高知ケーブルテレビ
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高知ケーブルテレビ(こうちケーブルテレビ)は、高知市のほぼ全域、ならびに同市旧春野町地域、南国市、吾川郡いの町の各一部をエリアとするケーブルテレビ局である。略称KCB。
Contents
歴史
- 1983年8月8日 設立
- 1984年12月 ホテル向けケーブルテレビ局として開局
- 1987年12月 一般向けにも開局。当時はNHK高知総合・NHK高知教育・高知放送・テレビ高知・サンテレビを再送信していた。
- 1993年7月 テレビせとうちの再送信を開始
- 1997年4月1日 高知さんさんテレビの再送信を開始
- 1999年3月 ディレクTV経由でTVKテレビの一部番組の再送信を開始(YOKOHAMAベイサイドTV)
- 2000年10月2日 ディレクTVの終了に伴い、TVKテレビの再送信を中止
- 2006年7月1日 デジタル放送サービス開始
- 2011年2月18日 瀬戸内海放送の再送信を開始
- 2011年7月24日 アナログ放送終了に伴い、サンテレビ・テレビせとうちの再送信を終了
- 2013年 順次FTTHに切替によりBSパススルーサービス開始。
本社所在地
- 高知県高知市若松町10番12号(高知さんさんテレビに隣接)
サービスエリア
- 高知県高知市(平野部住宅地域のほぼ全域)
- 高知県南国市中心部(後免町・西野田町・大埇の一部)、田村地区、緑ヶ丘(十市パークタウン)の一部
- 高知県吾川郡いの町天王地区(天王ニュータウン)
- 高知県吾川郡いの町枝川(一部地域)
- 高知県高知市春野町南ヶ丘(高知南ニュータウン)
主な放送チャンネル
地上波系列別再送信局
NHK-G | NHK-E | NNS | ANN | JNN | TXN | FNS | JAITS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NHK高知 | NHK高知 | 高知放送 | 瀬戸内海放送 | テレビ高知 | 高知さんさんテレビ |
全てのプランで視聴できまたパススルー方式のため、契約さえしていれば、セットトップボックスがなくても視聴できる。[1][2]
テレビ局
- デジタル放送はJC-HITSを使用
- デジタル放送のうち、テレビせとうち(J717ch)のみはアナログ放送をデジタル放送に変換して再送信していた。
- サンテレビ・テレビせとうちの再送信はアナログ放送が終了した2011年7月24日をもって終了。
- デジアナ変換サービスは2015年3月31日で終了。
ラジオ局
アナログ | デジタル | 放送局 |
---|---|---|
79.7 | J709(副音声) | 放送大学CSラジオ |
80.2 | FM802 | |
83.9 | Hi-Six | |
84.5 | NHK高知FM | |
85.1 | FM OH! |
区域外再放送の歴史
- 2011年2月まで高知ケーブルテレビ(以下KCB)では、TXN系列のテレビせとうちは視聴できても、ANN系列局(愛媛朝日テレビ・瀬戸内海放送・朝日放送)は視聴できなかった。同時に、日本国内で県庁所在地および人口10万人以上を市の主要地域を対象地域とするケーブルテレビ局で唯一ANN系列を再送信していないケーブルテレビ局でもあった。ケーブルテレビでの再送信も含み、TXN系列が視聴できれば他4系列も視聴できる事が全国で一般的になっている事からも、極めて特殊な地域であった。
- 当初、テレビせとうちと独立局のサンテレビの電波は長岡郡大豊町の梶ヶ森(かじがもり、標高1,400m)山頂付近でUHFパラボラアンテナによって受信され、それらをSHF帯に変換したものが高知市の局舎へと伝送されていた。そのため、受信地点〜KCB局舎間を結ぶ直線上で強い降雨があると再送信が途切れていた。加えてサンテレビは神戸送信所を受信しても四国山地には微弱電波しか届かず、安定した映像・音声が再送信されているケースはごくまれであった。
- その後、県外放送の光ケーブル伝送が認可されるようになってからは、テレビせとうちは香川県の中讃ケーブルビジョンから、サンテレビは兵庫県のケーブルネット神戸芦屋神戸・三木局(J:COM神戸・三木)から光ケーブル(神戸・丸亀〜高松〜高知間、高松〜高知間はSTNetの回線を使用。)で伝送されていた。
- 高知県西部の一部のケーブルテレビ局では、アナログ時代からANN系列の愛媛朝日テレビの再送信を行っていたのに対し、高知ケーブルテレビによるANN系列の再送信は地元民放3局の同意が得られないために長年行っていなかった。しかし、2011年2月18日に状況は一変する。地元民放3局が事実上折れる形で瀬戸内海放送の再送信を開始し、高知県東部におけるANN系列の再送信が実現することになった。
その代わりKCBは、以前から実施してきたテレビせとうちとサンテレビの再送信を、2011年7月24日のアナログ放送終了をもって取り止めた。なお、この一連の経過において2011年2月から同年7月までの約5ヶ月間に限り、在京民放の主要5系列+県域独立局を視聴できていたことになる。
瀬戸内海放送の再送信については、テレビせとうちの再送信に使用していた中讃ケーブルビジョンからの光ケーブル回線を流用していると推測される。 - こうして2011年2月以降、県庁所在地の主部をエリアに含めている老舗ケーブルテレビ局で4大系列(クロスネット局の場合メインネット系列のみ所属とみなす)のいずれかを再送信していない局は沖縄県の沖縄ケーブルネットワークのみとなった。
- ちなみに、高知さんさんテレビの開局(1997年4月)以前、FNN系列(愛媛放送(現テレビ愛媛)・岡山放送・関西テレビ)の再送信は当時の地元民放2局の同意が得られなかったために行っていなかった。こうした背景により、KCBはさんさんテレビに資本参加している。もっとも、高知3局目民放の候補にはテレビ朝日系列もあったという。
支払い
料金の支払いにクレジットカードの利用はできない。当社が料金収納事務を受託しているPikaraも同様。
脚注・出典
- ↑ KCB 高知ケーブルテレビ > ケーブルテレビ > 料金 2013年7月19日閲覧。
- ↑ KCB 高知ケーブルテレビ > ケーブルテレビ > チャンネル一覧 2013年7月19日閲覧。
関連項目
- ケーブルテレビ局の一覧
- 区域外再放送
- Pikara(STNet)
- セットトップボックス
- ケーブルテレビ
- 日本ケーブルラボ
- 日本ケーブルキャスセンター
- 社団法人日本CATV技術協会
- 社団法人日本ケーブルテレビ連盟
- デジタルCATV実験協議会
- 土佐秋月賞