エアージャパン
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株式会社エアージャパン(英: Air Japan, Co.,Ltd.)は、全日本空輸 (ANA) 系列の航空運送事業者で、アジアやリゾート方面の国際線と貨物便を運航している。設立当初の名称はワールドエアネットワーク株式会社 (WAC : World Air Network) 、コールサインはWING ACE(ウイングエース)で、国際チャーター便を運航する会社であった。
歴史
- 1990年(平成2年)6月29日 : ワールドエアーネットワークとして会社設立。
- 1991年(平成3年)2月8日 : 不定期航空運送事業免許 取得。
- 1995年(平成7年)9月1日 : 事業休止。
- 2001年(平成13年)7月5日 : エアージャパンに社名変更。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)1月1日 : 貨物便・東京/成田 - 上海/浦東線の運航をANAから受託。
- 2006年(平成18年)
- 8月1日 : ANA&JPエクスプレスに貨物部門を分割。
- 10月29日 : 東京/成田 - 広州線の運航をANAから受託。
- 2008年(平成20年)4月1日 : 東京/羽田 - 香港線の運航をANAから受託。
- 2010年(平成22年)7月1日 : ANA&JPエクスプレスを吸収合併[1]。
- 2014年(平成26年)5月14日 : 貨物便・沖縄/那覇 - シンガポール線 就航[2][3]。
就航路線
2018年3月25日現在
旅客便
- 自主運航便
- 全日本空輸 (ANA) 本体による受託運航便
貨物便
- 自主運航便
- 全日本空輸 (ANA) 本体による受託運航便
運航機材
全機ANA本体との共通事業機。
- 旅客機 : 65機
- ボーイング787-9型機:22機
- ボーイング787-8型機:25機
- ボーイング767-300ER型機 : 18機(JA608A - JA627A)
- 貨物機 : 12機
- ボーイング767-300F型機 : 4機(JA601F、JA602F、JA604F、JA605F)
- ボーイング767-300BCF型機 : 8機(JA8286、JA8323、JA8356、JA8358、JA8362、JA8664、JA8970、JA603A)
- 青字は胴体後部にオールエクスプレスのブランド「ALLEX」のロゴ入り。
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サービス
- 旅客サービス(機内食・エンターテイメント等)は、ANAのサービスに準ずる。2010年秋以降に導入された(JA619A~JA627A)「Inspiration of Japan」仕様(202席)のサービスで各路線に展開されている。
- 制服はANAグループ共通なので基本的には便名がANAとエアージャパンのコードシェア便がついているだけである。かつて2005年3月31日まではエアージャパン独自の制服があったが、2005年のANAグループの統一のユニフォームが導入されたために他グループ同様にANA本体との区別がなくなった。
- 2010年秋以降に運航乗務員などは外国人を採用しているが、客室乗務員は基本的に日本人を採用している(台北線は中国語通訳として台湾人のスタッフを採用している)上、制服も同じであるのでANAの客室乗務員との見分けはつかない。かつてのワールドエアーネットワーク時代は、マレーシア人客室乗務員を安価な給与体系で採用しコスト削減を図ったが、クアラルンプール線の運休でこれは不可能となった。
塗装
ANAグループであるので、機体はANAのトリトンブルー基本塗装に「Air Japan」のオペレーター名が追加されたものとなっている。
就航当初もトリトンブルーであったが、1991年3月2日の初便(大分 - シンガポール)のみ、垂直尾翼には全日空と同じ書体で「WAC」、ボディには垂直尾翼と同じ書体で「World Air network」と書かれたフルカラー塗装がボーイング767-300(機体記号JA8286)に施されていた。その後は全日空の国際線標準塗装に戻され、機首にWACのロゴが入っていた。
航空事故
脚注
- ↑ 連結子会社の合併に関するお知らせ - 全日本空輸プレスリリース 2010年4月2日
- ↑ 沖縄貨物ハブおよび貨物便ネットワークの拡充について(5月14日〜) ANA Cargo 2014年4月30日付
- ↑ ANA、沖縄―シンガポール便就航 国際貨物事業 琉球新報 2014年5月15日付