「オセアニア」の版間の差分

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'''オセアニア'''({{Lang-en|Oceania}})は、[[六大州]]の一つ。'''大洋州'''(たいようしゅう)。
+
'''オセアニア'''({{Lang-en|Oceania}}
 
 
一般的な解釈では、[[オーストラリア大陸]]、[[ニュージーランド]]を含む[[ポリネシア]]、[[パプアニューギニア|ニューギニア]]を含む[[メラネシア]]、そして[[ミクロネシア]]全体を指す。狭義にはオーストラリア大陸を含めない。また、最も広く解釈すると[[太平洋]]上の陸地のすべてを指して使われる<ref group="脚注">『[[ブリタニカ国際大百科事典]]』 ティビーエス・ブリタニカ 出版、3巻、398ページ</ref>。すなわち、この解釈では[[日本]]、[[台湾]]、[[フィリピン]]、[[インドネシア]]および、[[ハワイ州]]、[[ガラパゴス諸島]]、[[イースター島]]、[[アリューシャン列島]]まで含まれるが、一般的ではない。
 
 
 
六大州中最小の州であり、その小さな陸地面積のうちオーストラリア大陸が86%を占め、さらに島々の中で最も大きな[[ニューギニア島]]とニュージーランドを含めると98%にもなる<ref>「オセアニアを知る事典」平凡社 p65 1990年8月21日初版第1刷 </ref>。残りは、太平洋の中に点在する小さな島々であり、それがオセアニア([[大洋]]の州)との州名の由来にもなった。これらの諸島は陸地面積こそ小さいものの、[[オーストロネシア語族|マレー・ポリネシア系民族]]が独特の[[航海術]]によって隅々まで植民しており、独自の海洋文明を築いていた。ここでは広義のオセアニアを扱う。オセアニアの人口は約3567万人である。
 
 
 
== 名称 ==
 
これらの3地域の名称は、ヨーロッパ人探検家たちによる命名が始まりである。1756年、フランス人探検家シャルル・ブロス(Charles Brosses)「多くの島々」を意味するギリシャ語の「ポリネシア<ref group="脚注">ギリシャ語「ポリ」(poly、多くの)と「ネソス」(nesos、島々)(棚橋訓「解説 アセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・棚橋訓編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 178ページ)</ref>」を太平洋全島々の総称として用いたのがはじまりである<ref group="脚注">棚橋訓「解説 オセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・棚橋訓編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 178ページ</ref>。その後、同じくフランスの探検家デュモン=デュルヴィユ(J-S-C Dumont D'Urville)がオセアニア島嶼部を3地区に分けることを考えだし、1831年にパリの地理学会で公表した。現在は、この案を基本的に踏襲している。「メラネシア<ref group="脚注">地域の先住民の肌が比較的黒いことに由来し、「メロス」(Melos、黒い)と「ネソス」から命名された。(棚橋訓「解説 オセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・棚橋訓編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 180ページ)</ref>」はギリシャ語で「黒い島々」を意味し、「ミクロネシア<ref group="脚注">「ミクロス」(micros、小さい)と「ネソス」から命名された(棚橋訓「解説 オセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・棚橋訓編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 180ページ)。</ref>」はギリシャ語で「小さな島々」を意味することから名づけられた<ref group="脚注">棚橋訓「解説 オセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・棚橋訓編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 178ページ</ref>。  
 
 
 
== 地理 ==
 
[[ファイル:Pacific Culture Areas.jpg|thumb|360px|ポリネシア(紫),[[ミクロネシア]](赤),[[メラネシア]](青)]]
 
オセアニアは、南西端にある一つの巨大な陸塊であるオーストラリア大陸と、オーストラリアの北に位置するニューギニア島と同じく東に位置するニュージーランド南北島というやや大きな2つの島、そしてその北から東にかけて広がる広大な太平洋と、その中に点在する無数の小さな島々からなる。この島々は、もっとも北に位置しほとんどが小さな[[環礁]]からなるミクロネシア、オーストラリアとミクロネシアの間に位置し、ニューギニア島を含み、やや大きな[[火山島]]や標高の高い島々が多数を占めるメラネシア、そしてオセアニアの東半分を占め、ニュージーランドやハワイ諸島などの大きな島々から小さな環礁までさまざまなタイプの島々が広大な海域に点在するポリネシアの3つの地域に区分されている。
 
 
 
地質学的には、オーストラリア大陸はいわゆる安定陸塊であり、東端を南北に走る[[グレートディバイディング山脈]]のみが[[古期造山帯]]に属する。これに対し、ニューギニア島からメラネシア全域を通りニュージーランドまでは[[環太平洋造山帯]]に属し、火山活動が活発な地域である。しばしば大きな[[地震]]が起きる。[[ハワイ諸島]]は[[太平洋プレート]]の中心に位置しているものの[[ホットスポット]]であり、非常に活発な火山活動が現代でも続いている<ref>「世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア」p2-3 朝倉書店 2014年6月20日初版第1刷</ref>。
 
 
 
気候的には、オーストラリア大陸の大部分は亜熱帯高気圧に覆われるため、非常に乾燥した[[砂漠気候]]となっている。ただしグレートディバイディング山脈の東側および南側には十分な降雨があり、北が[[サバナ気候]]、中央部が[[温暖湿潤気候]]、南部および[[タスマニア島]]が[[西岸海洋性気候]]、南西部が[[地中海性気候]]となっていて、オーストラリアの人口の大半はこの地域に居住する。また、大陸南西端の[[パース]]周辺は大陸西部としては例外的にやや湿潤であり、地中海性気候となっている。太平洋上の島々やニューギニア島は緯度の低いことや海からの水蒸気が大量の降雨をもたらすため、多くは[[熱帯雨林気候]]となっている。ただし、降雨量は火山島とサンゴ礁島では異なり、火山島の方がより多い降雨に恵まれることが多い。これは海からの風は火山島にあたって大量の降雨をもたらすのに対し、標高の低いサンゴ礁島ではそういったことが起こらないためである。また、サンゴ礁島は地質が[[石灰岩]]であるため土壌の透水性が高く、少ない降雨も多くがすぐに地中に浸透してしまうため、水資源の確保が困難な島々が多い。
 
 
 
ニュージーランドは降雨量は多いものの緯度が高いために気温が低く、全島が西岸海洋性気候となっている<ref>「世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア」p7 朝倉書店 2014年6月20日初版第1刷</ref>。
 
 
 
[[ファイル:LocationOceania.png|thumb|250px|right|オセアニアの位置]]
 
=== 先史時代 ===
 
約5~6万年前から3万5000年前、東南アジア方面から現在の[[オーストラリア]]や[[ニューギニア]]の内陸部や沿岸部へ住み始めたのはオーストラロ・メラネシア系([[オーストラロイド]])の人々であったといわれている。これらの人々は、このオセアニアに移住する前は、東南アジアの島々や東アジア大陸に居住し、狩猟採集しながら暮らしていた。
 
ところで、約5~3万年前は、[[更新世]]の[[最終氷期]]の時代であり、地球規模で気温がさがり、海面も現在の海面よりも最大で150メートルも下がり、島々は大陸とつながっていた。たとえば、ボルネオ島やジャワ島などはアジア大陸([[スンダ陸棚]])とオーストラリアやニューギニアは陸続き([[サフル大陸]])であった。しかし、この両者(スンダ陸棚とサフル大陸)はこの時代も海によって隔てられており、多くの島々が存在した。[[ウォーラシア海域]]と呼ばれ、最短でも直線で100キロメートルほど離れていた。
 
 
 
人々は海を渡り、各島へ移住していったのは約3万5000年前のことといわれる。これらのことを示す証拠として有袋類の[[クスクス科|クスクス]]や[[黒曜石]]が多数出土している。しかし、ソロモン諸島より東への移住はこの時代でなく、はるか後の約3300年前にまで下がってくる<ref group="脚注">小野林太郎「島じまの発見者」/吉岡政徳・石森大和編著『南太平洋を知るための58章 メラネシア ポリネシア』明石書房 2010年 50-52ページ</ref>。
 
 
 
そこからオーストロネシア語系の言語を持つモンゴロイド系の[[ラピタ人]]と呼ばれる人々は、パプアニューギニアのビスマーク諸島から東南方向に島伝いで移動しフィジーにたどり着いた。そこから南西方向(ヴァヌアツとニューカレドニア)と南東方向(トンガとサモア)の二方向に分かれて遠くまで移動を続けた。こうしてトンガやサモアにたどりついたラピタ人は、そこで1000年ほど留まり今のポリネシア文化の祖形を作り上げた。そして、ポリネシア人へと変容した。およそ2000年前に移動を再開し、1600年前ごろにはハワイ諸島やイースター島まで到達していた。さらに、彼らポリネシア人は、800年前にはニュージーランドにたどり着いている<ref group="脚注">棚橋訓「解説 オセアニア島嶼部」/ 綾部恒雄監修 前川啓治・訓棚橋編集『講座 世界の先住民族 -ファースト・ピープルズの現在- 09 オセアニア』 明石書店 2005年 180-181ページ</ref>。これらの島々は船によって緊密な連絡を相互に保っており、[[950年]]ごろに成立した[[トンガ大首長国]]は北のサモアや西のフィジーまでを支配下におさめた一大帝国を[[1500年]]ごろまで維持していた。
 
 
 
=== ヨーロッパとの接触 ===
 
初めてこの地域に白人が訪れたのは、[[大航海時代]]さなかの16世紀初頭のことである。[[1521年]]には[[フェルディナンド・マゼラン]]がヨーロッパ人として初めて太平洋を横断した。この時以降しばらくの間は太平洋は東から西に進む航路しか存在しなかったが、[[1564年]]には[[アンドレス・デ・ウルダネータ]]が[[フィリピン]]から[[アカプルコ]]へと向かう航路を開拓し、これによって太平洋を往復する航路が確立された。これを使用して[[1565年]]には[[マニラ・ガレオン]]が[[アカプルコ]]と[[マニラ]]の間を往復するようになった。その後、17世紀には[[アベル・タスマン]]によってニュージーランドと[[タスマニア]]が発見されるなど徐々に地理的知識は蓄積されていったが、領土進出という点ではスペインが[[マリアナ諸島]]と[[カロリン諸島]]を領有した程度で、それほど積極的に進出してはいなかった。また、地理的にもいまだ発見されていない島が多数存在しており、オセアニアの南部には広大な[[南方大陸]]が存在していると考えているものも多かった。18世紀に入ると徐々に探検が進んでいったが、太平洋における地理的「発見」の最後を飾ったのは[[ジェームズ・クック]]である。彼の[[1768年]]からの三回の探検によって、オセアニアの地理はほぼ完全に明らかとなった。
 
 
 
ヨーロッパ人による植民が本格的にはじまったのは、[[1788年]]1月26日にイギリスからの最初の植民船団([[ファースト・フリート]])がオーストラリア大陸南東部の[[シドニー湾]]に到達してからのことである。これ以降オーストラリアには続々と移民が送り込まれ、先住のアボリジニを駆逐しながら植民地化が進められていった。初期はオーストラリア東岸の降雨量の多い地域のみの植民であったが、[[1813年]]には[[グレゴリー・ブラックスランド]]らの探検隊によって山脈西側に草原が発見され、以後内陸部の開発も進むようになった。
 
 
 
19世紀初頭にはニュージーランドもヨーロッパ人が多く進出するようになり、[[1840年]]には[[ワイタンギ条約]]が締結されてニュージーランドもイギリス領となった。19世紀後半には太平洋諸島も分割が進み、19世紀末にはすべての島々が植民地化された。
 
 
 
[[1851年]]にオーストラリア南東部で[[金]]が発見されると[[ゴールドラッシュ]]が起き、オーストラリアの人口は急増した。1860年から1861年にかけてはオーストラリア内陸部の状況を調べるために[[バーク・ウィルズ探検隊]]が送られ、悲劇的な結果に終わったものの内陸部の状況は明らかになった。[[1901年]]にはオーストラリア大陸にあった諸植民地が合同し、[[オーストラリア連邦]]が誕生した<ref>「地球を旅する地理の本 6 北アメリカ・オーストラリア」p189 大月書店 1993年11月29日第1刷発行</ref>。
 
 
 
=== 第2次世界大戦 ===
 
ミクロネシアやメラネシアが[[太平洋戦争]]([[大東亜戦争]])の時、主戦場の一つであった。日本がアメリカとオーストラリアの共同作戦を阻止するために、ポートモレスビー攻略作戦([[MO作戦]])と当時イギリス領であったフィジー・サモア、同フランス領ニューカレドニアを攻略する作戦([[FS作戦]])を計画した。
 
 
 
=== 国々の誕生(現代) ===
 
第二次世界大戦後の植民地独立の波を受け、オセアニアにおいても[[1962年]]の西サモア(現サモア)の独立を皮切りに、[[1968年]]にはナウルが、[[1970年]]にはトンガとフィジーが、[[1975年]]にはパプアニューギニアが、[[1978年]]にはソロモン諸島とツバルが、[[1979年]]にはキリバスが、[[1980年]]にはバヌアツがそれぞれ独立した<ref>「地球を旅する地理の本 7 中南アメリカ」p210 大月書店 1993年11月29日第1刷発行</ref>。一方で、フランス領ポリネシアやニューカレドニアのようにフランスの海外県にとどまるところや、ハワイのように本国の一州として加入するもの、またマーシャル諸島やミクロネシア連邦、パラオ、クック諸島、ニウエのように[[自由連合 (国家間関係)|自由連合]]の形をとり、独立はするものの軍権や外交権は旧宗主国が統括する国々も現れた。こうした国々は地形的、言語的、文化的、民族的に多様性に富み、国家の誕生に大変苦しんでいる
 
<ref group="脚注">江戸淳子「ミニ国家の誕生」/吉岡政徳・石森大和編著『南太平洋を知るための58章 メラネシア ポリネシア』明石書房 2010年 64-67ページ</ref><ref group="脚注">高橋康唱「独立国家への道」/印東道子『ミクロネシアを知るための58章』明石書店 2005年 184-187ページ</ref>。当初は島嶼部の大半の地域で政治的安定が保たれていたが、[[2000年]]ごろを境として、フィジーやソロモン諸島、パプアニューギニア、トンガなどのように政情が不安定になり、[[クーデター]]や暴動が発生した国家も存在する<ref>『現代オセアニアの「紛争
 
』脱植民地期以降のフィールドワークから」p2 丹羽典生・石森大和編 昭和堂 2013年3月25日初版第1刷</ref>。
 
 
 
== オセアニア諸国 ==
 
{{main|オセアニアの主権国家及び属領の一覧}}
 
[[ファイル:Oceania_without_Asian_country_codes.jpg|thumb|center|660px|オセアニア全体の面積は約850万[[平方キロメートル|km<sup>2</sup>]]である]]
 
 
 
=== 独立国 ===
 
{|align="center" class="wikitable"
 
|- bgcolor="#cccccc"
 
!記号
 
!国名
 
!首都
 
!面積
 
!人口
 
|-
 
|align="center"|AU
 
|{{flagicon|Australia}} [[オーストラリア|オーストラリア連邦]]
 
|[[キャンベラ]]
 
|align="right"|768万6850 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|2129万3000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|CK
 
|{{flagicon|Cook Islands}} [[クック諸島]]
 
|[[アバルア]]
 
|align="right"|237 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|2万1008 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|FJ
 
|{{flagicon|Fiji}} [[フィジー|フィジー共和国]]
 
|[[スバ]]
 
|align="right"|1万8270 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|84万9000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|FM
 
|{{flagicon|Micronesia}} [[ミクロネシア連邦]]
 
|[[パリキール]]
 
|align="right"|702 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|10万8155 人<ref name=O-four>2004年</ref>
 
|-
 
|align="center"|KI
 
|{{flagicon|Kiribati}} [[キリバス|キリバス共和国]]
 
|[[タラワ]]
 
|align="right"|811 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|10万798 人<ref name=O-four>2004年</ref>
 
|-
 
|align="center"|MH
 
|{{flagicon|Marshall Islands}} [[マーシャル諸島|マーシャル諸島共和国]]
 
|[[マジュロ]]
 
|align="right"|326 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|6万1963 人<ref name=O-five>2005年</ref>
 
|-
 
|align="center"|NR
 
|{{flagicon|Nauru}} [[ナウル|ナウル共和国]]
 
|[[ヤレン地区]]<small>(政庁所在地)</small>
 
|align="right"|21 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|1万131 人<ref name=O-six>2006年</ref>
 
|-
 
|align="center"|NU
 
|{{flagicon|Niue}} [[ニウエ]]
 
|[[アロフィ]]
 
|align="right"|260 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|2156 人<ref name=O-four />
 
|-
 
|align="center"|NZ
 
|{{flagicon|New Zealand}} [[ニュージーランド]]
 
|[[ウェリントン]]
 
|align="right"|26万8680 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|426万6000 人<ref name=O-five>2005年</ref>
 
|-
 
|align="center"|PG
 
| nowrap="nowrap" |{{flagicon|Papua New Guinea}} [[パプアニューギニア|パプアニューギニア独立国]]
 
| nowrap="nowrap" |[[ポートモレスビー]]
 
|align="right"|46万2840 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|673万2000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|PW
 
|{{flagicon|Palau}} [[パラオ|パラオ共和国]]
 
|[[マルキョク]]
 
|align="right"|458 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|2万303 人<ref name=O-five>2005年</ref>
 
|-
 
|align="center"|SB
 
|{{flagicon|Solomon Islands}} [[ソロモン諸島]]
 
|[[ホニアラ]]
 
|align="right"|2万8450 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|52万3000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|TO
 
|{{flagicon|Tonga}} [[トンガ|トンガ王国]]
 
|[[ヌクアロファ]]
 
|align="right"|748 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|10万4000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|TV
 
|{{flagicon|Tuvalu}} [[ツバル]]
 
|[[フナフティ]]
 
|align="right"|26 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|9652 人<ref name=O-six>2006年</ref>
 
|-
 
|align="center"|VU
 
|{{flagicon|Vanuatu}} [[バヌアツ|バヌアツ共和国]]
 
|[[ポートビラ]]
 
|align="right"|1万2200 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|24万 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|-
 
|align="center"|WS
 
|{{flagicon|Samoa}} [[サモア|サモア独立国]]
 
|[[アピア]]
 
|align="right"|2944 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|17万9000 人<ref name=O-eight>2008年</ref>
 
|}
 
 
 
=== 主な各国領 ===
 
{|align="center" class="wikitable"
 
|- bgcolor="#cccccc"
 
!記号
 
!領名
 
!首府
 
!面積
 
!人口
 
|-
 
|align="center"|AS
 
| nowrap="nowrap" |{{flagicon|American Samoa}} [[アメリカ領サモア|米領サモア]]       &nbsp;<!----><br /><small>   アメリカ準州</small>
 
|[[パゴパゴ]]
 
|align="right"|&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;199 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;7万0260 人<ref name=O-three>2003年</ref>
 
|-
 
|align="center"|CC
 
|{{flagicon|CCK}} [[ココス (キーリング) 諸島]]<br /><small>   オーストラリア領</small>
 
|[[ウェスト島]]<small>(中心街)</small>
 
|align="right"|14 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|628 人<ref name=O-four />
 
|-
 
|align="center"|CX
 
|[[ファイル:Flag of Christmas Island.svg|border|25x20px]] [[クリスマス島 (オーストラリア)|クリスマス島]]<br /><small>   オーストラリア領</small>
 
| nowrap="nowrap" |[[フライング・フィッシュ・コーブ|フライングフィッシュ<br />コーブ]]
 
|align="right"|143 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|1493 人<ref name=O-six />
 
|-
 
|align="center"|GU
 
|{{flagicon|Guam}} [[グアム]]<br /><small>   アメリカ準州</small>
 
|[[ハガニア]]
 
|align="right"|549 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|16万3941 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|ID
 
|[[ファイル:Morning Star flag.svg|25x20px|border|西パプアの旗]] [[パプア州]]・[[西パプア州]]<br /><small>   インドネシア州</small>
 
|[[ジャヤプラ]]
 
|align="right"|420,540 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|359万4236 人<ref name=0-ten>2010年</ref>
 
|-
 
|align="center"|MP
 
|{{flagicon|Northern Mariana Islands}} [[北マリアナ諸島]]<br /><small>   アメリカ自治領</small>
 
|[[ススペ]]
 
|align="right"|477 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|8万0006 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|NC
 
|{{flagicon|NCL}} [[ニューカレドニア]]<br /><small>   フランス領</small>
 
|[[ヌーメア]]
 
|align="right"|1万9000 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|21万9246 人<ref name=O-six />
 
|-
 
|align="center"|NF
 
|{{flagicon|NFK}} [[ノーフォーク島]]<br /><small>   オーストラリア領</small>
 
|[[キングストン (ノーフォーク島)|キングストン]]
 
|align="right"|35 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|1841 人<ref name=O-four />
 
|-
 
|align="center"|PF
 
|{{flagicon|PYF}} [[フランス領ポリネシア|仏領ポリネシア]]<br /><small>   フランス海外領邦</small>
 
|[[パペーテ]]
 
|align="right"|4167 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|24万5405 人<ref name=O-four />
 
|-
 
|align="center"|PN
 
|{{flagicon|PCN}} [[ピトケアン諸島]]<br /><small>   イギリス領</small>
 
|[[アダムスタウン (ピトケアン)|アダムスタウン]]
 
|align="right"|47 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|48 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|TK
 
|{{flagicon|Tokelau}} [[トケラウ|トケラウ諸島]]<br /><small>   ニュージーランド領</small>
 
|[[アタフ島]]<small>(中心街)</small>
 
|align="right"|10 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|1450 人<ref name=O-four />
 
|-
 
|align="center"|US
 
|{{flagicon|Hawaii}} [[ハワイ州]]<br /><small>   アメリカ合衆国州</small>
 
|[[ホノルル]]
 
|align="right"|1万6635 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|125万7608 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|WF
 
|[[ファイル:Flag of Wallis and Futuna.svg|border|25x20px]] [[ウォリス・フツナ|ウォリス=フツナ]]<br /><small>   フランス領</small>
 
|[[マタウトゥ]]
 
|align="right"|274 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|1万5734 人<ref name=O-three />
 
|-
 
|align="center"|UM
 
|[[ファイル:Flag of Wake Island.svg|border|25x20px]] [[ウェーク島]]<br /><small>   [[合衆国領有小離島|アメリカ領有]]</small>
 
|
 
|align="right"|7 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|約75 人<ref name=avarage>通年平均</ref>
 
|-
 
|align="center"|UM
 
|[[ファイル:Flag of Johnston Atoll (local).svg|border|25x20px]] [[ジョンストン環礁]]<br /><small>   アメリカ領有</small>
 
|
 
|align="right"|3 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|無人<ref>[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/um.html CIA World Factbook]</ref>
 
|-
 
|align="center"|UM
 
|[[ファイル:Flag of the Midway Islands (local).svg|border|25x20px]] [[ミッドウェー環礁]]<br /><small>   アメリカ領有</small>
 
|
 
|align="right"|6 km<sup>2</sup>
 
|align="right"|約40 人<ref name=avarage />
 
|}
 
:<small>km<sup>2</sup>未満は四捨五入</small>
 
 
 
==政治==
 
オセアニア諸国の政治・経済状況は、オーストラリアおよびニュージーランドとその他島嶼国群とに大きく二分される。オーストラリアとニュージーランドは[[19世紀]]に入って植民したイギリス系の住民が多数を占め、政治的には入植初期から[[民主主義]]が発達し、経済的にも[[先進国]]の一員となっている極めて安定した豊かな国家である。これに対し、島嶼国群は[[1970年代]]以降に独立した新興国が多く、人口も少なく面積も少ないうえ可住地が広い範囲に点在している、いわゆる[[小島嶼開発途上国]]に分類される国家が多いため、経済開発がうまく進んでいない国家が多い。
 
 
 
政治的には面積・人口・経済力で他を圧倒しているオーストラリアがこの地域のリーダー格であり、ニュージーランドもイギリスから引き継いだ属領諸島をいくつか島嶼部に持ち、影響力を持っている。島嶼諸国のリーダー格は人口・経済力的にフィジーが務めることが多かったが、1980年代以降[[フィジー人]]と[[インド人]]との対立によって[[クーデター]]が多発するようになり、政治的影響力を減退させた。
 
 
 
この地域の地域協力機関として最も古いものは、1947年にイギリス、アメリカ、フランス、オランダ、オーストラリア、ニュージーランドの6ヶ国が設立した[[南太平洋委員会]]である。メンバーはこの地域に植民地を持つ宗主国によって占められ、のちに独立した域内諸国が加盟したものの、どちらかといえば旧宗主国主導の色合いが濃い国際機関だった。これに対し、独立した小島嶼国が主体として1971年に設立された国際機関が[[南太平洋フォーラム]]である。のちに、[[2000年]]に南太平洋フォーラムは[[太平洋諸島フォーラム]]に、南太平洋委員会は[[1998年]]に[[太平洋共同体]]にそれぞれ改組された。また、[[1985年]]に南太平洋フォーラムの加盟8か国によって[[南太平洋非核地帯条約]](ラロトンガ条約)が締結され<ref>「地図で読む世界情勢 第2部 これから世界はどうなるか」p27 ジャン-クリストフ・ヴィクトル、ヴィルジニー・レッソン、フランク テタール 鳥取絹子訳 草思社 2007年8月23日第1刷</ref>、2009年には13か国がこの条約に加盟している。
 
 
 
== 経済 ==
 
経済的にも、この地域で圧倒的な力をもつのはオーストラリアである。オーストラリア経済はもともと[[ヒツジ]]や[[ウシ]]を中心とする牧畜と、[[コムギ]]を中心とする大規模農業を基盤としていた。牧羊はオーストラリア大陸中西部のやや乾燥した地域を中心に、コムギ農業はそれより東側のやや湿潤な地域を中心に行われている。こうした農牧業は現代でも高い生産性を保ち、[[羊毛]]や農作物は日本をはじめとして世界各国に輸出されているが、第二次世界大戦後は大陸西部の[[鉄鉱石]]や大陸東部の[[石炭]]を中心に各種鉱業が発達し、あらたなオーストラリア経済の柱となった。ニュージーランドは資源はほとんど産出しないものの、世界有数の生産性を誇るヒツジやウシの牧畜業や農業に支えられ、経済的には非常に豊かである。
 
 
 
この2国に対し、パプアニューギニアや太平洋諸島はそれほど産業が発達しておらず、パプアニューギニアの[[銅]]やニューカレドニアの[[ニッケル]]のように地下資源に頼る国もあるが、多くは自給農業を行っているところが多い。こうした島々の多くでは、換金作物は[[ココヤシ]]から作る[[コプラ]]程度である。なお、例外的にフィジーにおいては[[サトウキビ]]の[[プランテーション]]が特に乾燥した[[ビティレブ島]]西部に多数存在しており、フィジー経済の柱となっている<ref>「世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア」p30 朝倉書店 2014年6月20日初版第1刷</ref>。また、20世紀後半以降、先進各国の生活水準の向上と[[飛行機]]の発達によって[[観光産業]]が急速に発達し、美しい海を持つ太平洋諸島のなかにはタヒチやニューカレドニア、フィジー、ハワイ、グアム、パラオなどのように観光を経済の柱とする地域も多く存在するようになった。
 
 
 
==都市==
 
オセアニア最大の都市はオーストラリアの[[シドニー]]であり、人口は463万人(2011年)を数える。次いで大きな都市は同じくオーストラリアの[[メルボルン]]である。シドニーとメルボルンは歴史的にライバル関係にあり、オーストラリア連邦成立時にも両都市が首都の座を争った挙句、中間地点に新首都である[[キャンベラ]]を建設したいきさつがある。オーストラリア大陸東岸から南岸東部にかけてはオセアニアで最も人口の集中する地域であり、北から[[ブリスベーン]]、[[ゴールドコースト]]、[[ニューカッスル (ニューサウスウェールズ州)|ニューカッスル]]、シドニー、キャンベラ、メルボルン、[[アデレード]]といった人口30万から100万以上の都市が並んでいる。同国の100万都市としてはほかに大陸西端に[[パース (西オーストラリア州)|パース]]が存在するが、この都市は地理的に非常に孤立しており、周囲にほかの都市圏は全く存在せず、最も近い100万都市であるアデレードからも2000km以上離れている。
 
 
 
オーストラリア以外で最も大きな都市はニュージーランドの北島北部に位置する[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]であり、アメリカ・ハワイ州の[[ホノルル]]やパプアニューギニアの[[ポートモレスビー]]がこれに次ぐ。ニュージーランドにはほかに、南島中央部にあり南部の中心都市である[[クライストチャーチ]]と、北島南端にあり同国の首都である[[ウェリントン]]があり、オークランドと合わせ3大都市となっている。
 
 
 
島嶼部において、南太平洋諸国の中心的な役割を果たしているのはフィジーの首都である[[スバ]]である。スバの都市圏は近隣の[[ナウソリ]]などを合わせ33万人にのぼり、島嶼諸国最大の都市圏を形成している。このほか、ニューカレドニアの[[ヌメア]]も10万人程度の人口を有する。島嶼部においてはこれ以外に人口10万を超える都市は存在せず、各国の首都でも人口は数万人にとどまり、なかにはツバルやナウルのように明確な首都的都市が存在しない国家も存在する。もっとも、これはフィジーとソロモン諸島を除く島嶼諸国の人口規模そのものが小さいためであり、首都や都市への人口集中自体は他地域と同様に起こっている。
 
 
 
==言語==
 
本来この地域で話されていた言語は、[[オーストロネシア語族]]、[[パプア諸語]]、[[オーストラリア諸語]]の3つの言語群に属する言語のみである。その名の通りオーストラリア諸語はオーストラリア大陸の[[アボリジニ]]が使用していた言語であり、パプア諸語はニューギニア島にて使用されていた諸言語の総称である。この2つの言語群内部において系統性は立証されておらず、そのため語族ではなく諸言語の集合という扱いとなっている。これに対し、オーストロネシア語族は東南アジアから太平洋の諸島群に進出したメラネシア人やポリネシア人の言語であり、系統性は明確に立証されている。その後、19世紀にオーストラリアとニュージーランドに進出したイギリス人が両国で増加したため、話者数的には現代では[[インド・ヨーロッパ語族]]に属する話者が圧倒的に多い。この語族の言語のうち最も多く話されるものは[[英語]]であり、フランス領の島々では[[フランス語]]も広く使われるが、他に同じく19世紀にイギリスによってフィジーに移民した[[インド人]]も、[[ヒンディー語]]を母体とした[[フィジー・ヒンディー語]]を話す。オーストラリア諸語の話者は英国系住民に圧倒されて話者数が非常に減少し、絶滅が危惧されている言語も多い。これに対し、パプア諸語はニューギニア島で、オーストロネシア語族は太平洋諸島において、いまだ多数派を占めている。
 
 
 
==文化==
 
文化的にも、この地域はオーストラリア・ニュージーランドの英国系植民者中心の地域とそれ以外の島嶼地域とに大別できる。島嶼地域においては、ポリネシアは非常に広大な地域であるのにもかかわらずかなり同質性が高い。これは植民が[[ポリネシア人]]という一民族によって行われたうえ、植民後も船によって緊密な連絡が保たれた地域が多く、祖形が同じなうえに分化があまり進まなかったためである。これに対し、メラネシアはかなり分化が進んでおり、多様な文化が存在する。これはメラネシアは地形が険しく、自然環境もポリネシアやミクロネシアに比べ多様であり、画一化が進まなかったためである。ミクロネシアは島々によってメラネシアやポリネシアなど影響を受けた地域が異なり、ミクロネシア全体に共通する文化は多くない<ref>「世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア」p106-107 朝倉書店 2014年6月20日初版第1刷</ref>。
 
 
 
食文化においては、オーストラリア・ニュージーランドはヨーロッパ系食文化を祖形として持つ。これにたいし、島嶼部は[[タロイモ]]・[[ヤムイモ]]を農耕の基盤とし、メラネシアは[[バナナ]]がこれに加わる。土地が豊かで降水量の多い火山島ではこれら作物が主力となるものの、地味が貧しく水も少ないサンゴ礁島においてはこれらの栽培が困難であることも多く、このためこうした島々では[[パンノキ]]が主力となっているところもある。また、特にサンゴ礁島において[[ココヤシ]]は非常に有用な植物であり、油脂源・調味料・食糧、そしてなによりも飲料水の供給源として重要である。
 
 
 
宗教的には、ほとんどの地域で[[キリスト教]]、とくに[[プロテスタント]]諸派がほとんどを占める。これはオーストラリア・ニュージーランドにおいては主流となった英国系移民が従来の[[英国国教会]]の信仰をそのまま持ち込んだためであり、また島嶼部においては19世紀後半においてプロテスタント諸派が盛んに[[宣教師]]を派遣し地元住民への布教を進めたためである。
 
 
 
== 海面上昇 ==
 
地球温暖化に伴う海面上昇は、海抜の低い小島嶼国家の存立に深刻な影響を与える。
 
 
 
IPCC(気候変動に関する政府間パネル、Intergovermental Panel on Climate Change)の報告書はミクロネシアのマーシャル諸島共和国について、環礁の約8割が海面下になる可能性を警告している<ref group="脚注">柄木田康之「海面上昇と島嶼国家の危機」/ 印東道子編著『ミクロネシアを知るための58章』明石書店 2005年 209-210ページ</ref>。
 
 
 
== 地域機構 ==
 
* [[アジア太平洋経済協力]]
 
* [[太平洋共同体]]
 
* [[太平洋諸島フォーラム]]
 
* [[南太平洋委員会]]
 
 
 
== 関連項目 ==
 
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* [[国の一覧]]
 
* [[国の一覧 (大陸別)]]
 
* [[海外領土・自治領の一覧]]
 
* [[国の面積順リスト]]
 
* [[国の人口順リスト]]
 
* [[国の人口密度順リスト]]
 
* [[国の国内総生産順リスト]]
 
 
 
== 脚注 ==
 
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== 出典 ==
 
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<!-- == 外部リンク == -->
 
  
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[[太平洋]]上の地域。最も一般的な領域は,北は[[ハワイ諸島]],東は[[イースター島]],南は[[ニュージーランド]]とその付属諸島,西は[[オーストラリア]],[[ニューギニア島]],[[パラオ諸島]]でかぎられる中部および南太平洋の島々および[[オーストラリア大陸]]をさす。また今日の政治境界に従うと,ハワイ諸島およびニューギニア島西半部(インドネシア領)を除くことが多い。この場合の面積は約 850万km<sup>2</sup>。フィリピン諸島,インドネシアの島々,タイワン(台湾),日本などは含まれない。大きく区分するとオーストラリア,[[メラネシア]],[[ミクロネシア]],[[ポリネシア]]の 4地域に分けられ,政治・経済的にはオーストララジア(オーストラリア,ニュージーランド)と[[太平洋諸島]]とに分かれる。それぞれの地域における民族構成,言語をはじめとする文化,社会,経済には大きな差異があり,オーストララジアが面積の 94%,人口の 76%(1990)を占める。
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2018/10/27/ (土) 17:41時点における版

オセアニア
An orthographic projection of geopolitical Oceania.
オーストラリア
面積 8,525,989 km2 (3,291,903 sq mi)
人口 36,659,000 (2010, 6th)
人口密度 4.19 /km2 (テンプレート:Convert//sqmi)
住民の呼称 Oceanian
国数
保護領
言語
標準時 UTC+14 (キリバス)からUTC-11 (アメリカ領サモア & ニウエ) (最西端から最東端)
最大都市 オーストラリアの旗 シドニー
テンプレートを表示

オセアニア英語: Oceania

太平洋上の地域。最も一般的な領域は,北はハワイ諸島,東はイースター島,南はニュージーランドとその付属諸島,西はオーストラリアニューギニア島パラオ諸島でかぎられる中部および南太平洋の島々およびオーストラリア大陸をさす。また今日の政治境界に従うと,ハワイ諸島およびニューギニア島西半部(インドネシア領)を除くことが多い。この場合の面積は約 850万km2。フィリピン諸島,インドネシアの島々,タイワン(台湾),日本などは含まれない。大きく区分するとオーストラリア,メラネシアミクロネシアポリネシアの 4地域に分けられ,政治・経済的にはオーストララジア(オーストラリア,ニュージーランド)と太平洋諸島とに分かれる。それぞれの地域における民族構成,言語をはじめとする文化,社会,経済には大きな差異があり,オーストララジアが面積の 94%,人口の 76%(1990)を占める。




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