年10月1日、全日本空輸の子会社であったエアーニッポンネットワークが、エアーネクスト、エアーセントラルと統合し発足した[1]。その後も利用者の減少が止まらず、2017年には国土交通省持続可能な地域航空のあり方に関する研究会(座長竹内健蔵東京女子大学教授)で機体の共同保有や、将来の経営統合などを内容とする報告書が出された[2][3]。
歴史
- 2010年10月1日 : エアーニッポンネットワークを存続会社とし、エアーネクスト、エアーセントラルを合併、ANAウイングス株式会社に改称した[1]。
- 2011年1月5日 : 大阪/伊丹 - 大館能代、萩・石見、佐賀線、名古屋/中部 - 米子、徳島線を廃止。
- 2012年 : Bombardier Airline Reliability Performance Awards 2012(アジア・リージョナル定時出発率)を受賞。
- 2013年3月7日 : 石垣発着便を石垣空港から新石垣空港に移管。
- 2014年3月31日 : 東京/羽田 - 三宅島線を廃止。また、ボンバルディアDHC-8-Q300型機を退役。
運用機材
機材 | 運用機数 | 座席数 | エンジン | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
ボンバルディアDHC-8-Q400 | 24 | Y74 | PWC PW150A |
オリエンタルエアブリッジとの共通事業機 エアーニッポンネットワークから移管 | ||
ボーイング737-500 | 20 | Y126 Y133 |
CFMI CFM56-3C1 |
エアーニッポンから移管 | ||
ボーイング737-700 | 9 | C8Y112 | CFMI CFM56-7B24 |
ANA本体との共通事業機 | ||
ボーイング737-800 | 36 | C8Y159 C8Y158 |
CFMI CFM56-7B24 |
ANA本体との共通事業機 | ||
合計 |
以下の機材で運航されている(括弧内は以前の所属航空会社)
- ボンバルディアDHC-8-Q400(エアーニッポンネットワーク、エアーセントラル)
- ボーイング737-500(エアーネクスト)
以下はANA本体との共通運用機材
- ボーイング737-700(時刻表では737と記述)
- ボーイング737-800(時刻表では73Hと記述)
- ANA Bombardier DHC8-Q400(JA855A) (4487835529).jpg
ボンバルディア DHC-8-Q400
- ANA WINGS DHC-8-400 JA856A RJCC.jpg
ボンバルディア DHC-8-Q400
「エコボン」[4]特別塗装機 - Boeing 737-500 (All Nippon Airways) 3k.jpg
- ANA Boeing 737-781.jpg
- ANA Boeing 737-881.jpg
保有機材
- ボーイング737-500 : 16機
- うち数機はANAからのリース機材
- ボンバルディアDHC-8-Q400 : 24機
導入予定機材
MRJ (Mitsubishi Regional Jet) はANAウイングスへの会社統合後初の新規導入機種となる予定。またANAグループ初のリージョナルジェットでもある。
- Mitsubishi Aircraft Corporation, JA23MJ, Mitsubishi MRJ90STD (30416419778).jpg
MRJ
退役機材
- ボンバルディアDHC-8-Q300(エアーニッポンネットワーク)
機体塗装
2018年8月現在、当社の運用機材のうち、自社保有機である737-500とQ400にはANAの基本塗装に「ANA WINGS」のオペレーター名が追加されている。また、ボーイング737-500は旧・エアーニッポン(現・ANA)の同型機と同様に、エンジンカウルにイルカのイラスト(愛称「スーパードルフィン」)が描かれている。
2010年11月19日から2018年3月12日までの間、ボンバルディアDHC-8-Q400に緑色の塗装を施した愛称「エコボン」3機が就航していた[4]。ANAがエコファースト企業であることをPRするためで。現在は通常塗装になっている。
就航路線
2017年10月1日現在[5]
- 東京/羽田 - 名古屋/中部、沖縄/那覇、紋別、鳥取、佐賀
- 東京/成田 - 大阪/伊丹、名古屋/中部、福岡、仙台、新潟
- 大阪/伊丹 - 札幌/新千歳、函館、福岡、青森、秋田、仙台、福島、新潟、松山、高知、大分、熊本、長崎、宮崎、鹿児島
- 大阪/関西 - 福岡、沖縄/那覇、宮古、石垣
- 名古屋/中部 - 札幌/新千歳、福岡、沖縄/那覇、女満別、旭川、秋田、仙台、新潟、松山、熊本、長崎、宮崎、鹿児島、宮古、石垣
- 札幌/新千歳 - 稚内、利尻、女満別、根室中標津、釧路、函館、青森、秋田、仙台、福島、新潟、静岡、神戸
- 福岡 - 沖縄/那覇、仙台、新潟、小松、対馬、五島福江、宮崎、石垣
- 沖縄/那覇 - 新潟(季節運航)、静岡、松山、熊本、長崎、宮古、石垣
- 石垣 - 宮古
旧エアーセントラルが貨物の取り扱いを行っていなかったため、一部の運航便では貨物搭載ができない。今後MRJ導入など機材の拡充、国際線を導入予定。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 連結子会社の合併に関するお知らせ (PDF) - 全日本空輸公式サイト
- ↑ 「地方航空会社の協業策、国交省が報告書 経営統合も検討朝日新聞デジタル2017年6月2日19時10分」
- ↑ 持続可能な地域航空のあり方に関する研究会国土交通省
- ↑ 4.0 4.1 ANAグループ初エコペイント機で日本中の空をエコに - ANAプレスリリース
- ↑ 運航路線 - ANAウイングス公式サイト
関連項目
関連リンク